JPH0821853B2 - エクスクル−シブorゲ−ト - Google Patents
エクスクル−シブorゲ−トInfo
- Publication number
- JPH0821853B2 JPH0821853B2 JP60086995A JP8699585A JPH0821853B2 JP H0821853 B2 JPH0821853 B2 JP H0821853B2 JP 60086995 A JP60086995 A JP 60086995A JP 8699585 A JP8699585 A JP 8699585A JP H0821853 B2 JPH0821853 B2 JP H0821853B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- input
- base
- level
- supplied
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/20—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits characterised by logic function, e.g. AND, OR, NOR, NOT circuits
- H03K19/21—EXCLUSIVE-OR circuits, i.e. giving output if input signal exists at only one input; COINCIDENCE circuits, i.e. giving output only if all input signals are identical
- H03K19/212—EXCLUSIVE-OR circuits, i.e. giving output if input signal exists at only one input; COINCIDENCE circuits, i.e. giving output only if all input signals are identical using bipolar transistors
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Computing Systems (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Logic Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、差動アンプの構成を基本構成とするエク
スクルーシブORゲート(以下、EX−ORゲートと称す
る。)に関する。
スクルーシブORゲート(以下、EX−ORゲートと称す
る。)に関する。
この発明は、トランジスタが飽和動作しない論理回路
を使用したEX−ORゲートにおいて、二つの差動対を縦方
向に接続し、上側の差動対のトランジスタに供給される
二つの入力の間に1/2VL(但し、VLは、ハイレベルとロ
ーレベルとの間の論理振幅)のレベル差を設け、1/2VL
の量、レベルシフトされて低い側の入力を所定電圧(Vs
−1/2VL)低くして下側の差動対の一方のトランジスタ
のベースに供給し、他方の入力を(Vs+1/2VL)低くし
て下側の差動対の他方のトランジスタのベースに供給す
ることにより、基準電圧を必要とせず、消費電力の低減
及び遅延時間の短縮を実現するようにしたEX−ORゲート
である。
を使用したEX−ORゲートにおいて、二つの差動対を縦方
向に接続し、上側の差動対のトランジスタに供給される
二つの入力の間に1/2VL(但し、VLは、ハイレベルとロ
ーレベルとの間の論理振幅)のレベル差を設け、1/2VL
の量、レベルシフトされて低い側の入力を所定電圧(Vs
−1/2VL)低くして下側の差動対の一方のトランジスタ
のベースに供給し、他方の入力を(Vs+1/2VL)低くし
て下側の差動対の他方のトランジスタのベースに供給す
ることにより、基準電圧を必要とせず、消費電力の低減
及び遅延時間の短縮を実現するようにしたEX−ORゲート
である。
例えば米国特許第3259761号明細書に示すように、ト
ランジスタのエミッタを共通に接続した差動アンプを基
本構成とする論理回路が知られている。この論理回路
は、ECL(Emitter Coupled Logic)と称される。
ランジスタのエミッタを共通に接続した差動アンプを基
本構成とする論理回路が知られている。この論理回路
は、ECL(Emitter Coupled Logic)と称される。
第6図は、かかる論理回路を示すもので、31、33、41
が互いのエミッタが共通接続され、エミッタ共通接続点
が定電流源35に接続されたトランジスタを示す。トラン
ジスタ31のベースに入力端子32が接続され、トランジス
タ33のベースに入力端子34が接続され、トランジスタ41
のベースに基準電圧Vr1の入力端子42が接続されてい
る。
が互いのエミッタが共通接続され、エミッタ共通接続点
が定電流源35に接続されたトランジスタを示す。トラン
ジスタ31のベースに入力端子32が接続され、トランジス
タ33のベースに入力端子34が接続され、トランジスタ41
のベースに基準電圧Vr1の入力端子42が接続されてい
る。
トランジスタ31及び33のコレクタ同士が接続され、共
通接続点が電源端子47に抵抗36を介して接続されると共
に、出力端子37として導出される。トランジスタ41のコ
レクタが電源端子47に抵抗45を介して接続されると共
に、出力端子46として導出される。
通接続点が電源端子47に抵抗36を介して接続されると共
に、出力端子37として導出される。トランジスタ41のコ
レクタが電源端子47に抵抗45を介して接続されると共
に、出力端子46として導出される。
入力端子32及び34に供給される入力をA及びBとし、
出力端子37及び46に夫々得られる出力を及びXとする
と、上述の論理回路は、第7図に示すように、ORゲート
及びNORゲートの機能を有するものである。
出力端子37及び46に夫々得られる出力を及びXとする
と、上述の論理回路は、第7図に示すように、ORゲート
及びNORゲートの機能を有するものである。
従来のECL回路では、第8図に示すように、入力A及
びBのローレベル(以下の説明でLと表す)及びハイレ
ベル(以下の説明でHと表す)間の論理振幅VLの中央の
レベルと基準電圧Vr1とが一致する関係とされている。
例えばA及びBのうちの一方の入力がHであると、トラ
ンジスタ31及び33の一方を電流が流れ、X=H、=L
となる。
びBのローレベル(以下の説明でLと表す)及びハイレ
ベル(以下の説明でHと表す)間の論理振幅VLの中央の
レベルと基準電圧Vr1とが一致する関係とされている。
例えばA及びBのうちの一方の入力がHであると、トラ
ンジスタ31及び33の一方を電流が流れ、X=H、=L
となる。
また、第9図に示すように、ECL回路として、差動対
を縦方向に二段接続する構成が知られている。即ち、ト
ランジスタ31及び41からなる差動対と、トランジスタ33
及び43からなる差動対とを並列に接続し、これらの差動
対の下側にトランジスタ51及び53からなる差動対を接続
したものである。
を縦方向に二段接続する構成が知られている。即ち、ト
ランジスタ31及び41からなる差動対と、トランジスタ33
及び43からなる差動対とを並列に接続し、これらの差動
対の下側にトランジスタ51及び53からなる差動対を接続
したものである。
一方のトランジスタ31のベースから導出された端子32
に入力Aが供給され、他方のトランジスタ41から導出さ
れた端子42に基準電圧Vr1が供給される。また、一方の
トランジスタ33のベースから導出された端子34に入力B
が供給され、他方のトランジスタ43のベースから導出さ
れた端子44に基準電圧Vr1が供給される。トランジスタ3
1のコレクタ及びトランジスタ33のコレクタ同士が共通
接続され、トランジスタ41のコレクタ及びトランジスタ
43のコレクタ同士が共通接続される。このコレクタ共通
接続点が出力端子37及び46として導出される。
に入力Aが供給され、他方のトランジスタ41から導出さ
れた端子42に基準電圧Vr1が供給される。また、一方の
トランジスタ33のベースから導出された端子34に入力B
が供給され、他方のトランジスタ43のベースから導出さ
れた端子44に基準電圧Vr1が供給される。トランジスタ3
1のコレクタ及びトランジスタ33のコレクタ同士が共通
接続され、トランジスタ41のコレクタ及びトランジスタ
43のコレクタ同士が共通接続される。このコレクタ共通
接続点が出力端子37及び46として導出される。
トランジスタ31及び41のエミッタ共通接続点と、トラ
ンジスタ33及び43のエミッタ共通接続点との夫々にトラ
ンジスタ51のコレクタ及びトランジスタ53のコレクタが
接続される。トランジスタ51のエミッタ及びトランジス
タ53のエミッタ接続点に定電流源55が接続されている。
ンジスタ33及び43のエミッタ共通接続点との夫々にトラ
ンジスタ51のコレクタ及びトランジスタ53のコレクタが
接続される。トランジスタ51のエミッタ及びトランジス
タ53のエミッタ接続点に定電流源55が接続されている。
この第9図に示す構成は、第10図に示すように、入力
A及び入力Bを入力Cにより、選択して出力するセレク
タとして動作する。
A及び入力Bを入力Cにより、選択して出力するセレク
タとして動作する。
基準電圧Vr1は、基準電圧Vr2より高いレベルとされて
いる。第11図に示すように、入力A及びBは、基準電圧
Vr1を中心として、ハイレベルがHuで、ローレベルがLu
の論理振幅VLを有する。入力Cは、基準電圧Vr2を中心
として、ハイレベルがHdで、ローレベルがLdの論理振幅
VLを有する。基準電圧Vr1及びVr2の差は、トランジスタ
が能動領域で動作する上で必要なコレクタ・エミッタ間
電圧を与えるための電圧である。
いる。第11図に示すように、入力A及びBは、基準電圧
Vr1を中心として、ハイレベルがHuで、ローレベルがLu
の論理振幅VLを有する。入力Cは、基準電圧Vr2を中心
として、ハイレベルがHdで、ローレベルがLdの論理振幅
VLを有する。基準電圧Vr1及びVr2の差は、トランジスタ
が能動領域で動作する上で必要なコレクタ・エミッタ間
電圧を与えるための電圧である。
この第9図に示す構成において、トランジスタ41及び
トランジスタ33のベースを共通接続し、端子42に基準電
圧Vr1を供給し、また、トランジスタ43及びトランジス
タ31のベースを共通接続し、端子32に入力Aを供給し、
更に、端子52に入力Bを供給する構成(第12図)は、EX
−ORゲートを構成する。
トランジスタ33のベースを共通接続し、端子42に基準電
圧Vr1を供給し、また、トランジスタ43及びトランジス
タ31のベースを共通接続し、端子32に入力Aを供給し、
更に、端子52に入力Bを供給する構成(第12図)は、EX
−ORゲートを構成する。
例えば入力AがHuで、入力BがHdの場合には、トラン
ジスタ31及びトランジスタ51を通じて電流が流れ、出力
端子37の出力XがLuとなる。
ジスタ31及びトランジスタ51を通じて電流が流れ、出力
端子37の出力XがLuとなる。
従来のECL論理回路は、トランジスタを飽和動作させ
ないので、高速の動作が可能である。しかし、従来のEC
L論理回路は、基準電圧Vr1と入力信号とを比較するた
め、基準電圧発生回路を必要とする。高速の論理回路で
は、各論理回路に流す電流が大きいので、スイッチング
時の過渡電流を吸収するために、回路規模に応じた個数
の基準電圧発生回路が必要になる。勿論、第6図から明
らかなように、基準電圧を必要とすることは、2入力の
ORゲートを実現する場合に、差動対を構成するトランジ
スタの個数が計3個となる。
ないので、高速の動作が可能である。しかし、従来のEC
L論理回路は、基準電圧Vr1と入力信号とを比較するた
め、基準電圧発生回路を必要とする。高速の論理回路で
は、各論理回路に流す電流が大きいので、スイッチング
時の過渡電流を吸収するために、回路規模に応じた個数
の基準電圧発生回路が必要になる。勿論、第6図から明
らかなように、基準電圧を必要とすることは、2入力の
ORゲートを実現する場合に、差動対を構成するトランジ
スタの個数が計3個となる。
従って、従来の論理回路は、素子数が多くなる欠点が
あった。また、基準電圧を各論理回路に供給するための
配線パターンが必要で、基板上で配線パターンの占める
割合が多くなり、チップサイズが大きくなる欠点があっ
た。
あった。また、基準電圧を各論理回路に供給するための
配線パターンが必要で、基板上で配線パターンの占める
割合が多くなり、チップサイズが大きくなる欠点があっ
た。
従って、かかる従来のECL回路を用いて構成されたEX
−ORゲートも、また、上述と同様の問題点を有してい
る。
−ORゲートも、また、上述と同様の問題点を有してい
る。
この発明の目的は、基準電圧を必要としないEX−ORゲ
ートを提供することにある。この発明は、トランジス
タ、抵抗等の素子数の大幅な減少を図ることができ、消
費電力の低減及び遅延時間の短縮を実現するものであ
る。
ートを提供することにある。この発明は、トランジス
タ、抵抗等の素子数の大幅な減少を図ることができ、消
費電力の低減及び遅延時間の短縮を実現するものであ
る。
この発明によれば、従来のECL回路と同程度の動作速
度を実現する時には、差動対の定電流源の値を小とでき
るので、素子数の低減と相乗して消費電力を極めて少な
くすることができる。
度を実現する時には、差動対の定電流源の値を小とでき
るので、素子数の低減と相乗して消費電力を極めて少な
くすることができる。
また、この発明は、基準電圧を各ゲート回路に供給す
る必要がないので、基準電圧供給用の配線パターンが不
要となり、IC回路のチップサイズを小型化できる。
る必要がないので、基準電圧供給用の配線パターンが不
要となり、IC回路のチップサイズを小型化できる。
この発明は、互いのエミッタが共通に接続され、少な
くとも一方のトランジスタのコレクタから出力端子が導
出された第1のトランジスタ1及び第2のトランジスタ
2と、 第1のトランジスタ1及び第2のトランジスタ2のエ
ミッタ共通接続点とコレクタが接続された第3のトラン
ジスタ3と、 第2のトランジスタ2とコレクタが共通接続された第
4のトランジスタ4と、 第3のトランジスタ3及び第4のトランジスタ4の互
いのエミッタ共通接続点と基準電位点間に挿入された定
電流源5と、 第1のトランジスタ1のベースに供給される入力であ
って、ハイレベル及びローレベル間の振幅がVLである第
1の入力Aと、 第2のトランジスタ2のベースに供給される入力であ
って、振幅が第1の入力Aと等しくVLであって、且つ第
1の入力Aに対して1/2VL下げる方向にレベルシフトさ
れた第2の入力B*と 第1の入力Aを所定レベルVsに1/2VL加えた量、レベ
ルシフトした信号d*を 第4のトランジスタ4のベー
スに供給する手段17と、 第2の入力B*を所定レベルVsから1/2VL減じた量、
レベルシフトした信号cを第3のトランジスタ3のベー
スに供給する手段18と、 からなることを特徴とするエクスクルーシブORゲート
である。
くとも一方のトランジスタのコレクタから出力端子が導
出された第1のトランジスタ1及び第2のトランジスタ
2と、 第1のトランジスタ1及び第2のトランジスタ2のエ
ミッタ共通接続点とコレクタが接続された第3のトラン
ジスタ3と、 第2のトランジスタ2とコレクタが共通接続された第
4のトランジスタ4と、 第3のトランジスタ3及び第4のトランジスタ4の互
いのエミッタ共通接続点と基準電位点間に挿入された定
電流源5と、 第1のトランジスタ1のベースに供給される入力であ
って、ハイレベル及びローレベル間の振幅がVLである第
1の入力Aと、 第2のトランジスタ2のベースに供給される入力であ
って、振幅が第1の入力Aと等しくVLであって、且つ第
1の入力Aに対して1/2VL下げる方向にレベルシフトさ
れた第2の入力B*と 第1の入力Aを所定レベルVsに1/2VL加えた量、レベ
ルシフトした信号d*を 第4のトランジスタ4のベー
スに供給する手段17と、 第2の入力B*を所定レベルVsから1/2VL減じた量、
レベルシフトした信号cを第3のトランジスタ3のベー
スに供給する手段18と、 からなることを特徴とするエクスクルーシブORゲート
である。
第1の入力A及び第2の入力B*の間に、1/2VLのレ
ベル差があるために、本来の二つの入力X及びYが共
に、同一のレベルの場合には、第1のトランジスタ1及
び第3のトランジスタ3を通じて電流が流れ、出力Zが
ローレベルとなる。また、本来の入力Xがハイレベル
で、入力Yがローレベルの場合は、第4のトランジスタ
4を通じて電流が流れ、出力Zがハイレベルとなる。更
に、本来の入力Xがローレベルで、入力Yがハイレベル
の場合は、第2のトランジスタ2及び第3のトランジス
タ3を通じて電流が流れ、出力Zがハイレベルとなる。
従って、出力Zは、入力X及びYに関して、排他的論理
和出力となる。
ベル差があるために、本来の二つの入力X及びYが共
に、同一のレベルの場合には、第1のトランジスタ1及
び第3のトランジスタ3を通じて電流が流れ、出力Zが
ローレベルとなる。また、本来の入力Xがハイレベル
で、入力Yがローレベルの場合は、第4のトランジスタ
4を通じて電流が流れ、出力Zがハイレベルとなる。更
に、本来の入力Xがローレベルで、入力Yがハイレベル
の場合は、第2のトランジスタ2及び第3のトランジス
タ3を通じて電流が流れ、出力Zがハイレベルとなる。
従って、出力Zは、入力X及びYに関して、排他的論理
和出力となる。
以下、この発明の一実施例について、図面を参照して
説明する。
説明する。
第1図において、1及び2は、上側の差動対を構成す
る一対のトランジスタを示す。また、3及び4は、下側
の差動対を構成する一対のトランジスタを示す。トラン
ジスタ1及び2のエミッタ共通接続点がトランジスタ3
のコレクタに接続される。トランジスタ3及び4のエミ
ッタ共通接続点が定電流源5を介して接地端子7に接続
される。トランジスタ2のコレクタ及びトランジスタ4
のコレクタが共通接続されている。
る一対のトランジスタを示す。また、3及び4は、下側
の差動対を構成する一対のトランジスタを示す。トラン
ジスタ1及び2のエミッタ共通接続点がトランジスタ3
のコレクタに接続される。トランジスタ3及び4のエミ
ッタ共通接続点が定電流源5を介して接地端子7に接続
される。トランジスタ2のコレクタ及びトランジスタ4
のコレクタが共通接続されている。
トランジスタ1のコレクタが抵抗8を介して電源端子
6に接続されると共に、出力端子10として導出される。
トランジスタ2のコレクタが抵抗9を介して電源端子6
に接続されると共に、出力端子11として導出される。抵
抗8及び抵抗9の大きさは、互いに等しい大きさとされ
ている。
6に接続されると共に、出力端子10として導出される。
トランジスタ2のコレクタが抵抗9を介して電源端子6
に接続されると共に、出力端子11として導出される。抵
抗8及び抵抗9の大きさは、互いに等しい大きさとされ
ている。
トランジスタ1のベースに、トランジスタ12のエミッ
タが接続される。トランジスタ12のコレクタが電源端子
6に接続され、そのエミッタが抵抗17及び定電流源19を
介して接地端子7に接続される。トランジスタ12のベー
スが導出された入力端子14に入力Xが供給される。抵抗
17及び定電流源19の接続点とトランジスタ4のベースと
が接続されている。
タが接続される。トランジスタ12のコレクタが電源端子
6に接続され、そのエミッタが抵抗17及び定電流源19を
介して接地端子7に接続される。トランジスタ12のベー
スが導出された入力端子14に入力Xが供給される。抵抗
17及び定電流源19の接続点とトランジスタ4のベースと
が接続されている。
トランジスタ2のベースにトランジスタ13のエミッタ
が抵抗16を介して接続される。トランジスタ13のコレク
タが電源端子6に接続され、そのエミッタが抵抗16,18
及び定電流源20を介して電源端子7に接続される。トラ
ンジスタ13のベースが導出された端子15に入力Yが供給
される。
が抵抗16を介して接続される。トランジスタ13のコレク
タが電源端子6に接続され、そのエミッタが抵抗16,18
及び定電流源20を介して電源端子7に接続される。トラ
ンジスタ13のベースが導出された端子15に入力Yが供給
される。
トランジスタ1のベース1に供給される入力信号をA
とし、トランジスタ2のベースに供給される入力をB*
とし、トランジスタ3のベースに供給される入力をcと
し、トランジスタ4のベースに供給される入力をd*を
表わす。また、出力端子10に取り出される出力をZ、出
力端子11に取り出される出力をとする。
とし、トランジスタ2のベースに供給される入力をB*
とし、トランジスタ3のベースに供給される入力をcと
し、トランジスタ4のベースに供給される入力をd*を
表わす。また、出力端子10に取り出される出力をZ、出
力端子11に取り出される出力をとする。
上述のこの発明の一実施例は、第2図に示すように、
2個のNORゲートの一方の入力端子に入力A及びd*の
反転した信号が供給され、このNORゲートの他方の入力
端子に入力B*の反転した信号及びcが供給され、2個
のNORゲートの出力がORゲートに供給され、このORゲー
トから出力Zが取り出される論理回路の構成として表わ
すことができる。この第2図に示す論理回路は、第3図
に示すように、入力X及びYが供給され、出力Zを発生
するEX−ORゲートと等価な構成である。
2個のNORゲートの一方の入力端子に入力A及びd*の
反転した信号が供給され、このNORゲートの他方の入力
端子に入力B*の反転した信号及びcが供給され、2個
のNORゲートの出力がORゲートに供給され、このORゲー
トから出力Zが取り出される論理回路の構成として表わ
すことができる。この第2図に示す論理回路は、第3図
に示すように、入力X及びYが供給され、出力Zを発生
するEX−ORゲートと等価な構成である。
入力X及び入力Yは、電源電圧をVccとすると、ハイ
レベルがVccと一致し、ローレベルが(Vcc−VL)(但
し、VLは、論理振幅)となるものである。トランジスタ
12のベース及びエミッタ間電圧をVBEとすると、トラン
ジスタ1のベースに供給される入力AのハイレベルHu及
びLuの夫々は、次式のものとなる。
レベルがVccと一致し、ローレベルが(Vcc−VL)(但
し、VLは、論理振幅)となるものである。トランジスタ
12のベース及びエミッタ間電圧をVBEとすると、トラン
ジスタ1のベースに供給される入力AのハイレベルHu及
びLuの夫々は、次式のものとなる。
Hu=Vcc−VBE Lu=Vcc−VBE−VL 一方、トランジスタ13及び抵抗16を介してトランジス
タ2のベースに供給される入力B*は、定電流源20の大
きさをI0とし、抵抗16の値をR1とすると、次式で示すハ
イレベルH* u及びローレベルL* uを有する。
タ2のベースに供給される入力B*は、定電流源20の大
きさをI0とし、抵抗16の値をR1とすると、次式で示すハ
イレベルH* u及びローレベルL* uを有する。
H* u=Vcc−VBE−I0・R1 =Vcc−VBE−1/2VL=Hu−1/2VL L* u=Vcc−VBE−I0・R1−VL =Vcc−VBE−3/2VL=Lu−1/2VL 下側の差動対のトランジスタ3のベースには、トラン
ジスタ13,抵抗16及び抵抗18を介された入力cが供給さ
れる。一方、トランジスタ4のベースには、トランジス
タ12及び抵抗17を介された入力d*が供給される。
ジスタ13,抵抗16及び抵抗18を介された入力cが供給さ
れる。一方、トランジスタ4のベースには、トランジス
タ12及び抵抗17を介された入力d*が供給される。
定電流源19により抵抗17において生じる電圧降下が
(Vs+1/2VL)となり、定電流源20により抵抗18におい
て生じる電圧降下が(Vs−1/2VL)となるように、抵抗1
7及び抵抗18の値が選定されている。ここで、Vsは、ハ
イレベルHuとハイレベルHdとの差の電圧であって、上側
の差動対のトランジスタが動作するための必要電圧であ
る。
(Vs+1/2VL)となり、定電流源20により抵抗18におい
て生じる電圧降下が(Vs−1/2VL)となるように、抵抗1
7及び抵抗18の値が選定されている。ここで、Vsは、ハ
イレベルHuとハイレベルHdとの差の電圧であって、上側
の差動対のトランジスタが動作するための必要電圧であ
る。
以上のこの一実施例の入力レベル及び出力レベルの関
係は、第4図に示すものとなる。即ち、上側の差動対に
は、共に論理振幅がVLで、ハイレベルHu及びH* u間
(ローレベルLu及びL* u間)で、1/2VLのレベル差を
有する入力A及びB*が供給される。下側の差動対に
は、共に論理振幅がVLで、ハイレベルHd及びH* d間
(ローレベルLd及びL* d間)で、1/2VLのレベル差を
有する入力c及びd*が供給される。
係は、第4図に示すものとなる。即ち、上側の差動対に
は、共に論理振幅がVLで、ハイレベルHu及びH* u間
(ローレベルLu及びL* u間)で、1/2VLのレベル差を
有する入力A及びB*が供給される。下側の差動対に
は、共に論理振幅がVLで、ハイレベルHd及びH* d間
(ローレベルLd及びL* d間)で、1/2VLのレベル差を
有する入力c及びd*が供給される。
例えば入力Xがハイレベルで、入力Yがハイレベルの
時には、入力AがHuとなり、入力B*がH* uとなる。
また、入力cがHdとなり、入力d*がH* dとなる。従
って、トランジスタ1及びトランジスタ3を通じて、電
流が流れ、出力Zがローレベル(Vcc−VL)となる。
時には、入力AがHuとなり、入力B*がH* uとなる。
また、入力cがHdとなり、入力d*がH* dとなる。従
って、トランジスタ1及びトランジスタ3を通じて、電
流が流れ、出力Zがローレベル(Vcc−VL)となる。
例えば入力Xがハイレベルで、入力Yがローレベルの
時には、入力AがHuとなり入力B*がL* uとなる。ま
た、入力cがLdとなり、入力d*がH* dとなる。従っ
て、トランジスタ4を通じて、電流が流れ、出力Zがハ
イレベル(Vcc)となる。
時には、入力AがHuとなり入力B*がL* uとなる。ま
た、入力cがLdとなり、入力d*がH* dとなる。従っ
て、トランジスタ4を通じて、電流が流れ、出力Zがハ
イレベル(Vcc)となる。
第5図は、この発明の他の実施例を示す。前述の一実
施例と同様に、トランジスタ1及びトランジスタ2によ
り、上側の差動対が構成され、トランジスタ3及びトラ
ンジスタ4により、下側の差動対が構成される。トラン
ジスタ1のベースにトランジスタ12のベース・エミッタ
間を介して入力Xが供給される。トランジスタ2のベー
スにトランジスタ13のベース・エミッタ間及び抵抗16を
介して入力Yが供給される。抵抗16には、定電流源20に
より、1/2VLの電圧降下が発生する。
施例と同様に、トランジスタ1及びトランジスタ2によ
り、上側の差動対が構成され、トランジスタ3及びトラ
ンジスタ4により、下側の差動対が構成される。トラン
ジスタ1のベースにトランジスタ12のベース・エミッタ
間を介して入力Xが供給される。トランジスタ2のベー
スにトランジスタ13のベース・エミッタ間及び抵抗16を
介して入力Yが供給される。抵抗16には、定電流源20に
より、1/2VLの電圧降下が発生する。
トランジスタ12のエミッタ及び接地端子7間には、コ
レクタ・ベースが共通接続されたダイオード構成のトラ
ンジスタ21、抵抗22及び定電流源19の直列接続が設けら
れている。この抵抗22及び定電流源19の接続点がトラン
ジスタ4のベースに接続されている。抵抗22において生
じる電圧降下が1/2VLとなるように、抵抗22の値が選定
されている。従って、トランジスタ4のベースには、ト
ランジスタ1のベースに供給される入力Aに比して、
(VBE+1/2VL)の電圧だけ下がる方向にレベルシフト
された入力d*が供給される。
レクタ・ベースが共通接続されたダイオード構成のトラ
ンジスタ21、抵抗22及び定電流源19の直列接続が設けら
れている。この抵抗22及び定電流源19の接続点がトラン
ジスタ4のベースに接続されている。抵抗22において生
じる電圧降下が1/2VLとなるように、抵抗22の値が選定
されている。従って、トランジスタ4のベースには、ト
ランジスタ1のベースに供給される入力Aに比して、
(VBE+1/2VL)の電圧だけ下がる方向にレベルシフト
された入力d*が供給される。
トランジスタ13のエミッタ及び接地端子間には、コレ
クタ及びベースが共通接続されたダイオード構成のトラ
ンジスタ23と、定電流源24の直列接続が設けられてい
る。トランジスタ23のエミッタ及び定電流源24の接続点
がトランジスタ3のベースに接続されている。従って、
トランジスタ3のベースには、トランジスタ2のベース
に供給される入力B*と比して、(VBE−1/2VL)の電
圧だけ下がる方向にレベルシフトされた入力cが供給さ
れる。つまり、この第5図に示す他の実施例は、上側の
差動対と下側の差動対との間の電圧Vsとして、トランジ
スタ21及びトランジスタ23のベース・エミッタ間電圧V
BEを使用した例である。
クタ及びベースが共通接続されたダイオード構成のトラ
ンジスタ23と、定電流源24の直列接続が設けられてい
る。トランジスタ23のエミッタ及び定電流源24の接続点
がトランジスタ3のベースに接続されている。従って、
トランジスタ3のベースには、トランジスタ2のベース
に供給される入力B*と比して、(VBE−1/2VL)の電
圧だけ下がる方向にレベルシフトされた入力cが供給さ
れる。つまり、この第5図に示す他の実施例は、上側の
差動対と下側の差動対との間の電圧Vsとして、トランジ
スタ21及びトランジスタ23のベース・エミッタ間電圧V
BEを使用した例である。
この発明に依れば、ECL回路と同様に、トランジスタ
が飽和動作しないEX−Oゲートを構成することができ
る。この発明は、従来のECL回路と異なり、基準電圧を
必要としない。従って、基準電圧発生回路を設ける必要
が無く、基準電圧を供給するための配線が不要となり、
IC回路のチップサイズを小型化できる。また、従来のEC
L回路と同様の動作速度を実現する時には、差動対の定
電流源の値を小さくできるので、消費電力の低減を図る
ことができる。
が飽和動作しないEX−Oゲートを構成することができ
る。この発明は、従来のECL回路と異なり、基準電圧を
必要としない。従って、基準電圧発生回路を設ける必要
が無く、基準電圧を供給するための配線が不要となり、
IC回路のチップサイズを小型化できる。また、従来のEC
L回路と同様の動作速度を実現する時には、差動対の定
電流源の値を小さくできるので、消費電力の低減を図る
ことができる。
第1図はこの発明の一実施例の接続図、第2図及び第3
図の夫々はこの発明の一実施例の論理回路図、第4図は
この発明の一実施例におけるレベル関係を示す略線図、
第5図はこの発明の他の実施例の接続図、第6図は従来
のECL回路の接続図、第7図は従来のECL回路の論理回路
図、第8図は従来のECL回路の論理振幅の略線図、第9
図及び第10図は従来のECL回路の他の例の接続図及び論
理回路図、第11図は従来のECL回路の他の例の説明に用
いる略線図、第12図は従来のECL回路により構成されたE
X−ORゲートの接続図である。 図面における主要な符号の説明 1:第1のトランジスタ、2:第2のトランジスタ、3:第3
のトランジスタ、4:第4のトランジスタ、10,11:出力端
子、14,15:入力端子。
図の夫々はこの発明の一実施例の論理回路図、第4図は
この発明の一実施例におけるレベル関係を示す略線図、
第5図はこの発明の他の実施例の接続図、第6図は従来
のECL回路の接続図、第7図は従来のECL回路の論理回路
図、第8図は従来のECL回路の論理振幅の略線図、第9
図及び第10図は従来のECL回路の他の例の接続図及び論
理回路図、第11図は従来のECL回路の他の例の説明に用
いる略線図、第12図は従来のECL回路により構成されたE
X−ORゲートの接続図である。 図面における主要な符号の説明 1:第1のトランジスタ、2:第2のトランジスタ、3:第3
のトランジスタ、4:第4のトランジスタ、10,11:出力端
子、14,15:入力端子。
Claims (1)
- 【請求項1】互いのエミッタが共通に接続され、少なく
とも一方のトランジスタのコレクタから出力端子が導出
された第1及び第2のトランジスタと、 上記第1のトランジスタ及び上記第2のトランジスタの
エミッタ共通接続点とコレクタが接続された第3のトラ
ンジスタと、 上記第2のトランジスタとコレクタが共通接続された第
4のトランジスタと、 上記第3のトランジスタ及び上記第4のトランジスタの
互いのエミッタ共通接続点と基準電位点間に挿入された
定電流源と、 上記第1のトランジスタのベースに供給される入力であ
って、ハイレベル及びローレベル間の振幅がVLである第
1の入力と、 上記第2のトランジスタのベースに供給される入力であ
って、上記振幅が上記第1の入力と等しくVLであって、
且つ上記第1の入力に対して1/2VL下げる方向にレベル
シフトされた第2の入力と、 上記第1の入力を所定レベルに1/2VL加えた量、レベル
シフトして上記第4のトランジスタのベースに供給する
手段と、 上記第2の入力を所定レベルから1/2VL減じた量、レベ
ルシフトして上記第3のトランジスタのベースに供給す
る手段と、 からなることを特徴とするエクスクルーシブORゲート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60086995A JPH0821853B2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 | エクスクル−シブorゲ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60086995A JPH0821853B2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 | エクスクル−シブorゲ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61245626A JPS61245626A (ja) | 1986-10-31 |
JPH0821853B2 true JPH0821853B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=13902455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60086995A Expired - Fee Related JPH0821853B2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 | エクスクル−シブorゲ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0821853B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2563156B2 (ja) * | 1992-09-22 | 1996-12-11 | インダストリアル テクノロジー リサーチ インスティチュート | クロック再生回路 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5178682A (ja) * | 1974-12-28 | 1976-07-08 | Takeda Riken Ind Co Ltd | Haitatekironriwakairo |
-
1985
- 1985-04-23 JP JP60086995A patent/JPH0821853B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5178682A (ja) * | 1974-12-28 | 1976-07-08 | Takeda Riken Ind Co Ltd | Haitatekironriwakairo |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61245626A (ja) | 1986-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4577125A (en) | Output voltage driver with transient active pull-down | |
US5315176A (en) | Differential ECL circuit | |
EP0417786A2 (en) | A level shift circuit for achieving a high-speed processing and an improved output current capability | |
JP2743401B2 (ja) | Ecl回路 | |
EP0131205A2 (en) | Current source control potential generator for ECL logic circuits | |
KR100332847B1 (ko) | 단일단부입력논리게이트를가진집적논리회로 | |
JPH0573292B2 (ja) | ||
JPS61127226A (ja) | エミツタ結合ロジツク回路 | |
JPH0821853B2 (ja) | エクスクル−シブorゲ−ト | |
US4749885A (en) | Nonsaturating bipolar logic gate having a low number of components and low power dissipation | |
US4677312A (en) | High voltage swing open collector driver | |
JP2564433B2 (ja) | プッシュプル・オフチップ・ドライバ | |
EP0155305B1 (en) | Emitter collector coupled logic | |
KR920008047B1 (ko) | 논리회로 | |
JPH0732359B2 (ja) | 論理回路 | |
JP2556208B2 (ja) | レベル変換回路 | |
US5434517A (en) | ECL output buffer with a MOS transistor used for tristate enable | |
JPS6255327B2 (ja) | ||
JPH0136291B2 (ja) | ||
EP0399126A1 (en) | Current source technology | |
JPH04334120A (ja) | Ecl出力回路 | |
EP0098872A1 (en) | Reset circuit for data latches | |
JP3172310B2 (ja) | バッファ回路 | |
JPH0732354B2 (ja) | フリツプフロツプ | |
JPH0621799A (ja) | レベル変換回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |