JPH08218797A - ロックボルトのチャック装置 - Google Patents

ロックボルトのチャック装置

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Publication number
JPH08218797A
JPH08218797A JP2276495A JP2276495A JPH08218797A JP H08218797 A JPH08218797 A JP H08218797A JP 2276495 A JP2276495 A JP 2276495A JP 2276495 A JP2276495 A JP 2276495A JP H08218797 A JPH08218797 A JP H08218797A
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JP
Japan
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lock bolt
nut
bolt
chuck
drifter
Prior art date
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Pending
Application number
JP2276495A
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English (en)
Inventor
Yukinori Hirohata
征則 広畑
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Tone KK
Original Assignee
Tone KK
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Publication of JPH08218797A publication Critical patent/JPH08218797A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドリフターの打撃力や回転力を、確実にロッ
クボルトに伝達するチャック装置を提供する。 【構成】 ロックボルト1に螺合する締用ナット21及
びチャックナット22間の距離を変え、締用ナット21
及びチャックナット22のネジ山21A、22Aがロッ
クボルト1のネジ山1Aの側面を押えることにより、チ
ャック装置20がロックボルト1を把持しドリフターに
固定する。ナット21、22間の距離は、ロックボルト
1とは異るネジリードのネジ山21B、22B間で螺合
し、互いに捻じることにより、或いは、ナット21、2
2を抜け止めしたジャーナル軸受で連結し、互いに捻じ
ることにより、両ナット間の距離を変えることができ
る。 【効果】 ロックボルトのネジ山に打撃によりピッチの
変化が生じても、締用ナットとチャックナットがロック
ボルトを締上げて一体的構造となり、ドリフターの打撃
力と回転力は完全にロックボルトに伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロックボルトのチャック
装置に係り、特に、ドリフターの打撃力および回転力を
確実にロックボルトに伝達するのに好適なロックボルト
のチャック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の公知例として、特開平3
−125788号公報、特開平4−14590号公報等
に記載の例がある。これらの例にも記載されているよう
に、ロックボルトをドリフター中心部に貫通させて、ド
リフターの打撃力と回転力をロックボルトに伝達して掘
削する工法において、ロックボルトをドリフター中心部
に貫通させることは、ドリフターの掘削フィード長さ
が、ロッドの長さまで必要とせず、短いフィード長さで
すみ、装置の軽量化が計れるという長所を有している。
【0003】この場合、当然、ロックボルトをドリフタ
ー装置に固着したり、解放したりすることのできるチャ
ック装置を持たなければならない。図6は、この工法に
よる掘削法を示し、チャック装置の固着、解放と掘削順
序を示している。
【0004】すなわち、図6(A)および(B)に示す
ように、ロックボルト1をチャック装置2で把持し、こ
のチャック装置2にドリフター3で打撃力や回転力を与
え、フィード台4上を前進させて、地盤或いは岩盤5へ
補強材としてロックボルト1を打設する。
【0005】次に、図6(C)および(D)に示すよう
に、チャック装置2をロックボルト1から解放して、フ
ィード台4上を後進させ、再びロックボルト1をチャッ
ク装置2で把持し、ドリフター3で打撃力や回転力を与
えて打設する。これを繰り返して、図6(E)に示すよ
うに、ロックボルト1を、例えば岩盤5中に貫入させ
る。
【0006】図7は、従来例において、ロックボルト1
と、ロックボルト1の打撃回転装置であるドリフター3
と、ロックボルト1に打撃力や回転力を伝えるためにロ
ックボルト1をチャックするチャック装置2との関連構
造を示す概略図である。
【0007】図7に示すように、ロックボルト1の外周
にはネジ山1Aが施されている。このロックボルト1用
のチャックピース6の側面には、ロックボルト1のネジ
山に合わせたネジ形状6Aが施されている。
【0008】チャックピース6を接合しているチャック
ボディ7は、ドリフター3にて打撃力8と回転力9が与
えられる。このチャックピース6は、背部がテーパ状に
形成されており、油圧ピストン10のテーパ内面に接し
ている。
【0009】油圧ピストン10を、図7上で、左右にシ
フトし、チャックピース6をロックボルト1に押し付
け、ドリフター3の打撃力8・回転力9をロックボルト
1に伝達したり、また、離すことにより、ロックボルト
1はチャック装置2よりフリーになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の構造では、チャックピース6がドリフター3の打
撃運動をロックボルト1に完全に伝達するには不十分で
あった。何故なら、打撃モーションに伴い、ロックボル
ト1は軸方向の振動を生じ、ロックボルト1のネジ山1
Aは、弾性変形してそのピッチに変化が生ずる。
【0011】そのため、ロックボルト1のネジ山1A
と、チャックピース6面に施されたネジ山6Aとは、ピ
ッチに差異が生じ、ロックボルト1とチャックピース6
には、すべりや遊びが生じ、十分な打撃力と回転力を伝
達することができなくなる。すなわち、この構造のチャ
ックでは、本来ドリフターの有する打撃力や回転力を十
分に伝達できず、掘削スピードの低下を余儀なくされて
いた。
【0012】そして、掘削モーションが高サイクルの打
撃と回転を有するため、これらの掘削モーションをロッ
クボルトに正確に伝達するためのチャック装置の開発が
望まれている。
【0013】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、ロックボルトをドリフ
ターで打設する際、その打撃力や回転力を確実にロック
ボルトに伝達するロックボルトのチャック装置を提供す
ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のロックボルトのチャック装置は、ロックボ
ルトを解放可能に把持し、前記ロックボルトへドリフタ
ーの打撃力または回転力を伝達するロックボルトのチャ
ック装置において、前記ロックボルトのネジ山に螺合す
る第1および第2のナット間の距離を変えることによ
り、前記第1および第2のナットのネジ山が、前記ロッ
クボルトのネジ山の側面を押えることによって、前記ロ
ックボルトを把持し、ドリフターに固定することを特徴
とするものである。
【0015】
【作用】上記構成によれば、ロックボルトに螺合する第
1および第2のナット間の距離を変化させると、第1お
よび第2のナットは、互いに逆方向へ動作し、それぞれ
のナットとロックボルトとの螺合部で、それぞれのナッ
トのネジ山側面が、ロックボルトのネジ山の側面を押圧
して拘束し固定する。そのため、ドリフターの打撃力や
回転力を確実にロックボルトへ伝達することができる。
【0016】また、いずれかのナットを元に戻す方向へ
回動させれば、第1および第2のネジ山は、ロックボル
トのネジ山の側面から離れてフリーとなり、両ナットを
同時に回転させれば、チャック装置はロックボルトの軸
上を左右に移動することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して説
明する。尚、従来例と同一構造部分には同一符号を付
す。図1は、本発明の一実施例を示す断面図である。図
1において、本実施例のチャック装置20は、ロックボ
ルト1にいずれも螺合するチャックナット21および締
用ナット22から構成され、チャックナット21と締用
ナット22も互いに螺合している。
【0018】ここで、チャックナット21および締用ナ
ット22が、ロックボルト1と螺合するそれぞれのネジ
山21A、22Aは、ロックボルト1のネジ山1Aとネ
ジリードが合致しているが、チャックナット21および
締用ナット22が互いに螺合するそれぞれのネジ山21
B、22Bは、ロックボルト1と螺合するネジ山21
A、22Aとネジリードを相違させている。
【0019】そして、本実施例では、締用ナット22
を、図中矢印23で示すように回動させると、締用ナッ
ト22とチャックナット21とは距離が変化するように
なっている。
【0020】図2は、ロックボルト1をチャック装置2
が把持した状態を示す概略断面図である。図2におい
て、締用ボルト22に設けた突出部24を、チャックナ
ット21に固定されているシリンダ25により押圧し、
締用ナット22をチャックナット21に対して回動さ
せ、例えば両者を近ずけるように動作させると、それぞ
れのナット21、22がロックボルト1と螺合している
ネジ山21A、22Aは、ロックボルト1のネジ山1A
の側面を挾み合わすように拘束し固定する。
【0021】すなわち、図中では、締用ナット22のネ
ジ山22Aはロックボルト1のネジ山1Aの左側面1B
を押圧し、チャックナット21のネジ山21Aはネジ山
1Aの右側面1Cを押圧して、ロックボルト1を拘束し
ている。
【0022】図3は、チャック装置2がロックボルト1
を解放した状態を示す概略断面図である。図3に示すよ
うに、シリンダ26により締用ナット22を、図2に示
したのとは逆方向へ回動させると、締用ナット21とチ
ャックナット22のネジ山21A、22Aは、ロックボ
ルト1のネジ山1Aの側面から離れる。この状態でチャ
ック装置20を回転させれば、ロックボルト1のネジ山
1Aにそって、チャック装置20はロックボルト1の軸
上を左右に移動することができる。すなわち、ロックボ
ルト1とチャック装置20とはフリーな状態にる。
【0023】このようにして、本実施例のチャック装置
20は、ロックボルト1を把持してドリフター3により
所定距離を打設し、また、ロックボルト1を解放して後
進し、ロックボルト1の所定位置を把持して再び打設動
作を行うことができる。
【0024】図4および図5は、それぞれ本発明の他の
実施例を示す説明図である。図4に示すように、チャッ
クナット21と締用ナット22とが螺合するネジ巻方向
は、ロッドボルトとのネジ巻方向と異る巻方向のネジで
も良く、図1に示した実施例と同様の動作をさせること
ができる。また、図5に示すように、チャックナット2
1と締用ナット22とはネジ形態を有さず、スラスト方
向に拘束されるならば、ジャーナル形状でも良い。
【0025】以上のように、これらの実施例によれば、
ロックボルトを把持するときは、図2に示すような構造
のため、打撃や回転により、ロックボルトのネジ山が弾
性変形してピッチの変化が生じても、締用ナットはそれ
に追従するように、より一層ロックボルトを締上るモー
ションになる。
【0026】そのため、従来構造のように、ロックボル
トとチャックピースとのネジピッチの差異が生じ、すべ
りやガタが生じるということがない。しかも、ロックボ
ルトのネジのリード角と、チャックナットおよび締用ナ
ットの組合せネジのリード角の相関関係により、締用ナ
ットを回動させるシリンダの回転力は、僅の力を与えて
おけばよく、ロックボルトのネジ山側面の挾み挙動は、
打撃振動によってもゆるむことはない。
【0027】すなわち、ロックボルトとチャック装置と
は、あたかも一体もののような構造となり、ドリフター
の持つ打撃力と回転力は、完全にロックボルトに伝達さ
れることになる。
【0028】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、ロックボ
ルトをドリフターで打設する際、ドリフターの打撃力や
回転力を、確実にロックボルトへ伝達するチャック装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本実施例でロックボルトをチャック装置が把持
した状態を示す概略断面図である。
【図3】本実施例でロックボルトをチャック装置が解放
した状態を示す概略断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す説明図である。
【図6】一般のドリフターによるロックボルト打設工法
を示す手順図である。
【図7】従来例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 ロックボルト 1A ロックボルトのネジ山 1B、1C ロックボルトのネジ山側面 2 チャック装置 3 ドリフター 4 フィード台 5 岩盤 6 チャックピース 6A チャックピースのネジ形状 7 チャックボディ 8 打撃力 9 回転力 10 油圧ピストン 20 チャック装置 21 チャックナット 21A、21B チャックナットのネジ山 22 締用ナット 22A、22B 締用ナットのネジ山 23 締用ナットの回動方向 24 突出部 25、26 シリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックボルトを解放可能に把持し、前記
    ロックボルトにドリフターの打撃力または回転力を伝達
    するロックボルトのチャック装置において、前記ロック
    ボルトのネジ山に螺合する第1および第2のナット間の
    距離を変えることにより、前記第1および第2のナット
    のネジ山が、前記ロックボルトのネジ山の側面を押える
    ことによって、前記ロックボルトを把持し、ドリフター
    に固定することを特徴とするロックボルトのチャック装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2のナットは、前記ロ
    ックボルトのネジ山のピッチとは異るネジリードのネジ
    山で螺合されていることを特徴とする請求項1記載のロ
    ックボルトのチャック装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のナットは、抜け止
    めしたジャーナル軸受で連結されていることを特徴とす
    る請求項1記載のロックボルトのチャック装置。
JP2276495A 1995-02-10 1995-02-10 ロックボルトのチャック装置 Pending JPH08218797A (ja)

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JP2276495A JPH08218797A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 ロックボルトのチャック装置

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JP2276495A JPH08218797A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 ロックボルトのチャック装置

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JPH08218797A true JPH08218797A (ja) 1996-08-27

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ID=12091752

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JP2276495A Pending JPH08218797A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 ロックボルトのチャック装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014115914A1 (ko) * 2013-01-25 2014-07-31 주식회사 일진글로벌 휠 베어링 및 이를 사용한 휠 베어링 조립체

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014115914A1 (ko) * 2013-01-25 2014-07-31 주식회사 일진글로벌 휠 베어링 및 이를 사용한 휠 베어링 조립체

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