JP2889858B2 - 衣類乾燥器 - Google Patents

衣類乾燥器

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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B40/18Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers using renewables, e.g. solar cooking stoves, furnaces or solar heating

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類乾燥器に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】洗濯済
みの衣類等の乾燥は、通常は屋外で行われているが、例
えば居住者が1日中家を開ける場合には、日中に陽光に
より衣類等を十分に乾燥しても、日が暮れると衣類等が
再び湿気を含むため乾燥したことにならないという問題
がある。また、居住者が一時的に家を開けるような場合
にも、日中一時的に雨が降るようなことがあると、乾燥
が十分に行われないことがある。さらに、居住者が在宅
していても、日中に一時的に雨が降るような場合に、い
ちいち洗濯物を屋内に移動させる手間も煩雑である。ま
た、屋外での乾燥では、大気の汚れにより衣類が汚れた
り、花粉が衣類に付着して問題になることもある。
【0003】これに対して、従来、電気ヒータやガスの
燃焼熱を用いた衣類乾燥器が使用されている。しかし、
これらの衣類乾燥器は、強制的な加熱による乾燥である
ため、衣類に乾燥むらが生じたり、また高温になるた
め、化学繊維製等の衣類は適用されない等の問題もあ
る。さらに、従来の衣類乾燥器は、燃料費用が高価にな
るという問題もある。本発明は、上記した問題を解決し
ようとするもので、主に太陽光を利用した天候に左右さ
れず、クリーンな雰囲気で自然にかつ安価に衣類を乾燥
できる衣類乾燥器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために上記請求項1に係る発明の構成上の特
徴は、少なくとも一部が透明板で形成された箱体であっ
て、内部に衣類を吊す吊り下げ部を有すると共に箱体の
側面に形成された衣類出し入れ口に開閉可能に取り付け
られた開閉扉を有する乾燥器本体と、乾燥器本体内に設
けた湿度検出器と、湿度検出器からの出力を受けて、乾
燥器本体内に収容された衣類が乾燥しているか乾燥して
いないかを判定する乾燥状態判定手段と、乾燥器本体に
設けた光検出器と、光検出器からの出力を受けて、晴天
状態か非晴天状態かを判定する天候判定手段と、乾燥器
本体の壁面に設け、第1蓋体により開閉可能にされた吸
気口と、第1蓋体を開閉させる吸気口駆動装置と、乾燥
器本体の壁面に設け、第2蓋体により開閉可能にされた
排気口と、第2蓋体を開閉させる排気口駆動装置と、排
気口の近傍に設けられ、乾燥器本体内の空気を吸引して
排気口から排出する換気装置と、乾燥状態判定手段よる
衣類が乾燥していないとの判定結果及び天候判定手段に
よる晴天状態であるとの判定結果に応じて、吸気口駆動
装置及び排気口駆動装置により吸気口及び排気口を開放
させ、かつ換気装置の作動を開始させ、乾燥状態判定手
段よる衣類が乾燥したとの判定結果、または天候判定手
段による非晴天状態であるとの判定結果に応じて、吸気
口駆動装置及び排気口駆動装置により吸気口及び排気口
を閉鎖させ、かつ換気装置の作動を停止させるように制
御する駆動制御装置とを備えたことにある。
【0005】以上のように請求項1の発明を構成したこ
とにより、乾燥器本体内に設けた吊り下げ部に洗濯され
た衣類を吊すと、乾燥器本体内が高湿度になる。この高
湿度が湿度検出器により検出され、乾燥状態判定手段に
より衣類が乾燥していない旨判定される。同時に、光検
出器から検出結果が出力され、天候判定手段により晴天
状態か否かが判定される。天候が晴天状態にあるとき
は、駆動制御装置の制御により、吸気口駆動装置、排気
口駆動装置及び換気装置の作動が開始され、吸気口及び
排気口が開放され、乾燥した外気が乾燥器本体内に流れ
込み、乾燥器本体内において湿気を吸収した空気が排気
口から外部に排出される。このような外気の吸引及び排
出を繰り返すことにより、乾燥器本体内の湿気が低下
し、衣類に含まれる水分の蒸発が円滑に行われる。同時
に、太陽光の照射による熱によっても衣類に含まれる水
分の蒸発が促進される。
【0006】 その結果、洗濯された衣類の乾燥を、太
陽からの熱と暖気流により自然な状態で行うことができ
る。また、衣類の乾燥が終了して、乾燥状態判定手段に
より衣類が乾燥していると判定されたり、太陽光が沈ん
だり、天候が曇りになったりして、太陽の熱や暖気流が
得られなくなったときには、駆動制御装置の制御によ
り、吸気口駆動装置及び排気口駆動装置により吸気口及
び排気口が閉鎖され、かつ換気装置の作動が停止され
る。これにより、乾燥器を長時間放置したままでも、乾
燥した衣類が、再び湿ってしまう事態を避けることがで
きる。さらに、衣類の乾燥が必要な場合にのみ、吸気口
駆動装置、排気口駆動装置及び換気装置を駆動させるよ
うにしたものであり、駆動のための電力消費を最小限に
しつつ適正な乾燥を行うことができる
【0007】上記請求項2に係る発明の構成上の特徴
は、前記請求項1に記載の衣類乾燥器において、乾燥器
本体内に除湿装置を設け、乾燥状態判定手段よる衣類が
乾燥していないとの判定結果及び天候判定手段による非
晴天状態であるとの判定結果に応じて、吸気口駆動装置
及び排気口駆動装置により吸気口及び排気口を閉鎖さ
せ、かつ除湿装置の作動を開始させ、乾燥状態判定手段
よる衣類が乾燥したとの判定結果に応じて、除湿装置の
作動を停止させるように制御する第2駆動制御装置を設
けたことにある。
【0008】以上のように請求項2の発明を構成したこ
とにより、衣類が乾燥していない状態で、天候が悪化し
たり、太陽光が沈んだりして、天候判定手段により非晴
天状態と判定されると、第2駆動制御装置の制御によ
り、除湿装置の作動が開始される。そして、吸気口及び
排気口が閉鎖された状態で、乾燥器本体内に充満した湿
気が除湿装置により効率よく除去される。その結果、上
記請求項1に記載の発明の効果に加えて、太陽の熱や暖
気流が得られなくなったときでも、除湿装置により衣類
に含まれる水分の蒸発が円滑に行われ、洗濯された衣類
の乾燥を密閉された乾燥器本体内で自然な状態で行うこ
とができる。
【0009】 また、上記請求項3に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項2に記載の衣類乾燥器において、
乾燥器本体内に配設した温度検出器と、温度検出器から
の出力を受けて、乾燥器本体内が衣類の乾燥に適した高
温度か、それ以下の低温度かを判定する温度判定手段
と、乾燥器本体内を加熱する加熱装置と、温度判定手段
により低温度と判定されたときに、吸気口駆動装置及び
排気口駆動装置により吸気口及び排気口を閉鎖させ、か
つ加熱装置及び除湿装置の作動を開始させて乾燥器本体
内を高温度より高い所定の温度範囲に維持し、乾燥状態
判定手段よる衣類が乾燥したとの判定結果に応じて、
熱装置及び除湿装置の作動を停止させるように制御する
第3駆動制御装置を設けたことにある。
【0010】 以上のように請求項3の発明を構成した
ことにより、冬季等の外気温が低くて、衣類の乾燥に気
流を使用できないような場合には、温度検出器の検出結
果に応じて温度判定手段により低温度と判定される。こ
れに応じて、第3駆動制御装置の制御により、吸気口及
び排気口が閉鎖され、加熱装置及び除湿装置の作動が開
始される。これにより、乾燥器本体内が密閉状態にさ
れ、加熱装置の作動により乾燥器本体内の温度が上昇し
所定の温度範囲に維持される。そのため、洗濯された衣
類に含まれる水分が蒸発し易くなり、発生した蒸気が除
湿装置により円滑に吸引される。
【0011】 その結果、請求項3の発明においては、
上記請求項2に記載の発明の効果に加えて、外気温が衣
類の乾燥に適さない低温状態であっても、加熱装置の作
動により乾燥器本体内を、衣類の乾燥に適した高温度よ
り高い所定の温度範囲に維持することにより、除湿装置
との協同によって、自然な状態で衣類を乾燥することが
できる。また、加熱装置の作動により、乾燥器本体内が
所定の温度範囲より高い温度に達すると、第3駆動制御
装置の制御により、加熱装置の作動が停止されるので、
乾燥器本体内の過熱が防止され、例えば化学繊維製の衣
類等であっても、熱により損傷を受けることがない。
【0012】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1から請求項3の何れか1つに記載
の衣類乾燥器において、吸気口に空気清浄部材を設けた
ことにある。
【0013】以上のように請求項4の発明を構成したこ
とにより、外気が汚れていたり、外気に花粉が含まれて
いる場合でも、外気が乾燥器本体内に吸引される前に、
外気中に含まれる汚染物質や花粉等を空気清浄部材によ
り確実に除去することができる。その結果、請求項4の
発明においては、上記請求項1ないし請求項3の発明の
効果に加えて、衣類を清浄な状態で乾燥することができ
る。
【0014】また、上記請求項5に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1から請求項4の何れか1つに記載
の衣類乾燥器において、開閉扉を乾燥器本体にロックす
る鍵を設けたことにある。以上のように請求項5の発明
を構成したことにより、衣類乾燥器を太陽光の当り易い
屋外に固定した状態で放置しておいても、乾燥器本体内
に収容された衣類の盗難を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明すると、図1及び図2は、第1の実施形態
である衣類乾燥器を斜視図及び正面図により示したもの
である。衣類乾燥器は、立体形状の本体10を有してい
る。本体10は、4本の垂直に立設した支柱11a〜1
1dと、支柱11a〜11dの上端を連結する連結棒1
2a〜12dと、支柱11a〜11dの下端から所定距
離の位置にて地面に水平に支柱11a〜11d間に支持
された金属製の底板13を設けている。支柱11a〜1
1dと、連結棒12a〜12dと、底板13に囲まれた
右側面、左側面、上面及び背面は、それぞれ透明プラス
チック板である右側面板14a、左側面板14b、上面
板14c及び背面板14dにより形成されている。連結
棒12b,12dには、ハンガー等を吊り下げる竿12
eが取り付けられている。本体10の前面は、底板13
上に所定高さの金属製の前面板15aが設けられてい
る。前面板15aの上縁の左右近傍位置には一対の係止
金具15a1 が設けられている。前面板15a上の開口
部15bには金属枠15cが嵌め込まれている。
【0016】金属枠15cの上部の連結棒12aには開
口部を開閉する扉16が蝶番等により回動可能に取り付
けられている。扉16は、金枠16aと、金枠16aに
支持された透明プラスチック板16bとを有している。
金枠16aの下辺中央位置には把手16a1 が設けられ
ている。金枠16aの下辺左右両側近傍には、一対の係
合金具16a2 が設けられている。係合金具16a2 は
上記係止金具15a1に係止されるようになっている。
そして、両者の係止部分に鍵(図示しない)を取り付け
ることにより、扉16をロック状態にすることができ、
本体10内部に収容した衣類の盗難を防止することがで
きる。また、扉16は、金属枠15cの左右の垂直辺に
設けた一対の支持棒15cにより、開放状態で金属枠1
5cに支持されるようになっている。
【0017】底板13の左右両側近傍には、底板13を
貫通して箱形の一対の吸気部材17が取り付けられてい
る。吸気部材17は、図3に示すように、箱形本体17
aの下端に吸気側電磁石17bの通電により吸気口17
cを開放する吸気口開閉蓋17dを設けている。吸気口
開閉蓋17dの上側には、活性炭層17eが設けられて
おり、さらに活性炭層17eの上側の空間部には、加熱
用のヒータ18が設けられている。また箱形本体17a
の上部には、半円筒形の多孔金属板からなる通気蓋17
fが被せられている。ただし、吸気部材の各部分の配置
等については、上記したものにかぎらず、同様の機能を
果たす構成に変更可能である。底板13の中央位置に
は、底板13を貫通して除湿器20が設けられている。
【0018】上面板14cの中央には、筒状の排気部材
21が設けられている。排気部材21は、図4に示すよ
うに、本体21aの下端に排気側電磁石21bの通電に
より排気口21cを開放する排気口開閉蓋21dを設け
ている。排気口開閉蓋21dの上方には、換気ファン2
2が設けられている。そして、本体21aの上方には円
錐台形の排気蓋21eが、本体21a上端との間に排気
空間を設けた状態で被せられている。また、排気蓋21
eの庇が、本体21aの上端より下方にまで延びている
ので、雨水等が本体21a内に吹き込まないようになっ
ている。ただし、排気部材の各部分の配置等について
は、上記したものにかぎらず、同様の機能を果たす構成
に変更可能である。上面の連結棒12b上側部には、光
センサ31が設けられている。前面板15aの内側面に
は、湿度センサ32及び温度センサ33が取り付けられ
ている。
【0019】底板13の右側端には、衣類乾燥器の電気
的動作を制御する電気制御装置40が設けられている。
電気制御装置40は、I/O、CPU、ROM、RA
M、タイマ等からなるマイクロコンピュータを設けて制
御回路41を備えている。制御回路41は、図6及び図
7に示すフローチャートに対応した「乾燥制御Iプログ
ラム」を実行し続ける。だだし、制御回路については、
マイクロコンピュータを用いたものでなく、アナログ回
路により構成されたものでもよい。
【0020】制御回路41の入力側には、図5に示すよ
うに、制御回路41に通電を開始するための電源スイッ
チ42、上記光センサ31、湿度センサ32及び温度セ
ンサ33が接続されている。電源スイッチ42は、手動
によりオンされ、制御回路41の制御によりオフされる
構造のスイッチである。また、制御回路41の出力側に
は、吸気側電磁石17b、ヒータ18、除湿器20、排
気側電磁石21b及び換気ファン22とが接続されてい
る。
【0021】つぎに、以上のように構成した第1の実施
形態の動作について説明する。ここでは、冬季のよう
に、外気温が終日洗濯物の乾燥に適さないT0 ℃(例
えば10℃)以下ではない場合を考える。乾燥器本体1
0の扉を開放し、洗濯された衣類を竿12eに吊るし、
扉16を閉鎖する。その後、電源スイッチ42の投入に
より、制御回路41は、「乾燥制御Iプログラム」の実
行を図6に示すステップ50にて開始し、ステップ51
にて各種変数の初期化処理を行い、ステップ52にてタ
イマによる計時を開始する。
【0022】現在はT0 ℃以上であり、また洗濯した衣
類を本体10内に収容した直後で、本体10内の湿度
は、衣類の未乾燥状態を示すK%(例えば50%)以上
である。従って、ステップ53、54にて「YES」と
の判定の基にプログラムはステップ55に移される。こ
こでは、天候が晴天であり、光センサからの出力がS以
上であるものとする。これに応じてステップ55にて
「YES」との判定の基にプログラムはステップ56に
移され、以下吸気側電磁石17bがオンされて吸気口1
7cが開放され、排気側電磁石21bがオンされて排気
口21cが開放され(ステップ57)、さらに換気ファ
ン22の駆動が開始される(ステップ58)。そして、
プログラムはステップ58からステップ54に戻され、
ステップ54以下の処理が繰り返し行われる。
【0023】これにより、本体10内に外気が連続的に
導入され、かつ太陽光の熱により、衣類から水分が蒸発
すると共に外気により蒸気が運ばれるので、衣類の乾燥
がハンガー等に吊るした自然な状態で迅速に行われる。
また、衣類の乾燥を、換気ファン22の駆動のみにより
行えるので、省エネルギ効果が得られる。さらに、この
衣類乾燥器は、本体10内の湿気を除去するものであ
り、本体内に衣類を重ねて収容しても乾燥が行われ、例
えば下着等人目にふれさせたくないものは衣服等に挟ん
で乾燥させることもでき便利である。このとき、吸気口
17cには活性炭層17eが介装されているので、衣類
が大気中の塵や有害化合物等により汚染されることがな
く、また衣類に杉花粉等が付着することもない。
【0024】そして、衣類が十分に乾燥し、本体10内
の湿度がK%以下になると、ステップ54にて「N
O」、ステップ59にて「YES」との判定の基に、ス
テップ60に移され、以下吸気側電磁石17bがオフさ
れて吸気口17cが閉鎖され、排気側電磁石21bがオ
フされて排気口21cが閉鎖され(ステップ61)、さ
らに換気ファン22の駆動が停止される(ステップ6
2)。そして、ステップ63にて、X時間(例えば4時
間)が経過したか否かの判定が行われる。X時間経過し
ていないときは、プログラムはステップ54に戻され、
以下上記した処理が繰り返し実行される。これにより、
乾燥後の衣類を再び湿らせる不都合を防止できる。そし
て、衣類乾燥器の使用開始後、X時間経過すると、制御
回路41はプログラムをステップ64に移して、電源ス
イッチをオフにした後、ステップ65にて実行を終了す
る。
【0025】つぎに、天候が晴天状態になく、光センサ
からの出力がSより小さい場合を考える。この場合は、
ステップ55にて「NO」との判定の基にプログラムは
ステップ66に移され、以下吸気側電磁石17bがオフ
にされて吸気口17cが閉鎖され、排気側電磁石21b
がオフにされて排気口21cが閉鎖され、本体10内が
密閉状態にされる。そして、ステップ68にて除湿器2
0の駆動が開始される。これにより、本体10内に充満
した水蒸気が除湿器20によって連続的に吸収され、衣
類の乾燥が自然状態で迅速に行われる。そして、衣類が
十分に乾燥し、本体10内の湿度がK%以下になると、
ステップ54にて「NO」、ステップ59にて「NO」
との判定の基に、ステップ69に移され、吸気口17c
及び排気口21cは閉鎖されたままの状態で、除湿器2
0の駆動が停止される。そして、ステップ63にて、X
時間(例えば4時間)が経過したか否かの判定が行われ
る。X時間経過していないときは、プログラムはステッ
プ54に戻され、以下上記した処理が繰り返し実行され
る。これにより、太陽光が利用できない場合でも、除湿
器の使用により、衣類を自然状態で安価に乾燥させるこ
とができる。
【0026】つぎに、冬季のように外気温が終日洗濯物
の乾燥に適さないT0 (例えば10℃)以下の場合を
考える。この場合、ステップ53にて「NO」との判定
の基にプログラムは、ステップ70に移され、以下吸気
側電磁石17bがオフにされて吸気口17cが閉鎖さ
れ、排気側電磁石21bがオフにされて排気口21cが
閉鎖され、本体10内が密閉状態にされる。つづいて、
ステップ72にて除湿器20の駆動が開始され、さらに
ステップ73にてヒータ18がオンされ、本体10内の
加熱が開始される。これにより、衣類に含まれる水分が
蒸発し易くなり、本体10内に充満した水蒸気が除湿器
20によって連続的に吸収される。
【0027】ここで、本体10内の温度がT2 (例えば
30℃)以下の時は、ヒータ18による加熱が続けら
れ、T2 以上になり加熱し過ぎの状態になるとステップ
74にて「YES」と判定され、ステップ77にてヒー
タ18がオフにされる。また、本体10内の温度が、温
度がT2 より低い所定温度T1 (例えば20℃)以下に
なると、ステップ76にて「YES」との判定の基にプ
ログラムはステップ73に戻され、ヒータ18による加
熱が開始される。
【0028】この間、衣類が十分に乾燥し、本体10内
の湿度がK%以下になると、ステップ75にて「YE
S」との判定の基にプログラムはステップ78に移さ
れ、ヒータ18がオフにされ、除湿器20がオフにされ
る(ステップ79)。さらに、ステップ80にて、X時
間(例えば4時間)が経過したか否かの判定が行われ
る。X時間経過していないときは、プログラムはステッ
プ76に戻され、以下上記した処理が繰り返し実行され
る。そして、衣類乾燥器の使用開始後、X時間経過する
と、制御回路41はプログラムをステップ81に移し
て、電源スイッチをオフにした後、ステップ82にてプ
ログラムの実行を終了する。これにより、冬季のよう
に、外気温が非常に低い場合でも、ヒータと除湿器を使
用することにより、衣類を自然状態で乾燥させることが
できる。
【0029】つぎに、第2の実施形態について説明す
る。第2の実施形態においては、上記第1の実施形態に
おいて、衣類乾燥器のヒータ18を削除したものであ
る。これにより、制御回路により実行される「乾燥制御
Iプログラム」を、図8に示すように、ステップ53及
びステップ70〜ステップ82を削除したものである。
【0030】以上のように構成した第2の実施形態にお
いては、外気温が冬季のように終日洗濯物の乾燥に適さ
ないT0 ℃(例えば10℃)以下ではない場合にのみ
適用される。すなわち、太陽光が照射される晴天時に
は、吸気口17c及び排気口21cを開放し換気ファン
22を駆動することにより、衣類の乾燥を行うことがで
き、また、非晴天時には、吸気口17c及び排気口21
cを閉鎖し除湿器20を駆動することにより、衣類の乾
燥を行うことができる。第2の実施形態に係る衣類乾燥
器の場合、ヒータを省略し、制御機構を簡略にできるの
で安価に提供される。特に、この衣類乾燥器は、冬季の
温度が極端に低くならない、温暖な地方において使用す
るのに適している。
【0031】つぎに、第3の実施形態について説明す
る。第3の実施形態においては、上記第2の実施形態に
おいて、さらに衣類乾燥器の除湿器20を削除したもの
である。これにより、制御回路により実行される「乾燥
制御IIプログラム」が、図9に示すように変更され
る。つぎに、以上のように構成した第3の実施形態の動
作について説明する。乾燥器本体10の扉を開放し、洗
濯された衣類を竿に吊るし、扉16を閉鎖する。その
後、電源スイッチ42の投入により、制御回路41は、
「乾燥制御IIプログラム」の実行を図9に示すステッ
プ90にて開始し、ステップ91にて各種変数の初期化
処理を行い、ステップ92にてタイマによる計時を開始
する。
【0032】現在は洗濯した衣類を本体10内に収容し
た直後で、本体10内の湿度は、衣類の未乾燥状態を示
すK%(例えば50%)以上であり、天候が晴天なの
で、ステップ93、94にて「YES」との判定の基に
プログラムはステップ95に移される。以下、吸気側電
磁石17bがオンされて吸気口17cが開放され(ステ
ップ95)、排気側電磁石21bがオンされて排気口2
1cが開放され(ステップ96)、さらに換気ファン2
2の駆動が開始される(ステップ97)。これにより、
本体10内に外気が連続的に導入され、かつ太陽光の熱
により、衣類から水分が蒸発すると共に外気により蒸気
が運ばれるので、衣類の乾燥が自然状態で迅速に行われ
る。
【0033】そして、衣類が十分に乾燥し、本体10内
の湿度がK%以下になると、ステップ93にて「NO」
との判定の基に、ステップ98に移され、以下吸気側電
磁石17bがオフされて吸気口17cが閉鎖され、排気
側電磁石21bがオフされて排気口21cが閉鎖され
(ステップ99)、さらに換気ファン22の駆動が停止
される(ステップ100)。また、太陽光が陰ったり、
落日になって、光センサの出力がS以下になると、ステ
ップ94にて「NO」との判定の基にプログラムはステ
ップ98に移され以下同様に処理される。
【0034】そして、ステップ101にて、X時間(例
えば4時間)が経過したか否かの判定が行われる。X時
間経過していないときは、プログラムはステップ93に
戻され、以下上記した処理が繰り返し実行される。衣類
乾燥器の使用開始後、X時間経過すると、制御回路41
はプログラムをステップ102に移して、電源スイッチ
をオフにした後、ステップ103にてプログラムの実行
を終了する。これにより、本体10内に外気が連続的に
導入され、かつ太陽光の熱により、衣類から水分が蒸発
すると共に外気により蒸気が運ばれるので、衣類の乾燥
が自然状態で迅速に行われる。
【0035】以上のように構成した第3の実施形態にお
いては、晴天の場合にのみ適用される簡易な衣類乾燥器
を提供できる。すなわち、太陽光が照射される晴天時に
のみ、吸気口17c及び排気口21cを開放し換気ファ
ン22を駆動することにより、衣類の乾燥を行うことが
できる。第3の実施形態に係る衣類乾燥器の場合、除湿
器20も省略し、制御機構をさらに簡略にできるので安
価に提供される。特に、この衣類乾燥器は、冬季の温度
が極端に低くならない、温暖な地方において、晴天時に
使用するのに適している。
【0036】なお、上記各実施形態に示した衣類乾燥器
の形状等については、これに限るものではなく、目的用
途等に応じて適宜変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る衣類乾燥器を概略
的に示す斜視図である。
【図2】同衣類乾燥器を概略的に示す正面図である。
【図3】衣類乾燥器の吸気部材を概略的に示す断面図で
ある。
【図4】衣類乾燥器の排気部材を概略的に示す一部破断
面図である。
【図5】衣類乾燥器の電気制御装置を示すブロック図で
ある。
【図6】図5の制御回路により実行される「乾燥制御I
プログラム」のフローチャートの一部である。
【図7】同「乾燥制御Iプログラム」のフローチャート
の一部である。
【図8】第2の実施形態において制御回路により実行さ
れる「乾燥制御プログラム」の変更部分である。
【図9】第3の実施形態において、図5の制御回路によ
り実行される「乾燥制御IIプログラム」のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10…本体、11a〜11d…支柱、12a〜12d…
連結棒、12e…竿、13…底板、14a…右側面板、
14b…左側面板、14c…上面板、14d…背面板、
15a…前面板、15a1 …係止金具、15b…開口
部、15c…金属枠、16…扉、16a…金枠、16a
2 …係止金具、16b…透明プラスチック板、17…吸
気部材、17a…箱形本体、17b…吸気側電磁石、1
7c…吸気口、17d…吸気口開閉蓋、17e…活性炭
層、17f…通気蓋、18…ヒータ、20…除湿器、2
1…排気部材、21a…本体、21b…排気側電磁石、
21c…換気口、21d…排気口開閉蓋、21e…排気
蓋、22…換気ファン、31…光センサ、32…湿度セ
ンサ、33…温度センサ、40…電気制御装置、41…
制御回路、42…電源スイッチ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部が透明板で形成された箱
    体であって、内部に衣類を吊す吊り下げ部を有すると共
    に同箱体の側面に形成された衣類出し入れ口に開閉可能
    に取り付けられた開閉扉を有する乾燥器本体と、 同乾燥器本体内に設けた湿度検出器と、 同湿度検出器からの出力を受けて、前記乾燥器本体内に
    収容された衣類が乾燥しているか乾燥していないかを判
    定する乾燥状態判定手段と、 同乾燥器本体に設けた光検出器と、 同光検出器からの出力を受けて、晴天状態か非晴天状態
    かを判定する天候判定手段と、 同乾燥器本体の壁面に設け、第1蓋体により開閉可能に
    された吸気口と、 前記第1蓋体を開閉させる吸気口駆動装置と、 同乾燥器本体の壁面に設け、第2蓋体により開閉可能に
    された排気口と、 前記第2蓋体を開閉させる排気口駆動装置と、 前記排気口の近傍に設けられ、前記乾燥器本体内の空気
    を吸引して同排気口から排出する換気装置と、 前記乾燥状態判定手段よる衣類が乾燥していないとの判
    定結果及び前記天候判定手段による晴天状態であるとの
    判定結果に応じて、前記吸気口駆動装置及び排気口駆動
    装置により前記吸気口及び排気口を開放させ、かつ前記
    換気装置の作動を開始させ、前記乾燥状態判定手段よる
    衣類が乾燥したとの判定結果、または前記天候判定手段
    による非晴天状態であるとの判定結果に応じて、前記吸
    気口駆動装置及び排気口駆動装置により前記吸気口及び
    排気口を閉鎖させ、かつ前記換気装置の作動を停止させ
    るように制御する駆動制御装置とを備えたことを特徴と
    する衣類乾燥器。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の衣類乾燥器におい
    て、 前記乾燥器本体内に除湿装置を設け、前記乾燥状態判定
    手段よる衣類が乾燥していないとの判定結果及び前記天
    候判定手段による非晴天状態であるとの判定結果に応じ
    て、前記吸気口駆動装置及び排気口駆動装置により前記
    吸気口及び排気口を閉鎖させ、かつ前記除湿装置の作動
    を開始させ、前記乾燥状態判定手段よる衣類が乾燥した
    との判定結果に応じて、前記除湿装置の作動を停止させ
    るように制御する第2駆動制御装置を設けたことを特徴
    とする衣類乾燥器。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の衣類乾燥器におい
    て、 乾燥器本体内に配設した温度検出器と、同温度検出器か
    らの出力を受けて、前記乾燥器本体内が衣類の乾燥に適
    した高温度か、それ以下の低温度かを判定する温度判定
    手段と、同乾燥器本体内を加熱する加熱装置と、前記温
    度判定手段により低温度と判定されたときに、前記吸気
    口駆動装置及び排気口駆動装置により前記吸気口及び排
    気口を閉鎖させ、かつ前記加熱装置及び前記除湿装置の
    作動を開始させて前記乾燥器本体内を前記高温度より高
    い所定の温度範囲に維持し、前記乾燥状態判定手段よる
    衣類が乾燥したとの判定結果に応じて、前記加熱装置及
    除湿装置の作動を停止させるように制御する第3駆動
    制御装置を設けたことを特徴とする衣類乾燥器。
  4. 【請求項4】 前記請求項1から請求項3の何れか1つ
    に記載の衣類乾燥器において、前記吸気口に空気清浄部
    材を設けたことを特徴とする衣類乾燥器。
  5. 【請求項5】 前記請求項1から請求項4の何れか1つ
    に記載の衣類乾燥器において、前記開閉扉を前記乾燥器
    本体にロックする鍵を設けたことを特徴とする衣類乾燥
    器。
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