JPH08218309A - 人工芝 - Google Patents

人工芝

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Publication number
JPH08218309A
JPH08218309A JP2657395A JP2657395A JPH08218309A JP H08218309 A JPH08218309 A JP H08218309A JP 2657395 A JP2657395 A JP 2657395A JP 2657395 A JP2657395 A JP 2657395A JP H08218309 A JPH08218309 A JP H08218309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
sheet
artificial turf
backing material
layer sheet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2657395A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Nakagawa
慎治 中川
Yuichi Sagara
雄一 相良
Hiromasa Tanaka
宏昌 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
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Publication of JPH08218309A publication Critical patent/JPH08218309A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻敷作業時に作業がし易く、製造が簡単な人
工芝の提供。 【構成】 裏打ち材が二層のシートから構成され、上下
各層のシートは周縁は空気導入用開口を除いて接着さ
れ、中央部は長手方向および幅方向に間歇的に接着され
ていて空気導入用間隙より供給される空気の格子状通路
を形成し、下層のシートには空気噴出用小孔が設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大面積の床に敷設する
人工芝に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スポーツ施設などの大面積の床に人工芝
を敷設することが盛んに行われるようになってきてい
る。これらの施設は多目的に利用されるので、その目的
に合わせて人工芝を敷設したり撤去したりすることが必
要であり、そのため人工芝は度々巻き取ったり、敷設し
たりされる。従来はこの人工芝の巻敷には、(1)床に
設けた空気吹き出し口から空気を吹き出して床面と人工
芝との間の摩擦抵抗を弱めながら、できるだけ広幅の人
工芝を一挙に巻敷する方式と(2)幅4m長さ40m程
度に分割された人工芝をフォークリフト様の自走式機械
により巻敷する方式とが知られている。
【0003】上記(1)の方式では広幅の人工芝を一括
して巻敷するので少人数短時間で巻敷作業を行うことが
できるが、設備が大袈裟となり、床に空気吹き出し口を
設ける必要もあって設備費が高くなる。また、人工芝の
下面全体に空気を圧送するのが容易ではない。(2)の
方式では装置は小型で費用は安いが分割した人工芝を巻
敷するので作業量は大きく多人数の作業員と長い作業時
間を必要とする。技術的には接合部のずれを無くするの
が容易ではない、などの問題がある。
【0004】この問題を解決するため、人工芝の構造を
裏打ち材底面に空気の流通路を持ち、流通路の底面に細
孔を持ち、裏打ち材側面に空気導入用開口を有する構造
とすることにより、大重量物である人工芝の底面と床面
との摩擦抵抗を小さくして、比較的小さな力で人工芝の
収納作業や展張作業を行ない、人工芝の損傷を防止する
ことについて、本出願人は先に提案した。(特願平5−
184738号)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、先の提案の人
工芝の実用化を進める中、裏打ち材製造に際しての流通
管の埋め込みや蓋付き溝の製作は必ずしも簡単ではな
く、製造経費が大きくなることや圧送する空気の圧損が
大きく人工芝の床面より噴出する空気量にむらがあるこ
となどが段々判明してきた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は先に提案の考え
方を踏襲しながら、より簡単に製造でき、噴出空気量の
むらが少なく、より巻敷作業が容易な改善された人工芝
を提供することを目的とする。
【0007】この目的達成のため、本発明では裏打ち材
を二層構造とし、上下各層の周縁および中央部の適当箇
所を接着して未接着の箇所を空気通路としておき、下層
の小孔から空気を床面に噴出させる構成とすることとし
た。
【0008】即ち、本発明は、裏打ち材が二層のシート
から構成され、上下各層のシートは周縁は空気導入用開
口を除いて接着され、中央部は長手方向および幅方向に
間歇的に接着されていて空気導入用間隙より供給される
空気の格子状通路を形成し、下層のシートには空気噴出
用小孔が設けられている人工芝である。
【0009】本発明では、裏打ち材を二層のシートから
構成し、上下各層のシートは周縁は空気導入用開口を除
いて接着し、中央部は長手方向および幅方向に間歇的に
接着して空気導入用開口より供給される空気の格子状通
路を形成しておき、供給される空気を下層シートに設け
られた小孔から床面に噴出させて人工芝と床面との摩擦
抵抗を小さくするものである。
【0010】従って、空気の格子状通路を形成するため
には、裏打ち材の製造時もしくは人工芝の製造時に二層
のシートを所定箇所で接着(本明細書では接着剤による
接着および溶融による接着、即ち、溶着の双方を含めた
意味で接着の語を使用する。
【0011】)するだけよいので、特に手間を必要とす
るものではなく通常の人工芝の製造に準じて簡単に製造
できる。さらに、空気の格子状通路は空気の圧送により
上下に膨張可能であり、この格子状通路は接着部の間隔
を調整することにより、供給される空気の圧損を比較的
少なくでき、供給された空気は人工芝全体に行き渡り噴
出空気量のむらは少なくなる。
【0012】本発明の裏打ち材を構成する各層のシート
の材料としては通常の裏打ち材のように、織物と硬質や
中質のゴムとの積層物、織物と中質や軟質のプラスチッ
クの板やスポンジとの積層物、あるいは織物を積層しな
いゴムやプラスチックなどが使用される。上層シート、
下層シートともに同じ材料のシートを使用してもよい
が、芝を植えつける上層シートを積層物シートとし、下
層シートをゴムやプラスチックのシートとするのが好ま
しい。
【0013】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明を説明する。
【0014】図1は本発明の人工芝の一例を示し、
(a)は底面図、(b)、(c)は(a)のA−A断面
図であり、(b)は二層のシートの間隙に空気を圧送し
ない時、(c)は二層のシートの間隙に空気を圧送中の
ものである。
【0015】人工芝1は芝部5と裏打ち材を構成する上
層シート6および下層シート7とから構成されている。
上層シート6と下層シート7とは周縁が接着部2で接着
されているが、隅の一箇所は未接着のまま残されて空気
導入用間隙8となっている。
【0016】上層シート6と下層シート7との中央部は
長手方向、幅方向ともに間歇的に接着部3で接着されて
いる。この結果、上層シート6と下層シート7と間の間
隙に空気通路10が格子状に形成されている。(図1
(a)、(b)) 作業時にはエアーコンプレサーの空気圧送管(図示せ
ず)を空気導入用間隙8に挿入して上層シート6と下層
シート7と間の間隙の空気通路10に空気を送り込む。
送り込まれた空気は空気通路10を上下に膨らませなが
ら小孔4より噴出して床面9(通常はコンクリートであ
る)に反射し人工芝1を浮かす働きをする。その結果、
人工芝1を小さい力で動かすことが可能となる。図1
(a)では空気導入用間隙8を1個設けた例を図示した
が空気導入用間隙8を各隅に複数個設けファスナーで間
隙を閉じておき、作業時に必要な箇所のファスナーを開
いて、そこにエアーコンプレサーの空気圧送管を挿入す
るようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明の人工芝では、作業時に圧送空気
を二層のシートから構成される裏打ち材の間隙に送り込
むことにより、圧送された空気が上下シートの間隙を上
下に膨らませながら床面に噴出して人工芝の底面と床面
とは摩擦抵抗を小さくすることができ、小さい力で作業
を行うことができる。さらに、上下シートの接着部の間
隔を調整することにより、供給される空気の圧損を少な
くすることができる。また、裏打ち材は二層のシートを
部分的に接着するだけなので簡単に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人工芝の一例を示し、(a)は底面
図、(b)、(c)は(a)のA−A断面図であり、
(b)は二層のシートの間隙に空気を圧送しない時、
(c)は二層のシートの間隙に空気を圧送中のものであ
る。
【符号の説明】
1・・人工芝、2・・周縁部接着部、3・・中央部接着
部、4・・小孔、5・・芝部、6・・上層シート、7・
・下層シート、8・・空気導入用間隙、9・・床、10
・・空気通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏打ち材が二層のシートから構成され、
    上下各層のシートは周縁は空気導入用開口を除いて接着
    され、中央部は長手方向および幅方向に間歇的に接着さ
    れていて空気導入用間隙より供給される空気の格子状通
    路を形成し、下層のシートには空気噴出用小孔が設けら
    れている人工芝。
JP2657395A 1995-02-15 1995-02-15 人工芝 Withdrawn JPH08218309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2657395A JPH08218309A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 人工芝

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JP2657395A JPH08218309A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 人工芝

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JPH08218309A true JPH08218309A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12197303

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JP2657395A Withdrawn JPH08218309A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 人工芝

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JP (1) JPH08218309A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100496627B1 (ko) * 2002-11-21 2005-06-22 대림산업 주식회사 방수층 접착방식이 개선된 복합방수층 시공 방법
KR100793687B1 (ko) * 2007-05-14 2008-01-10 (주)필드테크 배수관 통한 인조잔디구장 시공방법

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Effective date: 20020507