JPH08216860A - モジュラー車両動特性制御システム - Google Patents

モジュラー車両動特性制御システム

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JPH08216860A
JPH08216860A JP7281597A JP28159795A JPH08216860A JP H08216860 A JPH08216860 A JP H08216860A JP 7281597 A JP7281597 A JP 7281597A JP 28159795 A JP28159795 A JP 28159795A JP H08216860 A JPH08216860 A JP H08216860A
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vehicle
module
control system
representing
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JP7281597A
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Jost Brachert
ヨスト・ブラヒェルト
Elmar Mueller
エルマー・ミューラー
Ralf Hadeler
ラルフ・ハデラー
Frank Leibeling
フランク・レイベリング
Juergen Schuh
ユールゲン・シュー
Michael Schubert
ミヒャエル・シューバート
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/1755Brake regulation specially adapted to control the stability of the vehicle, e.g. taking into account yaw rate or transverse acceleration in a curve
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/176Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS
    • B60T8/1764Regulation during travel on surface with different coefficients of friction, e.g. between left and right sides, mu-split or between front and rear
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2270/00Further aspects of brake control systems not otherwise provided for
    • B60T2270/86Optimizing braking by using ESP vehicle or tire model

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の車輪に対して制動力を加えるために、
車両の運動を表わす運動変数がアクチュエータを動作さ
せることにより制御されるモジュラー車両動特性制御シ
ステムを提供する。 【解決手段】 車輪の回転速度、操向ロック、および少
なくとも車両の横方向運動または片揺れ運動を表わす変
数が検出される。実際のコントローラ手段が2つのモジ
ュールに分割され、第1のモジュール(102)は、ア
クチュエータが第1の変数を制御する作用により動作信
号によって動作されるように構成される。第2のモジュ
ール(101)は、動作信号に影響を及ぼす信号が第2
の制御変数を制御する作用により形成されるように構成
される。第2の制御変数を得るため、操向ロックを表わ
す変数が少なくとも処理される。第2のモジュールによ
り変数の制御がもたらされ、該変数は車両の横方向運動
または片揺れ運動の関数として識別される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の動特性制御
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の動特性を制御するためのシステ
ムは、多くの異なる種類の修正における従来技術から公
知である。かかる修正技術においては、所要の変数は一
般に測定された変数と推定された変数から決定され、ま
た運転特性を安定化することに寄与する車輪のブレーキ
における個々に設定可能な制動トルクを用いるそれらの
調整から決定される。この修正技術においては、一般に
車両の車輪速度、片揺れ(ヨー)速度および操向角度
が、測定変数として用いられる。
【0003】ドイツ国特許出願公開明細書第43 05
155号は、階層的に構成され、従属ブレーキ制御モ
ジュールにより、また更に繊細な方法では後部車軸操向
システムにより車両の動特性コンピュータへ分割される
モジュラー車両動特性制御システムを開示している。車
輪コントローラおよび流体圧作動後車軸操向アクチュエ
ータ・システムが、これらモジュールに従属させられ
る。とりわけ、未熟なドライバは、きわどい運転状況に
おいてこのような車両動特性制御システムによって補佐
される。車両は、極限の状況においても安定化させら
れ、きわどい状況で制動を自動的に、即ち、ドライバが
ブレーキ・ペダルを操作することなく実施することがで
きる。前記ドイツ国特許出願公開第43 05 155
号では、片揺れ即ち車両の垂直軸周囲の車両ほ運動が制
御される。道路の低い摩擦係数が検出されても、片揺れ
速度に対する所定値が簡単に低減される。制御の相違が
大きくても、活発な制動の介入が生じる。
【0004】ドイツ国特許出願公開明細書第42 22
958号の主題においては、車両それ自体が即時に見
出す4つの車両の動的状況、即ちスプリット摩擦係数を
伴う制動、コーナーリング、車線の変更、直進走行が検
知される。下記の4つの測定信号、即ち、前輪操向角
度、車両速度、左側および右側の前輪制動圧力が、これ
ら4つの走行状況の検出に対して存在する。前記の状況
を弁別するための基準点を得る様々な変数が、これらの
4つの測定信号から得られる。検出された走行状況に従
って、異なる独立的な制御方針が種々のコントローラに
よって選択される。
【0005】同様に、ドイツ国特許出願公開明細書第4
2 21 030号は、車両において得られる可能な限
り少数の測定信号を評価することによりその時の走行状
況がオンラインで検出される車両における走行状況を検
出する方法を開示している。これは、ファジー論理を用
いることにより起生する。この場合でも、独立的な制御
方針が、(制動、μスプリットをコーナーリングで)検
出された状況に応じて種々のコントローラによりその状
況に適用される。
【0006】ドイツ国特許出願公開明細書第41 21
954号は、片揺れ速度および(または)横方向速度
を取得する方法を開示している。
【0007】この目的のため、車両の操向角度および横
方向加速度が測定される。
【0008】車両の動特性制御システム内部の外滑り
(skidding)の検出方法は、例えば、ドイツ国
特許出願公開明細書第38 27 883号およびドイ
ツ国特許出願公開明細書第42 19 750号から公
知である。
【0009】乗用車あるいは実用車に対する従来のアン
チ・ロック制動システムは、例えば、」自動車ハンドブ
ック(Kraftfahrtechnisches T
aschenbuch)」の1991年第21版、61
0乃至619ページおよび639乃至643ページ、お
よび「自動車ハンドブック」の1993年第3版、61
0乃至619および639乃至643ページから公知で
ある。自動車の駆動系統の制御および調整のための異な
るシステムもまた、かかる従来技術(536乃至559
ページ)から公知である。これらは、例えば、公知の牽
引制御システムおよびギア・ボックス制御システムを含
んでいる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、車両
の各種走行条件に柔軟な方法で適応し得る車両動特性制
御システムの提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の運動を
表わす運動変数が制御される車両動特性制御システムに
基くものである。これは、制動力を車両の車輪に加える
ためにアクチュエータを動作させることにより起生す
る。車輪の回転運動、操向ロックおよび少なくとも車両
の横方向運動または片揺れ運動を表わす変数を検出する
ための対応する検出手段が存在する。車両の縦方向速度
は、車輪の回転運動から識別することができる。本発明
の特徴は、実際のコントローラ手段を2つのモジュール
に分割することにある。
【0012】第1のコントローラ手段(第1のモジュー
ル)は、アクチュエータが第1の変数を制御する作用で
動作信号によって動作させられるように構成される。こ
の第1の制御変数は、少なくとも検出された車輪の回転
運動の関数として識別され、例えば車輪の滑りおよび
(または)車輪の減速度であり得る。
【0013】第2のコントローラ手段(第2のモジュー
ル)は、第2の制御変数を制御する作用で動作信号に影
響を及ぼす信号が形成されるように、本発明により構成
される。この第2の制御変数を得るため、操向ロックを
表わす変数が少なくとも処理される。車両の横方向運動
または片揺れ運動の関数として少なくとも識別される変
数は、第2のコントローラ手段によって制御される。従
って、この第2の制御変数は、車両の横方向運動または
片揺れ運動と少なくとも間接的に関連付けることができ
ることが望ましい。
【0014】明瞭に構成された構造とモジュラー設計に
よりもたらされる柔軟性が、本発明によるモジュラー設
計の車両動特性制御システムの実質的な利点である。こ
の一例は、本発明によるシステムが多大な経費なしに非
常に広範囲な車両に対して適応できることである。この
ため、例えば、第1のモジュールとして構成される第1
のコントローラ手段は、車輪ブレーキを動作させる動作
信号が、第2の制御変数への調整を生じる作用により、
第2のモジュールとして構成された第2の制御手段によ
って修正される従来のアンチ・ロック・ブレーキ・シス
テムでよい。本発明によるこのシステムによって、コン
トローラを不必要に複雑にすることなく、各車両におけ
る第2の制御変数に関する非常に広範囲の要求に迅速か
つ柔軟に対応することが可能である。
【0015】種々の有利な実施例において、特に第2の
コントローラ手段内部でモジュラー設計を継続させる発
明思想がもたらされる。
【0016】このように、本発明の一実施例において
は、第2のコントローラ手段即ち第2のモジュールが少
なくとも2つのサブモジュールを持つようにする。この
場合、基準変数は、第2の制御変数を制御するための第
1のサブモジュールによって識別される。これは、少な
くとも車両の縦方向速度および操向ロックを表わす変数
の関数として起生する。第2のサブモジュールにおいて
は、第2の制御変数が形成されて、アクチュエータの動
作信号に影響を及ぼす信号を形成するため、第1のサブ
モジュールで識別された基準変数と比較される。
【0017】更に、第3のサブモジュールが提供され、
これにより車両のその時の走行状況または車両がその時
受ける環境的条件を表わす変数が得られる。特に、これ
においては、検出された車輪の回転運動または検出され
た車両の横方向運動または片揺れ運動に基いて得られる
その時の走行状況を表わす変数が提供される。その時の
走行状況または環境的条件を表わす変数は、既に述べた
サブモジュールへ送られる。
【0018】コントローラの更に大きな柔軟性は、第2
のコントローラ手段の本発明による更に他のモジュラー
構成によって達成される。従って、車両に依存して、種
々のサブモジュールが車両の各条件に対して相互に独立
的に適応させることができる。車両の構成に従って、車
両の挙動を決定する基準変数を適当に修正することがで
き(第1のサブモジュール)、あるいは非常に広範囲の
走行状況を第3のサブモジュールにより許容することが
できる。
【0019】第3のサブモジュールは、例えば外滑り
(スキッド)検出装置として構成することができ、これ
により走行安定性を表わす変数が、検出された車両の操
向ロック、および検出された横方向運動または検出され
た片揺れ運動の関数として車両モデルにより少なくとも
形成される。更に、この第3のサブモジュールは、μス
プリット、即ち車両の右側と左側における道路の摩擦係
数が、検出された車両の操向ロック、および検出された
横方向運動または検出された片揺れ運動の関数、また更
にアクチュエータの検出される動作信号または制動圧力
として形成される特定の程度だけ異なるかどうかを表わ
す変数、を検出するμスプリット検出装置を含み得る。
最後に、第3のサブモジュール内部の摩擦係数を検出す
る装置において、道路の摩擦係数を表わす変数を、検出
された操向ロックの関数として、かつ車両の検出された
横方向運動または検出された片揺れ運動の関数として、
車両モデルにより形成することができる。
【0020】基準変数に対する単一の値を識別する代わ
りに、2つの限度値が第1のサブモジュールにより所要
の基準変数範囲に対して形成されるならば、特に有利で
ある。これら2つの限度値は、識別された基準変数に依
存するのみならず、その時の走行状況あるいは環境的影
響を表わす変数にも依存する。本発明のこの実施例の特
徴は、第2の制御変数が限度値により予め規定される所
要の範囲外にあるならばアクチュエータの動作信号が影
響を受けるに過ぎないということにある。本発明の当該
実施例においては、制御変数が所要の範囲外にある時に
のみ動作が生じることがない。正しく調時された介入を
保証するため、制御変数が所要の範囲から外れつつある
かあるいは将来外れることが明瞭である時に動作が起生
する。
【0021】本発明の当該実施例は、第1のコントロー
ラ手段により行われる制御において、第2のコントロー
ラ手段により制御されるべき第2の制御変数が車両に依
存しかつ環境的影響に依存するある限度値から外れるな
らば、介入が第1の制御変数(例えば、従来のアンチ・
ロック・ブレーキ・コントローラ)においてのみ実施さ
れるという利点を有する。このように、従来のアンチ・
ロック・ブレーキ・システムに介挿される上位の車両動
特性コントローラの構造が得られる。一般に、車両の横
方向加速度および(または)車両の片揺れ速度の制御を
行う車両動特性コントローラは、車両の瞬時に存在する
横方向加速度および(または)片揺れ速度が受入れ得る
限度値外に存在するならば、従属するアンチ・ロック・
ブレーキ・システムの制御(車輪の滑りまたは車輪の減
速度の制御)にのみ介入する。この限度値は更に、車両
に依存し、かつ優勢な各環境的条件に依存する。
【0022】本発明の更に他の有利な実施例において
は、アンチ・ロック・ブレーキ・システムの調整信号即
ち制御信号が上位の車両動特性コントローラ(第2のコ
ントローラ手段)によって介入されるのみでなく、例え
ば、牽引制御システムおよび(または)ギア・ボックス
制御システムもまた他のモジュールとして提供される。
牽引制御システムは、車輪駆動トルクを低減するための
アクチュエータを動作させる動作信号を形成することに
より車輪の滑りを調整しあるいは制御することは公知で
ある。ギア・ボックス制御システムは、車両の機関と車
輪との間の伝達比を制御しあるいは調整する。
【0023】このように、現存する標準的なコントロー
ラと「上位互換性のある」モジュラー車両動特性制御シ
ステムが得られる。階層的に構成されるモジュラー車両
動特性制御システムは、車両の運動に対する上位のコン
トローラ、および車両ブレーキ(アンチ・ロック・ブレ
ーキ・システム)または駆動系統(牽引制御システム、
ギア・ボックス制御システム)に対する従属コントロー
ラを有する。この場合、従属コントローラ(特に、アン
チ・ロック・ブレーキ・システム)は、上位の車両動特
性コントローラに対する1つのインターフェースが付加
的に設けられたに過ぎないいわゆる「独立型の」標準的
コントローラでよい。これは、従属コントローラが特別
に開発され適用されることを必要としないという利点を
有する。特に、先に述べたように、基準変数が所要の範
囲として構成されるならば、従属コントローラは広い動
作レンジで独立的に、即ち、上位の車両動特性コントロ
ーラがこれらの制御に介入することなく動作する。個々
の車輪は単に過剰制動あるいは過小制動され、および
(または)車輪駆動トルクは厳しい走行状況において排
除されるに過ぎない。
【0024】更に他の有利な実施例においては、第2の
モジュールの正しい機能を監視する監視手段、および
(または)車両の操向ロックおよび(または)横方向運
動および(または)片揺れ運動を検出する手段が提供さ
れる。監視される要素の1つの不正な機能がこれらの監
視手段によって識別されるならば、第2のコントローラ
手段、即ち上位の車両動特性コントローラを遮断するこ
とができる。これは、例えば第2のコントローラ手段か
ら生じて且つ動作信号に影響を及ぼす目的を有する信号
の形成を抑制することによって達成することができる。
【0025】上位の車両動特性コントローラおよび従属
する直列のコントローラを備えるモジュラー構造は、監
視手段により、上位のコントローラが故障するか、ある
いは上位のコントローラの機能に必要なセンサが故障す
る時に、従属する標準的コントローラがそれぞれ独立的
に動作し続けることができるという更なる利点を有す
る。このため、従属コントローラを省くことなく緊急動
作モードに到達する。このことは、センサ・システムの
故障に対して特に妥当し、該システムの信号が従属コン
トローラではなく上位の車両動特性コントローラでのみ
使用される。
【0026】本発明の更に他の実施例は、第2のコント
ローラ手段または第2のモジュールのコントローラ内部
変数を種々の選択可能なセンサ形態のセンサ信号の関数
として検出することができるということに基くものであ
る。この場合、第2のコントローラ手段は、2つの領
域、即ち、それぞれ選択されたセンサ形態に適応される
第1の領域と、センサ形態の選択に依存しない信号のみ
を処理する第2の領域とに分割される。これは更に、最
も広い範囲の車両形式に対する柔軟性および簡単な適合
性を増大する。本発明によるシステムは、第2の領域、
即ち実際の中枢コントローラはセンサ形態とは独立的で
あるが、第1の領域のみを単に各形態に適応させるとい
う点で非常に広範囲のセンサ形態に実際に適応すること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明については、図面を用いて
実施例に関して更に詳細に記述することにする。
【0028】この目的のため、図1は、第1のコントロ
ーラ手段102と第2のコントローラ手段101とを示
している。操向角度センサの信号δvは第2のコントロ
ーラ手段へ送られる。更に、センサ104からの信号
は、第2のコントローラ手段101へ送られる。センサ
104は、横方向加速度センサとして、車両の特定の場
所における車両の横方向加速度ayおよび(または)片
揺れ(ヨー)角速度ω、即ち車両の垂直軸周囲の角速度
を検出することができる。更に、車両の縦方向速度Vx
および信号Tijは、第2のコントローラ手段101へ
送られる。信号Tijは、ここでは後で述べるアクチュ
エータ106ijの動作時間を表わす。指標iは、各変
数、各アクチュエータあるいは各センサが後車軸または
前車軸のどちらに配置されるかを示す。指標jは、車両
の右側または左側に対する割当てを示す。
【0029】本実施例において一般にアンチ・ロック・
ブレーキ・システムとして構成される第1のコントロー
ラ手段102は、車輪速度センサ103ijの信号Ni
jを処理する。車輪の滑りおよび(または)車輪の減速
度を表わす変数は、第1のコントローラ手段102にお
いて車輪速度の関数として形成される。これら変数を調
整即ち制御するためには、車輪ブレーキ106ijは、
動作信号Aijにより操作される。既に述べた信号Ti
jは、個々の車輪ブレーキの動作時間を示す。これらの
動作時間Tijおよび車両の縦方向速度Vxは、第1の
コントローラ手段102において形成され、既に述べた
ように、第2のコントローラ手段101へ送られる。動
作時間信号Tijの代わりに、個々の車輪ブレーキにお
ける制動圧力もまた、測定することができる。しかし、
これは拡張されたセンサ・システムを必要とする。
【0030】更に、図1において、センサ104および
センサ105の入力信号を監視し、適当であれば第2の
コントローラ手段101の出力信号Sijについて動作
し得る監視装置110は、第2のコントローラ手段10
1内部に示される。
【0031】第1のコントローラ手段102、即ち第1
のモジュールの機能については、これが従来技術から充
分に知られるアンチ・ロック・ブレーキ・システムであ
るから、本文ではこれ以上詳細には記述しない。このた
め、例えば記述を進める上で述べられる関連する従来技
術を参照することができる。車両の縦方向速度Vxもま
た、既知の方法で車輪速度Nijから形成される。この
目的のため、例えば、車輪速度Nijを加重法で論理的
に接続することができる。本発明によれば、記述の必要
な全ては、車輪ブレーキ106ijが、車輪の滑りおよ
び(または)車輪の減速度を制御する作用により第1の
コントローラ手段によって車輪速度Nijの関数として
操作されることである。第2のコントローラ手段101
は、必要な時に出力信号Sijによってこれらの操作に
介入する。更に説明する目的のために、図2へ進むこと
にする。
【0032】図2は、第2のコントローラ手段、即ち第
2のモジュール101を更に詳細に示す。ここで、モジ
ュール101の第1のサブモジュール201、第2のサ
ブモジュール202および第3のサブモジュール203
への分割を知ることができる。車両の縦方向速度Vx
は、センサ105の操向角度δv、およびセンサ104
の車両の横方向加速度ayおよび(または)センサの片
揺れ角速度ωのように、第1のコントローラ手段102
から第1のサブモジュールに対して送られる。更に、後
で述べる第3のサブモジュール203の出力信号fzs
tab、wsplitおよびμが第1のサブモジュール
201へ与えられる。限度値fzminおよびfzma
xにより特徴付けられる基準変数または制御変数に対す
る所要の範囲が、入力信号の関数として第1のサブモジ
ュール201において形成される。第1のサブモジュー
ル201の更に正確な機能については、図5および図6
を参照しなければならない。要約すれば、この時点で基
準変数または制御変数の所要の範囲が本発明による制御
の目的のために第1のサブモジュール201によって形
成されると言うことができる。
【0033】車両の縦方向速度(第1のコントローラ手
段102の出力信号)と、車両の横方向加速度ayおよ
び(または)片揺れ角速度ω(センサ104の出力信
号)が、第2のサブモジュール202へ与えられる。更
にまた、更に述べる第3のサブモジュール203の既に
述べた出力信号は、第2のサブモジュール202に存在
する。この第2のサブモジュールについては、図3に関
して更に正確に述べるが、この時点で、制御変数fza
ctがここでは車両の検出される動特性の関数として形
成されると要約して言うことができる。この制御変数
は、第1のサブモジュール201で形成される基準変
数、あるいは制御変数の所要の範囲(fzmin,fz
max)と比較され、信号Sijは、制御変数を対応す
る基準変数に近似化する作用、あるいは制御変数が基準
変数または制御変数の所要の範囲内に止まる作用によ
り、車輪ブレーキ106ijに影響を及ぼすために形成
される。従って、第2のサブモジュール202は、コン
トローラの実際の中枢部を構成する。更に正確な機能
は、図3に関して記述する。
【0034】既に述べたブレーキ動作時間Tijは、車
両の縦方向速度Vx、操向角度δv、および車両の横方
向加速度ayまたは片揺れ角速度ωのように、第1のコ
ントローラ手段102から第3のサブモジュール203
へ送られる。第3のサブモジュール203により、車両
が受けるその時の走行状況即ち環境の影響を記述する出
力変数fzstab、wsplitおよびμが形成され
る。第3のサブモジュール203の更に正確な機能につ
いては、図4が参照される。
【0035】要約すれば、図2は第2のコントローラ手
段101のモジュラー設計を示す。
【0036】図3は、第2のサブモジュール202の更
に正確な機能を示す。装置302においては、制御変数
fzactがここでは車両の縦方向速度Vxの関数とし
て、車両の横方向加速度ayの関数として、および(ま
たは)片揺れ角速度ωの関数として形成される。車両モ
デル(即ち、車両の形状に基く簡単な計算ルール)が装
置302に記憶されるこの状態が起生する。制御変数の
瞬時値fzactは、車両の検出された縦方向速度、車
両の横方向速度および車両の瞬時動特性を表わす片揺れ
速度変数の関数として既知の方法で車両モデルによって
識別することができる。この制御変数は、制御エラーを
識別するために装置301へ送られる。更に、所要の制
御変数範囲の限度fzminおよびfzmaxは、装置
301に存在する。更に、変数wsplit(第3のサ
ブモジュール203の出力変数)もまた、装置301へ
送られる。装置301においては、制御変数fzact
が限度fzminおよびfzmaxにより決定される所
要の制御変数範囲と比較される。制御変数fzactが
所要の制御変数範囲内になければ、対応する制御エラー
信号efzが装置301の出力側に存在する。第3のサ
ブモジュール203の信号wsplitは、制御エラー
信号efzの形成中に更に用いることができる。図4に
関して更に述べるように、この信号は、車両がいわゆる
μスプリット状態にあるかどうか、即ち車両の右側と左
側において道路の摩擦係数がある程度異なるかどうかを
示す。制御エラー信号efzは、一方では後車軸303
のコントローラと前車軸304のコントローラへ送られ
る。ここで、後車軸または前車軸の車輪ブレーキを動作
させる信号が、識別された摩擦係数μを勘定に入れて制
御エラーefzから形成される。車両が過剰操向される
か過小操向されるかに従って、個々の車輪が過剰制動あ
るいは過小制動される。このように、制御変数fzac
tは制御変数の所要の範囲へ戻される。車輪ブレーキに
対する動作信号は、別のコントローラ310により修正
することができる。この別のコントローラ310による
このような修正は、特に既に述べたμスプリット条件が
第3のサブモジュール203により検出されるならば、
即ち、車両の右側と左側の道路の摩擦係数が非常に異な
るかどうかが検出されるならば、用いられる。この目的
のため、第3のサブモジュール203の対応する信号w
splitが別のコントローラ310において送られ
る。横方向加速度ayおよび(または)片揺れ角速度ω
を表わす信号は、この別のコントローラ310へ任意に
送ることができる。より高い摩擦係数を持つ道路上で走
行する後車輪は、この別のコントローラ310によって
選択的に過小制動される。適当ならば、破線で示される
ように、前車軸制動の更なる介入が行われる。
【0037】車両の運転者がブレーキ・ペダルを操作し
なくとも、別の実制動コントローラ311によっても制
動の介入が実行できる。別の実制動コントローラ311
がなくとも、車輪ブレーキに対する第1のコントローラ
手段102から生じる動作信号のみが、第2のサブモジ
ュール202あるいは第2のコントローラ手段101の
出力信号Sijによって修正される。これは、第1のコ
ントローラ手段102により加えられる制動圧力が出力
信号Sijによって車輪において増加されるか減少され
る状態で起生する。車両の運転者が制動処理を実施する
ことを欲しない(ブレーキ・ペダルの操作がない)場合
でも、一般にアンチ・ロック・ブレーキ・システム10
2によって制動圧力は形成されない。第2のコントロー
ラ手段101によるか、あるいは第2のサブモジュール
202における先に述べたコントローラのエラーによっ
て車輪の過剰制動あるいは過小制動が操作安定性を維持
するために要求されるならば、この場合、これはアンチ
・ロック・ブレーキ・システム102の動作信号Aij
を修正することによって起生し得ない。信号S1によ
り、アンチ・ロック・ブレーキ・システム102は、別
のコントローラ311に対して運転者が制動の要求を行
わないことを通知し、これにより対応する圧力は形成さ
れない。別のコントローラ311が信号Sijをタップ
することにより、個々の車輪ブレーキが操作されるべき
であるということが確立されると、別のコントローラ3
11からの信号S2によって、アンチ・ロック・ブレー
キ・システム102に対して対応する制動圧力が得られ
るようになる。例えば、前車輪は、運転者がブレーキ・
ペダルを作動しなくとも、別の実制動コントローラ31
1によって選択的に過剰制動することができる。無論、
他の車輪を必要に応じて付加的に制動することができ
る。
【0038】第3のサブモジュール203の動作モード
については、図4に関して記述する。このサブモジュー
ルは、外滑り(skid)検出装置401、μスプリッ
ト検出装置402および摩擦係数検出装置403を含ん
でいる。
【0039】操向角度信号δv(センサ105)、横方
向加速度ayおよび(または)片揺れ角速度ω(センサ
104)、および車両の縦方向速度Vxは、外滑り検出
装置401へ送られる。測定された車両動特性データ
が、外滑り検出装置401において既知の方法で車両の
基準モデルと比較される。この基準モデルは、どの車両
動特性データで車両がまだ制御できるか、即ちまだ安定
であるかを示す。この比較の関数として、変数fzst
abが外滑り検出装置401の出力変数として形成され
る。この変数は、2つ以上の離散値をとるか、あるいは
車両がどの程度まだ安定であるかを連続的に表示する。
【0040】μスプリット検出装置402では、変数w
splitが、操向角度センサ、車両の横方向加速度セ
ンサおよび(または)片揺れ速度センサの信号、個々の
車輪ブレーキの動作時間Tijおよび車両速度Vxに基
いて獲得される。この変数wsplitは、車両の右側
と左側の道路の摩擦係数が異なるかどうかを表示する。
個々の車輪ブレーキ間の圧力差は、アンチ・ロック・ブ
レーキ・システム102から得ることができる弁動作時
間Tijから計算することができる。これらの制動圧力
基準値が瞬時操向角度と瞬時横方向加速度(あるいは、
任意に瞬時片揺れ角速度)と比較されるならば、車両の
右側と左側における道路の摩擦係数が異なる程度につい
て測定が得られる。無論、弁動作時間Tijの代わり
に、個々の車輪ブレーキの制動圧力もまた直接検出する
ことができるが、これには拡張されたセンサ・システム
を必要とする。μスプリット検出装置402の出力信号
wsplitは、ディジタル(μスプリット条件yes
またはno)、多重レベル信号、あるいは連続的信号の
いずれかに構成することができる。
【0041】操向角度、車両の横方向加速度、および
(または)片揺れ角速度、および車両の縦方向速度の信
号が、摩擦係数検出装置403へ送られる。車両の基準
モデルとの比較もまた、摩擦係数検出装置403におい
て行われ、摩擦係数信号μもまたこの比較の結果として
出力側に存在する。
【0042】状況を検出する先に述べた装置203(第
3のサブモジュール)により、コントローラ手段101
全体を、各走行状況と、車両が受けるその時の環境的状
況とに非常に正確に適合させることができる。
【0043】図5は、第1のサブモジュール201の更
に正確な動作モードを示す。特に、操向角度δvおよび
車両の縦方向速度Vxが、装置502へ送られる。基準
変数は、車両モデルによって形成される。当該実施例の
この部分の1つの特徴は、既に述べた制御変数の所要範
囲が計算される事実にある。これは、第3のサブモジュ
ール203の出力信号の関数として、ならびに操向角度
δvおよび車両の縦方向速度Vxの関数として生じるこ
とができる。これについて、図6に関して更に正確な説
明を行う。
【0044】図6の装置601では、第1の上限fzl
maxと下限fz1minとが、検出された操向角度δ
v、車両の縦方向速度Vxおよびμスプリット検出装置
(第3のサブモジュール203)の出力信号の関数とし
て識別される。従って、高い摩擦係数を持つ道路の所要
範囲は、最初に、車両モデルを用いて装置601による
運転者の操向運動から得られる。この最初の所要範囲
は、車両の平滑な道路における外滑りを防止するため、
摩擦係数の適合(605、602)によって補正され
る。この目的のため、車両の縦方向速度Vx、基準変数
fzdesおよび第3のサブモジュールにおいて識別さ
れた道路の摩擦係数μが、摩擦係数リミッタ605へ送
られる。リミッタ605において識別された限度値を補
正する変数fzμは、これらから識別される。これらの
補正された限度値は、図6においてfzμmaxおよび
fzμminによって示される。
【0045】それにも拘わらず、外滑りの傾向が生じる
ならば、所要範囲は車両を安定化するために更に別の適
合(606、603)を受ける。この目的のため、車両
の縦方向速度Vx、計算された基準変数fzdes、識
別された道路の摩擦係数μ、および安定性変数fzst
abが安定化装置606へ送られる。限度値を補正する
ために、変数fβが安定化装置606の出力側に形成さ
れ、限度値の形成中にロジック接続603に乗算的に含
まれる。
【0046】このように決定される安定状態の所要範囲
(乗算段603の出力)は、最後には装置607または
604によって所要の動特性が与えられる。この目的の
ため、車両の縦方向速度Vxおよび安定性変数fzst
ab(第3のサブモジュール203の出力信号)が、動
的適合装置607へ送られる。安定状態の所要範囲が装
置604により動的にされる動特性信号Tが、装置60
7の出力側に見出される。動的にされたこの所要範囲
は、既に述べた限度値fzmaxおよびfzminを持
つ。
【0047】その時の各走行状況(μスプリット、外滑
り、未制動、全制動状態の車両)の個々の計算ステップ
は、装置502において適合される。更に、ファジー論
理法を各計算ステップにおいて用いることができる。
【0048】要約すれば、装置502によって、曖昧で
ない所要値の代わりに車両の運動変数fzに対する所要
範囲(fzmin,fzmax)が予め規定され、この
所要範囲(fzmin,fzmax)が車両の最大許容
横方向動特性と最小要求横方向動特性とを示す。所要範
囲の上限fzmaxは、動特性および絶対的大きさに照
らして車両の自然運動より僅かに大きい車両の挙動を記
述し、かつ安定性限度を示す。下限fzminは、望ま
しくない条件下(車両の自然運動より下方)において要
求される操向運動に対する最小車両応答を示す。前記範
囲限度の個々の特定の結果として、諸問題に適応される
計算が可能であり、例えば、上限(安定性)および下限
(操向性)に対する異なる車両モデルおよび動特性の使
用が可能である。第2のコントローラ手段は、車両運動
変数fzが所要の帯域により記述される受入れ得る範囲
を外れるまで介入してはならない。
【0049】その結果として不必要な介入は避けられ、
全制動の場合に従属アンチ・ロック・ブレーキ・システ
ム102が相対的に長い位相にわたって乱されることな
く制御することができる。特に、制御変数が所要範囲外
になるまで動作を生じない。正しく調時された介入を保
証するため、制御変数が所要範囲を外れるか外れようと
することが明瞭である時は常に動作が起生する。この目
的のため、例えば、時間にわたる制御変数fzの挙動を
推定することができる。
【0050】図7に関して、先に述べたアンチ・ロック
・ブレーキ・システム102に加えて、更に他のサブシ
ステムへの実施例の拡張について記述する。既に述べ、
先に述べた方法でセンサ信号の関数として非常に広範囲
のアクチュエータに対する動作信号を供給する第2のコ
ントローラ手段は、参照番号101によって弁別され
る。先に述べた実施例では、アンチ・ロック・ブレーキ
・システム102の範囲内の制動信号の修正が示され
た。しかし、本発明によれば、更に他のサブシステムも
また、第2のコントローラ手段101によって影響を受
けることが可能である。特にこの点において、公知の牽
引制御装置111が考えられており、この牽引制御装置
111によって、車輪駆動トルクを低減するためアクチ
ュエータを動作させるために、車輪の滑りが動作信号を
形成することにより制御される。更にまた、ギア・ボッ
クス制御装置112がサブシステムとして提供され、こ
のギア・ボックス制御装置112により、車両の機関と
車輪間の伝達比がアクチュエータの操作のための動作信
号を形成することによって調整即ち制御される。その結
果、現存する標準的なコントローラ102、111およ
び112と「上位互換性のある」モジュラー車両動特性
制御装置が得られる。このように、車両の運動のための
従属コントローラ101および制動処理のための従属コ
ントローラ102、あるいは駆動系統111、112を
備えた階層的に構成されるモジュラー車両動特性制御装
置が得られる。この文脈において、従属コントローラ1
02、111、112は1つのインターフェースが別に
設けられるだけでよい従来の標準的コントローラでよ
い。
【0051】特に、第2のコントローラ手段101およ
び(または)センサ104、105、特にその信号が専
らコントローラ手段101へ送られるセンサの正しい機
能を監視する監視装置110が提供される。コントロー
ラ手段101および(または)センサ104、105の
不当な機能が監視装置110により確立されると、第2
のコントローラ手段101の出力信号は、最も簡単な場
合には抑制される。従って、従属コントローラ101、
111、112は各個の直列状態に対応する緊急動作モ
ードへ進む。
【0052】本発明の更に特殊な特徴について、図8に
関して次に触れることにする。第2のコントローラ手段
101において用いられるコントローラ内部変数、即
ち、基準変数fzdes、制御変数fzactおよび走
行状況変数fzstab、wsplitおよびμは、先
に述べたように、センサによって識別されるデータから
得られる。しかし、これらのコントローラ内部変数は、
異なるセンサ形態により検出することができる。この目
的のため、図8において、操向角度センサ105および
片揺れ速度センサ104aが、第1のセンサ形態801
として示される。コントローラ内部変数を識別するため
の第2のセンサ形態は、ブロック802によって弁別さ
れ、更に操向角度センサ105と横方向加速度センサ1
04bとを含んでいる。第3のセンサ形態803もま
た、操向角度センサ105、片揺れ速度センサ104a
および横方向加速度センサ104bを含んでいる。更
に、図8において、操向角度センサ105および複数の
横方向加速度センサ104b、104b′が第4のセン
サ形態として示され、横方向加速度センサ104b、1
04b′は車両の色々な地点に設けられる。ここで述べ
たコントローラ内部変数は、4つ全てのセンサ形態の信
号から得ることができる。本発明によれば、第2のコン
トローラ手段101は、2つの領域、即ちそれぞれ選択
されたセンサ形態801、802、803または804
へ適合される第1の領域101bと、各センサ形態の選
択の如何に拘わらずセンサ形態とは独立的であるコント
ローラ内部変数のみを処理して動作信号Sijを出力す
る第2の領域101aとに分けられる。この目的のた
め、第1の領域101bは、コントローラ内部変数が1
つのセンサ形態のセンサ信号に基いて形成されるように
構成される。
【0053】本発明による制御システムの柔軟性は、セ
ンサ形態に依存しない領域(手段)101aとセンサ形
態に依存する領域(手段)101bとにこのように分け
ることによって更に増大される。本発明による制御が車
両に適応されるならば、必要なことの全ては、コントロ
ーラ手段101aは変更しないままで各々の現センサ形
態に手段101bを適応することである。その結果、開
発と適用における小さな経費が可能になる。
【0054】本発明のこの部分について更に詳細を知る
ため、図2、図3、図4および図5をもう一度参照す
る。これらの図面において既に述べたブロックは、それ
ぞれ記号aと記号bを持つ2つの領域へ分けられる。こ
れは、それぞれセンサ形態には依存しない先に述べた手
段(文字aで示される)と、センサ形態に依存する手段
(付属語bで示される)とに対応している。例えば、所
要の値を規定し車両を制御する状況を検出する車両動特
性モジュールは、センサ形態に依存しない領域とセンサ
形態に依存する領域とに分割される。常に(例えば、横
方向加速度または片揺れ速度に)即時正規化される車両
の運動変数fzactまたはfzdesは、センサ形態
に依存しない領域(例えば、車両モデル、コントローラ
の中枢部)において使用される。これらの領域は、別の
センサ形態が選択される時には変化しない。可能なセン
サ形態に依存する領域は、以下の通りである。
【0055】−各センサ変数からの車両運動変数の計算
(ブロック302および501) −異なるセンサ形態により異なるように実現される機能
(例えば、外滑り検出装置401) −基本的機能のセンサ形態に依存する改善(例えば、別
のコントローラ310の構成要素) 要約すれば、以下のことが本文に述べた実施例において
妥当する。即ち、実施例に示された車両動特性制御シス
テムは、種々の独立的な標準的コントローラ(アンチ・
ロック・ブレーキ・システム、牽引制御装置、ギア・ボ
ックス制御装置)に基くものである。例えば、アンチ・
ロック・ブレーキ・システムまたは牽引制御装置の場合
は、標準的センサ・システムは、主として車輪速度セン
サを含んでいる。ギア・ボックス制御装置の場合は、一
般に、機関速度および(または)ギア・ボックスの入力
速度、ならびにギア・ボックスの出力速度および機関負
荷もまた測定される。この標準的センサ・システムに加
えて、車両の操向角度および片揺れ速度および(また
は)車両の横方向加速度がセンサを用いて検出される。
要求される他の変数が、現在あるセンサ・システムに基
いて推定される。本文に述べた実施例の主な目的は、厳
しい走行状況にある車両を安定化させることにある。し
かし、厳しい走行状況における安定化の改善は、特に厳
密な制動操作の場合にのみ向けられるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両動的特性制御システムの第2のコントロー
ラ手段101と第1のコントローラ手段102とを示す
図である。
【図2】図1の第2のコントローラ手段、即ち第2のモ
ジュール101を更に詳細に示す図である。
【図3】第2のサブモジュール202の更に正確な機能
を示す図である。
【図4】第3のサブモジュール203の更に正確な機能
を示す図である。
【図5】第1のサブモジュール201の更に正確な動作
モードを示す図である。
【図6】補正された上限値fzlmaxと下限値fz1
minとを出力信号の関数として識別する装置を示す図
である。
【図7】階層的に構成されるモジュラー車両動特性制御
装置への本発明の拡張実施例を示す図である。
【図8】コントローラ手段を第1の領域と第2の領域と
に分けて制御システムの柔軟性を高める本発明の拡張実
施例を示す図である。
【符号の説明】
101 第2のコントローラ手段 102 第1のコントローラ手段(アンチ・ロック・ブ
レーキ・システム) 103ij 車輪速度センサ 104a 片揺れ速度センサ 104b 横方向加速度センサ 105 操向角度センサ 106ij 車輪ブレーキ 110 監視装置 111 走行制御装置 112 ギア・ボックス制御装置 201 第1のサブモジュール 202 第2のサブモジュール 203 第3のサブモジュール 301 装置(制御エラー) 302 装置(制御変数) 303 後車軸 304 前車軸 310 別のコントローラ 311 別の実制動コントローラ 401 外滑り検出装置 402 μスプリット検出装置 403 摩擦係数検出装置 502 装置(車両モデル、所要範囲) 601 装置(運転者の要求) 605 摩擦係数リミッタ 606 安定化装置 607 動的適合装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エルマー・ミューラー ドイツ連邦共和国 71706 マルクグレー ニンゲン,ベルクヴェーク 32 (72)発明者 ラルフ・ハデラー ドイツ連邦共和国 71640 ルートヴィヒ ズブルグ,ヴァリザー・シュトラーセ 6 (72)発明者 フランク・レイベリング ドイツ連邦共和国 71696 メークリンゲ ン,エーバーハルトシュトラーセ 43 (72)発明者 ユールゲン・シュー ドイツ連邦共和国 71706 マルクグレー ニンゲン,ブルーメンシュトラーセ 47 (72)発明者 ミヒャエル・シューバート ドイツ連邦共和国 75382 アルトヘング シュテット,ドロッセルヴェーク 25

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運動を表わす運動変数を制御する
    モジュラー車両動特性制御システムであって、少なくと
    も車輪に制動力を加えるアクチュエータ(106ij)
    が設けられるモジュラー車両動特性制御システムにおい
    て、 車輪の回転運動(Nij)と、操向ロックを表わす変数
    (δv)と、車両の横方向運動または片揺れ運動を表わ
    す少なくとも1つの変数(ay、ω)とを検出する検出
    手段(103ij、104、105)と、 少なくとも検出された車輪の回転運動(Nij)の関数
    として識別される第1の制御変数を制御する作用によ
    り、アクチュエータ(106ij)の動作信号(Ai
    j)を形成する、第1のモジュールとして構成される少
    なくとも1つの第1のコントローラ手段(102)と、 車両の横方向運動および片揺れ運動またはそのいずれか
    を表わす変数(ay、ω)の関数として少なくとも識別
    される第2の制御変数を制御する作用により、動作信号
    (Aij)に影響を与える信号(Sij)を、少なくと
    も操向ロックを表わす変数(δv)の処理と共に形成す
    る、第2のモジュールとして構成される第2のコントロ
    ーラ手段(101)とを備えるモジュラー車両動特性制
    御システム。
  2. 【請求項2】 車輪の滑りおよび車輪の減速度またはそ
    のいずれかが前記第1の制御変数として選択され、車両
    の横方向運動または片揺れ運動と少なくとも間接的に関
    連付けられる変数(fzact)が前記第2の制御変数
    として選択される請求項1記載のモジュラー車両動特性
    制御システム。
  3. 【請求項3】 第2のモジュール(101)が少なくと
    も2つのサブモジュール(201、202)を有し、 基準変数(fzmin、fzmax)は、第2の制御変
    数(fzact)を制御するため、少なくとも車輪の回
    転運動(Nij)から得られる車両の縦方向速度(V
    x)と、操向ロックを表わす変数(δv)(ay、ω)
    との関数として、第1のサブモジュール(201)にお
    いて識別され、 第2の制御変数(fzact)は、第2のサブモジュー
    ル(202)において形成され、かつアクチュエータ
    (106ij)の動作信号(Aij)に影響を及ぼす信
    号(Sij)を形成するため、識別された基準変数(f
    zmin、fzmax)と比較される請求項1記載のモ
    ジュラー車両動特性制御システム。
  4. 【請求項4】 第2のモジュール(101)はまた第3
    のサブモジュール(203)を持ち、これによりその時
    の走行状況を表わす変数(fzstab、wspli
    t、μ)が少なくとも検出された車輪の回転運動(Ni
    j)、または車両の横方向運動あるいは片揺れ運動を表
    わす変数(ay、ω)の関数として識別され、該変数
    (fzstab、wsplit、μ)が少なくとも第1
    のサブモジュール(201)または第2のサブモジュー
    ル(202)へ送られる請求項3記載のモジュラー車両
    動特性制御システム。
  5. 【請求項5】 2つの限度値(fzmin、fzma
    x)が、少なくとも操向ロックを表わす変数(δv)お
    よび車両モデルにより車両速度を表わす変数(Vx)か
    ら第1のサブモジュール(201、501)によって形
    成される請求項3記載のモジュラー車両動特性制御シス
    テム。
  6. 【請求項6】 2つの限度値(fzmin、fzma
    x)が、その時の走行状況を表わす少なくとも1つの変
    数(fzstab、wsplit、μ)の関数として形
    成される請求項4または5に記載のモジュラー車両動特
    性制御システム。
  7. 【請求項7】 第2の制御変数(fzact)が形成さ
    れた限度値(fzmin、fzmax)外にあるか、あ
    るいは該形成された限度値(fzmin、fzmax)
    により確立される所要の範囲から外れるならば、アクチ
    ュエータ(106ij)の動作信号(Aij)が信号
    (Sij)によってのみ影響を受ける請求項5または6
    に記載のモジュラー車両動特性制御システム。
  8. 【請求項8】 第3のサブモジュール(203)が、少
    なくとも検出された操向ロックを表わす変数(δv)
    と、 少なくとも、検出された車両の横方向運動または片揺れ
    運動を表わす変数(ay、ω)との関数として、車両モ
    デルによって、車両安定性を表わす変数(fzsta
    b)を形成する外滑り検出装置(401)、 少なくとも検出された操向ロックを表わす変数(δ
    v)、 少なくとも検出された横方向運動または片揺れ運動を表
    わす変数(ay、ω)と、 アクチュエータ(106ij)の動作信号(Aij)と
    の関数として車両の右側と左側における道路の摩擦係数
    が特定の程度まで表わすかどうかを表わす変数(wsp
    lit)を形成するμスプリット検出装置(402)、 少なくとも検出された操向ロックを表わす変数(δv)
    と、 少なくとも検出された車両の横方向運動または片揺れ運
    動を表わす変数(ay、ω)との関数として、車両モデ
    ルによって、道路の摩擦係数を表わす変数(μ)を形成
    する摩擦係数検出装置(403)のいずれかを含む請求
    項4記載のモジュラー車両動特性制御システム。
  9. 【請求項9】 アンチ・ロック・ブレーキ制御システム
    として構成される第1のモジュール(102)に加え
    て、少なくとも1つの他のモジュールが、 車輪の滑りを、車輪の駆動トルクを低減するためアクチ
    ュエータ(113)に対する動作信号を形成することに
    より調整する牽引制御装置(111)と、 車両の機関と車輪との間の伝達比を、アクチュエータ
    (114)を動作させる動作信号を形成することにより
    調整または制御するギア・ボックス制御装置(112)
    と、の双方またはいずれかとして提供されることを特徴
    とする請求項2記載のモジュラー車両動特性制御システ
    ム。
  10. 【請求項10】 監視手段(110)が提供され、該監
    視手段(110)は、第2のモジュール(101)、お
    よび操向ロックを表わす変数(δv)または車両の横方
    向運動または片揺れ運動を表わす変数(ay、ω)を検
    出する手段(103ij、104)、またはそのいずれ
    かの正しい機能を監視し、動作信号(Aij)に影響を
    及ぼす信号(Sij)の形成は、監視装置(110)に
    より識別される不正な機能に応答して抑制される請求項
    1または9に記載のモジュラー車両動特性制御システ
    ム。
  11. 【請求項11】 第2のモジュール(101)において
    使用されるコントローラ内部変数(fzact、fzs
    tab、wsplit、μ)が、種々の選択可能なセン
    サ形態(801、802、803、804)のセンサ信
    号(ay、ay′、ω、δv)の関数として検出するこ
    とができ、第2のモジュール(101)が、2つの領
    域、即ち、 コントローラ内部変数(fzact、fzstab、w
    split、μ)がセンサ信号(ay、ay′、ω、δ
    v)に基いて形成されるように、選択されたセンサ形態
    (801、802、803、804)の各々へ適応され
    るよう構成される第1の領域(101b)と、 前記センサ形態の選択とは独立的にコントローラ内部変
    数(fzact、fzstab、wsplit、μ)を
    処理するように構成される第2の領域(101a)とを
    有する請求項1記載のモジュラー車両動特性制御システ
    ム。
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