JPH08218354A - 排水部材、及び地下排水構造 - Google Patents

排水部材、及び地下排水構造

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JPH08218354A
JPH08218354A JP4786895A JP4786895A JPH08218354A JP H08218354 A JPH08218354 A JP H08218354A JP 4786895 A JP4786895 A JP 4786895A JP 4786895 A JP4786895 A JP 4786895A JP H08218354 A JPH08218354 A JP H08218354A
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JP
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drainage
drainage member
particles
members
synthetic resin
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JP4786895A
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Makoto Taga
誠 多賀
Hiroyuki Kuramochi
博行 倉持
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JSP Corp
Original Assignee
JSP Corp
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】施工作業が容易であるとともに、配設面のレベ
ル調整に厳密な正確さを必要とせず、且つ長手方向に隣
設する排水材の突き合わせ部に生じ易い不要な隙間の発
生を効果的に防止することができる排水部材、及び地下
排水構造を提供する。 【構成】発泡粒子間に連通した空隙が形成されるよう型
内成型法によって得られる合成樹脂発泡粒子成型体から
なり、該排水部材1の幅方向中央には排水溝2が設けら
れており、中空流水路3が内部に形成されるように複数
の排水部材1、1、1、・・・を上記排水溝2が設けら
れた面を対向せしめて上下二段に重ねるとともに長手方
向に連ねた際に、一方の段の二の排水部材1、1に、他
方の段の一の排水部材1を跨がせて上段と下段で互い違
いに組み合わせることができるよう、排水部材1の幅方
向両端部の上面に係合凸部4と係合凹部5とが設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排水部材、及び地下排
水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、農地のかんがい排水や、道
路、運動場、公園、飛行場、山腹等の地下排水のため、
地下に暗渠パイプを埋設して地下停滞水を排除する暗渠
排水と称される排水工法が行われている。
【0003】このような暗渠排水の一般的な構造として
は(図9にその概略を示す)、地面から所定の深さで掘
られた溝7′内に砕石9を敷き詰めることによりレベル
調整を行い、次いでこの上に暗渠排水材10を配設した
後に(図9(a))、当該暗渠排水材10の周囲を砕石
9′で囲み、更に必要に応じて砂や砂利等11を敷いて
から土12を盛って整地してなるもの(図9(b))を
例示することができ、暗渠排水材10の周囲を砕石9、
9′等で囲むことによって地下に埋設された暗渠排水材
10が目詰まりを起こしたり、或いは周囲の土が暗渠排
水材10に流入したりすることなく効率の良い排水を行
うことができるようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き構造の暗渠排水は当該暗渠排水を施工するのに多量
の砕石を必要とし、砕石の運搬や敷設作業に多大な労力
が費やされていた。更に、暗渠排水材10としては、通
常、コンクリート管、ヒューム管、或いは金属管等の重
量のある硬質素材のものが用いられ、このような硬質の
配管を暗渠排水材10として配設する場合には、溝7′
内に敷き詰められた砕石9のレベル調整が充分になされ
ていないと、隣設する配管の結合部に隙間が生じる等し
てその配設を良好に行うことができないといった不都合
が生じてしまい、このような不都合を未然に防止すべく
砕石5を溝3内に敷き詰める際には極めて正確なレベル
調整が要求され、その結果、工期の長期化やコストアッ
プを余儀なくされていた。
【0005】一方、、実開昭61−173535号公
報、実開昭62−26437号公報、実公平3−362
5号公報、実公平3−3626号公報等には、暗渠排水
材10として通水性空隙を有する発泡体からなる、又は
該発泡体を含む暗渠排水材が提案されており、このよう
な軽量な排水材を用いれば当該排水材の大型化が可能と
なり、その周囲を囲む土等の土木資材の量を少なくする
ことができるが、上記公報における排水材では、複数の
排水材を長手方向に連ねる場合、隣接する排水材を単に
突き合わせるようにしただけのものであるので、前述し
た場合と同様に、溝内のレベル調整が極めて正確になさ
れていないと、その突き合わせ部に不要な隙間が生じて
しまうというものであった。
【0006】本発明は、上記従来技術の有する問題を解
決すべくなされた発明であり、施工作業が容易であると
ともに、配設面のレベル調整に厳密な正確さを必要とせ
ず、且つ長手方向に隣設する排水材の突き合わせ部に生
じ易い不要な隙間の発生を効果的に防止することができ
る排水部材、及び地下排水構造を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明排水部材は、合成
樹脂発泡粒子を該発泡粒子間に連通した空隙が形成され
るように型内成型した合成樹脂発泡粒子成型体からなる
排水部材であって、該排水部材の幅方向中央には排水溝
が設けられており、中空流水路が内部に形成されるよう
に複数の当該排水部材を上記排水溝が設けられている面
を対向せしめて上下二段に重ねるとともに長手方向に連
ねた際に、一方の段の二の排水部材に他方の段の一の排
水部材を跨がせて上段と下段で互い違いに組み合わせる
ことができるよう幅方向両端部の上面に係合凸部と係合
凹部とを設けたことを特徴とする。
【0008】また、本発明排水部材は、dMIN が1.5
mm以上で且つdMIN /DMIN の値が0.25〜0.8
5である筒状の合成樹脂発泡粒子を成型してなるもので
あるのが好ましく(但し、dMIN は筒状発泡粒子の穴の
方向に垂直な断面のなかで最小の穴径であり、DMIN
MIN を得た断面の最小の外径である)、更に、本発明
排水部材の透水係数は、4.0×10-2cm/sec.
以上であるのが好ましい。
【0009】一方、本発明地下排水構造は、合成樹脂発
泡粒子を該発泡粒子間に連通した空隙が形成されるよう
に型内成型した合成樹脂発泡粒子成型体からなる排水部
材であって、該排水部材の幅方向中央には排水溝が設け
られており、中空流水路が内部に形成されるように複数
の当該排水部材を上記排水溝が設けられている面を対向
せしめて上下二段に重ねるとともに長手方向に連ねた際
に、一方の段の二の排水部材に他方の段の一の排水部材
を跨がせて上段と下段で互い違いに組み合わせることが
できるよう幅方向両端部の上面に係合凸部と係合凹部と
を設けた排水部材を、地面から所定の深さで掘られた溝
に上記の如く組み合わせた状態で配設した後に、通水可
能な土木資材で埋設してなることを特徴とする。
【0010】また、本発明地下排水構造は、dMIN
1.5mm以上で且つdMIN /DMINの値が0.25〜
0.85である筒状の合成樹脂発泡粒子を成型してなる
合成樹脂発泡粒子成型体を排水部材として用いるのが好
ましく、更に、本発明地下排水構造に用いられる排水部
材の透水係数は4.0×10-2cm/sec.以上であ
るのが好ましい。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本発明を詳細に説明す
る。尚、図1は本発明排水部材1の実施例を示す斜視図
である。
【0012】本発明排水部材1は、合成樹脂発泡粒子を
必要に応じて加圧熟成して粒子内に所定の内圧を付与し
た後、当該発泡粒子をそのまま、若しくは加圧状態で開
閉し得るが密閉し得ない成型用の型内に充填し、概ね発
泡粒子の基材樹脂の融点付近の温度の水蒸気により発泡
粒子を加熱して粒子相互を融着せしめ、しかる後に冷却
することによって型通りに成型された成型体を得ること
ができる、所謂、型内成型法によって得られた合成樹脂
発泡粒子成型体からなるものであり、本発明排水部材1
を構成する当該成型体は、発泡粒子間に連通した空隙が
形成されるよう成型されている。
【0013】尚、本発明排水部材1の重さをその外形寸
法から算出される見かけ体積(見かけ体積は、排水部材
1の収縮を考慮せずに簡単に考えれば排水部材1が得ら
れた時点での成型型キャビティー内の体積に等しく、成
型型の図面寸法から算出できる)で除した見かけ密度
は、強度や軽量性の面から、0.03〜0.2g/cm
3 であるのが好ましく、本発明排水部材1は、通常、長
さl0.5〜3m程度、幅w0.1〜2m程度、高さh
0.05〜1m程度の大きさに成型される。
【0014】また、本発明排水部材1の幅方向中央には
排水溝2が設けられており、中空流水路3が内部に形成
されるように複数の排水部材1、1、1、・・・を上記
排水溝2が設けられた面を対向せしめて上下二段に重ね
るとともに長手方向に連ねた際に、一方の段の二の排水
部材1、1に、他方の段の一の排水部材1を跨がせて上
段と下段で互い違いに組み合わせることができるよう、
排水部材1の幅方向両端部の上面に係合凸部4と係合凹
部5とが設けられている(図1及び図2参照)。
【0015】本発明排水部材1の幅方向両端部上面に設
けられる上記係合凸部4、及び係合凹部5としては、角
柱状、又は円柱状の突起として係合凸部4を形成すると
ともに、該係合凸部4と係合し得る凹陥部を係合凹部5
として形成したものを例示することができるが、複数の
排水部材1、1、1、・・・を前述の如く組み合わせた
際に個々の排水部材1が妄りに動かないようにすること
ができるものであれば、係合凸部4と係合凹部5を設け
る位置やその数等は図1に示す例に限定されず、例え
ば、図3に示すように、一方の幅方向端部上面には係合
凸部4だけを設け、他方の幅方向端部上面には係合凹部
5だけを設けるようにしても良い。また、図4に示すよ
うに排水部材1の幅方向の両端部をその上面側に部分的
に突出させた部分を係合凸部4とし、それ以外の部分を
係合凹部5として、当該端部が係合し合うように構成さ
れたものであっても良く、この場合、組み合わされた排
水部材が幅方向にも動くことがないように、図示するよ
う係合凸部4及び/又は係合凸部5の少なくとも一部に
段部を形成するのが好ましい。
【0016】本発明にあっては、このような係合凸部
4、及び係合凹部5を排水部材1の幅方向両端部の上面
に設け、複数の排水部材1、1、1、・・・を係合凸部
4と係合凹部5とを係合させた状態で組み合わせること
によって、組み合わされた個々の排水部材1が妄りに動
かないようにすることができるので、本発明排水部材1
を複数組み合わせた際に長手方向に連ねられている排水
部材1と排水部材1との当接部に不要な隙間が生じ難
く、互い違いに組み合わされた排水部材1のずれ防止を
図るために組み合わせ面に接着剤を使用したり、組み合
わせた後にバンド掛け等を行う必要もなくなる。
【0017】また、係合凸部4と係合凹部5は、複数の
排水部材1、1、1、・・・を組み合わせた際に両者が
係合し合うように設けられていれば良いが、係合時にわ
ずかな抵抗があるようにして係合凸部4と係合凹部5と
が嵌合し得るように設けておくのが望ましく、係合凸部
4と係合凹部5をこのように設ければ、互い違いに組み
合わされた排水部材1どうしのずれをより効果的に防止
することができる。
【0018】更に、本発明排水部材1は、同一形状の排
水部材1の複数を互い違いに組み合わせて後述する地下
排水構造に供することができるが、この場合、各排水部
材1の形状が実質的に同一であることから、排水部材1
を製造する上で異なる形状の複数の排水部材を管理しな
ければならないという問題はなく、排水部材1を製造す
る成型型も一種類で済み効率的である。また、当該地下
排水構造を施工するにあたり、溝7内で複数の異なる形
状の排水部材を各々の形状に応じて組み合わせなければ
ならないというような厄介な問題も生じず、施工作業を
効率良く行うことができる。そして、本発明排水部材1
は軽量であるために大型化が可能であり、その結果、溝
7の大部分を当該排水部材1で占めるようにして、排水
部材1の周囲を囲む土木資材8の量を大きく低減するこ
とができる。
【0019】一方、本発明排水部材1を組み合わせた際
にその内部に形成される中空流水路3は、本発明排水部
材1を後述する地下排水構造のように埋設したときに、
地面から浸透してきた水や地下から湧き出てくる湧き水
等の地下停滞水を捉え、これを所定の場所まで導いて排
除するためのものであり、排水効率を向上させる上で、
当該中空流水路3はその断面が縦長の長円となるように
するのが好ましい。
【0020】本発明では、地下停滞水が中空流水路3内
に流入し得る透水性能を排水部材1に具備せしめるべ
く、発泡粒子間に連通した空隙を有する発泡粒子成型体
により排水部材1を構成するが、成型体の発泡粒子間に
このような空隙を形成するには、例えば、筒状の合成樹
脂発泡粒子を用い、これを通常の型内成型法によって成
型する等すれば良い。
【0021】尚、本発明排水部材1は、筒状の合成樹脂
発泡粒子を用いて成型された発泡粒子成型体からなるも
のであるのが好ましいが、中空流水路3内に地下停滞水
を流入させ得る連通した空隙を発泡粒子間に有する成型
体からなるものであれば特に限定されない。
【0022】ここで、本発明でいうところの筒状の発泡
粒子とは、貫通穴Pを有する中空構造の発泡粒子6をい
い、図5に示すように、1)穴Pの方向に垂直などの断
面においても常に一定の穴径d、及び外径Dを有する真
直状形態のもの(図5)、2)穴Pの方向に垂直など
の断面においても常に一定の穴径d、及び外径Dを有す
る屈曲状形態のもの(図5)、3)穴Pの方向に垂直
な任意の断面における穴径d、及び外径Dに対してこれ
と異なる穴径、及び外径の断面を有する部分的にくびれ
た(膨出した)くびれ状形態のもの(図5)等のいず
れであっても良い。
【0023】尚、図中dMIN は筒状発泡粒子6の穴Pの
方向に垂直な断面のなかで最小の穴径であり、DMIN
当該最小の穴径dMIN を得た断面の最小の外径である
が、上記、及びの形態の筒状発泡粒子6にあっては
穴Pの方向に垂直なすべての断面における穴径d、外径
DのそれぞれがdMIN 、DMIN となり、発泡粒子6の外
周面に後述するような突起eがある場合は、突起eを含
まない部分を発泡粒子6の外径とする。また、図中Hは
穴Pの方向を略上下方向とした場合の発泡粒子6の高さ
である。
【0024】このような形態の筒状発泡粒子6の具体的
な形状としては、発泡粒子の穴Pの方向に垂直な断面の
形状がそれぞれ、a)外周形状、穴Pの形状が共に円形
であるもの、b)外周形状、穴Pの形状が共に多角形で
あるもの、c)外周形状が円形で穴Pが多角形であるも
の、d)外周形状が多角形で穴Pが円形であるもの、
e)上記a)〜d)をその外周において互いに接触させ
た形状であるもの、f)発泡粒子の穴Pの方向に垂直な
どの断面においても上記a)〜e)の外周に突起eが設
けられた断面形状を有するもの、g)発泡粒子の穴Pの
方向に垂直なある断面において上記a)〜e)の形状を
有し且つ別の断面においては上記a)〜e)の外周に突
起eが設けられた断面形状を有する発泡粒子6等が挙げ
られる。
【0025】より具体的には、例えば、図6に示すよう
に、i)上記1)と上記a)とを組み合わせたものとし
て(ア)の如き円筒形状のもの、ii)上記1)と上記
b)とを組み合わせたものとして(イ)の如き正三角筒
形状のもの、(ウ)の如き四角形筒形状のもの、(エ)
の如き六角形筒形状のもの、iii)上記1)と上記c)と
を組み合わせたものとして(オ)の如き形状のもの、i
v)上記1)と上記d)とを組み合わせたものとして
(カ)の如き形状のもの、v)上記1)と上記e)とを
組み合わせたものとして(キ)、(ク)等の、円筒を並
列一体化した形状のもの、vi)上記1)と上記f)とを
組み合わせたものとして(ケ)、(コ)、(サ)、
(シ)、(ス)等の、多角筒又は円筒の外周、或いは多
角筒又は円筒を並列一体化したものの外周に、穴Pの方
向に沿う帯状の突起eが設けられた形状のもの、vii)上
記1)と上記g)とを組み合わせたものとしては
(セ)、(ソ)等の、多角筒又は円筒、或いは多角筒又
は円筒を並列一体化したものの外周の所定箇所に、突起
eが設けられた形状のもの等が挙げられるが、上記した
形状は一例であって、他にも、穴Pの方向に垂直な断面
の外周形状、及び/又は穴Pの形状が楕円であるもの
や、該断面の穴Pの中心がずれているもの、円筒の発泡
粒子がねじれたもの等を挙げることができ、所望の効果
を得ることができれば具体的な筒状発泡粒子6の形状は
図示したものには限定されない。
【0026】更に、本発明排水部材1を得るにあたっ
て、本発明では、筒状発泡粒子の穴Pの方向に垂直な断
面のなかで最小の穴径dMIN が1.5mm以上、好まし
くは2.5mm以上であり、且つ当該最小の穴径dMIN
を得た断面の最小の外径DMINに対する穴径dMIN の比
MIN /DMIN の値が0.25〜0.85、好ましくは
0.45〜0.80である筒状の発泡粒子6を用いるこ
とができ、より好ましくはdMIN が3.0mm以上で且
つdMIN /DMIN の値が0.55〜0.80である筒状
の発泡粒子6が用いられる。
【0027】尚、このような筒状発泡粒子6を用いる場
合、dMIN は10mm以下であるのが好ましく、より好
ましくは5mm以下である。また、1つの発泡粒子6に
穴Pが複数ある場合、上記dMIN 、及びdMIN /DMIN
に関する条件はその全ての穴について適用され、筒状発
泡粒子6が前記e)の形状を有する図6(キ)に示すよ
うなものであれば、dMIN 、dMIN 1 、dMIN 2 の全て
が1.5mm以上で、且つdMIN /DMIN 、dMIN 1
MIN 1 、dMIN 2 /DMIN 2 の全ての値が0.25〜
0.85であるものを用い、図6(ケ)〜(ソ)に示す
ような、突起eが外周に設けられている形状の発泡粒子
6である場合は、前述したように突起eを含まない部分
をその外径とし、突起eを除いた形状において、
MIN 、及びdMIN /DMIN の条件を満足するものを用
いる。
【0028】上記の如き合成樹脂発泡粒子6を製造する
手段としては、例えば、基材樹脂を押出機で溶融混練し
た後ストランド状に押し出し、次いで、冷却後適宜長さ
に切断するか、或いは適宜長さに切断後冷却する等し
て、先にペレット状の樹脂粒子を製造しておき、次に、
該樹脂粒子を発泡剤の存在下で密閉容器内に貯えた水等
の分散媒に分散させて、樹脂粒子の軟化温度以上の温度
に加熱して樹脂粒子内に発泡剤を含浸せしめ、しかる後
に容器の一端を開放し、容器内圧力を発泡剤の蒸気圧以
上の圧力に保持しながら樹脂粒子と水とを同時に容器内
よりも低圧の雰囲気下(通常は大気圧下)に放出し、こ
れによって樹脂粒子を発泡させる等の手段を採ることが
できる。
【0029】これによって最終的に得られる発泡粒子
は、先に製造しておいた樹脂粒子が略同様の形状でもっ
て発泡したものであるので、樹脂粒子を製造する段階で
得ようとする発泡粒子6と同様の形状に当該樹脂粒子を
製造することによって所望の発泡粒子6を得ることがで
き、前記a)〜f)のような形状を有する筒状樹脂粒子
6を得るには、その断面形状と略相似形のスリットをダ
イスの溶融樹脂の出口に設けておけば良い。
【0030】尚、押出し機から筒状に押し出された樹脂
の中空穴が潰れてしまわないようにするためには、上記
スリットの内側に圧力調整孔を設けて当該中空穴内の圧
力を常圧、又はそれ以上に保つことができるようにする
等しておくのが好ましく、上記圧力調整孔は気体圧入装
置に連結して空気等を中空穴内に供給したりすることが
できるように構成することができる。
【0031】また、このようにして得られる発泡粒子6
は、発泡によってその全体の寸法が発泡前の樹脂粒子よ
り大きくなってはいるものの、通常、発泡粒子の
MIN 、及びdMIN /DMIN の値と、これに対応する未
発泡の樹脂粒子のdMIN ′、及びdMIN ′/DMIN ′の
値は殆ど変わらず、該dMIN ′、及びdMIN ′/
MIN ′の値が、dMIN 、及びdMIN /DMIN について
の前記条件を満足していれば、これを発泡して得られた
発泡粒子もその発泡粒子の倍率の如何にかかわらず前記
条件を概ね満足している。
【0032】発泡粒子6の基材樹脂としては、例えば、
エチレン−ブテンランダムコポリマー、エチレン−ブテ
ンブロックコポリマー、エチレン−プロピレンブロック
コポリマー、エチレン−プロピレンランダムコポリマ
ー、エチレン−プロピレン−ブテンターポリマー、ホモ
ポリプロピレンなどのポリプロピレン系樹脂、低密度ポ
リエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、直鎖状低密度ポリエチレン、直鎖状超低密度ポリエ
チレン、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−
メチルメタクリレートコポリマー、エチレン−メタクリ
ル酸コポリマーの分子間を金属イオンで架橋したアイオ
ノマー系樹脂などのポリエチレン系樹脂やポリブテン−
1、ポリペンテン、エチレン−アクリル酸−無水マレイ
ン酸ターポリマー等の各種の樹脂を単独、又は2種以上
混合して用いることができるが、本発明排水部材1に更
なる柔軟性を付与するためにエチレン−プロピレンラバ
ー等の熱可塑性エラストマーを上記樹脂に5〜40重量
%添加することもできる。
【0033】本発明では、回復性が良好である点で上記
した樹脂の中でも、低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、直鎖状超低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リブテン、エチレン−プロピレンコポリマー、プロピレ
ン−ブテンコポリマー、エチレン−ブテン−プロピレン
ターポリマー等を用いるのが好ましく、特に、エチレン
−プロピレンランダムコポリマー、プロピレン−ブテン
ランダムコポリマー、エチレン−ブテン−プロピレンラ
ンダムターポリマーを基材樹脂とした場合には、本発明
排水部材1の5%圧縮時の圧縮強度が1.1kg/cm
2 より高いものとなり、該排水部材1への重量負荷や衝
撃負荷に耐える充分な圧縮強度を有するものとすること
ができる。尚、これらのポリオレフィン系樹脂は架橋し
たものであっても、無架橋のものであっても良いが、リ
サイクルの点からいえば無架橋のものが好ましい。
【0034】本発明においてこのような筒状の発泡粒子
6を用いれば、連続した空隙を有する発泡粒子成型体か
らなる排水部材1を得ることができるとともに、成型時
に発泡粒子6が二次発泡しても当該空隙が埋まってしま
うというような不都合が生じ難く充分な空隙を確保する
ことができるので、その成型時に発泡粒子の二次発泡を
抑える必要は特になく、高温で成型して発泡粒子間の融
着性を良好ならしめるとともに圧縮強度を向上させるこ
とができ、また、成型体の収縮も小さいため、成型体の
空隙率、即ち、排水部材1の透水性能のコントロールも
容易となる。
【0035】ここで、上記空隙率とは、空隙率をA、見
かけ体積をB、成型体中の空隙部分を除いた真の体積を
C(真の体積Cは成型体をアルコール等の液体中に沈め
たときに増量した体積を測定することによって知ること
ができる)としたときに、次の式によって算出されるも
のである。 :A〔%〕=〔(B−C)/B〕×100
【0036】更に、発泡粒子6を型内に充填する際の充
填空気の流入口に対する流出口の位置を調整すれば、発
泡粒子6の充填に方向性を与えることが可能となり、得
られる成型体の空隙率や、連通した空隙の方向性を任意
に制御でき、これによって本発明排水部材1の透水性能
をその全体にわたって均一となるようにすることができ
るため、何ら不都合が生じることなく地下停滞水を中空
流水路3内に流入させることが可能となる。
【0037】その上、通常の型内成型法において一般に
用いられている球状の発泡粒子と同様に、上記形状の筒
状発泡粒子6は、これを型内に充填する際のフィーダー
詰まりがなく、しかも型内のどの位置においても均一な
密度に充填され、充填率のコントロールもし易く、この
ような効果は、特に、発泡粒子6の形状が図6に示され
る(ア)、(キ)、(ク)のように、発泡粒子6が突起
eを有しておらず、且つ断面の外周形状、穴Pの形状が
共に円形である場合に顕著となり、当該形状の発泡粒子
6はその製造も比較的容易である。
【0038】ここで、上記充填率とは、発泡粒子を型内
に充填したときに型内(キャビティー)の体積中に占め
る発泡粒子の真の体積を百分率で示した値であり、例え
ば、筒状発泡粒子6の外径Dに対する筒状発泡粒子6の
高さHの比H/Dの値や、発泡粒子6の真密度等に応じ
て充填空気圧を適宜調節する方法、及び/又は発泡粒子
6を型内に充填する際に型開き(クラッキング)を調節
する方法等によって調整することができる。また、発泡
粒子6のH/Dの値は0.5〜0.7、又は1.3〜
2.0、より具体的にいうならば、上記高さHが2〜2
0mm、外径Dが3〜12mmであるのが好ましく、発
泡粒子の真密度とは、当該発泡粒子の重量を真の体積で
除した値である。
【0039】本発明にあっては、上記の如き筒状の発泡
粒子6を用いることによって得られる効果のなかでも、
成型体の発泡粒子相互の融着性を向上させることができ
る点が特に重要であり、発泡粒子相互の融着性を向上さ
せることによって、角柱状、又は円柱状の突起として係
合凸部4を形成した場合であっても、当該突起が妄りに
欠けたりする虞がなく、また、後述する地下排水構造の
ように本発明排水部材1を埋設する土木資材4や、その
上に建造される建築物等の重みによって本発明排水部材
1が破損してしまう等の不具合が生じないようにするこ
ともできる。
【0040】尚、本発明排水部材1を得るにあたり、d
MIN が1.5mm未満のもの、及び/又はdMIN /D
MIN が0.25未満の発泡粒子を用いた場合には、成型
体の発泡粒子間の空隙を充分に確保することが困難とな
り、また、dMIN /DMIN が0.85を超えるものは発
泡粒子6の製造が難しく、該粒子を成型用の型内で加熱
一体成形すると、発泡粒子相互の融着が充分であっても
強度不足等により成型体に収縮等が起こり易く、その結
果所望の寸法をもつ成型体が得られ難くなってしまう。
【0041】また、本発明排水部材1に具備せしめる透
水性能は、透水係数が4.0×10-2以上であるのが好
ましく、上記透水係数は、JIS−A1218に準拠
し、試料の砂の代わりに本発明排水部材1を用いて定水
位式透水性試験により透水性測定を行って測定したもの
である。
【0042】排水部材1の透水係数をこのようにするに
は、上記したように、dMIN が1.5mm以上で且つd
MIN /DMIN の値が0.45〜0.80である筒状の発
泡粒子6を用いることによって容易に実現でき、また、
本発明排水部材1のより好ましい透水係数は、9.0×
10-2〜8.0×10-1cm/secであるが、このよ
うな透水係数の排水部材1を得るには、dMIN が2.5
mm以上で、且つdMIN /DMIN の値が0.45〜0.
80の筒状発泡粒子6を用いれば良い。尚、本発明排水
部材1は、これを構成する発泡粒子の75体積%以上が
上記の如き筒形発泡粒子6であれば充分な透水性能を有
するものとなる。
【0043】次に、本発明地下排水構造について説明す
る。
【0044】本発明地下排水構造は、図7、及び図8に
示すよう地面から所定の深さで掘られた溝7に、前述し
たような排水部材1を中空流水路3が内部に形成される
ように排水溝2が設けられた面を対向せしめて上下二段
に重ね、且つこれを長手方向に連ねた際に、一方の段の
二の排水部材1、1に、他方の段の一の排水部材1を跨
がせて上段と下段で互い違いに組み合わせて配設した後
に、これを土木資材8で埋設してなるものである。
【0045】尚、本発明地下排水構造を施工するにあた
り、溝7内で排水部材1を互い違いに組み合わせるとと
もに、中空流水路3が連続するように排水部材1を長手
方向に連ねていった場合、その長手方向最終端に位置す
る排水部材1は、カッターナイフ、鋸等の切断具を用い
て最終端部の面一加工が施されるが、本発明における排
水部材1は合成樹脂発泡体から構成されているので、こ
のような加工を容易に施すことができる。
【0046】排水部材1を埋設するための上記溝3は、
本発明地下排水構造を施工する場所の地質によっても異
なるが、地面から浸透してきた水や地下から湧き出てき
た湧き水等が停滞し易い位置に排水部材1が埋設される
よう、通常は地面から0.5〜20m程度の深さで掘ら
れる。また、土木資材8としては、砕石、砂利、砂、土
等、通常の土木工事で用いられる通水可能な資材から1
種、或いは2種以上適宜選択して用いられる。
【0047】本発明地下排水構造では、前述したように
排水部材1を大型化して排水部材1の周囲を囲む土木資
材8の量を大きく低減することができる。その上、当該
排水部材1は、発泡粒子間に連通した空隙が形成されて
いるか、或いはそれに加えて、更に各発泡粒子の内部に
も連通空隙が形成されており、且つ、その空隙が入りく
んだ状態で排水部材1の内外を連通しているのでフィル
ター効果に優れており、このフィルター効果は、従来の
暗渠排水材の周囲を囲む砕石の役割を果たすものであ
る。つまり、排水部材1は従来の暗渠排水材とその周囲
を囲む砕石の果たす役割を同時に担うものであって、こ
のような排水部材1を用いて本発明地下排水構造を施工
すれば、溝7内に互い違いに組み合わされた排水部材の
周囲を砕石で囲む必要はなく、砕石で囲む場合であって
もその使用量はわずかで済むという効果が得られる。
【0048】また、従来の暗渠排水では、砕石9、9′
の使用量が必要最少となるように暗渠排水材を埋設する
ための溝を正確に掘る必要があったが、本発明地下排水
構造にあっては必ずしも砕石を必要とせず、更に、溝底
の配設面のレベル調整がそれほど正確に行われていなく
ても、排水部材1が弾力性を有する合成樹脂発泡粒子成
型体であるため当該排水部材1の弾力で配設面のレベル
誤差をある程度吸収できるとともに、各排水部材1は係
合凸部4と係合凹部5とが係合した状態で組み合わされ
ており、長手方向に連ねられた排水部材1と排水部材1
との当接部に不要な隙間が生じ難いので、周囲の土等が
中空流水路3内に流入して地下停滞水の排除が妨げられ
てしまうというような不都合が生じることがなく、従来
からの暗渠排水のように溝底のレベル調整に厳密な精度
が要求されない。
【0049】そして、本発明地下排水構造では、従来か
ら用いられているようなコンクリート管、ヒューム管、
或いは金属管等の暗渠排水材を必要に応じて中空流水路
3内に配設することもできるが、重量物である上記の如
き暗渠排水材を用いる必要は特になく、発泡粒子成型体
からなる軽量な排水部材1のみを埋設するだけでも充分
に地下停滞水を排除することができるので、施工作業に
要求される労力が格段に軽減される。
【0050】更に、本発明地下排水構造は、排水部材1
の全体が透水性であるため地面から浸透してくる多量の
停滞水(地面から浸透してくる水の当該浸透を妨げる地
中の余剰水)はもちろんのこと、地下から湧き出てくる
湧き水をも、中空流水路3を通して効率的に排除するこ
とができる。尚、湧き水等を考慮する必要のない場所に
本発明地下排水構造を施工する場合は、下段に位置する
排水部材1を難通水性のものに置き換えることも可能で
ある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明排水部材
は、複数の排水部材を係合凸部と係合凹部とを係合させ
た状態で互い違いに組み合わせることによって、組み合
わされた個々の排水部材が妄りに動かないようにするこ
とができるので、本発明排水部材を複数組み合わせた際
に長手方向に連ねられている排水部材と排水部材との当
接部に不要な隙間が生じ難い。また、本発明排水部材は
軽量であるため、大型化するとができ、これによって排
水材の周囲を囲む砕石等の土木資材の量を少なくするこ
とができる。
【0052】そして、本発明排水部材を得るにあたり、
特定の筒状発泡粒子を用いれば、発泡粒子間の融着性を
良好ならしめるとともに、本発明排水部材の圧縮強度を
向上させることができ、また、透水性能のコントロール
も容易となる。
【0053】一方、本発明地下排水構造は、溝底の配設
面のレベル調整に厳密な精度が要求されないので、従来
からの暗渠排水に比べて施工時の労力を格段に軽減する
ことができるとともに、長手方向に連ねられた排水部材
と排水部材との当接部には不要な隙間が生じ難いので、
周囲の土等が中空流水路内に流入して地下停滞水の排除
が妨げられてしまうというような不都合が生じ難い。
【0054】更に、本発明地下排水構造を構成する複数
の排水部材は、各々が同一形状となっているため、異な
る形状の複数の排水部材を管理しなければならないとい
う問題はなく、製造上極めて効率的である。また、本発
明地下排水構造を施工する場合においても、異なる形状
の複数の排水部材を使用するものではないから、溝内で
の排水部材の組み合わせに何の困難性もなく、効率的に
施工することができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明排水部材の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明排水部材の実施例を複数組み合わせた状
態を示す斜視図である。
【図3】本発明排水部材の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明排水部材の他の実施例を複数組み合わせ
た状態を示す斜視図である。
【図5】本発明排水部材を得るにあたって用いられる筒
状発泡粒子を説明するための図である。
【図6】本発明排水部材を得るにあたって用いられる筒
状発泡粒子の形状の具体例を示す図である。
【図7】本発明地下排水構造の実施例を示す断面図であ
る。
【図8】本発明地下排水構造の実施例を示す断面図であ
る。
【図9】従来の暗渠排水の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1 排水部材 2 排水溝 3 中空流水路 4 係合凸部 5 係合凹部 6 筒状発泡粒子 7 溝 8 土木資材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂発泡粒子を該発泡粒子間に連通し
    た空隙が形成されるように型内成型した合成樹脂発泡粒
    子成型体からなる排水部材であって、該排水部材の幅方
    向中央には排水溝が設けられており、中空流水路が内部
    に形成されるように複数の当該排水部材を上記排水溝が
    設けられている面を対向せしめて上下二段に重ねるとと
    もに長手方向に連ねた際に、一方の段の二の排水部材に
    他方の段の一の排水部材を跨がせて上段と下段で互い違
    いに組み合わせることができるよう幅方向両端部の上面
    に係合凸部と係合凹部とを設けたことを特徴とする排水
    部材。
  2. 【請求項2】dMIN が1.5mm以上で且つdMIN /D
    MIN の値が0.25〜0.85である筒状の合成樹脂発
    泡粒子を成型してなる請求項1記載の排水部材(但し、
    MIN は筒状発泡粒子の穴の方向に垂直な断面のなかで
    最小の穴径であり、DMIN はdMIN を得た断面の最小の
    外径である)。
  3. 【請求項3】透水係数が4.0×10-2cm/sec.
    以上である請求項1、又は2記載の排水部材。
  4. 【請求項4】合成樹脂発泡粒子を該発泡粒子間に連通し
    た空隙が形成されるように型内成型した合成樹脂発泡粒
    子成型体からなる排水部材であって、該排水部材の幅方
    向中央には排水溝が設けられており、中空流水路が内部
    に形成されるように複数の当該排水部材を上記排水溝が
    設けられている面を対向せしめて上下二段に重ねるとと
    もに長手方向に連ねた際に、一方の段の二の排水部材に
    他方の段の一の排水部材を跨がせて上段と下段で互い違
    いに組み合わせることができるよう幅方向両端部の上面
    に係合凸部と係合凹部とを設けた排水部材を、地面から
    所定の深さで掘られた溝に上記の如く組み合わせた状態
    で配設した後に、通水可能な土木資材で埋設してなるこ
    とを特徴とする地下排水構造。
  5. 【請求項5】dMIN が1.5mm以上で且つdMIN /D
    MIN の値が0.25〜0.85である筒状の合成樹脂発
    泡粒子を成型してなる合成樹脂発泡粒子成型体を排水部
    材として用いた請求項4記載の地下排水構造(但し、d
    MIN は筒状発泡粒子の穴の方向に垂直な断面のなかで最
    小の穴径であり、DMIN はdMIN を得た断面の最小の外
    径である)。
  6. 【請求項6】排水部材の透水係数が4.0×10-2cm
    /sec.以上である請求項4、又は5記載の地下排水
    構造。
JP4786895A 1995-02-13 1995-02-13 排水部材、及び地下排水構造 Pending JPH08218354A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016008726A (ja) * 2014-06-20 2016-01-18 株式会社ティラド ヘッダプレートレス熱交換器用偏平チューブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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