JPS6314791Y2 - - Google Patents

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JPS6314791Y2
JPS6314791Y2 JP1985176956U JP17695685U JPS6314791Y2 JP S6314791 Y2 JPS6314791 Y2 JP S6314791Y2 JP 1985176956 U JP1985176956 U JP 1985176956U JP 17695685 U JP17695685 U JP 17695685U JP S6314791 Y2 JPS6314791 Y2 JP S6314791Y2
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JP
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exhaust
duct
solvent
washing tub
circulation duct
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JP1985176956U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドライクリーナにおける洗濯および
乾燥が終了した後に行われる脱臭排気のための装
置に関する。
〔従来の技術〕
ドライクリーナにおいては、籠形回転ドラムを
収容した洗濯槽に、溶剤収容タンクからポンプを
介して溶剤を汲み上げ、この溶剤を上記洗濯槽、
ポンプおよびフイルタの間で循環させつつ回転ド
ラムを回転させて、該回転ドラムに収容した洗濯
物を洗濯するようになつている。
また、このようなドライクリーナにあつては、
例えば実公昭57−8786号公報にも開示されている
通り、洗濯槽に乾燥空気循環ダクトの上流端およ
び下流端を接続し、このダクト内に送風機、凝縮
機および加熱器をこの順番に設置してあり、洗濯
が終了した時に上記洗濯槽の溶剤を溶剤収容タン
クに排除した後、送風機を運転しかつ加熱器を作
動させると、この加熱器で加熱された乾燥空気が
上記洗濯槽と循環ダクトの間で循環され、これに
より洗濯物の乾燥をなすようになつている。すな
わち、乾燥空気によつて洗濯物が加熱されるた
め、洗濯物から溶剤が蒸発され、この蒸発した溶
剤はダクト内に吸い込まれて凝縮機に送り込まれ
る。この凝縮機では蒸発溶剤が冷却されて液化
し、この液化溶剤は水分離器に導入され、この水
分離器で水分を除去された後溶剤収容タンクに戻
されるようになつている。
このような、ドライクリーナにあつては上記乾
燥工程が終了すると、外の新鮮な空気を取り入
れ、かつ内部の空気を排除するようになつてお
り、これにより洗濯物の温度を下げるとともに、
脱臭が行われるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来においては、脱臭排気を行うのに、前記公
報に示すされているように、外の新鮮な空気を洗
濯槽および乾燥空気循環ダクトの全循環経路を通
過させるようにしていた。このような脱臭排気手
段は、上記公報にも示されるように、空気取入れ
口と排気口を形成し、かつこれら空気取入れ口と
排気口をそれぞれダンパがシヤツタで開閉するか
ら構造が簡単である利点をもつが、このような脱
臭排気方法では、洗濯槽および乾燥空気循環ダク
トの全空間中に残留している溶剤蒸気を排除する
ことになるから、排除しなければならない空間容
積が大きく、脱臭排気時間が長くなるとともに、
溶剤の廃棄量が多くなり、溶剤の消費量が多くな
る。ドライクリーニングに使用される溶剤は高価
であり、したがつて経費が高くつく欠点がある。
本考案は、脱臭排気は洗濯物のみ行えばよいこ
とに着目し、洗濯槽だけを排気することにより、
脱臭排気時間が短縮されるとともに、溶剤の消費
量を節約し、運転経費が安価になるドライクリー
ナの脱臭排気装置を提供しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、乾燥空気循環ダクトの上流端および
下流端にそれぞれ新鮮な空気の取り入れ口および
排気口を設けるとともにそれぞれ切換え弁機構を
設け、これら空気取り入れ口および排気口のいず
れか一方に他の送風機を設置し、乾燥運転中には
上記切換え弁機構により乾燥空気循環ダクトの上
流端および下流端をそれぞれ開いて上記空気取り
入れ口および排気口を閉じ、かつこの乾燥運転後
の脱臭排気運転中には上記切換え弁機構により上
記空気取り入れ口および排気口を開いて乾燥空気
循環ダクトの上流端および下流端を閉止しかつ上
記他の送風機を運転するようにしたことを特徴と
する。
〔作用〕
上記の構成によると、乾燥運転後の脱臭排気運
転中には、切換え弁機構により空気取り入れ口お
よび排気口を開いて乾燥空気循環ダクトの上流端
および下流端を閉止しかつ他の送風機を運転する
ので、洗濯槽だけを排気することができ、乾燥空
気循環ダクトを排気しないから、小さな空間の排
気ですみ、排気時間が短くなるとともに、排除さ
れる溶剤蒸気量も少なくてすむから溶剤の消費量
を節約することができる。
〔考案の実施例〕
以下本考案について、第1図および第2図に示
す一実施例にもとづき説明する。
図において1は洗濯槽であり、籠形回転ドラム
2を収容している。
洗濯槽1にはボタントラツプ3が接続されてお
り、このボタントラツプ3はポンプ4に接続され
ているとともに、開閉弁5を介して溶剤収容タン
ク6に接続されている。
タンク6内の溶剤はポンプ4により汲み上げら
れ、フイルタ7を経て洗濯槽1に供給される。洗
濯槽1に所定量の溶剤が供給されると、開閉弁5
を閉じ、洗濯槽1内の溶剤をボタントラツプ3を
通じてポンプ4により吸引し、フイルタ7を径て
洗濯槽1に供給し、これにより溶剤を循環させ
る。この状態で、洗濯槽1の回転ドラム2を回転
させ、収容した衣類等の洗濯を行う。
洗濯槽1には、乾燥空気循環ダクト8が接続さ
れている。
乾燥空気循環ダクト8内には、上流側から下流
側に向かい、糸屑フイルタ9、モータ10により
駆動される送風機11、凝縮機12および加熱器
13が、この順番に設けられている。凝縮機12
には溶剤回収通路14が接続されており、この溶
剤回収通路14は水分離器15を介して溶剤収容
タンク6に接続されている。
洗濯が終了すると、洗濯槽1内の溶剤を溶剤収
容タンク6に排除し、しかる後、送風機11を始
動させる。すると、第1図の矢印方向で示すよう
に、加熱器13で高温にされた空気が洗濯槽1内
に供給され、洗濯物から溶剤を蒸発させる。蒸発
した溶剤は乾燥空気循環ダクト8内に吸い込ま
れ、糸屑フイルタ9を通過して凝縮機12に送り
込まれる。凝縮機12では蒸発溶剤が冷却されて
液化し、この液化溶剤は溶剤回収通路14により
水分離器15に導入され、この水分離器15で水
分を除去されて溶剤収容タンク6に戻される。こ
のようにして洗濯槽1と乾燥空気循環ダクト8の
間に乾燥空気を循環させることにより、洗濯物の
乾燥が行われる。
このような構成は従来と同様であつてよく、本
実施例ではさらに以下のように構成されている。
すなわち、上記乾燥空気循環ダクト8の上流端
にはダクト入口16が形成されており、このダク
ト入口16は本考案の切換え弁機構に該当する開
閉弁17により開閉されるようになつている。ま
た、上記乾燥空気循環ダクト8の下流端にはダク
ト出口18が形成されており、このダクト出口1
8に対向してその下流側には新鮮な空気の取入れ
口19が開設されている。これらダクト出口18
および空気取入れ口19は、本考案の切換え弁機
構に相当する切換え弁20によつて、いづれか一
方が開かれる場合に他方が閉じられるように開閉
される。
さらに、洗濯槽1には上記乾燥空気循環ダクト
8の上流端近傍に位置して排気口21が設けられ
ており、この排気口21には排気ダクト22が接
続されている。排気ダクト22には、本考案の切
換え弁機構に該当する開閉弁23が設けられてい
るとともに、排気用送風機24が設けられてい
る。なお、25は蒸溜機を示す。
このような構成によれば、前記した洗濯物の乾
燥工程では、開閉弁17によりダクト入口16を
開くとともに、切換え弁20によりダクト出口1
8を開いて空気取り入れ口19を閉じる。さら
に、開閉弁23により排気ダクト22(排気口2
1)を閉じ、かつ排気用送風機24は停止してお
く。この状態で、先に述べたように送風機11を
運転すると、第1図に示すように、洗濯槽1と乾
燥空気循環ダクト8の間で乾燥空気が循環され、
洗濯物の乾燥が行われる。
このような乾燥が終わると、送風機11を停止
し、開閉弁17によりダクト入口16を閉じると
ともに、切換え弁20によりダクト出口18を閉
じて空気取入れ口19を開く。また、開閉弁23
により排気ダクト22(排気口21)を開く。こ
の状態で、排気用送風機24を運転すると、第2
図に示すように、空気取入れ口19から新鮮な外
気が導入され、この空気は洗濯槽1を通過して、
排気口21および排気ダクト22より外に排出さ
れる。したがつて、洗濯槽1内に新鮮な空気が供
給され、これによりドラム2内の洗濯物の温度を
下げるとともに、脱臭排気が行われる。
このような実施例によれば、脱臭排気を行う場
合、第2図に示すように、洗濯槽1内のみに新鮮
な空気を取入れて排気を行うから、排気空間が小
さくてすみ、よつて排気時間が短くてすむ。また
は排気用送風機24の能力が小さくてすむ、もし
くは排気用送風機24の運転経費が安価ですむ。
しかも、外に排除されるのは洗濯槽1内の溶剤
蒸気だけであるから、溶剤蒸気の廃棄量が少なく
てすみ、高価な溶剤の消費量を低減できる。
上記実施例の構成は、先に述べた公報の構成よ
りも、排気ダクト22、開閉弁23および排気用
送風機24等の部品を多く使用することになる
が、このような構成を採用しても高価な溶剤の消
費量を低減できるため、長期の運転ではむしろコ
ストが安くなる。
なお、上記実施例では、ダクト入口16および
排気ダクト22に、それぞれ互いに別個の開閉弁
17および23を設けた場合について説明した
が、本考案は第3図に変形例として示されるよう
に、排気ダクト22に連結された排気口21をダ
クト入口16の近くに開設し、これらダクト入口
16と排気口21を、本考案の切換え弁機構に相
当する1個の切換えダンパ30により、一方を開
いた場合に他方を閉じるように構成してもよい。
また、排気用送風機24は、空気取り入れ口1
9側に設置してもよい。
さらに脱臭排気工程で外部に排出される溶剤蒸
気は、周囲の作業環境を悪化させる場合があり、
これを防止するため、浄化装置を使用することが
ある。本考案によれば、溶剤蒸気の排出量が少な
くなるから、上記浄化装置を省略することもで
き、また第3図に示すように、排気ダクト22の
先に浄化装置40を設置する場合であつても、浄
化装置40の浄化能力が低くてすむ、あるいは浄
化能力を長い期間維持させることができるなどの
利点もある。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によると、乾燥運転
後の脱臭排気運転中には、切換え弁機構により空
気取り入れ口および排気口を開いて乾燥空気循環
ダクトの上流端および下流端を閉止した状態で他
の送風機を運転するから、洗濯槽だけを排気する
ことができ、乾燥空気循環ダクトを排気しないこ
とから小さな空間の排気ですみ、排気時間が短く
なるとともに、排除される溶剤蒸気量も少なくて
すみ、溶剤の消費量を節約することができる。し
たがつて運転経費が安価になる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示
し、第1図はドライクリーナの乾燥工程作業時を
示す構成図、第2図は脱臭排気工程作業時を示す
構成図、第3図は本考案の他の実施例を示し、乾
燥工程作業時を示す構成図である。 1……洗濯槽、2……回転ドラム、3……ボタ
ントラツプ、4……ポンプ、6……溶剤収容タン
ク、7……フイルタ、8……乾燥空気循環ダク
ト、11……送風機、12……凝縮機、13……
加熱器、16……ダクト入口、17……開閉弁
(切換え弁機構)、18……ダクト出口、19……
空気取り入れ口、20……切換え弁(切換え弁機
構)、21……排気口、22……排気ダクト、2
3……開閉弁(切換え弁機構)、24……排気用
送風機、30……切換えダンパ(切換え弁機構)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗濯槽に乾燥空気循環ダクトを接続し、このダ
    クト内に送風機、凝縮機および加熱器を設置し
    て、洗濯が終了した場合に上記洗濯槽と乾燥空気
    循環ダクトの間で乾燥空気を循環させるドライク
    リーナにおいて、上記乾燥空気循環ダクトの上流
    端および下流端にそれぞれ新鮮な空気の取り入れ
    口および排気口を設けるとともにそれぞれ切換え
    弁機構を設け、これら空気取り入れ口および排気
    口のいずれか一方に他の送風機を設置し、上記乾
    燥運転中には上記切換え弁機構により乾燥空気循
    環ダクトの上流端および下流端をそれぞれ開いて
    上記空気取り入れ口および排気口を閉じ、かつこ
    の乾燥運転後の脱臭排気運転中には上記切換え弁
    機構により上記空気取り入れ口および排気口を開
    いて乾燥空気循環ダクトの上流端および下流端を
    閉止しかつ上記他の送風機を運転するようにした
    ことを特徴とするドライクリーナの脱臭排気装
    置。
JP1985176956U 1985-11-18 1985-11-18 Expired JPS6314791Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985176956U JPS6314791Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985176956U JPS6314791Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

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Publication Number Publication Date
JPS6286198U JPS6286198U (ja) 1987-06-02
JPS6314791Y2 true JPS6314791Y2 (ja) 1988-04-25

Family

ID=31117700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985176956U Expired JPS6314791Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

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JP (1) JPS6314791Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5631796A (en) * 1979-08-23 1981-03-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Method of recovering solvent for dry cleaning and its recovering device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5631796A (en) * 1979-08-23 1981-03-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Method of recovering solvent for dry cleaning and its recovering device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6286198U (ja) 1987-06-02

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