JPH08214374A - 家庭用電話装置 - Google Patents

家庭用電話装置

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JPH08214374A
JPH08214374A JP9175595A JP9175595A JPH08214374A JP H08214374 A JPH08214374 A JP H08214374A JP 9175595 A JP9175595 A JP 9175595A JP 9175595 A JP9175595 A JP 9175595A JP H08214374 A JPH08214374 A JP H08214374A
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忠芳 伊藤
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義雄 多賀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PHS通信方式を利用した家庭用電話装置で
あって、家庭用端末が家庭内にある場合には、家庭端末
の使用不可状態を軽減し、逆に、家庭端末が家庭内にな
い場合には、一般端末にも接続機会を与えることができ
て、家庭用及び一般用に効率よく使用できる家庭用電話
装置を提供することを目的とする。 【構成】 家庭・公衆切替操作部4が家庭用モード、家
庭公衆併用モードのいずれかによって、制御キャリア送
信部8から送信される家庭用制御キャリアと公衆用制御
キャリアの送信割合を切り替える。また、公衆用制御キ
ャリアの送信出力レベルを家庭用モードの場合には小さ
くし、家庭公衆併用モードの場合には大きくする。さら
に、制御キャリアの送信することにより受信するIDコ
ードが家庭端末の場合には、その回線接続を優先させ
る。また、家庭内にある家庭端末の数によって、一般端
末の使用可能回線数を定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用電話装置に関す
るものであり、特に、PHS通信システムにおいて家庭
用と公衆用とを併用して使用することができる電話基地
局の機能を有する家庭用電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第2世代のコードレス電話として、パー
ソナル・ハンディーホン・システム(PHS)の開発が
進められているが、このPHSはデジタル通信方式で家
庭用のコードレス端末を屋外でも使用できるようにした
もので、このPHSによれば、高速移動通信ができない
ものの、通話料金が安価であり、基地局は小型で安価と
なり、端末も小型となり、基地局を地下街等に設けるこ
とにより、従来の携帯電話で通話することのできないエ
リアでも通話することができる等の多くの効果が期待さ
れている。
【0003】このPHS通信方式では、家庭内に設けら
れる電話機に、従来の家庭用コードレス電話機の親機と
しての機能を持たせるのみならず、一般の端末から公衆
回線網への接続を可能とする機能を持たせることによ
り、家庭用の電話機に基地局としての役割を果たさせよ
うとしている。また、従来における無線通信方式におい
ては、特開平4−170825号公報に示されるよう
に、固定局が内蔵する無線機を時分割で複数チャネル化
し、少なくともその1つのタイムスロットを公衆の携帯
無線機が使えるようにして、一般家庭にこの固定局を設
置することにより、家庭用コードレス電話の親機として
のみならず、公衆の携帯無線機の固定局を兼ねるように
したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の無
線通信方式においては、家庭内に家庭端末があるか否か
に関係なく、所定の割合で家庭用と公衆用にスロットを
割り当てるので、家庭内に家庭端末があり家庭用チャン
ネルの使用頻度が高い場合に端末の使用不可状態が高く
なり、家庭内に家庭端末がなく公衆用のチャンネルの使
用頻度が高くなった場合に一般端末の使用不可状態が高
くなるという問題がある。
【0005】また、上記のPHS通信方式の場合、基地
局から家庭用端末に発信される家庭用制御キャリアと一
般端末に発信される公衆用制御キャリアの周波数が異な
ることから、上記特開平4−170825号公報に示す
従来例のように時分割で複数のチャネル化し、家庭用と
公衆用に割り当てる必要はないが、家庭用端末が家庭内
にある場合には、家庭用端末の方が他の一般端末に比べ
て接続機会を多くし、一方、家庭用端末が家庭内になく
外部にある場合には、PHSにおける家庭用電話機の基
地局としての性格も考慮して、一般端末の方をつながり
易くすることが望ましい。
【0006】そこで、本発明は、一般用(公衆用)の端
末(一般端末)にも接続する家庭用電話装置であって、
家庭端末と一般端末の接続割合を固定とせずに、回線の
利用効率を上げることを目的とする。更に、本発明は、
一般用の公衆用制御キャリアと家庭用の家庭用制御キャ
リアの異なる公衆基地局機能付き家庭用電話装置におい
て、家庭端末と一般端末の接続割合を固定とせずに、回
線の利用効率を上げることを目的とする。
【0007】また、本発明は、PHS通信方式を利用し
た公衆基地局機能付きの家庭用電話装置であって、家庭
用端末が家庭内にある場合には、家庭端末の使用不可状
態を軽減し、逆に、家庭端末が家庭内にない場合には、
一般端末にも接続機会を与えることができる家庭用電話
装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、家庭
内で使用される家庭端末及び公衆用に使用される一般端
末の回線接続を行う家庭用電話装置であって、上記家庭
端末の接続機会と一般端末の接続機会とを状況に応じて
増減させ、上記家庭端末の接続機会と一般端末の接続機
会とに差を持たせることを特徴とするものである。
【0009】また、第2には、家庭内で使用される家庭
端末及び公衆用に使用される一般端末の回線接続を行う
家庭用電話装置であって、家庭用制御キャリア及び公衆
用制御キャリアを送信する制御キャリア送信手段(8)
と、一般端末よりも家庭端末の回線接続を優先する家庭
用モードと、該家庭用モードの場合に比して一般回線の
回線接続の機会を多くする家庭公衆併用モードとのいず
れのモードが選択されているかを判定するモード判定手
段(1、2)と、上記モード判定手段の判定結果に応じ
て、上記制御キャリア送信手段を制御して、家庭用制御
キャリアと公衆用制御キャリアの送信割合を切り替える
送信割合切替え手段(1、5−1、5−2)と、を有す
ることを特徴とするものである。
【0010】また、第3には、家庭内で使用される家庭
端末及び公衆用に使用される一般端末の回線接続を行う
家庭用電話装置であって、家庭用制御キャリア及び公衆
用制御キャリアを送信する制御キャリア送信手段(8)
と、一般端末よりも家庭端末の回線接続を優先する家庭
用モードと、該家庭用モードの場合に比して一般回線の
回線接続の機会を多くする家庭公衆併用モードとのいず
れのモードが選択されているかを判定するモード判定手
段(1、2)と、上記モード判定手段の判定結果に応じ
て、制御キャリア送信手段が送信する公衆用制御キャリ
アの送信出力レベルを切り替える出力レベル切替え手段
(1、8)と、を有することを特徴とするものである。
【0011】また、第4には、上記第2の構成におい
て、家庭用電話装置が、さらに、上記モード判定手段の
判定結果に応じて、上記制御キャリア送信手段を制御し
て、家庭用制御キャリアと公衆用制御キャリアの送信割
合を切り替える送信割合切替え手段(1、5−1、5−
2)を有することを特徴とするものである。
【0012】また、第5には、家庭内で使用される家庭
端末及び公衆用に使用される一般端末の回線接続を行う
家庭用電話装置であって、家庭用制御キャリアと公衆用
制御キャリアとを交互に送信する制御キャリア送信手段
(8)と、一般端末よりも家庭端末の回線接続を優先す
る家庭用モードと、該家庭用モードの場合に比して一般
回線の回線接続の機会を多くする家庭公衆併用モードと
のいずれのモードが選択されているかを判定するモード
判定手段(1、2)と、上記家庭用電話装置に属する家
庭端末のIDコードを記憶するIDコード記憶手段
(2)と、家庭用制御キャリアと公衆用制御キャリアと
を送信することにより受信したIDコードが上記IDコ
ード記憶手段に記憶されたIDコードが含まれているか
否かを判定するIDコード判定手段(8)と、少なくと
も上記モード判定手段の判定結果とIDコード判定手段
の判定結果とに基づき、受信したIDコードの端末の通
信許可を判定する通信許可判定手段(8)と、を有する
ことを特徴とするものである。
【0013】さらに、第6には、上記第2又は第4の構
成において、家庭用モードが選択されている場合に、家
庭用電話装置に設けられている家庭端末の数によって、
家庭用制御キャリアと公衆用制御キャリアの送信割合を
切り替えることを特徴とするものである。また、第7に
は、家庭内で使用される家庭端末及び公衆用に使用され
る一般端末の回線接続を行う家庭用電話装置であって、
家庭用モードとこの家庭用モードの場合に比して一般回
線の回線接続の機会を多くする家庭公衆併用モードとの
いずれのモードが選択されているかを判定するモード判
定手段(1、2)と、このモード判定手段の判定結果に
応じて、上記家庭端末の接続機会と一般端末の接続機会
の少なくても一方を変化させ、上記家庭端末と一般端末
の接続の優先具合に変化を持たせる優先度変更手段
(1、5−1、5−2、8)とを備えることを特徴とす
る。
【0014】また、第8には、公衆回線に接続され、家
庭内で使用される家庭端末及び公衆用に使用される一般
端末の回線接続を行う家庭用電話装置であって、該家庭
用電話装置からの家庭用制御キャリアの送受信が可能な
エリア内に位置する家庭端末の有無を判定する端末有無
判定手段(21、221)と、上記端末有無判定手段の
判定結果に基づき、上記一般端末による上記家庭用電話
装置を介した公衆回線の使用を制限する使用制限手段
(21)と、を有することを特徴とするものである。
【0015】また、第9には、公衆回線に接続され、家
庭内で使用される家庭端末及び公衆用に使用される一般
端末の回線接続を行う家庭用電話装置であって、該家庭
用電話装置からの家庭用制御キャリアの送受信が可能な
エリア内に位置する家庭端末の数を判定する端末数判定
手段(21、221)と、上記端末数判定手段の判定結
果に基づき、上記一般端末が上記家庭用電話装置を介し
て使用できる公衆回線数を制限する使用数制限手段(2
1)と、を有することを特徴とするものである。
【0016】また、第10には、上記第9の構成におい
て、端末数判定手段によって判定された家庭端末の数に
応じた一般端末の公衆回線使用可能数を定めたモードを
複数有することを特徴とするものである。また、第11
には、上記第10の構成において、複数のモードにおけ
るいずれかのモードを手動により選択するための切替え
手段(26)を有することを特徴とする。また、第12
には、上記第11、第12の構成において、複数のモー
ドにおけるいずれかのモードを外部からの切替え信号に
より切り替えることを特徴とする。
【0017】また、第13には、上記第10から第12
のいずれかの構成において、複数のモード間の切替えを
時刻、曜日、日時を含む時間的要素により自動的に切り
替えることを特徴とする。さらに、第14には、上記第
10から第13のいずれかの構成において、複数のモー
ド間の切替えを家庭用電話装置に位置登録されている一
般端末の数によって自動的に切り替えることを特徴とす
る。
【0018】
【作用】本発明における第1の構成の家庭用電話装置に
おいては、上記家庭端末の接続機会と一般端末の接続機
会とを状況に応じて増減させ、上記家庭端末の接続機会
と一般端末の接続機会とに差を持たせるので、家庭端末
が家庭内にある場合には、家庭端末の接続機会を多く
し、一方、家庭端末が屋外にある場合には、一般端末の
接続機会を確保させることにより、家庭端末の使用不可
状態を軽減できるとともに、一般端末にも接続機会を与
えることができる。
【0019】また、第2の構成の家庭用電話装置におい
ては、モード判定手段(1、2)が、家庭用モードと家
庭公衆併用モードのいずれになっているかを判定する。
送信割合切替え手段(1、5−1、5−2)は、このモ
ード判定手段(1、2)の判定結果に基づき、制御キャ
リア送信手段(8)を制御して、家庭用制御キャリアと
公衆用制御キャリアの送信割合を切り替える。よって、
家庭用モードになっている場合に、家庭用制御キャリア
の送信割合を多くすることにより、家庭端末の使用不可
状態を軽減でき、逆に、家庭公衆併用モードになってい
る場合には、公衆用制御キャリアの送信割合を家庭用モ
ードの場合よりも増やすことにより、一般端末にも接続
機会を与えることができる。
【0020】また、上記第3の構成の家庭用電話装置に
おいては、上記第1の構成と同様に、モード判定手段
(1、2)が、家庭用モードと家庭公衆併用モードのい
ずれになっているかを判定する。その上で、出力レベル
切替え手段(1、8)が、その判定結果によって、公衆
用制御キャリアの送信出力レベルを切り替える。よっ
て、家庭用モードになっている場合に、送信出力レベル
を小さくし、逆に、家庭公衆併用モードになっている場
合に、送信出力レベルを大きくすれば、家庭用モードに
なっている場合には、一般端末につながりにくくして家
庭端末の使用不可状態を軽減でき、逆に、家庭公衆併用
モードになっている場合には、一般端末にも接続機会を
多く与えることができる。
【0021】また、上記第4の構成の家庭用電話装置に
おいては、上記第2の構成と第4の構成とを組み合わせ
ることにより、家庭用モードの場合には、家庭用制御キ
ャリアの送信割合を多くし、かつ、公衆用制御キャリア
の送信出力レベルを小さくして、家庭端末に使用可能と
する機会を多く与え、一方、家庭公衆併用モードの場合
には、公衆用制御キャリアの送信割合を多くし、かつ、
この公衆用制御キャリアの送信出力レベルを大きくし
て、一般端末の使用機会を多くすることができる。
【0022】また、上記第5の構成の家庭用電話装置に
おいては、モード判定手段(1、2)が、家庭用モード
と家庭公衆併用モードのいずれになっているかを判定す
る。また、制御キャリア送信手段(8)が、家庭用制御
キャリアと公衆用制御キャリアとを交互に送信し、これ
により家庭端末又は一般端末から受信したIDコードが
家庭端末のIDコードか否かをIDコード判定手段
(1)が、IDコード記憶手段(2)により判定する。
そして、通信許可判定手段(1)は、少なくともこのI
Dコード記憶手段の判定結果とモード判定手段の判定結
果を用いてIDコードを受信した端末の通信を許可する
か否かを判定する。例えば、IDコードが家庭端末のも
のである場合には、優先的に回線接続するようにして、
家庭端末の使用不可状態を軽減し、IDコードが家庭端
末のものでない場合、モード判定手段の判定結果が家庭
公衆併用モードになっている場合には、その端末の通信
を許可する。
【0023】以上のようにして、受信したIDコードが
家庭端末か否かによって、家庭端末の場合に、その通話
を優先させることにより家庭端末の使用不可状態を軽減
でき、家庭端末でない場合には、家庭用モードになって
いない限り、一般端末に対して通信を許可して一般端末
の使用機会を確保することができる。さらに、第6の構
成の家庭用電話装置においては、家庭用モードが選択さ
れている場合に、家庭用電話装置に設けられている家庭
端末の数によって、家庭用制御キャリアと公衆用制御キ
ャリアの送信割合を切り替えるので、家庭端末が多い場
合に家庭用制御キャリアの送信割合を多くすれば、家庭
端末が多い場合でも家庭端末の使用不可状態を軽減でき
る。
【0024】また、第7の構成の家庭用電話装置におい
ては、家庭用モードが選択されて本発明における第1の
構成の家庭用電話装置においては、上記家庭端末の接続
機会と一般端末の接続機会とを状況に応じて増減させ、
上記家庭端末の接続機会と一般端末の接続機会とに差を
持たせるので、家庭端末が家庭内にある場合には、家庭
端末の接続機会を多くし、一方、家庭端末が屋外にある
場合には、一般端末の接続機会を確保させることによ
り、家庭端末の使用不可状態を軽減できるとともに、一
般端末にも接続機会を与えることができる。
【0025】また、第2の構成の家庭用電話装置におい
ては、モード判定手段(1、2)が、家庭用モードと家
庭公衆併用モードのいずれになっているかを判定する。
優先度変更手段である送信割合切替え手段(1、5−
1、5−2)出力レベル切り替え手段(1)通話許可判
定手段(1)は、このモード判定手段(1、2)の判定
結果に基づき、家庭用端末と公衆用端末の接続の優先具
合に変化を持たせる。
【0026】また、上記第8の構成の家庭用電話装置に
おいては、端末有無判定手段(21、221)が、家庭
用制御キャリアの送受信が可能なエリア内に位置する家
庭端末の有無を判定し、使用制限手段(21)がその判
定結果に従い一般端末の使用を制限する。つまり、エリ
ア内に家庭端末がある場合には使用を制限し、家庭端末
がない場合には使用を許可する。よって、家庭端末がエ
リア内にいる場合には家庭端末の接続を優先し、家庭内
にいない場合には一般端末に接続機会を与えるので、家
庭端末の使用不可状態を回避しつつ、一般端末にも接続
機会を確保することができ、状況に応じた回線運用が可
能となる。
【0027】また、上記第9の構成の家庭用電話装置に
おいては、端末数判定手段(21、221)が、家庭用
制御キャリアの送受信が可能なエリア内に位置する家庭
端末の数を判定し、使用制限手段(21)がその判定結
果に従い一般端末が使用できる公衆回線数を制限する。
つまり、例えば、上記家庭端末の数が多ければ使用可能
回線数を少なくし、家庭端末の数が少なければ使用可能
回線数を多くする。以上のようにすることにより、家庭
端末の使用不可状態を回避しつつ、一般端末にも接続機
会を与えて、状況に応じた回線運用が可能となる。
【0028】また、上記第10の構成の家庭用電話装置
においては、エリア内にある家庭端末の数に応じた一般
端末の公衆回線使用可能数を定めたモードを複数有する
ので、状況に応じてそのモードを切り替えることによ
り、その時の状況の応じた回線運用ができる。また、上
記第11の構成の家庭用電話装置においては、切替え手
段(26)を有するので、この切替え手段(26)によ
り状況の応じていずれかのモードを選択して使用する。
また、上記第12の構成の家庭用電話装置においては、
モードの切替えを外部からの切替え信号によって行うの
で、家庭内にいなくてもモードの切替えを行うことがで
きる。
【0029】また、上記第13の構成の家庭用電話装置
においては、モードの切替えを時刻、曜日、日時を含む
時間的要素に従い自動的に切り替えるので、手動によら
ずによりきめの細かい回線運用が可能となる。さらに、
上記第14の構成の家庭用電話装置においては、該家庭
用電話装置に位置登録されている一般端末の数によって
自動的に切り替えるので、手動によらずによりきめの細
かい回線運用が可能となる。
【0030】
【実施例】本発明の実施例を図面を利用して説明する。
第1実施例について、図1、図2及び図6を使用して説
明する。第1実施例に係る家庭用電話装置としての家庭
用電話基地局は、図1に示すように構成され、中央制御
部1と、記憶部2と、回線制御部3と、家庭・公衆切替
操作部4と、制御キャリア切替部5−1、5−2と、家
庭用制御キャリア生成部6と、公衆用制御キャリア生成
部7と、制御キャリア送信部8と、家庭用制御キャリア
受信部9と、公衆用制御キャリア受信部10と、制御キ
ャリア受信部11と、アンテナ12とを有している。
【0031】また、この家庭用電話基地局には、図6に
示すように家庭端末aが収容される。この家庭端末aは
家庭内ではいわゆるコードレス電話の子機として機能
し、屋外では携帯電話として機能するものである。ま
た、図6における一般端末bは一般端末である。当然、
この一般端末bは、家庭用電話基地局には子機として収
納されていない端末である。
【0032】ここで、上記モード判定手段、送信割合切
替え手段としての中央制御部1は、家庭用電話基地局の
各部の動作を制御するものであり、記憶部2は、家庭端
末aのIDコードや家庭用又は家庭公衆併用の基地局モ
ードを記憶するものであり、また、回線制御部3は公衆
回線網に接続され、アナログ回線及びデジタル回線の制
御を行う。また、家庭・公衆切替操作部4は基地局モー
ドを家庭用又は家庭公衆併用に切り替えるものであり、
ここでは、マニュアルにより切り替えられるスイッチに
より構成される。
【0033】また、送信割合切替え手段としての制御キ
ャリア切替部5−1は家庭用制御キャリア生成部6と公
衆用制御キャリア生成部7との間で切替えを行うもので
あり、制御キャリア切替部5−2も、家庭用制御キャリ
ア受信部9と公衆用制御キャリア受信部10との間で切
替えを行うものである。また、家庭用制御キャリア生成
部6は家庭用の制御キャリアを生成し、公衆用制御キャ
リア生成部7は公衆用の制御キャリアを生成するもので
ある。制御キャリア送信部8は、家庭用制御キャリア生
成部6及び公衆用制御キャリア生成部7で生成された各
キャリアをアンテナ12を介して送信する。ここで、家
庭用制御キャリアは家庭端末での通話を可能とするため
に発信されるものであり、一方、公衆用制御キャリアは
一般端末での通話を可能とするために発信される。この
家庭用制御キャリアと公衆用制御キャリアとは異なる周
波数で形成される。
【0034】また、上記制御キャリア受信部11は、ア
ンテナ12を介して受信された家庭用制御キャリア及び
公衆用制御キャリアの各キャリアを受信するものであ
り、上記家庭用制御キャリア受信部9は家庭用制御キャ
リアを受信する。また、公衆用制御キャリア受信部10
は公衆用制御キャリアを受信するものである。また、本
第1実施例においては、中央制御部1は、基地局モード
が家庭用になっている場合には、家庭用制御キャリアを
N回送信し、公衆用制御キャリアを1回送信するように
各部を制御し、一方、基地局モードが家庭公衆併用にな
っている場合には、家庭用制御キャリアを1回送信し、
公衆用制御キャリアをM回送信するように各部を制御す
る。
【0035】上記構成に基づく家庭用電話基地局の動作
について図2、図6を利用して説明する。まず、中央制
御部1は、家庭・公衆切替操作部4の基地局モードが家
庭用、家庭公衆併用のいずれになっているかを記憶部2
からの情報により判断する(ステップA2)。そして、
基地局モードが家庭用になっている場合には、中央制御
部1は制御キャリア切替部5−1、5−2を家庭用制御
キャリア生成部6、家庭用制御キャリア受信部9側に切
り替え、家庭用制御キャリア生成部6で生成された家庭
用制御キャリアを制御キャリア送信部8を介して送信す
る(ステップA3)。ここで、家庭用制御キャリアの送
信はN回(N≧2)繰り返すこととし、この家庭用制御
キャリアの送信が終了すると、制御キャリア切替部5−
1、5−2を公衆用制御キャリア生成部7、公衆用制御
キャリア受信部10側に切り替えて、公衆用制御キャリ
ア生成部7で生成された公衆用制御キャリアを制御キャ
リア送信部8を介して送信する(ステップA4)。ここ
で、公衆用制御キャリアの送信は1回行うこととする。
【0036】上記公衆用制御キャリアの送信が終了する
と、再びステップA2に遷移し、基地局モードが家庭用
になっている限り上記の動作を繰り返す。以上のように
基地局モードが家庭用になっている場合には、家庭用制
御キャリアの送信回数が公衆用制御キャリアの送信回数
よりも多いので、一般端末よりも家庭端末の接続機会を
多くし、家庭端末の使用不可状態を軽減できる。ここ
で、家庭用制御キャリアを送信する回数Nは、家庭内に
ある家庭端末の数により可変するものとする。つまり、
家庭端末の数が多い場合には、家庭端末の回線接続の機
会を確保するために、Nの数を大きくする必要がある。
【0037】次に、ステップA2において、家庭・公衆
切替操作部4が家庭公衆用に設定されている場合につい
て説明する。この場合には、中央制御部1により、基地
局モードが家庭公衆併用と判断され、中央制御部1は制
御キャリア切替部5−1、5−2を家庭用制御キャリア
生成部6、家庭用制御キャリア受信部9に切り替え、家
庭用制御キャリア生成部6で生成された家庭用制御キャ
リアを送信する(ステップA5)。ここでの家庭用制御
キャリアの送信は1回とする。そして、該家庭用制御キ
ャリアの送信に対する家庭端末aからの応答の確認を行
い、制御キャリア受信部11、家庭用制御キャリア受信
部9を介しての家庭用制御キャリアに対する応答があっ
た場合には、家庭端末aが家庭内にあり、該家庭端末a
の電源がオンされている状態であるので、基地局モード
を家庭用に切り替える(ステップA7)。つまり、記憶
部2に記憶されている基地局モードを家庭用に切り替え
る。その後は、基地局モードが家庭用に切り替わるの
で、ステップA2からステップA3、ステップA4とい
うように基地局モードが家庭用の場合の動作となる。
【0038】ここで、ステップA5で家庭用制御キャリ
アを送信するのはたとえ基地局モードが家庭公衆併用に
なっていても、家庭・公衆切替操作部4の操作ミス等に
より家庭端末が家庭内にあり、通話をしようとして電源
がオンになっている場合が想定されるからである。一
方、ステップA5で家庭用制御キャリアの送信を行って
も家庭端末からの応答がない場合には、中央制御部1
が、制御キャリア切替部5−1、5−2を公衆用制御キ
ャリア生成部7、公衆用制御キャリア受信部10に切り
替え、公衆用制御キャリア生成部6で生成された公衆用
制御キャリアを送信する(ステップA8)。この送信に
当たっては、公衆用制御キャリアの送信をM回繰り返
す。その後は、ステップA2に戻り、基地局モードが家
庭用に切り替わるまで、ステップA2からA8の動作を
繰り返す。以上のように基地局モードが家庭公衆併用に
なっている場合には、公衆用制御キャリアの送信回数が
家庭用制御キャリアの送信回数よりも多いので、家庭端
末が家庭内にない限り一般端末をつながり易くして、一
般端末の基地局としての役割を果たすことができる。
【0039】つまり、本実施例においては、図6に示す
ように、家庭端末aが家庭内にある場合と、屋外にある
場合とで、家庭用制御キャリアと公衆用制御キャリアを
送信する割合を変化させて、家庭端末の基地局としての
役割と一般端末の基地局としての役割を果たすものであ
る。なお、上記の実施例においては、ステップA3で家
庭用制御キャリアをN回送信し、ステップA8では公衆
用制御キャリアをM回送信するが、このN及びMの回数
を家庭用電話基地局で任意に切り替えることができるよ
うにすると、家庭端末の数等に応じた家庭用制御キャリ
アと公衆用制御キャリアの割合の調整をすることができ
る。
【0040】続いて第2実施例について説明する。第2
実施例における家庭用電話基地局も上記第1実施例と同
様に図1に示すように構成されるが、モード判定手段、
出力レベル切替え手段としての中央制御部1は、基地局
モードが家庭用になっている場合には、家庭用制御キャ
リア、公衆用制御キャリアをともに1回送信し、一方、
基地局モードが家庭公衆併用になっている場合にも、家
庭用制御キャリア、公衆用制御キャリアともに1回送信
する点が異なり、さらに、基地局モードが家庭用の場合
の公衆用制御キャリアの送信出力レベルと基地局モード
が家庭公衆併用の場合の公衆用制御キャリアの送信出力
レベルに差を設けるように各部を制御する点が異なる。
【0041】本第2実施例の家庭用電話基地局の動作に
ついて図3、図7を利用して説明する。図3に示すよう
に、上記第1実施例の動作状態とほぼ同様であるが、ス
テップB2で基地局モードが家庭用と判断された場合
に、中央制御部1は、制御キャリア切替部5−1、5−
2を家庭用制御キャリア生成部6、家庭用制御キャリア
受信部9側に切り替え、家庭用制御キャリアを送信する
がその送信回数は1回である(ステップB3)。その
後、制御キャリア切替部5−1、5−2を公衆用制御キ
ャリア生成部7、公衆用制御キャリア受信部10側に切
り替えて、公衆用制御キャリアを送信するが、この送信
回数も1回とする(ステップB4)。しかし、この公衆
用制御キャリアの送信出力レベルは後述するステップB
8での公衆用制御キャリアの送信出力レベルよりも小さ
くする。
【0042】一方、家庭・公衆切替操作部4が家庭公衆
用に設定されている場合については、上記第1実施例と
同様に、中央制御部1は制御キャリア切替部5−1、5
−2を家庭用制御キャリア生成部6、家庭用制御キャリ
ア受信部9に切り替え、家庭用制御キャリアを1回送信
し(ステップB5)、家庭用制御キャリアに対する家庭
端末aからの応答があった場合には、基地局モードを家
庭用に切り替え(ステップB6、B7)、その後は、基
地局モードが家庭用の場合の動作となる。この点は上記
第1実施例と同様である。
【0043】一方、ステップB5で家庭用制御キャリア
の送信を行っても家庭端末からの応答がない場合には、
中央制御部1が、制御キャリア切替部5−1、5−2を
公衆用制御キャリア生成部7、公衆用制御キャリア受信
部10に切り替え、公衆用制御キャリア生成部6で生成
された公衆用制御キャリアを送信する(ステップB6、
B8)。この送信における送信回数は1回であるが、送
信出力レベルを上記ステップB4の場合の公衆用制御キ
ャリアの送信出力レベルよりも大きくする。
【0044】以上のように、本実施例では、図7に示す
ように、基地局モードが家庭用の場合と家庭公衆併用の
場合とで、公衆用制御キャリアの送信出力レベルを切り
替えることにより、基地局モードが家庭用の場合には家
庭端末につながり易くし、基地局モードが家庭公衆併用
の場合には家庭端末からの応答がない限り、公衆用制御
キャリアの出力レベルを大きくして一般端末に回線接続
し易くしている。
【0045】続いて第3実施例について説明する。第3
実施例における家庭用電話基地局も上記第1及び第2実
施例と同様に図1に示すように構成されるが、モード判
定手段、送信割合切替え手段及び出力レベル切替え手段
としての中央制御部1は、基地局モードが家庭用になっ
ている場合には、家庭用制御キャリアをN回送信すると
ともに、公衆用制御キャリアを1回送信し、一方、基地
局モードが家庭公衆併用になっている場合には、家庭用
制御キャリアを1回送信するとともに、公衆用制御キャ
リアをM回送信する。さらに、基地局モードが家庭用の
場合の公衆用制御キャリアの送信出力レベルと基地局モ
ードが家庭公衆併用の場合の公衆用制御キャリアの送信
出力レベルに差を設けるように各部を制御する。
【0046】本第3実施例の家庭用電話基地局の動作に
ついて図4を利用して説明する。ステップC2で基地局
モードが家庭用と判断された場合に、中央制御部1は、
制御キャリア切替部5−1、5−2を家庭用制御キャリ
ア生成部6、家庭用制御キャリア受信部9側に切り替
え、家庭用制御キャリアをN回送信する(ステップC
3)。その後、制御キャリア切替部5−1、5−2を公
衆用制御キャリア生成部7、公衆用制御キャリア受信部
10側に切り替えて、公衆用制御キャリアを1回送信す
る(ステップC4)。この公衆用制御キャリアの送信出
力レベルは後述するステップC8での公衆用制御キャリ
アの送信出力レベルよりも小さくする。
【0047】一方、家庭・公衆切替操作部4が家庭公衆
用に設定されている場合については、上記第1及び第2
実施例と同様に、中央制御部1は制御キャリア切替部5
−1、5−2を家庭用制御キャリア生成部6、家庭用制
御キャリア受信部9に切り替え、家庭用制御キャリアを
1回送信し(ステップC5)、家庭用制御キャリアに対
する家庭端末aからの応答があった場合には、基地局モ
ードを家庭用に切り替え(ステップC6、C7)、その
後は、基地局モードが家庭用の場合の動作となる。この
点は上記第1実施例、第2実施例と同様である。
【0048】一方、ステップC5で家庭用制御キャリア
の送信を行っても家庭端末aからの応答がない場合に
は、中央制御部1が、制御キャリア切替部5−1、5−
2を公衆用制御キャリア生成部7、公衆用制御キャリア
受信部10に切り替え、公衆用制御キャリアを送信する
(ステップC6、C8)。この送信における送信回数は
M回とし、送信出力レベルは上記ステップC4の場合の
公衆用制御キャリアの送信出力レベルよりも大きくす
る。
【0049】本実施例はいわば上記第1実施例と第2実
施例を組み合わせたものであり、基地局モードが家庭用
の場合には、家庭用制御キャリアをN回送信しつつ、公
衆用制御キャリアの送信出力レベルを小さくして、家庭
端末に使用可能とする機会を多く与え、一方、基地局モ
ードが家庭公衆併用の場合には、公衆用制御キャリアを
M回送信しつつ、この公衆用制御キャリアの送信出力レ
ベルを大きくして、家庭端末からの応答がない限り一般
端末の使用機会を多くしている。
【0050】続いて第4実施例について説明する。第4
実施例における家庭用電話基地局も上記各実施例と同様
に図1に示すように構成されるが、中央制御部1は受信
したIDコードにより通信を許可するか否かを判断す
る。つまり、受信したIDコードが家庭端末aのもので
あれば、そのIDコードの端末に対して通信を許可し、
受信したIDコードが家庭端末aのものでないならば、
基地局モードが家庭公衆併用になっている場合に限り通
信を許可するものである。
【0051】本第4実施例の家庭用電話基地局の動作に
ついて図5、図8を利用して説明する。まず、モード判
定手段、IDコード判定手段及び通信許可判定手段とし
ての中央制御部1が制御キャリア切替部5−1、5−2
を家庭用制御キャリア生成部6、家庭用制御キャリア受
信部9側に切り替えて、家庭用制御キャリアを送信する
(ステップD2)。家庭用制御キャリアを送信すると、
家庭端末aや一般端末bのIDコードを家庭用制御キャ
リアとして制御キャリア受信部11により受信できるよ
うにし(ステップD3)、受信した場合には、家庭用制
御キャリア受信部9を介してIDコードは中央制御部1
に送られ、該中央制御部1は受信したIDコードが記憶
部2に記憶された家庭端末のIDコードと一致するかど
うかを判断する(ステップD4)。そして、受信したI
Dコードが登録されている場合、受信したIDコードの
端末に対して通信を許可する(ステップD5)。一方、
受信したIDコードが登録されていない場合には受信し
たIDコードの端末に対して通信を許可しない(ステッ
プD6)。IDコードを受信しなかった場合にも、当然
通信を許可しない。
【0052】次に、中央制御部1は、制御キャリア切替
部5−1、5−2を公衆用制御キャリア生成部7、公衆
用制御キャリア受信部10側に切り替えて、公衆用制御
キャリアを送信する(ステップD7)。公衆用制御キャ
リアを送信すると、家庭端末aや一般端末bのIDコー
ドを公衆用制御キャリアとして制御キャリア受信部11
により受信できるようにし(ステップD8)、受信した
場合には、公衆制御キャリア受信部9を介してIDコー
ドは中央制御部1に送られ、該中央制御部1は受信した
IDコードが記憶部2に記憶された家庭端末のIDコー
ドと一致するかどうかを判断する(ステップD9、D1
0)。そして、受信したIDコードが登録されている場
合、受信したIDコードの端末に対して通信を許可する
(ステップD11)。
【0053】受信したIDコードが登録されていない場
合には、記憶部2に対して基地局モードが家庭用となっ
ているか、家庭公衆併用になっているかを判断し(ステ
ップD12)、家庭公衆併用になっていれば登録されて
いないIDコードの端末であっても通信を許可する。一
方、基地局モードが家庭用の場合には、家庭端末が家庭
内にある可能性が高いためIDコードを不許可として
(ステップD13)、ステップD2に遷移させ家庭用制
御キャリアを送信するようにする。なお、公衆用制御キ
ャリアを送信してIDコードを受信しなかった場合に
は、当然通信を許可せず、再びステップD2に遷移する
ようにする。
【0054】なお、家庭端末が家庭用制御キャリアに対
して送信するIDコードと公衆用制御キャリアに対して
送信するIDコードとは、同じIDコードであっても、
異なるIDコードであってもよく、異なる場合には、記
憶部2には、ある家庭端末について2種類のIDコード
を記憶していることになる。以上のようにして、本実施
例では、図8に示すように、家庭用制御キャリア及び公
衆用制御キャリアの送信に対して、その家庭用電話基地
局の家庭端末aからのIDコードが受信された場合には
その家庭端末aの通信を許可し、公衆用制御キャリアの
送信に対して、基地局モードが家庭用になっていない限
り、記憶部2に登録されていない端末、すなわち一般端
末の通信を許可するようにする。このようにすることに
より、家庭端末の電源がオンされている場合には、その
家庭端末の通信を優先させて、家庭端末の使用不可状態
を防止することができる。その一方で、家庭端末からの
応答がなく、かつ、基地局モードが家庭用になっていな
い限り、一般端末に対して通信を許可して一般端末の使
用機会を確保するようにしている。
【0055】続いて第5実施例について説明する。第5
実施例における家庭用基地局20は、図9に示すよう
に、中央制御部21と記憶部22と回線制御部23と無
線制御部24とアンテナ25とを有している。この家庭
用基地局20は、図12に示すように、家庭内に設置さ
れ、家庭端末32に無線接続するとともに、一般端末3
4とも無線接続を行うものである。この家庭用基地局2
0は公衆網に接続されている。また、公衆網には一般端
末34と無線接続する公衆基地局40が接続されてい
る。なお、この家庭端末32は、家庭用基地局20に収
容され、家庭用基地局20の子機として機能するととも
に、家庭用基地局20のエリア外では一般端末34とし
て機能させることもできる。
【0056】ここで、上記中央制御部21は、CPU等
で構成され、上記各部の動作を制御するものである。ま
た、記憶部22は、各種情報を記憶するものであり、家
庭端末記憶エリア221と一般端末使用記憶エリア22
2とを有している。ここで、上記家庭端末記憶エリア2
21は、家庭用基地局20の制御キャリア送受信可能エ
リア内の家庭端末32の状態を記憶するものである。つ
まり、家庭内の家庭端末32の有無や存在数を記憶する
ものである。この家庭端末32の有無や存在数を判断す
る方法としては、家庭用基地局20からの家庭用制御キ
ャリアによる問い合わせに対する家庭端末32からの応
答や、家庭端末32からの位置登録によって行う。ま
た、一般端末使用記憶エリア222は、家庭用基地局2
0を介して公衆回線を使用している一般端末34の状態
を記憶するものである。つまり、家庭用基地局20を使
用している一般端末34の数を記憶している。ここで、
家庭用基地局20を使用している一般端末34の数につ
いての情報は、回線制御部23や無線制御部24の状態
を監視している中央制御部21から送られる。
【0057】上記構成に基づく家庭用基地局20の使用
状態を説明する。まず、回線制御部23に接続された公
衆回線がアナログ回線1本であるとする。中央制御部2
1は、家庭内の家庭端末32の有無や存在数を判定し
て、記憶部22の家庭端末記憶エリア221に登録す
る。例えば、一般端末34が家庭内になければ「0」、
1台ならば「1」と登録する。また、中央制御部21は
家庭用基地局20を使用している一般端末34の数を判
定して記憶部22の一般端末使用記憶エリア222に登
録する。例えば、一般端末34が家庭用基地局20を使
用していなければ「0」、使用していれば「1」と登録
する。
【0058】そして、中央制御部21は、家庭端末記憶
エリア221を検索し、その結果に基づき一般端末34
の使用の許可又は拒否を行う。つまり、家庭端末記憶エ
リア221の登録数が「0」の場合、つまり、家庭端末
32が家庭内にいない場合には、無線制御部24、アン
テナ25を介して公衆用制御キャリアの送受信を行い、
一般端末34からの発信要求があれば、通信を許可し
て、回線制御部23を通して公衆回線に発信を行う。ま
た、一般端末34への着信の場合も同様に、公衆回線か
らの着信を許可し、一般端末34への着信処理を行う。
【0059】一方、家庭端末記憶エリア221の登録数
が「1」の場合、つまり、家庭端末32が家庭内にいる
場合には、公衆用制御キャリアの送受信は行わず、一般
端末34への発着信を行わない。また、一般端末34へ
の発着信を行わないのみならず、一般端末34からの新
たな位置登録を拒否するようにしてもよい。以上のよう
に、家庭端末32が家庭内にいる場合には家庭端末32
の接続を優先し、家庭端末32が家庭内にいない場合に
は一般端末34に接続機会を与えるので、家庭端末32
の使用不可状態を回避するとともに、一般端末34にも
接続機会を確保することができる。
【0060】次に、回線制御部23に接続された公衆回
線がデジタル回線で、通話回線が複数ある場合の使用状
態について説明する。具体的には、公衆回線を、通話用
回線が2回線で、制御回線が1回戦(2B+D)のIS
DN回線であるものとする。
【0061】上記の場合と同様に、中央制御部21は、
家庭内の家庭端末32の存在数を判定して、記憶部22
の家庭端末記憶エリア221に登録する。例えば、一般
端末34が家庭内になければ「0」、1台ならば
「1」、2台ならば「2」と登録する。また、中央制御
部21は家庭用基地局20を使用している一般端末34
の数を判定して記憶部22の一般端末使用記憶エリア2
22に登録する。例えば、一般端末34が家庭用基地局
20を使用していなければ「0」、1台が使用していれ
ば「1」、2台が使用していれば「2」と登録する。
【0062】そして、中央制御部21は、家庭端末記憶
エリア221を検索し、家庭端末記憶エリア221の登
録数が「0」の場合には、一般端末34に対して同時に
2台の使用を許可し、家庭端末記憶エリア221の登録
数が「1」の場合には、1台の一般端末34の使用を許
可する。また、家庭端末記憶エリア221の登録数が
「2」の場合には、一般端末34の使用を許可しない。
なお、一般端末使用記憶エリア222に登録されている
一般端末34の数は、あと何台の一般端末34の使用が
可能かを判断するのに使用される。また、一般端末34
に対して使用を許可する場合の動作状態としては、一般
端末34の使用を許可できる限り公衆用制御キャリアを
送信するようにしてもよいし、また、公衆用制御キャリ
アの送信を行いつつも、一般端末34からの接続要求を
拒否するようにしてもよい。
【0063】次に、第6実施例について説明する。この
実施例は、公衆回線の通話回線数の制限方法を複数持つ
場合である。この実施例の場合の家庭用基地局20は、
図10に示すように構成され、上記実施例と略同一の構
成であるが、記憶部22には家庭端末記憶エリア22
1、一般端末使用記憶エリア222に加えてモード記憶
エリア223が設けられている。また、中央制御部21
にはモード切替え部26が接続されている。
【0064】ここで、モード切替え部26は以下に説明
する複数のモードのうちいずれのモードを選択するかを
切り替えるためのものである。本実施例では、複数のモ
ードとして家庭優先モードと標準モードと公衆優先モー
ドとが設けられている。また、モード記憶エリア223
には、上記モード切替え部26で選択されたモードを記
憶するとともに、各モードの内容を定めたテーブルが設
けられている。つまり、このテーブルには、各モードに
おける家庭端末数に対する一般端末の同時使用可能な回
線数が登録されている(図11参照)。
【0065】上記構成の家庭用基地局20の使用状態に
ついて説明する。具体的には、公衆回線の通話回線が4
回線ある場合について説明する。この場合、モード記憶
エリア223におけるテーブルにおいては、図11に示
すように、家庭端末数が0から4のそれぞれの場合につ
いて、同時使用可能な一般端末の通話回線数が各モード
ごとに登録されている。ここで、家庭端末記憶エリア2
21の登録数が「0」の場合について説明すると、標準
モード及び公衆優先モードでは、全通話回線について一
般端末34に対して同時使用が許可される。よって、4
つの公衆回線のすべてが一般端末34で塞がることもあ
り、その場合には家庭端末32によって通話できなくな
る場合がある。一方、家庭優先モードでは、一般端末3
4に対して3回線しか使用を許可しないので、3つの回
線が塞がった状態で家庭端末32が家庭内に入った場合
でも家庭端末32により通話等を行うことができる。
【0066】次に、家庭端末記憶エリア221の登録数
が「4」の場合について説明すると、家庭優先モード及
び標準モードでは、全通話回線が家庭端末32用に確保
されているので、一般端末34は通話回線を使用できな
い。一方、公衆優先モードでは、1つの公衆回線につい
て一般端末34に使用を許可しているので、一般端末3
4の使用が可能である。
【0067】具体的なモードの切替えの態様について
は、例えば、通常は標準モードにしておき、家庭用基地
局20が設置された家庭内の者が家庭端末32の使用を
優先したい場合等には家庭優先モードに切り替える。ま
た、例えば、災害時等の緊急時には一般端末の使用を優
先させるために公衆優先モードに切り替えることが考え
られる。以上のように、モード切換部26により一般端
末34の通話回線の使用可能数を選択することにより状
況に応じた回線運用が可能となる。
【0068】なお、上記実施例にある制限モードの種類
や数は任意であり、例えば、各家庭優先モードや公衆優
先モードのそれぞれにおいて、優先度合いに応じて複数
のレベルに分けて構成した複数のモードを設けるように
してもよい。また、モードの切替えは、家庭端末32か
ら行うことができるようにしてもよく、また、公衆回線
を介して他の装置から行えるようにしてもよい。上記の
ように、家庭端末32や他の装置からモード切替えを行
う場合には、切替え信号を家庭端末32や該他の装置か
ら受信し、この切替え信号に従い中央制御部21がモー
ド記憶エリア223のモードを切り替えることになる。
【0069】また、上記実施例ではモードの選択はモー
ド切替え部26で手動で切り替えるものとして説明した
が、自動的にモードを切り替えるようにしてもよい。例
えば、時刻、曜日、日時等の時間的要素により、自動的
に制御モードを選択するようにすると、より状況に応じ
た回線運用が可能となる。つまり、例えば、平日の昼間
は家庭端末32を使用する機会が少ないので公衆優先モ
ードとして一般端末34からの回線接続機会を増やし、
夜間は家庭端末32を使用する機会が増えるので家庭優
先モードとすることが考えられる。この場合には、モー
ド記憶エリア223には、個々の時刻、曜日、日時等に
適用されるモードを記憶するスケジュール記憶部(図示
せず)が設けられ、このスケジュール記憶部に記憶され
たスケジュールに従いモードが切り替えられることにな
る。
【0070】また、家庭用基地局20に位置登録されて
いる一般端末34の数により自動的にモードを選択する
ようにしてもよい。例えば、位置登録されている一般端
末34の数が一定数以上になった場合には、一般端末3
4の回線使用の要望が強いとして公衆優先モードになる
ようにすることが考えられる。
【0071】また、家庭内の家庭端末32の有無及び存
在数を判断する手段は上記の実施例に記載のものに限る
ものではなく、さらに、家庭用基地局20に接続される
公衆回線数は任意である。また、家庭用基地局20にア
ナログ回線とデジタル回線の両方が接続されているもの
でもよい。さらに、家庭用基地局20に接続される公衆
回線における通話回線数は任意であり、また、一般端末
が使用できる通話回線数の制限方法は上記実施例に限る
ものではない。
【0072】
【発明の効果】本発明に基づく請求項1に記載の家庭用
電話装置によれば、家庭端末が家庭内にある場合には、
家庭端末の接続機会を多くし、一方、家庭端末が屋外に
ある場合には、一般端末の接続機会を確保させることに
より、家庭端末の使用不可状態を軽減できるとともに、
一般端末にも接続機会を与えることができる。
【0073】また、請求項2に記載の家庭用電話装置に
よれば、家庭用モードになっている場合に、家庭用制御
キャリアの送信割合を多くすることにより、家庭端末の
使用不可状態を軽減でき、逆に、家庭公衆併用モードに
なっている場合には、公衆用制御キャリアの送信割合を
家庭用モードの場合よりも増やすことにより、一般端末
にも接続機会を与えることができる。
【0074】また、請求項3に記載の家庭用電話装置に
よれば、家庭用モードになっている場合に、送信出力レ
ベルを小さくし、逆に、家庭公衆併用モードになってい
る場合に、送信出力レベルを大きくすることによって、
家庭用モードになっている場合には、一般端末につなが
りにくくして家庭端末の使用不可状態を軽減でき、逆
に、家庭公衆併用モードになっている場合には、一般端
末にも接続機会を多く与えることができる。
【0075】また、請求項4に記載の家庭用電話装置に
おいては、家庭用モードの場合には、家庭用制御キャリ
アの送信割合を多くし、かつ、公衆用制御キャリアの送
信出力レベルを小さくして、家庭端末に使用可能とする
機会を多く与え、一方、家庭公衆併用モードの場合に
は、公衆用制御キャリアの送信割合を多くし、かつ、こ
の公衆用制御キャリアの送信出力レベルを大きくして、
一般端末の使用機会を多くすることができる。
【0076】また、請求項5に記載の家庭用電話装置に
おいては、受信したIDコードが家庭端末か否かによっ
て、家庭端末の場合に、その通話を優先させることによ
り家庭端末の使用不可状態を軽減でき、家庭端末でない
場合には、家庭用モードになっていない限り、一般端末
に対して通信を許可することにより一般端末の使用機会
を確保することができる。
【0077】さらに、請求項6に記載の家庭用電話装置
においては、家庭用モードが選択されている場合に、家
庭用電話装置に設けられている家庭端末の数によって、
家庭用制御キャリアと公衆用制御キャリアの送信割合を
切り替えるので、家庭端末が多い場合に家庭用制御キャ
リアの送信割合を多くすれば、家庭端末が多い場合でも
家庭端末の使用不可状態を軽減できる。
【0078】請求項7に記載の家庭用電話装置において
は、家庭端末と一般端末の接続機会の差を設けているの
で、家人の在宅中、留守中等の状況に応じて、適切な接
続機会することが出来、回線の有効利用ができる。
【0079】また、請求項8に記載の家庭用電話装置に
おいては、家庭端末が家庭内にいる場合には家庭端末の
接続を優先し、家庭内にいない場合には一般端末に接続
機会を与えるので、家庭端末の使用不可状態を回避しつ
つ、一般端末にも接続機会を確保することができ、状況
に応じた効率的な回線運用が可能となる。また、請求項
9に記載の家庭用電話装置においては、家庭内の家庭端
末の数に応じて一般端末が使用できる公衆回線数を制限
するので、同様に家庭端末の使用不可状態を回避しつ
つ、一般端末にも接続機会を与えることができる。
【0080】また、請求項10に記載の家庭用電話装置
においては、エリア内にある家庭端末の数に応じた一般
端末の公衆回線使用可能数を定めたモードを複数有する
ので、状況に応じてそのモードを切り替えることによ
り、その時の状況の応じた回線運用ができる。切替えの
方法としては、請求項11に記載の家庭用電話装置のよ
うに切替え手段により行う他、請求項12に記載の家庭
用電話装置のように、モードを切替えを外部からの切替
え信号によって行えば、家庭内にいなくてもモードを切
替えを行うことができる。また、請求項13や請求項1
4に記載の家庭用電話装置においては、モード切替えを
自動的に行うので、手動によらずによりきめの細かい回
線運用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における家庭用電話基地局の構
成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例の家庭用電話基地局の動作を示すフ
ローチャートである。
【図3】第2実施例の家庭用電話基地局の動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】第3実施例の家庭用電話基地局の動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】第4実施例の家庭用電話基地局の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】第1実施例の家庭用電話基地局の動作を説明す
る説明図である。
【図7】第2実施例の家庭用電話基地局の動作を説明す
る説明図である。
【図8】第4実施例の家庭用電話基地局の動作を説明す
る説明図である。
【図9】第5実施例の家庭用基地局の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】第6実施例の家庭用基地局の構成を示すブロ
ック図である。
【図11】家庭端末数に応じた一般端末の公衆回線使用
可能数を定めたモードの一例を示す説明図である。
【図12】携帯電話システムの一構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 中央制御部 2 記憶部 3 回線制御部 4 家庭・公衆切替操作部 5−1、5−2 制御キャリア切替部 6 家庭用制御キャリア生成部 7 公衆用制御キャリア生成部 8 制御キャリア送信部 9 家庭用制御キャリア受信部 10 公衆用制御キャリア受信部 11 制御キャリア受信部 12 アンテナ 20 家庭用基地局 21 中央制御部 22 記憶部 221 家庭端末記憶エリア 222 一般端末使用記憶エリア 223 モード記憶エリア 23 回線制御部 24 無線制御部 25 アンテナ 26 モード切替え部 32 家庭端末 34 一般端末 40 公衆基地局

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家庭内で使用される家庭端末及び公衆用
    に使用される一般端末の回線接続を行う家庭用電話装置
    であって、 上記家庭端末の接続機会と一般端末の接続機会とを状況
    に応じて増減させ、上記家庭端末の接続機会と一般端末
    の接続機会とに差を持たせることを特徴とする家庭用電
    話装置。
  2. 【請求項2】 家庭内で使用される家庭端末及び公衆用
    に使用される一般端末の回線接続を行う家庭用電話装置
    であって、 家庭用制御キャリア及び公衆用制御キャリアを送信する
    制御キャリア送信手段(8)と、 一般端末よりも家庭端末の回線接続を優先する家庭用モ
    ードと、該家庭用モードの場合に比して一般回線の回線
    接続の機会を多くする家庭公衆併用モードとのいずれの
    モードが選択されているかを判定するモード判定手段
    (1、2)と、 上記モード判定手段の判定結果に応じて、上記制御キャ
    リア送信手段を制御して、家庭用制御キャリアと公衆用
    制御キャリアの送信割合を切り替える送信割合切替え手
    段(1、5−1、5−2)と、を有することを特徴とす
    る家庭用電話装置。
  3. 【請求項3】 家庭内で使用される家庭端末及び公衆用
    に使用される一般端末の回線接続を行う家庭用電話装置
    であって、 家庭用制御キャリア及び公衆用制御キャリアを送信する
    制御キャリア送信手段(8)と、 一般端末よりも家庭端末の回線接続を優先する家庭用モ
    ードと、該家庭用モードの場合に比して一般回線の回線
    接続の機会を多くする家庭公衆併用モードとのいずれの
    モードが選択されているかを判定するモード判定手段
    (1、2)と、 上記モード判定手段の判定結果に応じて、制御キャリア
    送信手段が送信する公衆用制御キャリアの送信出力レベ
    ルを切り替える出力レベル切替え手段(1、8)と、を
    有することを特徴とする家庭用電話装置。
  4. 【請求項4】 家庭用電話装置が、さらに、上記モード
    判定手段(1、2)の判定結果に応じて、上記制御キャ
    リア送信手段(8)を制御して、家庭用制御キャリアと
    公衆用制御キャリアの送信割合を切り替える送信割合切
    替え手段(1、5−1、5−2)を有することを特徴と
    する請求項3に記載の家庭用電話装置。
  5. 【請求項5】 家庭内で使用される家庭端末及び公衆用
    に使用される一般端末の回線接続を行う家庭用電話装置
    であって、 家庭用制御キャリアと公衆用制御キャリアとを交互に送
    信する制御キャリア送信手段(8)と、 一般端末よりも家庭端末の回線接続を優先する家庭用モ
    ードと、該家庭用モードの場合に比して一般回線の回線
    接続の機会を多くする家庭公衆併用モードとのいずれの
    モードが選択されているかを判定するモード判定手段
    (1、2)と、 上記家庭用電話装置に属する家庭端末のIDコードを記
    憶するIDコード記憶手段(2)と、 家庭用制御キャリアと公衆用制御キャリアとを送信する
    ことにより受信したIDコードが上記IDコード記憶手
    段に記憶されたIDコードとして含まれているか否かを
    判定するIDコード判定手段(1)と、 少なくとも上記モード判定手段の判定結果とIDコード
    判定手段の判定結果とに基づき、受信したIDコードの
    端末の通信許可を判定する通信許可判定手段(1)と、
    を有することを特徴とする家庭用電話装置。
  6. 【請求項6】 家庭用モードが選択されている場合に、
    家庭用電話装置に設けられている家庭端末の数によっ
    て、家庭用制御キャリアと公衆用制御キャリアの送信割
    合を切り替えることを特徴とする請求項2又は4に記載
    の家庭用電話装置。
  7. 【請求項7】 家庭内で使用される家庭端末及び公衆用
    に使用される一般端末の回線接続を行う家庭用電話装置
    であって、 家庭用モードと、この家庭用モードの場合に比して一般
    回線の回線接続の機会を多くする家庭公衆併用モードと
    のいずれのモードが選択されているかを判定するモード
    判定手段(1、2)と、 上記モード判定手段の判定結果に応じて、上記家庭端末
    の接続機会と一般端末の接続機会の少なくても一方を変
    化させ、上記家庭端末と一般端末の接続の優先具合に変
    化を持たせる優先度変更手段(1、5−1、5−2、
    8)と、 を備えることを特徴とする家庭用電話装置。
  8. 【請求項8】 公衆回線に接続され、家庭内で使用され
    る家庭端末及び公衆用に使用される一般端末の回線接続
    を行う家庭用電話装置であって、 該家庭用電話装置からの家庭用制御キャリアの送受信が
    可能なエリア内に位置する家庭端末の有無を判定する端
    末有無判定手段(21、221)と、 上記端末有無判定手段の判定結果に基づき、上記一般端
    末による上記家庭用電話装置を介した公衆回線の使用を
    制限する使用制限手段(21)と、を有することを特徴
    とする家庭用電話装置。
  9. 【請求項9】 公衆回線に接続され、家庭内で使用され
    る家庭端末及び公衆用に使用される一般端末の回線接続
    を行う家庭用電話装置であって、 該家庭用電話装置からの家庭用制御キャリアの送受信が
    可能なエリア内に位置する家庭端末の数を判定する端末
    数判定手段(21、221)と、 上記端末数判定手段の判定結果に基づき、上記一般端末
    が上記家庭用電話装置を介して使用できる公衆回線数を
    制限する使用数制限手段(21)と、を有することを特
    徴とする家庭用電話装置。
  10. 【請求項10】 端末数判定手段によって判定された家
    庭端末の数に応じた一般端末の公衆回線使用可能数を定
    めたモードを複数有することを特徴とする請求項9に記
    載の家庭用電話装置。
  11. 【請求項11】 複数のモードにおけるいずれかのモー
    ドを手動により選択するための切替え手段(26)を有
    することを特徴とする請求項10に記載の家庭用電話装
    置。
  12. 【請求項12】 複数のモードにおけるいずれかのモー
    ドを外部からの切替え信号により切り替えることを特徴
    とする請求項10又は11に記載の家庭用電話装置。
  13. 【請求項13】 複数のモード間の切替えを時刻、曜
    日、日時を含む時間的要素により自動的に切り替えるこ
    とを特徴とする請求項10から12のいずれかに記載の
    家庭用電話装置。
  14. 【請求項14】 複数のモード間の切替えを家庭用電話
    装置に位置登録されている一般端末の数によって自動的
    に切り替えることを特徴とする請求項10から13のい
    ずれかに記載の家庭用電話装置。
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