JPH08221220A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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JPH08221220A
JPH08221220A JP7030441A JP3044195A JPH08221220A JP H08221220 A JPH08221220 A JP H08221220A JP 7030441 A JP7030441 A JP 7030441A JP 3044195 A JP3044195 A JP 3044195A JP H08221220 A JPH08221220 A JP H08221220A
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JP
Japan
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magnetic disk
disk device
disk
disk array
data
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JP7030441A
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Hideo Nagai
英男 永井
Susumu Murai
享 村井
Katsuo Uta
克夫 宇多
Satoshi Kanda
智 神田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内蔵ディスク装置の故障に対して実用的な期間
に渡って高いデ−タ保全性を安価に実現できるディスク
アレイ装置を提供すること。 【構成】本発明のディスクアレイ装置は、基板5の上に
磁気ディスク装置1がハンダ付けおよび接着にて固定さ
れ、磁気ディスク装置1の故障時に新磁気ディスク装置
6が手動にて装着されるソケット2とディスクアレイ制
御部4を備える。 【効果】磁気ディスク装置の故障時に、障害磁気ディス
ク装置は放置し、新磁気ディスク装置をディスクアレイ
装置のソケットに装着することにより、オペレ−タおよ
び保守担当者のデ−タ回復作業を簡素化し、ディスクア
レイ装置の低価格化に効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュ−タの記憶装置
であるディスクアレイ装置に係り、特に安価で実用的な
高信頼情報記録再生用ディスクアレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小形小径の磁気ディスク装置の普
及に伴い、これらを複数組み合わせて単一の磁気ディス
ク装置では実現できない機能を有するディスクアレイ装
置(RAIDとも呼ばれる)が開発されている。特にパ
リティ等の冗長デ−タを用い、複数の磁気ディスク装置
のうちの1台が故障しても、残余の磁気ディスク装置に
記録されているユ−ザデ−タとパリティデ−タを用い
て、故障した磁気ディスク装置に記録されていたデ−タ
を復元する機能は、デ−タ保全性の向上に有効である。
ユ−ザデ−タはディスクアレイ装置に内蔵されている複
数の磁気ディスク装置に分散され、パリティデ−タと同
時に記録される。ディスクアレイ装置についてはPat
terson他、”A Case for Redun
dant Arrays of Inexpensiv
e Disks(RAID)”,Report no.
UCB/CSD 87/391,Computer S
cience Division,Universit
y of California,Berkeley,
1987.および1993年4月26日付発行の日経エ
レクトロニクス誌の第102頁〜103頁の記事におい
ても論じられている。
【0003】ディスクアレイ装置のデ−タ保全性はMT
DL(平均デ−タ損失間隔)を用いて論じられる。これ
は、同時に故障する磁気ディスク装置は同一パリティグ
ル−プ内で1台のみという条件、および障害磁気ディス
ク装置を新磁気ディスク装置に交換してデ−タ回復をす
るという条件を前提に、デ−タが回復不能になる確率
(すなわち、同時に故障する磁気ディスク装置が同一パ
リティグル−プ内で2台になる確率)を論じている。理
論上はMTDLは次式で計算される。
【0004】MTDL=(MTBF)×(MTBF)/
(n×(n−1)×MTTR) ただし、MTBF:内蔵磁気ディスク装置の平均故障間
隔 MTTR:障害磁気ディスク装置を新磁気ディスク装置
に交換し、デ−タを回復し終わるまでの時間 n:同一パリティグル−プ内の磁気ディスク装置の総数 3.5インチ形および2.5インチ形などの従来の磁気
ディスク装置ではMTBF=100,000時間程度で
ある。MTTR=24時間、n=5とすると、MTDL
=20,833,333時間、すなわち約2300年と
なる。障害磁気ディスク装置を新しい磁気ディスク装置
に交換し、デ−タを回復する作業を繰り返せばこの非常
に高いデ−タ保全性が理論的には永遠に確保されること
になる。
【0005】一方、磁気ディスク装置のMTBF=10
0,000時間とすると、n=5ではディスクアレイ装
置としては、 MTBF/n=100,000/5=20,000時間 すなわち、約2年に一度の割合で障害磁気ディスク装置
を新磁気ディスク装置に交換する作業が発生する。一般
的にユ−ザが特定の機種のコンピュ−タを2年以上使い
続ける場合には、磁気ディスク装置の交換作業を経験す
ることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年の磁気ディスク装
置の技術革新はめざましく、ますます小形小径化が進展
して磁気ディスク装置を直接プリント基板に実装する方
式も考案されている。たとえば、特開昭62−2700
89号公報では、ヘッドディスクアセンブリ(HDA)
が電気的接続部材により回路基板上に直接接続され、こ
の電気的接続部材がHDAの機械的支持または固定を兼
ねることを特徴とする超小形磁気ディスク装置が記載さ
れている。このような超小形磁気ディスク装置では構成
部品点数の極小化および大量生産技術により磁気ディス
ク装置の価格も極小化される。
【0007】この様な磁気ディスク装置では、磁気ディ
スク装置が故障した際に、これを修理して再使用するこ
とは経済的に引き合わなくなる。修理費用の方が新品の
磁気ディスク装置よりも高くつくようになるからであ
る。したがってこのような磁気ディスク装置を使い捨て
にする時代にあっては、障害磁気ディスク装置の交換を
前提としたディスクアレイ装置は高価なものとなる。
【0008】さらに、磁気ディスク装置の構成部品点数
の極小化は信頼性の向上に寄与する。実際近年の磁気デ
ィスク装置のMTBFは向上の一途である。ここで、磁
気ディスク装置のMTBF=1,000,000時間と
すると、この磁気ディスク装置を5台内蔵したディスク
アレイ装置(n=5)は MTBF/n=1,000,000/5=200,00
0時間 すなわち、約20年に一度の割合で、障害磁気ディスク
装置を新品の磁気ディスク装置に交換する作業が発生す
ることになる。一般のユ−ザは特定の機種のコンピュ−
タを20年以上に渡って使い続けることはまれであるた
め、ほとんどのユ−ザはこの障害磁気ディスク装置交換
作業を経験しない。
【0009】技術の進歩により発生の確率が低くなって
しまった事象のために、発生の確率が高かった時代の高
価な手法を温存しておくことは不合理である。いいかえ
れば、内蔵する磁気ディスク装置を永久に交換し続ける
ことを前提にしたディスクアレイ装置では、ディスク交
換機能実現のための特殊なハ−ドウエアまたはソフトウ
エアを付加させることになり、コストアップ要因とな
る。また、磁気ディスク装置交換作業自体も容易ではな
い。
【0010】そこで、本発明の目的は、ディスクアレイ
装置において、適度なデ−タ保全性を維持しつつ構造を
単純化した安価なディスクアレイ装置を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では磁気ディスク装置をディスクアレイ装
置に着脱を前提にしない方法すなわちハンダ付け、かし
め、接着等の手段で固定し、障害磁気ディスク装置発生
に備えて新磁気ディスク装置を装着可能な手段を備え
る。このため、磁気ディスク装置故障時は当該障害磁気
ディスク装置は電気信号としてはディスクアレイ装置制
御部およびホストコンピュ−タと切り離され通信はでき
ないが、物理的にはディスクアレイ装置内部に放置され
る。また、磁気ディスク装置にはスペアディスク(ホッ
トスタンバイディスク)も含まれることがある。
【0012】
【作用】本発明によれば、ディスクアレイ装置内部に固
定された磁気ディスク装置の故障発生時には、障害磁気
ディスク装置は撤去されないまま放置されるため、実作
業としては新磁気ディスク装置の装着作業だけで良く、
障害からデ−タを回復する作業が軽減される。また磁気
ディスク装置交換のための特殊な部品が不要なため低価
格化を実現できる。さらに、ディスクアレイ装置にスペ
アディスク(ホットスタンバイディスク)が固定されて
いる場合には、障害磁気ディスク装置に記録されていた
デ−タは当該スペアディスクに回復されるため、新磁気
ディスク装置の装着作業も不要である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0014】図1に本発明によるディスクアレイ装置の
ハ−ドウエア構成を示す。ここに示すディスクアレイ装
置31はインタフェ−ス30によりホストコンピュ−タ
32に接続され、ホストコンピュ−タ32はディスクア
レイ装置31にデ−タを読み書きする。
【0015】ディスクアレイ装置31はディスクアレイ
制御部4と複数の磁気ディスク装置1を持つ。ディスク
アレイ制御部4は、上位インタフェ−ス制御部22、デ
−タバッファ制御部23、ドライブ制御部25、パリテ
ィデ−タ生成部24、論理電源部28を有し、これらを
統括制御するためのマイクロプロセサである装置制御部
26も有する。また、電源の瞬断による機能障害を避け
るためにNVS(バッテリ)27を具備している。さら
に、ソケット2を介して新磁気ディスク装置6を装着で
きる構造になっている。
【0016】ディスクアレイ制御部4の機能には大別し
て次の2つが挙げられる。 (1)ホストコンピュ−タからのユ−ザデ−タを複数の
磁気ディスク装置1に分散して記録する機能(ストライ
ピング) (2)ユ−ザデ−タにパリティデ−タを生成付加してデ
−タ保全性を確保する機能 である。これらの機能を図を用いて詳細に説明する。
【0017】正常稼働状態(図2)ではホストコンピュ
−タからのユ−ザデ−タA〜Hはパリティデ−タと共に
複数の磁気ディスク装置1に分散記録される。ここで
「パリティAD」とはユ−ザデ−タA〜Dに対応するパ
リティデ−タであることを示す。「パリティEH」も同
様である。パリティデ−タは図1のパリティデ−タ生成
部24で生成され、磁気ディスク装置1に書き込まれ
る。
【0018】ディスク障害による縮退稼働状態(図2)
において、デ−タBおよびデ−タFが記録されている磁
気ディスク装置1bが故障したと仮定する。磁気ディス
ク装置の故障はデ−タ読みだし時にリ−ドエラ−とし
て、図1におけるディスクアレイ制御部4内の装置制御
部(マイクロプロセサ)26が異常を検出する。装置制
御部26は規定回数(例:3回)の読み出し再試行をお
こなった後に異常が回復しない場合、当該磁気ディスク
装置1bを論理的および電気的にディスクアレイ制御部
4から切り離す動作を行う。そして残余の磁気ディスク
装置1a,1c,1d,1eを総動員し、かつパリティ
デ−タを活用することにより、障害磁気ディスク装置1
bに記録されていたはずのデ−タBおよびデ−タFをデ
ィスクアレイ制御部4にて計算してホストコンピュ−タ
に転送し、縮退読み出し処理を終了する。これは読み出
し処理の場合であるが、障害磁気ディスク装置1bに対
するデ−タ更新および書き込み処理の場合には、該当す
るパリティデ−タを更新することにより縮退書き込み処
理を終了する。これらの機能によりディスクアレイ装置
全体としては障害磁気ディスク装置1bが動作しなくて
もホストコンピュ−タからのアクセスを中断することな
く処理継続が可能である。
【0019】次にこの縮退稼働状態ではデ−タの保全性
/冗長性が失われているため、正常稼働状態への回復処
理が必要である。従来の正常稼働状態への回復処理を図
4に示す。障害磁気ディスク装置の発生は、LED、ブ
ザ−、ディスプレイ表示、リモ−ト保守機能等によっ
て、オペレ−タに報告される。オペレ−タは自分自身あ
るいは保守担当者等に依頼するなどの方法により、障害
磁気ディスク装置1bを手動で取外した後、新磁気ディ
スク装置を1bの位置に挿入して交換する。
【0020】従来、磁気ディスク装置はすべて交換作業
が伴うことを前提に設計され、交換が容易に行われるよ
うにレバ−、ハンドル、カム、ラッチ機構、ディスク装
置保護箱等の高価な部品および構造が多用されている。
すなわち、従来のディスクアレイ装置は、ユ−ザデ−タ
を保全しつつ低信頼で故障しやすい磁気ディスク装置
を、故障のたびごとに新しい磁気ディスク装置に交換し
ながら使い続けるところにその特徴がある。
【0021】本発明の実施例による正常稼働状態への回
復処理を図5に示す。障害磁気ディスク装置の発生は上
記の方法によってオペレ−タに報告されるが、報告を受
けたオペレ−タまたは保守担当者は障害磁気ディスク装
置1bを手動で取外す必要はなく、ソケット2に新しい
磁気ディスク装置を追加するだけで良い。
【0022】ここで、図1におけるディスクアレイ制御
部4の装置制御部(マイクロプロセサ)26は、ドライ
ブ制御部25に対し障害磁気ディスク装置1bのかわり
に、障害磁気ディスク装置1bとは別な位置にある新磁
気ディスク装置6を選択して、磁気ディスク装置1bに
本来記録されていた「デ−タB」および「デ−タF」を
新磁気ディスク装置6に回復する。障害磁気ディスク装
置1bは論理的/電気的にはディスクアレイ制御部4と
は切り離されているが、物理的にはディスクアレイ装置
内部に放置され、取り外されることはない。磁気ディス
ク装置は円板直径1インチ以下の超小形ディスク装置で
あり、構成部品点数も極小で低価格であり、修理再生す
る費用も高く「使い捨て」が経済的なためである。磁気
ディスク装置を取り外す機構も不要なため、磁気ディス
ク装置はディスクアレイ装置の回路基板に接着およびハ
ンダ付けが適当である。
【0023】次に、図6に障害磁気ディスク回復処理手
順フロ−チャ−トを示す。障害磁気ディスク装置が検出
されるとディスクアレイ装置は縮退稼働状態にて処理を
継続する一方、オペレ−タ等への障害報告を行って正常
稼働状態への回復処理を促す。オペレ−タ等は、従来は
障害磁気ディスク装置を取り外して新磁気ディスク装置
を装着する交換作業をおこなうが、本発明の実施例では
障害磁気ディスク装置を放置し、新磁気ディスク装置を
追加する作業を行うのみである。
【0024】図7は本発明によるディスクアレイ装置の
実施例を示す図である。ここに示すディスクアレイ装置
は基板5の上に、5台の円板直径1インチの磁気ディス
ク装置1がハンダ付けおよび接着にて固定されている。
磁気ディスク装置1は円板直径1インチ未満であること
もある。また、このディスクアレイ装置には、磁気ディ
スク装置1の故障時に新磁気ディスク装置6が手動にて
装着されるべきソケット2と、ディスクアレイ制御部4
を備えている。正常稼働状態では、5台の磁気ディスク
装置1はディスクアレイ制御部4を介してホストコンピ
ュ−タとデ−タのやりとりを行う。ただし、ホストコン
ピュ−タがディスクアレイ機能を代行するソフトウエア
ベ−スのディスクアレイの場合にはディスクアレイ制御
部4が存在しないこともありうる。
【0025】障害磁気ディスク装置が5台の磁気ディス
ク装置1のうちの一つである場合には、障害磁気ディス
ク装置を電気的/論理的に切り離し、残余の磁気ディス
ク装置で処理を継続する縮退稼働状態に入る。オペレ−
タまたは保守担当者は縮退稼働状態から正常稼働状態へ
回復させるために、手動にてソケット2に新磁気ディス
ク装置6を装着する。このとき障害磁気ディスク装置は
基板5の上に物理的に放置され、オペレ−タまたは保守
担当者が障害磁気ディスク装置に手を触れることはな
い。ディスクアレイ制御部4は自動的に新磁気ディスク
装置6を接続し、これにデ−タ回復をおこなって正常稼
働状態に移行する。
【0026】本発明の実施例においては、障害磁気ディ
スク装置が1回発生すると、上記の如く、新磁気ディス
ク装置6の追加により正常稼働状態へ回復できる。しか
しその後再度障害磁気ディスク装置が発生すると縮退稼
働状態に入ることはできるが、今度は新磁気ディスク装
置追加の空きソケットがないため、縮退稼働状態から正
常稼働状態への回復はできない。
【0027】しかしながら、上記のような円板直径1イ
ンチ以下の磁気ディスク装置では構成部品点数も極小で
信頼性(MTBF)も高くなり、ユ−ザの使用期間内に
2回以上障害磁気ディスク装置が発生することはまれで
あり、充分実用性がある。また、たとえユ−ザの使用期
間内に2回以上障害磁気ディスク装置が発生しても、デ
ィスクアレイ装置は縮退稼働状態で処理自体は継続可能
であるため、その間にディスクアレイ装置に蓄積された
デ−タを保全する方策をとることができる。
【0028】図8に本発明によるディスクアレイ装置の
別の実施例を示す。ここに示すディスクアレイ装置は基
板5の上に磁気ディスク装置1がハンダ付けおよび接着
にて固定されている。また、予備磁気ディスク装置3も
前記基板5の上に固定されている。予備磁気ディスク装
置3はホットスタンバイディスクとして磁気ディスク装
置1の故障に備えて、ディスクアレイ装置の稼働期間中
に常時アクセス可能な状態で待機している磁気ディスク
装置である。さらに、磁気ディスク装置1および予備磁
気ディスク装置3の故障時に新磁気ディスク装置6が装
着されるべきソケット2とディスクアレイ制御部4を備
えている。ただしディスクアレイ制御部4の機能がホス
トコンピュ−タに含まれている場合にはディスクアレイ
制御部4がここには存在しない場合もある。
【0029】この実施例では磁気ディスク装置1が故障
すると障害磁気ディスク装置を電気的/論理的に切り離
し、予備磁気ディスク装置3に対しデ−タ回復を行って
処理を継続する。その後、磁気ディスク装置1または予
備磁気ディスク装置3が故障すると、今度はオペレ−タ
等が手動にてソケット2に新磁気ディスク装置6を装着
しデ−タ回復を行って処理を継続する。その後、更に障
害磁気ディスク装置が発生すると残りの磁気ディスク装
置で処理を継続する縮退稼働状態に入る。
【0030】この実施例では磁気ディスク装置が1台ず
つ故障するという障害が最大2回まで発生してもデ−タ
回復可能であるが、3回目では縮退稼働状態から正常稼
働状態への回復はできない。しかしながら、図7の実施
例では2回目の障害で縮退稼働状態から正常稼働状態へ
の回復ができなくなるわけだから、この実施例のほうが
デ−タ保全性が高いといえる。
【0031】図9に本発明によるディスクアレイ装置の
更に別の実施例を示す。まず、図9にある集合磁気ディ
スク装置7の詳細を図10にて説明する。集合磁気ディ
スク装置7は磁気円板10、ヘッド11、アクチュエ−
タ12、スピンドルモ−タ13が一組になって磁気ディ
スク装置を構成し、共通のベ−ス20にそれぞれ複数組
配置され一体化されている。これでディスクアレイ装置
のパリティグル−プが形成される。また、集合磁気ディ
スク装置7には予備磁気ディスク装置が含まれることも
ある。
【0032】図9に示すように、この実施例によるディ
スクアレイ装置では基板5の上に集合磁気ディスク装置
7がハンダ付けおよび接着にて固定されている。また、
集合磁気ディスク装置7を構成する一つの磁気ディスク
装置の障害時には新磁気ディスク装置6が装着されるべ
きソケット2とディスクアレイ制御部4を備えている。
ただしディスクアレイ制御部4の機能がホストコンピュ
−タに含まれている場合にはディスクアレイ制御部4が
ここには存在しない場合もある。これらの構成により、
図7および図8に示される実施例と同様の機能を実現で
き、集合磁気ディスク装置7により低価格なディスクア
レイ装置を提供することができる。
【0033】
【発明の効果】ディスクアレイ装置のデ−タ保全性は障
害磁気ディスク装置の新磁気ディスク装置への交換を無
限に許せば、無限の期間に渡って非常に高いMTDL値
が常時確保されうるが、システム全体の用途やユ−ザニ
−ズにより必ずしも永久にデ−タ保全性が必要とされる
とは限らない。本発明によれば、必要な高デ−タ保全性
を必要な期間に渡って確保しつつ、磁気ディスク装置故
障時のデ−タ回復作業が容易になり、経済的にディスク
アレイ装置を供給することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクアレイ装置のハ−ドウエア構
成図である。
【図2】ディスクアレイ装置の正常稼働状態の説明図で
ある。
【図3】ディスクアレイ装置のディスク障害による縮退
稼働状態の説明図である。
【図4】ディスクアレイ装置の従来方式による正常稼働
状態への回復処理の説明図である。
【図5】ディスクアレイ装置の本発明の実施例による正
常稼働状態への回復処理の説明図である。
【図6】ディスクアレイ装置の障害ディスク回復処理手
順のフロ−チャ−トである。
【図7】本発明の固定ディスク内蔵ディスクアレイ装置
の実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明の固定ディスク内蔵ディスクアレイ装置
の別の実施例(予備ディスク付)を示す斜視図である。
【図9】本発明の固定集合ディスク内蔵ディスクアレイ
装置の実施例を示す斜視図である。
【図10】図9の実施例で用いられる固定集合ディスク
の断面図である。
【符号の説明】
1…磁気ディスク装置 2…ソケット 3…予備磁気ディスク装置 4…ディスクア
レイ制御部 5…基板 6…新磁気ディ
スク装置 7…集合磁気ディスク装置
フロントページの続き (72)発明者 神田 智 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パリティグループを構成する複数台のディ
    スク装置と、該ディスク装置を制御する制御回路とを備
    えたディスクアレイ装置において、前記ディスクアレイ
    装置の回路基板は前記制御回路を有し、前記ディスク装
    置は前記回路基板上に固定され、磁気ディスク装置に障
    害が発生した場合は、該障害磁気ディスク装置は放置さ
    れ、新しい磁気ディスク装置にデ−タが回復されること
    を特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 【請求項2】パリティグループを構成する複数台のディ
    スク装置と、該ディスク装置を制御する制御回路とを備
    えたディスクアレイ装置において、前記ディスクアレイ
    装置の回路基板は前記制御回路を有し、前記ディスク装
    置は前記回路基板上に固定され、前記磁気ディスク装置
    に障害が発生した場合は、該障害磁気ディスク装置は放
    置され、新磁気ディスク装置が追加装着され、該新磁気
    ディスク装置にデ−タが回復されることを特徴とするデ
    ィスクアレイ装置。
  3. 【請求項3】前記回路基板上に新磁気ディスク装置を追
    加装着するコネクタまたはソケットを具備したことを特
    徴とする請求項2に記載のディスクアレイ装置。
  4. 【請求項4】前記磁気ディスク装置に障害が発生し、さ
    らに新たに磁気ディスク装置を追加装着するコネクタま
    たはソケットがない場合、正常なディスク装置による縮
    退動作を行うことを特徴とする請求項3に記載のディス
    クアレイ装置。
  5. 【請求項5】パリティグループを構成する複数台のディ
    スク装置と、該ディスク装置を制御する制御回路とを備
    えたディスクアレイ装置において、前記ディスクアレイ
    装置の回路基板は前記制御回路を有し、前記ディスク装
    置と予備のディスク装置とが前記回路基板上に固定さ
    れ、磁気ディスク装置に障害が発生した場合は、該障害
    磁気ディスク装置は放置され、前記予備磁気ディスク装
    置にデ−タが回復されることを特徴とするディスクアレ
    イ装置。
  6. 【請求項6】前記回路基板は新磁気ディスク装置を追加
    装着するコネクタまたはソケットを具備し、磁気ディス
    ク装置に障害が発生し、さらに前記予備磁気ディスク装
    置が全て使用されている場合は、該障害磁気ディスク装
    置は放置され、新磁気ディスク装置が追加装着され、該
    新磁気ディスク装置にデ−タが回復されることを特徴と
    する請求項5に記載のディスクアレイ装置。
  7. 【請求項7】前記磁気ディスク装置に障害が発生し、さ
    らに新たに磁気ディスク装置を追加装着するコネクタま
    たはソケットがない場合、正常なディスク装置による縮
    退動作を行うことを特徴とする請求項4または6に記載
    のディスクアレイ装置。
  8. 【請求項8】前記磁気ディスク装置は、複数の磁気ディ
    スク装置が共通のベ−スをもって一体化されこのベ−ス
    によって相互に区切られた複数の空間に個別のスピンド
    ルモ−タ、直径1インチ以下のディスク、ヘッドおよび
    ヘッドと関係する機構等を有する固定集合ディスク装置
    であることを特徴とする請求項1、2、または5に記載
    のディスクアレイ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001031430A1 (fr) * 1999-10-29 2001-05-03 V-Sync Co., Ltd. Systeme de base de donnees

Citations (3)

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