JPH08215492A

JPH08215492A - 洗濯物乾燥装置

Info

Publication number: JPH08215492A
Application number: JP7067179A
Authority: JP
Inventors: Shunji Nishi; 舜司西
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-02-16
Filing date: 1995-02-16
Publication date: 1996-08-27

Abstract

(57)【要約】【目的】工場媒塵などの環境汚染物質が洗濯物に付着
するのを防ぎ、さらに、太陽光線の紫外線で洗濯物を殺
菌すると共に、太陽光線の熱線で洗濯物の乾燥を促進す
ることを目的としている。【構成】光透過性の外箱（１）に、フイルタ（２）を
装着した外気導入口（３）と換気扇（４）を装着した排
気口（５）を設備した洗濯物乾燥装置。【効果】工場媒塵・砂塵・火山灰・杉花粉などの粉塵
が洗濯物に付着するのを防止出来ると共に、太陽光線を
殺菌と乾燥に利用し、さらに、雨天日においても、ヒー
タを利用して、洗濯物を乾燥することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、工場媒塵・砂塵・火山
灰・杉花粉・などを除去した新鮮外気を、光透過性の外
箱内又は建物内に導入し、さらに、太陽光を光透過性の
外箱内又は建物内に透過させることにより、衛生的かつ
省エネルギ的に洗濯物を乾燥し、かつ、サンルームとし
て利用する、洗濯物乾燥装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、洗濯物は、庭・テラス・バルコニ
などの洗濯物干場か、乾燥機で乾燥していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の庭・テラス・バ
ルコニなどの洗濯物干場では、工場媒塵・砂塵・火山灰
・杉花粉などの粉塵が洗濯物に付着し、さらに、従来の
乾燥機では、太陽光線の熱線と紫外線を利用出来ないと
ゆう問題点があった。

【０００４】本発明は、工場媒塵・砂塵・火山灰・杉花
粉などの粉塵の一部か全部を除去した乾燥空気を洗濯物
に吹きつけて乾燥することにより、洗濯物を衛生的に乾
燥し、さらに、太陽光線で洗濯物を殺菌すると共に、太
陽光線の熱線で洗濯物の乾燥を促進することを目的とし
ている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯物乾燥装置においては、光透過性の外
箱にフイルタ単独か、又は、フイルタとサイクロン粉塵
除去装置を装着した外気導入口、及び、換気扇を装着し
た排気口を設備する。あるいは、上記に加えて、外気導
入口に近接して、ヒューミディスタット又はサーミスタ
及びヒータを設備し、さらに、排気口に近接してヒュー
ミディスタットを設備したものとするか、あるいは、上
記の光透過性の外箱に代えて、光透過性の建材で構成し
た屋根と壁及び窓を有する建築物としたものである。

【０００６】

【作用】本発明は、上記の手段を講じたので、光透過性
の外箱、又は、光透過性の建材で構成した屋根と壁及び
窓は、その特性に応じた割合で太陽光線を透過するの
で、本発明の洗濯物乾燥装置においては、熱エネルギを
取得すると共に殺菌効果がある。さらに、フイルタ単
独、又は、フイルタとサイクロンからなる粉塵除去装置
は、工場媒塵・砂塵．火山灰・杉花粉などの粉塵を除去
し、さらに、換気扇を装着した排気口・外気導入口・ヒ
ューミディスタット・サーミスタ・ヒータは除湿するよ
うに働く。

【０００７】

【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図１において、光透過性の外箱（１）に、フイルタ
（２）を装着した外気導入口（３）と換気扇（４）を装
着した排気口（５）を設備する。

【０００８】図２に示される実施例では、外気導入口
（３）の外側にサイクロン粉塵除去装置（６）を設備す
る。

【０００９】図３に示される実施例では、外気導入口
（３）の直近にヒューミディスタット（７Ａ）を、排気
口（５）の直近にはヒューミディスタット（７Ｂ）をそ
れぞれ設備し、さらにヒータ（８）を外気導入口（３）
に装着する。

【００１０】図４に示される実施例では、光透過性の外
箱（１）に代えて光透過性の建材で構成した屋根（９）
と壁（１０）、及び、窓（１１）を有する建築物（１
２）の壁（１０）に、フイルタ（２）を装着した外気導
入口（３）と換気扇（４）を装着した排気口（５）を設
備する。

【００１１】図５に示される実施例では、建築物（１
２）の壁（１０）に設備した外気導入口（３）の外側
に、さらに、サイクロン粉塵除去装置（６）を設備す
る。

【００１２】図６に示される実施例では、建築物（１
２）の壁（１０）に設備した外気導入口（３）の直近に
ヒューミディスタット（７Ａ）を、排気口（５）の直近
にはヒューミディスタット（７Ｂ）をそれぞれ設備し、
さらに、ヒータ（８）を外気導入口（３）に装着する。

【００１３】図７に示される実施例では、外気導入口
（３）を床（１３）に、排気口（５）を屋根（９）に設
備する。

【００１４】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１５】光透過性の外箱の中に洗濯物を干し、フイ
ルタを装着した外気導入口を通して新鮮外気が導入さ
れ、洗濯物から蒸発した水蒸気を含んだ湿った空気を換
気扇で排気口から排出するので、工場媒塵・砂塵・火山
灰・杉花粉などの粉塵が洗濯物へ付着するのを防止出来
る。

【００１６】そして、上記の光透過性の外箱の代わりに
光透過性の屋根と壁および窓を有する建物とすることに
より、上記同様に、工場媒塵・砂塵・火山灰・杉花粉な
どの粉塵が洗濯物へ付着するのを防止できる。

【００１７】さらに、外箱、又は、屋根と壁、及び、窓
を光透過性のものとすることにより、太陽光線を洗濯物
の乾燥に利用すると共に洗濯物の殺菌に利用できる。

【００１８】また、外気導入口の外側にサイクロン粉塵
除去装置を設備することにより、フイルタの目詰まりを
長期間防ぐことができる。

【００１９】また、外気導入口直近にヒューミディスタ
ットを設備して、導入外気の湿度が設定可能なある一定
値以上のときにはヒータを発熱の状態にすることで、湿
度の高い日においても洗濯物の乾燥時間を短くするこよ
ができる。

【００２０】また、外気導入口直近にサーミスタを設備
して、導入外気の温度が設定可能なある一定値以下のと
きにはヒータを発熱の状態にすることで、温度の低い日
においても洗濯物の乾燥時間を短くすることができる。

【００２１】また、排気口直近にヒューミディスタット
を設備して、排気の湿度が設定可能なある一定値以下に
なると、換気扇を停止させることができる。

【００２２】また、冬期において、洗濯物乾燥装置とし
て利用しないときには、サンルームとして利用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】洗濯物乾燥装置の斜視図である。

【図２】外気導入口にサイクロン粉塵除去装置を取り付
けた縦断面図である。

【図３】フイルタを装着した外気導入口の直近にヒュー
ミディスタットとヒータを取り付け、排気口の直近にヒ
ューミディスタットを取り付けた縦断面図である。

【図４】光透過性の外箱の代わりに、光透過性の建材で
構成した建築物とした洗濯物乾燥装置の斜視図である。

【図５】前記建築物にサイクロン粉塵除去装置を取り付
けた縦断面図である。

【図６】前記建築物の、フイルタを装着した外気導入口
の直近にヒューミディスタットとヒータを取り付け、排
気口の直近にヒューミディスタットを取り付けた縦断面
図である。

【図７】前記建築物の床に外気導入口を、屋根に排気口
を取り付けた斜視図である。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】光透過性の外箱（１）に、フイルタ
（２）を装着した外気導入口（３）と換気扇（４）を装
着した排気口（５）を設備した洗濯物乾燥装置。
【請求項２】外気導入口（３）の外側にサイクロン粉
塵除去装置（６）を設備した請求項１記載の洗濯物乾燥
装置。
【請求項３】外気導入口（３）直近と排気口（５）直
近に、それぞれヒューミディスタット（７Ａ，７Ｂ）を
設備し、さらに、ヒータ（８）を外気導入口（３）に装
着した請求項１又は２記載の先端物乾燥装置。
【請求項４】光透過性の外箱（１）に代えて、光透過
性の建材で構成した屋根（９）と壁（１０）及び窓（１
１）を有する建築物（１２）とし、前記壁（１０）に、
フイルタ（２）を装着した外気導入口（３）と換気扇
（４）を装着した排気口（５）を設備した請求項１、
２、又は３記載の洗濯物乾燥装置。