JPH08220042A - においモニタ - Google Patents

においモニタ

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JPH08220042A
JPH08220042A JP2410695A JP2410695A JPH08220042A JP H08220042 A JPH08220042 A JP H08220042A JP 2410695 A JP2410695 A JP 2410695A JP 2410695 A JP2410695 A JP 2410695A JP H08220042 A JPH08220042 A JP H08220042A
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JP
Japan
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odor
sensor
humidity
temperature
intensity
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2410695A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Masuyama
巖 増山
Hitoshi Ejima
均 江島
Yasushi Yagasaki
康司 矢ケ崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
IHI Shibaura Machinery Corp
Original Assignee
IHI Corp
IHI Shibaura Machinery Corp
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Publication date
Application filed by IHI Corp, IHI Shibaura Machinery Corp filed Critical IHI Corp
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度、湿度及びにおいの強度を検出できるに
おいモニタを提供する。 【構成】 筐体24に、においの強度を検出するにおい
センサ20と、においセンサ20からの検出値を表示す
る表示部31とを設けたにおいモニタにおいて、筐体2
4に温度センサ29と湿度センサ30とを設けると共に
温度センサ29及び湿度センサ30からの検出値を表示
部31に表示するようにしたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、においの強度を検出す
るにおいモニタに関する。
【0002】
【従来の技術】ホテルや旅館等の客室は宿泊客が利用し
た後の煙草や香水等のにおいが残りやすい。このため、
後から利用する客が不愉快な思いをすることがある。そ
こでオゾン脱臭装置を用いてオゾンを発生させ、におい
分子を分解することによりにおいを脱臭することが提案
されている。
【0003】しかしオゾンには強い脱臭作用がある反
面、濃度が高くなると人体に有害なガスでもある。この
ため、オゾン脱臭装置を用いて脱臭する場合、においの
強度を測定することによりどの程度(何分ぐらい)行え
ばよいのかを判断する必要がある。
【0004】図8は本発明の前提となったにおいモニタ
の概念実体配線図であり、図9はその回路図である。
【0005】図8及び図9において、1は乾電池(単三
型)、2はスイッチ(2回路2接点)、3は3端子レギ
ュレータ、4はコンデンサ、5はダイオード、6、7は
抵抗器である。これら電池1、3端子レギュレータ3、
コンデンサ4、ダイオード5及び抵抗器6で定電圧回路
8を構成している。9はにおい強度を検出するにおいセ
ンサであり、筐体10の表側(図8では裏側)に露出し
たソケット11に挿入されている。においセンサ9は、
一端が定電圧回路8の出力に接続され、他端が抵抗器7
に接続されている。抵抗器7の両端にはターミナル1
2、13が接続されており、外部の電圧計(テスター)
14に接続されるようになっている。
【0006】においセンサ9には半導体センサが用いら
れいる。半導体センサは半導体表面にガスが吸着あるい
は脱着するとその抵抗値が変化するものである。例え
ば、n型半導体センサに酸化性ガスが触れると陰イオン
が吸着し、センサから電子が吸着ガスに移動し、センサ
表面に空間電荷層が形成されセンサの抵抗値が増大す
る。これに対して還元性ガスが触れると陽イオンを吸着
しセンサ内に電子を放出するので、センサの抵抗値は減
少する。
【0007】このようなにおいモニタを用いて、におい
の強度を測定するとにおいの強度に応じた電圧が電圧計
14に表示されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、脱臭しよう
とする室内のにおいの強度は、室内の温度や湿度によっ
て大きく変動する。しかし、上述したにおいモニタはた
だにおいの強度を測定するだけであり、温度や湿度につ
いては考慮されていない。このため、状況に合わせたオ
ゾン脱臭ができなくなり、脱臭作業が不完全なものにな
るおそれがある。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、温度、湿度及びにおいの強度を検出できるにおいモ
ニタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、筐体に、においの強度を検出するにおいセ
ンサと、においセンサからの検出値を表示する表示部と
を設けたにおいモニタにおいて、筐体に温度センサと湿
度センサとを設けると共に温度センサ及び湿度センサか
らの検出値を表示部に表示するようにしたものである。
【0011】
【作用】上記構成によれば、温度センサで温度を検出
し、湿度センサで湿度を検出して表示部に温度及び湿度
が表示されるので、温度、湿度及びにおいの強度が検出
される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0013】図2は本発明のにおいモニタの一実施例の
外観図である。
【0014】同図において、20はにおいセンサ、21
は交流(ACアダプタ)、直流(電池)及びオフに切り
替えるための切り替えスイッチ、22は温度湿度表示
部、23はにおい強度表示部であり、筐体24には携帯
に便利なリストストラップ25が取り付けられている。
【0015】図1は図2に示したにおいモニタのブロッ
ク図である。
【0016】同図において、においモニタは、Ni−C
d電池(例えば単三型6本、7.2V)26及びDC/
DCコンバータ(例えば5ボルト出力)27からなる定
電圧回路28と、におい強度を検出するにおいセンサ2
0と、温度を検出する温度センサ29と、湿度を検出す
る湿度センサ30と、におい強度、温度及び湿度を表示
するLCD表示部31とで構成されている(複数のLC
D表示部を用いてもよいのはいうまでもない)。
【0017】においセンサ20には図8及び図9に示し
たものと同様な半導体センサが用いられている。温度セ
ンサ29には温度に応じて抵抗値が変化するサーミスタ
が用いられ、湿度センサ30には抵抗型高分子膜湿度セ
ンサが用いられている。抵抗型高分子膜センサは、絶縁
基板と、互いに対向するように絶縁基板上に設けられた
一対の櫛型の電極と、両電極を覆うように塗布され炭素
粒子等の導電性材料からなる感湿抵抗被膜とで構成され
ており、湿度に応じて両電極間の抵抗値が変化するよう
になっている。
【0018】尚、においモニタにはACアダプタ用のジ
ャックが設けられているので、外部のACアダプタ32
を利用することができる。さらに電源の電圧チェック用
ジャックが設けられているので、テスタ−等によりNi
−Cd電池26の充電量をチェックすることができる
(LCD表示部31にNi−Cd電池26の充電量を表
示するようにしてもよい)。
【0019】次に実施例の作用を述べる。
【0020】測定すべき室内ににおいモニタを持ち込
み、切り替えスイッチ21をOFFからDCに切り替え
るとNi−Cd電池26から約7.2ボルトの直流電圧
が温度センサ29及び湿度センサ30に印加されると共
に、DC/DCコンバータ27に入力され5ボルトの直
流電圧が出力される。この安定化された5ボルトの直流
定電圧がにおいセンサ20に印加される。においセンサ
20は室内のにおい強度を検出してその検出値をLCD
表示部31に表示し、温度センサ29が室内の温度を検
出してその検出値をLCD表示部31に表示し、湿度セ
ンサ30が室内の湿度を検出してその検出値をLCD表
示部31に表示する。
【0021】すなわち、においモニタのLCD表示部3
1には室内のにおい強度、温度及び湿度が同時に表示さ
れる。このため、温度、湿度及びにおい強度に応じて、
オゾン脱臭時間やオゾン濃度を設定して適切なオゾン脱
臭を行うことができる。
【0022】図3はオゾン発生及び分解と脱臭効果との
関係を示す図である。測定時にはエアコンを作動させて
室温及び湿度を下げ、オゾナイザにより所定時間オゾン
を発生した後、オゾンキラーにより所定時間分解してに
おいモニタで測定した。
【0023】同図において横軸は時間を示し、縦軸の左
にはにおい強度(電圧)を右側には6段階臭気強度を示
している。6段階臭気強度の「0」は無臭、「1」はや
っと感知できるにおい、「2」は何のにおいか分かる弱
いにおい、「3」は楽に感知できるにおいの程度をそれ
ぞれ示している。電圧はにおいセンサからの出力電圧で
ある。尚、香水におけるオゾン発生時間を15分、30
分を加えたほかは、オゾン発生時間及びオゾン分解時間
は共に60分とした。
【0024】においの発生源としては香水1(記号
□)、香水2(記号■、主成分は共にアルコール)、煙
草(記号◇、主成分はタール、ニコチン)、香木(記号
×)及び人間の汗の主成分である酪酸(記号△)を用い
てそれぞれ測定した。
【0025】同図より酪酸、すなわち汗のにおいが最も
におい強度が小さく示されているがこれは用いたにおい
センサの酪酸に対する感知能力が低いためであり、実際
の臭気強度は「3」であった。香水、特にオゾン発生時
間が短い場合は完全には脱臭されないのが分かる。この
ようににおいの発生源によってその脱臭効果が異なるの
が分かる。
【0026】図4は室温の違いによる煙草の脱臭効果を
示す図である。
【0027】同図において横軸は時間軸、縦軸はにおい
強度軸である。記号□は室温20℃を示し、記号+は室
温30℃を示している。
【0028】同図よりオゾン発生時には共ににおい強度
が0.8Vまで減少するのに対し、オゾン分解時には室
温30℃の場合にはにおい強度が0.9Vまで増加す
る。これは室温が高いため、においの発生源の残留成分
が蒸発するためである。すなわち室温を下げてにおいの
発生源の残留成分が蒸発するのを抑えた状態でオゾン脱
臭、オゾン分解を行った方が効果的であることが分か
る。
【0029】図5は室温20℃におけるにおいの種類と
脱臭効果との関係を示す図である。同図において横軸は
時間軸、縦軸はにおい強度軸である。記号□はにおいの
発生源がない場合、記号+は香水、記号◇は煙草、記号
△は酪酸をそれぞれ示している。
【0030】同図よりオゾン発生により急激ににおい強
度が減少してほとんどにおいが脱臭され、オゾン分解時
にもにおい強度が0.8ボルト以下に抑制されているの
がわかる。
【0031】図6は室温30℃におけるにおいの種類と
脱臭効果との関係を示す図である。同図において横軸は
時間軸、縦軸はにおい強度軸である。記号□はにおいの
発生源がない場合、記号+は香水、記号◇は煙草をそれ
ぞれ示す。
【0032】同図よりオゾン発生時には煙草のにおい強
度は0.8Vまで急激に低下し、オゾン分解時にもあま
り増加しなかったものの、香水は逆にオゾン発生時に
0.9Vから1.1Vまで増加し、オゾン分解時にも略
1.1Vであった。すなわち煙草のにおいは脱臭できた
ものの、香水のにおいはほとんど脱臭できなかったこと
がわかる。
【0033】図7は測定すべき室内ににおいの発生源を
用いない状態、すなわちにおいを付けない状態における
2台のにおいモニタの温度依存性を測定した図である。
【0034】同図において横軸は時間軸、縦軸はにおい
強度軸である。記号△は室温30℃におけるにおいモニ
タ(No.1)の測定結果、記号+は室温30℃におけ
るにおいモニタ(No.2)の測定結果、記号□は室温
20℃におけるにおいモニタ(No.2)の測定結果、
記号◇は室温20℃におけるにおいモニタ(No.1)
の測定結果を示す。
【0035】同図より、2台のにおいモニタ(No.
1、No.2)の性能に多少のばらつきはあるものの室
温を下げてオゾン脱臭を行った方が効果的ににおいの脱
臭を行うことができるのがわかる。
【0036】以上において本実施例によれば、筐体内に
温度センサと湿度センサとを設けると共に温度センサ及
び湿度センサからの検出値を表示部に表示するようにし
たので、温度、湿度及びにおいの強度を検出できるにお
いモニタを実現できる。
【0037】空気を原料とするオゾン発生器の場合、湿
度が高くなるとオゾン発生量が減少することが知られて
いる。温度センサにより、梅雨時、降雨時の温度を知
り、湿度を下げるなどの対応ができる。
【0038】したがって不特定多数の人が利用する場所
(ホテル、旅館、飲食店等)においてオゾン脱臭を行う
場合、本実施例のようなにおいモニタを用いることによ
り、適切なオゾン発生時間やオゾン分解時間を設定する
ことができる。
【0039】尚、本実施例では温度センサにサーミスタ
を用い、湿度センサに抵抗型高分子膜湿度センサを用い
たがこれに限定されるものではなく他の種類のセンサを
用いてもよいのはいうまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0041】筐体内に温度センサと湿度センサとを設け
ると共に温度センサ及び湿度センサからの検出値を表示
部に表示するようにしたので、温度、湿度及びにおいの
強度を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のにおいモニタの一実施例のブロック図
である。
【図2】本発明のにおいモニタの一実施例の外観図であ
る。
【図3】オゾン発生及び分解と脱臭効果との関係を示す
図である。
【図4】室温の違いによる煙草の脱臭効果を示す図であ
る。
【図5】室温20℃におけるにおいの種類と脱臭効果と
の関係を示す図である。
【図6】室温30℃におけるにおいの種類と脱臭効果と
の関係を示す図である。
【図7】測定すべき室内ににおいの発生源を用いない状
態におけるにおいモニタの温度依存性を測定した図であ
る。
【図8】本発明の前提となったにおいモニタの概念実態
配線図である。
【図9】図8に示したにおいモニタの回路図である。
【符号の説明】
20 においセンサ(半導体センサ) 24 筐体 29 温度センサ 30 湿度センサ 31 表示部(LCD表示部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢ケ崎 康司 東京都渋谷区千駄ケ谷5丁目32番7号 石 川島芝浦機械株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に、においの強度を検出するにおい
    センサと、においセンサからの検出値を表示する表示部
    とを設けたにおいモニタにおいて、上記筐体に温度セン
    サと湿度センサとを設けると共に温度センサ及び湿度セ
    ンサからの検出値を表示部に表示するようにしたことを
    特徴とするにおいモニタ。
JP2410695A 1995-02-13 1995-02-13 においモニタ Withdrawn JPH08220042A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2410695A JPH08220042A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 においモニタ

Applications Claiming Priority (1)

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JP2410695A JPH08220042A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 においモニタ

Publications (1)

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JPH08220042A true JPH08220042A (ja) 1996-08-30

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ID=12129097

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JP2410695A Withdrawn JPH08220042A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 においモニタ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20020507