JPH08218884A - 内燃機関 - Google Patents
内燃機関Info
- Publication number
- JPH08218884A JPH08218884A JP7059653A JP5965395A JPH08218884A JP H08218884 A JPH08218884 A JP H08218884A JP 7059653 A JP7059653 A JP 7059653A JP 5965395 A JP5965395 A JP 5965395A JP H08218884 A JPH08218884 A JP H08218884A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- rotor
- partition wall
- space
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レシプロエンジンやロータリエンジンなどは
完成度も高く、燃費効率やコスト低減などの改良要素も
限界に近ずきつつある。しかし、従来のエンジンがクラ
ンクや偏心などの機構を介して混合気の爆発の出力を回
転出力に変換しているため上、下死点相当位相において
は出力変換効率において必ずしも満足されるものではな
かった点に着眼し、本発明では円筒形断面の圧力室に沿
って受圧部を直接回転させ、回転変換機構を省略するこ
とにより常時膨張圧力をすべて回転トルクとして活用で
きるような変換効率の高い方式を提案するものである。 【構成】 同心円状の円筒空間において、円周上に適宜
配置された固定式隔壁と可動式隔壁で囲まれた部分が、
内外径構成部品の相対的な回転にともないもたらす空間
の変化を装置として利用する。
完成度も高く、燃費効率やコスト低減などの改良要素も
限界に近ずきつつある。しかし、従来のエンジンがクラ
ンクや偏心などの機構を介して混合気の爆発の出力を回
転出力に変換しているため上、下死点相当位相において
は出力変換効率において必ずしも満足されるものではな
かった点に着眼し、本発明では円筒形断面の圧力室に沿
って受圧部を直接回転させ、回転変換機構を省略するこ
とにより常時膨張圧力をすべて回転トルクとして活用で
きるような変換効率の高い方式を提案するものである。 【構成】 同心円状の円筒空間において、円周上に適宜
配置された固定式隔壁と可動式隔壁で囲まれた部分が、
内外径構成部品の相対的な回転にともないもたらす空間
の変化を装置として利用する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般の圧縮空気と燃料と
の混合気を使用して爆発、膨張させ発生する力を出力と
して利用する動力機関として幅広く適用できる。
の混合気を使用して爆発、膨張させ発生する力を出力と
して利用する動力機関として幅広く適用できる。
【０００２】
【従来の技術】ピストン式内燃機関として、従来はピス
トンの往復動をクランク機構を介して取り出すレシプロ
エンジンとか、トロコイド運動を利用したロータリエン
ジン等が一般的である。
トンの往復動をクランク機構を介して取り出すレシプロ
エンジンとか、トロコイド運動を利用したロータリエン
ジン等が一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来方式では、クラン
クや偏心等の機構を介しているため上、下死点相当位相
において爆発、膨張の出力を直接効率よく回転トルクと
して取り出す事ができず、効率上必ずしも満足できるも
のではない。
クや偏心等の機構を介しているため上、下死点相当位相
において爆発、膨張の出力を直接効率よく回転トルクと
して取り出す事ができず、効率上必ずしも満足できるも
のではない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本案では、爆発、膨張に
より発生する出力を出力軸上のロータに取りつけられた
隔壁の単純な回転円運動として取り出すことにより出力
変換の無駄の無い構成の機構を提供することにある。ま
た、圧力室を分割する機構を採用する事により、ロータ
リ・エンジンやガスタービンエンジンの如く連続出力が
可能な構成となるだけでは無く、ターボ機構等の増圧機
能をも兼ね備えることになり、高効率の出力機構を提供
することができる。
より発生する出力を出力軸上のロータに取りつけられた
隔壁の単純な回転円運動として取り出すことにより出力
変換の無駄の無い構成の機構を提供することにある。ま
た、圧力室を分割する機構を採用する事により、ロータ
リ・エンジンやガスタービンエンジンの如く連続出力が
可能な構成となるだけでは無く、ターボ機構等の増圧機
能をも兼ね備えることになり、高効率の出力機構を提供
することができる。
【０００５】
【実施例】本案の特徴とするところは、圧力室の断面形
状が真円の本体ケース内を隔壁を持ったロータが回転を
して爆発力を直接出力に変換することにある。
状が真円の本体ケース内を隔壁を持ったロータが回転を
して爆発力を直接出力に変換することにある。
【０００６】以下図面を参照して説明する。主たる構成
部品は第１図に示されるごとく、本体ケース１、前蓋
２、後蓋３、カバー４、及び内蔵部品として出力ロータ
５、圧縮ロータ６、圧縮側回転隔壁９、出力側回転隔壁
１０、及び両隔壁駆動のための同期用主歯車７、従動歯
車８等により構成される。なお、図中１１は歯車と各要
素の回転連結機能を持つキー、１３は両要素を固定する
ためのサークリップを示し、１２は出力ロータの回転ト
ルクを圧縮ロータに伝達するためのキーを示している。
部品は第１図に示されるごとく、本体ケース１、前蓋
２、後蓋３、カバー４、及び内蔵部品として出力ロータ
５、圧縮ロータ６、圧縮側回転隔壁９、出力側回転隔壁
１０、及び両隔壁駆動のための同期用主歯車７、従動歯
車８等により構成される。なお、図中１１は歯車と各要
素の回転連結機能を持つキー、１３は両要素を固定する
ためのサークリップを示し、１２は出力ロータの回転ト
ルクを圧縮ロータに伝達するためのキーを示している。
【０００７】第２図は第１図における各断面の各アクチ
ュエータの特定位相における形状を示す図であり、イ断
面は出力側ロータの状態図、ハ断面図は圧縮側ロータ側
の状態図、ロ断面図は本体ケースの断面形状を示してい
る。
ュエータの特定位相における形状を示す図であり、イ断
面は出力側ロータの状態図、ハ断面図は圧縮側ロータ側
の状態図、ロ断面図は本体ケースの断面形状を示してい
る。
【０００８】イ、ハ図に示されるごとく両ロータ５、６
ともそれぞれ固定隔壁５−３、６−２を持ち本体ケーシ
ングの円形内壁５−５、６−３に遊合しながら回転可能
に組込まれている。また、両ロータのベース円には回転
隔壁９、１０が接しながら回転可能に装着されていて、
ロータの回転時に夫々の回転隔壁５−３、６−２との干
渉を避けるため回転隔壁９、１０には各切欠部９−１、
１０−１が設けられている。
ともそれぞれ固定隔壁５−３、６−２を持ち本体ケーシ
ングの円形内壁５−５、６−３に遊合しながら回転可能
に組込まれている。また、両ロータのベース円には回転
隔壁９、１０が接しながら回転可能に装着されていて、
ロータの回転時に夫々の回転隔壁５−３、６−２との干
渉を避けるため回転隔壁９、１０には各切欠部９−１、
１０−１が設けられている。
【０００９】ハ図において、圧縮ロータ６が矢印方向に
駆動されると、固定隔壁６−２と回転隔壁９により形成
される空間において、空間Ａ側は負圧を生ずることとな
り吸気孔１４から混合気を吸入し、他方のＢ側空間では
体積が縮小されて圧縮混合気となりロータ６内のエアー
穴６−１に送り込む。
駆動されると、固定隔壁６−２と回転隔壁９により形成
される空間において、空間Ａ側は負圧を生ずることとな
り吸気孔１４から混合気を吸入し、他方のＢ側空間では
体積が縮小されて圧縮混合気となりロータ６内のエアー
穴６−１に送り込む。
【００１０】一方イ図において、出力ロータ５上の固定
隔壁５−３と回転隔壁１０で形成される空間において、
空間Ｃ側にエアー穴５−２からハ断面側の機構で加圧さ
れた混合気を噴射し、点火栓１７で着火、爆発させると
出力ロータ５は矢印方向に駆動されることとなり、他方
の空間Ｄ側では体積が縮小されることとなり排気孔１５
と連通させることにより掃気行程を行うことができる。
隔壁５−３と回転隔壁１０で形成される空間において、
空間Ｃ側にエアー穴５−２からハ断面側の機構で加圧さ
れた混合気を噴射し、点火栓１７で着火、爆発させると
出力ロータ５は矢印方向に駆動されることとなり、他方
の空間Ｄ側では体積が縮小されることとなり排気孔１５
と連通させることにより掃気行程を行うことができる。
【００１１】イ断面機構で得られる回転駆動トルクは出
力ロータと一体になった出力軸５−１を介して外部へ出
力として取り出すとともに、ハ断面に示される圧縮混合
気の生成、及び両機構のロータと回転隔壁の同期駆動に
利用される。
力ロータと一体になった出力軸５−１を介して外部へ出
力として取り出すとともに、ハ断面に示される圧縮混合
気の生成、及び両機構のロータと回転隔壁の同期駆動に
利用される。
【００１２】なお、断面ロに示される連通穴１６は混合
気噴射及び点火のタイミングを司るために設けられるも
ので、圧縮された混合気を吐出するための圧縮ロータ側
のエアー穴６−１と出力ロータ側エアー穴５−２とを最
適位相で通じさせるとともに、出力ロータ側の空間Ｃが
膨張サイクル中は連通をカットするように配置される。
気噴射及び点火のタイミングを司るために設けられるも
ので、圧縮された混合気を吐出するための圧縮ロータ側
のエアー穴６−１と出力ロータ側エアー穴５−２とを最
適位相で通じさせるとともに、出力ロータ側の空間Ｃが
膨張サイクル中は連通をカットするように配置される。
【００１３】本案において圧力室空間の形成のためにロ
ータ側の固定隔壁と、本体側には回転隔壁を採用してい
るが、後者については板状の遮蔽板利用の出入方式とす
ることも可能である。
ータ側の固定隔壁と、本体側には回転隔壁を採用してい
るが、後者については板状の遮蔽板利用の出入方式とす
ることも可能である。
【００１４】
【効果】混合気爆発の出力を上、下死点でのロスの生じ
る機構を避けたため、直接回転出力として取り出すこと
が出来るだけでなく、小さな受圧面積でも連続点火の可
能な構成、及び隔壁数に応じた同時複数点火、さらには
従来機に比して大きく取れるアーム長から得る事の出来
る回転モーメントの有利さ、及び、出力ロータ室容積に
対し圧縮室の体積を大きく取る事により圧縮比を高めて
高出力、高効率の機関として構成することが出来るなど
の特徴を持つことができる。
る機構を避けたため、直接回転出力として取り出すこと
が出来るだけでなく、小さな受圧面積でも連続点火の可
能な構成、及び隔壁数に応じた同時複数点火、さらには
従来機に比して大きく取れるアーム長から得る事の出来
る回転モーメントの有利さ、及び、出力ロータ室容積に
対し圧縮室の体積を大きく取る事により圧縮比を高めて
高出力、高効率の機関として構成することが出来るなど
の特徴を持つことができる。
【図１】本発明を具体化するための機構断面展開図。
【図２】図１における各断面を示し、各アクチュエータ
の作動原理を示す図。
の作動原理を示す図。
１ 本体ケーシング ２ 前蓋 ３ 後蓋 ４ カバー ５ 出力ロータ ５−１ 出力軸 ５−２ エアー穴 ５−３ 固定隔
壁 ５−４ 出力ロータ軸 ５−５ 膨張室
内壁 ６ 圧縮ロータ ６−１ エアー
穴 ６−２ 固定隔壁 ６−３ 圧縮室
内壁 ７ 主歯車 ８ 従動歯
車 ９ 回転隔壁 ９−１ 切欠部 ９−２ 回転隔壁軸 １０ 回転隔壁 １０−１ 切欠
部 １０−２ 回転隔壁軸 １１ キー １２ キー １３ サークリップ １４ 吸気
孔 １５ 排気孔 １６ 連通
穴 １７ 点火栓 Ａ 吸気部 Ｂ 圧縮エ
アー部 Ｃ 爆発膨張部 Ｄ 掃気部
壁 ５−４ 出力ロータ軸 ５−５ 膨張室
内壁 ６ 圧縮ロータ ６−１ エアー
穴 ６−２ 固定隔壁 ６−３ 圧縮室
内壁 ７ 主歯車 ８ 従動歯
車 ９ 回転隔壁 ９−１ 切欠部 ９−２ 回転隔壁軸 １０ 回転隔壁 １０−１ 切欠
部 １０−２ 回転隔壁軸 １１ キー １２ キー １３ サークリップ １４ 吸気
孔 １５ 排気孔 １６ 連通
穴 １７ 点火栓 Ａ 吸気部 Ｂ 圧縮エ
アー部 Ｃ 爆発膨張部 Ｄ 掃気部
Claims (1)
- 【請求項１】 シリンダ本体とロータで構成される圧力
室断面形状を同心円筒形状とし、一方に固定型隔壁、他
方に可動式隔壁を設け、ロータの回転とともに隔壁の位
相を変えて圧力室が順次切り替わるように構成したシリ
ンダ機構を２段併設し、片側を点火、膨張及び掃気用と
して出力に利用し、他方を吸入、圧縮用として構成した
内燃機関。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7059653A JPH08218884A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7059653A JPH08218884A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 内燃機関 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08218884A true JPH08218884A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=13119385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7059653A Pending JPH08218884A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 内燃機関 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08218884A (ja) |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP7059653A patent/JPH08218884A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7681549B2 (en) | Oscillating piston engine | |
| JP3136698U (ja) | ロータリー内燃機関 | |
| US3621820A (en) | Rotary internal combustion engine | |
| US6082324A (en) | Rotary internal combustion engine | |
| US4572121A (en) | Rotary vane type I.C. engine with built-in scavenging air blower | |
| JPH05156954A (ja) | 連続燃焼式容積形内燃機関 | |
| JPH08218884A (ja) | 内燃機関 | |
| JP2001336402A (ja) | 後追いクランク型ロータリーエンジン | |
| US4715338A (en) | Rotary engine | |
| JPH1162605A (ja) | 回転式内燃機関 | |
| KR920002243B1 (ko) | 로터리 엔진 | |
| JP2006516695A (ja) | 改良エンジン | |
| EP0625243B1 (en) | Rotary engine | |
| JP2856389B2 (ja) | 内燃機関 | |
| KR920000990B1 (ko) | 회전 파형식 엔진 | |
| JPS6263139A (ja) | 羽根型ロ−タリ−エンジン | |
| JPH09242501A (ja) | 同一シリンダー内に対称的に配置したピストンをもつ 燃焼装置（エンジン） | |
| KR100372164B1 (ko) | 동축 왕복형 2행정엔진 | |
| KR0156839B1 (ko) | 피스턴 왕복식 로터리 엔진 | |
| JPH0450455A (ja) | 動力発生装置 | |
| KR0181747B1 (ko) | 베인형 회전 동력기관 | |
| KR100514632B1 (ko) | 회전식 엔진 구조 | |
| JPH03182631A (ja) | ４サイクルロータリーピストンエンジン | |
| WO2008111695A1 (en) | Rotary engine | |
| RU1333U1 (ru) | Роторная машина |