JP2581618Y2 - 真空乾燥機 - Google Patents

真空乾燥機

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JP2581618Y2
JP2581618Y2 JP1993017375U JP1737593U JP2581618Y2 JP 2581618 Y2 JP2581618 Y2 JP 2581618Y2 JP 1993017375 U JP1993017375 U JP 1993017375U JP 1737593 U JP1737593 U JP 1737593U JP 2581618 Y2 JP2581618 Y2 JP 2581618Y2
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JP
Japan
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vacuum
drying
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sealed container
work
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JP1993017375U
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English (en)
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JPH0678785U (ja
Inventor
公禧 伊藤
Original Assignee
株式会社エフエスケー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水洗浄後の機械部品の
ようなワークを乾燥するために用いられる真空乾燥機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】水洗浄後の機械部品のようなワークの乾
燥装置としては、従来から熱風乾燥機や真空乾燥機が使
用されている。しかし、ワークに細径の袋穴があるよう
な場合には従来の熱風乾燥機や真空乾燥機では完全に乾
燥することが難しく、乾燥効率が悪かった。また、真空
タンクの内部にヒーターを設けた真空乾燥機も知られて
いるが、ヒーターの輻射熱はワークの表面にしか到達し
ないので、やはり乾燥効率は低いものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した従来
の問題点を解決し、細径の袋穴を持つようなワークをも
高い乾燥効率で乾燥させることができる真空乾燥機を提
供するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本考案の真空乾燥機は、細径の袋穴を有す
る機械部品を収納するためバスケットの入る乾燥用密封
容器に、外気を導入することなく密封状態において真空
バルブを介して前記乾燥用密封容器内を真空に減圧して
前記機械部品の細径の袋穴内の空気を吸引排出するため
真空ポンプを接続するとともに、この真空バルブと交
互に開閉されるヒーターバルブを介して、空気を吸引排
出した前記機械部品の細径の袋穴内に入り込む加熱エア
を供給するための加熱エア供給源を接続したことを特徴
とするものである。
【0005】
【作用】本考案の真空乾燥機は、乾燥用密封容器の内部
にワーク収納用のバスケットを入れ、真空ポンプによる
減圧と加熱エア供給源による加熱エアの導入とを繰り返
すことにより、細径の袋穴を持つようなワークをも高い
乾燥効率で乾燥させることができる。
【0006】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1において、1は開閉可能な蓋を備え
た乾燥用密封容器であり、その内部にワーク収納用のバ
スケット2を入れることができる構造となっている。こ
の乾燥用密封容器1には、真空バルブ3及び逆流防止バ
ルブ4を介して真空ポンプ5が接続されており、乾燥用
密封容器1の内部を真空にすることができる。またこの
乾燥用密封容器1には、ヒーターバルブ6を介して加熱
エア供給源7が接続されている。この加熱エア供給源7
はヒータ8により加熱されたエアを乾燥用密封容器1の
内部に供給するためのものである。このほか、乾燥用密
封容器1の底部にはドレンバルブ9が設けられている
が、このドレンバルブ9は常時は閉じられている。
【0007】このように構成された第1の実施例の真空
乾燥機により水洗後のワークWを乾燥するには、まずバ
スケット2にワークWを収納したうえ、このバスケット
2を乾燥用密封容器1の内部に入れ、蓋を閉じる。次に
ヒーターバルブ6を閉じ、外気が入らないよう密閉し
状態で真空バルブ3を開き、真空ポンプ5を作動させ
る。これにより乾燥用密封容器1の内部は減圧され、ワ
ークWの表面の水分は蒸発を促進されて乾燥し、またワ
ークWが細径の袋穴を持つ場合にも、その袋穴の内部の
水分も蒸発して空気もろとも真空ポンプ5によって排出
される。
【0008】このようにして乾燥用密封容器1の内部が
十分に減圧された後、真空バルブ3を閉じる。そしてヒ
ーターバルブ6を開いて加熱エア供給源7と乾燥用密封
容器1とを連通させる。その結果、加熱エア供給源7の
内部の加熱エアは乾燥用密封容器1の内部に吸引され、
ワークW細径の袋穴の内部にまで加熱エアが入り込
む。このため袋穴の内部に残留していた水分も加熱され
て蒸発する。
【0009】次にヒーターバルブ6を閉じたうえで真空
バルブ3を開き、真空ポンプ5を作動させて再び乾燥用
密封容器1の内部を減圧する。すると水分を含んだ加熱
エアが乾燥用密封容器1の内部から排出され、袋穴の内
部も一段と乾燥が進行する。以下、上記したように真空
バルブ3とヒーターバルブ6とを交互に開閉する操作を
数回繰り返せば、ワークWは完全に乾燥されることとな
る。
【0010】図2に示す第2の実施例では、第1の実施
例の真空バルブ3に替えて三方弁式の真空バルブ3aが使
用されている。この図2の実施例の装置により水洗後の
ワークWを乾燥するには、バスケット2を乾燥用密封容
器1の内部に入れ、蓋を閉じる。次に三方弁式の真空バ
ルブ3aを閉じた状態でヒーターバルブ6を開き、加熱エ
ア供給源7と乾燥用密封容器1とを連通させる。これに
よりワークWの加熱が行われる。
【0011】このようにしてワークWを十分に加熱した
後、ヒーターバルブ6を閉じる。この後真空ポンプ5を
作動させ、三方弁式の真空バルブ3aを開く。これにより
乾燥用密封容器1の内部は減圧され、ワークWの表面の
水分は蒸発を促進されて乾燥し、またワークWが細径の
袋穴を持つ場合には、袋穴内部に残留していた水分はワ
ークWからの伝導熱により加熱されているため、急激な
減圧により沸騰し噴出する。同時にこれらの水分の蒸発
により、ワークWの温度は下がり次第に乾燥しにくくな
る。
【0012】次に三方弁式の真空バルブ3aを閉じたうえ
でヒーターバルブ6を開き、加熱エアを再度乾燥用密封
容器1の内部へ送り込む。これによりワークWの温度は
再び上昇する。以下、上記したようにヒーターバルブ6
と三方弁式の真空バルブ3aとを交互に開閉する操作を数
回繰り返せば、ワークWは完全に乾燥されることとな
る。
【0013】図3は本考案の第3の実施例を示すもの
で、加熱エア供給源7がヒータ7aとブロワ7bとから構成
され、熱風を循環ライン7c、7dを介して乾燥用密封容器
1に循環させることができるようになっている。その使
用方法は第2の実施例と同様であるから、説明を省略す
る。
【0014】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案の真空乾
燥機によれば、真空バルブとヒーターバルブを交互に開
閉することによって乾燥用密封容器の内部のワークを交
互に減圧、加熱するようにしたので、従来の熱風乾燥機
や真空乾燥機では完全に乾燥させることができなかった
細径の袋穴の内部の水分をも、高い乾燥効率で完全に乾
燥させることができる。このように本考案の真空乾燥機
は複雑な形状の機械部品等の水分を効率よく乾燥させる
ことができるので、揮発油を使用しない水洗浄の用途や
適用分野の拡大に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す配管系統図であ
る。
【図2】本考案の第2の実施例を示す配管系統図であ
る。
【図3】本考案の第3の実施例を示す配管系統図であ
る。
【符号の説明】 1 乾燥用密封容器 2 バスケット 3 真空バルブ 3a 三方弁式の真空バルブ 5 真空ポンプ 6 ヒーターバルブ 7 加熱エア供給源 W ワーク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細径の袋穴を有する機械部品を収納する
    ためバスケットの入る乾燥用密封容器に、外気を導入す
    ることなく密封状態において真空バルブを介して前記乾
    燥用密封容器内を真空に減圧して前記機械部品の細径の
    袋穴内の空気を吸引排出するための真空ポンプを接続す
    るとともに、この真空バルブと交互に開閉されるヒータ
    ーバルブを介して、空気を吸引排出した前記機械部品の
    細径の袋穴内に入り込む加熱エアを供給するための加熱
    エア供給源を接続したことを特徴とする真空乾燥機。
JP1993017375U 1993-04-07 1993-04-07 真空乾燥機 Expired - Lifetime JP2581618Y2 (ja)

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JPH0678785U JPH0678785U (ja) 1994-11-04
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JP2764607B2 (ja) * 1989-04-28 1998-06-11 三菱化工機株式会社 粉粒体の乾燥方法およびその装置

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JPH0678785U (ja) 1994-11-04

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