JPH08219727A - 寸法測定装置 - Google Patents

寸法測定装置

Info

Publication number
JPH08219727A
JPH08219727A JP2517395A JP2517395A JPH08219727A JP H08219727 A JPH08219727 A JP H08219727A JP 2517395 A JP2517395 A JP 2517395A JP 2517395 A JP2517395 A JP 2517395A JP H08219727 A JPH08219727 A JP H08219727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
digital video
signal
differential
edge position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2517395A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Kobayashi
辰也 小林
Masatoshi Tanabe
正敏 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba FA Systems Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2517395A priority Critical patent/JPH08219727A/ja
Publication of JPH08219727A publication Critical patent/JPH08219727A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定対象物の明部の輝度むらや暗部に入射
する外乱光の影響を受けることなく、被測定対象物の寸
法を連続的に正確に測定する。 【構成】 光電変換素子から出力される映像信号と隣接
する光電変換素子から出力される映像信号との差を取り
差分信号として出力する差分信号出力手段8と、前記差
分信号から所定レベルを超える映像信号を最大差分信号
として出力する最大差分信号出力手段(12、13、1
4)と、前記最大差分信号の前後所定ビットの映像信号
の総和を算出して出力する総和算出手段(15、16)
と、光電変換素子から出力される映像信号の最大波高値
を検出する最大波高値検出手段(11)と、映像信号の
総和と、映像信号の最大波高値から被測定対象物のエッ
ジ位置を演算するエッジ位置演算手段(17)とを具備
した寸法測定装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定対象物の寸法を
測定する寸法測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被測定対象物、例えば、製造行程中にお
ける鋼板等が、基準となる寸法に対して、どの程度変化
するかを連続的に測定するものとして寸法測定装置があ
る。この寸法測定装置による被測定対象物の寸法の測定
は、被測定対象物のエッジ位置を検出することにより行
なわれる。以下、このエッジ位置の算出方法について説
明する。
【0003】まず、被測定対象物の表面を照明光により
所定方向に走査する。次に、被測定対象物表面で反射
し、寸法測定装置の受光器に入射した光学的信号を、光
電変換素子により電気信号である映像信号に変換し、こ
の映像信号とエッジ検出レベル(しきい値)とを比較し
てエッジアドレスを検出する。
【0004】そして、検出されたエッジアドレスの前後
Mビットの映像信号を積算し、積算した映像信号を明部
安定領域の波高平均値で割り、長方形換算することによ
りエッジ位置を算出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8を用いて、従来の
寸法測定装置における被測定対象物のエッジ位置の検出
方法の課題を説明する。図8(a)の波線に示すよう
に、被測定対象物の明部に輝度むらがあり、映像信号の
立ち上がりが緩やかになっている場合、被測定対象物の
エッジ位置は、真のエッジ位置よりもΔε分内側に検出
されてしまい、実際の幅よりも狭く判定されてしまう。
【0006】また、図8(b)に示すように、被測定対
象物の暗部に外乱光が入射し、被測定対象物の視野範囲
外で映像信号の立ち上がりが発生すると、エッジ位置は
Δε分だけ外側に検出されてしまい、実際の幅よりも広
く判定されてしまう。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、被測定対象物の明部の輝度むらや暗部に入射す
る外乱光の影響を受けることなく、被測定対象物の寸法
を光電変換素子の単位分解能以上の精度で連続的に測定
することのできる寸法測定装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、まず、上記目的
を達成するために請求項1に係る発明は、被測定対象物
の表面を所定方向に走査することにより得られる光学的
信号を光電変換素子によりアナログ映像信号に変換して
エッジ位置を算出し、このエッジ位置に基づいて被測定
対象物の寸法を測定する寸法測定装置において、前記ア
ナログ映像信号を連続的にデジタル映像信号に変換して
出力するA/D変換手段と、前記A/D変換手段から出
力されるデジタル映像信号の内、対象となる第1のデジ
タル映像信号と、この第1のデジタル映像信号に対して
所定方向側に隣接する第2のデジタル映像信号との差を
第1の差分信号として出力する第1の差分信号出力手段
と、前記第1の差分信号出力手段から出力された第1の
差分信号から第1の所定レベルを超える第1の差分信号
を第2の差分信号として出力する第2の差分信号出力手
段と、前記第2の差分信号出力手段から出力された第2
の差分信号の前後所定ビットのデジタル映像信号の総和
を算出する総和算出手段と、前記デジタル映像信号の最
大波高値を検出する最大波高値検出手段と、前記総和算
出手段にて算出されたデジタル映像信号の総和と、前記
最大波高値検出手段で検出されたデジタル映像信号の最
大波高値から前記被測定対象物のエッジ位置を演算する
エッジ位置演算手段とを具備した寸法測定装置である。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載の寸法測定装置において、前記総和算出手段に、デジ
タル映像信号の最大波高値に対して一定割合以下のデジ
タル映像信号が存在する場合に、このデジタル映像信号
を除外して総和を求める機能を付加した寸法測定装置で
ある。
【0010】さらに、請求項3に係る発明は、請求項1
記載の寸法測定装置において、前記エッジ位置演算手段
に、前記第2の差分信号出力手段により出力された第2
の差分信号が第1の所定レベル以下の場合に、前記デジ
タル映像信号と第2の所定レベルとを比較することによ
り前記被測定対象物のエッジ位置を検出するエッジ位置
検出手段を付加した寸法測定装置である。
【0011】さらに、請求項4に係る発明は、請求項1
記載の寸法測定装置において、前記第2の差分信号出力
手段に、第1の所定レベルを超える第1の差分信号が複
数存在する場合に、前記複数の第1の差分信号の内、デ
ジタル映像信号のアップエッジアドレス、或いはダウン
エッジアドレス最近傍の第1の差分信号のみを第2の差
分信号として選択して出力する第2の差分信号選択手段
を付加した寸法測定装置である。
【0012】
【作用】請求項1に係る発明は、第1の差分信号出力手
段が、A/D変換手段から出力されるデジタル映像信号
の内、対象となる第1のデジタル映像信号と、この第1
のデジタル映像信号に対して所定方向側に隣接する第2
のデジタル映像信号との差を第1の差分信号として出力
する。次に、第2の差分信号出力手段によって、第1の
差分信号出力手段から出力された第1の差分信号から第
1の所定レベルを超える第1の差分信号を第2の差分信
号として出力する。総和算出手段は、第2の差分信号出
力手段から出力された第2の差分信号の前後所定ビット
のデジタル映像信号の総和を算出して出力する。そし
て、エッジ位置演算手段により、総和算出手段にて算出
されたデジタル映像信号の総和と、最大波高値検出手段
で検出されたデジタル映像信号の最大波高値から被測定
対象物のエッジ位置を演算するので、光電変換素子の単
位分解能以上の精度で被測定対象物の寸法を正確に測定
することができる。
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1記載の寸
法測定装置において、総和算出手段に、デジタル映像信
号の最大波高値に対して一定割合以下のデジタル映像信
号が存在する場合に、このデジタル映像信号を除外して
総和を求める機能を付加することにより、さらに、正確
に被測定対象物の寸法を測定することができる。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1記載の寸
法測定装置において、エッジ位置演算手段に、第2の差
分信号出力手段により出力された第2の差分信号が第1
の所定レベル以下の場合に、デジタル映像信号と第2の
所定レベルとを比較することにより、被測定対象物のエ
ッジ位置を検出するエッジ位置検出手段を付加すること
により、確実に被測定対象物のエッジ位置を検出するこ
とができ、その結果、連続的に被測定対象物の寸法を測
定することができる。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項1記載の寸
法測定装置において、第2の差分信号選択手段により、
第1の所定レベルを超える第1の差分信号が複数存在す
る場合に、複数の第1の差分信号の内、デジタル映像信
号のアップエッジアドレス、或いはダウンエッジアドレ
ス最近傍の第1の差分信号のみを第2の差分信号として
選択して出力するので、エッジ誤検出を防止することが
でき、その結果、被測定対象物の寸法を正確に測定する
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例に係
る寸法測定装置について説明する。図1は、本発明の一
実施例に係る寸法測定装置の構成を示す図である。
【0017】被測定対象物1の上部には、検出部2に設
けられた受光器3及び受光器4が2つ対向配置されてい
る。この受光器3,4は、被測定対象物1の表面を所定
方向に走査して得られる光学的信号を光受光素子により
電気信号である映像信号に変換して出力するものであ
る。この光受光素子は、例えば、CCD等で構成され
る。
【0018】受光器3,4の出力側には、検出部2内に
設けられた映像信号インターフェイス5の入力側が接続
されており、この映像信号インターフェイス5の出力側
は、制御部6に設けられた映像信号インターフェイス7
の入力側に接続されている。
【0019】映像信号インターフェイス7は、A/D変
換器を備えており、映像信号インターフェイス5を介し
て入力されるアナログ映像信号を連続的にデジタル映像
信号に変換して出力するものである。
【0020】映像信号インターフェイス7の出力側に
は、差分演算器8、映像信号用コンパレータ9、遅延器
10及び指定領域波高最大値検出器11の各々の入力側
が接続されている。
【0021】差分演算器8は、受光器3,4の単位受光
素子毎に得られるデジタル映像信号の内、対象となる第
1のデジタル映像信号と、この第1のデジタル映像信号
に対して所定方向側に隣接する第2のデジタル映像信号
との差を差分信号として差分信号用コンパレータ12及
びゲート回路13に出力するものである。
【0022】差分信号用コンパレータ12は、ノイズ成
分を除去するために所定レベル(しきい値イ、しきい値
ウ)以上の差分信号のみ取り出して、ゲート回路13に
出力するものである。
【0023】ゲート回路13は、差分信号用コンパレー
タ12から信号が入力されている間、差分演算器8から
出力される差分信号を走査内最大値検出器14に通過さ
せるものである。
【0024】走査内最大値検出器14は、ゲート回路1
3から出力されるしきい値イ或いはしきい値ウを超える
差分信号を、最大差分信号としてエッジアドレス検出器
15に出力するものである。
【0025】また、走査内最大値検出器14は、しきい
値イ、或いはしきい値ウを超える差分信号が複数検出さ
れた場合、デジタル映像信号のアップ(或いはダウン)
エッジアドレス最近傍の差分信号を最大差分信号として
出力する機能をも有している。
【0026】映像信号用コンパレータ9は、デジタル映
像信号がしきい値アを超えている場合に出力信号をエッ
ジアドレス検出器15に出力するものである。エッジア
ドレス検出器15は、走査内最大値検出器14から出力
された最大差分信号の位置或いは映像信号用コンパレー
タ9から出力されたしきい値アを超えるデジタル映像信
号の位置から被測定対象物1のエッジアドレスを検出す
るものである。
【0027】遅延器10は、デジタル映像信号を所定時
間遅延させた後に、映像信号積分器16に出力するもの
である。映像信号積分器16は、最大差分信号の前後M
ビットに関し、遅延器10から出力される所定時間遅延
したデジタル映像信号の総和Sを求めるものである。ま
た、この映像信号積分器16は、図2に示すように、被
測定対象物1に異物が付着して暗部を生じている場合、
デジタル映像信号の総和Sに誤差を生ずるため、デジタ
ル映像信号の波高最大値VM に対して一定割合以上の暗
部が存在する場合には、該当する受光素子のデータYビ
ット分のデータを除外して、(M−Y)ビット分のデジ
タル映像信号の総和Sを求める機能をも有している。
【0028】指定領域波高最大値検出器11は、映像信
号インターフェイス7から出力されるデジタル映像信号
の立ち上がり後Nビット間でのデジタル映像信号の波高
最大値VM を検出するものである。
【0029】エッジ位置演算器17は、映像信号積分器
16から出力されるデジタル映像信号の総和Sを指定領
域波高最大値検出器11から出力されるデジタル映像信
号の波高最大値VM で割ることにより、受光器3或いは
受光器4の単位光電素子以上の分解能で被測定対象物の
エッジ位置の検出を行なうものである。(エッジ位置:
X=S/VM ) 次に、上述のように構成した寸法測定装置の動作につい
て説明する。
【0030】まず、被測定対象物1の表面を所定方向に
走査し、反射する光を受光器3,4の光受光素子により
映像信号に変換する。これにより、被測定対象物のエッ
ジ断面部の輝度むらの影響を受けることなく、エッジ立
ち上がり部の映像信号の傾斜(図8(a)のxで示した
範囲)は、被測定対象物の浮き上がりによるボケに限定
され、エッジ立ち上がり以降の映像信号の変化(図8
(a)のyで示した範囲)は、被測定対象物表面の輝度
ムラによるものとなる。
【0031】この受光器3,4により変換された映像信
号は、検出部2に設けられた映像信号インターフェイス
5を通過して、制御部6に設けられた映像信号インター
フェイス7に出力され、この映像信号インターフェイス
7によりデジタル映像信号に変換された後に差分演算器
8、映像信号用コンパレータ9、遅延器10及び指定領
域波高最大値検出器11に出力される。
【0032】差分演算器8に出力されたデジタル映像信
号は、隣接するデジタル映像信号との差が取られ、差分
信号として差分信号用コンパレータ12及びゲート回路
13に出力される。
【0033】差分信号用コンパレータ12に出力された
差分信号は、ノイズ成分を除去するために一定値(しき
い値イ、しきい値ウ)以上の差分信号のみ取り出され、
ゲート回路13に出力される。
【0034】ゲート回路13は、差分信号用コンパレー
タ12から信号が入力されている間、差分演算器8から
出力される差分信号を走査内最大値検出器14に出力す
る。そして、走査内最大値検出器14は、ゲート回路1
3から出力されるしきい値イ、或いはしきい値ウを超え
た差分信号を最大差分信号としてエッジアドレス検出器
15に出力する。
【0035】図3は、最大差分信号の算出方法を説明す
るためのフロチャートである。まず、定数mを1に設定
する(step1)。次に、ゲート回路13を介して入
力されるしきい値イ、ウを超える差分信号のmビット目
の差分信号電圧VM と、m−1ビット目の差分信号電圧
VM-1 との差分演算を行ない差分電圧VD を得る(st
ep2)。
【0036】次に、差分信号VD がしきい値イ以上か否
かを判定する(step3)。差分信号VD がしきい値
イ以下と判定された場合、この差分信号VD が最大差分
電圧VMAX 以上か否かを判定する(step4)。
【0037】差分信号VD が最大差分電圧VMAX 以上と
判定された場合、最大差分電圧VMAX =差分信号VD と
する(step5)。一方、差分信号VD が最大差分電
圧VMAX 以下と判定された場合、最大差分電圧VMAX の
値は保持される(step6)。
【0038】そして、定数mに1を加えて、step2
の処理に戻る。step3の処理において、差分信号V
D がしきい値イ以上でない判定された場合、最大差分電
圧VMAX が最大差分信号としてエッジアドレス検出器1
5に出力される。
【0039】すなわち、差分信号がしきい値イを最初に
超える範囲から最大差分信号を算出する処理方法を採用
することにより、常にエッジ立ち上がり部のみから最大
差分信号を算出することができる。
【0040】また、図4に示すように、しきい値イ或い
はしきい値ウを超える差分信号D1〜D6が複数検出さ
れた場合には、デジタル映像信号のアップ(又はダウ
ン)エッジアドレスm1(又はm2)に最も近いエッジ
位置が採用される。
【0041】一方、映像信号用コンパレータ9は、デジ
タル映像信号がしきい値アを超えている場合に出力信号
をエッジアドレス検出器15に出力する。エッジアドレ
ス検出器15は、走査内最大値検出器14から出力され
た最大差分信号の位置或いは映像信号用コンパレータ9
からのしきい値アを超えるデジタル映像信号の位置から
被測定対象物1のエッジアドレスを検出する。
【0042】映像信号積分器16は、図5に示すよう
に、走査内最大値検出器14から出力される最大差分信
号の前後Mビットに関し、遅延器10から出力される所
定時間遅延した映像信号の総和Sを求める。
【0043】また、映像信号積分器16は、図2に示す
ように、被測定対象物1の表面に何らかの異物が付着す
ることによりデジタル映像信号に暗部を生じている場
合、デジタル映像信号の総和Sに誤差が発生するため、
図2に示すように、映像信号の波高最大値VM に対し
て、図2に示すように、映像信号に一定割合以上の暗部
が存在する場合には、該当する受光素子のデータYビッ
ト分のデータを除外して、(M−Y)ビット分のデジタ
ル映像信号の総和Sを求める。
【0044】指定領域波高最大値検出器11は、映像信
号インターフェイス7から出力されるデジタル映像信号
の立ち上がり後Nビット間での映像信号の波高最大値V
M を検出する。
【0045】エッジ位置演算器17は、映像信号積分器
16から出力されるデジタル映像信号の総和Sを指定領
域波高最大値検出器11から出力されるデジタル映像信
号の波高最大値VM で割ることにより、受光器3或いは
受光器4の単位光電素子以上の分解能で被測定対象物1
のエッジ位置の検出を行なう。なお、このエッジ位置の
計算は、2-nの精度で行なわれる。
【0046】次に、デジタル映像信号がしきい値イ、ウ
を超えず、その結果、最大差分信号が検出されない場合
の処理を図6のフロチャートを参照して説明する。ま
ず、デジタル映像信号としきい値アを比較して、被測定
対象物1のエッジが検出されたか否かを判定する(st
ep11)。
【0047】step11により、エッジが検出された
場合、しきい値イを超える最大差分信号が検出されたか
否かの判定を行なう(step12)。最大差分信号が
検出された場合、最大差分信号の位置がエッジアドレス
とされ(step13)、超えなかった場合には、デジ
タル映像信号がしきい値アを超えた位置をエッジアドレ
スとする(step14)。
【0048】一方、step11にて行なわれる判定に
おいて、被測定対象物1のエッジが検出されなかった場
合、しきい値イを超える最大差分信号が検出されたか否
かを判定する(step15)。
【0049】しきい値イを超える最大差分信号が検出さ
れた場合、最大差分信号を回路の誤動作によるノイズと
して取扱い(step16)、アラームを出力する(s
tep17)。
【0050】しきい値イを超える最大差分信号が検出さ
れない場合、デジタル映像信号と差分信号とが双方とも
一定時間間隔連続して未検出か否かを判定する(ste
p18)。
【0051】step18の処理において、一定時間連
続して最大差分信号が未検出であると判定された場合、
被測定対象物1のエッジ未検出アラームを出力する(s
tep19)。
【0052】また、一定時間連続して未検出でないと判
定された場合には、前回走査時におけるエッジアドレス
の値が採用される(step20)。なお、図7に示す
ように、しきい値イを超えた差分信号の範囲に相当する
デジタル映像信号の総和Xを求め、長方形換算を行なう
ことによってもボケ補正が行われた被測定対象物1のエ
ッジ位置の算出を行なうことができる。
【0053】従って、本実施例によれば、最大差分信号
を基に、被測定対象物1のエッジ位置の演算を行なうこ
とにより、被測定対象物1の寸法を測定するので、被測
定対象物の明部の輝度むらや暗部に入射する外乱光の影
響を受けることなく、被測定対象物1の寸法を正確に測
定することができる。
【0054】また、デジタル映像信号の最大波高値に対
して一定割合以下のデジタル映像信号が存在する場合
に、このデジタル映像信号を除外して総和を求めるの
で、さらに、正確に被測定対象物の寸法を測定すること
ができる。
【0055】さらに、エッジ位置演算器17に、走査内
最大値検出器14から最大査分信号が出力されない場合
に、しきい値アを超えたデジタル映像信号から被測定対
象物1のエッジ位置を検出する機能を付加することによ
り、確実に被測定対象物1のエッジ位置を検出すること
ができ、その結果、連続的に被測定対象1物の寸法を測
定することができる。
【0056】さらに、走査内最大値検出器14は、複数
の最大差分信号が検出された場合に、映像信号のアップ
(或いはダウン)エッジアドレス最近傍の差分信号を最
大差分信号として出力するので、エッジ誤検出を防止す
ることができ、その結果、被測定対象物の寸法を正確に
測定することができる。
【0057】さらに、走査内最大差分検出器14で検出
された最大差分信号の前後Mビット映像信号の総和を映
像信号積分器16で算出し、指定領域波高最大値検出器
11にて検出された映像信号の最大波高値で割るエッジ
位置演算を2-nの精度で行なうことにより、単位受光素
子以上の精度の分解能で被測定対象物1の寸法を測定す
ることができる。
【0058】
【発明の効果】従って、以上詳記したように本発明によ
れば、被測定対象物の明部の輝度むらや暗部に入射する
外乱光の影響を受けることなく、被測定対象物の寸法を
光電変換素子の単位分解能以上の精度で連続的に測定す
ることのできる寸法測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る寸法測定装置の構成を
示す図である。
【図2】同実施例における寸法測定装置の映像信号積分
器の動作を説明するための図である。
【図3】同実施例における寸法測定装置の最大差分信号
の算出方法を説明するためのフロチャートである。
【図4】同実施例における寸法測定装置の映像信号積分
器の動作を説明するための図である。
【図5】同実施例における寸法測定装置の最大差分信号
出力を説明するための図である。
【図6】同実施例における寸法測定装置の最大差分信号
が検出されない場合の処理を説明するためのフロチャー
トである。
【図7】同実施例における寸法測定装置のエッジアドレ
スの他の算出方法を説明するための図である。
【図8】従来の寸法測定装置におけるエッジ位置検出方
法を説明するための図である。
【符号の説明】
1…被測定対象物、2…検出部、3,4…受光器、8…
差分演算器、9…映像信号用コンパレータ、10…遅延
器、11…指定領域波高最大値検出器、12…差分信号
用コンパレータ、13…ゲート回路、14…走査内最大
値検出器、15…エッジアドレス検出器、16…映像信
号積分器、17…エッジ位置演算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 正敏 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定対象物の表面を所定方向に走査す
    ることにより得られる光学的信号を光電変換素子により
    アナログ映像信号に変換してエッジ位置を算出し、この
    エッジ位置に基づいて被測定対象物の寸法を測定する寸
    法測定装置において、 前記アナログ映像信号を連続的にデジタル映像信号に変
    換して出力するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段から出力されるデジタル映像信号の
    内、対象となる第1のデジタル映像信号と、この第1の
    デジタル映像信号に対して所定方向側に隣接する第2の
    デジタル映像信号との差を第1の差分信号として出力す
    る第1の差分信号出力手段と、 前記第1の差分信号出力手段から出力された第1の差分
    信号から第1の所定レベルを超える第1の差分信号を第
    2の差分信号として出力する第2の差分信号出力手段
    と、 前記第2の差分信号出力手段から出力された第2の差分
    信号の前後所定ビットのデジタル映像信号の総和を算出
    する総和算出手段と、 前記デジタル映像信号の最大波高値を検出する最大波高
    値検出手段と、 前記総和算出手段にて算出されたデジタル映像信号の総
    和と、前記最大波高値検出手段で検出されたデジタル映
    像信号の最大波高値から前記被測定対象物のエッジ位置
    を演算するエッジ位置演算手段とを具備したことを特徴
    とする寸法測定装置。
  2. 【請求項2】 前記総和算出手段に、デジタル映像信号
    の最大波高値に対して一定割合以下のデジタル映像信号
    が存在する場合に、このデジタル映像信号を除外して総
    和を求める機能を付加したことを特徴とする請求項1記
    載の寸法測定装置。
  3. 【請求項3】 前記エッジ位置演算手段に、前記第2の
    差分信号出力手段により出力された第2の差分信号が第
    1の所定レベル以下の場合に、前記デジタル映像信号と
    第2の所定レベルとを比較することにより前記被測定対
    象物のエッジ位置を検出するエッジ位置検出手段を付加
    したことを特徴とする請求項1記載の寸法測定装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の差分信号出力手段に、第1の
    所定レベルを超える第1の差分信号が複数存在する場合
    に、前記複数の第1の差分信号の内、デジタル映像信号
    のアップエッジアドレス、或いはダウンエッジアドレス
    最近傍の第1の差分信号のみを第2の差分信号として選
    択して出力する第2の差分信号選択手段を付加したこと
    を特徴とする請求項1記載の寸法測定装置。
JP2517395A 1995-02-14 1995-02-14 寸法測定装置 Pending JPH08219727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2517395A JPH08219727A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 寸法測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2517395A JPH08219727A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 寸法測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08219727A true JPH08219727A (ja) 1996-08-30

Family

ID=12158625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2517395A Pending JPH08219727A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 寸法測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08219727A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1308653C (zh) * 2005-02-25 2007-04-04 中国海洋大学 回转式扫描测量仪
JP2008185491A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Jfe Steel Kk 山形鋼寸法演算方法および装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1308653C (zh) * 2005-02-25 2007-04-04 中国海洋大学 回转式扫描测量仪
JP2008185491A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Jfe Steel Kk 山形鋼寸法演算方法および装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960042261A (ko) 복수광검파소자의 출력신호보정방법과 장치
JPH08219727A (ja) 寸法測定装置
US7161153B2 (en) Apparatus and method for detecting α-ray
US6326606B2 (en) Method and apparatus for checking shape
JP2890801B2 (ja) 表面傷検査装置
JP2882227B2 (ja) 画素欠陥補正装置
JPH0554603B2 (ja)
JP2500733B2 (ja) レ―ザ測距装置
JPH03134548A (ja) 表面検査装置
JPH0520564A (ja) 画像処理を用いた火災検出装置
JPH0455705A (ja) 端部検出装置
JPS6132324Y2 (ja)
JP3228643B2 (ja) エッジ位置検出装置
JPS62298705A (ja) リニアセンサ光源制御方式
JPS59142407A (ja) 光学的エツジ位置検出方法
JP2886663B2 (ja) 光走査型変位センサ
JPH0551842B2 (ja)
JPH0792268A (ja) レーザ・レンジ・ファインダのデータ処理装置
JP2000065747A (ja) パターン欠陥検査装置及びパターン欠陥検査方法
JPH0575461A (ja) 信号処理装置
JP4568610B2 (ja) 信号補正装置、信号補正方法及び信号補正プログラム
JPH04118170A (ja) 画像処理方法
JP2000292127A (ja) 物体形状測定方法
JPH03287010A (ja) 太陽センサ
JP2005123776A (ja) フリッカーレベル・ノイズレベル検出器