JPH08215904A - 突切り工具 - Google Patents
突切り工具Info
- Publication number
- JPH08215904A JPH08215904A JP7022837A JP2283795A JPH08215904A JP H08215904 A JPH08215904 A JP H08215904A JP 7022837 A JP7022837 A JP 7022837A JP 2283795 A JP2283795 A JP 2283795A JP H08215904 A JPH08215904 A JP H08215904A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- holes
- cutting
- hole
- parting tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B27/00—Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
- B23B27/08—Cutting tools with blade- or disc-like main parts
- B23B27/086—Cutting tools with blade- or disc-like main parts with yieldable support for the cutting insert
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2205/00—Fixation of cutting inserts in holders
- B23B2205/02—Fixation using an elastically deformable clamping member
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2250/00—Compensating adverse effects during turning, boring or drilling
- B23B2250/16—Damping of vibrations
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 板状ホルダが自己振動減衰機能をもち、切削
中のいわゆるビビリが抑制されて安定した加工が望める
突切り工具を提供する。 【構成】 先端に切刃チップ１を圧入保持するくさび溝
３を備えている板状ホルダ２を超硬合金で作り、そのホ
ルダ２に大きさの異なる円形穴４-1、４-2を好ましくは
ランダム配置にして設ける。この穴により刃先部から全
体に波及していく切削振動が減衰されて加工中のビビリ
が減少する。
中のいわゆるビビリが抑制されて安定した加工が望める
突切り工具を提供する。 【構成】 先端に切刃チップ１を圧入保持するくさび溝
３を備えている板状ホルダ２を超硬合金で作り、そのホ
ルダ２に大きさの異なる円形穴４-1、４-2を好ましくは
ランダム配置にして設ける。この穴により刃先部から全
体に波及していく切削振動が減衰されて加工中のビビリ
が減少する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として突切り加工や
深溝加工などに用いる突切り工具（板バイト）に関す
る。
深溝加工などに用いる突切り工具（板バイト）に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】板バイトと称される突切り工具は、図３
に示すように、板状ホルダ２の先端に上あごと下あごを
生じさせる外広がりのくさび溝３を設け、切刃チップ１
の後部に形成したくさび部をそのくさび溝３に圧入する
ことによりホルダ２の素材の弾性を利用して切刃チップ
１を上下のあごで挾持する構造になっている。
に示すように、板状ホルダ２の先端に上あごと下あごを
生じさせる外広がりのくさび溝３を設け、切刃チップ１
の後部に形成したくさび部をそのくさび溝３に圧入する
ことによりホルダ２の素材の弾性を利用して切刃チップ
１を上下のあごで挾持する構造になっている。
【０００３】この種の突切り工具は、ホルダの肉厚が薄
いため剛性が低く、加工中にいわゆるビビリが生じ易い
欠点をもつことから、ホルダ材料に超硬合金を用いてホ
ルダ剛性を高めたり、実公平４−２６１６２号公報に開
示されるように、くさび溝の角度を工夫して強度を高め
るなどの工夫が施されている。
いため剛性が低く、加工中にいわゆるビビリが生じ易い
欠点をもつことから、ホルダ材料に超硬合金を用いてホ
ルダ剛性を高めたり、実公平４−２６１６２号公報に開
示されるように、くさび溝の角度を工夫して強度を高め
るなどの工夫が施されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】薄いホルダは、超硬合
金で形成しても剛性向上に限界があるためビビリを生じ
ることがある。他の工具では、ビビリ対策のため、ダン
パ等の制振手段を用いて振動を吸収、減衰させることが
行われているが、板状ホルダを用いる突切り工具ではス
ペースが無いため制振手段を設置できず、このため、従
来のこの種突切り工具ではビビリに対する対応ができ
ず、超硬合金製ホルダを採用したものも、一旦ビビリが
生じると切削を停止せざるを得なかった。
金で形成しても剛性向上に限界があるためビビリを生じ
ることがある。他の工具では、ビビリ対策のため、ダン
パ等の制振手段を用いて振動を吸収、減衰させることが
行われているが、板状ホルダを用いる突切り工具ではス
ペースが無いため制振手段を設置できず、このため、従
来のこの種突切り工具ではビビリに対する対応ができ
ず、超硬合金製ホルダを採用したものも、一旦ビビリが
生じると切削を停止せざるを得なかった。
【０００５】本発明の課題は、板状ホルダ自体に制振性
能をもたせて突切り工具のビビリを減少させることにあ
る。
能をもたせて突切り工具のビビリを減少させることにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、板状ホルダにサイズの異なる穴
を複数個あけたのである。
め、本発明においては、板状ホルダにサイズの異なる穴
を複数個あけたのである。
【０００７】なお、ホルダにあける穴はランダム配置に
しておくのが望ましい。
しておくのが望ましい。
【０００８】また、ホルダは穴の開設によって全体の剛
性が低下するので、一般の鋼材に比べてヤング率の高い
超硬合金で形成することを奨める。
性が低下するので、一般の鋼材に比べてヤング率の高い
超硬合金で形成することを奨める。
【０００９】また、ホルダに設ける穴は、ホルダの強度
低下を極力抑えるために、圧縮応力、引張応力のどちら
にも耐え易い円形穴とし、さらに、その穴の総面積をホ
ルダの側面面積の１／２以下にするのが望ましい。ま
た、同じ強度維持の観点から、隣り合う円形穴間の距離
は、その隣り合う円形穴のうち、大きい方の穴の半径よ
りも大きくしておくのが望ましい。
低下を極力抑えるために、圧縮応力、引張応力のどちら
にも耐え易い円形穴とし、さらに、その穴の総面積をホ
ルダの側面面積の１／２以下にするのが望ましい。ま
た、同じ強度維持の観点から、隣り合う円形穴間の距離
は、その隣り合う円形穴のうち、大きい方の穴の半径よ
りも大きくしておくのが望ましい。
【００１０】
【作用】ホルダに大きさの異なる穴を複数個設けると、
刃先部でビビリが発生し、振動が刃先から工具全体に波
及していく過程でホルダの固有振動数が穴の存在により
変化し、これにより伝達される切削振動が減衰され、工
具全体のビビリが防止される。穴がランダム配置になっ
ていると、固定振動数の変化が著しく、より優れた効果
が期待できる。
刃先部でビビリが発生し、振動が刃先から工具全体に波
及していく過程でホルダの固有振動数が穴の存在により
変化し、これにより伝達される切削振動が減衰され、工
具全体のビビリが防止される。穴がランダム配置になっ
ていると、固定振動数の変化が著しく、より優れた効果
が期待できる。
【００１１】なお、穴の設置によってホルダ剛性が低下
した分、ホルダは穴無しのものに比べてビビリ易くな
る。従って、ホルダ材料としての超硬合金の採用、穴形
状の選定、ホルダ面積に対する穴の総面積比の設定、穴
間距離の設定等でホルダ剛性の低下を極力抑え、穴によ
る振動減衰効果がホルダの剛性低下によって極端に薄れ
ないようにすることが肝要である。
した分、ホルダは穴無しのものに比べてビビリ易くな
る。従って、ホルダ材料としての超硬合金の採用、穴形
状の選定、ホルダ面積に対する穴の総面積比の設定、穴
間距離の設定等でホルダ剛性の低下を極力抑え、穴によ
る振動減衰効果がホルダの剛性低下によって極端に薄れ
ないようにすることが肝要である。
【００１２】
【実施例】図１及び図２に、本発明の突切り工具の具体
例を示す。図の１は後部にくさび部を有する切刃チッ
プ、２はヤング率の高い超硬合金で形成された板状のホ
ルダである。このホルダ２の先端には切刃チップ１のく
さび部を圧入する外広がりのくさび溝３が設けられてい
る。切刃チップ１は、くさび溝３の設置によって生じた
下あごに受けられ、チップの圧入により弾性復元力を生
じたその下あごと上あごによって挾持される。
例を示す。図の１は後部にくさび部を有する切刃チッ
プ、２はヤング率の高い超硬合金で形成された板状のホ
ルダである。このホルダ２の先端には切刃チップ１のく
さび部を圧入する外広がりのくさび溝３が設けられてい
る。切刃チップ１は、くさび溝３の設置によって生じた
下あごに受けられ、チップの圧入により弾性復元力を生
じたその下あごと上あごによって挾持される。
【００１３】くさび溝３は、図１に示すように、ホルダ
２の両端に設けることが多いが、片端だけに設けること
も勿論あり得る。
２の両端に設けることが多いが、片端だけに設けること
も勿論あり得る。
【００１４】さて、図１の工具は、本発明を特徴づける
要素として、ホルダ２に、直径Ｒ1とＲ2 の円形穴４
-1、４-2をランダム配置にして多数設けている。
要素として、ホルダ２に、直径Ｒ1とＲ2 の円形穴４
-1、４-2をランダム配置にして多数設けている。
【００１５】図２は、３種類の円形穴４-1、４-2、４-3
をランダム配置にして設けた例である。このように、円
形穴は、直径の異なるものを３種以上組合わせてもよ
い。
をランダム配置にして設けた例である。このように、円
形穴は、直径の異なるものを３種以上組合わせてもよ
い。
【００１６】また、ホルダ材料を超硬合金、ホルダに設
ける穴を円形穴とすることに加えて、図１に示す穴間距
離Ｌを大きい方の穴の半径Ｒ1 ／２よりも大きくし、さ
らに、穴の総面積をホルダ２の側面面積の１／２以下に
すると、ホルダ２に実用上不足の無い剛性をもたせるこ
とができる。
ける穴を円形穴とすることに加えて、図１に示す穴間距
離Ｌを大きい方の穴の半径Ｒ1 ／２よりも大きくし、さ
らに、穴の総面積をホルダ２の側面面積の１／２以下に
すると、ホルダ２に実用上不足の無い剛性をもたせるこ
とができる。
【００１７】なお、振動の減衰効果は、穴４が非円形穴
であっても得られるが、ホルダ２は、切削力は勿論、図
３に示すような保持具５による挾持力にも耐えるもので
なければならないので、応力の均一分散が望めない非円
形穴は、ホルダの剛性維持の面であまり好ましくない。
であっても得られるが、ホルダ２は、切削力は勿論、図
３に示すような保持具５による挾持力にも耐えるもので
なければならないので、応力の均一分散が望めない非円
形穴は、ホルダの剛性維持の面であまり好ましくない。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の突切り工
具は、板状ホルダそのものが振動減衰機能を有している
ので、切削時のビビリが減少し、加工の安定化が図れ
る。
具は、板状ホルダそのものが振動減衰機能を有している
ので、切削時のビビリが減少し、加工の安定化が図れ
る。
【図１】本発明の突切り工具の一例を示す側面図
【図２】他の実施例の側面図
【図３】従来の突切り工具の使用例を示す図
１ 切刃チップ ２ ホルダ ３ くさび溝 ４-1〜４-3 円形穴 ５ 保持具 ６ 被削材 Ｒ1 、Ｒ2 穴の直径 Ｌ 空間の距離
Claims (5)
- 【請求項１】 板状ホルダの先端のくさび溝に切刃チッ
プを圧入保持する突切り工具において、前記ホルダにサ
イズの異なる穴を複数個あけたことを特徴とする突切り
工具。 - 【請求項２】 前記穴をランダム配置にして設けてある
請求項１記載の突切り工具。 - 【請求項３】 前記ホルダを超硬合金で形成してある請
求項１又は２記載の突切り工具。 - 【請求項４】 前記穴を円形穴とし、かつその穴の総面
積をホルダの側面面積の１／２以下にした請求項１、２
又は３記載の突切り工具。 - 【請求項５】 前記穴を円形穴とし、さらに隣り合う円
形穴間の距離を、その隣り合う円形穴のうち、大きい方
の穴の半径よりも大きくした請求項１乃至４のいずれか
に記載の突切り工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7022837A JPH08215904A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 突切り工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7022837A JPH08215904A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 突切り工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08215904A true JPH08215904A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12093828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7022837A Pending JPH08215904A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 突切り工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08215904A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100764265B1 (ko) * | 2006-05-19 | 2007-10-05 | 조영환 | 산업용 칼 |
| WO2009057590A1 (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-07 | Mitsubishi Materials Corporation | インサート着脱式切削工具のヘッド部材および工具本体、並びにインサート着脱式切削工具 |
| US8556549B2 (en) | 2007-10-30 | 2013-10-15 | Mitsubishi Materials Corporation | Cutting tool with detachable insert, head member and tool body of the same |
| US20140126969A1 (en) * | 2012-11-08 | 2014-05-08 | Sandvik Intellectual Property Ab | Cutting tool as well as a holder blade therefor |
| WO2015029009A1 (en) * | 2013-08-27 | 2015-03-05 | Iscar Ltd. | Hard metal cutting tool holder blade and cutting tool having such holder blade |
| CN108367365A (zh) * | 2015-12-21 | 2018-08-03 | 伊斯卡有限公司 | 具有振动阻尼重块组件的切削刀具保持器 |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP7022837A patent/JPH08215904A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100764265B1 (ko) * | 2006-05-19 | 2007-10-05 | 조영환 | 산업용 칼 |
| WO2009057590A1 (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-07 | Mitsubishi Materials Corporation | インサート着脱式切削工具のヘッド部材および工具本体、並びにインサート着脱式切削工具 |
| EP2208562A1 (en) * | 2007-10-30 | 2010-07-21 | Mitsubishi Materials Corporation | Head member and tool main body of detachable insert cutting tool, and detachable insert cutting tool |
| EP2208562A4 (en) * | 2007-10-30 | 2012-03-28 | Mitsubishi Materials Corp | HEAD PIECE AND TOOL MAIN ELEMENT FOR A CUTTING TOOL WITH DETACHABLE INSERT AND CUTTING TOOL WITH REMOVABLE INSERT |
| US8425161B2 (en) | 2007-10-30 | 2013-04-23 | Mitsubishi Materials Corporation | Cutting tool with detachable insert, head member and tool body of the same |
| US8556549B2 (en) | 2007-10-30 | 2013-10-15 | Mitsubishi Materials Corporation | Cutting tool with detachable insert, head member and tool body of the same |
| US20140126969A1 (en) * | 2012-11-08 | 2014-05-08 | Sandvik Intellectual Property Ab | Cutting tool as well as a holder blade therefor |
| US9457410B2 (en) * | 2012-11-08 | 2016-10-04 | Sandvik Intellectual Property Ab | Cutting tool as well as a holder blade therefor |
| KR20160045700A (ko) * | 2013-08-27 | 2016-04-27 | 이스카 엘티디. | 경질 금속 절삭 공구 홀더 블레이드 그리고 이러한 홀더 블레이드를 갖는 절삭 공구 |
| US9403214B2 (en) | 2013-08-27 | 2016-08-02 | Iscar, Ltd. | Hard metal cutting tool holder blade and cutting tool having such holder blade |
| JP2016529125A (ja) * | 2013-08-27 | 2016-09-23 | イスカル リミテッド | 硬質合金切削工具ホルダブレードおよびそのようなホルダブレードを有する切削工具 |
| WO2015029009A1 (en) * | 2013-08-27 | 2015-03-05 | Iscar Ltd. | Hard metal cutting tool holder blade and cutting tool having such holder blade |
| RU2666652C2 (ru) * | 2013-08-27 | 2018-09-11 | Искар Лтд. | Пластинчатая державка режущего инструмента, выполненная из твердого сплава, и режущий инструмент с такой пластинчатой державкой |
| CN108367365A (zh) * | 2015-12-21 | 2018-08-03 | 伊斯卡有限公司 | 具有振动阻尼重块组件的切削刀具保持器 |
| JP2018537297A (ja) * | 2015-12-21 | 2018-12-20 | イスカル リミテッド | 振動減衰ウェイトアセンブリを備えた切削工具ホルダ |
| CN108367365B (zh) * | 2015-12-21 | 2020-12-18 | 伊斯卡有限公司 | 具有振动阻尼重块组件的切削刀具保持器 |
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