JP3005173U - 真空排気型衣類乾燥器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 湿気を帯びた洗濯衣類を、速やかに乾かすこ
とを、目的とする。 【構成】 真空ポンプ４及び、乾燥剤容器２及び、ヒー
ター１０内蔵型の真空容器８を基本構成とし、撹拌のた
めの格子網９又は、回転ドラム１３を有する構成とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、湿気を帯びた衣類を速やかに乾燥するための衣類乾燥器に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、衣類乾燥器としては、衣類を回転ドラム内に入れて、温風を吹きつけな がら回転させ、乾燥する方法が知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の方法では、衣類の温度は高くなるが、衣類からの湿気は去らず、よって 、衣類の乾燥には、時間が掛かるという問題点を有していた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

課題を解決するための手段として、本考案は、モーター３駆動による真空ポン プ４及び、乾燥剤容器２及び、ヒーター１０内蔵の真空容器８から構成するもの とする。

【０００５】

【作用】

真空ポンプ４を作動させることにより、真空容器８内の気圧は低下し、衣類の 水分は、低温でも気化を容易にし、又、ヒーター１０の熱により衣類の水分は気 化を増し、又、真空ポンプ４により、真空容器８内の水分を排気し、かつ、乾燥 剤容器２より供給された乾燥空気を、真空容器８内に取り入れることにより、衣 類は、乾燥される。

【０００６】

【実施例】

実施例について、図面を参照して説明する。 図１において、上開蓋６を開き、水分を含んだ衣類を、格子網９、ヒーター１ ０を有する真空容器８内に入れる。乾燥剤容器２に乾燥剤を入れ、真空ポンプ４ 及び、ヒーター１０を作動させる。適度の低圧と温度により、衣類から気化した 水分は、吸気口１より外部へ排気され、又、電磁弁１１を介し、乾燥空気吸入口 １２より乾燥空気が真空容器８内に射出され、衣類は撹拌されると共に、次第に 乾燥をくり返す。

【０００７】 図２において、前開蓋１４を開き、衣類を真空容器８内の回転ドラム１３内に いれる。真空ポンプ４、ヒーター１０、回転ドラム用モーター１５を作動させる ことにより、衣類は、回転ドラム１３内において撹拌されながら、その水分は排 気され、又、乾燥空気の供給をうけ、次第に乾燥されていく。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は、上述のとうり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【０００９】 請求項１の真空排気型衣類乾燥器においては、真空ポンプ４及び、乾燥剤容器 ２の採用により、衣類の乾燥時間を短縮し、又、乾燥空気の射出力により、衣類 の撹拌を行なうので、構造が簡単である。

【００１０】 請求項２の真空排気型衣類乾燥器においては、回転ドラム１３を採用すること により、衣類を完全に撹拌することが出来、乾燥時間を短縮することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】真空排気型衣類乾燥器の縦要部断面図である。

【図２】真空排気型衣類乾燥器の実施例を示す縦要部断
面図である。

【符号の説明】

１ 吸気口 ２ 乾燥剤容器 ３ モーター ４ 真空ポンプ ５ 排気口 ６ 上開蓋 ７ 衣類 ８ 真空容器 ９ 格子網 １０ ヒーター １１ 電磁弁 １２ 乾燥空気吸入口 １３ 回転ドラム １４ 前開蓋 １５ 回転ドラム用モーター １６ 差圧型自動弁

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 モーター（３）駆動による真空ポンプ
   （４）及び、ヒーター（１０）、格子網（９）、吸気口
   （１）、乾燥空気吸入口（１２）を有する真空容器
   （８）から構成される真空排気型衣類乾燥器。
2. 【請求項２】 衣類撹拌部品として、回転ドラム用モー
   ター（１５）及び、回転ドラム（１３）から構成される
   請求項１記載の真空排気型衣類乾燥器。