JP3347618B2 - ドライクリーニング洗剤濃度センサ及びドライクリーニング洗剤濃度制御方法 - Google Patents
ドライクリーニング洗剤濃度センサ及びドライクリーニング洗剤濃度制御方法Info
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Landscapes
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- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドライクリーニ
ングの洗剤濃度を測定するセンサに関する。ドライクリ
ーニングは業務用のドライクリーニング機内に洗剤を溶
かした溶剤を還流させることによって衣服の汚れを除去
する。洗浄能力は洗剤濃度に依存するから、最適に濃度
に設定する必要がある。洗剤(ソープ)は幾つもの種類
があり、そのソープの種類によってその最適の濃度は異
なる。濃度をモニタして、不足すれば洗剤を追加し、過
剰であれば溶剤を追加して加減する必要がある。そのよ
うな操作を行うために洗浄液の洗剤濃度を常に測定する
必要がある。本発明はドライクリーニング洗浄液の洗剤
濃度のセンサに関する。
ングの洗剤濃度を測定するセンサに関する。ドライクリ
ーニングは業務用のドライクリーニング機内に洗剤を溶
かした溶剤を還流させることによって衣服の汚れを除去
する。洗浄能力は洗剤濃度に依存するから、最適に濃度
に設定する必要がある。洗剤(ソープ)は幾つもの種類
があり、そのソープの種類によってその最適の濃度は異
なる。濃度をモニタして、不足すれば洗剤を追加し、過
剰であれば溶剤を追加して加減する必要がある。そのよ
うな操作を行うために洗浄液の洗剤濃度を常に測定する
必要がある。本発明はドライクリーニング洗浄液の洗剤
濃度のセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】ドライクリーニングは回転ドラムに洗濯
物と洗浄液を入れて回転させ、汚れを洗剤によって除く
ものである。洗浄液はポンプによってドラムに注入され
ドラムを通って下方から排除され、フィルタを通って再
びドラムに戻る。つまり同じ洗浄液が回転ドラムを含む
循環系を何度も還流するようになっている。フィルタで
汚れと結合した洗剤が除かれるから洗剤濃度は次第に低
下する。そこで洗濯作業が終わるごとに不足分の洗剤を
新たに追加し、常に最適の濃度で洗濯をするようにす
る。従来にあって、不足分の洗剤の追加は、作業員が計
算し計量して投入しており、自動化ができていない。
物と洗浄液を入れて回転させ、汚れを洗剤によって除く
ものである。洗浄液はポンプによってドラムに注入され
ドラムを通って下方から排除され、フィルタを通って再
びドラムに戻る。つまり同じ洗浄液が回転ドラムを含む
循環系を何度も還流するようになっている。フィルタで
汚れと結合した洗剤が除かれるから洗剤濃度は次第に低
下する。そこで洗濯作業が終わるごとに不足分の洗剤を
新たに追加し、常に最適の濃度で洗濯をするようにす
る。従来にあって、不足分の洗剤の追加は、作業員が計
算し計量して投入しており、自動化ができていない。
【0003】これに対し、特公平7−28993号「ド
ライクリーナ」は前回の洗濯の終了時の洗剤濃度を測定
し、不足分を計算し自動的に不足分の洗剤を追加できる
ようにしたものである。センサは円筒状の金属容器の片
隅にこれと絶縁された電極を立て、容器自体を他方の電
極として、電極間に±5V、10kHzの交番電圧を一
定の抵抗を介して印加する。電極間のインピーダンスが
洗剤濃度によって変化するから電極間の交流電圧が変化
し、該交流電圧変化によって洗剤濃度が分かる。洗浄液
は石油系の溶媒に洗剤を混ぜたものであるから絶縁性が
高くて直流電流は殆ど流れない。交流電流のみ流れる。
洗剤濃度を増やすと電極間電圧が増えて行く。つまりイ
ンピーダンスが増えていくのである。この発明はセンサ
の発明ではなくて自動的に洗剤を追加するようにしドラ
イクリーナを自動運転することを目的とした制御系の発
明である。
ライクリーナ」は前回の洗濯の終了時の洗剤濃度を測定
し、不足分を計算し自動的に不足分の洗剤を追加できる
ようにしたものである。センサは円筒状の金属容器の片
隅にこれと絶縁された電極を立て、容器自体を他方の電
極として、電極間に±5V、10kHzの交番電圧を一
定の抵抗を介して印加する。電極間のインピーダンスが
洗剤濃度によって変化するから電極間の交流電圧が変化
し、該交流電圧変化によって洗剤濃度が分かる。洗浄液
は石油系の溶媒に洗剤を混ぜたものであるから絶縁性が
高くて直流電流は殆ど流れない。交流電流のみ流れる。
洗剤濃度を増やすと電極間電圧が増えて行く。つまりイ
ンピーダンスが増えていくのである。この発明はセンサ
の発明ではなくて自動的に洗剤を追加するようにしドラ
イクリーナを自動運転することを目的とした制御系の発
明である。
【0004】また、特公平7−57277号も同じセン
サを用いている。洗浄液が通過する容器の一部に電極を
立て、容器を他方の電極として電極間のインピーダンス
が洗剤濃度によって変化することを利用している。交番
電場の周波数を1kHz〜200kHzの間で変化さ
せ、異なるソープに対する電圧の値を測定する。ソープ
によって最適の周波数が異なるということを指摘してい
る。そして現在の洗剤濃度と予め決まっている最適濃度
を比較し不足分を計算し不足分を追加する。洗剤の単位
時間の投入量が一定である装置を使い、投入量を時間に
よって制御している。
サを用いている。洗浄液が通過する容器の一部に電極を
立て、容器を他方の電極として電極間のインピーダンス
が洗剤濃度によって変化することを利用している。交番
電場の周波数を1kHz〜200kHzの間で変化さ
せ、異なるソープに対する電圧の値を測定する。ソープ
によって最適の周波数が異なるということを指摘してい
る。そして現在の洗剤濃度と予め決まっている最適濃度
を比較し不足分を計算し不足分を追加する。洗剤の単位
時間の投入量が一定である装置を使い、投入量を時間に
よって制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の発明は制御系の
発明であって濃度センサの発明ではない。これらの制御
系で使用しているセンサは入口と出口を有する容器の隅
に電極を立てて容器に洗浄液を通し電極間に交流を掛け
てインピーダンスの変化を求めるものであった。これは
容器電極と棒状電極の組み合わせよりなりこれらの間の
距離が広いのでインピーダンスが高く感度が悪いという
欠点がある。インピーダンスが高いのでかなり高い電圧
の交流を印加する必要がある。また棒状電極が容器内で
露出しているから洗濯物に含まれる糸屑ゴミなどが、電
極に巻き付いたり付着したりする。すると糸屑やゴミの
ためにインピーダンスが変わり誤動作する。
発明であって濃度センサの発明ではない。これらの制御
系で使用しているセンサは入口と出口を有する容器の隅
に電極を立てて容器に洗浄液を通し電極間に交流を掛け
てインピーダンスの変化を求めるものであった。これは
容器電極と棒状電極の組み合わせよりなりこれらの間の
距離が広いのでインピーダンスが高く感度が悪いという
欠点がある。インピーダンスが高いのでかなり高い電圧
の交流を印加する必要がある。また棒状電極が容器内で
露出しているから洗濯物に含まれる糸屑ゴミなどが、電
極に巻き付いたり付着したりする。すると糸屑やゴミの
ためにインピーダンスが変わり誤動作する。
【0006】さらに従来のドライクリーニング洗剤濃度
測定器は温度による変動を全く考慮していない。洗剤濃
度と交番電圧の間には比例関係があるとしてもその関係
は温度によって異なる。有機溶剤であるからその誘電率
は温度によって変わる。当然に洗剤濃度とインピーダン
スの関係も温度によって変化する。従来のセンサでは温
度が一定でないと濃度を正しく求める事ができない。
測定器は温度による変動を全く考慮していない。洗剤濃
度と交番電圧の間には比例関係があるとしてもその関係
は温度によって異なる。有機溶剤であるからその誘電率
は温度によって変わる。当然に洗剤濃度とインピーダン
スの関係も温度によって変化する。従来のセンサでは温
度が一定でないと濃度を正しく求める事ができない。
【0007】従って、ゴミや糸屑などが電極間に付着し
にくいようにしたドライクリーニング洗剤濃度センサを
与える事が本発明の第1の目的である。温度変動があっ
ても洗剤濃度を正確に求めることができるようにしたド
ライクリーニング用洗剤濃度のセンサを与えることが本
発明の第2の目的である。
にくいようにしたドライクリーニング洗剤濃度センサを
与える事が本発明の第1の目的である。温度変動があっ
ても洗剤濃度を正確に求めることができるようにしたド
ライクリーニング用洗剤濃度のセンサを与えることが本
発明の第2の目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のドライクリーニ
ング用洗剤濃度センサは、洗浄液に浸したふたつの電極
間に交流電圧を印加してそのインピーダンスを求め、温
度センサによって洗浄液の温度を求めて、両方のデータ
から洗剤濃度を求めるもので、具体的には次のとおりで
ある。
ング用洗剤濃度センサは、洗浄液に浸したふたつの電極
間に交流電圧を印加してそのインピーダンスを求め、温
度センサによって洗浄液の温度を求めて、両方のデータ
から洗剤濃度を求めるもので、具体的には次のとおりで
ある。
【0009】すなわち、請求項1に記載のドライクリー
ニング洗剤濃度センサは、円筒状で通し穴25を穿孔し
た外部電極2と、外部電極2の内部に空隙を隔てて同心
に設けられる円筒状の内部電極3と、内部電極3から突
出した温度センサ4とを備え、前記外部電極2は一方の
端部からその内部に挿入した基部筒6に電気的に接続さ
れ、前記内部電極3と前記基部筒6とは、前記外部電極
2の内部にあって中間部に径の大きいフランジ部32を
有する円筒状の絶縁インシュレータ5を介して直線状に
結合され、前記内部電極3の内部には、一方の端部が該
内部電極の内壁に当接し他方の端部が前記絶縁インシュ
レータ5に当接するスプリング11が設けられ、前記基
部筒6の内部には一方の端部が絶縁インシュレータ5に
当接し他方の端部が当該基部筒6の内壁に当接するスプ
リング12が設けられ、前記内部電極3の内壁に当接す
るスプリング11には内部電極3のリード線21が接続
され、前記基部筒6の内壁に当接するスプリング12に
は外部電極2のリード線20が接続され、これら内部電
極のリード線21と、外部電極のリード線20と、温度
センサのリード線18,19とを通す内部電極の空洞部
が洗浄液から遮蔽されており、温度センサによって洗浄
液温度を求め、内外電極間には交流を印加してインピー
ダンスを求め、両方のデータから洗剤濃度を求めるよう
に構成されていることを特徴としている。内外電極間に
印加する交流は、任意の周波数に決定できるのが好まし
い。
ニング洗剤濃度センサは、円筒状で通し穴25を穿孔し
た外部電極2と、外部電極2の内部に空隙を隔てて同心
に設けられる円筒状の内部電極3と、内部電極3から突
出した温度センサ4とを備え、前記外部電極2は一方の
端部からその内部に挿入した基部筒6に電気的に接続さ
れ、前記内部電極3と前記基部筒6とは、前記外部電極
2の内部にあって中間部に径の大きいフランジ部32を
有する円筒状の絶縁インシュレータ5を介して直線状に
結合され、前記内部電極3の内部には、一方の端部が該
内部電極の内壁に当接し他方の端部が前記絶縁インシュ
レータ5に当接するスプリング11が設けられ、前記基
部筒6の内部には一方の端部が絶縁インシュレータ5に
当接し他方の端部が当該基部筒6の内壁に当接するスプ
リング12が設けられ、前記内部電極3の内壁に当接す
るスプリング11には内部電極3のリード線21が接続
され、前記基部筒6の内壁に当接するスプリング12に
は外部電極2のリード線20が接続され、これら内部電
極のリード線21と、外部電極のリード線20と、温度
センサのリード線18,19とを通す内部電極の空洞部
が洗浄液から遮蔽されており、温度センサによって洗浄
液温度を求め、内外電極間には交流を印加してインピー
ダンスを求め、両方のデータから洗剤濃度を求めるよう
に構成されていることを特徴としている。内外電極間に
印加する交流は、任意の周波数に決定できるのが好まし
い。
【0010】また、請求項3に記載のドライクリーニン
グ洗剤濃度制御方法は、請求項1に記載のドライクリー
ニング洗剤濃度センサを、洗濯ドラムあるいは洗濯ドラ
ムと洗浄液タンクを含む洗浄液の循環系の何れかに設
け、所望の洗剤濃度と、現在の洗浄液の洗剤濃度と比較
し、不足分の洗剤を洗浄液タンクあるいは循環系に追加
するようにしたことを特徴としている。
グ洗剤濃度制御方法は、請求項1に記載のドライクリー
ニング洗剤濃度センサを、洗濯ドラムあるいは洗濯ドラ
ムと洗浄液タンクを含む洗浄液の循環系の何れかに設
け、所望の洗剤濃度と、現在の洗浄液の洗剤濃度と比較
し、不足分の洗剤を洗浄液タンクあるいは循環系に追加
するようにしたことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施例にかかる濃
度センサの組み立て図を示す。図2は同じものの断面図
で、図3は分解部品図である。濃度センサ1は円筒状の
外部電極2の内部に内部電極3を同心位置に固定し内部
電極3の中心から温度センサ4を突出させている。外部
電極2と内部電極3の間にドライクリーニング洗浄液が
入るのでその間に静電容量が生じるがその静電容量を測
定し静電容量変化から洗剤の濃度を求める。温度によっ
て容量と濃度の関係が異なるから温度センサを設け洗浄
液に温度を測定し温度による補正を行う。本発明の第1
の特徴はここにある。
度センサの組み立て図を示す。図2は同じものの断面図
で、図3は分解部品図である。濃度センサ1は円筒状の
外部電極2の内部に内部電極3を同心位置に固定し内部
電極3の中心から温度センサ4を突出させている。外部
電極2と内部電極3の間にドライクリーニング洗浄液が
入るのでその間に静電容量が生じるがその静電容量を測
定し静電容量変化から洗剤の濃度を求める。温度によっ
て容量と濃度の関係が異なるから温度センサを設け洗浄
液に温度を測定し温度による補正を行う。本発明の第1
の特徴はここにある。
【0012】内部電極3の後方の空洞には、筒状の絶縁
体よりなる絶縁インシュレータ5の前半ばが差し込まれ
ネジ止めされている。絶縁インシュレータ5の後ろ半ば
が円筒状の基部筒6にやはり差し込まれネジ止めされて
いる。内部電極3の背後には雌螺部7が切られている。
絶縁インシュレータ5は中間部が太く前後が細く、前の
細い円筒部に雄螺部8が切ってある。内部電極3の背後
の雌螺部7に、絶縁インシュレータ5の前雄螺部8を螺
込むことによって両者を結合する。つまり絶縁インシュ
レータ5によって内部電極3が支持される。支持体が絶
縁物であるのは外部電極2と内部電極3を絶縁する必要
があるからである。
体よりなる絶縁インシュレータ5の前半ばが差し込まれ
ネジ止めされている。絶縁インシュレータ5の後ろ半ば
が円筒状の基部筒6にやはり差し込まれネジ止めされて
いる。内部電極3の背後には雌螺部7が切られている。
絶縁インシュレータ5は中間部が太く前後が細く、前の
細い円筒部に雄螺部8が切ってある。内部電極3の背後
の雌螺部7に、絶縁インシュレータ5の前雄螺部8を螺
込むことによって両者を結合する。つまり絶縁インシュ
レータ5によって内部電極3が支持される。支持体が絶
縁物であるのは外部電極2と内部電極3を絶縁する必要
があるからである。
【0013】絶縁インシュレータ5の後方の雄螺部10
は基部筒6の雌螺部9に螺合する。内部電極3の内部の
軸直角方向の壁と絶縁インシュレータ5の前面壁の間に
は内部電極用接続スプリング11が設けられる。これは
弾性力を両者に及ぼすという為ではなく、内部電極3と
リードとの導通を取るためである。内部電極は円筒形状
で内部にあってリードをネジ止めしたり半田付けしたり
しにくいのでスプリングを使っているのである。
は基部筒6の雌螺部9に螺合する。内部電極3の内部の
軸直角方向の壁と絶縁インシュレータ5の前面壁の間に
は内部電極用接続スプリング11が設けられる。これは
弾性力を両者に及ぼすという為ではなく、内部電極3と
リードとの導通を取るためである。内部電極は円筒形状
で内部にあってリードをネジ止めしたり半田付けしたり
しにくいのでスプリングを使っているのである。
【0014】絶縁インシュレータ5の後面壁と基部筒6
の軸垂直壁の間には、軸方向に延びる外部電極用接続ス
プリング12が挟まれている。これも弾性力を及ぼすた
めではなくて外部電極とリードを電気的に接続するため
のものである。
の軸垂直壁の間には、軸方向に延びる外部電極用接続ス
プリング12が挟まれている。これも弾性力を及ぼすた
めではなくて外部電極とリードを電気的に接続するため
のものである。
【0015】2箇所でネジ止めしてあるから、内部電極
3、絶縁インシュレータ5、基部筒6は直線状に結合さ
れる。基部筒6の背面には雌螺穴13が穿たれている。
ここにはストレート継手14の雄螺部15がネジ止めさ
れ、該ストレート継手14にはテフロンチューブ16に
よって被覆されたリード線が接続され、該チューブ16
の中には温度センサリード線18、19と外部電極リー
ド線20、内部電極リード線21が含まれ、これらを網
線であるシールド線22が囲んで、外部ノイズの影響を
遮断するようになっている。これは、通常の多芯シール
ドケーブル37をチューブ16によって被覆したもので
ある。
3、絶縁インシュレータ5、基部筒6は直線状に結合さ
れる。基部筒6の背面には雌螺穴13が穿たれている。
ここにはストレート継手14の雄螺部15がネジ止めさ
れ、該ストレート継手14にはテフロンチューブ16に
よって被覆されたリード線が接続され、該チューブ16
の中には温度センサリード線18、19と外部電極リー
ド線20、内部電極リード線21が含まれ、これらを網
線であるシールド線22が囲んで、外部ノイズの影響を
遮断するようになっている。これは、通常の多芯シール
ドケーブル37をチューブ16によって被覆したもので
ある。
【0016】絶縁インシュレータ5の前額部と内部電極
3の後面の間にはOリング23が挟まれている。絶縁イ
ンシュレータ5の後背面と基部筒6の前面の間にもOリ
ング24が差し挟まれている。いずれも洗浄液が通過す
るのを防ぎ内部の空間を洗浄液から守るためである。
3の後面の間にはOリング23が挟まれている。絶縁イ
ンシュレータ5の後背面と基部筒6の前面の間にもOリ
ング24が差し挟まれている。いずれも洗浄液が通過す
るのを防ぎ内部の空間を洗浄液から守るためである。
【0017】つまり4箇所の螺合点がある。内部電極3
と温度センサ4の螺合、内部電極3の雌螺部7と絶縁イ
ンシュレータ5の雄螺部8の螺合、絶縁インシュレータ
5の雄螺部10と外部電極2の雌螺部9の螺合点及び基
部筒6の雌螺穴13とストレート継手14の雄螺部15
の螺合である。内部電極3と温度センサ4の螺合点と基
部筒6とストレート継手14の螺合点はいずれもフェー
ジング加工してあって洗浄液を通さないようになってい
る。その他の2つの螺合点はOリング23、24があっ
て密封性を確保している。だからこれらの4つのネジ部
によって封止される内部空間は外部から洗浄液が入り込
まない。
と温度センサ4の螺合、内部電極3の雌螺部7と絶縁イ
ンシュレータ5の雄螺部8の螺合、絶縁インシュレータ
5の雄螺部10と外部電極2の雌螺部9の螺合点及び基
部筒6の雌螺穴13とストレート継手14の雄螺部15
の螺合である。内部電極3と温度センサ4の螺合点と基
部筒6とストレート継手14の螺合点はいずれもフェー
ジング加工してあって洗浄液を通さないようになってい
る。その他の2つの螺合点はOリング23、24があっ
て密封性を確保している。だからこれらの4つのネジ部
によって封止される内部空間は外部から洗浄液が入り込
まない。
【0018】外部電極2にはいくつかの通し穴25が穿
孔されている。これは洗浄液を通すための穴である。外
部電極2は前端が開口になっておりここから洗浄液が出
入りすることができる。外部電極2によって囲まれ内部
電極3が存在しない部分は空洞26となっている。ここ
は温度センサ4の先端を保護するためにある。内部電極
3の空洞28には雌螺穴29が刻まれて、該雌螺穴29
に、温度センサの雄螺部30が螺合することによって温
度センサ4は内部電極に固定される。もちろん両者は電
気的に絶縁されている。このネジ部もフェージング加工
してあるから気密性が保持される。絶縁インシュレータ
5のフランジ部32と内部電極3の端面の間はOリング
23によってシールされている。またフランジ部32の
後面と基部筒6の前額部がOリング24によって封止さ
れている。だから内部電極3の内部空間31と基部筒6
の内部空間34および絶縁インシュレータ5の通し穴3
3は洗浄液から遮断される。温度センサ4の尾部は内部
電極3の内部空間31にあるがここは空気が存在してお
り洗浄液が進入しない。従って、洗浄液によって汚染さ
れないし洗浄液の進入による容量のゆらぎも起こらな
い。
孔されている。これは洗浄液を通すための穴である。外
部電極2は前端が開口になっておりここから洗浄液が出
入りすることができる。外部電極2によって囲まれ内部
電極3が存在しない部分は空洞26となっている。ここ
は温度センサ4の先端を保護するためにある。内部電極
3の空洞28には雌螺穴29が刻まれて、該雌螺穴29
に、温度センサの雄螺部30が螺合することによって温
度センサ4は内部電極に固定される。もちろん両者は電
気的に絶縁されている。このネジ部もフェージング加工
してあるから気密性が保持される。絶縁インシュレータ
5のフランジ部32と内部電極3の端面の間はOリング
23によってシールされている。またフランジ部32の
後面と基部筒6の前額部がOリング24によって封止さ
れている。だから内部電極3の内部空間31と基部筒6
の内部空間34および絶縁インシュレータ5の通し穴3
3は洗浄液から遮断される。温度センサ4の尾部は内部
電極3の内部空間31にあるがここは空気が存在してお
り洗浄液が進入しない。従って、洗浄液によって汚染さ
れないし洗浄液の進入による容量のゆらぎも起こらな
い。
【0019】温度センサリード線18、19は、内部空
間31、通し穴33、内部空間34などの空洞を通り温
度センサ4の後ろからチューブ16を通り外部の適当な
電気回路に接続される。内部電極3は内部電極用接続ス
プリング11と接触し、このスプリング11には内部電
極リード線21の先が半田付けしてある。内部電極リー
ド線21は通し穴33と内部空間34を通りシールドケ
ーブルを通り外部回路に接続される。内部電極3とスプ
リング11は半田付けなどしないが弾性力で強く押し付
けているから接触は良好である。内部電極3は絶縁イン
シュレータによって外部電極2から絶縁されている。
間31、通し穴33、内部空間34などの空洞を通り温
度センサ4の後ろからチューブ16を通り外部の適当な
電気回路に接続される。内部電極3は内部電極用接続ス
プリング11と接触し、このスプリング11には内部電
極リード線21の先が半田付けしてある。内部電極リー
ド線21は通し穴33と内部空間34を通りシールドケ
ーブルを通り外部回路に接続される。内部電極3とスプ
リング11は半田付けなどしないが弾性力で強く押し付
けているから接触は良好である。内部電極3は絶縁イン
シュレータによって外部電極2から絶縁されている。
【0020】外部電極2の方は金属である基部筒6と螺
部35、36で接触している。基部筒6と絶縁インシュ
レータ5の間に設けられた外部電極用接続スプリング1
2が外部電極の引き出し線になる。スプリング12には
外部電極リード線20の先が半田付けされる。
部35、36で接触している。基部筒6と絶縁インシュ
レータ5の間に設けられた外部電極用接続スプリング1
2が外部電極の引き出し線になる。スプリング12には
外部電極リード線20の先が半田付けされる。
【0021】外部電極2と内部電極3が同心上に配置さ
れその間の狭い空隙27には通し穴25や開口から洗浄
液が入る。洗浄液は石油系の溶媒に洗剤を混合したもの
であるから直流抵抗は大きく直流電流は殆ど流れない。
しかし誘電率はかなりあり空隙27が狭いのでかなりの
静電容量がある。つまり内部電極3と外部電極2はコン
デンサを構成する。これに交流電圧を掛けて電流を求め
ればインピーダンスが分かる。インピーダンス変化から
洗浄液中の洗剤濃度を求めることができる。同心配置し
てあり空隙27が狭いから先述の特公平7−28993
号、特公平7−57277号よりも容量が大きい。つま
り感度が高い。
れその間の狭い空隙27には通し穴25や開口から洗浄
液が入る。洗浄液は石油系の溶媒に洗剤を混合したもの
であるから直流抵抗は大きく直流電流は殆ど流れない。
しかし誘電率はかなりあり空隙27が狭いのでかなりの
静電容量がある。つまり内部電極3と外部電極2はコン
デンサを構成する。これに交流電圧を掛けて電流を求め
ればインピーダンスが分かる。インピーダンス変化から
洗浄液中の洗剤濃度を求めることができる。同心配置し
てあり空隙27が狭いから先述の特公平7−28993
号、特公平7−57277号よりも容量が大きい。つま
り感度が高い。
【0022】しかしそれよりも本発明は温度による補正
を可能にしたところに優れた特徴がある。図4によって
温度センサの周辺回路を説明する。温度センサ4は温度
によって抵抗や起電力などが変化する素子なら何でも良
いがここではサーミスタを使っている。
を可能にしたところに優れた特徴がある。図4によって
温度センサの周辺回路を説明する。温度センサ4は温度
によって抵抗や起電力などが変化する素子なら何でも良
いがここではサーミスタを使っている。
【0023】リード線18、19によって温度センサ4
の両端の端子が、外部に導き出される。これが基準電源
41を含む抵抗・温度変換部40、ノイズフィルタ4
2、ノイズフィルタ43、増幅回路を経て、A/D変換
器45に至る。サーミスタは温度が上がるにしたがって
抵抗rが低下する半導体測温素子である。反対の特性の
素子を使っても良い。基準電圧を抵抗R2 ,R3 によっ
て分圧しているが、抵抗R3 にはサーミスタの抵抗rと
入力抵抗R1 が並列につながれているからa点の電位は
サーミスタ4の抵抗rによって変動する。だからこれは
抵抗rの値をa点の電位として求める抵抗・電圧回路で
ある。基準電圧は直流の基準電圧であるから分圧したも
のも直流である。
の両端の端子が、外部に導き出される。これが基準電源
41を含む抵抗・温度変換部40、ノイズフィルタ4
2、ノイズフィルタ43、増幅回路を経て、A/D変換
器45に至る。サーミスタは温度が上がるにしたがって
抵抗rが低下する半導体測温素子である。反対の特性の
素子を使っても良い。基準電圧を抵抗R2 ,R3 によっ
て分圧しているが、抵抗R3 にはサーミスタの抵抗rと
入力抵抗R1 が並列につながれているからa点の電位は
サーミスタ4の抵抗rによって変動する。だからこれは
抵抗rの値をa点の電位として求める抵抗・電圧回路で
ある。基準電圧は直流の基準電圧であるから分圧したも
のも直流である。
【0024】しかし内部電極3と外部電極2の間に交流
が加えられることもありノイズが入るので2段のノイズ
フィルタ42、43を設けている。ノイズフィルタ42
は抵抗R4 とコンデンサC2 をつなぎコンデンサC2 の
他端を接地したローパスフィルタになっている。時定数
C2 R4 より短い周期のノイズは落ちるので内外電極間
に印加される交流などは落ちてしまう。ノイズのカット
をより完全に行うために2段のフィルタを設けている。
これは1段にもできる。
が加えられることもありノイズが入るので2段のノイズ
フィルタ42、43を設けている。ノイズフィルタ42
は抵抗R4 とコンデンサC2 をつなぎコンデンサC2 の
他端を接地したローパスフィルタになっている。時定数
C2 R4 より短い周期のノイズは落ちるので内外電極間
に印加される交流などは落ちてしまう。ノイズのカット
をより完全に行うために2段のフィルタを設けている。
これは1段にもできる。
【0025】増幅段は増幅器44を含む。前記のノイズ
を除いた信号が、アンプ44の反転入力に入力される。
C4 はやはりフィルタのために入れてある。さらにこれ
が抵抗R11コンデンサC5 よりなる積分回路を経て、A
/D変換される。温度が上がると、センサ4の抵抗rが
下がるので、点aの電位が下がり、これが増幅器44に
よって増幅される。ここまではアナログ値であるがA/
D変換されデジタル値になる。これが洗浄液の温度Tを
表現するデータ値になる。
を除いた信号が、アンプ44の反転入力に入力される。
C4 はやはりフィルタのために入れてある。さらにこれ
が抵抗R11コンデンサC5 よりなる積分回路を経て、A
/D変換される。温度が上がると、センサ4の抵抗rが
下がるので、点aの電位が下がり、これが増幅器44に
よって増幅される。ここまではアナログ値であるがA/
D変換されデジタル値になる。これが洗浄液の温度Tを
表現するデータ値になる。
【0026】図5によって濃度検出増幅回路を説明す
る。交流電圧を印加して内外電極間に流れる誘導電流を
測定する回路である。交流を作る特別の発振回路はなく
て、ソフトウエアによってスイッチS1 、S2 を切り替
えることによって方形波を作り出すようにした。さらに
自動的に電圧範囲を切り替え異なる洗剤の測定にも即応
できるようにした。
る。交流電圧を印加して内外電極間に流れる誘導電流を
測定する回路である。交流を作る特別の発振回路はなく
て、ソフトウエアによってスイッチS1 、S2 を切り替
えることによって方形波を作り出すようにした。さらに
自動的に電圧範囲を切り替え異なる洗剤の測定にも即応
できるようにした。
【0027】基準電源46は一定の直流電圧を発生す
る。これが抵抗R15を経て増幅器(アンプ)47の反転
入力に入る。アンプ47の出力はコンデンサC5 と抵抗
R13によって反転入力側に帰還する。基準電源46は抵
抗R15を経てS1 スイッチ50の接点側に接続される。
S1 スイッチ50はアンプ47の非反転入力につながれ
る。だからアンプ47は電流増幅しているだけである。
る。これが抵抗R15を経て増幅器(アンプ)47の反転
入力に入る。アンプ47の出力はコンデンサC5 と抵抗
R13によって反転入力側に帰還する。基準電源46は抵
抗R15を経てS1 スイッチ50の接点側に接続される。
S1 スイッチ50はアンプ47の非反転入力につながれ
る。だからアンプ47は電流増幅しているだけである。
【0028】S1 スイッチ50の他にS2 スイッチ5
1、52がここでは使われているが何れもソフトウエア
によって同期して切り替えられる。S1 、S2 スイッチ
はb端子とc端子をもつがこれら全てのスイッチは同じ
記号の端子に同時に接触する。図5ではb端子に接触し
ている状態をしめす。アンプ47は基準電源Vsの電位
になるから出力もVsになる。c端子に切り替えたとき
はアンプ47の出力は0Vになる。ソフトウエアによっ
てスイッチS1 を切り替える事によって増幅器(アン
プ)47の出力として高さがVsの矩形波(方形波)が
発生する。矩形波の周波数はコンピュータによって自在
に決定できる。
1、52がここでは使われているが何れもソフトウエア
によって同期して切り替えられる。S1 、S2 スイッチ
はb端子とc端子をもつがこれら全てのスイッチは同じ
記号の端子に同時に接触する。図5ではb端子に接触し
ている状態をしめす。アンプ47は基準電源Vsの電位
になるから出力もVsになる。c端子に切り替えたとき
はアンプ47の出力は0Vになる。ソフトウエアによっ
てスイッチS1 を切り替える事によって増幅器(アン
プ)47の出力として高さがVsの矩形波(方形波)が
発生する。矩形波の周波数はコンピュータによって自在
に決定できる。
【0029】これが抵抗R14を経て濃度センサの外部電
極2に与えられる。内部電極3は抵抗RDに接続され
る。内外電極間に流れる電流iは抵抗RDの両端にiR
Dの電圧を発生する。つまり電極間電流iと抵抗RDの
積に等しい電圧が比例する。抵抗RDの電圧を増幅する
ことによってセンサ電極間の電流が分かる。これは電極
間インピーダンスに反比例し濃度はインピーダンスにあ
る範囲でほぼ比例するので電極間電流から洗剤濃度が求
められる。
極2に与えられる。内部電極3は抵抗RDに接続され
る。内外電極間に流れる電流iは抵抗RDの両端にiR
Dの電圧を発生する。つまり電極間電流iと抵抗RDの
積に等しい電圧が比例する。抵抗RDの電圧を増幅する
ことによってセンサ電極間の電流が分かる。これは電極
間インピーダンスに反比例し濃度はインピーダンスにあ
る範囲でほぼ比例するので電極間電流から洗剤濃度が求
められる。
【0030】発振回路を設けずソフトウエアによるので
100kHzでも1MHzでも任意の周波数の交流を発
生することができる。コンデンサである内外電極に交流
を掛けその電流を求めるには電流を整流しなければなら
ない。しかしこの回路ではダイオードの替わりにスイッ
チS2 を用いてダイオードの代わりをしている。スイッ
チS1 、S2 がb端子に接触しているときは、アンプ4
7はVsを生じており、抵抗RDには順方向に電流が流
れる。だからS2 スイッチ51が高電位、S2スイッチ
52が低電位になる。両者の間の電圧は先述の値RDi
である。高電位側が正側の増幅器48の非反転入力に入
る。低電位側が負側の増幅器49の非反転入力に入る。
100kHzでも1MHzでも任意の周波数の交流を発
生することができる。コンデンサである内外電極に交流
を掛けその電流を求めるには電流を整流しなければなら
ない。しかしこの回路ではダイオードの替わりにスイッ
チS2 を用いてダイオードの代わりをしている。スイッ
チS1 、S2 がb端子に接触しているときは、アンプ4
7はVsを生じており、抵抗RDには順方向に電流が流
れる。だからS2 スイッチ51が高電位、S2スイッチ
52が低電位になる。両者の間の電圧は先述の値RDi
である。高電位側が正側の増幅器48の非反転入力に入
る。低電位側が負側の増幅器49の非反転入力に入る。
【0031】反対にS1 スイッチ50、S2 スイッチ5
1、52がc端子に接触しているときは矩形波の0Vの
半周期になる。この時同時にS2 スイッチ51、52も
c端子に切り替えられる。抵抗RDには反対方向に電流
が流れるのでS2 スイッチ51の方が高電位になり、や
はりアンプ48の方が高電位になる。であるから恒にア
ンプ48が高電位にアンプ49が低電位になる。つまり
S1 スイッチ50、S 2 スイッチ51、52によって矩
形波の交流を全波整流していることになる。元々矩形波
であるからこれを全波整流したものは少しリップルのあ
る直流である。
1、52がc端子に接触しているときは矩形波の0Vの
半周期になる。この時同時にS2 スイッチ51、52も
c端子に切り替えられる。抵抗RDには反対方向に電流
が流れるのでS2 スイッチ51の方が高電位になり、や
はりアンプ48の方が高電位になる。であるから恒にア
ンプ48が高電位にアンプ49が低電位になる。つまり
S1 スイッチ50、S 2 スイッチ51、52によって矩
形波の交流を全波整流していることになる。元々矩形波
であるからこれを全波整流したものは少しリップルのあ
る直流である。
【0032】非反転入力につないでいるから、ふたつの
アンプ48、49によって抵抗RDにかかる信号を電流
増幅することができる。これによって入力インピーダン
スを高くしている。また電圧自体も増幅できてその増幅
度はスイッチ61の切り替えによって10倍から200
0倍まで変化させることができる。低電位側のアンプ4
9の出力kと高電位側のアンプ48の出力jとが抵抗列
R27〜R18によって接続される。S4 スイッチ61は増
幅度を切り替える為のものである。固定端は高電位側の
アンプ48の反転入力に繋がれている。S4 スイッチ6
1はそれぞれの抵抗の接続点に切り替えることができる
ようになっている。非反転入力には前記のRDiの電圧
が掛かっておりこれが非反転入力間の電圧に等しい。ア
ンプ49の反転入力は抵抗R26、R27の接続点hにつな
いである。この例では抵抗列のうちS4 スイッチ61が
接触している点xから点hまでの抵抗にRDiが掛かっ
ている。従って出力端子jk間の電圧は、RDiに(j
k間の抵抗)/(hx間の抵抗)の比を掛けたものにな
る。S4 スイッチ61によってこの乗数の分母を変える
ことができる。これによって倍率を10倍〜2000倍
に変えるのである。倍率の範囲や刻みは抵抗列R27〜R
18を変えることによって自在に変えることができる。S
4 スイッチの切り替えはもちろんソフトウエアでおこな
ううことができる。
アンプ48、49によって抵抗RDにかかる信号を電流
増幅することができる。これによって入力インピーダン
スを高くしている。また電圧自体も増幅できてその増幅
度はスイッチ61の切り替えによって10倍から200
0倍まで変化させることができる。低電位側のアンプ4
9の出力kと高電位側のアンプ48の出力jとが抵抗列
R27〜R18によって接続される。S4 スイッチ61は増
幅度を切り替える為のものである。固定端は高電位側の
アンプ48の反転入力に繋がれている。S4 スイッチ6
1はそれぞれの抵抗の接続点に切り替えることができる
ようになっている。非反転入力には前記のRDiの電圧
が掛かっておりこれが非反転入力間の電圧に等しい。ア
ンプ49の反転入力は抵抗R26、R27の接続点hにつな
いである。この例では抵抗列のうちS4 スイッチ61が
接触している点xから点hまでの抵抗にRDiが掛かっ
ている。従って出力端子jk間の電圧は、RDiに(j
k間の抵抗)/(hx間の抵抗)の比を掛けたものにな
る。S4 スイッチ61によってこの乗数の分母を変える
ことができる。これによって倍率を10倍〜2000倍
に変えるのである。倍率の範囲や刻みは抵抗列R27〜R
18を変えることによって自在に変えることができる。S
4 スイッチの切り替えはもちろんソフトウエアでおこな
ううことができる。
【0033】増幅器49の出力kと、増幅器48の出力
jは、増幅器55の非反転入力、反転入力に入り増幅器
55によって差動増幅される。高電位側が反転入力、低
電位側が非反転入力につないでいるから出力は負電圧に
なる。これは内外電極間のインピーダンスに比例する筈
であるが、実際には零点のずれ(オフセット)がありう
る。零点を補正する為に、S3 スイッチ53、54をe
端子側に切り替える。この時に差動増幅器55の出力が
0であれば良いがアンプにはオフセットVofがあるの
で必ずしもそうならない。
jは、増幅器55の非反転入力、反転入力に入り増幅器
55によって差動増幅される。高電位側が反転入力、低
電位側が非反転入力につないでいるから出力は負電圧に
なる。これは内外電極間のインピーダンスに比例する筈
であるが、実際には零点のずれ(オフセット)がありう
る。零点を補正する為に、S3 スイッチ53、54をe
端子側に切り替える。この時に差動増幅器55の出力が
0であれば良いがアンプにはオフセットVofがあるの
で必ずしもそうならない。
【0034】そこで、零点調整のための増幅器56、コ
ンデンサC8 、S5 スイッチ62が設けられる。S5 ス
イッチ62は通常はd端子側に成っている。S3 スイッ
チ53、54をe端子に切り替えたときにS5 スイッチ
62は同時にe端子に切り替えられる。増幅器55のオ
フセットVofが増幅器56の反転入力になる。非反転
入力は0Vであるからその差を増幅した負電圧が増幅器
56の出力に現れる。この電圧は抵抗R34とR35の接続
点mの電位を引き下げる。すると前段の増幅器55の非
反転入力が引きずり下ろされる。やがて増幅器56の入
力がいずれも0Vになる。つまり増幅器55の出力が0
Vになる。これで零点調整されたことになる。つまりS
3 スイッチ53、54とS5 スイッチ62をe端子に切
り替えることによって自動的に零点調整される。
ンデンサC8 、S5 スイッチ62が設けられる。S5 ス
イッチ62は通常はd端子側に成っている。S3 スイッ
チ53、54をe端子に切り替えたときにS5 スイッチ
62は同時にe端子に切り替えられる。増幅器55のオ
フセットVofが増幅器56の反転入力になる。非反転
入力は0Vであるからその差を増幅した負電圧が増幅器
56の出力に現れる。この電圧は抵抗R34とR35の接続
点mの電位を引き下げる。すると前段の増幅器55の非
反転入力が引きずり下ろされる。やがて増幅器56の入
力がいずれも0Vになる。つまり増幅器55の出力が0
Vになる。これで零点調整されたことになる。つまりS
3 スイッチ53、54とS5 スイッチ62をe端子に切
り替えることによって自動的に零点調整される。
【0035】このとき増幅器56の反転入力の電圧(0
V)と出力との電圧差VdはコンデンサC8 に現れる。
S5 スイッチ62をd端子に切り替えたときコンデンサ
C8はその電位Vdを保持する。m点の電位もそのまま
記憶される。つまりオフセットのない状態が保存され
る。
V)と出力との電圧差VdはコンデンサC8 に現れる。
S5 スイッチ62をd端子に切り替えたときコンデンサ
C8はその電位Vdを保持する。m点の電位もそのまま
記憶される。つまりオフセットのない状態が保存され
る。
【0036】ここで得られた信号は直流信号であるがノ
イズが含まれる。そこで、抵抗R39、R40、コンデンサ
C18によって交流分を除去しこれを増幅器57によって
電流増幅する。このまでは負電圧であるが、増幅器58
によって、負電圧を正電圧に変え、ダイオードD1 、D
2 によって負電圧が生じるのを防ぐ。n点では正電圧が
発生している。基準電源63、抵抗R47、R48、ダイオ
ードD3 、増幅器59などはリミッタである。基準電圧
pは基準電源をR47とR48によって分圧したものであ
る。pより大きい電圧がでているとD3 がn点の電位を
基準電圧pに引き下げる。A/D変換器を保護するため
である。pより小さい電圧の場合はD3 が逆バイアスさ
れそのままの電位で通る。これがA/D変換器60によ
ってデジタル信号Zに変換される。これが内外電極間の
インピーダンスを示す値である。
イズが含まれる。そこで、抵抗R39、R40、コンデンサ
C18によって交流分を除去しこれを増幅器57によって
電流増幅する。このまでは負電圧であるが、増幅器58
によって、負電圧を正電圧に変え、ダイオードD1 、D
2 によって負電圧が生じるのを防ぐ。n点では正電圧が
発生している。基準電源63、抵抗R47、R48、ダイオ
ードD3 、増幅器59などはリミッタである。基準電圧
pは基準電源をR47とR48によって分圧したものであ
る。pより大きい電圧がでているとD3 がn点の電位を
基準電圧pに引き下げる。A/D変換器を保護するため
である。pより小さい電圧の場合はD3 が逆バイアスさ
れそのままの電位で通る。これがA/D変換器60によ
ってデジタル信号Zに変換される。これが内外電極間の
インピーダンスを示す値である。
【0037】洗剤濃度は洗剤(ソープ)の種類、溶媒が
決まれば、内外電極間のインピーダンスと温度の関数で
ある。溶媒は決まっており、ソープの種類は予め分かっ
ている。温度とインピーダンスが未知の変数なのである
がこれは本発明のセンサによって求まる。洗剤種類とイ
ンピーダンス、温度の依存性については予め測定してそ
の関係を決めておく。
決まれば、内外電極間のインピーダンスと温度の関数で
ある。溶媒は決まっており、ソープの種類は予め分かっ
ている。温度とインピーダンスが未知の変数なのである
がこれは本発明のセンサによって求まる。洗剤種類とイ
ンピーダンス、温度の依存性については予め測定してそ
の関係を決めておく。
【0038】図6は3つの種類のソープについて1%濃
度の時の温度と内外電極間電圧を図5の回路で増幅した
結果Wとの関係を示すグラフである。横軸は温度であっ
て、縦軸はWである。ソープ番号0は温度とともにほぼ
線形にインピーダンス値Wが増加する。25℃での値と
基準値とするがこのとき800である。45℃で850
に増える。0℃では710である。1%濃度のソープ番
号0についてはこの結果から1℃〜45℃の範囲の任意
の温度でのインピーダンス値Wが求まる。2%ならこの
値を2倍にすれば良い。濃度とインピーダンスは比例す
るはずである。するとこのグラフから、温度Tでの1%
濃度のソープ番号1の洗剤を含む洗浄液のW値が決ま
る。これをw0 (T)とかく。温度は温度センサによっ
て測定できる。A/D変換器60の出力W値がわかるの
で、この時の濃度はW/w0 (T)によって与えられ
る。
度の時の温度と内外電極間電圧を図5の回路で増幅した
結果Wとの関係を示すグラフである。横軸は温度であっ
て、縦軸はWである。ソープ番号0は温度とともにほぼ
線形にインピーダンス値Wが増加する。25℃での値と
基準値とするがこのとき800である。45℃で850
に増える。0℃では710である。1%濃度のソープ番
号0についてはこの結果から1℃〜45℃の範囲の任意
の温度でのインピーダンス値Wが求まる。2%ならこの
値を2倍にすれば良い。濃度とインピーダンスは比例す
るはずである。するとこのグラフから、温度Tでの1%
濃度のソープ番号1の洗剤を含む洗浄液のW値が決ま
る。これをw0 (T)とかく。温度は温度センサによっ
て測定できる。A/D変換器60の出力W値がわかるの
で、この時の濃度はW/w0 (T)によって与えられ
る。
【0039】ソープ番号1の洗剤はWの値がより小さ
い。基準温度25℃で1%濃度のとき610である。4
5℃では650、0℃では380である。これは温度に
対してリニアでないがそれは差し支えない。各温度での
1%濃度の値w1 (T)を記憶して置けば良い。これも
温度Tでの値Wを知って、W/w1 (T)から濃度を求
めることができる。
い。基準温度25℃で1%濃度のとき610である。4
5℃では650、0℃では380である。これは温度に
対してリニアでないがそれは差し支えない。各温度での
1%濃度の値w1 (T)を記憶して置けば良い。これも
温度Tでの値Wを知って、W/w1 (T)から濃度を求
めることができる。
【0040】ソープ番号2の洗剤はよりいっそうW値が
低い。基準温度25℃の時520である。45℃では5
60であり、0℃では320である。
低い。基準温度25℃の時520である。45℃では5
60であり、0℃では320である。
【0041】このようにソープの種類ごとに1%の時の
W値を温度の関数として求め記憶させておき、このセン
サによってWと温度Tを測ってその温度でも濃度を計算
することができる。温度による補正を可能にしたのが本
発明の新規な点である。その必要度について述べる。ド
ライクリーニングの洗浄液は25℃でつねに使用すると
は限らない。周囲の環境温度によって、洗浄液の温度も
変動する。ソープ番号1の場合、45℃で650であ
り、0℃では380であるから、この間で1.7倍も変
化する。それほどの著しい温度変化がないとしても25
℃を挟む10℃の範囲での値の変化は50もあり、約8
%の変動幅になる。厳密に洗剤濃度を規定する必要があ
るのでそのような温度による測定誤差を無視してはいけ
ない。
W値を温度の関数として求め記憶させておき、このセン
サによってWと温度Tを測ってその温度でも濃度を計算
することができる。温度による補正を可能にしたのが本
発明の新規な点である。その必要度について述べる。ド
ライクリーニングの洗浄液は25℃でつねに使用すると
は限らない。周囲の環境温度によって、洗浄液の温度も
変動する。ソープ番号1の場合、45℃で650であ
り、0℃では380であるから、この間で1.7倍も変
化する。それほどの著しい温度変化がないとしても25
℃を挟む10℃の範囲での値の変化は50もあり、約8
%の変動幅になる。厳密に洗剤濃度を規定する必要があ
るのでそのような温度による測定誤差を無視してはいけ
ない。
【0042】
【実施例】ここでは内外円筒を組み合わせた電極間に洗
浄液を通し、交流電圧を印加しインピーダンスを実質的
に測定し、インピーダンスと温度の両方のデータから洗
剤濃度を求めている。そのようなセンサは洗浄液の循環
系のいずれかの部位に設ける。洗濯物をいれたドラムの
入口と出口の両方の流路にこの洗剤濃度センサを設ける
ようにしてもよい。そうすると出口での濃度を測定し、
不足分の洗剤を追加し、入口での濃度からその追加分量
が適切であったかどうかをチェックすることもできる。
循環系にはフィルタがあるのでこれによる洗剤の損失も
求めることができる。
浄液を通し、交流電圧を印加しインピーダンスを実質的
に測定し、インピーダンスと温度の両方のデータから洗
剤濃度を求めている。そのようなセンサは洗浄液の循環
系のいずれかの部位に設ける。洗濯物をいれたドラムの
入口と出口の両方の流路にこの洗剤濃度センサを設ける
ようにしてもよい。そうすると出口での濃度を測定し、
不足分の洗剤を追加し、入口での濃度からその追加分量
が適切であったかどうかをチェックすることもできる。
循環系にはフィルタがあるのでこれによる洗剤の損失も
求めることができる。
【0043】さらにこのセンサは洗浄液のタンクにも設
置できるがその場合にはタンクの底から浮かした位置に
設ける。センサによって洗剤濃度を知り、所望の値と比
較して、不足分の洗剤を洗浄液のタンクまたはそのほか
の循環系に自動的に追加するようにする。図7はそれを
ふくむフローを示す。本発明のセンサによって、ソープ
温度、濃度を求めることができるので、ソープ温度、濃
度を表示し、現在使用しているソープの番号をも表示す
る。ソープによってアンプのゲイン(増幅度)が自動的
に変わるので現在のゲインも表示される。また内外電極
間のインピーダンスを示すA/D変換器60の出力も表
示される。そしてソープ液の温度と洗剤濃度を本発明の
センサによって求め、不足分の洗剤を追加する。そのた
めに、ソープポンプを開き、洗剤を追加している。
置できるがその場合にはタンクの底から浮かした位置に
設ける。センサによって洗剤濃度を知り、所望の値と比
較して、不足分の洗剤を洗浄液のタンクまたはそのほか
の循環系に自動的に追加するようにする。図7はそれを
ふくむフローを示す。本発明のセンサによって、ソープ
温度、濃度を求めることができるので、ソープ温度、濃
度を表示し、現在使用しているソープの番号をも表示す
る。ソープによってアンプのゲイン(増幅度)が自動的
に変わるので現在のゲインも表示される。また内外電極
間のインピーダンスを示すA/D変換器60の出力も表
示される。そしてソープ液の温度と洗剤濃度を本発明の
センサによって求め、不足分の洗剤を追加する。そのた
めに、ソープポンプを開き、洗剤を追加している。
【0044】
【発明の効果】石油系溶媒に洗剤を混合してこれを衣類
を収容したドラムに循環させ汚れを除くドライクリーニ
ングにおいて洗浄液の循環系に、本発明のセンサを設け
ることによって、温度変動があっても正確に洗剤濃度を
求めることができる。温度によるインピーダンス変化は
無視できない量であるから本発明によって初めて厳密な
洗剤濃度の管理が可能になる。内部電極内部の空洞に温
度センサ用のリード線や内部電極用のリード線が通って
いるが密封されているから洗浄液によってリード線が濡
れることはない。しかも、内部電極3のリード線がスプ
リング11で接続され、外部電極2に螺部で接触する基
部筒6とリード線20とがスプリング12で接続される
ので、半田付けやネジ止めをしにくいこれらの部分でも
良好な電気的接続を得ることができる。
を収容したドラムに循環させ汚れを除くドライクリーニ
ングにおいて洗浄液の循環系に、本発明のセンサを設け
ることによって、温度変動があっても正確に洗剤濃度を
求めることができる。温度によるインピーダンス変化は
無視できない量であるから本発明によって初めて厳密な
洗剤濃度の管理が可能になる。内部電極内部の空洞に温
度センサ用のリード線や内部電極用のリード線が通って
いるが密封されているから洗浄液によってリード線が濡
れることはない。しかも、内部電極3のリード線がスプ
リング11で接続され、外部電極2に螺部で接触する基
部筒6とリード線20とがスプリング12で接続される
ので、半田付けやネジ止めをしにくいこれらの部分でも
良好な電気的接続を得ることができる。
【図1】本発明の実施例にかかるドライクリーニング用
洗剤濃度センサの組立状態の正面図。
洗剤濃度センサの組立状態の正面図。
【図2】同じドライクリーニング用洗剤濃度センサの断
面図。
面図。
【図3】同じドライクリーニング用洗剤濃度センサの分
解部品図。
解部品図。
【図4】温度センサの増幅回路。
【図5】濃度検出センサの増幅検出回路。
【図6】1%濃度のソープを含む洗浄液の温度によるイ
ンピーダンス値の測定結果を示すグラフ。
ンピーダンス値の測定結果を示すグラフ。
【図7】本発明のドライクリーニング洗剤濃度制御方法
例を示すフローチャート。
例を示すフローチャート。
1 濃度センサ 2 外部電極 3 内部電極 4 温度センサ 5 絶縁インシュレータ 6 基部筒 7 雌螺部 8 雄螺部 9 雌螺部 10 雄螺部 11 内部電極用接続スプリング 12 外部電極用接続スプリング 13 雌螺穴 14 ストレート継手 15 雄螺部 16 チューブ 17 ナット 18 温度センサリード線 19 温度センサリード線 20 外部電極リード線 21 内部電極リード線 22 シールド線 23 Oリング 24 Oリング 25 通し穴 26 空洞 27 空隙 28 内部空洞 29 雌螺穴 30 雄螺部 31 内部空間 32 フランジ部 33 通し穴 34 内部空間 35 雄螺部 36 雌螺部 37 シールドケーブル 38 螺頭 40 抵抗・電圧変換部 41 基準電源 42 ノイズフィルタ 43 ノイズフィルタ 44 増幅器 45 A/D変換器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−105152(JP,A) 特開 平8−285804(JP,A) 特開 平7−209232(JP,A) 実開 平1−163862(JP,U) 実開 平3−122354(JP,U) 実開 昭53−48674(JP,U) 実用新案登録3011605(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/00 - 27/24 D06F 43/00 - 43/08
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状で通し穴25を穿孔した外部電極
2と、外部電極2の内部に空隙を隔てて同心に設けられ
る円筒状の内部電極3と、内部電極3から突出した温度
センサ4とを備え、前記外部電極2は一方の端部からそ
の内部に挿入した基部筒6に電気的に接続され、前記内
部電極3と前記基部筒6とは、前記外部電極2の内部に
あって中間部に径の大きいフランジ部32を有する円筒
状の絶縁インシュレータ5を介して直線状に結合され、
前記内部電極3の内部には、一方の端部が該内部電極の
内壁に当接し他方の端部が前記絶縁インシュレータ5に
当接するスプリング11が設けられ、前記基部筒6の内
部には一方の端部が絶縁インシュレータ5に当接し他方
の端部が当該基部筒6の内壁に当接するスプリング12
が設けられ、前記内部電極3の内壁に当接するスプリン
グ11には内部電極3のリード線21が接続され、前記
基部筒6の内壁に当接するスプリング12には外部電極
2のリード線20が接続され、これら内部電極のリード
線21と、外部電極のリード線20と、温度センサのリ
ード線18,19とを通す内部電極の空洞部が洗浄液か
ら遮蔽されており、温度センサによって洗浄液温度を求
め、内外電極間には交流を印加してインピーダンスを求
め、両方のデータから洗剤濃度を求めるように構成され
ていることを特徴とするドライクリーニング洗剤濃度セ
ンサ。 - 【請求項2】 内外電極間に印加する交流の周波数が、
任意の周波数に決定可能である請求項1に記載のドライ
クリーニング洗剤濃度センサ。 - 【請求項3】 請求項1に記載のドライクリーニング洗
剤濃度センサを、洗濯ドラムあるいは洗濯ドラムと洗浄
液タンクを含む洗浄液の循環系の何れかに設け、所望の
洗剤濃度と、現在の洗浄液の洗剤濃度と比較し、不足分
の洗剤を洗浄液タンクあるいは循環系に追加するように
したことを特徴とするドライクリーニング洗剤濃度制御
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32891096A JP3347618B2 (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | ドライクリーニング洗剤濃度センサ及びドライクリーニング洗剤濃度制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32891096A JP3347618B2 (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | ドライクリーニング洗剤濃度センサ及びドライクリーニング洗剤濃度制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10170498A JPH10170498A (ja) | 1998-06-26 |
JP3347618B2 true JP3347618B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=18215464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32891096A Expired - Fee Related JP3347618B2 (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | ドライクリーニング洗剤濃度センサ及びドライクリーニング洗剤濃度制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3347618B2 (ja) |
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JP4582926B2 (ja) * | 2001-02-08 | 2010-11-17 | 株式会社鷺宮製作所 | 導電率計の電極 |
JP4669146B2 (ja) * | 2001-03-26 | 2011-04-13 | 新コスモス電機株式会社 | ガス検知装置 |
KR100482465B1 (ko) * | 2002-02-22 | 2005-04-25 | 신성화학 주식회사 | 특정 물질 농도 검출 장치 및 이를 이용한 특정 물질 농도확인 장치 및 포화 상태 확인 방법 |
KR100495066B1 (ko) * | 2002-11-28 | 2005-06-14 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 세탁코스 결정방법 |
KR101016300B1 (ko) | 2003-08-07 | 2011-02-22 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 세탁방법 |
KR101016297B1 (ko) | 2003-08-07 | 2011-02-24 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 세탁방법 |
KR101016298B1 (ko) * | 2003-08-07 | 2011-02-22 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 세탁방법 |
JP4771480B2 (ja) * | 2006-01-25 | 2011-09-14 | 日本特殊陶業株式会社 | 液体状態検知センサ |
CA3110505A1 (en) | 2018-08-27 | 2020-03-05 | Ecolab Usa Inc. | System and technique for extracting particulate-containing liquid samples without filtration |
WO2020131097A1 (en) * | 2018-12-21 | 2020-06-25 | Bl Technologies, Inc. | Multi-phase water oil composition and salinity metering system and method |
-
1996
- 1996-12-09 JP JP32891096A patent/JP3347618B2/ja not_active Expired - Fee Related
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