JPH08221301A - ウォッチドックタイマ回路 - Google Patents

ウォッチドックタイマ回路

Info

Publication number
JPH08221301A
JPH08221301A JP7047765A JP4776595A JPH08221301A JP H08221301 A JPH08221301 A JP H08221301A JP 7047765 A JP7047765 A JP 7047765A JP 4776595 A JP4776595 A JP 4776595A JP H08221301 A JPH08221301 A JP H08221301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
comparison
comparator
mpu
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7047765A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2658943B2 (ja
Inventor
Yasue Dobashi
康江 土橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP7047765A priority Critical patent/JP2658943B2/ja
Publication of JPH08221301A publication Critical patent/JPH08221301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2658943B2 publication Critical patent/JP2658943B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウォッチドックタイマ回路に於いて、MPU
の異常を高い精度で検出する。 【構成】 比較器4が、MPU1からのアクセス時に送
出されたデータとレジスタ8に設定されているデータと
を比較して一致した場合には比較一致信号aを出力し、
ホールド回路5が、比較一致信号aが出力されてから所
定時間だけ比較アクティブ信号bを有効にし、比較器6
が、比較アクティブ信号bが有効になっている期間だけ
動作し、MPUからのアクセス時に送出されたデータと
レジスタ9に設定されているデータとを比較して両者が
一致したときにカウンタ7に対してクリア信号cを出力
する。従って、MPU1は、比較器4をアクセスして所
定のデータを送出し、その後の所定時間内に比較器6を
アクセスして所定のデータを送出しなければ、カウンタ
7をクリアすることはできず、MPU1に対してカウン
タ7からリセット信号eが出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMPUの異常検出に用い
るウォッチドックタイマ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】MPUの異常を検出する方法としては種
々の方法があり、その1つとしてウォッチドックタイマ
を用いる方法がある。
【0003】従来のウォッチドックタイマは、一般に、
クロック信号とMPUから一定時間以内毎に出力される
クリア信号とを入力とし、クロック信号のカウント値が
上記一定時間に対応する所定値に達した時、MPUに対
してリセット信号を出力するカウンタによって構成され
ている。MPUが正常なときには、MPUから一定時間
以内毎にクリア信号が出力され、クロック信号のカウン
ト値がクリア信号によってクリアされるので、カウント
値が上記所定値に達することはないが、MPUに異常が
発生して暴走しクリア信号が出力されなくなると、カウ
ント値が上記所定値を越えるので、MPUに対するリセ
ット信号が出力される。
【0004】しかし、MPUの暴走中においても、確率
は低いが、ランダムに実行される命令によってクリア信
号が出力される可能性があるので、暴走中にもカウンタ
がクリアされることがあり、上述したような従来のウォ
ッチドックタイマでは、MPUの異常を検出できない場
合がある。
【0005】そこで、このような問題点を解決するた
め、特開昭63−181038号公報には、MPUによ
って所定値が書き込まれるロックレジスタと、ロックレ
ジスタに上記所定値が書き込まれている間、ウォッチド
ックタイマのクリアを許可する信号を出力するゲート回
路と、このゲート回路から許可信号が出力されている状
態に於いて、MPUが所定のアドレスに所定の値を書き
込むという動作を行ったとき、ウォッチドックタイマに
対してクリア信号を出力すると共にロックレジスタをク
リアする手段とを設け、MPUがロックレジスタに対す
る書き込み動作と、所定アドレスに対する書き込み動作
とをその順番で行ったときのみ、ウォッチドックタイマ
をクリアする技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
よれば、MPUの暴走中に上記した2つの動作が決めら
れた順番で行われる確率は十分に低いので、MPUの異
常を高い確率で検出することが可能になる。
【0007】しかしながら、例えば、MPUがロックレ
ジスタに所定値を書き込んだ後、所定アドレスに所定値
を書き込む前にMPUが暴走した場合は、ゲート回路
は、ウォッチドックタイマのクリアを許可する信号を出
力し続けているため、暴走したMPUがその後に所定ア
ドレスに所定値を書き込むという1つの動作を行うだけ
で、ウォッチドックタイマに対してクリア信号が出力さ
れてしまうことになる。即ち、この場合はMPUがクリ
ア信号を出力するだけの従来の技術と同程度の確率でし
かMPUの異常を検出することができない。
【0008】また、ロックレジスタに対する書き込み動
作と、所定アドレスに対する書き込み動作とがその順番
で現れる限り、その2つの動作の間に他の動作が介在し
ていてもウォッチドックタイマがクリアされてしまうた
め、例えば暴走中に、ロックレジスタに対する書き込み
動作が発生し、その後に別の動作が行われた後、所定ア
ドレスに対する書き込み動作が行われると、ウォッチド
ックタイマがクリアされてしまう。
【0009】このように従来の技術は、ウォッチドック
タイマをクリアするための手順を複雑化することにより
暴走中の誤ったクリアを防止しているが、各手順間の連
続性について全く考慮されていないために、MPUの異
常検出を高い精度で要求される場合には不向きであっ
た。
【0010】そこで、本発明の目的は、複数の手順間の
連続性にも制約を与えることにより、MPUの異常を更
に高い精度で検出することができるウォッチドックタイ
マ回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、クリアされずに一定時間が経過したときにM
PUに対してリセット信号を出力するカウンタと、前記
MPUからのアクセス時に送出されたデータと予め設定
されているデータとを比較して比較一致信号を出力する
第1の比較器と、該第1の比較器から比較一致信号が出
力されてから所定時間だけ比較アクティブ信号を有効に
するホールド回路と、該ホールド回路の比較アクティブ
信号が有効になっている期間だけ動作し、前記MPUか
らのアクセス時に送出されたデータと予め設定されてい
るデータとを比較し、両者が一致したときに前記カウン
タに対してクリア信号を出力する第2の比較器とを備え
ている。
【0012】また、本発明は上記目的を達成するため、
前記ホールド回路に代えて、前記第1の比較器から比較
一致信号が出力されたときに比較アクティブ信号を有効
にし、前記第2の比較器以外が前記MPUによってアク
セスされたときに前記比較アクティブ信号を無効にする
ホールド回路を備えている。
【0013】また、本発明の好ましい実施例では、ホー
ルド回路と比較器とから構成される組を複数直列に接続
することにより、更に、高い精度でMPUの異常を検出
できるようにしている。
【0014】
【作用】本発明のウォッチドックタイマ回路に於いて
は、第1の比較器が、MPUからのアクセス時に送出さ
れたデータと予め設定されているデータとを比較して一
致した場合には比較一致信号を出力し、ホールド回路が
この比較一致信号が出力されてから所定時間だけ比較ア
クティブ信号を有効にし、第2の比較器が、この比較ア
クティブ信号が有効になっている期間だけ動作し、MP
Uからのアクセス時に送出されたデータと予め設定され
ているデータとを比較して両者が一致したときにカウン
タに対してクリア信号を出力する。従って、MPUは、
第1の比較器をアクセスして所定のデータを送出し、そ
の後の所定時間内に第2の比較器をアクセスして所定の
データを送出しなければ、カウンタをクリアすることは
できなくなり、MPUに対してカウンタからリセット信
号が出力される。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
り、MPU1と、アドレスバス2と、データバス3と、
第1の比較器4と、ホールド回路5と、第2の比較器6
と、カウンタ7と、レジスタ8,9と、アドレスデコー
ダ10,11とから構成されている。
【0017】第1の比較器4は、レジスタ8に予め設定
されているデータとMPU1からデータバス3を介して
送られてくるデータとを比較し、両者が一致した時にホ
ールド回路5に対して比較一致信号aを出力する機能を
有する。
【0018】ホールド回路5は第1の比較器4から比較
一致信号aが出力されてから所定時間T2だけ比較アク
ティブ信号bを有効にする機能を有する。
【0019】図2は、ホールド回路5の構成例を示すブ
ロック図であり、フリップフロップ51と、カウンタ5
2とから構成されている。
【0020】第1の比較器4から比較一致信号aが出力
されると、フリップフロップ51はセットされ、そのQ
出力である比較アクティブ信号bを有効(“1”)に
し、カウンタ52はカウント動作を開始する。そして、
カウント値が所定値CNT2になると、カウンタ52は
フリップフロップ51に対してリセット信号を出力す
る。これにより、フリップフロップ51は比較アクティ
ブ信号bを無効(“0”)にする。従って、ホールド回
路5は、第1の比較器4から比較一致信号aが出力され
てから、カウント値CNT2に見合った時間T2が経過
するまでの間、比較アクティブ信号bを有効にすること
になる。
【0021】第2の比較器6は、ホールド回路5の出力
信号である比較アクティブ信号bが有効なっている期間
だけ動作し、レジスタ9に予め設定されているデータと
MPU1からデータバス3を介して送られてくるデータ
とを比較し、両者が一致したときクリア信号cを出力す
る機能を有する。
【0022】カウンタ7は、クリア信号cとクロック信
号dとを入力とし、クリア信号cによってクリアされず
にクロック信号dのカウント値が所定時間T1に見合っ
た値CNT1に達したとき、MPU1に対してリセット
信号eを出力する機能を有する。
【0023】アドレスデコーダ10,11は、それぞれ
MPU1からアドレスバス2に第1,第2の比較器4,
6のアドレスが出力されたとき、第1,第2の比較器
4,6に対して選択信号を出力する機能を有する。
【0024】レジスタ8,9には、それぞれ予め定めら
れたデータD1,D2が設定されている。ここで、デー
タD1,D2は任意のものとすることができるが、MP
U1の暴走時にMPU1から出力されやすいデータ(例
えば、オール“0”やオール“1”)は避けるようにし
た方が好ましい。このような条件を満たすデータとし
て、例えば、自己相関関数に於いて鋭いピーク値を持ち
且つ自己以外の符号系列との相互相関関数に於いては十
分に小さい値を持つ符号系列を用いるようにすることも
できる。
【0025】次にこのように構成された本実施例の動作
を説明する。
【0026】MPU1は、正常時には所定時間T1以内
毎に次の2つの動作(1),(2)を連続して行ってい
る。
【0027】(1)アドレスバス2に第1の比較器4の
アドレスを出力し、データバス3にデータP1として、
レジスタ8に設定されているデータD1を出力し、更に
ライト信号Wを出力する。 (2)アドレスバス2に第2の比較器6のアドレスを出
力し、データバス3にデータP2として、レジスタ9に
設定されているデータD2を出力し、更にライト信号W
を出力する。
【0028】従って、MPU1が正常に動作している場
合には、以下の動作が行われることになる。
【0029】MPU1に於いて、上記した(1)の動作
が行われると、アドレスデコーダ10が第1の比較器4
に対して選択信号を出力する。第1の比較器4では、イ
ネーブル端子ENにアドレスデコーダ10から選択信号
が加えられると、MPU1からライト信号Wが与えられ
ている期間に於いて、レジスタ8に設定されているデー
タD1とMPU1から送られてきたデータP1とを比較
し、両者が一致したとき、比較一致信号aを出力する。
【0030】ここで、MPU1が正常に動作している場
合は、MPU1が出力するデータP1とレジスタ8に設
定されているデータD1とは一致するので、第1の比較
器4は比較一致信号aを出力する。
【0031】ホールド回路5は、第1の比較器4から比
較一致信号aが出力されると、その時点から一定時間だ
け比較アクティブ信号bを有効にし、第2の比較器6を
動作させる。
【0032】また、MPU1に於いて、上記した(1)
の動作に引き続き(2)の動作が行われると、アドレス
デコーダ11が第2の比較器6に対して選択信号を出力
する。第2の比較器6は、イネーブル端子EN1に選択
信号が加えられたとき、ホールド回路5からイネーブル
端子EN2に与えられている比較アクティブ信号bが有
効になっているので、MPU1からライト信号Wが与え
られている期間に於いて、レジスタ9に設定されている
データD2とMPU1からデータバス3を介して送られ
てきたデータP2とを比較し、両者が一致したとき、カ
ウンタ7に対してクリア信号cを出力する。これによ
り、カウンタ7はクロック信号のカウント値をクリアす
る。
【0033】従って、MPU1が正常に動作している場
合には、カウンタ7からMPU1に対してリセット信号
eが出力されることはない。
【0034】次に、MPU1に異常が発生した場合の動
作を説明する。
【0035】MPU1に異常が発生し、上記した
(1),(2)の動作が全く行われなくなった場合は、
第2の比較器6からクリア信号cが出力されることはな
いので、カウンタ7のカウント値が所定値CNT1に達
し、MPU1に対してリセット信号eが出力される。こ
こで、上記所定値CNT1は、MPU1が上記(1),
(2)の動作を行ってから再び上記(1),(2)の動
作を行うまでの時間間隔T1に見合う値である。
【0036】また、MPU1が上記(1)の動作を行っ
た後、上記(2)の動作を行う前に異常が発生し、MP
U1が暴走した場合は、第1の比較器4から比較一致信
号aが出力されるので、ホールド回路5は、所定時間T
2だけ比較アクティブ信号bを有効にし、第2の比較器
6を動作させる。しかし、MPU1が暴走した場合は、
上記(1)の動作が行われた後、上記所定時間T2が経
過する前に上記(2)の動作が行われる確率は極めて低
い。従って、もし、暴走中のMPU1が上記(2)の動
作を行ったとしても、その時には、既に比較アクティブ
信号bは無効になっている確率が極めて高く、第2の比
較器6がクリア信号cを出力する確率は極めて低い。従
って、MPU1に上記したような異常が発生した場合で
も、高い確率でMPU1に対してリセット信号eを出力
することができる。
【0037】次に本発明の他の実施例について説明す
る。本実施例は、図1に於いて、図2の構成を有するホ
ールド回路5に代えて、第1の比較器4から比較一致信
号aが出力されたときに比較アクティブ信号bを有効に
し、第2の比較器6以外がMPU1によってアクセスさ
れたときに比較アクティブ信号bを無効にする、図3に
示す構成を有するホールド回路5’を用いることにより
実現される。
【0038】このホールド回路5’は、フリップフロッ
プ51と、第2の比較器6以外のアドレスがMPU1か
らアドレスバス2に出力されたとき、その出力信号を
“1”とするアドレスデコーダ53と、アンドゲート5
4とから構成される。
【0039】第1の比較器4から比較一致信号aが出力
されると、フリップフロップ51はセットされてそのQ
出力である比較アクティブ信号bを有効(“1”)にす
る。この状態に於いて、MPU1がアドレスバス2に第
2の比較器6以外のアドレスを出力したとすると、アド
レスデコーダ53の出力信号が“1”となり、アンドゲ
ート54の出力信号が“1”となる。この結果、フリッ
プフロップ51がリセットされ、比較アクティブ信号b
が無効(“0”)となる。従って、ホールド回路5’
は、第1の比較4から比較一致信号aが出力されたとき
に比較アクティブ信号bを有効にし、第2の比較器6以
外がMPU1によってアクセスされたときに比較アクテ
ィブ信号bを無効にすることになる。
【0040】MPU1が正常に動作している場合は、M
PU1に於いて上記(1),(2)の動作が連続して行
われる。上記(1)の動作が行われることにより、比較
一致信号aが出力され、ホールド回路5’の出力信号で
ある比較アクティブ信号bが有効になる。更に、上記
(1)の動作に連続して上記(2)の動作が行われる
と、比較アクティブ信号bは有効のままになるので、第
2の比較器6からカウンタ7に対してクリア信号cが出
力される。従って、MPU1が正常に動作している場合
には、カウンタ7からMPU1に対してリセット信号e
が出力されることはない。
【0041】また、MPU1に異常が発生し、上記した
(1),(2)の動作が全く行われなくなった場合は、
第2のカウンタ6からクリア信号cが出力されることは
ないので、カウンタ7のカウント値が所定値CNT1に
達し、MPU1に対してリセット信号eが出力される。
【0042】また、MPU1が上記(1)の動作を行っ
た後、上記(2)の動作を行う前にMPU1が暴走した
場合は、第1の比較器4から比較一致信号aが出力され
るので、ホールド回路5’は、一旦は比較アクティブ信
号bを有効にし、第2の比較器6を動作させる。しか
し、MPU1が暴走した場合には、上記(1)の動作が
行われた直後に上記(2)の動作が行われる確率は極め
て低く、若し上記(2)の動作が行われるにしても第2
の比較器6以外がアクセスされた後に上記(2)の動作
が行われる確率が非常に高い。従って、もし、暴走中の
MPU1が上記(2)の動作を行ったとしても、その時
には、比較アクティブ信号bが無効になっている確率が
極めて高いため、第2の比較器6がクリア信号cを出力
する確率は極めて低い。従って、上記したように異常が
発生した場合に於いても、極めて高い確率でMPU1に
対してリセット信号eを出力することができる。
【0043】図4は本発明のその他の実施例のブロック
図である。本実施例は、図1に示したホールド回路5と
第2の比較器6とから構成される組に、ホールド回路1
2と第3の比較器13とから構成される組を直列に接続
することにより、更に高い精度でMPU1の異常を検出
できるようにしたものである。尚、ホールド回路12は
ホールド回路5と同様の機能を有し、第3の比較器13
は第1,第2の比較器4,6と同様の機能を有する。ま
た、アドレスデコーダ15は、アドレスバス2に第3の
比較器13のアドレスが出力された時、第3の比較器1
3対して選択信号を出力し、レジスタ14は、第3の比
較器13が使用する比較基準となるデータD3を保持す
る。また、ホールド回路と比較器とから構成される組の
段数は、本実施例では2段であるが、更に多くの段数で
あっても良い。
【0044】また、ウォッチドックタイマを本実施例の
ように構成した場合には、MPU1は一定時間T1以内
毎に、上記(1),(2)の動作を行うと共に、上記
(2)の動作の直後に以下に示す(3)の動作も行う。
【0045】(3)アドレスバス2に第3の比較器13
のアドレスを出力し、データバス3にデータP3とし
て、レジスタ8に設定されているデータD3を出力し、
更にライト信号Wを出力する。
【0046】従って、本実施例によれば、MPU1に於
いて上記(1),(2),(3)の動作が連続して行わ
れたときだけ、カウンタ7がクリアされ、それ以外のと
きは、カウンタ7がクリアされないので、図1,図3に
示した実施例に比較して更に高い精度でMPU1の異常
を検出することができる。
【0047】尚、図4に示した実施例に於いては、前段
の比較器から比較一致信号が出力されてから所定時間だ
け、後段の比較器に対する比較アクティブ信号を有効に
するホールド回路5,12を使用したが、これらに代え
て、前段の比較器から比較一致信号が出力されたときに
後段の比較器に対する比較アクティブ信号を有効にし、
比較アクティブ信号を有効にしている時に後段の比較器
以外がアクセスされたときに比較アクティブ信号を無効
にする図3に示すようになホールド回路5’を使用する
ようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
のような効果が得られる。
【0049】第1の比較器から比較一致信号が出力され
てから所定時間だけ第2の比較器を働かせるホールド回
路を備えたことにより、MPUは、第1の比較器をアク
セスして所定のデータを送出し、且つその後の所定時間
内に第2の比較器をアクセスして所定のデータを送出し
なければ、カウンタをクリアすることはできなくなる。
第1の比較器をアクセスしてデータを送った後にMPU
が暴走した場合、それから所定時間以内に第2の比較器
をアクセスして所定のデータを送る確率は極めて低い。
また、暴走中に第1の比較器をアクセスし且つその後の
所定時間内に第2の比較器をアクセスする確率も極めて
低い。よって、暴走中にカウンタが誤ってクリアされて
しまう確率を極めて低くすることができ、MPUの異常
を更に高い精度で検出することができる。
【0050】第1の比較器から比較一致信号が出力され
たときに比較アクティブ信号を有効にし、第2の比較器
以外がMPUによってアクセスされたときに前記比較ア
クティブ信号を無効にするホールド回路を備えたことに
より、MPUは、第1の比較器をアクセスして所定のデ
ータを送出した直後に第2の比較器をアクセスして所定
のデータを送出しなければ、カウンタをクリアすること
はできなくなる。第1の比較器をアクセスしてデータを
送った後にMPUが暴走した場合、その直後に第2の比
較器をアクセスして所定のデータを送る確率は極めて低
い。また、暴走中に第1の比較器をアクセスし且つその
直後に第2の比較器をアクセスする確率も極めて低い。
よって、暴走中にカウンタが誤ってクリアされてしまう
確率を極めて低くすることができ、MPUの異常を更に
高い精度で検出することができる。
【0051】ホールド回路と比較器とから構成される組
を複数直列に接続したので、更に高い精度でMPUの異
常を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】ホールド回路5の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例の要部ブロック図である。
【図4】本発明のその他の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1…MPU 2…アドレスバス 3…データバス 4,6,13…比較器 5,5’,12…ホールド回路 51…フリップフロップ 52…カウンタ 53…アドレスデコーダ 54…アンドゲート 7…カウンタ 8,9,14…レジスタ 10,11,15…アドレスデコーダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリアされずに一定時間が経過したとき
    にMPUに対してリセット信号を出力するカウンタと、 前記MPUからのアクセス時に送出されたデータと予め
    設定されているデータとを比較して比較一致信号を出力
    する第1の比較器と、 該第1の比較器から比較一致信号が出力されてから所定
    時間だけ比較アクティブ信号を有効にするホールド回路
    と、 該ホールド回路の比較アクティブ信号が有効になってい
    る期間だけ動作し、前記MPUからのアクセス時に送出
    されたデータと予め設定されているデータとを比較し、
    両者が一致したときに前記カウンタに対してクリア信号
    を出力する第2の比較器とを備えたことを特徴とするウ
    ォッチドックタイマ回路。
  2. 【請求項2】 前記ホールド回路に代えて、前記第1の
    比較器から比較一致信号が出力されたときに比較アクテ
    ィブ信号を有効にし、前記第2の比較器以外が前記MP
    Uによってアクセスされたときに前記比較アクティブ信
    号を無効にするホールド回路を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のウォッチドックタイマ回路。
  3. 【請求項3】 クリアされずに一定時間が経過したとき
    にMPUに対してリセット信号を出力するカウンタと、 前記MPUからのアクセス時に送出されたデータと予め
    設定されているデータとを比較して比較一致信号を出力
    する第1の比較器とを備えると共に、 比較一致信号が入力されてから所定時間だけ比較アクテ
    ィブ信号を有効にするホールド回路と、該ホールド回路
    の比較アクティブ信号が有効になっている期間だけ動作
    し、前記MPUからのアクセス時に送出されたデータと
    予め設定されているデータとを比較し、両者が一致した
    ときに比較一致信号を出力する比較器とから構成される
    組が直列に複数接続され、且つ、 前記第1の比較器からの比較一致信号が前記第1段目の
    組のホールド回路の入力とされ、前記最終段の組の比較
    器の比較一致信号が前記カウンタに対するクリア信号と
    されることを特徴とするウォッチドックタイマ回路。
  4. 【請求項4】 クリアされずに一定時間が経過したとき
    にMPUに対してリセット信号を出力するカウンタと、 前記MPUからのアクセス時に送出されたデータと予め
    設定されているデータとを比較して比較一致信号を出力
    する第1の比較器とを備えると共に、 比較一致信号が入力されたときに比較アクティブ信号を
    有効にし、該比較アクティブ信号を入力としている比較
    器以外が前記MPUによってアクセスされたときに前記
    比較アクティブ信号を無効にするホールド回路と、該ホ
    ールド回路の比較アクティブ信号が有効になっている期
    間だけ動作し、前記MPUからのアクセス時に送出され
    たデータと予め設定されているデータとを比較し、両者
    が一致したときに比較一致信号を出力する比較器とから
    構成される組が直列に複数接続され、且つ、 前記第1の比較器からの比較一致信号が前記第1段目の
    組のホールド回路の入力とされ、前記最終段の組の比較
    器の比較一致信号が前記カウンタに対するクリア信号と
    されることを特徴とするウォッチドックタイマ回路。
JP7047765A 1995-02-13 1995-02-13 ウォッチドックタイマ回路 Expired - Lifetime JP2658943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7047765A JP2658943B2 (ja) 1995-02-13 1995-02-13 ウォッチドックタイマ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7047765A JP2658943B2 (ja) 1995-02-13 1995-02-13 ウォッチドックタイマ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08221301A true JPH08221301A (ja) 1996-08-30
JP2658943B2 JP2658943B2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=12784472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7047765A Expired - Lifetime JP2658943B2 (ja) 1995-02-13 1995-02-13 ウォッチドックタイマ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2658943B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006277012A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Denso Corp 半導体集積回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006277012A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Denso Corp 半導体集積回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2658943B2 (ja) 1997-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6519718B1 (en) Method and apparatus implementing error injection for PCI bridges
US6298394B1 (en) System and method for capturing information on an interconnect in an integrated circuit
JP2658943B2 (ja) ウォッチドックタイマ回路
JP3082721B2 (ja) タイマ装置
JPH01130615A (ja) パルス出力装置
US5182754A (en) Microprocessor having improved functional redundancy monitor mode arrangement
JPH01175045A (ja) アドレスマッチ検出方法
JPH04106637A (ja) ストール検出回路
JP2003316662A (ja) 内容アドレスメモリシステム
JPH0831049B2 (ja) ロツクドプロセツサ方式
SU1636847A2 (ru) Устройство обмена данными
SU1156082A1 (ru) Устройство дл сопр жени электронно-вычислительной машины с накопител ми на магнитных носител х
SU1001103A1 (ru) Устройство дл прерывани программ
JPH03209523A (ja) 命令データエラー検出方式
JPH03266110A (ja) コンピュータのリセット装置
JPH05165710A (ja) 増設メモリバンク自動設定方式
JPS605364A (ja) 記憶装置の実装識別方式
JPH0434629A (ja) メモリアクセス制御装置のビジーチェック方式
JPH0553692A (ja) マルチプロセツサシステム
JPS61109154A (ja) 固定デ−タ・レジスタのエラ−検出方式
JPS6224348A (ja) Dma処理方式
JPS61145655A (ja) スレ−ブ異常監視装置
JPH0580889A (ja) リアルタイムプロセツサ装置のユニツト初期化装置
JPH0414151A (ja) ストアバッファ制御方法およびその機構
JPH04277844A (ja) キャッシュメモリ制御回路