JP2003209968A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2003209968A
JP2003209968A JP2002005118A JP2002005118A JP2003209968A JP 2003209968 A JP2003209968 A JP 2003209968A JP 2002005118 A JP2002005118 A JP 2002005118A JP 2002005118 A JP2002005118 A JP 2002005118A JP 2003209968 A JP2003209968 A JP 2003209968A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/14Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle
    • H02J7/1438Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle in combination with power supplies for loads other than batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧を降圧する低電圧用トランジスタ15
が故障した際にも、低電圧負荷に低電圧の電力を供給す
る。 【解決手段】 低電圧用トランジスタ15がオープンモ
ード故障した際には、高電圧電源線Aに接続した副電源
線Dに設けた副トランジスタ12を、制御素子21によ
ってデューティ制御で駆動して高電圧電源1が発生する
高電圧の電力を降圧し、これを低電圧負荷6A、6Bに
供給する。これにより従来故障時用に必要であった低電
圧バッテリを備える必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧の電力を降
圧させる電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用の電源装置として、高電圧
系と低電圧系を備えた多電圧電源装置が提案されてい
る。この多電圧電源装置の電源回路としては、例えば
「IEEESPECTRUM 2000年5月 34
項:AUTOMOTIVE ELECTRONICS
POWER UP」記載のようなものが考えられてい
る。
【0003】この多電圧電源装置の回路図を図11に示
す。高電圧の電力を出力する高電圧電源1が高電圧電源
線Aに接続される。高電圧電源1からの高電圧の電力は
高電圧電源線Aを介して出力される。また高電圧電源線
Aに電源分配ボックス10Bが備えられ、電源分配ボッ
クス10Bに出力線B1、B2を介して高電圧負荷4
A、4B、および主電源線Cを介してDC/DCコンバ
ータ3Bが接続される。DC/DCコンバータ3Bと低
電圧負荷6A、6Bが出力線Bを介して接続される。ま
た出力線Bに低電圧バッテリ7が接続され、通常時は出
力線Bからの電力により充電される、
【0004】次に図12を用いて、DC/DCコンバー
タ3Bおよび電源分配ボックス10Bの内部構成を説明
する。電源分配ボックス10B内の高電圧電源線Aに出
力線B1、B2が接続され、出力線B1、B2に負荷用
トランジスタ14A、14Bが備えられている。さらに
高電圧電源線Aには主電源線Cが接続され、主電源線C
には主トランジスタ11を備える。また負荷用トランジ
スタ14A、14Bと主トランジスタ11は制御素子2
1Bに接続され、制御素子21Bによって各トランジス
タがオンされることによって、高電圧電源線Aからの高
電圧の電力を各高電圧負荷4A、4BおよびDC/DC
コンバータ3Bへ供給する。
【0005】DC/DCコンバータ3Bの内部には、制
御素子16によって制御される低電圧用トランジスタ1
5が備えられ、主電源線Cから供給された高電圧の電力
は、コンデンサ19で電圧平滑されて低電圧用トランジ
スタ15に入力される。入力された高電圧の電力は、低
電圧用トランジスタ15がデューティ制御で駆動される
ことによって低電圧の電力に降圧され、コンデンサ2
0、チョークコイル18、ダイオード17によって電圧
平滑される。降圧された低電圧の電力は、低電圧負荷6
A、6Bに供給され、さらに低電圧バッテリ7を充電す
る。
【0006】上記のように、通常時は高電圧電源1から
の高電圧の電力によって、各高電圧負荷4A、4Bを駆
動させるとともに、DC/DCコンバータ3Bによって
低電圧の電力に降圧して、低電圧負荷6A、6Bを駆動
させることができる。また、DC/DCコンバータ3B
の低電圧用トランジスタ15または制御素子16が故障
して、低電圧負荷6A、6Bへの出力電圧が低下した場
合でも、低電圧バッテリ7からの電力により低電圧負荷
6A、6Bを駆動させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の構成
では、低電圧負荷6A、6Bへ適正な電圧の電力を供給
することができなくなった場合、すなわち、低電圧用ト
ランジスタ15がオフした状態で故障(以下オープンモ
ード故障)した場合の予備電源として低電圧バッテリ7
を備えており、コストアップの要因となる問題があっ
た。
【0008】したがって本発明は上記の問題点に鑑み、
低電圧用トランジスタ15が故障した際にも、低電圧バ
ッテリ7を備えることなく、低電圧負荷6A、6Bに適
正な電圧の電力を供給することができる電源装置の提供
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
高電圧の電力を出力する高電圧電源と、該高電圧電源に
接続される主電源線と、該主電源線を介して高電圧の電
力を入力し、入力した高電圧の電力を降圧して、所定の
低電圧の電力を出力する降圧回路と、高電圧電源と降圧
回路の出力側を接続する副電源線と、降圧回路が出力す
る電力の電圧値を検出する電圧検出手段と、副電源線に
設けられた副スイッチング素子と、副スイッチング素子
を制御する制御手段とを備え、降圧回路により降圧した
電圧値よりも低い所定の電圧値を第一の電圧値とし、電
圧検出手段により検出された電圧値が、第一の電圧値以
上である場合は、副スイッチング素子をオフし、また電
圧検出手段により検出された電圧値が、第一の電圧値未
満である場合は、副スイッチング素子をデューティ制御
で駆動することによって高電圧の電力を降圧し、降圧回
路が出力する低電圧の電力とするものとした。
【0010】請求項2記載の発明は、高電圧の電力を出
力する高電圧電源と、該高電圧電源に接続される主電源
線と、該主電源線を介して高電圧の電力を入力し、入力
した高電圧の電力を降圧して、所定の低電圧の電力を出
力する降圧回路と、高電圧電源と降圧回路の出力側を接
続する副電源線と、降圧回路が出力する電力の電圧値を
検出する電圧検出手段と、主電源線に設けられた主スイ
ッチング素子と、副電源線に設けられた副スイッチング
素子と、主スイッチング素子および副スイッチング素子
を制御する制御手段とを備え、降圧回路により降圧した
電圧値よりも低い所定の電圧値を第一の電圧値とし、降
圧回路により降圧した電圧値よりも高い所定の電圧値を
第二の電圧値とし、制御手段は、電圧検出手段により検
出された電圧値が、第二の電圧値以下で第一の電圧値以
上の場合には、主スイッチング素子をオンするととも
に、副スイッチング素子をオフし、電圧検出手段により
検出された電圧値が、第二の電圧値より高い場合には、
主スイッチング素子をデューティ制御で駆動することに
よって高電圧の電力を降圧し、降圧回路が出力する低電
圧の電力とし、また電圧検出手段により検出された電圧
値が、第一の電圧値未満である場合には、副スイッチン
グ素子をデューティ制御で駆動することによって高電圧
の電力を降圧し、降圧回路が出力する低電圧の電力とす
るものとした。
【0011】請求項3記載の発明は、高電圧の電力を出
力する高電圧電源と、該高電圧電源に接続される主電源
線と、該主電源線を介して高電圧の電力を入力し、入力
した高電圧の電力を降圧して、所定の低電圧の電力を出
力する降圧回路と、高電圧電源と降圧回路の出力側を接
続する副電源線と、降圧回路が出力する電力の電圧値を
検出する電圧検出手段と、主電源線に設けられた主スイ
ッチング素子と、副電源線に設けられた副スイッチング
素子と、主スイッチング素子および副スイッチング素子
を制御する制御手段とを備え、降圧回路により降圧した
電圧値よりも低い所定の電圧値を第一の電圧値とし、降
圧回路により降圧した電圧値よりも高い所定の電圧値を
第二の電圧値とし、制御手段は、電圧検出手段により検
出された電圧値が、第二の電圧値以下で第一の電圧値以
上の場合には、主スイッチング素子をオンするととも
に、副スイッチング素子をオフし、また電圧検出手段に
より検出された電圧値が、第二の電圧値より高い、もし
くは第一の電圧値未満である場合には、主スイッチング
素子をオフするとともに、副スイッチング素子をデュー
ティ制御で駆動することによって高電圧の電力を降圧
し、降圧回路が出力する低電圧の電力とするものとし
た。
【0012】請求項4記載の発明は、高電圧の電力を出
力する高電圧電源と、該高電圧電源に接続される主電源
線と、該主電源線を介して高電圧の電力を入力し、入力
した高電圧の電力を降圧して、所定の低電圧の電力を出
力する降圧回路と、降圧回路が出力する電力の電圧値を
検出する電圧検出手段と、主電源線に設けられた主スイ
ッチング素子と、該主スイッチング素子を制御する制御
手段とを備え、降圧回路により降圧した電圧値よりも高
い所定の電圧値を第二の電圧値とし、制御手段は、電圧
検出手段によって検出された電圧値が、第二の電圧値よ
りも高い場合には、主スイッチング素子をデューティ制
御で駆動することによって高電圧の電力を降圧し、降圧
回路が出力する低電圧の電力とするものとした。
【0013】請求項5記載の発明は、ユーザに報知する
報知部を備え、制御手段は電圧検出手段により検出され
た電圧値に基づき報知部に信号を出力し、報知部が報知
するものとした。
【0014】請求項6記載の発明は、ユーザに報知する
報知部を備え、制御手段は副スイッチング素子を所定の
デューティ比で駆動するとともに、電圧検出手段により
検出された電圧に基づいて、副スイッチング素子の故障
診断を行い、副スイッチング素子が故障していると診断
された場合に、報知部に信号を出力し、報知部が報知す
るものとした。請求項7記載の発明は、故障診断は、電
源装置の電源投入時に行うものとした。
【0015】請求項8記載の発明は、降圧回路が、デュ
ーティ制御で駆動されることによって高電圧の電力を低
電圧の電力に変換するスイッチング素子を備え、副電源
線は降圧回路のスイッチング素子の出力端に接続され、
電圧検出手段は副電源線に接続され、制御手段は、電圧
検出手段により検出された副電源線の電圧に基づいて、
主スイッチング素子および副スイッチング素子の駆動を
制御するものとした。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、降圧回路
が故障し出力電圧値が第一の電圧値未満となる場合に、
副スイッチング素子をデューティ制御で駆動することに
より、高電圧電源からの高電圧の電力を低電圧の電力に
降圧して、降圧回路の出力電力とすることができる。こ
れにより、従来減少した電力を補うために備えられてい
た低電圧負荷用のバッテリが不要となり、電源装置のコ
ストダウンが図られる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、降圧回路が
故障し、降圧回路の出力電圧値が減少し第一の電圧値未
満となる場合は、副スイッチング素子をデューティ制御
で駆動することにより、また降圧回路の出力電圧値が上
昇し第二の電圧値よりも高くなる場合には、主スイッチ
ング素子をデューティ制御で駆動することにより、高電
圧電源からの高電圧の電力を低電圧の電力に降圧して、
降圧回路の出力電力とすることができる。これにより降
圧回路は、常に適切な電圧の電力を出力することができ
る。
【0018】請求項3記載の発明によれば、降圧回路が
故障し、降圧回路の出力電圧値が減少し第一の電圧値未
満となる場合、および降圧回路の出力電圧値が上昇し第
二の電圧値よりも高くなる場合には、制御手段は副スイ
ッチング素子のみをデューティ制御で駆動することによ
り、高電圧電源からの高電圧の電力を低電圧の電力に降
圧して、降圧回路の出力電力とすることができる。副ス
イッチング素子のみをデューティ制御で駆動すればよい
ので、制御手段の制御負荷を低減することができる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、降圧回路が
故障し、降圧回路の出力電圧値が上昇し第二の電圧値よ
りも高くなる場合には、主スイッチング素子をデューテ
ィ制御で駆動することにより、高電圧電源からの高電圧
の電力を低電圧の電力に降圧して、降圧回路の出力電力
とすることができる。これにより降圧回路に接続される
低電圧負荷に高電圧が印加されて、低電圧負荷が故障す
ることを防止することができる。
【0020】請求項5記載の発明によれば、電圧検出手
段により検出された電圧値に応じて制御手段が報知部に
信号を出力し報知部が報知することにより、ユーザに降
圧回路の故障を知らせることができる。
【0021】請求項6記載の発明は、電圧検出手段によ
って検出された検出結果に基づいて、副スイッチング素
子の故障診断を行うことにより、副スイッチング素子が
故障していることを報知することができる。
【0022】請求項7記載の発明は、故障診断が、電源
装置の電源投入時に行われるので、電源装置の作動前に
ユーザに副スイッチング素子が故障していることを報知
することができる。
【0023】請求項8記載の発明は、副電源線が降圧回
路内のスイッチング素子の出力端に接続されていること
により、電圧検出手段を副電源線のどこに接続しても降
圧回路内のスイッチング素子の出力電圧値を検出するこ
とができる。これにより電圧検出手段の設置場所の設計
自由度が向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態を実施例に
より説明する。図1は第1の実施例を示す回路図であ
り、高電圧系(42V)と低電圧系(14V)を備える
多電圧電源装置である。高電圧(42V)の電力を出力
する高電圧電源1の端子の一端がアースに接続され、他
端は高電圧電源線Aに接続される。また高電圧電源線A
に電源分配ボックス10が備えられ、電源分配ボックス
10に出力線B1、B2を介して高電圧負荷4A、4B
が接続される。さらに電源分配ボックス10に主電源線
Cおよび副電源線Dを介してDC/DCコンバータ3が
接続される。
【0025】DC/DCコンバータ3は、出力線Bを介
して低電圧負荷6A、6Bに接続される。また出力線B
に電圧センサ5が接続され、検出結果は破線で示した信
号線Eを通じて電源分配ボックス10へ出力される。さ
らに警告灯8が電源分配ボックス10に接続される。本
発明において、DC/DCコンバータ3が降圧回路を構
成し、電圧センサ5が電圧検出手段を構成する。
【0026】次に図2を用いてDC/DCコンバータ3
および電源分配ボックス10の内部構成を説明する。電
源分配ボックス10内では高電圧電源線Aに、出力線B
1、B2が接続されている。また出力線B1、B2には
電源スイッチとして機能し、制御素子21によって制御
される負荷用トランジスタ14A、14Bが備えられて
いる。負荷用トランジスタ14A、14Bは制御素子2
1によってオン/オフされることによって、高電圧電源
線Aからの42V電力を高電圧負荷4A、4Bに供給ま
たは遮断することができる。
【0027】さらに電源分配ボックス10内では高電圧
電源線Aに、主電源線Cおよび副電源線Dが接続されて
いる。また主電源線C、副電源線Dには電源スイッチと
して機能し、制御素子21によって制御される主トラン
ジスタ11、副トランジスタ12が備えられている。主
トランジスタ11、副トランジスタ12は制御素子21
によってオン/オフされることによって、高電圧電源線
Aからの42V電力を主電源線C、副電源線Dを通じて
DC/DCコンバータ3の入力端子30、31へ入力す
ることができる。本発明において、主トランジスタ11
が主スイッチング素子を構成し、また副トランジスタ1
2が副スイッチング素子を構成する
【0028】通常時において、DC/DCコンバータ3
に入力される42V電力は、主トランジスタ11が制御
されることによって入力端子30に対してのみ供給また
は遮断され、入力端子31に対しては、副トランジスタ
12をオフして電源供給を行わない状態にしている。副
トランジスタ12の動作については後で述べる。
【0029】DC/DCコンバータ3では低電圧用トラ
ンジスタ15を用いて高電圧(42V)を低電圧(14
V)に降圧する。すなわち、入力端子30から入力され
た42V電力はコンデンサ19によって電圧平滑され、
制御素子16によってデューティ制御で駆動される低電
圧用トランジスタ15によって、低電圧負荷6A,6B
へ電力供給する際の所定電圧値である14Vの電圧に降
圧される。また降圧された電力は、コンデンサ20、チ
ョークコイル18、ダイオード17によって電圧平滑さ
れ、出力端子32から出力される。入力端子31は低電
圧用トランジスタ15の出力側とチョークコイル18と
の間に設けられている。
【0030】一般に、トランジスタを用いて電圧を降圧
させる際には、 出力電圧=入力電圧×デューティ比(=ON時間/(O
N時間+OFF時間)) となることが知られている。
【0031】出力端子32から出力された14V電力
は、出力線Bを通じて低電圧負荷6A、6Bに入力され
る。また出力線Bに、出力端子32からの出力電圧を検
出する電圧センサ5を設け、検出結果は信号線Eを介し
て制御素子21に出力される。また制御素子21は電圧
センサ5の検出結果に基づき、警告灯8を点灯させる。
【0032】次に、DC/DCコンバータ3内の低電圧
用トランジスタ15がオープンモード故障した場合につ
いて説明する。オープンモード故障すると、低電圧用ト
ランジスタ15がオフした状態となり、DC/DCコン
バータ3の出力電圧は0Vまで低下する。制御素子21
は、DC/DCコンバータ3の出力電圧を電圧センサ5
からの出力信号により常時監視しており、図3に示すよ
うに低電圧負荷6A、6Bへ電力供給する際の許容電圧
値である9〜16Vの範囲を下回った時刻t1で、オー
プンモード故障が発生したと判断する。
【0033】オープンモード故障が発生したと判断する
と、制御素子21は、オフ状態であった副トランジスタ
12をデューティ制御で駆動する。副トランジスタ12
はデューティ制御で駆動されることによって、高電圧電
源線Aからの高電圧の電力を降圧し、副電源線Dを通じ
て入力端子31からDC/DCコンバータ3へ電力供給
する。入力された電力は、コンデンサ20、ダイオード
17、チョークコイル18によって電圧平滑されて出力
端子32から出力される。副トランジスタ12をデュー
ティ制御する際のデューティ比は、DC/DCコンバー
タ3からの出力電圧値が14Vになるように制御する。
【0034】さらに、低電圧用トランジスタ15の故障
は、オープンモード故障のほかにショート状態の故障が
ある。ショートモード故障すると、低電圧用トランジス
タ15がオンした状態となりスイッチング駆動すること
ができなくなるため、DC/DCコンバータ3の出力電
圧は、DC/DCコンバータ3の入力電圧(42V)ま
で上昇する。制御素子21は、図4に示すようにDC/
DCコンバータ3の出力電圧が低電圧負荷6A、6Bへ
電力供給する際の許容電圧値である9〜16Vの範囲を
超えた時刻t2で、ショートモード故障が発生したと判
断する。
【0035】ショートモード故障が発生したと判断する
と、主トランジスタ11をオフさせるとともに上記オー
プンモード故障と同様に制御素子21は、オフ状態であ
った副トランジスタ12をデューティ制御で駆動する。
これによりDC/DCコンバータ3の出力端子32から
14Vの電圧が出力される。オープンモード、またはシ
ョートモード故障が発生したときに、制御素子21は警
告灯8を点灯させ、ユーザに低電圧用トランジスタ15
の故障を知らせる。
【0036】図5に制御素子21が行う制御の流れを示
す。ステップ101において、主トランジスタ11がオ
ンされると、DC/DCコンバータ3に主電源線Cを通
じて電力が供給される。DC/DCコンバータ3では、
低電圧用トランジスタ15を制御素子16によってデュ
ーティ制御で駆動することによって、出力端子32から
14Vの電力が出力される。
【0037】制御素子21はステップ102において、
電圧センサ5で検出された電圧値を参照し、ステップ1
03で電圧値が9V未満かどうか判断する。9V未満の
ときはステップ104へ進み、9V以上の時はステップ
107へ進む。ステップ104において、制御素子21
は、DC/DCコンバータ3内の低電圧用トランジスタ
15がオープンモード故障したと判断する。
【0038】ステップ105において、制御素子21は
警告灯8を点灯させ、ユーザにDC/DCコンバータ3
が故障したことを知らせる。ステップ106において、
副トランジスタ12を、DC/DCコンバータ3からの
出力電圧が14Vになるようにデューティ制御で駆動す
る。これにより、低電圧負荷6A、6Bに出力する低電
圧の電力を確保することができる。
【0039】一方、ステップ107においては、電圧セ
ンサ5で検出された電圧値が、16Vより高いかどうか
判断する。16Vより高い場合はステップ108へ進
む。16V以下のときはステップ102へ戻る。ステッ
プ108において、制御素子21は、DC/DCコンバ
ータ3内の低電圧用トランジスタ15がショートモード
故障したと判断する。ステップ109において、主トラ
ンジスタ11をオフして、主電源線Cを経由してのDC
/DCコンバータ3への電力供給を止める。その後ステ
ップ105、106へ進む。
【0040】これにより、低電圧負荷6A、6Bに高電
圧の電力が印加されることがなくなり、破損を防止する
ことができるとともに、副トランジスタ12を駆動させ
ることにより常に適正な低電圧の電力を供給することが
できる。本発明において、ステップ101〜104およ
び106〜109が制御手段を構成する。またステップ
105が報知部を構成する。
【0041】本実施例は以上のように構成され、DC/
DCコンバータ3内の低電圧用トランジスタ15に、オ
ープンモードもしくはショートモード故障が生じ、低電
圧負荷6A、6Bに所定の低電圧の電力供給できなくな
ったとしても、副トランジスタ12を駆動することによ
り、低電圧負荷6A、6Bへの出力電圧を確保すること
ができる。これにより、従来故障時の予備として設けら
れていた低電圧バッテリ7が不要となり、バッテリ分の
コスト低減、重量減が可能となる。
【0042】また低電圧用トランジスタ15にショート
モード故障が生じた際には、主トランジスタ11をオフ
するので、低電圧負荷6A、6Bに高電圧の電力が印加
されることを防止できる。
【0043】さらに、DC/DCコンバータ3故障時に
スイッチング駆動させる副トランジスタ12が故障して
いないかどうかの診断を、適切なタイミング(例えば装
置の電源が入れられた時など)で行うことにより、電源
装置の信頼性をより高めることができる。
【0044】制御素子21を用いて副トランジスタ12
の故障診断を行う際の、制御素子21が行う制御の流れ
を図6に示す。ステップ201において、主トランジス
タ11がオフかどうか判断する。主トランジスタ11が
オフでないときはステップ207へ進み、オフのときは
ステップ202へ進む。
【0045】ステップ207では、主トランジスタ11
をオフし、ステップ202へ進む。ステップ202で
は、DC/DCコンバータ3故障時に用いる副トランジ
スタ12をデューティ制御(例えばデューティ比33
%)でスイッチング駆動させる。ステップ203では、
電圧センサ5で検出された電圧値を参照する。
【0046】ステップ204では、DC/DCコンバー
タ3からの出力電圧値が、9V以上16V以下かどうか
を判断する。出力電圧値が9V以上16V以下であると
きはステップ205へ進み、出力電圧値が9V以上16
V以下でないときは、ステップ208へ進む。ステップ
205では、副トランジスタ12は正常であると判断
し、ステップ206で、副トランジスタ12のスイッチ
ング駆動をオフして診断を終了する。
【0047】一方、ステップ208では、副トランジス
タ12が故障していると判断する。この場合ステップ2
09で、副トランジスタ12のスイッチング駆動をオフ
するとともに、ステップ210で、警告灯8へ信号を送
り、警告灯8を点灯させてユーザに副トランジスタ12
の故障を知らせる。警告灯8は、副トランジスタ12の
診断時は点滅、診断結果が正常なときは消灯、副トラン
ジスタ12が故障と判断されたときは点灯するなどの方
法によりユーザに知らせる。
【0048】上記のように、副トランジスタ12の故障
診断を装置の電源投入時に行い、事前に副トランジスタ
12の状態を把握することにより、DC/DCコンバー
タ3故障時における副トランジスタ12の対応の信頼性
を向上させることができる。
【0049】上記実施例では、低電圧用トランジスタ1
5がショートモード故障した際に、副トランジスタ12
をデューティ制御することによって、低電圧負荷6A、
6Bに電力を供給するようにしたが、変形例として、主
トランジスタ11をデューティ制御で駆動することによ
って、高電圧電源1から出力される高電圧を降圧して低
電圧負荷6A、6Bに出力するようにしてもよい。
【0050】図7に第2の実施例を示す。これは、第1
の実施例に対して電圧センサの位置を異ならせたもので
ある。電源分配ボックス10に代る電源分配ボックス1
0Aは、第1の実施例と同様に高電圧負荷4A、4Bと
接続され、また主電源線C、副電源線Dを介してDC/
DCコンバータ3と接続される。DC/DCコンバータ
3は出力線Bを介して低電圧負荷6A、6Bに接続され
る。
【0051】電源分配ボックス10A内には電圧センサ
5Aが備えられ、副電源線Dに接続される。電圧センサ
5Aは、低電圧用トランジスタ15がデューティ制御で
駆動されることによっておこる電圧値の変化を検出す
る。また検出結果は信号線Fを介して制御素子21Aに
入力される。制御素子21Aは、電圧センサ5Aからの
検出結果に応じて主トランジスタ11、副トランジスタ
12を制御する。他の構成および作用については、上記
第1の実施例と同じであり同じ番号をつけ説明を省略す
る。
【0052】DC/DCコンバータ3内の低電圧用トラ
ンジスタ15がショートモードで故障すると、低電圧用
トランジスタ15がオンした状態となりスイッチング駆
動することができなくなる。これにより電圧センサ5A
は図8に示すように、電圧変化の途絶えたDC/DCコ
ンバータ3の入力電圧値(42V)を検出する。電圧セ
ンサ5Aでの検出結果は信号線Fを介して制御素子21
Aに入力され、所定のX時間電圧センサ5Aで42Vの
電圧値が検出されると、制御素子21Aは低電圧用トラ
ンジスタ15がショートモード故障したと判断する。所
定のX時間は例えば、低電圧用トランジスタ15のオ
ン、オフの1周期よりも短く、オン時間よりも長い時間
に設定する。
【0053】次に、低電圧用トランジスタ15がオープ
ンモードで故障すると、低電圧用トランジスタ15がオ
フした状態となりスイッチング駆動することができなく
なる。図9に示すように電圧センサ5Aは、電圧変化の
途絶えた電圧値0Vを検出する。電圧センサ5Aでの検
出結果は制御素子21Aに入力され、所定のX’時間電
圧センサ5Aで0Vの電圧値が検出されると、制御素子
21Aは低電圧用トランジスタ15がオープンモード故
障したと判断する。所定のX’時間は例えば、低電圧用
トランジスタ15のオン、オフの1周期よりも短く、オ
フ時間よりも長い時間に設定する。
【0054】図10を用いて、制御素子21Aが行う制
御の流れを示す。ステップ301において、主トランジ
スタ11がオンされると、DC/DCコンバータ3に高
電圧の電力が主電源線Cを通じて入力される。入力され
た電力は、低電圧用トランジスタ15が駆動されること
によって、低電圧の電力に降圧される。ステップ302
において、電圧センサ5Aによって検出される電圧値を
参照して、ステップ303において、電圧値42Vが所
定のX時間以上継続しているかどうか判断する。電圧値
42VがX時間以上継続している場合は、ステップ30
4へ進み、電圧値42VがX時間以上継続していない場
合はステップ308へ進む。
【0055】ステップ304において、制御素子21
は、低電圧用トランジスタ15がショートモード故障し
たと判断する。ステップ305において、主トランジス
タ11をオフして、DC/DCコンバータ3への電力供
給を止める。ステップ306において、制御素子21は
警告灯8を点灯させ、ユーザに低電圧用トランジスタ1
5が故障していることを知らせる。ステップ307にお
いて、副トランジスタ12をデューティ制御で駆動させ
て、低電圧負荷6A、6Bへの出力電圧を確保する。
【0056】ステップ308では、電圧値0Vが所定の
X’時間以上継続しているかどうか判断する。電圧値0
VがX’時間以上継続している場合は。ステップ309
へ進み、電圧値0VがX’時間以上継続していない場合
はステップ302へ戻る。ステップ309において、制
御素子21は、低電圧用トランジスタ15がオープンモ
ード故障したと判断する。その後ステップ306、30
7へ進む。このように、低電圧用コンデンサ15によっ
て発生する電圧変化を、副電源線Dを介して検出するこ
とにより、低電圧用コンデンサ15の故障を判断するこ
とができる。
【0057】本実施例は以上のように構成され、低電圧
用トランジスタ15が故障し、低電圧負荷6A、6Bに
電力供給できなくなったとしても、副トランジスタ12
を用いてDC/DCコンバータ3に電力供給することに
より、低電圧負荷6A、6Bに供給する所定の低電圧の
電力を確保することができる。また低電圧用トランジス
タ15の故障判断を、低電圧用トランジスタ15が駆動
される際のスイッチング波形から行うものとし、その電
圧を検出する電圧センサ5Aを電源分配ボックス10A
内に備えることにより、電圧センサと制御素子との間の
信号線を短くすることができる。
【0058】なお上記各実施例において、電源分配ボッ
クス10、10Aに接続される高電圧負荷4A、4Bを
2個としたがこれに限定されず、適宜任意の数の負荷を
接続することができる。また、同様にDC/DCコンバ
ータ3に接続される低電圧負荷6A、6Bの数も適宜所
定の数とすることができる。さらに、スイッチング素子
としてトランジスタを用いたがこれに限定されず、他の
ものを用いてもよい。
【0059】また、副トランジスタ12の他の故障診断
の方法として、主トランジスタ11をオフにして、副ト
ランジスタ12をデューティ比スイープ(例えば25%
から40%へ上昇)させ、DC/DCコンバータ3から
所定のスイープ電圧(例えば9Vから16Vへ上昇)が
出力されるかどうかを確認する方法を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】電源分配ボックスおよびDC/DCコンバータ
内部の詳細を示す図である。
【図3】DC/DCコンバータがオープンモード故障し
た際の出力電圧を示す図である。
【図4】DC/DCコンバータがショートモード故障し
た際の出力電圧を示す図である。
【図5】第1の実施例における制御の流れを示す図であ
る。
【図6】副トランジスタの故障診断の流れを示す図であ
る。
【図7】第2の実施例を示す図である。
【図8】ショートモード故障時における低電圧用トラン
ジスタの出力電圧を示す図である。
【図9】オープンモード故障時における低電圧用トラン
ジスタの出力電圧を示す図である。
【図10】第2の実施例における制御の流れを示す図で
ある。
【図11】従来の多電圧電源装置の例を示す図である。
【図12】従来の例の詳細を示す図である。
【符号の説明】
1 高電圧電源 3 DC/DCコンバータ 4A、4B 高電圧負荷 5、5A 電圧センサ 6A、6B 低電圧負荷 7 低電圧バッテリ 8 警告灯 10、10A 電圧分配ボックス 11 主トランジスタ 12 副トランジスタ 14A、14B 負荷用トランジスタ 15 低電圧用トランジスタ 16、21 制御素子 A 高電圧電源線 B、B1、B2 出力線 C 主電源線 D 副電源線 E、F 信号線
フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 BA01 CC02 DA02 DA16 DA17 FA06 GA01 GB03 5H730 AS05 BB13 DD04 EE08 EE59 EE65 FD01 FG05 XX04 XX15 XX23 XX32 XX33 XX43 XX45

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧の電力を出力する高電圧電源と、
    該高電圧電源に接続される主電源線と、該主電源線を介
    して高電圧の電力を入力し、入力した前記高電圧の電力
    を降圧して、所定の低電圧の電力を出力する降圧回路
    と、前記高電圧電源と前記降圧回路の出力側を接続する
    副電源線と、前記降圧回路が出力する電力の電圧値を検
    出する電圧検出手段と、前記副電源線に設けられた副ス
    イッチング素子と、前記副スイッチング素子を制御する
    制御手段とを備え、前記降圧回路により降圧した電圧値
    よりも低い所定の電圧値を第一の電圧値とし、前記電圧
    検出手段により検出された電圧値が、前記第一の電圧値
    以上である場合は、前記副スイッチング素子をオフし、
    また前記電圧検出手段により検出された電圧値が、前記
    第一の電圧値未満である場合は、前記副スイッチング素
    子をデューティ制御で駆動することによって前記高電圧
    の電力を降圧し、前記降圧回路が出力する低電圧の電力
    とすることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 高電圧の電力を出力する高電圧電源と、
    該高電圧電源に接続される主電源線と、該主電源線を介
    して高電圧の電力を入力し、入力した前記高電圧の電力
    を降圧して、所定の低電圧の電力を出力する降圧回路
    と、前記高電圧電源と前記降圧回路の出力側を接続する
    副電源線と、前記降圧回路が出力する電力の電圧値を検
    出する電圧検出手段と、前記主電源線に設けられた主ス
    イッチング素子と、前記副電源線に設けられた副スイッ
    チング素子と、前記主スイッチング素子および前記副ス
    イッチング素子を制御する制御手段とを備え、前記降圧
    回路により降圧した電圧値よりも低い所定の電圧値を第
    一の電圧値とし、前記降圧回路により降圧した電圧値よ
    りも高い所定の電圧値を第二の電圧値とし、前記制御手
    段は、前記電圧検出手段により検出された電圧値が、前
    記第二の電圧値以下で前記第一の電圧値以上の場合に
    は、前記主スイッチング素子をオンするとともに、前記
    副スイッチング素子をオフし、前記電圧検出手段により
    検出された電圧値が、前記第二の電圧値より高い場合に
    は、前記主スイッチング素子をデューティ制御で駆動す
    ることによって前記高電圧の電力を降圧し、前記降圧回
    路が出力する低電圧の電力とし、また前記電圧検出手段
    により検出された電圧値が、前記第一の電圧値未満であ
    る場合には、前記副スイッチング素子をデューティ制御
    で駆動することによって前記高電圧の電力を降圧し、前
    記降圧回路が出力する低電圧の電力とすることを特徴と
    する電源装置。
  3. 【請求項3】 高電圧の電力を出力する高電圧電源と、
    該高電圧電源に接続される主電源線と、該主電源線を介
    して高電圧の電力を入力し、入力した前記高電圧の電力
    を降圧して、所定の低電圧の電力を出力する降圧回路
    と、前記高電圧電源と前記降圧回路の出力側を接続する
    副電源線と、前記降圧回路が出力する電力の電圧値を検
    出する電圧検出手段と、前記主電源線に設けられた主ス
    イッチング素子と、前記副電源線に設けられた副スイッ
    チング素子と、前記主スイッチング素子および前記副ス
    イッチング素子を制御する制御手段とを備え、前記降圧
    回路により降圧した電圧値よりも低い所定の電圧値を第
    一の電圧値とし、前記降圧回路により降圧した電圧値よ
    りも高い所定の電圧値を第二の電圧値とし、前記制御手
    段は、前記電圧検出手段により検出された電圧値が、前
    記第二の電圧値以下で前記第一の電圧値以上の場合に
    は、前記主スイッチング素子をオンするとともに、前記
    副スイッチング素子をオフし、また前記電圧検出手段に
    より検出された電圧値が、前記第二の電圧値より高い、
    もしくは前記第一の電圧値未満である場合には、前記主
    スイッチング素子をオフするとともに、前記副スイッチ
    ング素子をデューティ制御で駆動することによって前記
    高電圧の電力を降圧し、前記降圧回路が出力する低電圧
    の電力とすることを特徴とする電源措置。
  4. 【請求項4】 高電圧の電力を出力する高電圧電源と、
    該高電圧電源に接続される主電源線と、該主電源線を介
    して高電圧の電力を入力し、入力した前記高電圧の電力
    を降圧して、所定の低電圧の電力を出力する降圧回路
    と、前記降圧回路が出力する電力の電圧値を検出する電
    圧検出手段と、前記主電源線に設けられた主スイッチン
    グ素子と、該主スイッチング素子を制御する制御手段と
    を備え、前記降圧回路により降圧した電圧値よりも高い
    所定の電圧値を第二の電圧値とし、前記制御手段は、前
    記電圧検出手段によって検出された電圧値が、前記第二
    の電圧値よりも高い場合には、前記主スイッチング素子
    をデューティ制御で駆動することによって前記高電圧の
    電力を降圧し、前記降圧回路が出力する低電圧の電力と
    することを特徴とする電源装置。
  5. 【請求項5】 ユーザに報知する報知部を備え、前記制
    御手段は前記電圧検出手段により検出された電圧値に基
    づき前記報知部に信号を出力し、前記報知部が報知する
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の電源
    装置。
  6. 【請求項6】 ユーザに報知する報知部を備え、前記制
    御手段は前記副スイッチング素子を所定のデューティ比
    で駆動するとともに、前記電圧検出手段により検出され
    た電圧に基づいて、前記副スイッチング素子の故障診断
    を行い、前記副スイッチング素子が故障していると診断
    された場合に、前記報知部に信号を出力し、前記報知部
    が報知することを特徴とする請求項1、2または3記載
    の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記故障診断は、電源装置の電源投入時
    に行われることを特徴とする請求項6記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記降圧回路は、デューティ制御で駆動
    されることによって前記高電圧の電力を前記低電圧の電
    力に変換するスイッチング素子を備え、前記副電源線は
    前記降圧回路のスイッチング素子の出力端に接続され、
    前記電圧検出手段は前記副電源線に接続され、前記制御
    手段は、前記電圧検出手段により検出された前記副電源
    線の電圧に基づいて、前記主スイッチング素子および前
    記副スイッチング素子の駆動を制御することを特徴とす
    る請求項1、2または3記載の電源装置。
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