JPH08219106A - 油圧駆動回路 - Google Patents

油圧駆動回路

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JPH08219106A
JPH08219106A JP7026831A JP2683195A JPH08219106A JP H08219106 A JPH08219106 A JP H08219106A JP 7026831 A JP7026831 A JP 7026831A JP 2683195 A JP2683195 A JP 2683195A JP H08219106 A JPH08219106 A JP H08219106A
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JP
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pump
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JP7026831A
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Inventor
Tokuji Tanaka
篤司 田中
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 馬力制御時、アクチュエータの流量指令値を
自動的に小さく変更できる油圧駆動回路の提供。 【構成】 操作レバー6,7及びポテンショメータ10
7,108から出力される流量指令値Qref1,Qr
ef2に応じて流量調整弁103,104の駆動を制御
する流量調整弁制御装置105,106と、最大ポンプ
入力馬力以下に常時収まるようにポンプ吐出流量の制御
をおこなうポンプ傾転制御装置110とを備えるととも
に、流量指令値の総和ΣQrefと、最大ポンプ吐出流
量Qpmaxとの差が正であるとき、例えば流量指令値
Qref1よりも小さい補正流量指令値QR1を求める補
正演算手段を備え、この補正演算手段が、ΣQrefに
対するQpmaxの比αを求める比演算手段501と、
比αと流量指令値Qref1とを乗算する乗算手段50
2とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の建設
機械や、射出成形機等の産業機械に備えられ、馬力限界
時のアクチュエータに対する流量分配を良好におこなう
ことができる油圧駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は特願平6−3041号に記載され
た油圧駆動回路の構成図である。この油圧駆動回路は、
基本的には一つまたは少数の油圧ポンプで、複数のアク
チュエータを駆動するものであり、ポンプ制御として特
に、アクチュエータが要求する流量のみを、必要最小限
の圧力損失で油圧ポンプが出力するLS(ロードセンシ
ング)制御機構を備えており、また補助的に、原動機の
最大出力馬力に応じた馬力制御機構を備えており、エネ
ルギ効率の向上に有効な油圧駆動回路である。
【0003】同図4では、二つのアクチュエータを一つ
の油圧ポンプで駆動するものが例示されている。以下、
この従来技術について、図4及び図5に基づいて説明す
る。
【0004】図4に示すように、可変容量型油圧ポンプ
3の吐出ポートは、並列に二つのアクチュエータ回路
1,2に接続されている。二つのアクチュエータ回路
1,2はほぼ同じ構成をしており、それぞれ電磁比例式
で方向切換え機能を持つ流量調整弁103,104と、
これらの流量調整弁103,104によって駆動を制御
されるアクチュエータすなわち油圧シリンダ4,5と、
これらの油圧シリンダ4,5の負荷流量を検出する流量
検出装置すなわち流量計101,102とが、直列に配
置されている。
【0005】流量調整弁103,104の駆動を制御す
る流量調整弁制御装置105,106は、操作レバー
6,7の操作量に応じてポテンショメータ107,10
8から出力される流量指令値Qref1,Qref2に、
流量計101,102で検出される負荷流量を追従させ
るように流量調整弁103,104の弁開度を調節す
る。 上述の操作レバー6,7と、ポテンショメータ1
07,108は、流量指令手段を構成している。
【0006】また、油圧ポンプ3は電気式のレギュレー
タ109によって傾転量を調節される。この傾転量の目
標値は、ポンプ傾転制御装置110からレギュレータ1
09に出力される。ポンプ傾転制御装置110は、各流
量調整弁制御装置105,106から出力される偏差e
1,e2と、圧力検出装置すなわち圧力センサ201で検
出されるポンプ吐出圧Pdなどに基づいて、後述するよ
うに油圧ポンプ3の傾転量の目標値を演算するように構
成されている。
【0007】ここで、アクチュエータ回路1,2におけ
る流量制御機構を、アクチュエータ回路1を例に挙げて
説明する。
【0008】操作レバー6からの流量指令値Qref1
(油圧シリンダ4からの要求流量に相当)に対して負荷
流量を追従させるため、流量調整弁制御装置105で流
量指令値Qref1、及び流量計101で検出された負
荷流量をそれぞれ取り込み、それらの偏差e1を求め
る。この偏差e1が正ならば、流量指令値Qref1に対
する負荷流量の不足を表し、負ならば負荷流量の過剰を
表す。これをもとに流量調整弁制御装置105は流量調
整弁103に対し、偏差e1が正のときには弁開度を増
大し、負のときには減少するように指令を出し、最終的
に偏差e1が0になるように弁開度を調節する。この結
果、流量指令値Qref1に負荷流量を追従させること
ができる。
【0009】次に、油圧ポンプ3の制御機構を図5を用
いて説明する。
【0010】図5は油圧ポンプ3の吐出流量を制御する
ポンプ傾転制御装置110の内部構成を示している。基
本となるLS制御機構について説明する。各アクチュエ
ータ回路1,2の流量調整弁制御装置105,106か
らの偏差e1,e2をポンプ傾転制御装置110内部に取
り込み、偏差演算手段117で総偏差量Σeを求める。
総偏差量Σeは積分器118で積分、及びゲインKI
掛けられてポンプ傾転制御信号Lとなり、これが油圧ポ
ンプ3の傾転量の目標値として、レギュレータ109に
出力される。
【0011】上述した総偏差量Σeは、 Σe=(流量指令値Qref1,Qref2)−(各負荷
流量の総和) と表せ、油圧シリンダ4,5の要求流量に対するポンプ
吐出流量の過不足を示す。つまり、要求流量に対し、総
偏差量Σeが正であればポンプ吐出流量の不足状態を示
し、負であれば過剰状態を表す。よって、このポンプ傾
転制御装置110が総偏差量Σeが0になるようにポン
プの傾転量の目標値を演算し、その結果をポンプ傾転制
御信号Lとして出力することで、油圧シリンダ4,5が
要求する流量のみを油圧ポンプ3が吐出するような制御
機構を持たせることができる。
【0012】また、この従来技術では、必要最小限の圧
力損失を得るために次のような機構を備えている。
【0013】この油圧駆動回路では流量によるフィード
バック、すなわち流量のみを用いて制御をおこなってい
るため、最大負荷がかかるアクチュエータ回路1,2の
いずれかでは、流量調整弁103あるいは104がいか
なる弁開度を取ろうとも、結果的に目標流量に負荷流量
が追従していればよい。そこで必要最小限の圧力損失で
目標流量どおりの負荷流量を得るため、流量調整弁10
3あるいは104の弁開度を制御によって全開状態にす
る。そのため、図示しない設定手段により微小な定数Δ
refが設定されている。
【0014】この定数Δrefを総偏差量Σeから引い
てやり、その差を出力することで、ポンプ吐出流量はΔ
ref分だけ少なめに出力される。これにより、最大負
荷のアクチュエータ回路1,2のいずれかでは目標流量
に対し負荷流量は定数Δref分だけ常に少なくなる。
このため、前述したアクチュエータ回路1,2における
流量調整弁制御機構により、流量調整弁103あるいは
104の弁開度は増大し、最終的に全開状態になる。こ
の結果、最大負荷のアクチュエータ回路1,2のいずれ
かにおいて、最小限の圧力損失で、かつ、定数Δref
を微小に取ることでほぼ目標どおりの負荷流量を得るこ
とができる。
【0015】次に、この従来技術に備えられる馬力制御
機構について説明する。圧力センサ201により検出さ
れたポンプ吐出圧Pdをポンプ傾転制御装置110に取
り込む。最大ポンプ吐出量演算手段111は、原動機の
最大出力馬力以下に抑えて設定した最大ポンプ入力馬力
をPd−Qpmax(最大ポンプ吐出流量)で表してお
り、ここでは、検出したポンプ吐出圧Pdより最大ポン
プ吐出量Qpmaxを求めることがおこなわれる。一
方、指令量演算手段113内では油圧シリンダ4,5の
流量指令値Qref1,Qref2の総和ΣQrefを求
める。比較器112は、最大ポンプ吐出量演算手段11
1と指令量演算手段113で求めた最大ポンプ吐出流量
Qpmax,及び流量指令値の総和ΣQrefを取り込
み、これらの値の大小を比較する。比較の結果、総和Σ
Qrefが最大ポンプ吐出流量Qpmaxより大きい場
合は、油圧シリンダ4,5の要求流量が油圧ポンプ3が
吐出できる流量より多くなっていることを示すため、こ
の過多流量の分だけ減らすようにLS制御機構の目標値
を調整しなければならない。そこで加算器114へ、
Δ=ΣQref−Qpmaxを出力する。この
減算値Δは過多量を表す。結局、この減算値Δと前述し
た定数Δrefとが加算器114で加算され、その加算
値Δref´が加算器115に出力され、この加算器1
15において、(総偏差量Σe−Δref´)の演算が
行われ、その演算値に応じたポンプ傾転制御信号Lがレ
ギュレータ109に出力されることになる。
【0016】なお、上述した加算器114,115、偏
差演算手段117、及び積分器118は、油圧ポンプ3
の吐出流量を流量指令値Qref1,Qref2の総和Σ
Qrefよりも定数Δrefに相当する所定流量だけ少
なくするポンプ吐出流量の目標値を求め、この目標値に
応じたポンプ傾転制御信号Lをレギュレータ109に出
力してポンプ吐出流量を制御する第1のポンプ傾転制御
手段を構成している。
【0017】また、上述した最大ポンプ吐出量演算手段
111、比較手段112、指令量演算手段113、加算
器114,115、偏差演算手段117、及び積分器1
18は、圧力センサ201によって検出されたポンプ吐
出圧Pdと、原動機の出力馬力以下に予め設定した最大
ポンプ入力馬力とに基づいて、最大ポンプ入力馬力以下
に常時収まるように油圧ポンプ3が吐出可能な最大ポン
プ吐出流量Qpmaxの制御をおこなう第2のポンプ傾
転制御手段を構成している。
【0018】すなわち、図5に示すポンプ傾転制御装置
110は、上述した第1のポンプ傾転制御手段と第2の
ポンプ傾転制御手段とを含むものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の油圧駆動回路では、原動機が最大出力馬力に達し、
馬力制御がかかって実際の吐出流量が油圧ポンプ3の目
標吐出量に満たない場合、油圧シリンダ4,5への流量
指令値Qref1,Qref2は変わらないため、最大負
荷が作用している油圧シリンダに係る流量調整弁から順
に開度が全開になり、サチュレーションが起り、これら
の流量調整弁103,104の制御が不能となる。これ
に伴い、オペレータが要求する油圧シリンダ4,5の作
動速度は得られず、高負荷油圧シリンダ、低負荷油圧シ
リンダが形成される場合にあっては、高負荷油圧シリン
ダには流量が供給されず、この高負荷油圧シリンダが動
かなくなることがあり、これらの油圧シリンダ4,5の
駆動制御が不能となり、油圧シリンダ4,5を介してお
こなわれる作業の作業性が著しく低下しやすい。
【0020】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、原動機が最大出
力馬力に達し、馬力制御がかかって実際の吐出流量が油
圧ポンプの目標吐出量に満たない場合、アクチュエータ
への流量指令値を自動的に小さくするように変更するこ
とができる油圧駆動回路を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、原動機により駆動
する可変容量型油圧ポンプと、この油圧ポンプに並列に
接続した複数のアクチュエータと、これらのアクチュエ
ータ毎に設けられ、該当するアクチュエータに供給され
る負荷流量を調整する流量調整弁と、これらの流量調整
弁によって調整される負荷流量を検出する流量検出装置
と、上記流量調整弁のそれぞれを駆動するための流量指
令値を出力する流量指令手段と、この流量指令手段から
出力される上記流量指令値に応じて上記流量調整弁の駆
動を制御する流量調整弁制御装置と、上記油圧ポンプの
吐出圧を検出する圧力検出手段と、上記油圧ポンプの吐
出流量を上記流量指令値の総和よりも所定流量だけ少な
くするポンプ吐出流量の目標値を求め、この目標値に基
づいてポンプ吐出流量を制御する第1のポンプ傾転制御
手段と、上記圧力検出手段によって検出されたポンプ吐
出圧と上記原動機の出力馬力以下に予め設定した最大ポ
ンプ入力馬力とに基づいて、該最大ポンプ入力馬力以下
に常時収まるようにポンプ吐出流量の制御をおこなう第
2のポンプ傾転制御手段とを含むポンプ傾転制御装置と
を備えた油圧駆動回路において、上記各流量指令手段か
ら出力される流量指令値の総和と、上記圧力検出手段に
よって検出されるポンプ吐出圧と上記最大ポンプ入力馬
力とに基づいて求められる最大ポンプ吐出流量との差が
正であるとき、当該流量指令値の総和と当該最大ポンプ
吐出流量とに基づいて、上記流量指令値よりも小さな値
である補正流量指令値を求める演算をおこなう補正演算
手段を備え、この補正演算手段で求めた補正流量指令値
のそれぞれに応じて上記該当する流量調整弁の駆動を制
御する構成してある。
【0022】また、本発明の請求項2に係る発明は、上
述した請求項1に係る発明において、 上記補正演算手
段は、上記流量指令値の総和に対する上記最大ポンプ吐
出流量の比を演算する比演算手段と、この比演算手段で
求めた比の値を上記各流量指令値に乗算する乗算手段と
を含み、この乗算手段で求めた値のそれぞれを上記補正
流量指令値とする構成にしてある。
【0023】また、本発明の請求項3に係る発明は、上
述した請求項1に係る発明において、上記補正演算手段
は、上記流量指令値の総和から上記最大ポンプ吐出流量
を減算する第1の減算手段と、この第1の減算手段で求
めた値を上記アクチュエータの数で割る除算手段と、上
記流量指令値のそれぞれから上記除算手段で求めた値を
減算する第2の減算手段とを含み、この第2減算手段で
求めた値のそれぞれを上記補正流量指令値とする構成に
してある。
【0024】
【作用】本発明の請求項1に係る発明は、馬力制御時、
すなわち、流量指令値の総和が、圧力検出手段によって
検出されるポンプ吐出圧と最大ポンプ入力馬力とに基づ
いて求められる最大ポンプ吐出流量よりも大きいときに
は、補正演算手段で、流量指令値の総和と上述した最大
ポンプ吐出流量に基づく演算がおこなわれ、流量指令値
よりも小さな値である補正流量指令値が求められる。そ
の求めた補正流量指令値によって流量調整弁のそれぞれ
の駆動を制御する。すなわち、流量指令値を、馬力制御
によって得られる最大ポンプ吐出流量に相当する比較的
小さな補正流量指令値に自動的に変更することができ、
この変更された補正流量指令値に応じて新たに流量分配
をおこなうので、それぞれの流量調整弁の制御を継続的
に実施でき、これによりサチュレーションの発生を未然
に防ぐことができる。
【0025】本発明の請求項2に係る発明は、比演算手
段で流量指令値の総和に対する最大ポンプ吐出流量の比
が求められ、さらに乗算手段で上述の比の値を流量指令
値に乗算して補正流量指令値を求めることがおこなわれ
るが、比演算手段で求められる流量指令値の総和に対す
る最大ポンプ吐出流量の比は、常に1より小さく、した
がって流量指令値を、馬力制御によって得られる最大ポ
ンプ吐出流量に相応する比較的小さな補正流量指令値に
変更することができる。
【0026】本発明の請求項3に係る発明は、第1の減
算手段で流量指令値の総和から最大ポンプ吐出流量を減
算し、不足の流量を求め、除算手段により上述の不足の
流量をアクチュエータの数で割り、1つのアクチュエー
タ当りの不足流量が求められる。そして、第2の減算手
段で各流量指令値から、除算手段で求めた値を減算する
ことにより、それぞれの流量指令値を、馬力制御によっ
て得られる最大ポンプ吐出量に相応する比較的小さな補
正流量指令値に変更することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の油圧駆動回路の実施例を図に
基づいて説明する。図1は本発明の油圧駆動回路の一実
施例を示す構成図で、例えば油圧ショベルに備えられる
ものであり、前述した図4に対応させて描いてある。ま
た、図2は図1に示す実施例に備えられる流量調整弁制
御装置及びポンプ傾転制御装置の構成を示す図で、前述
した図5に対応させて描いてある。
【0028】これらの図1,2において、前述した図
4,5に示すものと同等のものは、同じ符号で示してあ
る。すなわち、これらの図1,2に示す実施例にあって
も、図示しない原動機によって駆動する可変容量型油圧
ポンプ3と、この油圧ポンプ3に対して並列に配置され
る例えば第1のアクチュエータ回路1、第2のアクチュ
エータ回路2を備えている。これらのアクチュエータ回
路1,2はほぼ同様に構成されており、油圧ポンプ3か
ら吐出される圧油によって駆動するアクチュエータ、例
えばブームシリンダ等の油圧シリンダ4、アームシリン
ダ等の油圧シリンダ5と、これらの油圧シリンダ4,5
の駆動を制御する流量調整弁103,104と、油圧シ
リンダ4,5に供給される負荷流量を検出する流量検出
装置、すなわち流量計101,102とをそれぞれ備え
ている。
【0029】上記した流量調整弁103は、操作レバー
6と、この操作レバー6の操作量に応じた流量指令値Q
ref1を出力するポテンショメータ107とからなる
流量指令手段に応じて操作される。同様に、流量調整弁
104は、操作レバー7と、この操作レバー7の操作量
に応じた流量指令値Qref2を出力するポテンショメ
ータ108とからなる流量指令手段に応じて操作され
る。
【0030】流量調整弁制御装置105,106は、上
述した流量指令値Qref1,Qref2に流量計10
1,102で検出される負荷流量を追従させるように流
量調整弁103,104の弁開度を調整する。
【0031】また、油圧ポンプ3の吐出圧Pdを検出す
る圧力検出装置、すなわち圧力センサ201と、油圧ポ
ンプ3の傾転量を調節する電気式のレギュレータ109
と、このレギュレータ109の駆動を制御するポンプ傾
転制御装置110を備えている。
【0032】このポンプ傾転制御装置110は、図5に
示すように、油圧ポンプ3の吐出流量を流量指令値Qr
ef1,Qref2の総和ΣQrefよりも定数Δref
に相当する所定流量だけ少なくするポンプ吐出流量の目
標値を求め、この目標値に応じたポンプ傾転制御信号L
をレギュレータ109に出力してポンプ吐出流量を制御
する第1のポンプ傾転制御手段と、圧力センサ201に
よって検出されたポンプ吐出圧Pdと、原動機の出力馬
力以下に予め設定した最大ポンプ入力馬力とに基づい
て、最大ポンプ入力馬力以下に常時収まるように油圧ポ
ンプ3が吐出可能な最大ポンプ吐出流量Qpmaxの制
御をおこなう第2のポンプ傾転制御手段とを備えてい
る。
【0033】上述した第1のポンプ傾転制御手段は、前
述した定数Δrefが与えられる加算器114,11
5、流量調整弁制御装置105,106から出力される
偏差e1,e2の和Σeを演算する偏差演算手段117
と、積分器118とを含み、第2のポンプ傾転制御手段
は、ポンプ吐出圧Pdに基づいて最大ポンプ入力馬力に
応じた最大ポンプ吐出流量Qpmaxを演算する最大ポ
ンプ吐出量演算手段111と、最大ポンプ吐出流量Qp
maxと流量指令値の総和ΣQrefとの大小を比較
し、総和ΣQrefが最大ポンプ吐出流量Qpmaxよ
りも大きい場合は、減算値Δを出力する比較手段112
と、流量指令値の総和ΣQrefを求める指令量演算手
段113と、上述した加算器114,115、偏差演算
手段117、及び積分器118を含んでいる。
【0034】以上の構成については、前述した図4,5
に示すものと同様である。そして特に本実施例では、例
えば、流量調整弁制御装置105,106内に、流量指
令手段すなわちポテンショメータ107,108から出
力される流量指令値Qref1,Qref2の総和ΣQr
efと、圧力センサ201によって検出されるポンプ吐
出圧Pdと最大ポンプ入力馬力とに基づく最大ポンプ吐
出流量Qpmaxとの差Δ(=ΣQref−Qpma
x)が正であるとき、流量指令値の総和ΣQrefと最
大ポンプ吐出流量Qpmaxとに基づいて、流量指令値
Qref1,Qref2よりも小さな値である補正流量指
令値(例えば、流量指令値Qref1に対しては補正流
量指令値QR1)を求める演算をおこなう補正演算手段
を備えている。
【0035】図2は、一方の流量調整弁制御装置105
の内部構成の要部のみを図示しているが、他方の流量調
整弁制御装置106も同等の構成にしてある。
【0036】同図2に示すように、本実施例の補正演算
手段は、ポンプ傾転制御装置110の指令量演算手段1
13で求められる流量指令値の総和ΣQrefと、最大
ポンプ吐出量演算手段111で求められる最大ポンプ吐
出流量Qpmaxとを入力し、流量指令値の総和ΣQr
efに対する最大ポンプ吐出流量Qpmaxの比αすな
わち、α=(Qpmax/ΣQref)を演算する比演
算手段501と、この比演算手段501で求めた比α
と、ポテンショメータ107から出力される流量指令値
Qref1とを乗算し、乗算値Qref1´を求める乗算
手段502とを備えている。
【0037】さらに、ポテンショメータ107から出力
される流量指令値Qref1と、乗算手段502から出
力される乗算値Qref1´と、ポンプ傾転制御装置1
10の比較手段112から出力される減算値Δとを入力
し、補正流量指令値QR1を求める比較手段503を備
えている。ここで、ポンプ傾転制御装置110の比較手
段112は、流量指令値の総和ΣQrefが最大ポンプ
吐出流量Qpmax以下のときは、減算値(Δ=0)を
比較手段503に出力し、流量指令値の総和ΣQref
が最大ポンプ吐出流量Qpmaxよりも大きいときは、
減算値(Δ=ΣQref−Qpmax)を比較手段50
3に出力する。また、比較手段503は、減算値Δ=0
のとき、(補正流量指令値QR1=流量指令値Qre
1)とし、減算値Δ≠0のとき、すなわち、流量指令
値の総和ΣQrefが最大ポンプ吐出流量Qpmaxよ
りも大きいときは、(補正流量指令値QR1=乗算値Q
ref1´)とし、該当する値の補正流量指令値QR1
出力する。
【0038】そしてまた、加算器504と積分器505
とを備えており、上述のように比較手段503から出力
される補正流量指令値QR1と、流量計101で検出さ
れる負荷流量との偏差e1が加算器504で求められ、
その偏差e1が積分器505で積分、及びゲインKIを掛
けられて流量調整弁103を切換える駆動信号として出
力される。
【0039】このように構成した実施例では、最大ポン
プ吐出流量Qpmaxの方が、流量指令値の総和ΣQr
efよりも大きい通常のLS(ロードセンシング)制御
の場合、すなわち、油圧シリンダ4,5の要求流量に対
して油圧ポンプ3の吐出可能な流量に余裕がある場合に
は、上述のように減算値Δ=0がポンプ傾転制御装置1
10の比較手段112から、流量調整弁制御装置105
の比較手段503に出力され(同等の構成である流量調
整弁制御装置106にも出力されるが、同等の処理がな
されるので、流量調整弁制御装置106に係る説明は省
略する)、この比較手段503で、それまでの流量指令
値Qref1がそのまま補正流量指令値QR1として選定
され、その補正流量指令値QR1(=流量指令値Qre
1)に基づいて流量調整弁103の切換え制御がなさ
れる。この場合の動作は、前述した図4,5に示す従来
技術とほとんど同等である。
【0040】本実施例では、馬力制御がおこなわれる状
態において有効に作用する。つまり、ポンプ傾転制御装
置110の比較手段112で、流量指令値の総和ΣQr
efの方が、最大ポンプ吐出量演算手段111で求めら
れる最大ポンプ吐出流量Qpmaxよりも大きいと判断
されたとき、減算値Δ=ΣQref−Qpmaxが求め
られ、この減算値Δが比較手段503に出力される。こ
の場合、比較手段503では、「1」より小さい値を取
る比α=(Qpmax/ΣQref)を、流量指令値Q
ref1に掛けて得られた乗算値Qref1´が、補正流
量指令値QR1として選定される。したがって、補正流
量指令値QR1は、上述の馬力制御によって得られる最
大ポンプ吐出流量Qpmaxに応じた値であって、流量
指令値Qref1よりも小さな値となる。この補正流量
指令値QR1(=乗算値Qref1´)に基づいて流量調
整弁103の切換え制御がなされる。なお、比αは他の
流量指令値Qref2にも掛けられ、補正流量指令値が
求められる。したがって、各流量指令値Qref1,Q
ref2は、比αに応じて均一に減少する。
【0041】このように、本実施例では、馬力制御時に
は、流量指令値Qref1,Qref2よりも小さい値を
とる補正流量指令値(流量調整弁103に対してはQR
1)に自動的に変更され、この変更された補正流量指令
値に応じて新たに流量分配をおこなうので、油圧シリン
ダ4,5の要求流量に合う油圧ポンプ3の吐出流量とす
ることができ、流量調整弁103,104の制御を馬力
制御時であっても継続的に実施でき、サチュレーション
の発生を未然に防ぐことができる。これにより、オペレ
ータが要求する油圧シリンダ4,5の作動速度を確保す
ることができ、すなわち、これらの油圧シリンダ4,5
の駆動制御を実現でき、油圧シリンダ4,5を介してお
こなわれる作業において良好な作業性を得ることができ
る。
【0042】図3は本発明の別の実施例の要部を形成す
る流量調整弁制御装置及びポンプ傾転制御装置の構成を
示す図である。
【0043】この別の実施例における全体構成は前述し
た図1と同様である。流量調整弁制御装置に内蔵される
補正演算手段、すなわち、馬力制御時に、流量指令値の
総和ΣQrefと、最大ポンプ入力馬力に応じた最大ポ
ンプ吐出流量Qpmaxとに基づいて、流量指令値Qr
ef1,Qref2よりも小さな値である補正流量指令値
を求める演算をおこなう補正演算手段を、前述の実施例
と異ならせてある。
【0044】この別の実施例でも、例えば図3に示すよ
うに、流量調整弁103の駆動を制御する流量調整弁制
御装置105の内部に、補正演算手段の要部を配置して
あるが、この別の実施例では、補正演算手段が以下の構
成になっている。
【0045】まず、ポンプ傾転制御装置110の比較手
段112は、流量指令値の総和ΣQrefの方が、最大
ポンプ吐出量演算手段111で求められる最大ポンプ吐
出流量Qpmaxよりも大きいと判断したとき、前述の
実施例と同様に、減算値Δ=ΣQref−Qpmaxを
求める演算をおこなうが、この別の実施例では、この演
算を第1の減算と呼ぶ。すなわち、比較手段112が補
正演算手段の構成要素である第1の減算手段を含んでい
る。
【0046】そして、流量調整弁制御装置105の内部
に備えられる補正演算手段の構成要素としては、除算手
段511と、第2の減算手段512と、加算器513
と、積分器514とがある。
【0047】このうち、除算手段511には、あらかじ
めアクチュエータの数、すなわち、今の場合は油圧シリ
ンダ4,5の数である「2」が記憶されており、上述し
た第1の減算手段で求めた減算値Δを、油圧シリンダ
4,5の数である「2」で割り除算値δを求める演算
{δ=(Δ/2)}をおこなう。また、第2の減算手段
512は、ポテンショメータ107から出力される補正
指令値Qref1から除算値δを減算する演算をおこな
う。この別の実施例では、第2の減算手段512の減算
により得られた値を、新たな補正流量指令値QR1とす
る。
【0048】また、加算器513では補正流量指令値Q
1と、流量計101で検出される負荷流量との偏差e1
を求める演算をおこない、積分器514では、加算器5
13で求めた偏差e1を積分し、及びゲインKIを掛け、
流量調整弁103を切換える駆動信号として出力するこ
とがおこなわれる。
【0049】なお、特に図示しないが流量調整弁制御装
置106側に備えられる補正演算手段も、上述した流量
調整弁制御装置105側に設けた補正演算手段と同等の
構成にしてある。
【0050】このように構成した別の実施例でも、最大
ポンプ吐出流量Qpmaxの方が、流量指令値の総和Σ
Qrefよりも大きい通常のLS(ロードセンシング)
制御の場合には、比較手段112から出力される減算値
Δは値が0であり、したがって、例えば流量調整弁制御
装置105内に備えられる除算手段511で求められる
除算値δも0であることから、第2の減算手段512で
求められる補正流量指令値QR1は流量指令値Qref1
に等しく、その補正流量指令値QR1(=流量指令値Q
ref1)に基づいて流量調整弁103の切換え制御が
なされる。この場合の動作は、前述した図4,5に示す
従来技術とほとんど同等である。
【0051】そして、馬力制御がおこなわれる状態、つ
まりポンプ傾転制御装置110の比較手段112で、流
量指令値の総和ΣQrefの方が、最大ポンプ吐出量演
算手段111で求められる最大ポンプ吐出流量Qpma
xよりも大きいと判断されたときには、この比較手段1
12に内蔵される第1の減算手段で、減算値Δ=ΣQr
ef−Qpmaxが求められ、この減算値Δが除算手段
511に出力される。この場合、減算値Δは、油圧シリ
ンダ4,5の要求流量に対する馬力制御時の最大ポンプ
吐出流量Qpmaxの不足分を表す。除算手段511で
は、減算値Δをアクチュエータの数、すなわち油圧シリ
ンダ4,5の数で割ることから、不足分を各油圧シリン
ダに均等に割り当てた値であるδを得ることができる。
したがって、例えば流量指令値Qref1から除算値δ
を引いて得られる補正流量指令値QR1は、馬力制御に
よって得られる最大ポンプ吐出流量Qpmaxに応じた
値であって、流量指令値Qref1よりも小さな値とな
る。この補正流量指令値QR1(=流量指令値Qref1
−除算値δ)に基づいて流量調整弁103の切換え制御
がなされる。なお、流量調整弁104側も同様にして制
御される。
【0052】このように、補正演算手段を構成した別の
実施例でも、馬力制御時には、流量指令値Qref1
Qref2よりも小さい値をとる補正流量指令値に自動
的に変更され、この変更された補正流量指令値に応じて
新たに流量分配をおこなうので、油圧シリンダ4,5の
要求流量に合う油圧ポンプ3の吐出流量とすることがで
き、流量調整弁103,104の制御を馬力制御時であ
っても継続的に実施でき、サチュレーションの発生を未
然に防ぐことができ、前述した図1,2に示す実施例と
同様の効果を奏する。
【0053】なお上記実施例では、アクチュエータとし
て油圧シリンダ4,5を挙げたが、3つ以上の油圧シリ
ンダを備えてもよく、また、アクチュエータとして油圧
モータ等のように油圧シリンダと異なるものを備えても
よい。
【0054】
【発明の効果】本発明の各請求項に係る発明は、以上の
ように構成してあるので、原動機が最大出力馬力に達
し、馬力制御がかかって実際の吐出流量が油圧ポンプの
目標吐出量に満たない場合、アクチュエータの流量指令
値を自動的に小さくするように変更でき、すなわち流量
指令値よりも小さな補正流量指令値で各流量調整弁を切
換え制御することができ、アクチュエータの要求流量に
合う油圧ポンプ吐出流量とすることができ、サチュレー
ションの発生を未然に防ぐことができ、これにより、こ
のような馬力制御時であっても、オペレータが要求する
アクチュエータの駆動制御を実現でき、これらのアクチ
ュエータを介しておこなわれる作業において良好な作業
性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧駆動回路の一実施例を示す構成図
である。
【図2】図1に示す実施例に備えられる流量調整弁制御
装置及びポンプ傾転制御装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の別の実施例の要部を形成する流量調整
弁制御装置及びポンプ傾転制御装置の構成を示す図であ
る。
【図4】従来の油圧駆動回路の構成図である。
【図5】図4に示す従来の油圧駆動回路に備えられるポ
ンプ傾転制御装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 第1のアクチュエータ回路 2 第2のアクチュエータ回路 3 可変容量型油圧ポンプ 4 油圧シリンダ (アクチュエータ) 5 油圧シリンダ (アクチュエータ) 6 操作レバー (流量指令手段) 7 操作レバー (流量指令手段) 101 流量計 (流量検出装置) 102 流量計 (流量検出装置) 103 流量調整弁 104 流量調整弁 105 流量調整弁制御装置 106 流量調整弁制御装置 107 ポテンショメータ (流量指令手段) 108 ポテンショメータ (流量指令手段) 109 レギュレータ 110 ポンプ傾転制御装置 111 最大ポンプ吐出量演算手段 (第2のポンプ傾
転制御手段)〔ポンプ傾転制御装置〕 112 比較手段 (第1の減算手段)(第2のポンプ
傾転制御手段)〔ポンプ傾転制御装置〕 113 指令量演算手段 (第2のポンプ傾転制御手
段)〔ポンプ傾転制御装置〕 114 加算器 (第1,第2のポンプ傾転制御手段)
〔ポンプ傾転制御装置〕 115 加算器 (第1,第
2のポンプ傾転制御手段)〔ポンプ傾転制御装置〕 1
17 偏差演算手段 (第1,第2のポンプ傾転制御手
段)〔ポンプ傾転制 御装置〕 118 積分器 (第1,第2のポンプ傾転制御手段)
〔ポンプ傾転制御装置〕 201 圧力センサ (圧力
検出手段) 501 比演算手段 (補正演算手段)〔流量調整弁制
御装置〕 502 乗算手段 (補正演算手段)〔流量調整弁制御
装置〕 503 比較手段 (補正演算手段)〔流量調整弁制御
装置〕 504 加算器 (補正演算手段)〔流量調整弁制御装
置〕 505 積分器 (補正演算手段)〔流量調整弁制御装
置〕 511 除算手段 (補正演算手段)〔流量調整弁制御
装置〕 512 第2の減算手段 (補正演算手段)〔流量調整
弁制御装置〕 513 加算器 (補正演算手段)〔流量調整弁制御装
置〕 514 積分器 (補正演算手段)〔流量調整弁制御装
置〕 Qref1 流量指令値 Qref2 流量指令値 Qref1´ 乗算値 QR1 補正流量指令値 ΣQref 流量指令値の総和 Pd ポンプ吐出圧 Qpmax 最大ポンプ吐出流量 Δ 減算値 e1 偏差 e2 偏差 Σe 総偏差量 KI ゲイン Δref 微小な定数 Δref´ 微小な定数の補正値 L ポンプ傾転制御信号 α 比 n アクチュエータの数 δ 除算値

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機により駆動する可変容量型油圧ポ
    ンプと、 この油圧ポンプに並列に接続した複数のアクチュエータ
    と、 これらのアクチュエータ毎に設けられ、該当するアクチ
    ュエータに供給される負荷流量を調整する流量調整弁
    と、 これらの流量調整弁によって調整される負荷流量を検出
    する流量検出装置と、 上記流量調整弁のそれぞれを駆動するための流量指令値
    を出力する流量指令手段と、 この流量指令手段から出力される上記流量指令値に応じ
    て上記流量調整弁の駆動を制御する流量調整弁制御装置
    と、 上記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力検出手段と、 上記油圧ポンプの吐出流量を上記流量指令値の総和より
    も所定流量だけ少なくするポンプ吐出流量の目標値を求
    め、この目標値に基づいてポンプ吐出流量を制御する第
    1のポンプ傾転制御手段と、上記圧力検出手段によって
    検出されたポンプ吐出圧と上記原動機の出力馬力以下に
    予め設定した最大ポンプ入力馬力とに基づいて、該最大
    ポンプ入力馬力以下に常時収まるようにポンプ吐出流量
    の制御をおこなう第2のポンプ傾転制御手段とを含むポ
    ンプ傾転制御装置とを備えた油圧駆動回路において、 上記各流量指令手段から出力される流量指令値の総和
    と、上記圧力検出手段によって検出されるポンプ吐出圧
    と上記最大ポンプ入力馬力とに基づいて求められる最大
    ポンプ吐出流量との差が正であるとき、当該流量指令値
    の総和と当該最大ポンプ吐出流量とに基づいて、上記流
    量指令値よりも小さな値である補正流量指令値を求める
    演算をおこなう補正演算手段を備え、 この補正演算手段で求めた補正流量指令値のそれぞれに
    応じて上記該当する流量調整弁の駆動を制御することを
    特徴とする油圧駆動回路。
  2. 【請求項2】 上記補正演算手段は、 上記流量指令値の総和に対する上記最大ポンプ吐出流量
    の比を演算する比演算手段と、 この比演算手段で求めた比の値を上記各流量指令値に乗
    算する乗算手段とを含み、 この乗算手段で求めた値のそれぞれを上記補正流量指令
    値とすることを特徴とする請求項1記載の油圧駆動回
    路。
  3. 【請求項3】 上記補正演算手段は、 上記流量指令値の総和から上記最大ポンプ吐出流量を減
    算する第1の減算手段と、 この第1の減算手段で求めた値を上記アクチュエータの
    数で割る除算手段と、 上記流量指令値のそれぞれから上記除算手段で求めた値
    を減算する第2の減算手段とを含み、 この第2減算手段で求めた値のそれぞれを上記補正流量
    指令値とすることを特徴とする請求項1記載の油圧駆動
    回路。
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