JPH08220176A - 故障診断システム - Google Patents
故障診断システムInfo
- Publication number
- JPH08220176A JPH08220176A JP7029198A JP2919895A JPH08220176A JP H08220176 A JPH08220176 A JP H08220176A JP 7029198 A JP7029198 A JP 7029198A JP 2919895 A JP2919895 A JP 2919895A JP H08220176 A JPH08220176 A JP H08220176A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- current
- circuit
- primary line
- abnormality
- Prior art date
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- Pending
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1次ラインの電流のみをモニタするだけで、
確実に回路の異常を検出することのできる故障診断シス
テムを提供する。 【構成】 電源分配器12を負荷であるランプ13側に
設置し、1次ライン21の長さを長くすることによって
2次ライン22の長さを短くして、1次ライン21の全
抵抗値と各2次ライン22の全抵抗値との和Rがそれぞ
れ、1次ライン21の定格電流値I、電源であるバッテ
リ11の供給電圧Vに対して、R<(V/I)の関係を
満足させるようにした。 【効果】 1次ライン21の電流を電流センサ31によ
ってモニタし、異常判別回路32において前記定格電流
と比較することで確実に回路の異常を検出できる。
確実に回路の異常を検出することのできる故障診断シス
テムを提供する。 【構成】 電源分配器12を負荷であるランプ13側に
設置し、1次ライン21の長さを長くすることによって
2次ライン22の長さを短くして、1次ライン21の全
抵抗値と各2次ライン22の全抵抗値との和Rがそれぞ
れ、1次ライン21の定格電流値I、電源であるバッテ
リ11の供給電圧Vに対して、R<(V/I)の関係を
満足させるようにした。 【効果】 1次ライン21の電流を電流センサ31によ
ってモニタし、異常判別回路32において前記定格電流
と比較することで確実に回路の異常を検出できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車の電気
系統において、地絡等の故障診断に用いられる故障診断
システムに関する。
系統において、地絡等の故障診断に用いられる故障診断
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の電気系統の回路は、図
2に示すように、電源であるバッテリ51と電源分配器
52とが一本の被覆電線(1次ライン)53によって接
続されると共にこの電源分配器52と複数の負荷54と
がそれぞれ複数本の被覆電線(2次ライン)55を介し
て接続されている。
2に示すように、電源であるバッテリ51と電源分配器
52とが一本の被覆電線(1次ライン)53によって接
続されると共にこの電源分配器52と複数の負荷54と
がそれぞれ複数本の被覆電線(2次ライン)55を介し
て接続されている。
【0003】また、前記1次ライン53及び2次ライン
55は、共にそれぞれの定格電流を流すために必要な適
正な単位長さ当りの抵抗値を有している電線が選定され
ると共に、前記電源分配器52には、前記1次ライン5
3及び各2次ライン55に流れる定格電流にそれぞれ対
応したヒューズ56、57が設けられている。
55は、共にそれぞれの定格電流を流すために必要な適
正な単位長さ当りの抵抗値を有している電線が選定され
ると共に、前記電源分配器52には、前記1次ライン5
3及び各2次ライン55に流れる定格電流にそれぞれ対
応したヒューズ56、57が設けられている。
【0004】従って、例えば1本の2次ライン55の被
覆材の一部が破れて芯線が自動車のボディと接触する地
絡事故が発生し、その2次ライン55及び前記1次ライ
ン53に定格電流以上の電流が流れた場合、前記ヒュー
ズ56又は57が溶断して前記1次ライン53及び2次
ライン55を保護するようになっている。
覆材の一部が破れて芯線が自動車のボディと接触する地
絡事故が発生し、その2次ライン55及び前記1次ライ
ン53に定格電流以上の電流が流れた場合、前記ヒュー
ズ56又は57が溶断して前記1次ライン53及び2次
ライン55を保護するようになっている。
【0005】しかし、このようにヒューズによって回路
を遮断するシステムでは、ヒューズが溶断して始めて回
路が遮断されるのであるから地絡事故が発生してからヒ
ューズが溶断するまでの間は、定格電流以上の電流が回
路に流れることとなる。
を遮断するシステムでは、ヒューズが溶断して始めて回
路が遮断されるのであるから地絡事故が発生してからヒ
ューズが溶断するまでの間は、定格電流以上の電流が回
路に流れることとなる。
【0006】また、ヒューズの溶断は、熱の蓄積によっ
て生じるもの故、例えば、断続的に地絡するような場合
は、瞬間的に大電流が流れるだけでヒューズに熱が蓄積
されにくく、電線の地絡発生箇所にのみ熱が蓄積される
こととなって、電線が保護されないことがあった。
て生じるもの故、例えば、断続的に地絡するような場合
は、瞬間的に大電流が流れるだけでヒューズに熱が蓄積
されにくく、電線の地絡発生箇所にのみ熱が蓄積される
こととなって、電線が保護されないことがあった。
【0007】このようなヒューズによる回路の遮断シス
テムの欠点を解決するために、電流波形をモニタする電
流センサと、この電流センサからの信号を受けて回路の
異常を判別する異常判別回路とを備えた故障診断システ
ムを付加することが考えられる。このような故障診断シ
ステムを設けておくと、前記電流センサによって前記1
次ライン53、2次ライン55に流れる電流をモニタ
し、この電流が定格電流を越えるようであれば、回路の
どこかで地絡事故等の異常が発生していると判断するこ
とができるので、ヒューズが溶断する前に強制的に回路
を遮断することも可能である。
テムの欠点を解決するために、電流波形をモニタする電
流センサと、この電流センサからの信号を受けて回路の
異常を判別する異常判別回路とを備えた故障診断システ
ムを付加することが考えられる。このような故障診断シ
ステムを設けておくと、前記電流センサによって前記1
次ライン53、2次ライン55に流れる電流をモニタ
し、この電流が定格電流を越えるようであれば、回路の
どこかで地絡事故等の異常が発生していると判断するこ
とができるので、ヒューズが溶断する前に強制的に回路
を遮断することも可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな故障診断システムについては、図3に示すように、
各2次ライン55毎に電流センサ61を設けて2次ライ
ン55毎に電流をモニタする方法と、図4に示すよう
に、1次ライン53にだけ電流センサ62を設けて2次
ライン55の電流の合計値である1次ライン53の電流
のみをモニタする方法とがある。
うな故障診断システムについては、図3に示すように、
各2次ライン55毎に電流センサ61を設けて2次ライ
ン55毎に電流をモニタする方法と、図4に示すよう
に、1次ライン53にだけ電流センサ62を設けて2次
ライン55の電流の合計値である1次ライン53の電流
のみをモニタする方法とがある。
【0009】2次ライン55毎に電流をモニタする方法
であれば、各2次ライン55毎に異常が検出できるため
異常検出精度は向上するが、各2次ライン55毎に電流
センサ61を設けなければならないため、システム自体
が大型化、複雑化し、コストアップにつながるといった
問題点がある。また、実際に1本1本の電線について異
常を知る必要性は少なく、例えば、自動車の電気系統で
あれば、「ヘッドライト系」、「ストップランプ系」の
ように、関連性のある何本かの電線をまとめて一つのグ
ループとして異常を検出できれば十分である。
であれば、各2次ライン55毎に異常が検出できるため
異常検出精度は向上するが、各2次ライン55毎に電流
センサ61を設けなければならないため、システム自体
が大型化、複雑化し、コストアップにつながるといった
問題点がある。また、実際に1本1本の電線について異
常を知る必要性は少なく、例えば、自動車の電気系統で
あれば、「ヘッドライト系」、「ストップランプ系」の
ように、関連性のある何本かの電線をまとめて一つのグ
ループとして異常を検出できれば十分である。
【0010】一方、1次ライン53の電流のみをモニタ
する方法であれば、上述したような欠点は生じないが、
逆に異常検出精度が低下する、つまり地絡事故等の異常
が発生しているにも拘らずその異常を検出できない場合
があるといった問題点が生じる。そこで、そのような問
題点について、図5に示す故障診断システムを参照して
説明する。
する方法であれば、上述したような欠点は生じないが、
逆に異常検出精度が低下する、つまり地絡事故等の異常
が発生しているにも拘らずその異常を検出できない場合
があるといった問題点が生じる。そこで、そのような問
題点について、図5に示す故障診断システムを参照して
説明する。
【0011】図5に示すように、この回路は、図2に示
す回路と同様の回路であり、電源として13.5Vのバ
ッテリ51、電源分配器52、複数の負荷54を有して
おり、前記バッテリ51と電源分配器52とは1本の1
次ライン53によって、前記電源分配器52と負荷54
とは複数の2次ライン55によってそれぞれ接続されて
いる。なお、電流センサは、前記1次ライン53の電流
をモニタすべく、1次ライン53に設けられているが図
には示していない。
す回路と同様の回路であり、電源として13.5Vのバ
ッテリ51、電源分配器52、複数の負荷54を有して
おり、前記バッテリ51と電源分配器52とは1本の1
次ライン53によって、前記電源分配器52と負荷54
とは複数の2次ライン55によってそれぞれ接続されて
いる。なお、電流センサは、前記1次ライン53の電流
をモニタすべく、1次ライン53に設けられているが図
には示していない。
【0012】ここで、前記1次ライン53の定格電流は
60Aであり、0.00232Ω/mの抵抗値を有する
電線(1m)が1次ライン53として用いられている。
一方、各2次ライン55の定格電流は5Aであり、0.
0502Ω/mの抵抗値を有する電線(5m)が2次ラ
イン55として用いられている。従って、前記1次ライ
ン53の全抵抗値は0.00232Ω/m×1m=0.
00232Ω、前記2次ライン55の全抵抗値は0.0
502Ω/m×5m=0.251Ω、各2次ライン55
と1次ライン53との合計抵抗値は0.00232Ω+
0.251Ω=0.25332Ωとなる。
60Aであり、0.00232Ω/mの抵抗値を有する
電線(1m)が1次ライン53として用いられている。
一方、各2次ライン55の定格電流は5Aであり、0.
0502Ω/mの抵抗値を有する電線(5m)が2次ラ
イン55として用いられている。従って、前記1次ライ
ン53の全抵抗値は0.00232Ω/m×1m=0.
00232Ω、前記2次ライン55の全抵抗値は0.0
502Ω/m×5m=0.251Ω、各2次ライン55
と1次ライン53との合計抵抗値は0.00232Ω+
0.251Ω=0.25332Ωとなる。
【0013】例えば、2次ライン55が1系統だけ駆動
しているときに、その2次ライン55上で地絡事故が発
生したとすると、この回路の1次ライン53に流れる電
流は、Is=V/R=13.5V/0.25332Ω=
53.2Aとなって、定格電流である60Aより小さ
く、1次ライン53の電流をモニタしているだけでは異
常であるにも拘らずその異常を検出できない場合があ
る。
しているときに、その2次ライン55上で地絡事故が発
生したとすると、この回路の1次ライン53に流れる電
流は、Is=V/R=13.5V/0.25332Ω=
53.2Aとなって、定格電流である60Aより小さ
く、1次ライン53の電流をモニタしているだけでは異
常であるにも拘らずその異常を検出できない場合があ
る。
【0014】そこで、この発明の課題は、1次ラインの
電流のみをモニタするだけで、確実に回路の異常を検出
することのできる故障診断システムを提供することにあ
る。
電流のみをモニタするだけで、確実に回路の異常を検出
することのできる故障診断システムを提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、電源と分配器とが適正な単位長さ当り
の抵抗値を有する一本の1次ラインによって接続され、
前記分配器と複数の負荷とがそれぞれ適正な単位長さ当
りの抵抗値を有する2次ラインによって接続された回路
における前記1次ラインの電流波形をモニタする電流セ
ンサと、この電流センサからの信号を受けて回路の異常
を判別する異常判別回路とを備えた回路の故障診断シス
テムであって、前記1次ラインの全抵抗値と各2次ライ
ンの全抵抗値との和Rがそれぞれ、前記1次ラインの定
格電流値I、前記電源の供給電圧Vに対して、R<(V
/I)の関係になっている故障診断システムを提供する
ものである。その具体的手段としては、前記分配器を前
記負荷側に設置し、前記1次ラインの長さを長くするこ
とによって前記2次ラインの長さを短くすればよい。
め、この発明は、電源と分配器とが適正な単位長さ当り
の抵抗値を有する一本の1次ラインによって接続され、
前記分配器と複数の負荷とがそれぞれ適正な単位長さ当
りの抵抗値を有する2次ラインによって接続された回路
における前記1次ラインの電流波形をモニタする電流セ
ンサと、この電流センサからの信号を受けて回路の異常
を判別する異常判別回路とを備えた回路の故障診断シス
テムであって、前記1次ラインの全抵抗値と各2次ライ
ンの全抵抗値との和Rがそれぞれ、前記1次ラインの定
格電流値I、前記電源の供給電圧Vに対して、R<(V
/I)の関係になっている故障診断システムを提供する
ものである。その具体的手段としては、前記分配器を前
記負荷側に設置し、前記1次ラインの長さを長くするこ
とによって前記2次ラインの長さを短くすればよい。
【0016】
【作用】以上のように構成された故障診断システムで
は、一の2次ラインのみが駆動しているときに、その2
次ラインに地絡事故が発生したときでも、前記1次ライ
ンの全抵抗値と各2次ラインの全抵抗値との和Rに電圧
Vがかかるので、1次ラインに流れる電流はIs(=V
/R)>Iとなって、1次ラインの定格電流より大きく
なる。
は、一の2次ラインのみが駆動しているときに、その2
次ラインに地絡事故が発生したときでも、前記1次ライ
ンの全抵抗値と各2次ラインの全抵抗値との和Rに電圧
Vがかかるので、1次ラインに流れる電流はIs(=V
/R)>Iとなって、1次ラインの定格電流より大きく
なる。
【0017】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1は自動車のランプ系を示す回路図であり、電源
であるバッテリ11と電源分配器12とが一本の被覆電
線からなる1次ライン21によって接続されると共にこ
の電源分配器12と負荷である複数のランプ13とがそ
れぞれ複数本の被覆電線からなる2次ライン22及びス
イッチ23を介して接続されており、前記1次ライン2
1及び2次ライン22には回路遮断用のヒューズ24、
25が設けられている。なお、前記バッテリ11の供給
電圧Vは13.5V、前記ヒューズ24及び25の定格
電流は60A及び5Aである。また、前記1次ライン2
1には、その電流波形をモニタする電流センサ31が設
けられており、この電流センサ31は異常判別回路32
に接続されている。
る。図1は自動車のランプ系を示す回路図であり、電源
であるバッテリ11と電源分配器12とが一本の被覆電
線からなる1次ライン21によって接続されると共にこ
の電源分配器12と負荷である複数のランプ13とがそ
れぞれ複数本の被覆電線からなる2次ライン22及びス
イッチ23を介して接続されており、前記1次ライン2
1及び2次ライン22には回路遮断用のヒューズ24、
25が設けられている。なお、前記バッテリ11の供給
電圧Vは13.5V、前記ヒューズ24及び25の定格
電流は60A及び5Aである。また、前記1次ライン2
1には、その電流波形をモニタする電流センサ31が設
けられており、この電流センサ31は異常判別回路32
に接続されている。
【0018】前記バッテリ11と前記ランプ13とを結
ぶ1次ライン21及び2次ライン22の全長は約5mで
あり、そのうち1次ライン21は概ね4m、2次ライン
22はそれぞれ1m程度である。
ぶ1次ライン21及び2次ライン22の全長は約5mで
あり、そのうち1次ライン21は概ね4m、2次ライン
22はそれぞれ1m程度である。
【0019】また、前記1次ライン21の単位長さ当り
の抵抗値は0.00232Ω/m、定格電流Iは60A
であり、前記各2次ライン22の単位長さ当りの抵抗値
は0.0502Ω/m、定格電流は5Aである。従っ
て、一の2次ライン22と1次ライン21の全抵抗値R
は、0.00232Ω/m×4m+0.0502Ω/m
×1m=0.05948Ωとなる。
の抵抗値は0.00232Ω/m、定格電流Iは60A
であり、前記各2次ライン22の単位長さ当りの抵抗値
は0.0502Ω/m、定格電流は5Aである。従っ
て、一の2次ライン22と1次ライン21の全抵抗値R
は、0.00232Ω/m×4m+0.0502Ω/m
×1m=0.05948Ωとなる。
【0020】この場合、(V/I)=13.5V/60
A=0.225Ωとなり、R=0.05948Ωより小
さくなって請求項1に記載した関係式R<(V/I)を
満足している。ここで、複数のランプ13のうち一のラ
ンプ13のみが駆動している場合で、その駆動している
系統の2次ライン22が地絡事故を起こした場合、1次
ライン21に流れる電流Isを計算すると、Is=V/
R=13.5V/0.05948Ω=227Aとなっ
て、定格電流の60Aに比べて極端に大きな電流が流れ
ることが分かるので、電流センサ31によって常時1次
ライン21の電流をモニタし、前記電流センサ31から
の信号を受けた異常判別回路32が、その電流と1次ラ
イン21定格電流とを比較することで、地絡事故等の回
路の異常を確実に判定することができる。
A=0.225Ωとなり、R=0.05948Ωより小
さくなって請求項1に記載した関係式R<(V/I)を
満足している。ここで、複数のランプ13のうち一のラ
ンプ13のみが駆動している場合で、その駆動している
系統の2次ライン22が地絡事故を起こした場合、1次
ライン21に流れる電流Isを計算すると、Is=V/
R=13.5V/0.05948Ω=227Aとなっ
て、定格電流の60Aに比べて極端に大きな電流が流れ
ることが分かるので、電流センサ31によって常時1次
ライン21の電流をモニタし、前記電流センサ31から
の信号を受けた異常判別回路32が、その電流と1次ラ
イン21定格電流とを比較することで、地絡事故等の回
路の異常を確実に判定することができる。
【0021】従って、回路の強制遮断手段を別途設け、
異常が発生すると直ちに強制遮断手段によって回路を遮
断するように前記異常判別回路32が強制遮断手段を制
御するようにしておくと、回路に異常が発生すると即座
に回路を遮断することができる。
異常が発生すると直ちに強制遮断手段によって回路を遮
断するように前記異常判別回路32が強制遮断手段を制
御するようにしておくと、回路に異常が発生すると即座
に回路を遮断することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明の故障診断シス
テムでは、最も条件の厳しい状態、即ち、一の2次ライ
ンのみが駆動しているときに、その2次ラインに地絡事
故が発生したときでも、1次ラインに流れる電流が1次
ラインの定格電流より大きくなるので、1次ラインの電
流をモニタし、異常判別回路において前記定格電流と比
較することで確実に回路の異常を検出できる。従って、
この検出情報を利用すれば、異常が発生した時点で即座
に回路を遮断することが可能となる。
テムでは、最も条件の厳しい状態、即ち、一の2次ライ
ンのみが駆動しているときに、その2次ラインに地絡事
故が発生したときでも、1次ラインに流れる電流が1次
ラインの定格電流より大きくなるので、1次ラインの電
流をモニタし、異常判別回路において前記定格電流と比
較することで確実に回路の異常を検出できる。従って、
この検出情報を利用すれば、異常が発生した時点で即座
に回路を遮断することが可能となる。
【図1】この発明にかかる一実施例を示す回路図であ
る。
る。
【図2】従来例を示す回路図である。
【図3】他の従来例を示す回路図である。
【図4】さらに他の従来例を示す回路図である。
【図5】同上の詳細図である。
11 バッテリ 12 電源分配器 13 ランプ 21 1次ライン 22 2次ライン 23 スイッチ 24、25 ヒューズ 31 電流センサ 32 異常判別回路
Claims (2)
- 【請求項1】 電源と分配器とが適正な単位長さ当りの
抵抗値を有する一本の1次ラインによって接続され、前
記分配器と複数の負荷とがそれぞれ適正な単位長さ当り
の抵抗値を有する2次ラインによって接続された回路に
おける前記1次ラインの電流波形をモニタする電流セン
サと、この電流センサからの信号を受けて回路の異常を
判別する異常判別回路とを備えた回路の故障診断システ
ムであって、 前記1次ラインの全抵抗値と各2次ラインの全抵抗値と
の和Rがそれぞれ、前記1次ラインの定格電流値I、前
記電源の供給電圧Vに対して、R<(V/I)の関係に
なっている故障診断システム。 - 【請求項2】 前記分配器を前記負荷側に設置し、前記
1次ラインの長さを長くすることによって前記2次ライ
ンの長さを短くして、前記R<(V/I)の関係式を満
足させるようにした請求項1記載の故障診断システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7029198A JPH08220176A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 故障診断システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7029198A JPH08220176A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 故障診断システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08220176A true JPH08220176A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12269506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7029198A Pending JPH08220176A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 故障診断システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08220176A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110806526A (zh) * | 2019-11-08 | 2020-02-18 | 成都交大许继电气有限责任公司 | 牵引供电系统馈线断路器1带2方式下的故障测距方法 |
KR20200059919A (ko) | 2018-11-22 | 2020-05-29 | 현대오트론 주식회사 | 고장 진단 회로를 구비한 차량용 제어기 및 그것의 동작 방법 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP7029198A patent/JPH08220176A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200059919A (ko) | 2018-11-22 | 2020-05-29 | 현대오트론 주식회사 | 고장 진단 회로를 구비한 차량용 제어기 및 그것의 동작 방법 |
CN110806526A (zh) * | 2019-11-08 | 2020-02-18 | 成都交大许继电气有限责任公司 | 牵引供电系统馈线断路器1带2方式下的故障测距方法 |
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