JPH08214130A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08214130A
JPH08214130A JP7017961A JP1796195A JPH08214130A JP H08214130 A JPH08214130 A JP H08214130A JP 7017961 A JP7017961 A JP 7017961A JP 1796195 A JP1796195 A JP 1796195A JP H08214130 A JPH08214130 A JP H08214130A
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JP
Japan
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coordinate
coordinate value
value
xint
yint
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Pending
Application number
JP7017961A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Murata
和行 村田
Akio Kojima
章夫 小嶋
康浩 ▲くわ▼原
Yasuhiro Kuwabara
直樹 ▲たか▼橋
Naoki Takahashi
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ページメモリの範囲外に読み取り画像データ
を写像する様な場合、ページメモリに格納する座標値を
ページメモリ内にシフトして写像することにより、ペー
ジメモリを効率的に使用できるようにする。 【構成】 X座標変換回路541およびY座標変換回路
542は、整数座標値(Xint,Yint)が画像メモリの
範囲外である時、その範囲内になるように座標値をシフ
トして、座標値(XINT,YINT)を出力する。このシフ
ト処理によって、画像メモリ外の読み取り画像データ
は、画像メモリ領域内にシフトされて格納される。画像
メモリに格納された画像データを読み出すときは、シフ
トされた原点座標O(Xsmin,Ysmin)を画像メモリの
座標原点と仮定して座標を折り返して読み出す。原点座
標O(Xsmin,Ysmin)は、画像の読み取りが終了した
時点で、自動的にレジスタに格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿を走査して得られた
画像データを、走査位置データに基づいてページメモリ
に写像して格納するための画像処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】本願発明者らは、2つの独立して回転す
る車輪を備えたハンドスキャナにより画像を読み取り、
前記2つの車輪の移動距離に基づいてメモリ上に読み取
った画像を写像する装置について提案した(例えば特願
平6−187474号)。
【0003】上記の画像処理装置においては、ハンドス
キャナにより読み取った画像データの、メモリへの格納
は以下のように行われていた。
【0004】前記2つの車輪の移動距離より読み取った
画像データの各画素の座標値を算出する。次に、画素デ
ータの画像メモリ(ページメモリ)への格納アドレス
が、座標値から換算される。画素データは、換算された
画像メモリアドレスに格納される。
【0005】以降、読み取り画像データを画像メモリの
所定のアドレスに格納する動作を写像と称する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような画像デー
タの画像メモリへの格納方法での問題点を図13を用い
て説明する。ページメモリ(画像メモリ)におけるハン
ドスキャナの読み取り開始位置はあらかじめ決めておく
必要がある。ページメモリ1301は、X方向にNx画
素、Y方向にNy画素の大きさを持つ。ハンドスキャナ
の読み取り開始位置をH−H’と仮定する。ハンドスキ
ャナが図13に示すようにH−H’→I−I’→J−
J’という軌跡で手動走査された場合、画像を読み取っ
た領域はページメモリの大きさより小さいにも関わら
ず、読み取り領域pおよびqはパージメモリ領域外とな
り、ページメモリに格納することができない。
【0007】このように、手動走査の軌跡によっては、
ページメモリの容量(面積)を効率的に使うことができ
ないという問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
本願発明の画像処理装置は、原稿画像を走査して読みと
られた画像データと、前記画像データに対応する走査位
置データとを入力として、前記画像データをX方向の長
さがNx画素、Y方向の長さがNy画素の大きさを持つ
ページメモリに格納する画像処理装置において、前記画
像データ中の各画素の座標値を算出する手段と、前記算
出された座標値を前記ページメモリの画素単位の座標値
(Xint,Yint)に換算する換算手段と、前記座標値X
intが前記ページメモリに格納可能な第1の座標範囲0
≦X<Nxであるかどうかを判別する第1の判別手段
と、前記座標値Yintが前記ページメモリに格納可能な
第2の座標範囲0≦Y<Nyであるかどうかを判別する
第2の判別手段と、前記第1の判別手段によって、前記
座標値Xintが前記第1の座標範囲外であると判別され
たときは前記座標値Xintを前記第1の座標範囲内にN
xシフトし、シフトされた座標値Xpを出力し、前記座
標値Xintが前記第1の座標範囲内であると判別された
ときは前記座標値Xintを変換せずそのままXint'とし
て出力するX座標変換手段と、前記第2の判別手段によ
って、前記座標値Yintが前記第2の座標範囲外である
と判別されたときは前記座標値Yintを前記第2の座標
範囲内にNyシフトし、シフトされた座標値Ypを出力
し、前記座標値Yintが前記第2の座標範囲内であると
判別されたときは前記座標値Yintを変換せずそのまま
Yint'として出力するY座標変換手段と、前記X座標変
換手段およびY座標変換手段の出力する座標値から前記
ページメモリに格納する際のアドレスを算出するアドレ
ス生成手段とを備えることを特徴とする。
【0009】また、上記構成に加えて、前記座標値Xin
tが負値であるとき、前記座標値Xpの最小値Xsminを
保持するレジスタと、前記座標値Yintが負値であると
き、前記座標値Ypの最小値Ysminを保持するレジス
タと、前記ページメモリから読み出すときに指定する読
み出し座標値(Xr,Yr)を、前記最小値(Xsmi
n,Ysmin)を原点とした座標値(Xu,Yu)に変換
する座標変換手段と、前記X座標変換手段およびY座標
変換手段から出力される座標値、および前記座標値(X
u,Yu)から、前記ページメモリに格納または読み出
しする際のアドレスを算出するアドレス生成手段とを備
えることを特徴とする画像処理装置。
【0010】
【作用】上記した構成によって、ページメモリの範囲外
に読み取り画像データを写像する様な場合、ページメモ
リに格納する座標値をページメモリ内にシフトして写像
することにより、ページメモリを効率的に使用すること
ができる。
【0011】また、ページメモリに格納された画像を読
み出す場合、ページメモリの読み出し座標値を格納時と
は逆にシフトして読み出すので、シフトしていない正常
な画像をページメモリから読み出すことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例の画像処理装置につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実
施例における画像処理装置A、および原稿画像を読みと
り走査する画像読み取り部Bのブロック図である。ライ
ンイメージセンサ1は、原稿9上を手動により走査さ
れ、原稿画像を読みとり、画像データを生成する。読み
取り画像データは、画像バッファ4に出力される。
【0013】図示しないが、ラインイメージセンサ1が
取り付けられているハンドスキャナ本体には、ラインイ
メージセンサ1の両端位置に2個の車輪が付けられてお
り、各車輪には車輪の回転を検出するエンコーダ2a,
2bがそれぞれ取り付けてある。(例えば、すでに公知
の特開昭62−15964号公報に記載されているハン
ドスキャナの構成である。)それぞれのエンコーダ2
a,2bは、車輪の回転角度に応じて位相の異なる2相
のパルスを発生する。走査位置検出回路3は、この2相
パルスを用いて、各車輪の回転方向を考慮した各車輪の
移動距離を検出する。次に、走査位置検出回路3は、各
車輪の移動距離に基づいて、各車輪の原稿上での座標を
算出する。さらに、走査位置検出回路3は、各車輪の座
標をラインイメージセンサ1の両端の各読み取り画素の
座標に変換し、走査位置座標300として出力する。走
査位置検出回路3の動作についての詳細は後述する。
【0014】位置ずれ検出回路7は、写像回路5からの
高密度化画像データ500と、画像メモリ6にすでに格
納されている画像データの相関値を算出する。さらに、
位置ずれ検出回路7は、この相関値に基づいて算出され
る位置補正量を用いて走査位置座標300を補正し、補
正位置座標710を写像回路5に出力する。写像回路5
は、画像データ400を画素密度変換し、高密度化画像
信号500を出力する。さらに、写像回路5は補正位置
座標710を用いて、画像メモリ6のアドレスを生成す
る。写像回路5は、高密度化画像データ500の各画素
データを、バス600を介して画像メモリ6に格納す
る。位置ずれ検出回路7及び写像回路5の動作の詳細は
後述する。
【0015】以下、走査位置検出回路3の動作につい
て、さらに詳しく説明する。図2は、位置検出回路3の
動作説明図である。図2において、太線は2個の車輪の
移動軌跡を示している。ラインイメージセンサ1がiラ
イン目の画素データを読みとったときの、2個の車輪の
位置を示す座標を、それぞれP0i(X0i,Y0i),
P1i(X1i,Y1i)とする。今、P0i-1,P1i-1
の座標が既知であるとき、P0iおよびP1iの座標は、
(数1)を用いて近似的に算出できる。
【0016】
【数1】
【0017】ここで、L0i-1は、読みとり開始時から
i−1ライン目の読み取りを行った時までに、車輪が移
動した距離である。△L0iは、i−1ライン目の読み
取りからiライン目の読み取を行ったときまでに、車輪
が移動した距離である。移動距離は、車輪の回転方向を
考慮するので、マイナスの値にもなり得る。Dは、2つ
の車輪間の距離である。(数1)は、△θ=|θi−θi
-1|=|△L0i−△L1i|/Dを0とした近似計算で
ある。△θは、ラインイメージセンサ1の1ライン走査
時間の間に、ラインイメージセンサ1の変化角度を意味
する。(数1)を用いることによって、読み取り開始時
の2つの車輪の座標を決めておけば、2つの車輪の移動
距離からそれらの座標を算出することができる。
【0018】図3は、ラインイメージセンサ1の両端部
読み取り画素の座標算出の説明図である。車輪31の座
標をP0(X0,Y0)、車輪32の座標をP1(X1,
Y1)とする。ラインイメージセンサ1の両端部の画素
の座標Ps(Xs,Ys)およびPe(Xe,Ye)は、(数
2)により算出できる。
【0019】
【数2】
【0020】ここで、Dは車輪31と32の間の距離、
d1は車輪31から読み取り画素Psまでの距離、d2
は車輪31から読み取り画素Peまでの距離である。
【0021】走査位置検出回路3は、エンコーダ2aお
よび2bからの2相パルスより車輪の移動距離を得て、
(数1)および(数2)の演算を行いラインイメージセ
ンサ1の両端の読み取り画素の座標を、走査位置座標3
00として出力する。
【0022】図4は、ラインイメージセンサ1の走査領
域の説明図である。図4を用いて、原稿9の読み取り領
域幅がラインイメージセンサ1の長さより大きい場合
の、ラインイメージセンサの手動走査による動きを説明
する。原稿を読み取るために、操作者は手によってハン
ドスキャナ本体を原稿に接触させつつ、原稿9上を往復
動作させながら手動走査する。このとき、本体に取り付
けられた2個の車輪が回転し、エンコーダ2a,2bか
ら2相パルスが出力される。図4は、ラインイメージセ
ンサ1により読みとられる原稿上の読み取り領域を示し
ている。
【0023】ラインイメージセンサ1は原稿9の全幅を
走査することができないので、読み取り部B(図1)
は、ラインイメージセンサ1の往復動作によって原稿全
体を読み取る。図4は、イメージセンサ両端の画素のみ
の位置を記載しているが、イメージセンサ1は両端画素
を結ぶライン上の画像を読み取る。例えば、ラインイメ
ージセンサ1の両端画素がそれぞれA点とB点である場
合、ラインイメージセンサ1はA点とB点を結ぶライン
上を読み取っている(以後、これを読み取り位置A−B
と記す。)。
【0024】図4では、ラインイメージセンサ1は、読
み取り位置A−Bを走査開始位置とし、読み取り位置C
−Dまで走査する。A点、B点、D点、C点に囲まれる
読み取り領域ABDCを読みとった画像データは、画像
メモリ6に新規に格納される。このような領域を、以後
新規走査領域と称する。
【0025】次に、ラインイメージセンサ1は、戻り方
向に、読み取り位置C−DからE−Fまで走査する。C
点、D点、G点、E点に囲まれる領域CDGEは、重複
して画像が読み取られる領域である。以後、この重複し
て読み取られる領域を重なり走査領域と称する。D点、
G点、F点に囲まれる領域DGFは、新規走査領域であ
る。領域ABCDの読み取り画像データ中の各画素は、
位置検出回路3からの走査位置座標に基づいて、写像回
路5により画像メモリ6に格納される。次に、ラインイ
メージセンサ1が戻り方向に移動し、読み取り位置C−
DからE−Fまで走査する。このとき、重なり走査領域
CDGE、新規走査領域ABGEC、および新規走査領
域DFGの3つの走査領域が存在する。
【0026】走査位置座標300に位置誤差がなけれ
ば、走査位置座標300に基づいて、読み取り画像デー
タの各画素を、画像メモリ6に写像して格納することが
できる。すなわち、重なり走査領域の読みとり画像デー
タが、画像メモリにオーバーライトされても、新規走査
領域ABGECと重なり走査領域CDGEの継ぎ目部分
に、画像メモリ中の読み取り画像にずれは生じない。し
かし、ハンドスキャナの機構設計精度、車輪と原稿間の
スリップ、車輪の原稿への沈み込み、曲線手動走査時の
車輪幅の影響などにより、走査位置座標300は誤差を
含んでいる。また、走査位置検出回路3は、エンコーダ
2a,2bから出力される2相パルスをカウントして、
エンコーダの移動距離を得るので、前記誤差は累積され
る。よって、走査位置座標300を用いて画像データ4
00を画像メモリ6に写像すると、前記継ぎ目部分に画
像のずれ生じる。
【0027】この画像ずれを無くすため、位置ずれ検出
回路7は、重なり走査領域CDGEの画像メモリ6に格
納された画像データと高密度化画像データ500を用い
て、それらの相関度合いを示す相関値を算出する。さら
に、位置ずれ検出回路7は、この相関値に基づいて、走
査位置座標を補正するための位置補正量を算出する。ま
た、位置ずれ検出回路7は、この位置補正量に従って走
査位置座標300を補正し、補正位置座標710を写像
回路5に出力する。写像回路5は補正位置座標710に
従って、高密度化画像データ500中の各画素を画像メ
モリ6に写像するためのアドレスを生成し、画像メモリ
6に格納する。重なり走査領域の抽出について説明は後
述する。
【0028】図7は画像メモリ6の説明図である。画像
メモリ6の各画素のビット構成は、書き込みフラグの記
憶ビット(ビット7)と、画像データの記憶ビット(ビ
ット0〜6)より成る。ここで、画像データの記憶ビッ
ト数は特定されるものではなく、必要な階調数によって
設計すればよい。本実施例では128階調の画像を扱う
ものとし、0から127の値を持つ濃淡データを格納す
るために、1画素あたり7ビットが画像メモリに確保さ
れる。bit7の書き込みフラグは、画像データが画像
メモリに6書き込まれていないとき(未格納状態)
「0」であり、画像データがすでに書き込まれていると
き(格納状態)「1」になる。
【0029】次に、位置ずれ検出回路7についてその動
作を説明する。図5は位置ずれ検出回路7のブロック図
である。ラインイメージセンサ1の読み取り走査が開始
される前に、画像メモリ6の全てのデータ、補正量算出
回路73の位置補正量703、および画像相関回路72
内の相関テーブルは、「0」に初期化される。この初期
化後、ラインイメージセンサ1のラインの読み取り走査
ごとに、走査位置座標300が位置補正回路74により
補正されて、補正位置座標710として写像回路5に出
力される。ラインイメージセンサ1の読み取りが開始さ
れた時点では、位置補正量703は「0」なので、走査
位置座標300と補正位置座標710は同じ座標値とな
る。
【0030】写像回路5は、画像データ400を画素密
度変換処理により高密度化し、高密度化画像信号500
を生成する。さらに、写像回路5は、入力される補正位
置座標710を用いて、高密度化画像信号の各画素デー
タPnの画像メモリ6への格納アドレスADRnを算出
する。写像回路5の動作の詳細については後述する。写
像回路5は、アドレスADRnに従って、バス600を
経由して画像メモリ6のアドレスADRnに格納されて
いる画素データPnを読み出し、バス600を介して、
重なり領域検出回路71に画素データPnを出力する。
写像回路5は、原点座標800も出力する。原点座標8
00は、画像メモリ6の原点座標値であり、画像メモリ
中の画像データを外部のマイクロコンピュータ(図示せ
ず)が表示や印刷のために読み出す場合に用いる。
【0031】読み出し回路830は、外部より読み出し
たい画像データの座標810を入力されると、その座標
に対応する画像データ(読み出し画像データ820)を
画像メモリ6から読み出して出力する。なお、読み出し
回路830は図1には示していない。外部から画像メモ
リ中のデータを読み出す場合、外部マイクロコンピュー
タなどが画像メモリのアドレスを直接出力する場合は、
読み出し回路830は不要である。
【0032】重なり領域検出回路71は、画素Pnの書
き込みフラグ(bit7)をチェックして、この画素デ
ータPnのアドレスADRnに画像データが格納済みか
どうかを判定する。画素データPnのbit7が1のと
きは、センサの読み取り走査によって画像データがすで
にアドレスADRnに格納されていることを示している
ので、画素データPnは重なり走査領域に含まれること
が判定できる。また、bit7が0のときは、画素デー
タPnは新規走査領域に含まれることが判定できる。重
なり領域検出回路71は、信号701を画像相関回路7
2、写像回路5に出力する。ここで、信号701は、画
素データPnが新規走査領域に含まれるとき「0」、重
なり走査領域に含まれるとき「1」となる信号である。
【0033】画像相関回路72は、信号701が「1」
のとき画素データPnについての相関値算出処理を行
い、信号701が「0」のとき相関値算出処理を行わな
い。写像回路5は、信号701が「0」のとき、高密度
化画素データPnを、画像メモリ6に格納する。また、
写像回路5は、信号701が「1」のきはPnを画像メ
モリ6に格納をしない。この1画素単位の一連の処理動
作を、高密度化画像データ500の1ラインの全部画素
データについて行う。
【0034】1ライン分の高密度化画像データ500の
上記処理が終了した時点で、画像相関回路72は、重な
り走査領域に含まれる画素についてのみ相関値計算処理
を行うことによって作成した相関テーブルを用いて、走
査位置座標300の位置ずれ方向を検出する。さらに、
画像相関回路72は、補正量算出回路73に位置ずれを
キャンセルするためのオフセット値702を出力する。
1ライン全ての高密度化画素が新規走査領域に含まれる
ときは、画像相関回路72の相関テーブルは初期値
「0」のままである。このときは、前記オフセット値7
02は、0(位置ずれ無し)となる。
【0035】補正量算出回路73は、オフセット値70
2を、内部に保持している補正量の累積値に加算して位
置補正量703を出力する。位置補正回路74は、次に
処理する1ラインの画像データの走査位置座標300
と、位置補正量703を加算して、補正位置座標710
として写像回路5に出力する。以後、前述した一連の処
理を順次ラインごとに繰り返し行う。
【0036】図6は写像回路のブロック図である。図6
および図7を用いて、写像回路5の動作を説明する。画
素密度変換回路51は、画像データ400中の1画素デ
ータにつき3つの補間画素を生成し、2倍に高密度化さ
れた高密度化画像データ500を出力する。
【0037】補間画素の生成方法について、図10を用
いて説明する。図10は、画素密度変換の説明図であ
る。Pi,jは、画像データ400中、iライン目の画像
データのj番目の画素データを示す。黒ドットは各画素
データの座標点である。図10(a)は画像データ40
0中の隣接する4つの画素を示している。画像データ4
00中の画素データPi,jに対して、3つの補間画素を
生成する場合について説明する。図10(b)において
Qi,j,Ri,jおよびSi,jは補間画素である。各補間画
素データは、(数3)により算出する。
【0038】
【数3】
【0039】次に、座標値算出回路52について説明す
る。座標値算出回路52には、ラインイメージセンサ1
の両端画素の補正後の座標値である補正位置座標710
が入力される。座標値算出回路52は、補正位置座標7
10を用いて、高密度化画像データ500の各画素の座
標値520を計算する。図7に示すように、ラインイメ
ージセンサ1の両端画素PsiおよびPeiの座標(補正
位置座標710)が、それぞれ(Xsi、Ysi),(X
ei,Yei)である場合の、座標値算出回路52の動作
を説明する。サフィックスiは、画像データ400のi
ライン目の補正位置座標であることを示す。ここで、ラ
インイメージセンサ1の読み取り画素密度を8画素/m
m,画像メモリ6に格納する画像の画素密度を8画素/
mm、Xsi,Ysi,XeiおよびYeiは1/8mmを
単位とする実数値である。
【0040】ラインイメージセンサ1の1ラインの読み
取り画素数をNd、1ライン中の画素番号をjとした場
合、画素データPi,jの座標(XPi,j,YPi,j)は
(数4)を用いて算出される。
【0041】
【数4】
【0042】画素データPi,jに対応する3つの補間画
素データQi,j,Ri,j,Si,jの座標(XQi,j,YQi,
j),(XRi,j,YRi,j),(XSi,j,YSi,j)は
(数5)を用いて算出される。
【0043】
【数5】
【0044】座標値算出回路52は、(数4)および
(数5)の演算処理を行うことにより、高密度化画像信
号500中の各画素の座標値520を算出する。
【0045】整数化回路53は、実数値である座標値5
20を整数化し、整数座標値530を出力する。実数の
座標値520を(Xreal,Yreal),整数座標値530
を(Xint,Yint)とすると、整数座標値は、(数6)
を用いて算出される。(数6)において[ ]は、小数
点以下を四捨五入する演算を示す。
【0046】
【数6】
【0047】アドレス生成回路54は、整数化座標値5
30を画像メモリ6のアドレス540に変換するととも
に、生成したアドレス540が有効であるか無効である
かを示す判定信号580を出力する。また、アドレス生
成回路54は、画像メモリの原点座標800も出力す
る。判定信号580および原点座標800についての詳
細は後述する。
【0048】図11に画像メモリ6のアドレス配置を示
す。画像メモリ6はX方向にNx画素、Y方向にNy画
素のページメモリである。画像メモリの左上の画素のア
ドレスは0,右上のアドレスはNx−1、右下のアドレ
スはNx・Ny−1である。
【0049】図6のアドレス生成回路54のブロック図
を図14に示す。整数化座標値530を(Xint,Yin
t)とする。X座標変換回路541は、Xintの値が0〜
Nx−1の範囲外であるとき、信号547をアクティブ
にするとともに、Xintの値をNxシフトして値Xpを
出力する。Xpの値は、0〜Nx−1の範囲である。ま
た、X座標変換回路541は、Xintの値が0〜Nx−
1の範囲内であるとき、信号547をインアクティブに
するとともに、Xintの値をそのままXint’として出力
する。よってX座標変換回路541の出力XINT544
(Xint’またはXp)の値は、0〜Nx−1の範囲内
となる。また、X座標変換回路541は、画像メモリ6
の原点のX座標800Xを出力する。画像の読み取りが
終了した時点で、原点のX座標800Xは確定する。
【0050】同様に、Y座標変換回路542は、Yint
の値が0〜Ny−1の範囲外であるとき、信号548を
アクティブにするとともに、Yintの値をNyシフトし
て値Ypを出力する。Ypの値は、0〜Ny−1の範囲
である。また、Y座標変換回路542は、Yintの値が
0〜Ny−1の範囲内であるとき、信号548をインア
クティブにするとともに、Yintの値をそのままYint’
として出力する。よってY座標変換回路542の出力Y
INT545(Yint’またはYp)の値は、0〜Ny−1
の範囲内となる。また、Y座標変換回路542は、画像
メモリ6の原点のY座標800Yを出力する。画像の読
み取りが終了した時点で、原点のY座標800Yは確定
する。アドレス算出回路543は下記(数7)の演算を
行い、画像メモリのアドレス540を算出し出力する。
画像メモリのアドレスADRは(数7)により算出され
る。
【0051】
【数7】
【0052】X座標変換回路541およびY座標変換回
路542は、整数座標値(Xint,Yint)が画像メモリ
の範囲外である時、その範囲内になるように座標値をシ
フトして、座標値(XINT,YINT)を出力する。このシ
フト処理によって、図13のpおよびqの走査領域は、
図15に示すように画像メモリ領域内にシフトされて画
像メモリ6に格納されることとなり、画像メモリ容量を
効率的に使用することができる。画像メモリに格納され
た画像データを、画像メモリから読み出すときは、図1
5に示された座標O(Xsmin,Ysmin)を画像メモリの
座標原点と仮定して座標を折り返して読み出すこととな
る。座標O(Xsmin,Ysmin)は、画像の読み取りが終
了した時点で、図14に示す座標800X,800Yに
より決まる。
【0053】しかし、画像メモリ領域内にシフトして格
納する画像データ(図15のpおよびqの領域の画像デ
ータ)によって、シフトされずに格納された画像データ
がオーバーライトされると、画像メモリ内の読み取り画
像の連続性が保てなくなる。逆に、画像メモリ領域内に
シフトされずに格納にする画像データ(図15のpおよ
びqの領域の画像データ)によって、シフトして格納さ
れた画像データがオーバーライトされても、画像メモリ
内の読み取り画像の連続性が保てなくなる。
【0054】上記問題を回避するため、重複検出回路5
46は前記オーバーライトが発生しないことを示す判定
信号580を出力する。すなわち、判定信号580がア
クティブ(ハイレベル)である状態は、アドレス540
が有効であり、画像データをアドレス540で示される
画像メモリのアドレスに格納しても良いことを示す。重
複検出回路546は、X座標変換回路541から出力さ
れる信号547,XINT544およびY座標変換回路5
42から出力される信号548,YINT545より、ア
ドレス540が有効であるか無効であるかを示す判定信
号580を出力する。
【0055】図16は、X座標変換回路541(図1
4)の第1の実施例のブロック図である。X座標変換回
路541とY座標変換回路542の構成は同一である。
図16において、かっこ内の信号名,番号,値を用いる
と、図16はY座標変換回路542のブロック図とな
る。
【0056】コンパレータ1501は、整数座標値Xin
tと0を比較し、Xintが負値のとき信号1506をハイ
レベルにする。整数座標値Xintが2の補数表現で表さ
れている場合は、コンパレータ1501は不要であり、
XintのMSBを信号1506として用いても良い。コ
ンパレータ1502は、整数座標値XintとNx−1
(画像メモリにおけるをX座標最大値)を比較し、Xin
tがNx−1より大きい時、信号1507をハイレベル
にする。オアゲート1505によって信号1506と信
号1507の論理和が信号547として出力される。信
号547がハイレベルである状態は、XINT544がシ
フトされたことを示していることとなる。
【0057】減算器1503は、整数座標値Xintから
Nx(画像メモリのX方向画素数)を減算し、マイナス
シフト座標値1509を出力する。加算器1504は、
整数座標値XintにNxを加算し、プラスシフト座標値
1510を出力する。セレクタ1508は、信号150
6および信号1507の状態に従って、整数座標値Xin
t,マイナスシフト座標値1509およびプラスシフト
座標値1510のうち1つを選択し、XINT544とし
て出力する。セレクタ1058のファンクションを(表
1)に示す。
【0058】
【表1】
【0059】よって、整数座標値Xintが0からNx−
1の範囲外の値でも、セレクタ1508の出力544
(XINT)の値は、0からNx−1の範囲の値にシフト
変換されることとなる。
【0060】最小値レジスタ1511は、ENBL入力
がハイレベルの時、入力データの最小値を更新して保持
する。すなわち、最小値レジスタ1511は、整数座標
値Xintが負値であるときの、シフト変換されたXINTの
最小値を出力する。最小値レジスタ1511の値は、画
像の読み取りが開始される前に初期化される。画像の読
み取りが終了した時点で、最小値レジスタ1511の出
力値は図15に示す原点座標OのX座標(Xsmin)を出
力することとなる。
【0061】図17は、X座標変換回路541(図1
4)の第2の実施例のブロック図である。図17におい
て、かっこ内の信号名,番号,値を用いると、図17は
Y座標変換回路542のブロック図となる。図17にお
いて、整数座標値530(Xint)がMビット幅の2の
補数で表現され、画像メモリのX方向の画素数Nxが2
のN乗(M>N)であるとする。ビットマスク回路17
02は、整数座標値530(Xint)の下位Nビットを
出力する。ビットマスク回路の出力544(XINT)
は、Nビットの正の値である。このビットマスク処理に
よって、整数座標値Xintが0からNx−1の範囲外の
値でも、XINTの値は、0からNx−1の範囲の値にシ
フト変換されることとなる。
【0062】論理和回路1701は、Xintの上位M−
Nビットの論理和を信号547として出力する。信号5
47がハイレベルになるということは、Xintの値が0
〜Nx−1の範囲外の値であり、Xintの値はビットマ
スク回路1702によって変換されたことを示してい
る。
【0063】最小値レジスタ1711は、ENBL入力
がハイレベルの時、入力データの最小値を更新して保持
する。すなわち、最小値レジスタ1711は、整数座標
値Xintが負値であるときの、シフト変換されたXINTの
最小値を出力する。最小値レジスタ1711のENBL
にはXintのMSBが入力される。Xintは2の補数で表
現された整数値であるので、前記MSBはハイレベルで
あることはXintが負値であることを意味する。最大値
レジスタ1711の値は、画像の読み取りが開始される
前に初期化される。画像の読み取りが終了した時点で、
最小値レジスタ1711の出力値は図15に示す原点座
標OのX座標(Xsmin)を出力することとなる。
【0064】図18は、重複検出回路546(図14)
のブロック図である。図18において、回路ブロックA
とA’は同じである。最大値レジスタ1801および1
803は、ENBL入力がハイレベルの時、入力データ
の最大値を更新して保持する。同様に、最小値レジスタ
1802および1804は、ENBL入力がハイレベル
の時、入力データの最小値を更新して保持する。最大値
レジスタおよび最小値レジスタの値は、画像の読み取り
が開始される前に初期化される。
【0065】最大値レジスタ1801は、信号547が
ハイレベルの時、すなわち整数座標値XintがX座標変
換回路541(図14)によりシフト変換された時のX
INTの最大値(Xpmax)を出力する。最小値レジスタ1
802は、信号547がハイレベルの時のXINTの最小
値(Xpmin)を出力する。最大値レジスタ1803は、
信号547がローレベルの時、すなわち整数座標値Xin
tがそのままXINTとなっている時のXINTの最大値(Xi
nt'max)を出力する。最小値レジスタ1804は、信号
547がローレベルの時のXINTの最小値(Xint'min)
を出力する。
【0066】コンパレータ1805は、Xint'min>Xp
maxのときハイレベルとなる信号を出力する。コンパレ
ータ1806は、Xpmin>Xint'maxのときハイレベル
となる信号を出力する。オアゲート1807は、コンパ
レータ1805および1806の論理和を出力する。オ
アゲート1807の出力は、Xint'min>Xpmax また
は Xpmin>Xint'maxの条件を満たしたときハイレベ
ルとなる信号である。アンドゲート1809は回路ブロ
ックAおよびA’の出力の論理積を判定信号580とし
て出力する。判定信号580がハイレベル(アクティ
ブ)になる条件を(数8)に示す。
【0067】
【数8】
【0068】(数8)の条件は、画像メモリ領域内にシ
フトして格納する画像データ(図15のpおよびqの領
域の画像データ)によって、シフトされずに格納された
画像データがオーバーライトさないこと、および、画像
メモリ領域内にシフトされずに格納にする画像データに
よって、シフトして格納された画像データがオーバーラ
イトされないことの十分条件である。すなわち、画像メ
モリに座標変換を行わずに格納される画像データと、座
標変換されて格納される画像データが重複(オーバーラ
イト)しない十分条件である。
【0069】図19は、読み出し回路830(図5)の
ブロック図である。図19に示す回路ブロック830
が、読み出し回路830に相当する。座標変換回路19
03は、X座標変換回路1901とY座標変換回路19
02とで構成される。座標変換回路1903は、画像メ
モリのアドレス0を原点とする読み出し座標値810
(Xr,Yr)を、画像メモリの座標原点O(Xsmin,
Tsmin)を原点としたシフト座標値(Xu,Yu)に変
換する。アドレス算出回路1904は、前記シフト座標
値(Xu,Yu)から画像メモリのアドレスを算出す
る。アドレス算出回路1904の動作は、アドレス算出
回路543(図14)と同様である。アドレス算出回路
より出力される画像メモリアドレスに従って読み出しデ
ータ820が画像メモリから読み出される。
【0070】図20は、X座標変換回路1901(図1
9)の第1の実施例のブロック図である。X座標変換回
路1901とY座標変換回路1902の構成は同一であ
る。図20において、かっこ内の信号名,番号,値を用
いると、図20はY座標変換回路1902のブロック図
となる。
【0071】加算器2001は、読み出しX座標値81
0X(Xr)に、原点OのX座標値(Xsmin)を加算
し、シフトX座標値Xrsを出力する。コンパレータ2
003は、読み出しX座標値XrとNx−1(画像メモ
リにおけるをX座標最大値)を比較し、XrがNx−1
より大きい時、出力をハイレベルにする。減算器200
2は、シフトX座標値XrsからNxを減算する。セレ
クタ2004は、コンパレータ2003の出力がハイレ
ベルの時、減算器2002の出力を選択する。X座標変
換回路1901は、シフトX座標値XrsがNx−1を
越える時、XrsをNx−1シフトしてNx−1を越え
ないように変換する。
【0072】図21は、X座標変換回路1901(図1
9)の第2の実施例のブロック図である。図21におい
て、かっこ内の信号名,番号,値を用いると、図21は
Y座標変換回路1902のブロック図となる。
【0073】加算器2101は、読み出しX座標値81
0X(Xr)に、原点OのX座標値(Xsmin)を加算
し、シフトX座標値Xrsを出力する。Nxを2のN
乗、加算器2101の出力をMビット(M>N)である
とする。ビットマスク回路2102は、加算器2101
の出力の下位Nビットを出力する。すなわち、Nxが2
のN乗で表せる場合、図21のX座標変換回路1901
は、、シフトX座標値XrsがNx−1を越える時、X
rsをNx−1シフトしてNx−1を越えないように変
換する。
【0074】以上の説明からわかるように、読み出し回
路830(図5)は、図15に示すような画像メモリへ
の格納方法を行った場合でも、自動的に座標の変換(原
点移動)を行い画像データを読み出すことが可能とな
る。読み出し回路830で行う処理は、原点座標800
の値を参照してソフトウエアで行うことも可能である。
【0075】図6に示した写像回路5の動作説明に戻
る。誤差算出回路55(図6)には、実数の座標値52
0と整数座標値530が入力され、座標値520が整数
化されたために生じる座標誤差550を出力する。X方
向の座標誤差をEx、Y方向の座標誤差をEyとする
と、座標誤差(Ex,Ey)は、(数9)により算出さ
れる。
【0076】
【数9】
【0077】ExおよびEyは、0から0.5の値をと
る。比較回路56は、座標誤差550のExおよびEy
と、あらかじめ決められた値を比較する。比較回路56
は、ExおよびEyが共に前記値より小さいとき、
「1」になる信号560を出力する。
【0078】アクセス回路57は、バス600を介して
画像メモリ6をアクセスする。画像メモリ6のアドレス
は、アドレス540により指定される。アクセス回路5
7による高密度化画像信号500の画像メモリ6への格
納は、判定信号580がアクティブで、かつ、信号70
1が「0」、かつ、信号560が「1」であるときのみ
行われる。すなわち高密度化画像信号500内のある画
素の画像メモリ6への写像は、アドレス540が有効
で、かつその画素が新規走査領域に含まれる画素でかつ
座標誤差が所定値より小さいという条件を満たしたとき
のみ行われる。前記条件を満たさない画素は画像メモリ
6への写像は行われない。
【0079】図12は、高密度化画像データ500の画
像メモリ6への写像動作の説明図である。図12(a)
は、高密度化画像データ500を示す。図12(a)に
おいて、黒ドットは、各画素の座標値を示している。高
密度画像データ500の画素密度は、最小16画素/m
mである。図12(b)は、画像メモリ6の画素を示
す。図12(b)において、黒ドットは画素Wの座標値
を示す。距離Uは、比較回路4の比較回路56で用いら
れる所定値を示している。画像メモリ6は、画素密度が
8画素/mmの画像データを格納する。図12(c)
は、高密度化画像データ(図12(a))と、画像メモ
リの画素(図12(b))を同一の座標系で重ねた例で
ある。図12(c)の場合、高密度画像データの画素
P,Q,RおよびSの各座標値は、領域Tの外側にある
ので、画素P,Q,R,Sいずれも画像メモリの画素W
には写像されないことになる。すなわち、画像メモリ6
中に、原稿読み取り領域であるにも関わらず、写像され
ない画素(写像抜け画素)が存在することになる。写像
抜け画素は、領域Tを広げることにより無くすことがで
きる。しかし、領域Tを広げると写像時の座標誤差が大
きくなるので、画像メモリに写像された画像の歪みが大
きくなる。画像の歪みの点からいうと、領域Tは狭い程
良い。
【0080】写像抜け画素を無くすための、距離Uの限
界値Umaxは、画像メモリの画素ピッチを単位として
(数10)で表せる。本実施例の場合、画像メモリの画
素密度は8画素/mmであるので、単位は1/8mmと
なる。
【0081】
【数10】
【0082】距離Uを0.35とすることにより、写像
抜け画素を無くすことができる。ある程度の写像抜け画
素の発生を許容して、画像ひずみを低減することを重点
とする場合は、距離Uは0.3から0.35の範囲に設
定すればよい。距離Uを0.3以下にすると、写像抜け
画素が多発し、再現画像の画質が著しく低下する。
【0083】位置ずれ検出回路7の動作説明に戻る。図
8は相関テーブルの説明図である。画像相関回路72に
ついて図8を主に用いて説明する。図8(a)は相関処
理の対象となる相関位置の説明図、図8(b)は相関テ
ーブルの説明図である。位置補正回路74に入力される
iライン目の走査位置座標300をP10(X1,Y
1)、P20(X2,Y2)とし、位置補正量703を
△Xoffseti、△Yoffsetiとする。位置補正回路74
は、走査位置座標300から(数11)に基づいて補正
位置座標P11(X3,Y3)、P21(X4,Y4)
を算出する。
【0084】
【数11】
【0085】重なり領域検出回路71からの信号701
が「1」、すなわち被処理画素が重なり走査領域に含ま
れているときのみ、画像相関回路72は被処理画素につ
いて相関値を算出し、相関テーブルの更新を行う。被処
理画素の座標に対応する画像メモリ6中の画素Pnを着
目画素とする。相関値の算出は、被処理画素の座標を微
少値増減した座標に対応する画像メモリ中の画素データ
と、被処理画素との画素データの差分値を算出すること
により行う。
【0086】着目画素Pnの座標を(Xn,Yn)、微
少座標値を△hx、△hyとした場合、被処理画素の相
関値算出の対象となる画素データPhの座標(Xhmn,
Yhmn)は、(数12)で算出される。
【0087】
【数12】
【0088】ここで、mは−1、0、1、nは−1、
0、1の値をとる。また、[ ]は少数部を切り捨てる
整数化処理である。
【0089】図8(a)では、P12からP22は、m
=1、n=1の場合の、相関値を算出する1ラインの位
置を示している。この相関値算出の対象座標に対応する
相関テーブルをh(m,n)とすると、図8(b)に図
示する相関テーブルが作成できる。
【0090】高密度化画像信号500の1ライン中の画
素番号をj、データ値をDnj、画像メモリ6中の相関
値算出の対象となる画素データをDhjmnとすると、各
相関テーブルの値h(m,n)は、(数13)によって
算出される。ここで、ho(m,n)は画素番号j−1
までの相関値計算で生成された相関値テーブルの値であ
る。1ラインの相関値計算を開始する前に、相関テーブ
ルの値は全て0に初期化される。
【0091】
【数13】
【0092】画像相関回路72は、上記の相関値計算
を、高密度化画像信号中の1ラインの全ての画素につい
て行うことにより相関テーブルを完成する。
【0093】さらに、画像相関回路72は、1ラインの
相関値の計算が終了した時点で、h(m,n)の最小値
を保持する(mmin,nmin)を検索し、オフセット値7
02として出力する。相関テーブル中に複数の最小値が
存在し、その最小値に(mmin,nmin)=(0、0)が
含まれる場合、(0,0)の最小値が優先して用いられ
る。相関テーブル中の相関値h(mmin,nmin)が最も
小さいと言うことは、(△hx×mmin,△hy×nmi
n)の微少値を各画素の座標に加算して写像すると、画
像メモリ中の画像とこれから写像しようとするラインの
画像とが、最もよく一致することを示している。
【0094】補正量算出回路73は、オフセット値70
2(mmin,nmin)を用いて(数14)に示す演算を行
う。
【0095】
【数14】
【0096】(数14)において、サフィックスiは、
高密度化画像データ500のiライン目の相関テーブル
完成時の位置補正量703を表す。位置補正回路74
は、走査位置座標300に(△Xoffseti,△Yoffset
i)を加算することにより、走査位置座標300の補正
を行い、補正位置座標710を出力する。
【0097】本実施例では相関対象画素位置を9箇所と
したが、位置ずれ量が大きい場合には、より多くの相関
対象画素位置を多くしても良い。位置ずれ量が小さく、
1ライン毎に位置ずれ検出及び位置補正を行う必要がな
ければ、1ライン毎に相関テーブルを作成せず、16走
査ライン間隔で位置ずれの補正を行っても良い。
【0098】また、画像相関回路72は、図9に図示す
るように、走査位置座標Ps−Peに対し、微少角△φ
を振った傾き方向の相関座標Ps(±△φ)−Pe(±
△φ)に対しても相関処理を加えて行うことで、より精
度のよい位置ずれ補正を実現することができる。この場
合、本実施例の相関テーブル値h(m,n)と組み合わ
せると、相関テーブル値はh(l,m,n)となる。l
は−1,0,1の値をとる。角度方向に3通り、位置方
向に9通りの計27通りの相関テーブルが作成できる。
相関テーブルの最小値がh(l,m,n)の場合、角度
の補正量△φoffsetiはl・△φの計算により生成され
る。ここで△φは0.2度とする。
【0099】また、本実施例では、入力画像データ及び
走査位置座標は、2つのロータリーエンコーダをハンド
スキャナから入力されるとしたが、タブレットによる位
置検出によって走査位置座標を得るタイプのハンドスキ
ャナから入力されても良い。さらに、本実施例では、ラ
インイメージセンサを用いたハンドスキャナからの信号
を処理する画像処理装置について説明したが、ハンドス
キャナに限定されるものではない。例えば、エリアイメ
ージセンサを用いた画像入力装置からの画像信号を処理
するものでも良い。
【0100】また、本実施例と同様の処理を、マイクロ
コンピュータやDSP(ディジタルシグナルプロセッ
サ)を用いたシステムにおいて、ソフトウエアによって
実現することも可能である。
【0101】
【発明の効果】以上にように本発明は、ページメモリの
範囲外に読み取り画像データを写像する様な場合、ペー
ジメモリに格納する座標値をページメモリ内にシフトし
て写像することにより、ページメモリを効率的に使用す
ることができる。
【0102】また、ページメモリに格納された画像を読
み出す場合、ページメモリの読み出し座標値を格納時と
は逆にシフトして読み出すので、シフトしていない正常
な画像をページメモリから読み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における画像処理装置A、およ
び原稿画像を読みとり走査する画像読み取り部Bのブロ
ック図
【図2】位置検出回路3の動作説明図
【図3】ラインイメージセンサ1の両端部読み取り画素
の座標算出の説明図
【図4】ラインイメージセンサ1の走査領域の説明図
【図5】位置ずれ検出回路7のブロック図
【図6】写像回路5のブロック図
【図7】画像メモリ6の説明図
【図8】相関テーブルの説明図
【図9】角度補正の説明図
【図10】画素密度変換の説明図
【図11】画像メモリ6のアドレス配置図
【図12】高密度化画像データ500の画像メモリ6へ
の写像動作の説明図
【図13】従来の画像処理装置の問題点の説明図
【図14】アドレス生成回路54のブロック図
【図15】本発明の画像データのメモリへの格納方法を
示す図
【図16】X座標変換回路541の第1の実施例のブロ
ック図
【図17】X座標変換回路541の第2の実施例のブロ
ック図
【図18】重複検出回路546のブロック図
【図19】読み出し回路830のブロック図
【図20】X座標変換回路1901の第1の実施例のブ
ロック図
【図21】X座標変換回路1901の第2の実施例のブ
ロック図
【符号の説明】
1 ラインイメージセンサ 2a エンコーダ 2b エンコーダ 3 走査位置検出回路 5 写像回路 6 画像メモリ 7 位置ずれ検出回路 51 画素密度変換回路 52 座標値算出回路 53 整数化回路 54 アドレス生成回路 55 誤差算出回路 71 重なり領域検出回路 72 画像相関回路 73 補正量算出回路 74 位置補正回路 541 X座標変換回路 542 Y座標変換回路 543 アドレス算出回路 546 重複検出回路 830 読み出し回路 1501 1502 2003 コンパレータ 1503 2002 減算器 1504 2001 2101 加算器 1511 1703 1803 1804 最小値レジ
スタ 1801 1802 最大値レジスタ 1702 2102 ビットマスク回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲たか▼橋 直樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を走査して読みとられた画像デー
    タと、前記画像データに対応する走査位置データとを入
    力として、前記画像データをX方向の長さがNx画素、
    Y方向の長さがNy画素の大きさを持つページメモリに
    格納する画像処理装置において、 前記画像データ中の各画素の座標値を算出する手段と、 前記算出された座標値を前記ページメモリの画素単位の
    座標値(Xint,Yint)に換算する換算手段と、 前記座標値Xintが前記ページメモリに格納可能な第1
    の座標範囲0≦X<Nxであるかどうかを判別する第1
    の判別手段と、 前記座標値Yintが前記ページメモリに格納可能な第2
    の座標範囲0≦Y<Nyであるかどうかを判別する第2
    の判別手段と、 前記第1の判別手段によって、前記座標値Xintが前記
    第1の座標範囲外であると判別されたときは前記座標値
    Xintを前記第1の座標範囲内にNxシフトし、シフト
    された座標値Xpを出力し、前記座標値Xintが前記第
    1の座標範囲内であると判別されたときは前記座標値X
    intを変換せずそのままXint'として出力するX座標変
    換手段と、 前記第2の判別手段によって、前記座標値Yintが前記
    第2の座標範囲外であると判別されたときは前記座標値
    Yintを前記第2の座標範囲内にNyシフトし、シフト
    された座標値Ypを出力し、前記座標値Yintが前記第
    2の座標範囲内であると判別されたときは前記座標値Y
    intを変換せずそのままYint'として出力するY座標変
    換手段と、 前記X座標変換手段およびY座標変換手段の出力する座
    標値から前記ページメモリに格納する際のアドレスを算
    出するアドレス生成手段とを備えることを特徴とする画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】前記画像処理装置は、更に、 前記X座標変換手段および前記Y座標変換手段の出力す
    る座標値が有効であるか無効であるかを判定する判定手
    段を備え、 前記判定手段が無効であると判定した場合は、前記画像
    データのページメモリへの格納を行わないことを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記X座標変換手段は、 前記画素単位の座標値Xintが負の値のとき、前記座標
    値Xintに前記画素数Nxを加算する加算手段と、 前記画素単位の座標値Xintがページメモリの最大座標
    値Nx−1を越えるとき前記座標値Xintから前記画素
    数Nxを減算する減算手段と、 を備え、 前記Y座標変換手段は、 前記画素単位の座標値Yintが負の値のとき、前記座標
    値Yintに前記画素数Nyを加算する加算手段と、 前記画素単位の座標値Yintがページメモリの最大座標
    値Ny−1を越えるとき前記座標値Yintから前記画素
    数Yxを減算する減算手段とを備えることを特徴とする
    請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記X座標変換手段は、 前記Nxが2のべき乗である場合、前記座標値Xintの
    所定の上位ビットをマスクするビットマスク手段を備え
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】前記Y座標変換手段は、 前記Nyが2のべき乗である場合、前記座標値Yintの
    所定の上位ビットをマスクするビットマスク手段を備え
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】前記判定手段は、 前記X座標変換手段およびY座標変換手段の出力する座
    標値(Xp,Yp),(Xp,Yint’)または(Xin
    t’,Yp)が格納される前記ページメモリの領域と、
    前記座標値(Xint',Yint')が格納される前記ページ
    メモリの領域とが、重複しないことを検出する重複検出
    手段を有し、 前記重複検出手段が重複しないことを検出した場合は、
    前記X座標変換手段とY座標変換手段の出力する座標値
    が有効であると判定し、それ以外の時は無効であると判
    定することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】前記重複検出手段は、 前記X座標値Xint'の最大値(Xint'max)と最小値
    (Xint'min)を保持するレジスタと、 前記Y座標値Yint'の最大値(Yint'max)と最小値
    (Yint'min)を保持するレジスタと、 前記X座標値Xpの最大値(Xpmax)と最小値(Xpm
    in)を保持するレジスタと、 前記Y座標値Ypの最大値(Ypmax)と最小値(Ypm
    in)を保持するレジスタと、 前記Xint'minとXpmax,Yint'minとYpmax,Xint'
    maxとXpmin,およびYint'maxとYpminをそれぞれ比
    較する比較手段とを備え、 条件、(Xint'min>Xpmax または Xint'max<X
    pmin) かつ (Yint'max<Ypmin または Yin
    t'min>Ypmax) を満たすとき、重複しないことを検
    出することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】原稿画像を走査して読みとられた画像デー
    タと、前記画像データに対応する走査位置データとを入
    力として、前記画像データをX方向の長さがNx画素、
    Y方向の長さがNy画素の大きさを持つページメモリに
    格納した後、ページメモリ中に格納された画像データを
    読み出す画像処理装置において、 前記画像データ中の各画素の座標値を算出する手段と、 前記算出された座標値を前記ページメモリの画素単位の
    座標値(Xint,Yint)に換算する換算手段と、 前記座標値Xintが前記ページメモリに格納可能な第1
    の座標範囲0≦X<Nxであるかどうかを判別する第1
    の判別手段と、 前記座標値Yintが前記ページメモリに格納可能な第2
    の座標範囲0≦Y<Nyであるかどうかを判別する第2
    の判別手段と、 前記第1の判別手段によって、前記座標値Xintが前記
    第1の座標範囲外であると判別されたときは前記座標値
    Xintを前記第1の座標範囲内にNxシフトし、シフト
    された座標値Xpを出力し、前記座標値Xintが前記第
    1の座標範囲内であると判別されたときは前記座標値X
    intを変換せずそのままXint'として出力するX座標変
    換手段と、 前記第2の判別手段によって、前記座標値Yintが前記
    第2の座標範囲外であると判別されたときは前記座標値
    Yintを前記第2の座標範囲内にNyシフトし、シフト
    された座標値Ypを出力し、前記座標値Yintが前記第
    2の座標範囲内であると判別されたときは前記座標値Y
    intを変換せずそのままYint'として出力するY座標変
    換手段と、 前記座標値Xintが負値であるとき、前記座標値Xpの
    最小値Xsminを保持するレジスタと、 前記座標値Yintが負値であるとき、前記座標値Ypの
    最小値Ysminを保持するレジスタと、 前記ページメモリから読み出すときに指定する読み出し
    座標値(Xr,Yr)を、前記最小値(Xsmin,Ysm
    in)を原点とした座標値(Xu,Yu)に変換する座標
    変換手段と、 前記X座標変換手段およびY座標変換手段から出力され
    る座標値、および前記座標値(Xu,Yu)から、前記
    ページメモリに格納または読み出しする際のアドレスを
    算出するアドレス生成手段とを備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  9. 【請求項9】前記X座標変換手段は、 前記画素単位の座標値Xintが負の値のとき、前記座標
    値Xintに前記画素数Nxを加算する加算手段と、 前記画素単位の座標値Xintがページメモリの最大座標
    値Nx−1を越えるとき前記座標値Xintから前記画素
    数Nxを減算する減算手段とを備え、 前記Y座標変換手段は、 前記画素単位の座標値Yintが負の値のとき、前記座標
    値Yintに前記画素数Nyを加算する加算手段と、 前記画素単位の座標値Yintがページメモリの最大座標
    値Ny−1を越えるとき前記座標値Yintから前記画素
    数Yxを減算する減算手段とを備えることを特徴とする
    請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】前記X座標変換手段は、 前記Nxが2のべき乗である場合、前記座標値Xintの
    所定の上位ビットをマスクするビットマスク手段を備え
    ることを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】前記Y座標変換手段は、 前記Nyが2のべき乗である場合、前記座標値Yintの
    所定の上位ビットをマスクするビットマスク手段を備え
    ることを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】前記座標変換手段は、 前記読み出し座標値(Xr,Yr)に前記最小値(Xs
    min,Ysmin)を加算し、シフト座標値(Xrs,Yr
    s)を出力する加算手段と、 前記シフト座標値Xrsが前記ページメモリの最大座標
    値(Nx−1)を越えるとき、シフト座標値Xrsから
    前記画素数Nxを減算し、前記座標値Xuを出力する減
    算手段と、 前記シフト座標値Yrsが前記ページメモリの最大座標
    値(Ny−1)を越えるとき、シフト座標値Yrsから
    前記画素数Nyを減算し、前記座標値Yuを出力する減
    算手段とを備えることを特徴とする請求項8記載の画像
    処理装置。
  13. 【請求項13】前記Nxが2のべき乗で表せる場合、前
    記座標変換手段は、 前記読み出し座標値Xrに前記最小値Xsminを加算
    し、シフト座標値Xrsを出力する加算手段と、 前記シフト座標値Xrsの所定の上位ビットをマスク
    し、前記座標値Xuを出力するビットマスク手段とを備
    えることを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】前記Nyが2のべき乗で表せる場合、前
    記座標変換手段は、 前記読み出し座標値Yrに前記最小値Ysminを加算
    し、シフト座標値Yrsを出力する加算手段と、 前記シフト座標値Yrsの所定の上位ビットをマスク
    し、前記座標値Yuを出力するビットマスク手段とを備
    えることを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
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