JPH08214073A - 仮想専用網の接続先制御方法及び装置 - Google Patents

仮想専用網の接続先制御方法及び装置

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JPH08214073A
JPH08214073A JP1738595A JP1738595A JPH08214073A JP H08214073 A JPH08214073 A JP H08214073A JP 1738595 A JP1738595 A JP 1738595A JP 1738595 A JP1738595 A JP 1738595A JP H08214073 A JPH08214073 A JP H08214073A
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vpn
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connection
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JP1738595A
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Inventor
Takayoshi Ikuta
隆由 生田
Ichiro Kase
一朗 加瀬
Isao Takei
伊佐夫 武井
Hiroshi Ito
宏 伊藤
Takashi Anzai
貴史 安西
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】VPN発信者が再発信操作することなく、しか
も不在者の移動先を意識することなく、所望のVPN着
信者に接続することができる仮想専用網の接続先制御方
法及び装置を提供する。 【構成】加入者交換機1、2、3を含む公衆通信網に接
続された特定の加入者集団に対する仮想専用網(VP
N)βのメンバーズネットサービスの接続を共通線信号
網5を通じて行うための接続先変更を制御するに当た
り、網サービス制御局6にVPN加入者別スケジュール
管理テーブル11を予め用意して置き、メンバーズネッ
トサービスを受けたVPN加入者への接続に関する問合
せがあったときには、前記スケジュール管理テーブル1
1により現時点に対応する着信VPN加入者の接続先の
加入者ID(VPN又は一般加入者ID)を検索し、当
該加入者IDにて着信VPN加入者C2に当該通信網を
接続処理するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、公衆電気、電波又は光
通信網を利用した仮想専用網(バーチャルプライベート
ネットワーク、VPNとも称する)のサービス利便性の
向上に供する仮想専用網の接続先制御方法及びその実施
に直接使用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公衆電気通信網を利用した仮想専用網
(VPN)の通信サービス方式では、VPN内線番号
(同じVPNの加入者集団内で通用するVPN加入者I
D)で同一メンバーズネットグループ内の通話接続を可
能にしている。これは、ユーザが指定して登録したVP
N内線番号を、網サービス制御局にて一般電話番号(一
般加入者ID)に翻訳した後、当該一般電話番号にて着
信加入者に公衆電気通信網を接続処理することにより実
現させる方法を採用している。
【0003】この種の通信サービス方式では、具体的に
以下の手順により、公衆通信網にて発信加入者と着信加
入者とを接続処理する。先ず、VPNの加入契約者がV
PN内線番号「233」をダイヤルすると、その一般加
入者ID(電話番号)とVPN内線番号「233」とが
共通線信号網を介して網サービス制御局へ送信される。
網サービス制御局は一般加入者IDから仮想専用網のグ
ル−プ(加入者集団)を特定するとともに、VPN内線
番号「233」を着信一般加入者ID(電話番号)に翻
訳する。そして、着信VPN加入者の一般加入者IDを
ルーティング番号とするとともに、公衆電気通信網を利
用して発信側の加入者交換機と着信側の加入者交換機と
を接続し、さらに発信加入者と着信加入者との接続を処
理する。
【0004】したがって、前記通信サービス方式は、全
国に分散した同一企業内の各事業所間において、公衆電
気通信網を利用することにより、専用線を利用したとき
と同様にVPN内線番号による通話サービスが可能にな
る(発明の名称「広域加入者集団サービス実現方式」;
特開平4−319844号公報参照)。よって、この種
の通信サービス方式では、拠点の移転等があっても登録
したVPN内線番号を、そのまま利用できるため、社内
名簿等の内線番号を変える手間を不要にできるというメ
リットがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した仮
想専用網の通信サービス方式では、着信VPN加入者が
移動先等に着信を希望しても、そのように接続先を変更
するサービスが無かった。したがって、ユーザは一般的
に伝言サービスや転送電話サービスを利用することとな
るが、これらには以下のような問題点がある。
【0006】伝言サービスは、着信側の加入者端末又は
加入者交換機に伝言機能を設け、着信の際、当該伝言機
能にて発信者に「何処とかに移動した」旨を通知するこ
とができる。しかし、発信者は、再度、発信操作を行う
必要があるので、接続までの時間や通信(通話)費用の
負担において問題がある。
【0007】転送電話サービスは、着信側の加入者端末
又は加入者交換機に転送先の電話番号を登録しておき、
着信側の加入者端末又は加入者交換機が着信すると、発
信者からの接続を変更先に転送するシステムになってい
る。しかし、転送先を着信者の移動スケジュールに基づ
いて複数設定することができず、必要の度に転送先を設
定する必要がある。また、着信転送サービスの解除忘れ
等の操作ミスが生じ易いという問題がある。さらに、転
送元の着信端末に転送機能を設けたシステムの場合に
は、接続までの時間や通信(通話)費用の負担において
問題がある。
【0008】ここにおいて本発明の解決すべき主要な目
的は、次の通りである。本発明の第1の目的は、発信者
が再発信操作することなく、しかも不在者の移動先を意
識することなく、所望のVPN着信者に接続することが
できる仮想専用網の接続先制御方法及び装置を提供せん
とするものである。
【0009】本発明の第2の目的は、VPN着信者が移
動する前の加入者端末にアクセスすることなく、VPN
着信者が移動した先の加入者端末に迅速に接続できる仮
想専用網の接続先制御方法及び装置を提供せんとするも
のである。
【0010】本発明の第3の目的は、転送機能のない端
末であっても、着信VPN加入者の移動スケジュールに
合わせて着信先を自在に複数設定できる仮想専用網の接
続先制御方法及び装置を提供せんとするものである。
【0011】本発明のその他の目的は、明細書、図面、
特に特許請求の範囲の記載から自ずと明らかとなろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記した課題の解決は、
本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手法及び手段を
採用することにより前記目的を達成する。
【0013】すなわち、本発明方法の第1の特徴は、加
入者交換機を含む公衆通信網に接続された特定の加入者
集団に対する仮想専用網(VPN)のメンバーズネット
サービスの接続を共通線信号網を通じて行うための接続
先変更を制御するに当たり、VPN加入者の移動スケジ
ュールに対応させて接続先の加入者ID(VPN又は一
般加入者ID)を登録したVPN加入者別スケジュール
管理データベースを予め用意して置き、メンバーズネッ
トサービスを受けたVPN加入者への接続に関する問合
せがあったときには、前記スケジュール管理データベー
スにより現時点に対応する着信VPN加入者の接続先の
前記加入者IDを検索し、当該加入者IDにて着信VP
N加入者に当該通信網を接続処理するように制御してな
る仮想専用網の接続先制御方法にある。
【0014】本発明方法の第2の特徴は、加入者交換機
を含む公衆通信網に接続された特定の加入者集団に対す
る仮想専用網(VPN)のメンバーズネットサービスの
接続を共通線信号網を通じて行うための接続先変更を制
御するに当たり、VPN内の加入者に割り当てられたV
PN加入者ID(内線番号)、スケジュール設定の有
無、及び発信先と着信先とを特定する一般加入者IDを
対応させたVPN別データベースと、VPN加入者の移
動スケジュールに対応させて接続先の加入者IDを登録
したVPN加入者別スケジュール管理データベースと、
を予め用意して置き、メンバーズネットサービスを受け
たVPN加入者への接続に関する問合せがあったときに
は、発信VPN加入者が入力したダイヤル信号から前記
VPN別データベースにて着信VPN加入者のスケジュ
ール設定の有無を判別し、スケジュール設定が有りのと
きには前記VPN加入者別スケジュール管理データベー
スにて現時点に対応する着信VPN加入者の接続先の前
記加入者IDを検索し、当該加入者IDにて着信VPN
加入者に当該通信網を接続処理するように制御してなる
仮想専用網の接続先制御方法にある。
【0015】本発明方法の第3の特徴は、加入者交換機
を含む公衆通信網に接続された特定の加入者集団に対す
る仮想専用網(VPN)のメンバーズネットサービスの
接続を共通線信号網を通じて行うための接続先変更を制
御するに当たり、VPN加入者に割り当てられたVPN
加入者ID(内線番号)、スケジュール設定の有無、ガ
イダンスの送出の要否及び発信先と着信先とを特定する
一般加入者IDを対応させたVPN別ガイダンス情報付
きデータベースと、VPN加入者の移動スケジュールに
対応させて接続先の加入者IDを登録したVPN加入者
別スケジュール管理データベースと、を予め用意して置
き、メンバーズネットサービスを受けたVPN加入者へ
の接続に関する問合せがあったときには、発信VPN加
入者が入力したダイヤル信号から前記VPN別ガイダン
ス情報付きデータベースにて着信VPN加入者のスケジ
ュール設定の有無及びガイダンス送出の要否を判別し、
ガイダンス送出が要のときには発信VPN加入者と着信
VPN加入者の両方又は片方に所定のガイダンス信号を
送出し、スケジュール設定が有りのときには前記VPN
加入者別スケジュール管理データベースにて現時点に対
応する着信VPN加入者の接続先の前記加入者IDを検
索し、当該加入者IDにて着信VPN加入者に当該通信
網を接続処理してなる仮想専用網の接続先制御方法にあ
る。
【0016】本発明方法の第4の特徴は、前記本発明方
法の第3の特徴における前記ガイダンス信号が、発信V
PN加入者と着信VPN加入者の両方又は片方の加入者
端末にて音声出力又はディスプレイによる電文表示に変
換されてなる仮想専用網の接続先制御方法にある。
【0017】本発明方法の第5の特徴は、前記本発明方
法の第3又は第4の特徴における前記ガイダンス信号
が、発信VPN加入者に送出するときは「接続先が変更
している」旨又は「転送サービスする」旨の音声信号又
は電文信号とし、着信VPN加入者に送出するときは
「着信転送サービス呼である」旨の音声信号又は電文信
号としてなる仮想専用網の接続先制御方法にある。
【0018】本発明方法の第6の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前
記VPN加入者別スケジュール管理データベースが、期
間、時間、加入者設定の祝日、又は曜日の条件項目別に
接続先の加入者IDを指定登録してなる仮想専用網の接
続先制御方法にある。
【0019】本発明方法の第7の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
ける前記VPN加入者別スケジュール管理データベース
が、期間、時間、又は曜日等の異なる条件項目に優先順
位を付加して同一又は異なる接続先の加入者IDを指定
登録してなる仮想専用網の接続先制御方法にある。
【0020】本発明方法の第8の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特
徴における前記公衆通信網が、電気、電波又は光を通信
媒体である仮想専用網の接続先制御方法にある。
【0021】本発明方法の第9の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第
8の特徴における前記共通線信号網が、電気、電波又は
光を信号媒体である仮想専用網の接続先制御方法にあ
る。
【0022】本発明装置の第1の特徴は、加入者交換機
を含む公衆通信網に接続された特定の加入者集団に対す
る仮想専用網(VPN)のメンバーズネットサービスの
接続を共通線信号網を通じて行うための接続先変更を制
御する網サービス制御局を設け、前記加入者交換機に
は、発信VPN加入者がVPNの加入者集団に属するか
どうかをチェックする加入者チェックテーブルと、前記
網サービス制御局と制御信号のやり取りを行うサップ部
とを備え、前記網サービス制御局には、発信VPN加入
者がいずれのVPNの加入者集団に属するかを検索する
グループ検索テーブルと、VPN加入者に割り当てられ
たVPN加入者ID(内線番号)、スケジュール設定の
有無、及び発信先と着信先とを特定する一般加入者ID
を対応させたVPN別データテーブルと、VPN加入者
の移動スケジュールに対応させて接続先の加入者ID
(VPN又は一般加入者ID)を登録したVPN加入者
別スケジュール管理テーブルと、現時点の日時及び曜日
の情報を提供するタイマー部と、前記サップ部間と制御
信号のやり取りを行う制御部とを備えてなる仮想専用網
の接続先制御装置にある。
【0023】本発明装置の第2の特徴は、前記本発明装
置の第1の特徴における前記VPN別データテーブル
が、接続先を変更する際に発信VPN加入者と着信VP
N加入者の両方又は片方に送出するガイダンスの送出要
否の条件項目を付加したVPN別ガイダンス情報付きデ
ータテーブルとしてなる仮想専用網の接続先制御装置に
ある。
【0024】本発明装置の第3の特徴は、前記本発明装
置の第1又は第2の特徴における前記加入者交換機のサ
ップ部が、接続先変更の網サービス制御局への問合せ手
段と公衆通信網の変更先への接続処理手段とを備えて、
前記加入者交換機の発信側か着信側のいずれかを統一的
に作動自在とするとともに、VPN加入者が加入者端末
にて接続先の変更サービスの開始及び解除を指示できる
変更接続の開始及び解除設定手段を備えてなる仮想専用
網の接続先制御装置にある。
【0025】本発明装置の第4の特徴は、前記本発明装
置の第2、第3の特徴における前記加入者端末が、発信
VPN加入者と着信VPN加入者の両方又は片方に前記
ガイダンス信号を音声出力又はディスプレイによる電文
表示に変換する手段を備えてなる仮想専用網の接続先制
御装置にある。
【0026】本発明装置の第5の特徴は、前記本発明装
置の第2、第3又は第4の特徴における前記加入者端末
が、前記ガイダンス信号を、発信VPN加入者に送出す
るときに「接続先が変更している」旨又は「転送サービ
スする」旨の音声信号又は電文信号とする変換手段を、
着信VPN加入者に送出するときに「着信転送サービス
呼である」旨の音声信号又は電文信号とする変換手段を
それぞれ有してなる仮想専用網の接続先制御装置にあ
る。
【0027】本発明装置の第6の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前
記VPN加入者別スケジュール管理テーブルが、期間、
時間、加入者設定の祝日、又は曜日の条件項目別に接続
先の加入者IDを指定登録してなる仮想専用網の接続先
制御装置にある。
【0028】本発明装置の第7の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
ける前記スケジュール管理テーブルが、期間、時間、又
は曜日等の異なる条件項目に優先順位を付加して同一又
は異なる接続先の加入者IDを指定登録してなる仮想専
用網の接続先制御装置にある。
【0029】本発明装置の第8の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特
徴における前記公衆通信網が、電気、電波又は光を通信
媒体としてなる仮想専用網の接続先制御装置にある。
【0030】本発明装置の第9の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第
8の特徴における前記共通線信号網が、電気、電波又は
光を信号媒体としてなる仮想専用網の接続先制御装置に
ある。
【0031】本発明装置の第10の特徴は、前記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8又は第9の特徴における前記VPN加入者端末が、有
線電話機、無線電話機、ファクシミリ装置又はパーソナ
ルコンピュータのうち1種又は2種以上の機器からなる
一般端末、或いは構内交換機PBXの内線端末である仮
想専用網の接続先制御装置にある。
【0032】
【作用】本発明は、前記のような新規な手法及び手段を
講じているので、以下のような作用をなす。
【0033】本発明は、VPN加入者別スケジュール管
理データベースとしてのスケジュール管理テーブルによ
り、当該VPN加入者のスケジュールに合わせて接続先
(着信先)の変更を行うので、VPN発信者は不在者の
移動先を意識することなく、しかも再び発信操作するこ
となく、所望のVPN着信者に接続することができる。
【0034】本発明は、また、VPN着信者の移動スケ
ジュールに合わせた接続先を、期間、時間、又は曜日等
の異なる条件項目にて指定登録することができるので、
接続先を移動する度毎に再登録するような手間が不要と
なり、しかも従来の転送電話サービス方式で問題になっ
ていた着信転送サービスの解除忘れの心配も不要とな
る。
【0035】更に、本発明方法の第3の特徴及び本発明
装置の第2の特徴によれば、着信側の接続変更に伴って
そのガイダンスがなされるので、VPN発信者、及び/
又は、VPN着信者は、接続先が変更された旨を通話前
に認識することができる。
【0036】なお、本明細書中「発信VPN加入者、及
び/又は、着信VPN加入者」とは、発信VPN加入者
及び着信VPN加入者の両者と、発信VPN加入者又は
着信VPN加入者のどちらか一者という意味で使用す
る。
【0037】
【実施例】以下、添付図面を参照し、本発明をその装置
例及び方法例に基づいて、より詳細に説明する。
【0038】本装置例及び方法例では、加入者端末を一
般の電話機にて構成したが、これに限定するものではな
く、例えば、有線電話機、無線電話機、ファクシミリ装
置又はパーソナルコンピュータのうち1種又は2種以上
の機器からなる一般端末、或は構内交換機PBXの内線
端末にて構成しても良い。また、本装置例及び方法例で
は専ら電気を通信媒体及び信号媒体とする公衆電気通信
網及び共通線信号網を利用したが、電波又は光を通信媒
体及び信号媒体とする公衆電波、光通信網及び共通線信
号網を利用しても本発明を実現することが可能である。
【0039】(装置例)図1は仮想専用網の概略システ
ム構成を示し、図2は仮想専用網の通信サービスシステ
ム装置の構成を示し、図3は本装置例の要部システム構
成を示している。
【0040】仮想専用網(VPN)βの通信サービスを
実現するに当たっては、図1に示すように、公衆電気通
信網αの加入者A〜Dの加入者端末にはそれぞれ一般加
入者ID(全国番号)を設定し、さらに、VPNβの契
約加入者A〜Cには同じVPNのメンバグループMG間
で通用するVPN加入者ID(内線番号)を設定する。
【0041】よって、公衆電気通信網αの加入者A〜D
間では、一般加入者ID(全国番号)にて相互に接続す
ることができ、VPNβの契約加入者A〜C間では、さ
らにVPN加入者ID(内線番号)にて相互に接続する
ことができる。そして、契約加入者A〜Cは、網サービ
ス制御局6におけるVPN加入者別スケジュール管理テ
ーブルに移動スケジュールを登録することにより、曜日
・時間帯によって、ロケーションに制約されることな
く、発信者からの電話を受信することができる。
【0042】仮想専用網の通信サービスシステム装置
は、図2に示すように、加入者端末と接続する加入者交
換機1、2、3と、これら加入者交換機1、2、3を公
衆電気通信網αを介して接続する中継交換機4と、各V
PN加入者に共通線信号網5及び加入者交換機1、2、
3を介して仮想専用網βのメンバーズネットサービスを
提供する網サービス制御局6とによって構成されてい
る。
【0043】加入者交換機1、2、3には、図3に示す
ように、サップ部(ServiceAccess Po
intの略)7、一般加入者ID/VPN利用契約者対
照テーブル8が備えられている。
【0044】サップ部7は網サービス制御局6と着信V
PN加入者の接続先変更に関する問合せの制御信号S
1、S2のやり取りを行う装置として機能する。一般加
入者ID/VPN利用契約者対照テーブル8は発信加入
者が加入者集団のVPN加入者であるかどうかをチェッ
クするVPN加入者チェックテーブルとしての機能、及
び必要に応じてデータの新規登録や登録抹消を行う機能
が備えられている。図示しないが、そのための網サービ
ス制御局6への問合せ手段や公衆電気通信網αの接続変
更先への接続処理手段、VPN加入者が加入者端末にて
接続先の変更サービスの開始及び解除を指示できる変更
接続の開始及び解除設定手段等を具備する。
【0045】網サービス制御局6は、インテリジェント
ネットワークにおける網制御ノード(SCP或いはNS
Pと呼ばれている)として機能する(例えば、電子情報
通信学会編「情報ネットワークハンドブック」平成4年
10月発行の「3章 情報ネットワーク基本技術 3.
3インテリジェントネットワーク」参照)。
【0046】本装置例の網サービス制御局6には、さら
に一般加入者ID/グループ番号対照テーブル9と、V
PN別ガイダンス情報付きデータテーブル10と、VP
N加入者別スケジュール管理テーブル11と、タイマー
部12と、サップ部7と制御信号S1、S2のやり取り
を行う制御部13と、が備えられている。
【0047】ここで、図4は一般加入者ID/グループ
番号対照テーブル9に記憶された内容例を示し、図5は
VPN別ガイダンス情報付きデータテーブル10に記憶
された内容例を示し、図6(a)、(b) 及び図7はVPN
加入者別スケジュール管理テーブル11に記憶された内
容例を示している。
【0048】図4の一般加入者ID/グループ番号対照
テーブル9は、VPN加入者がいずれのメンバーズネッ
トMGの加入者集団に属するかを検索するグループ検索
テーブルとして機能し、図5のVPN別ガイダンス情報
付きデータテーブル10は、VPN加入者に割り当てら
れたVPN加入者ID(内線番号)、スケジュール設定
の有無、ガイダンスの送出の要否及び発信先と着信先と
を特定する一般加入者IDを対応させた検索テーブルと
して機能するVPN別・VPN加入者ID/スケジュー
ル有無/ガイダンス要否/一般加入者ID対照テーブル
である。
【0049】なお、図5のVPN別ガイダンス情報付き
データテーブル10では、スケジュール設定の有無及び
ガイダンス送出の要否の識別子の記憶に、それぞれ1ビ
ットを割り当てている。
【0050】図6(a) 、(b) 及び図7のVPN加入者別
スケジュール管理テーブル11は、VPN内の加入者の
移動スケジュールに対応して接続先の加入者ID(VP
N又は一般加入者ID)を検索する検索テーブルとして
機能する。そして、図6(a)、(b) のテーブルは、期
間、曜日及び時間の条件項目に対して変更先の加入者I
Dを1つ指定登録してなり、図7のテーブルは、期間、
曜日及び時間の異なる条件項目に優先順位を付加すると
ともに、その条件項目毎に同一又は異なる接続先の加入
者IDを指定登録してなる。
【0051】そして、一般加入者ID/グループ番号対
照テーブル9、VPN別ガイダンス情報付きデータテー
ブル10、及びVPN加入者別スケジュール管理テーブ
ル11は、仮想専用網βの利用メンバ全体の番号情報及
びサービス情報を蓄積したデータベースとして機能す
る。
【0052】なお、一般加入者ID/グループ番号対照
テーブル9、及びVPN別ガイダンス情報付きデータテ
ーブル10は、それぞれ別個のデータテーブルにした
が、必要に応じて、一般加入者IDを共通データとした
1つのデータテーブルにしても良い。
【0053】網サービス制御局6のタイマー部12は、
VPN加入者別スケジュール管理テーブル11にて接続
先の加入者IDを検索する際、現時点の日時及び曜日情
報を提供する。
【0054】網サービス制御局6の制御部13は、先
ず、加入者交換機1、2、3からメンバーズネットサー
ビスを受けたVPN加入者への接続に関する問合せがあ
ったとき、VPN加入者別スケジュール管理テーブル1
1により現時点に対応する着信VPN加入者の接続先の
加入者IDを検索する。続いて、当該加入者IDが一般
加入者IDのときには当該一般加入者IDをルーティン
グ番号として、また当該加入者IDがVPN加入者ID
のときにはVPN別ガイダンス情報付きデータテーブル
10にて着信VPN加入者の一般加入者IDを検索し、
当該検索された一般加入者IDをルーティング番号とし
て、着信VPN加入者に当該通信網を接続処理するよう
に機能する。
【0055】(方法例)次に、図面を参照して、上述し
た装置例を用いた仮想専用網の接続先制御方法を、発信
側の加入者交換機1から網サービス制御局6に変更接続
を要求する場合と、着信側の加入者交換機2から網サー
ビス制御局6に変更接続を要求する場合とに分けて、具
体的に説明する。
【0056】(1) 発信側の加入者交換機1から網サービ
ス制御局6に変更接続を要求する場合 図8はVPN加入者Aから移動先のVPN加入者C2に
仮想専用網βの内線接続機能を利用して通話(通信)す
るときのシーケンス例を示している。
【0057】先ず、発呼者であるVPN加入者Aの加入
者端末がオフフックすると、VPN加入者Aの加入者交
換機1のサップ部7は直流ループ検出方式等にてVPN
加入者Aのオフフックを検出し、一般加入者ID/VP
N利用契約者対照テーブル8を検索及び参照してVPN
加入者Aが仮想専用網βの利用契約者か否かを識別す
る。
【0058】加入者交換機1は、VPN加入者Aの一般
加入者IDから契約加入者である旨を確認すると、識別
用ダイヤルトーン(第2ダイヤルトーン)をVPN加入
者Aの加入者端末に送出する。続いて、VPN加入者A
が加入者端末にてVPN加入者C1のVPN加入者ID
(内線番号)「231」をダイヤルすると、これをVP
N加入者Aの加入者交換機1のサップ部7が受信する。
【0059】加入者交換機1のサップ部7は、「23
1」のダイヤル信号を受信すると、桁数の識別等により
VPN加入者ID(内線番号)と判別し、VPN加入者
Aの一般加入者ID(全国番号)「03−3×××−○
○○○」と着信VPN加入者ID(内線番号)「23
1」とを共通線信号網5を介して問合せ用制御信号S1
により網サービス制御局(SCP)6の制御部13に送
信する。
【0060】網サービス制御局6の制御部13は、先
ず、加入者交換機1のサップ部7より共通線信号網5を
介してVPN加入者Aの一般加入者IDと着信先のVP
N加入者IDとを受信すると、一般加入者ID「03−
3×××−○○○○」により特定された同じVPNの一
般加入者ID/グループ番号対照テーブル9(図4)を
検索して、VPN加入者Aが仮想専用網βのどのグルー
プに属するかを確認する。本例では、図4のテーブルに
てVPN加入者Aはグループ2のメンバであることがわ
かる。
【0061】網サービス制御局6の制御部13は、次
に、VPN別ガイダンス情報付きデータテーブル10を
検索して、VPN加入者ID「231」にはスケジュー
ルの設定が有るか無いか、またガイダンスの送出が要か
否かを確認する。本例では、VPN加入者ID「23
1」のスケジュール設定有無及びガイダンスの送出の要
否の識別子が共に「1」であるから、スケジュールの設
定有り及びガイダンスの送出が要と判別される。
【0062】網サービス制御局6の制御部13は、さら
にスケジュールの設定有りと判別すると、タイマー部1
2から提供される現時点の日時及び曜日情報をもとにV
PN加入者別スケジュール管理テーブル11(本例では
図7のテーブル)を参照して、現時点(例えば、4月3
日(月曜日)10時00分)に対応するVPN加入者I
D「231」の接続先の加入者IDを検索する。
【0063】本例では、優先順位に従ってサーチし、曜
日及び時間の条件項目を飛び越えて期間の条件項目の内
容「4月1日〜5月31日」に該当することが判別さ
れ、接続先の加入者ID「235」が読み出される。よ
って、VPN加入者Aによる接続先は、VPN加入者C
1からVPN加入者C2に変更されることとなる。
【0064】網サービス制御局6の制御部13は、接続
先の加入者ID「235」を認識すると、VPN別ガイ
ダンス情報付きデータテーブル10にて「235」に対
応する接続先の一般加入者ID「04△△−□△−×△
×○」を読み出し、接続先の加入者ID「235」(V
PN加入者ID)を一般加入者ID(所謂物理的番号)
に変換する。
【0065】そして、網サービス制御局6の制御部13
は、接続先のVPN加入者C2の一般加入者ID「04
△△−□△−×△×○」及びガイダンス信号をVPN加
入者Aの加入者交換機1のサップ部7に共通線信号網5
を介して送出する。
【0066】VPN加入者Aの加入者交換機1のサップ
部7は、共通線信号網5を介して網サービス制御局6の
制御部13より接続先のVPN加入者C2の一般加入者
ID「04△△−□△−×△×○」の制御信号S2を受
信すると、一般加入者ID「04△△−□△−×△×
○」のアドレス信号(IAM)を送出し、中継交換機4
を経由して、接続先のVPN加入者C2の加入者交換機
3に接続される。このとき、加入者交換機1からVPN
加入者Aには「転送サービスする」旨の音声信号が送出
される。
【0067】接続されたVPN加入者C2の加入者交換
機3は、VPN加入者C2を呼び出すための呼出音を送
出し、VPN加入者C2の加入者端末がオフフックして
応答すると、 VPN加入者C2には「着信転送サービ
ス呼である」旨の音声ガイダンスが送出され、加入者交
換機1には応答信号(ANM)が送出される。これによ
り、VPN加入者Aの加入者端末とVPN加入者C2の
加入者端末とが接続され、通話可能状態となる。
【0068】(2) 着信側の加入者交換機2から網サービ
ス制御局6に変更接続を要求する場合 図9はVPN加入者Aから移動先のVPN加入者C2に
仮想専用網βの内線接続機能を利用して通話(通信)す
るときのシーケンスの別例を示している。
【0069】本方法例で使用する加入者交換機1、2、
3のサップ部には、前述のように発信側ではなく、着信
側のとき、網サービス制御局6に着信VPN加入者が予
め指定した接続先を問合せる問合せ手段と、着信VPN
加入者が加入者端末にて接続先の変更サービスの開始及
び解除を指示できる変更接続の開始及び解除設定手段と
が備えられている。
【0070】なお、本方法例では、着信VPN加入者が
加入者端末にて接続先の変更サービスの開始を指示して
いることとする。
【0071】先ず、発呼者であるVPN加入者Aの加入
者端末がオフフックすると、VPN加入者Aの加入者交
換機1のサップ部7は直流ループ検出方式等にてVPN
加入者Aのオフフックを検出し、一般加入者ID/VP
N利用契約者対照テーブル8を検索及び参照してVPN
加入者Aが仮想専用網βの利用契約者か否かを識別す
る。
【0072】加入者交換機1は、VPN加入者Aの一般
加入者IDから契約加入者である旨を確認すると、識別
用ダイヤルトーン(第2ダイヤルトーン)をVPN加入
者Aの加入者端末に送出する。続いて、VPN加入者A
が加入者端末にてVPN加入者C1のVPN加入者ID
(内線番号)「231」をダイヤルすると、これをVP
N加入者Aの加入者交換機1のサップ部7が受信する。
【0073】加入者交換機1のサップ部7は、「23
1」のダイヤル信号を受信すると、桁数の識別等により
VPN加入者ID(内線番号)と判別し、VPN加入者
Aの加入者ID(全国番号)「03−3×××−○○○
○」とVPN加入者ID(内線番号)「231」とを共
通線信号網5を介して問合せ用制御信号S1により網サ
ービス制御局(SCP)6の制御部13に送信する。
【0074】網サービス制御局6の制御部13は、先
ず、加入者交換機1のサップ部7より共通線信号網5を
介してVPN加入者Aの一般加入者IDと着信先のVP
N加入者IDとを受信すると、一般加入者ID「03−
3×××−○○○○」により、図4の一般加入者ID/
グループ番号対照テーブル9を検索して、VPN加入者
Aが仮想専用網βのどのグループに属するかを確認す
る。本例では、図4のテーブルにてVPN加入者Aはグ
ループ2のメンバであることがわかる。
【0075】網サービス制御局6の制御部13は、次
に、VPN別ガイダンス情報付きデータテーブル10を
検索して、VPN加入者ID「231」に対応する接続
先の一般加入者ID「04△△−□□−○○×△」を読
み出し、VPN加入者IDを接続(ル−ティング)のた
めの一般加入者ID(所謂物理的番号)に変換する。そ
して、網サービス制御局6の制御部13は、接続先のV
PN加入者C1の一般加入者ID「04△△−□□−○
○×△」をVPN加入者Aの加入者交換機1のサップ部
7に共通線信号網5を介して送出する。
【0076】VPN加入者Aの加入者交換機1のサップ
部7は、共通線信号網5を介して網サービス制御局6の
制御部13より接続先のVPN加入者C1の一般加入者
IDの制御信号S2を受信すると、一般加入者ID「0
4△△−□□−○○×△」のアドレス信号(IAM)を
送出し、中継交換機4を経由して、接続先のVPN加入
者(本拠地)C1の加入者交換機2に接続される。
【0077】加入者交換機2のサップ部7は、着信側の
VPN加入者C1が接続先の変更サービスの開始を指示
していると判別すると、VPN加入者C1の一般加入者
ID「04△△−□□−○○×△」を共通線信号網5を
介して問合せ用制御信号S1′により網サービス制御局
(SCP)6の制御部13に送信する。
【0078】網サービス制御局6の制御部13は、加入
者交換機2のサップ部7より共通線信号網5を介してV
PN加入者C1の一般加入者IDを受信すると、VPN
別ガイダンス情報付きデータテーブル10を検索して、
一般加入者ID「04△△−□□−○○×△」にはスケ
ジュールの設定が有るか無いか、またガイダンスの送出
が要か否かを確認する。
【0079】本例では、一般加入者ID「04△△−□
□−○○×△」のスケジュール設定の有無及びガイダン
ス送出の要否の識別子が共に「1」であるので、スケジ
ュールの設定が有り及びガイダンスの送出が要と判別す
る。
【0080】網サービス制御局6の制御部13は、スケ
ジュールの設定有りと判別すると、タイマー部12から
提供される現時点の日時及び曜日の情報をもとに加入者
別のスケジュール管理テーブル11(本例では図7のテ
ーブル)を参照して、現時点(例えば、4月4日(火曜
日)11時00分)に対応する一般加入者ID「04△
△−□□−○○×△」の接続先の加入者IDを検索す
る。
【0081】本例では、優先順位に従ってサーチし、曜
日及び時間の条件項目を飛び越えて期間の条件項目の内
容「4月1日〜5月31日」に該当することを判別し、
接続先の加入者ID「235」を読み出す。よって、V
PN加入者Aによる接続先は、VPN加入者C1からV
PN加入者C2に変更される。
【0082】網サービス制御局6の制御部13は、接続
先の加入者ID「235」を認識すると、VPN別ガイ
ダンス情報付きデータテーブル10にて「235」に対
応する接続先の一般加入者ID「04△△−□△−×△
×○」を読み出し、VPN加入者IDを接続(ル−ティ
ング)のための一般加入者ID(所謂物理的番号)に変
換する。そして、網サービス制御局6の制御部13は、
接続先のVPN加入者C2の一般加入者ID「04△△
−□△−×△×○」及びガイダンス送出の信号を加入者
交換機2のサップ部7に共通線信号網5を介して送出す
る。
【0083】加入者交換機2のサップ部7は、共通線信
号網5を介して網サービス制御局6の制御部13より接
続先のVPN加入者C2の一般加入者ID「04△△−
□△−×△×○」の制御信号S2′を受信すると、一般
加入者ID「04△△−□△−×△×○」のアドレス信
号(IAM)を送出し、中継交換機4を経由して、接続
先のVPN加入者C2の加入者交換機3に接続する。こ
のとき、加入者交換機2から加入者交換機1を介してV
PN加入者Aには「転送サービスする」旨の音声信号が
送出される。
【0084】接続されたVPN加入者C2の加入者交換
機3は、VPN加入者C2を呼び出すための呼出音を送
出し、VPN加入者C2の加入者端末がオフフックして
応答すると、VPN加入者C2には「着信転送サービス
呼である」旨の音声ガイダンスが送出され、加入者交換
機1には応答信号(ANM)が送出される。これによ
り、VPN加入者Aの加入者端末とVPN加入者C2の
加入者端末とが接続され、通話可能状態となる。
【0085】以上本発明の代表的な装置例及び方法例に
ついて説明したが、本発明は必ずしもこれらの装置例の
手段及び方法例の手法だけに限定されるものではなく、
本発明にいう目的を達成し、後述する効果を有する範囲
内において適宜変更して実施することができるものであ
る。
【0086】特に、接続先が変更されるときに発信者等
に送出するガイダンスは、音声ではなく、ディスプレイ
に表示させる電文としても良い。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、V
PN加入者別スケジュール管理データベースとしてのV
PN加入者別スケジュール管理テーブルに登録されたス
ケジュールに合わせて接続先(着信先)を変更するの
で、VPN発信者が再発信操作することなく、しかも不
在者の移動先を意識することなく、所望のVPN着信者
に接続することができるという効果を奏する。また、V
PN発信者は、VPN着信者が移動する前の加入者端末
にアクセスすることなく、VPN着信者が移動した先の
加入者端末に迅速に接続することができ、さらに転送機
能のない端末であっても、VPN着信加入者の移動スケ
ジュールに合わせて着信先を自在に複数設定することが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置例で使用する仮想専用網のシステ
ム構成を示した概略図である。
【図2】同上の仮想専用網の通信サービス装置のシステ
ム構成を示した説明図である。
【図3】本発明の装置例に係る仮想専用網の短縮ダイヤ
ル接続装置のシステム構成を示した詳細説明図である。
【図4】網サービス制御局に備わる一般加入者ID/グ
ループ番号対照テーブルの一例である。
【図5】網サービス制御局に備わるVPN別ガイダンス
情報付きデータテーブルの一例である。
【図6】(a) 、(b) は網サービス制御局に備わるVPN
加入者別スケジュール管理テーブルのそれぞれ一例であ
る。
【図7】網サービス制御局に備わるVPN加入者別スケ
ジュール管理テーブル(条件項目の優先順位付き)の一
例である。
【図8】本発明の方法例にて仮想専用網の内線接続機能
を利用して通話(通信)するときのシーケンスを示した
図である。
【図9】本発明の別の方法例にて仮想専用網の内線接続
機能を利用して通話(通信)するときのシーケンスを示
した図である。
【符号の説明】
1、2、3…加入者交換機 4…中継交換機 5…共通線信号網 6…網サービス制御局 7…サップ部 8…一般加入者ID/VPN利用契約者対照テーブル 9…一般加入者ID/グループ番号対照テーブル 10…VPN別ガイダンス情報付きデータテーブル 11…加入者別スケジュール管理テーブル 12…タイマー部 13…制御部 S1、S1′、S2、S2′…制御信号 α…公衆電気通信網 β…仮想専用網(VPN) MG…メンバグループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 宏 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 安西 貴史 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加入者交換機を含む公衆通信網に接続され
    た特定の加入者集団に対する仮想専用網(VPN)のメ
    ンバーズネットサービスの接続を共通線信号網を通じて
    行うための接続先変更を制御するに当たり、 VPN加入者の移動スケジュールに対応させて接続先の
    加入者ID(VPN又は一般加入者ID)を登録したV
    PN加入者別スケジュール管理データベースを予め用意
    して置き、 メンバーズネットサービスを受けたVPN加入者への接
    続に関する問合せがあったときには、前記スケジュール
    管理データベースにより現時点に対応する着信VPN加
    入者の接続先の前記加入者IDを検索し、当該加入者I
    Dにて着信VPN加入者に当該通信網を接続処理するよ
    うに制御する、 ことを特徴とする仮想専用網の接続先制御方法。
  2. 【請求項2】加入者交換機を含む公衆通信網に接続され
    た特定の加入者集団に対する仮想専用網(VPN)のメ
    ンバーズネットサービスの接続を共通線信号網を通じて
    行うための接続先変更を制御するに当たり、 VPN内の加入者に割り当てられたVPN加入者ID
    (内線番号)、スケジュール設定の有無、及び発信先と
    着信先とを特定する一般加入者IDを対応させたVPN
    別データベースと、VPN加入者の移動スケジュールに
    対応させて接続先の加入者IDを登録したVPN加入者
    別スケジュール管理データベースと、を予め用意して置
    き、 メンバーズネットサービスを受けたVPN加入者への接
    続に関する問合せがあったときには、発信VPN加入者
    が入力したダイヤル信号から前記VPN別データベース
    にて着信VPN加入者のスケジュール設定の有無を判別
    し、 スケジュール設定が有りのときには前記VPN加入者別
    スケジュール管理データベースにて現時点に対応する着
    信VPN加入者の接続先の前記加入者IDを検索し、当
    該加入者IDにて着信VPN加入者に当該通信網を接続
    処理するように制御する、 ことを特徴とする仮想専用網の接続先制御方法。
  3. 【請求項3】加入者交換機を含む公衆通信網に接続され
    た特定の加入者集団に対する仮想専用網(VPN)のメ
    ンバーズネットサービスの接続を共通線信号網を通じて
    行うための接続先変更を制御するに当たり、 VPN加入者に割り当てられたVPN加入者ID(内線
    番号)、スケジュール設定の有無、ガイダンスの送出の
    要否及び発信先と着信先とを特定する一般加入者IDを
    対応させたVPN別ガイダンス情報付きデータベース
    と、VPN加入者の移動スケジュールに対応させて接続
    先の加入者IDを登録したVPN加入者別スケジュール
    管理データベースと、を予め用意して置き、 メンバーズネットサービスを受けたVPN加入者への接
    続に関する問合せがあったときには、発信VPN加入者
    が入力したダイヤル信号から前記VPN別ガイダンス情
    報付きデータベースにて着信VPN加入者のスケジュー
    ル設定の有無及びガイダンス送出の要否を判別し、 ガイダンス送出が要のときには発信VPN加入者と着信
    VPN加入者の両方又は片方に所定のガイダンス信号を
    送出し、 スケジュール設定が有りのときには前記VPN加入者別
    スケジュール管理データベースにて現時点に対応する着
    信VPN加入者の接続先の前記加入者IDを検索し、当
    該加入者IDにて着信VPN加入者に当該通信網を接続
    処理するように制御する、 ことを特徴とする仮想専用網の接続先制御方法。
  4. 【請求項4】前記ガイダンス信号は、 発信VPN加入者と着信VPN加入者の両方又は片方の
    加入者端末にて音声出力又はディスプレイによる電文表
    示に変換される、 ことを特徴とする請求項3に記載の仮想専用網の接続先
    制御方法。
  5. 【請求項5】前記ガイダンス信号は、 発信VPN加入者に送出するときは「接続先が変更して
    いる」旨又は「転送サービスする」旨の音声信号又は電
    文信号とし、 着信VPN加入者に送出するときは「着信転送サービス
    呼である」旨の音声信号又は電文信号とする、 ことを特徴とする請求項3又は4に記載の仮想専用網の
    接続先制御方法。
  6. 【請求項6】前記VPN加入者別スケジュール管理デー
    タベースは、 期間、時間、加入者設定の祝日、又は曜日の条件項目別
    に接続先の加入者IDを指定登録してなる、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の
    仮想専用網の接続先制御方法。
  7. 【請求項7】前記VPN加入者別スケジュール管理デー
    タベースは、 期間、時間、又は曜日等の異なる条件項目に優先順位を
    付加して同一又は異なる接続先の加入者IDを指定登録
    してなる、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記
    載の仮想専用網の接続先制御方法。
  8. 【請求項8】前記公衆通信網は、 電気、電波又は光を通信媒体とする、ことを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の仮想専用
    網の接続先制御方法。
  9. 【請求項9】前記共通線信号網は、 電気、電波又は光を信号媒体とする、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又
    は8に記載の仮想専用網の接続先制御方法。
  10. 【請求項10】加入者交換機を含む公衆通信網に接続さ
    れた特定の加入者集団に対する仮想専用網(VPN)の
    メンバーズネットサービスの接続を共通線信号網を通じ
    て行うための接続先変更を制御する網サービス制御局を
    設け、 前記加入者交換機には、発信VPN加入者がVPNの加
    入者集団に属するかどうかをチェックする加入者チェッ
    クテーブルと、前記網サービス制御局と制御信号のやり
    取りを行うサップ部とを備え、 前記網サービス制御局には、発信VPN加入者がいずれ
    のVPNの加入者集団に属するかを検索するグループ検
    索テーブルと、VPN加入者に割り当てられたVPN加
    入者ID(内線番号)、スケジュール設定の有無、及び
    発信先と着信先とを特定する一般加入者IDを対応させ
    たVPN別データテーブルと、VPN加入者の移動スケ
    ジュールに対応させて接続先の加入者IDを登録したV
    PN加入者別スケジュール管理テーブルと、現時点の日
    時及び曜日の情報を提供するタイマー部と、前記サップ
    部間と制御信号のやり取りを行う制御部とを備えた、 ことを特徴とする仮想専用網の接続先制御装置。
  11. 【請求項11】前記VPN別データテーブルは、接続先
    を変更する際に発信VPN加入者と着信VPN加入者の
    両方又は片方に送出するガイダンスの送出要否の条件項
    目を付加したVPN別ガイダンス情報付きデータテーブ
    ルとした、 ことを特徴とする請求項10に記載の仮想専用網の接続
    先制御装置。
  12. 【請求項12】前記加入者交換機のサップ部は、 接続先変更の網サービス制御局への問合せ手段と公衆通
    信網の変更先への接続処理手段とを備えて、前記加入者
    交換機の発信側か着信側のいずれかを統一的に作動自在
    とするとともに、VPN加入者が加入者端末にて接続先
    の変更サービスの開始及び解除を指示できる変更接続の
    開始及び解除設定手段を備えた、 ことを特徴とする請求項10又は11に記載の仮想専用
    網の接続先制御装置。
  13. 【請求項13】前記加入者端末は、 発信VPN加入者と着信VPN加入者の両方又は片方に
    前記ガイダンス信号を音声出力又はディスプレイによる
    電文表示に変換する手段を備える、 ことを特徴とする請求項11又は12に記載の仮想専用
    網の接続先制御装置。
  14. 【請求項14】前記加入者端末は、 前記ガイダンス信号を、発信VPN加入者に送出すると
    きに「接続先が変更している」旨又は「転送サービスす
    る」旨の音声信号又は電文信号とする変換手段を、 着信VPN加入者に送出するときに「着信転送サービス
    呼である」旨の音声信号又は電文信号とする変換手段を
    それぞれ有する、 ことを特徴とする請求項12又は13に記載の仮想専用
    網の接続先制御装置。
  15. 【請求項15】前記VPN加入者別スケジュール管理テ
    ーブルは、期間、時間、加入者設定の祝日、又は曜日の
    条件項目別に接続先の加入者IDを指定登録してなる、
    ことを特徴とする請求項10、11、12、13又は1
    4に記載の仮想専用網の接続先制御装置。
  16. 【請求項16】前記VPN加入者別スケジュール管理テ
    ーブルは、期間、時間、又は曜日等の異なる条件項目に
    優先順位を付加して同一又は異なる接続先の加入者ID
    を指定登録してなる、ことを特徴とする請求項10、1
    1、12、13、14又は15に記載の仮想専用網の接
    続先制御装置。
  17. 【請求項17】前記公衆通信網は、 電気、電波又は光を通信媒体とする、 ことを特徴とする請求項10、11、12、13、1
    4、15又は16に記載の仮想専用網の接続先制御装
    置。
  18. 【請求項18】前記共通線信号網は、 電気、電波又は光を信号媒体とする、 ことを特徴とする請求項請求項10、11、12、1
    3、14、15、16又は17に記載の仮想専用網の接
    続先制御装置。
  19. 【請求項19】前記VPN加入者端末は、 有線電話機、無線電話機、ファクシミリ装置又はパーソ
    ナルコンピュータのうち1種又は2種以上の機器からな
    る一般端末、或いは構内交換機PBXの内線端末であ
    る、ことを特徴とする請求項10、11、12、13、
    14、15、16、17又は18に記載の仮想専用網の
    接続先制御装置。
JP1738595A 1995-02-03 1995-02-03 仮想専用網の接続先制御方法及び装置 Pending JPH08214073A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100428729C (zh) * 2005-03-24 2008-10-22 杭州华三通信技术有限公司 一种实现不同类型QinQ设备间网络互连的方法

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CN100428729C (zh) * 2005-03-24 2008-10-22 杭州华三通信技术有限公司 一种实现不同类型QinQ设备间网络互连的方法

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