JPH08217222A - 搬送装置の異常検出方法及び装置 - Google Patents

搬送装置の異常検出方法及び装置

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JPH08217222A
JPH08217222A JP2363595A JP2363595A JPH08217222A JP H08217222 A JPH08217222 A JP H08217222A JP 2363595 A JP2363595 A JP 2363595A JP 2363595 A JP2363595 A JP 2363595A JP H08217222 A JPH08217222 A JP H08217222A
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JP
Japan
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shaft
measuring means
difference
abnormality
alarm
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Withdrawn
Application number
JP2363595A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Shimohara
俊明 下原
Tetsuo Ochi
徹雄 越智
Naoki Kawabe
直樹 河部
Tomikichi Ono
富吉 斧
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 ベルトやチェーンの破断、異物の混入によ
る軸受部の不良、ベルトの損耗によるスリップなどによ
り従動軸が停止したとき、或いは従動軸と主動軸の回転
数に差を生じるようになったとき等の搬送装置の異常を
検出する。 【構 成】 主動軸2及び従動軸3の軸端に固着した歯
車に対峙する近接スイッチ11をそれぞれ設け、各スイ
ッチが歯車を検出する都度、検出信号を制御装置12に
出力する。制御装置12は検出信号から従動軸3と主動
軸2の回転数を読み取り、その差が設定値を越えて一定
時間継続すると、警報機13に警報出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトコンベア、バケ
ットコンベア、チェーンコンベア等の搬送装置の異常を
検出する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】上述する搬送装置の異常として、例えばチ
ェーンコンベアを例にとっていえば、接続ピンの折損等
によりチェーンが外れるようなトラブルが発生すること
がある。こうした搬送装置の異常を検出する装置として
は従来、モータより減速機を介して回転駆動される主動
軸と連動して低速で回転する従動軸に板カムを取付け、
該カムの回転をリミットスイッチで検出するようにした
装置が知られる。この装置では、カムの回転によってO
N−OFFを繰り返すリミットスイッチが一定時間以
上、ON或いはOFF状態にあるとき、制御装置が異常
と判定し、異常警報を発するようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述するような装置で
は、例えば従動軸がベルトとスリップしたり、或いは軸
受部に異物が噛み込んだり、ペアリングに異常を来して
主動軸との間に回転数の差を生じるようになったときの
異常を検出することができない。本発明は、上述するよ
うな場合を含む搬送装置の異常を検出する方法及び装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題の解決手段】上記の目的を達成するための異常検
出方法は、計測手段により主動軸と従動軸の回転数をそ
れぞれ検出し、回転数の差或いは回転数の差と回転数の
比が一定以上になったとき、制御装置が異常と判定し、
警報出力するようにしたことを特徴とし、上記の目的を
達成する装置は、主動軸の回転数を計測する第1の計測
手段と、従動軸の回転数を計測する第2の計測手段と、
第1及び第2の計測手段により計測された回転数を比較
し、その差が設定値を越えたとき、或いは回転数の差と
回転数の比を算出し、その算出値が設定値を越えたとき
異常と判定し、警報出力する制御装置とよりなることを
特徴とする。
【0005】本方法及び装置で用いられる計測手段とし
ては、例えばリミットスイッチ、近接スイッチ、ロータ
リーエンコーダ等が挙げられ、このなかでは、好ましく
は近接スイッチのような非接触型の計測手段が用いら
れ、なかでもロータリーエンコーダが用いられる。リミ
ットスイッチの場合、カムの回転によってON−OFF
を繰り返すが、接触型であるため損耗し易い。これに対
し、近接スイッチのように非接触型のものでは損耗を生
じない利点がある。いづれの場合でも軸にカムなどの被
検出体を取り付ける必要があり、とくに回転数を精度よ
く検出しようとすれば、軸に歯車状の被検出体を取付け
る必要があるが、被検出体は軸への固定が弛むと、スリ
ップして回転不良を来たし、軸は正常に回転していても
軸の回転を検出できなくなる。これに対し、ロータリー
エンコーダのように軸の回転数を直接読み取るようにす
れば、こうした問題は生じない。
【0006】なお、主動軸の計測手段と従動軸の計測手
段は同じであっても異なっていてもよいが、好ましくは
同じ計測手段が用いられる。
【0007】
【作 用】ベルトが切れ、或いはチェーンが外れるなど
のトラブルが発生して従動軸の回転が停止すると、検出
された従動軸の回転数が主動軸の回転数より低下し、そ
れが設定値に達すると、異常警報が出力される。べルト
と従動軸とのスリップにより、或いは軸受部への異物の
噛み込みやベアリングの異常により検出された回転数に
差を生じ、その差が設定値に達したときも同様、異常警
報が出力される。
【0008】
【実施例】図1は、高炉用コークスの給炭装置1につい
て示すもので、図示省略したモータより減速機を介して
回転駆動される主動軸2と、従動軸3と、両軸2及び3
の歯車間に掛け渡される無端チェーン4と、チェーン4
の上側部及び下側部に左右位置をずらして設置されるプ
レート5と、チェーン4に一定間隔で取着され、チェー
ン4の循環に伴ってプレート上を移動する掻き取り板6
とよりなり、シュート7より一定量づゝ切り出されたコ
ークス8が上部プレート5上に投下され、掻き取り板6
で押し出されて逐次上部プレート端より下部プレート5
上に落下し、ついで別の掻き取り板6より下部プレート
5上を逐次押し出されて石灰ミル9内に投下されるよう
になっている。
【0009】主動軸2と従動軸3の各歯車には、それぞ
れその近傍に近接スイッチ11が配置され、各近接スイ
ッチ11は歯車の山を検出する都度、検出信号を制御装
置12に出力し、制御装置12は図2に示すように、両
近接スイッチ11で検出された回転数の差が設定値を越
え、かつ越えた時間がタイマー13で設定された時間に
達したとき、警報機14に警報出力するようにしてあ
る。
【0010】図3は、従動軸3より突出する軸15端に
ペアリング16を介して支持されるブラケット17に従
動軸3に固着の歯車18に対峙して上述の近接スイッチ
11を設けたもので、ブラケット17の軸15との連れ
回りを防ぐため、主動軸2及び従動軸3を軸支するフレ
ーム19にブラケット17の回転止めを行うストッパー
21を設けている。
【0011】図4は、主動軸2に固着の歯車22に対峙
する近接スイッチ11をフレーム19に直接取り付けた
例を示すもので、従動軸3についても近接スイッチ11
を直接フレーム19に取付けてもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明の異常検出方法及び装置によれ
ば、主動軸と従動軸の回転数の差を検出することによ
り、ベルトやチェーンの破断、異物の混入による軸受部
の不良、ベルトの損耗によるスリップなど、従動軸が停
止したときはもとよりより、従動軸と主動軸の回転数に
差が生じるようになったときの搬送装置における全ゆる
異常を検出することができる。
【0013】また計測手段として非接触型の近接スイッ
チを用いれば、計測手段の損耗を防ぐことができ、計測
手段としてロータリーエンコーダを用いれば、軸の回転
を直接計測することができ、軸に被検出体を固定した場
合のように、被検出体の固定が弛んで回転不良を来た
し、軸の回転が正確に検出できなくなるような不具合を
生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 給炭装置の模式図。
【図2】 警報出力回路図。
【図3】 近接スイッチを設けた従動軸側の側面図。
【図4】 近接スイッチを設けた主動軸側の側面図。
【符号の説明】
2・・主動軸 3・・従動軸 4・・無端チェーン 5・・プレート 6・・掻き取り板 7・・シュート 9・・石灰ミル 11・・近接スイッチ 12・・制御装置 14・・警報機 18、22・・歯車 19・・フレーム 21・・ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斧 富吉 広島県呉市昭和町11番1号 日新製鋼株式 会社呉製鉄所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測手段により主動軸と従動軸の回転数
    をそれぞれ検出し、回転数の差或いは回転数の差と回転
    数の比が一定以上になったとき、制御装置が異常と判定
    し、警報出力するようにしたことを特徴とする搬送装置
    の異常検出方法。
  2. 【請求項2】 主動軸の回転数を計測する第1の計測手
    段と、従動軸の回転数を計測する第2の計測手段と、第
    1及び第2の計測手段により計測された回転数を比較
    し、その差が設定値を越えたとき、或いは回転数の差と
    回転数の比を算出し、その算出値が設定値を越えたとき
    異常と判定し、警報出力する制御装置とよりなることを
    特徴とする搬送装置の異常検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法或いは請求項2記載
    の装置で用いられる計測手段は、近接スイッチである。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法或いは請求項2記載
    の装置で用いられる計測手段は、ロータリーエンコーダ
    である。
JP2363595A 1995-02-13 1995-02-13 搬送装置の異常検出方法及び装置 Withdrawn JPH08217222A (ja)

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