JP3287027B2 - フューズ自動切り換え装置 - Google Patents

フューズ自動切り換え装置

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JP3287027B2
JP3287027B2 JP25220392A JP25220392A JP3287027B2 JP 3287027 B2 JP3287027 B2 JP 3287027B2 JP 25220392 A JP25220392 A JP 25220392A JP 25220392 A JP25220392 A JP 25220392A JP 3287027 B2 JP3287027 B2 JP 3287027B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両やボート等の電源
装置において、フューズ断線時、自動的にスペアフュー
ズへの切り換えを行なうための、フューズ自動切り換え
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2輪車,4輪車その他の各種車両、およ
び各種船舶等においては、ほとんどの場合、なんらかの
形で電気装置を使用しており、このような電気装置にお
いては、障害等によって電気的負荷が異常に増大した場
合の機器の保護にために、フューズが使用されている。
フューズ断線は、機器の障害以外にフューズ自体の劣化
等によっても生じる。
【0003】フューズ断線時には、スペアフューズに切
り換えて、電源装置の機能を復活させることが必要とな
るが、この際、自動的にスペアフューズへの切り換えを
行なうことができれば便利であり、特に、バッテリ点火
装置を有する車両やボート等においては、走行に支障を
生じないようにするために、このようなスペアフューズ
への自動切り換えを行なうことができる装置が求められ
ている。
【0004】従来、車両やボート等におけるフューズ断
線時の処理としては、その都度、手作業によって、良品
のスペアフューズと交換する方式が、一般的に用いられ
ている。
【0005】このような作業を、ある程度自動化できる
ものとしては、フューズが断線したことを、フューズボ
ックスの点検を行なうことなく確認することができるよ
うにする、フューズ断線検出装置(例えば特開昭63−
64233号公報参照)がある。
【0006】これに対し、フューズ断線時、スペアフュ
ーズへの切り換えを自動的に行なうことができれば、さ
らに便利であるが、このような装置は、従来、全く提案
されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】フューズ断線が発生した場合には、それが
フューズ自体の劣化に基づくものか、または機器の異常
によるものかを確認した上で、これを良品のスペアフュ
ーズと交換することによって、電気装置を再び使用可能
な状態に戻すことが必要になる。
【0009】しかしながら、フューズ断線が発生した場
合、その原因が何であるかを判別することは必ずしも容
易ではなく、特に車両やボートが走行中の場合等におい
ては、そのような余裕がないことが多い。
【0010】そのため、フューズが断線した場合には、
フューズの劣化によるものか、または電気回路の短絡等
の障害によるものか、その原因のいかんを問わず、その
都度良品に交換することが多い。
【0011】
【発明の目的】本発明は、このような従来技術の課題を
解決しようとするものであって、車両やボート等の電気
装置におけるメインフューズの断線時、断線の原因がフ
ューズの劣化による場合には自動的にスペアフューズに
切り換えることによって、フューズ交換の手間が省ける
ようにするとともに、断線の原因が電気回路の短絡等の
障害に基づく場合には、フューズの交換を行なわないよ
うにして、スペアフューズが再び断線することを防止で
きるようにし、さらに、メインフューズ断線の原因をフ
ューズの劣化と、電気回路の短絡等の障害とに区別して
表示することができるようにして、従来の問題点を解決
した、フューズ自動切り換え装置を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、電源12か
らバッテリ6に充電する電源装置において、リレー4を
設けて、その非動作状態において電源12をメインフュ
ーズ2を介してバッテリ6に接続し、動作状態において
電源12をスペアフューズ7を介してバッテリ6に接続
する。さらに電圧検出ユニット3を設けて、メインフュ
ーズ2の電源側の電位VB とバッテリ側の電位VA とを
検知して、リレー4を制御する。
【0013】そして、電圧検出ユニット3が (1).VB >VA =バッテリ電圧のとき、リレー4を動作
状態にして、メインフューズ2の異常を示すインジケー
タ9をオンにする。 (2).VA =バッテリ電圧,VB =0のとき、リレー4を
非動作状態にして、電源12が短絡状態にあることを示
すインジケータ5をオンにする。 (3).VA =VB ≒バッテリ電圧のとき、リレー4を非動
作状態にして、インジケータ5,9をともにオフにす
る。
【0014】
【作用】本発明が対象とする電源装置は、整流器等から
なる電源12を備え、負荷8に電源を供給するととも
に、バッテリ6を充電するものである。このような電源
装置において、リレー4を設けて、その非動作状態で
は、電源12をメインフューズ2を介してバッテリ6に
接続し、動作状態では、電源12をスペアフューズ7を
介してバッテリ6に接続するようにする。
【0015】さらに、電圧検出ユニット3を設けて、動
作状態において、メインフューズ2の電源側の電位VB
とバッテリ側の電位VA とを検知して、リレー4を制御
するようにする。
【0016】(1).インフューズ2が断線せず正常に動作
しているときは、その電圧降下は0であって、メインフ
ューズ2の両端の電位VA ,VB は、VA =VB =バッ
テリ電圧である。そこで電圧検出ユニット3によってこ
の状態を検出したとき、リレー4を非動作状態にするこ
とによって、メインフューズ2の接続状態を維持すると
ともに、インジケータ5,9をともに非点灯として、こ
の状態を表示する。
【0017】(2).メインフューズ2が劣化等の異常によ
って断線したときは、メインフューズのバッテリ側の電
位VA はバッテリ電圧に等しく、メインフューズの電源
側の電位VB は整流器の出力電圧であってVA より高い
ので、電圧検出ユニット3によってこの状態を検出した
とき、リレー4を動作状態にすることによって、スペア
フューズ7に切り換えるとともに、インジケータ9を点
灯して、この状態を表示する。
【0018】(3).電源側の短絡等の異常によって、バッ
テリから大電流が流れてメインフューズ2が断線したと
きは、メインフューズのバッテリ側の電位VA はバッテ
リ電圧に等しいが、メインフューズの電源側の電位VB
は0になるので、電圧検出ユニット3によってこの状態
を検出したとき、リレー4を非動作状態にすることによ
って、スペアフューズ7に対する切り換えを行なわない
ようにするとともに、インジケータ9を点灯して、この
状態を表示する。
【0019】従って本発明によれば、メインフューズが
劣化して断線した際に、自動的にスペアフューズに切り
換えることによって、フューズ交換の手間が不要とな
る。また電気回路の短絡等の障害でメインフューズが断
線した場合には、スペアフューズに切り換えられないの
で、スペアフューズに切り換えて再び断線することを防
止できる。
【0020】さらにこれらの場合、フューズの劣化によ
るメインフューズの断線と、電源回路の短絡等の障害に
よるメインフューズの断線とを区別して、それぞれのイ
ンジケータにおいて表示することができるので、フュー
ズ断線の原因を直ちに知ることが可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図2に
基づいて説明する。図1において、符号1はエンジンを
動作させるためのイグニションスイッチ(IG SW)
であって、バッテリの充電スイッチを兼ねている。符号
2はメインフューズ(fM)、符号3はフューズ自動切
り換え装置における電圧検出ユニットを示す。また、符
号4はリレーであって、符号4aはリレーコイル、符号
4bはリレー接点である。符号5はメインフューズ断線
表示用の発光ダイオードからなるインジケータ、符号6
はバッテリ、符号7はスペアフューズ(fS )、符号8
は電源の負荷、符号9はスペアフューズに切り換えられ
たことを表示する発光ダイオードからなるインジケー
タ、符号10はリレー4の保持用コンデンサ(C1 )で
ある。更に、符号12は電源であって、エンジンに結合
された発電機のライティング(点灯)コイル(LC)
と、ライティングコイルLCに接続された、整流器とレ
ギュレータ(電圧調整器)(R&R)である。
【0022】車両やボート等を走行させるために、イグ
ニションスイッチ1をオンまたはスタートの位置にする
と、電圧検出ユニット3が、メインフューズ2の両端の
電位VA,B を検出する。メインフューズ2が正常の場
合には、VA =VB ≒12V(バッテリ電圧)であっ
て、この場合には、電圧検出ユニット3は端子C,G間
を非導通にする。従って、電源12からリレーコイル4
aに電流が流れず、接点4bはa側に接続されたままな
ので、バッテリ6はメインフューズ2を経て充電され
る。この状態ではメインフューズ2の両端の電位差は0
〔V〕なので、インジケータ5は点灯しない。
【0023】走行中に、メインフューズ2が劣化によっ
て断線した場合には、電圧検出ユニット3が、メインフ
ューズ2の両端の電位VA,B を検出して、VB >VA
≒12Vとなるので、端子C,G間を導通させる。これ
によって、電源12からリレーコイル4aを経て電流が
流れるので、接点4bはb側に切り換えられ、バッテリ
6はスペアフューズ7を経て充電される。電圧検出ユニ
ット3は端子C,G間が導通状態では、端子E,G間に
電圧2〔V〕を発生するので、インジケータ9が点灯し
て、フューズ劣化によるメインフューズ断線を表示す
る。なお、この際コンデンサ10は、リレー接点4bを
保持するために設けられている。
【0024】走行中に、電源12または負荷8等におい
て、接地間に短絡等の障害が発生して、メインフューズ
2が断線した場合には、電圧検出ユニット3が、メイン
フューズ2の両端の電位VA,B を検出して、VA ≒1
2V,VB =0となるので、端子C,G間を非導通にす
る。これによって、電源12からリレーコイル4aに電
流が流れず、接点4bはa側に保持され、バッテリ6は
切り離されたままとなる。この状態では、メインフュー
ズ2の両端の電位差は12〔V〕なので、インジケータ
5が点灯して、短絡等によるメインフューズ断線を表示
する。
【0025】図2は、電圧検出ユニット3の動作を示し
たものであって、はメインフューズfM が正常の場
合、はメインフューズfM が異常(劣化)の場合、
は電源回路側に接地間との短絡等の障害があった場合
を、それぞれ示している。電圧検出ユニット3は、例え
ばIC化して構成することによって、容易に安価に製作
することが可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
両やボート等の電源装置において、メインフューズが劣
化して断線した際に、自動的にスペアフューズに切り換
えることができるので、フューズ交換の手間が不要とな
る。また電気回路の短絡等の障害でメインフューズが断
線した場合には、スペアフューズに切り換えられないの
で、スペアフューズまで断線することがない。さらにこ
れらの場合、フューズの劣化によるメインフューズ断線
と、電気回路の短絡等の障害によるメインフューズの断
線とを区別して、それぞれのインジケータにおいて表示
することができるので、フューズ断線の原因を直ちに知
ることが可能となるという従来にない優れたフューズ自
動切り換え装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】電圧検出ユニットの動作を示す図である。
【符号の説明】
2 メインフューズ 3 電圧検出ユニット 4 リレー 5 インジケータ 6 バッテリ 7 スペアフューズ 9 インジケータ 12 電源 VA メインフューズのバッテリ側の電位 VB メインフューズの電源側の電位
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−253127(JP,A) 特開 昭63−64233(JP,A) 特開 昭64−89236(JP,A) 特開 平4−17513(JP,A) 実開 昭54−177537(JP,U) 実開 昭56−18651(JP,U) 実開 昭60−48646(JP,U) 実開 昭61−201258(JP,U) 実開 昭63−63946(JP,U) 実開 昭63−179741(JP,U) 特公 昭49−29011(JP,B1) 実公 昭38−19357(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 85/46 H01H 85/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源からバッテリに充電する電源装置に
    おいて、 非動作状態において電源をメインフューズを介してバッ
    テリに接続すると共に動作状態において電源をスペアフ
    ューズを介してバッテリに接続するリレーと、メインフ
    ューズの電源側の電位VB とバッテリ側の電位VA とを
    検知して、前記リレーを制御する電圧検出ユニットとを
    設け、 この電圧検出ユニットが、「VB >VA =バッテリ電
    圧」のとき、前記リレーを動作状態にしてメインフュー
    ズの異常を示すインジケータをオンにし、 前記電圧検出ユニットが、「VA =バッテリ電圧,VB
    =0」のとき、前記リレーを非動作状態にして電源が短
    絡状態にあることを示すインジケータをオンにし、 前記電圧検出ユニットが、「VA =VB ≒バッテリ電
    圧」のとき、前記リレー非動作状態にして各インジケー
    タを共にオフにすることを特徴とするフューズ自動切り
    換え装置。
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KR19980054812A (ko) * 1996-12-27 1998-09-25 박병재 휴즈 용단시에도 비상 작동되는 와이퍼 장치
US6899323B2 (en) 2002-09-05 2005-05-31 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Vibration-isolating bushing
JP4705007B2 (ja) * 2006-12-11 2011-06-22 兼藤産業株式会社 ヒューズ切替装置

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