JPH08217362A - エレベータ用連結形シャックルロッド - Google Patents
エレベータ用連結形シャックルロッドInfo
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- JPH08217362A JPH08217362A JP2833295A JP2833295A JPH08217362A JP H08217362 A JPH08217362 A JP H08217362A JP 2833295 A JP2833295 A JP 2833295A JP 2833295 A JP2833295 A JP 2833295A JP H08217362 A JPH08217362 A JP H08217362A
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Abstract
る耳状部が内側に塑性変形をきたした場合でも、ソケッ
トとロッドとを容易に交換する。 【構成】上部にエレベータ用ワイヤロープの端部が端止
めされると共に、下端部がスリットにより左右一対のロ
ッド受け部に分割されるソケットと、下端部にエレベー
タかごの上部が取り付けられると共に、頭部が平板状に
潰し加工されかつ当該平板状部がソケットの一対のロッ
ド受け部間に挿入されるロッドと、当該ロッドとソケッ
トとをロッド挿入方向と交差する方向で連結する連結部
材とから構成されるエレベータ用連結形シャックルロッ
ドにおいて、ロッドのソケット内に入り込むロッド頭部
が、少なくともソケットのロッド側端部より下方にわた
って平板状に潰し加工されている。
Description
連結して成り、エレベータ用ワイヤロープ(以下、単に
ワイヤロープと称する)の端部を保持するのに用いられ
るシャックルロッドに係り、特にソケットとロッドを容
易に交換できるようにしたエレベータ用連結形シャック
ルロッドに関するものである。
式によって端止めする方式のシャックルロッドが多く用
いられている。そして、この種のシャックルロッドとし
ては、現地でのワイヤロープの交換に際し、火を使用す
ることがなく、また交換作業に要する時間を節約するこ
とを目的として、上部にワイヤロープの端部が挿入して
端止めされる鋼製(例えば、炭素鋼製)のパイプの先端
を円錐状に塑性加工した中空裁頭円錐状部、およびこの
中空裁頭円錐状部と一体をなす下方の耳状部からなるソ
ケットと、このソケットにピンで連結されたロッドとか
ら構成される、分離可能な連結形シャックルロッドが用
いられるようになってきている。
クルロッドの概略構成例を示す概要図である。図7に示
すように、エレベータ用連結形シャックルロッドは、鋼
製のパイプの先端を円錐状に塑性加工し、上部にワイヤ
ロープ1の端部が挿入されて端止めされる中空裁頭円錐
状部2a、およびこの中空裁頭円錐状部2aと一体をな
し、下端部がスリットにより左右一対に分割されるロッ
ド受け部である耳状部2bからなる炭素鋼製のソケット
2と、下端部に図示しないエレベータかごの上部が支持
される断面円形のロッド本体3b、およびこのロッド本
体3bと一体をなし、平板状に潰し加工されかつこの平
板状部がソケット2の一対の耳状部2b間に挿入される
ロッド頭部(以下、単に頭部と称する)3aからなる鋳
物製のロッド3と、このロッド3とソケット2とをロッ
ド3の挿入方向と交差(直交)する方向で連結する連結
部材であるピン4とから構成されている。
分において、ソケット2の耳状部2bの下端部は、ロッ
ド3の頭部3aの下端部よりも突出するようにしている
のが一般的である。
連結形シャックルロッドでは、以下のような問題点があ
る。すなわち、ワイヤロープ1およびシャックルロッド
に、何らかの理由で設計値を超える過負荷が作用した場
合、図7の一点鎖線で示すように、ソケット2の耳状部
2bが、内側に塑性変形してロッド3の下側に食い込
み、ワイヤロープ1の交換に際して、ソケット2とロッ
ド3との分離が容易に行なえなくなることが考えられ
る。その結果として、エレベータ用連結形シャックルロ
ッドの特徴を損なうことになる。
エレベータ用連結形シャックルロッドにおいては、過負
荷が作用すると、ソケットのロッド受け部である耳状部
が内側に塑性変形してロッドの下側に食い込み、ワイヤ
ロープの交換に際して、ソケットとロッドとの分離が容
易に行なえなくなるという問題があった。
トのロッド受け部である耳状部が内側に塑性変形をきた
した場合でも、ソケットとロッドとを容易に交換するこ
と可能なエレベータ用連結形シャックルロッドを提供す
ることにある。
場合でも、ソケットのロッド受け部である耳状部の塑性
変形を防止して、ソケットとロッドとを容易に交換する
こと可能なエレベータ用連結形シャックルロッドを提供
することにある。
めに、まず、請求項1に対応する発明では、上部にエレ
ベータ用ワイヤロープの端部が端止めされると共に、下
端部がスリットにより左右一対のロッド受け部に分割さ
れるソケットと、下端部にエレベータかごの上部が支持
されると共に、頭部が平板状に潰し加工されかつ当該平
板状部がソケットの一対のロッド受け部間に挿入される
ロッドと、当該ロッドとソケットとをロッド挿入方向と
交差する方向で連結する連結部材とから構成されるエレ
ベータ用連結形シャックルロッドにおいて、ロッドのソ
ケット内に入り込むロッド頭部が、少なくともソケット
のロッド側端部より下方にわたって平板状に潰し加工さ
れている。
ットのロッド側端部側から上方側に向かって傾斜する傾
斜部を設けることが望ましい。また、上記ソケットの一
対のロッド受け部とロッドの頭部との間に、傾斜受け部
材を配設することが望ましい。
にエレベータ用ワイヤロープの端部が端止めされると共
に、下端部がスリットにより左右一対のロッド受け部に
分割されるソケットと、下端部にエレベータかごの上部
が支持されると共に、頭部が平板状に潰し加工されかつ
当該平板状部がソケットの一対のロッド受け部間に挿入
されるロッドと、当該ロッドとソケットとをロッド挿入
方向と交差する方向で連結する連結部材とから構成され
るエレベータ用連結形シャックルロッドにおいて、連結
部材の外側に、ロッドの頭部を貫通してソケットと内接
するようにブッシュを配設するようにしている。
にエレベータ用ワイヤロープの端部が端止めされると共
に、下端部がスリットにより左右一対のロッド受け部に
分割されるソケットと、下端部にエレベータかごの上部
が支持されると共に、頭部が平板状に潰し加工されかつ
当該平板状部がソケットの一対のロッド受け部間に挿入
されるロッドと、当該ロッドとソケットとをロッド挿入
方向と交差する方向で連結する連結部材とから構成され
るエレベータ用連結形シャックルロッドにおいて、ロッ
ドの頭部の両側に、一側を平面とすると共に他側をソケ
ットの内面に係合する弧面とした一対の間隔部材を配設
するようにしている。
用連結形シャックルロッドにおいては、ロッドのソケッ
ト内に入り込むロッド頭部が、少なくともソケットのロ
ッド側端部より下方にわたって平板状に潰し加工されて
いることにより、過負荷が作用して、ソケットのロッド
受け部分が内側に塑性変形をきたした場合でも、ソケッ
トのロッド受け部分はロッド頭部の側面に当たるため、
ロッドの下側に食い込むことなく、ワイヤロープの交換
に際して、ソケットとロッドとの分離を容易に行なうこ
とができる。
タ用連結形シャックルロッドにおいては、連結部材の外
側に、ロッドの頭部を貫通してソケットと内接するよう
にブッシュを配設することにより、過負荷が作用した場
合でも、ブッシュでほとんど吸収されるため、ソケット
のロッド受け部分が塑性変形をきたしてロッドの下側に
食い込むことなく、ワイヤロープの交換に際して、ソケ
ットとロッドとの分離を容易に行なうことができる。
ータ用連結形シャックルロッドにおいては、ロッドの頭
部の両側に、一側を平面とすると共に他側をソケットの
内面に係合する弧面とした一対の間隔部材を配設するこ
とにより、過負荷が作用した場合でも、間隔部材でほと
んど吸収されるため、ソケットのロッド受け部分が塑性
変形をきたしてロッドの下側に食い込むことなく、ワイ
ヤロープの交換に際して、ソケットとロッドとの分離を
容易に行なうことができる。
て詳細に説明する。図1は、請求項1に対応する発明に
よるエレベータ用連結形シャックルロッドの概略構成例
を示す概要図であり、図7と同一要素には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
シャックルロッドは、図1に示すように、前記ロッド3
のソケット2内に入り込む頭部3aが、少なくともソケ
ット2のロッド3側端部より下方にわたって平板状に潰
し加工されている。
が、ソケット2の耳状部2bの下端部よりも下方に突出
するように構成されている。以上のように構成した本実
施例のエレベータ用連結形シャックルロッドにおいて
は、ロッド3のソケット2内に入り込む頭部3aが、少
なくともソケット2のロッド3側端部より下方にわたっ
て平板状に潰し加工されていることにより、ワイヤロー
プ1およびシャックルロッドに、何らかの理由で設計値
を超える過負荷が作用して、ソケット2の耳状部2bが
内側に塑性変形をきたした場合でも、ソケット2の耳状
部2bは頭部2aの側面に当たるため、ロッド3の下側
に食い込むことがない。
ソケット2とロッド3との分離を容易に行なうことがで
きる。上述したように、本実施例では、上部にワイヤロ
ープ1の端部が端止めされると共に、下端部がスリット
により左右一対のロッド受け部である耳状部2bに分割
されるソケット2と、下端部にエレベータかごの上部が
支持されると共に、頭部2aが平板状に潰し加工されか
つこの平板状部がソケット2の一対の耳状部2b間に挿
入されるロッド3と、このロッド3とソケット2とをロ
ッド3挿入方向と交差(直交)する方向で連結する連結
部材であるピン4とから構成されるエレベータ用連結形
シャックルロッドにおいて、ロッド3のソケット2内に
入り込む頭部2aが、少なくともソケット2のロッド3
側端部より下方にわたって平板状に潰し加工するように
したものである。
ロッドに、何らかの理由で設計値を超える過負荷が作用
して、ソケット2の耳状部2bが内側に塑性変形をきた
した場合でも、ソケット2とロッド3とを容易に交換す
ることが可能となり、もって現地におけるワイヤロープ
1の交換作業時間を著しく短縮することができる。
レベータ用連結形シャックルロッドの概略構成例を示す
概要図であり、図1と同一要素には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
シャックルロッドは、図2に示すように、図1における
ロッド3の頭部3aに、ソケット2のロッド3側端部側
から上方側に向かって傾斜する傾斜部3cを設けてい
る。
タ用連結形シャックルロッドにおいては、ロッド3のソ
ケット2内に入り込む頭部3aが、少なくともソケット
2のロッド3側端部より下方にわたって平板状に潰し加
工されていることにより、ワイヤロープ1およびシャッ
クルロッドに、何らかの理由で設計値を超える過負荷が
作用して、ソケット2の耳状部2bが内側に塑性変形を
きたした場合でも、ソケット2の耳状部2bは頭部2a
の側面に当たるため、ロッド3の下側に食い込むことが
ない。
のロッド3側端部側から上方側に向かって傾斜する傾斜
部3cを設けていることにより、前記図1の実施例の場
合に比較して、ロッド3の頭部3aがソケット2からよ
り一層抜き易くなる。
ソケット2とロッド3との分離をより一層容易に行なう
ことができる。上述したように、本実施例では、上部に
ワイヤロープ1の端部が端止めされると共に、下端部が
スリットにより左右一対のロッド受け部である耳状部2
bに分割されるソケット2と、下端部にエレベータかご
の上部が支持されると共に、頭部2aが平板状に潰し加
工されかつこの平板状部がソケット2の一対の耳状部2
b間に挿入されるロッド3と、このロッド3とソケット
2とをロッド3挿入方向と交差(直交)する方向で連結
する連結部材であるピン4とから構成されるエレベータ
用連結形シャックルロッドにおいて、ロッド3のソケッ
ト2内に入り込む頭部2aが、少なくともソケット2の
ロッド3側端部より下方にわたって平板状に潰し加工
し、さらにロッド3の頭部3aに、ソケット2のロッド
3側端部側から上方側に向かって傾斜する傾斜部3cを
設けるようにしたものである。
ロッドに、何らかの理由で設計値を超える過負荷が作用
して、ソケット2の耳状部2bが内側に塑性変形をきた
した場合でも、ソケット2とロッド3とを容易に交換す
ることが可能となり、もって現地におけるワイヤロープ
1の交換作業時間を著しく短縮することができる。
のロッド3側端部側から上方側に向かって傾斜する傾斜
部3cを設けているので、ロッド3の頭部3aがソケッ
ト2からより一層抜き易くなり、ソケット2とロッド3
とをより一層容易に交換すること可能となり、もって現
地におけるワイヤロープ1の交換作業時間をより一層短
縮することができる。
レベータ用連結形シャックルロッドの概略構成例を示す
概要図であり、図1と同一要素には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
シャックルロッドは、図3に示すように、図1における
ソケット2の一対の耳状部2bとロッド3の頭部3aと
の間に、炭素鋼製の傾斜受け座5を設けている。
タ用連結形シャックルロッドにおいては、ロッド3のソ
ケット2内に入り込む頭部3aが、少なくともソケット
2のロッド3側端部より下方にわたって平板状に潰し加
工されていることにより、ワイヤロープ1およびシャッ
クルロッドに、何らかの理由で設計値を超える過負荷が
作用して、ソケット2の耳状部2bが内側に塑性変形を
きたした場合でも、ソケット2の耳状部2bは、傾斜受
け座5を介して頭部2aの側面に当たるため、ロッド3
の下側に食い込むことがない。
ッド3の頭部3aとの間に、傾斜受け座5を設けている
ことにより、前記図1の実施例の場合に比較して、ロッ
ド3の頭部3aがソケット2からより一層抜き易くな
る。
塑性変形をきたした場合でも、ソケット2の耳状部2b
は、傾斜受け座5を介して頭部2aの側面に当たるた
め、ロッド3へ損傷を与えることがない。
ソケット2とロッド3との分離をより一層容易に行なう
ことができる。上述したように、本実施例では、上部に
ワイヤロープ1の端部が端止めされると共に、下端部が
スリットにより左右一対のロッド受け部である耳状部2
bに分割されるソケット2と、下端部にエレベータかご
の上部が支持されると共に、頭部2aが平板状に潰し加
工されかつこの平板状部がソケット2の一対の耳状部2
b間に挿入されるロッド3と、このロッド3とソケット
2とをロッド3挿入方向と交差(直交)する方向で連結
する連結部材であるピン4とから構成されるエレベータ
用連結形シャックルロッドにおいて、ロッド3のソケッ
ト2内に入り込む頭部2aが、少なくともソケット2の
ロッド3側端部より下方にわたって平板状に潰し加工
し、さらにソケット2の一対の耳状部2bとロッド3の
頭部3aとの間に、傾斜受け座5を設けるようにしたも
のである。
ロッドに、何らかの理由で設計値を超える過負荷が作用
して、ソケット2の耳状部2bが内側に塑性変形をきた
した場合でも、ソケット2とロッド3とを容易に交換す
ることが可能となり、もって現地におけるワイヤロープ
1の交換作業時間を著しく短縮することができる。
ッド3の頭部3aとの間に、傾斜受け座5を設けている
ので、ロッド3の頭部3aがソケット2からより一層抜
き易くなり、ソケット2とロッド3とをより一層容易に
交換すること可能となり、もって現地におけるワイヤロ
ープ1の交換作業時間をより一層短縮することができ
る。
ロッド3の頭部3aとの間に、傾斜受け座5を設けてい
るので、何らかの理由で設計値を超える過負荷が作用し
て、ソケット2の耳状部2bが内側に塑性変形をきたし
た場合でも、ソケット2の耳状部2bは、傾斜受け座5
を介して頭部2aの側面に当たるため、ロッド3へ損傷
を与えるのを防止することが可能となる。
レベータ用連結形シャックルロッドの概略構成例を示す
概要図であり、図7と同一要素には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
シャックルロッドは、図4に示すように、前記ピン4の
外側に、ロッド3の頭部3aを貫通してソケット2と内
接するように、機械構造用炭素鋼製のブッシュ6を設け
ている。
タ用連結形シャックルロッドにおいては、ピン4の外側
に、ロッド3の頭部3aを貫通してソケット2と内接す
るようにブッシュ6を設けていることにより、ワイヤロ
ープ1およびシャックルロッドに、何らかの理由で設計
値を超える過負荷が作用した場合でも、ブッシュ6でほ
とんど吸収されるため、ソケット2の耳状部2bが塑性
変形をきたしてロッド3の下側に食い込むことがない。
形を防止して、ワイヤロープ1の交換に際して、ソケッ
ト2とロッド3との分離を容易に行なうことができる。
上述したように、本実施例では、上部にワイヤロープ1
の端部が端止めされると共に、下端部がスリットにより
左右一対のロッド受け部である耳状部2bに分割される
ソケット2と、下端部にエレベータかごの上部が支持さ
れると共に、頭部2aが平板状に潰し加工されかつこの
平板状部がソケット2の一対の耳状部2b間に挿入され
るロッド3と、このロッド3とソケット2とをロッド3
挿入方向と交差(直交)する方向で連結する連結部材で
あるピン4とから構成されるエレベータ用連結形シャッ
クルロッドにおいて、ピン4の外側に、ロッド3の頭部
3aを貫通してソケット2と内接するようにブッシュ6
を設けるようにしたものである。
ロッドに、何らかの理由で設計値を超える過負荷が作用
した場合でも、ブッシュ6でほとんど吸収されるため、
ソケット2の耳状部2bの塑性変形を防止して、ソケッ
ト2とロッド3とを容易に交換することが可能となり、
もって現地におけるワイヤロープ1の交換作業時間を著
しく短縮することができる。
明によるエレベータ用連結形シャックルロッドの概略構
成例を示す概要図および分解斜視図であり、図7と同一
要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。
シャックルロッドは、図5および図6に示すように、前
記ロッド3の頭部3aの両側に、一側を平面とすると共
に他側をソケット2の内面に係合する円弧面とした一対
の炭素鋼製の間隔部材7を設けている。
タ用連結形シャックルロッドにおいては、ロッド3の頭
部3aの両側に、一側を平面とすると共に他側をソケッ
ト2の内面に係合する円弧面とした一対の間隔部材7を
設けているワイヤロープ1およびシャックルロッドに、
何らかの理由で設計値を超える過負荷が作用した場合で
も、間隔部材7でほとんど吸収されるため、ソケット2
の耳状部2bが塑性変形をきたしてロッド3の下側に食
い込むことがない。
を平面とすると共に他側をソケット2の内面に係合する
円弧面とした一対の間隔部材7を設けていることによ
り、ソケット2内面との接触面積が大きいため、前記図
4の実施例の場合に比較して、ソケット2の耳状部2b
がより一層塑性変形し難くなる。
形を防止して、ワイヤロープ1の交換に際して、ソケッ
ト2とロッド3との分離を容易に行なうことができる。
さらに、ロッド3と間隔部材7とを一体化することによ
り、ピン4の曲げモーメントが小さくなる。
により、決められた外形寸法の下でロッド3の面圧強度
の点でも優れている。上述したように、本実施例では、
上部にワイヤロープ1の端部が端止めされると共に、下
端部がスリットにより左右一対のロッド受け部である耳
状部2bに分割されるソケット2と、下端部にエレベー
タかごの上部が支持されると共に、頭部2aが平板状に
潰し加工されかつこの平板状部がソケット2の一対の耳
状部2b間に挿入されるロッド3と、このロッド3とソ
ケット2とをロッド3挿入方向と交差(直交)する方向
で連結する連結部材であるピン4とから構成されるエレ
ベータ用連結形シャックルロッドにおいて、ロッド3の
頭部3aの両側に、一側を平面とすると共に他側をソケ
ット2の内面に係合する円弧面とした一対の間隔部材7
を設けるようにしたものである。
ロッドに、何らかの理由で設計値を超える過負荷が作用
した場合でも、間隔部材7でほとんど吸収されるため、
ソケット2の耳状部2bの塑性変形をより一層効果的に
防止して、ソケット2とロッド3とをより一層容易に交
換することが可能となり、もって現地におけるワイヤロ
ープ1の交換作業時間をより一層著しく短縮することが
できる。
項3に対応する発明によれば、上部にエレベータ用ワイ
ヤロープの端部が端止めされると共に、下端部がスリッ
トにより左右一対のロッド受け部に分割されるソケット
と、下端部にエレベータかごの上部が支持されると共
に、頭部が平板状に潰し加工されかつ当該平板状部がソ
ケットの一対のロッド受け部間に挿入されるロッドと、
当該ロッドとソケットとをロッド挿入方向と交差する方
向で連結する連結部材とから構成されるエレベータ用連
結形シャックルロッドにおいて、ロッドのソケット内に
入り込むロッド頭部が、少なくともソケットのロッド側
端部より下方にわたって平板状に潰し加工されるように
し、さらに必要に応じて、ロッドの頭部に、ソケットの
ロッド側端部側から上方側に向かって傾斜する傾斜部を
設けるか、あるいはソケットの一対のロッド受け部とロ
ッドの頭部との間に、傾斜受け部材を配設するようにし
たので、過負荷が作用してソケットのロッド受け部であ
る耳状部が内側に塑性変形をきたした場合でも、ソケッ
トとロッドとを容易に交換すること可能なエレベータ用
連結形シャックルロッドが提供できる。
上部にエレベータ用ワイヤロープの端部が端止めされる
と共に、下端部がスリットにより左右一対のロッド受け
部に分割されるソケットと、下端部にエレベータかごの
上部が支持されると共に、頭部が平板状に潰し加工され
かつ当該平板状部がソケットの一対のロッド受け部間に
挿入されるロッドと、当該ロッドとソケットとをロッド
挿入方向と交差する方向で連結する連結部材とから構成
されるエレベータ用連結形シャックルロッドにおいて、
連結部材の外側に、ロッドの頭部を貫通してソケットと
内接するようにブッシュを配設するようにしたので、過
負荷が作用した場合でも、ソケットのロッド受け部であ
る耳状部の塑性変形を防止して、ソケットとロッドとを
容易に交換すること可能なエレベータ用連結形シャック
ルロッドが提供できる。
ば、上部にエレベータ用ワイヤロープの端部が端止めさ
れると共に、下端部がスリットにより左右一対のロッド
受け部に分割されるソケットと、下端部にエレベータか
ごの上部が支持されると共に、頭部が平板状に潰し加工
されかつ当該平板状部がソケットの一対のロッド受け部
間に挿入されるロッドと、当該ロッドとソケットとをロ
ッド挿入方向と交差する方向で連結する連結部材とから
構成されるエレベータ用連結形シャックルロッドにおい
て、ロッドの頭部の両側に、一側を平面とすると共に他
側をソケットの内面に係合する弧面とした一対の間隔部
材を配設するようにしたので、過負荷が作用した場合で
も、ソケットのロッド受け部である耳状部の塑性変形を
防止して、ソケットとロッドとを容易に交換すること可
能なエレベータ用連結形シャックルロッドが提供でき
る。
結形シャックルロッドの実施例を示す概要図。
結形シャックルロッドの実施例を示す概要図。
結形シャックルロッドの実施例を示す概要図。
結形シャックルロッドの実施例を示す概要図。
結形シャックルロッドの実施例を示す概要図。
結形シャックルロッドの実施例を示す分解斜視図。
概略構成例を示す概要図。
Claims (5)
- 【請求項1】 上部にエレベータ用ワイヤロープの端部
が端止めされると共に、下端部がスリットにより左右一
対のロッド受け部に分割されるソケットと、下端部にエ
レベータかごの上部が支持されると共に、頭部が平板状
に潰し加工されかつ当該平板状部が前記ソケットの一対
のロッド受け部間に挿入されるロッドと、当該ロッドと
前記ソケットとをロッド挿入方向と交差する方向で連結
する連結部材とから構成されるエレベータ用連結形シャ
ックルロッドにおいて、 前記ロッドのソケット内に入り込むロッド頭部が、少な
くとも前記ソケットのロッド側端部より下方にわたって
平板状に潰し加工されていることを特徴とするエレベー
タ用連結形シャックルロッド。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載のエレベータ用連結
形シャックルロッドにおいて、 前記ロッドの頭部に、前記ソケットのロッド側端部側か
ら上方側に向かって傾斜する傾斜部を設けるようにした
ことを特徴とするエレベータ用連結形シャックルロッ
ド。 - 【請求項3】 前記請求項1に記載のエレベータ用連結
形シャックルロッドにおいて、 前記ソケットの一対のロッド受け部と前記ロッドの頭部
との間に、傾斜受け部材を配設するようにしたことを特
徴とするエレベータ用連結形シャックルロッド。 - 【請求項4】 上部にエレベータ用ワイヤロープの端部
が端止めされると共に、下端部がスリットにより左右一
対のロッド受け部に分割されるソケットと、下端部にエ
レベータかごの上部が支持されると共に、頭部が平板状
に潰し加工されかつ当該平板状部が前記ソケットの一対
のロッド受け部間に挿入されるロッドと、当該ロッドと
前記ソケットとをロッド挿入方向と交差する方向で連結
する連結部材とから構成されるエレベータ用連結形シャ
ックルロッドにおいて、 前記連結部材の外側に、前記ロッドの頭部を貫通してソ
ケットと内接するようにブッシュを配設するようにした
ことを特徴とするエレベータ用連結形シャックルロッ
ド。 - 【請求項5】 上部にエレベータ用ワイヤロープの端部
が端止めされると共に、下端部がスリットにより左右一
対のロッド受け部に分割されるソケットと、下端部にエ
レベータかごの上部が支持されると共に、頭部が平板状
に潰し加工されかつ当該平板状部が前記ソケットの一対
のロッド受け部間に挿入されるロッドと、当該ロッドと
前記ソケットとをロッド挿入方向と交差する方向で連結
する連結部材とから構成されるエレベータ用連結形シャ
ックルロッドにおいて、 前記ロッドの頭部の両側に、一側を平面とすると共に他
側を前記ソケットの内面に係合する弧面とした一対の間
隔部材を配設するようにしたことを特徴とするエレベー
タ用連結形シャックルロッド。
Priority Applications (1)
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