JPH08219169A - 自在軸継手 - Google Patents

自在軸継手

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Publication number
JPH08219169A
JPH08219169A JP2695095A JP2695095A JPH08219169A JP H08219169 A JPH08219169 A JP H08219169A JP 2695095 A JP2695095 A JP 2695095A JP 2695095 A JP2695095 A JP 2695095A JP H08219169 A JPH08219169 A JP H08219169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
rotating shafts
side member
shaft side
driving shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP2695095A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadatomo Kuribayashi
定友 栗林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
K Seven Co Ltd
Original Assignee
K Seven Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受部をもつ部材の数が低減され低価格化が
可能で製作の容易な自在軸継手を提供する。 【構成】 原動軸側部材2と従動軸側部材4との間に配
置された回転力伝達部材6に原動軸回転中心2’と直交
するX方向の1対の第1軸受部12aが配置され従動軸
回転中心4’と直交するY方向の1対の第2軸受部14
bが配置されており、原動軸側部材2の端部22a,2
2bに取付けられた第1回動軸24a,24bは1対の
第1軸受部12aに対しそれぞれ外側から挿入されてお
り、従動軸側部材4の端部26a,26bに取付けられ
た第2回動軸28a,28bは1対の第2軸受部14b
に対しそれぞれ外側から挿入されている。1対の第1回
動軸24a,24bの内側端面及び1対の第2回動軸2
8a,28bの内側端面により球体16が相対的回動可
能に挟持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自在軸継手に関し、特
に軸受部をもつ部材の数が低減され且つ製作の容易な自
在軸継手に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】原動軸
と従動軸との間の偏角発生に対応し得る一般的な自在軸
継手として、いわゆるフック継手がある。この継手は、
原動軸側部材と従動軸側部材との間に回転力伝達部材を
配置し、該回転力伝達部材と原動軸側部材とを原動軸回
転中心方向と直交する第1方向の周りで回動自在な様に
原動軸回転中心に関し対称的に原動軸側部材の端部に配
置した1対の軸受部を介して結合し、同様に回転力伝達
部材と従動軸側部材とを従動軸回転中心方向及び上記第
1方向の双方と直交する方向の周りで回動自在な様に従
動軸回転中心に関し対称的に原動軸側部材の端部に配置
した1対の軸受部を介して結合してなるものである。
【0003】ところで、軸受は製作が面倒であり、低価
格化の要求から、それを有する部材の数を低減すること
が望ましい。
【0004】そこで、本発明の目的は、軸受部をもつ部
材の数が低減され低価格化が可能な自在軸継手を提供す
ることにある。
【0005】更に、本発明の他の目的は、製作の容易な
自在軸継手を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、原動軸側部材と従動軸側部材
とが対向配置されており、これら原動軸側部材と従動軸
側部材との間には回転力伝達部材が配置されており、該
回転力伝達部材には原動軸回転中心方向を横切る第1方
向の1対の第1軸受部が同軸にて配置されており、上記
回転力伝達部材にはまた従動軸回転中心方向と上記第1
方向との双方を横切る第2方向の1対の第2軸受部が同
軸にて配置されており、上記原動軸側部材の端部には1
対の第1回動軸が取付けられており、該1対の第1回動
軸は上記回転力伝達部材の1対の第1軸受部に対しそれ
ぞれ外側から挿入されており、上記従動軸側部材の端部
には1対の第2回動軸が取付けられており、該1対の第
2回動軸は上記回転力伝達部材の1対の第2軸受部に対
しそれぞれ外側から挿入されている、ことを特徴とす
る、自在軸継手、が提供される。
【0007】本発明の一態様においては、上記1対の第
1回動軸の内側端面により1つの介在部材が挟持されて
おり、上記1対の第2回動軸の内側端面によっても上記
介在部材が挟持されており、該介在部材は上記1対の第
1回動軸に対し上記第1方向の周りに相対的に回動可能
であり且つ上記1対の第2回動軸に対し上記第2方向の
周りに相対的に回動可能である。
【0008】本発明の一態様においては、上記1対の第
1回動軸の内側端面及び上記1対の第2回動軸の内側端
面は凹面とされており、上記介在部材は球体である。
【0009】本発明の一態様においては、上記第1方向
と上記第2方向とが直交している。
【0010】本発明の一態様においては、上記第1方向
と上記原動軸回転中心方向とが直交しており、上記第2
方向と上記従動軸回転中心方向とが直交している。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
【0012】図1は本発明による軸継手の第一実施例を
示す分解斜視図であり、図2及び図3はそれぞれその組
立状態での断面図及び部分断面側面図である。これらの
図において、2は原動軸側部材であり、該原動軸側部材
2は不図示の原動軸の端部にネジ3を用いた締付け等の
適宜の結合手段により取付けられる。2’は原動軸回転
中心である。4は従動軸側部材であり、該従動軸側部材
4は不図示の従動軸の端部にネジ5を用いた締付け等の
適宜の結合手段により取付けられる。4’は従動軸回転
中心である。図1及び図2において、原動軸回転中心
2’と従動軸回転中心4’とは合致しており、Z方向と
されている。図3においては、原動軸回転中心2’と従
動軸回転中心4’とは角度θをなしている。
【0013】原動軸側部材2と従動軸側部材4との間に
は、回転力伝達部材6が配置されている。該回転力伝達
部材6には、1対のX方向の第1軸受部12a,12b
が形成されている。図2に示されている様に、これら第
1軸受部12a,12bは、回転力伝達部材6の中心か
らX方向に互いに逆向きに外方へと同軸状に延在せる同
一内径(D)の円筒形状内面をもつ。同様に、回転力伝
達部材6には、1対のY方向の第2軸受部14a,14
bが形成されている。図2に示されている様に、これら
第2軸受部14a,14bは、回転力伝達部材6の中心
からY方向に互いに逆向きに外方へと同軸状に延在せる
同一内径(D)の円筒形状内面をもつ。従って、第1軸
受部12a,12bと第2軸受部14a,14bとは互
いに直交しており、その交点は原動軸回転中心2’及び
従動軸回転中心4’と交わっている。回転力伝達部材6
の中心部即ち第1軸受部12a,12b及び第2軸受部
14a,14bが交差する空間にはこれら第1及び第2
の軸受部の内径(D)より少し小さな直径の球体16が
配置されている。
【0014】一方、上記原動軸側部材2の従動側に面す
る端部には、Z方向に延出せる1対の回動軸保持部22
a,22bが付設されている。該回動軸保持部22a,
22bには第1回動軸24a,24bの外側端部が固定
保持されている。この固定保持は例えば溶接などにより
分解不能な様に行うことができる。
【0015】同様に、上記従動軸側部材4の原動側に面
する端部には、Z方向に延出せる1対の回動軸保持部2
6a,26bが付設されている。該回動軸保持部26
a,26bには第2回動軸28a,28bの外側端部が
固定保持されている。この固定保持は例えば溶接などに
より分解不能な様に行うことができる。
【0016】上記第1回動軸24a,24b及び第2回
動軸28a,28bの直径は上記第1及び第2の軸受部
12a,12b,14a,14bの内径(D)に対応し
ており、これら軸受部の中で回動を許容される様になっ
ている。これら第1回動軸24a,24b及び第2回動
軸28a,28bの内側部分(即ち原動軸回転中心2’
及び従動軸回転中心4’に近い部分)は、それぞれ上記
第1軸受部12a,12b及び第2軸受部14a,14
b内に挿入されている。これら第1回動軸24a,24
b及び第2回動軸28a,28bの内側端面は、いずれ
も上記球体16の曲率と略同一の曲率の凹球面とされて
おり、球体16の表面に当接している。即ち、1対の第
1回動軸24a,24b及び1対の第2回動軸28a,
28bは、これらにより球体16を挟持する介在部材で
あり、該介在部材の存在により第1回動軸及び第2回動
軸はそれぞれあたかも1本の回動軸であるかの如く振る
舞うことができるし強度も増加する。
【0017】かくして、上記回転力伝達部材6は、原動
軸側部材2に対し第1回動軸24a,24bの周りで回
動可能であり、従動軸側部材4に対し第2回動軸28
a,28bの周りで回動可能である。原動軸回転中心
2’と従動軸回転中心4’との間に角度θの偏角が発生
した状態が図3に示されている。この様な偏角発生の際
には、第1回動軸24a,24bと球体16との間及び
/または第2回動軸28a,28bと球体16との間
に、相対的回動が生ずる。
【0018】尚、本実施例の自在軸継手の全体を油中に
浸漬しておくことにより、回動軸24a,24b,28
a,28bと軸受部12a,12b,14a,14b及
び球体16との間の潤滑を良好になすことができる。
【0019】以上の様な本実施例の自在軸継手は、軸受
部を回転力伝達部材6にのみ形成すればよく、軸受部を
もつ部材の数は1つであり少ない。また、本実施例の自
在軸継手の製作に際しては、図1に示されている様な部
品を作製しておき、球体16を回転力伝達部材6の中心
部即ち第1軸受部12a,12b及び第2軸受部14
a,14bが交差する空間に配置し、原動軸側部材2の
回動軸保持部22a,22b及び従動軸側部材4の回動
軸保持部26a,26bに形成された穴を通して第1回
動軸24a,24b及び第2回動軸28a,28bをそ
れぞれ上記第1軸受部12a,12b及び第2軸受部1
4a,14b内に挿入し、これら軸受部の先端を球体1
6に当接させ(この際、球体16は第1回動軸24a,
24b及び第2回動軸28a,28bのための位置決め
機能を果たす)、しかる後に回動軸保持部22a,22
b,26a,26bに対し第1回動軸24a,24b及
び第2回動軸28a,28bの外側部分を溶接により固
着する。この様に、本実施例の自在軸継手は、組立て製
作が容易である。
【0020】図4及び図5は上記回転力伝達部材6の変
形例を示す斜視図である。図1〜3の実施例では、回転
力伝達部材6の外形が、球形状からZ方向の両端を切落
とし該Z方向の周りの外周面を円筒面形状となる様に切
落としたものとなっているが、図4の例では外形がZ方
向を中心軸とする円筒形状をなしており、図5の例では
外形がX方向、Y方向及びZ方向に稜線を有する立方体
形状をなしている。その他の外形も可能である。但し、
偏角発生の際に回動軸保持部22a,22b,,26
a,26b等を含む原動軸側部材2及び従動軸側部材4
に対し接触しない様な形状及び寸法とする。
【0021】尚、上記実施例では第1方向と第2方向と
が直交する例が示されているが、本発明では、必ずしも
直交させずとも同様の効果が得られる。同様に、上記実
施例では原動軸回転中心2’の方向と上記第1方向とが
直交し且つ上記従動軸回転中心4’の方向と上記第2方
向とが直交している例が示されているが、本発明では、
必ずしも直交させずとも同様の効果が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、軸受部を
もつ部材の数が低減され低価格化が可能な自在軸継手が
提供される。更に、本発明によれば、製作の容易な自在
軸継手が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸継手の一実施例を示す分解斜視
図である。
【図2】本発明による軸継手の一実施例の組立状態での
断面図である。
【図3】本発明による軸継手の一実施例の組立状態での
部分断面側面図である。
【図4】回転力伝達部材の変形例を示す斜視図である。
【図5】回転力伝達部材の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 原動軸側部材 2’ 原動軸回転中心 3 ネジ 4 従動軸側部材 4’ 従動軸回転中心 5 ネジ 6 回転力伝達部材 12a,12b 第1軸受部 14a,14b 第2軸受部 16 球体 22a,22b 回動軸保持部 24a,24b 第1回動軸 26a,26b 回動軸保持部 28a,28b 第2回動軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動軸側部材と従動軸側部材とが対向配
    置されており、これら原動軸側部材と従動軸側部材との
    間には回転力伝達部材が配置されており、 該回転力伝達部材には原動軸回転中心方向を横切る第1
    方向の1対の第1軸受部が同軸にて配置されており、上
    記回転力伝達部材にはまた従動軸回転中心方向と上記第
    1方向との双方を横切る第2方向の1対の第2軸受部が
    同軸にて配置されており、 上記原動軸側部材の端部には1対の第1回動軸が取付け
    られており、該1対の第1回動軸は上記回転力伝達部材
    の1対の第1軸受部に対しそれぞれ外側から挿入されて
    おり、 上記従動軸側部材の端部には1対の第2回動軸が取付け
    られており、該1対の第2回動軸は上記回転力伝達部材
    の1対の第2軸受部に対しそれぞれ外側から挿入されて
    いる、ことを特徴とする、自在軸継手。
  2. 【請求項2】 上記1対の第1回動軸の内側端面により
    1つの介在部材が挟持されており、上記1対の第2回動
    軸の内側端面によっても上記介在部材が挟持されてお
    り、該介在部材は上記1対の第1回動軸に対し上記第1
    方向の周りに相対的に回動可能であり且つ上記1対の第
    2回動軸に対し上記第2方向の周りに相対的に回動可能
    であることを特徴とする、請求項1に記載の自在軸継
    手。
  3. 【請求項3】 上記1対の第1回動軸の内側端面及び上
    記1対の第2回動軸の内側端面は凹面とされており、上
    記介在部材は球体であることを特徴とする、請求項2に
    記載の自在軸継手。
  4. 【請求項4】 上記第1方向と上記第2方向とが直交し
    ている、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自在軸
    継手。
  5. 【請求項5】 上記第1方向と上記原動軸回転中心方向
    とが直交しており、上記第2方向と上記従動軸回転中心
    方向とが直交している、請求項1〜請求項4のいずれか
    に記載の自在軸継手。
JP2695095A 1995-02-15 1995-02-15 自在軸継手 Pending JPH08219169A (ja)

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