JPH08219602A - 空気調和機の温度検知器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】熱交換器１のと冷媒配管２の曲管部に温度検知
器３を横から押してはめこむように取り付ける。温度検
知器３は、全体が半円形状で、冷媒配管２の曲管部の内
側に確実に触れるように冷媒配管２の外面形状にあわせ
た断面形状が半円形の溝が付いている。 【効果】別部品の支持装置や固定用ばねが不要となり、
作業性が向上する。又、冷媒配管の実際の温度をより正
確に検知することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器の冷媒配管内
の温度を検出する温度検知器に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は、実開平３−９７１６５号公報に
記載のように、温度検知器の支持装置に関するものがあ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来技術は、温度検知
器を固定するために、ステンレス製の固定用ばねが必要
である。温度検知器の支持装置に温度検知器を入れて、
それらの間に固定用ばねを挿入して取り付ける。この取
付作業は、冷媒配管を避けて行なう必要があり、量産工
程のネック工程の一つになっていた。又、筒上の支持装
置に円筒計の温度検知器を取り付けるために、それら
は、線接触の状態で固定される。このため、温度検知は
鈍くなり実際の冷媒配管の温度と温度検知器の作動温度
の間に大きな差が出来ており、温度検知器の周囲の温度
に影響を受けないうに断熱材で覆う必要があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】これらを解決するため
に、本発明は温度検知器の構造を、冷媒配管曲管部の内
側に入るように半円形状とし、更に、確実に固定できる
ように配管をはめる溝を付けた。

【０００５】

【作用】前述のように溝付きの半円形状の温度検知器を
冷媒配管曲管部の内側に確実にはめこむ。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の一実施例を、添付の図面に基
づいて説明する。

【０００７】図１は本発明の温度検知器の取付の説明
図、図２は本発明の温度感知器の説明図、図３は従来例
の温度検知器の取付の説明図、図４は、従来例の温度検
知器の説明図をそれぞれ示す。

【０００８】図１において、１は熱交換器、２は冷媒配
管、３は温度検知器である。熱交換器１の冷媒配管２の
曲管部に温度検知器３を横から押してはめこむように取
り付ける。

【０００９】図２に示すように、温度検知器３は、全体
が半円形状で、冷媒配管２曲管部の内側に確実に触れる
ように冷媒配管２曲管部の曲げ形状及び管の外面形状に
あわせた断面形状が半円形の溝が付いている。このた
め、図３に示すような温度検知器３の支持装置４やステ
ンレス製の固定用のばね５が不要となり、温度検知器３
の取付作業性が大幅に改善される。又、図４に示すよう
に温度検知器３と支持装置４は、線接触しており、温度
検知が鈍くなる。このため、冷媒配管２の温度と温度検
知器３で検知された温度をもとに設定される作動温度の
間に大きな差が出来るので、作動温度の設定を難しくし
ている。更には、周囲温度の影響を受けやすいので、温
度検知器３と支持装置４を断熱材で覆う必要があった。
一方、本発明では、図２のように、温度検知器３は、冷
媒配管２と直接にしかも面接触となる。従って、温度検
知器３で検知された温度と実際の冷媒配管２の温度は、
ほぼ同じ温度とすることができる。

【００１０】

【発明の効果】本発明によれば、冷媒配管に温度検知器
を取り付けるために、別部品の支持装置や固定用ばねが
不要となり、作業性が向上する。又、冷媒配管の実際の
温度をより正確に検知することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の温度検知器の取付部の説明図。

【図２】本発明の温度感知器の説明図。

【図３】従来例の温度検知器の取付部の説明図。

【図４】従来例の温度検知器の説明図。

【符号の説明】

１…熱交換器、２…冷媒配管、３…温度検知器、４…温
度検知器の支持装置、５…固定用ばね、６…温度検知器
のリード線。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】熱交換器の冷媒配管内の温度を検出する温
   度検知器を、前記冷媒配管の曲管部の内側にはめこめる
   ように半円形状とし、前記冷媒配管の曲管部の内側に沿
   って溝を設けたことを特徴とする空気調和機の温度検知
   器。
2. 【請求項２】請求項１において、前記温度検知器を、熱
   伝導性の高い樹脂とした空気調和機の温度検知器。