JPH08213900A - 位相比較回路とそれを用いたpll回路 - Google Patents
位相比較回路とそれを用いたpll回路Info
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- JPH08213900A JPH08213900A JP7019053A JP1905395A JPH08213900A JP H08213900 A JPH08213900 A JP H08213900A JP 7019053 A JP7019053 A JP 7019053A JP 1905395 A JP1905395 A JP 1905395A JP H08213900 A JPH08213900 A JP H08213900A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 基準信号P1と比較信号P2のパルス占有率
に依存せずに、信号P1,P2間の位相差を検出する。 【構成】 D-FF51は、信号P2をクロックとして
“H”と“L”が交互に繰り返される信号を正相出力端
子Qから出力する。D-FF52が信号P1をクロックとし
て、D-FF51の逆相出力端子Q/から出力される信号の
レベルをラッチする。これにより、各D-FF51,52の
出力信号は、信号P1及びP2のパルス占有率に依存し
ないものとなる。EX-OR 53は、各D-FF51,52の出
力信号を比較し、信号P1及びP2の位相差に対応する
位相差検出信号out5を出力する。
に依存せずに、信号P1,P2間の位相差を検出する。 【構成】 D-FF51は、信号P2をクロックとして
“H”と“L”が交互に繰り返される信号を正相出力端
子Qから出力する。D-FF52が信号P1をクロックとし
て、D-FF51の逆相出力端子Q/から出力される信号の
レベルをラッチする。これにより、各D-FF51,52の
出力信号は、信号P1及びP2のパルス占有率に依存し
ないものとなる。EX-OR 53は、各D-FF51,52の出
力信号を比較し、信号P1及びP2の位相差に対応する
位相差検出信号out5を出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル的な位相比較
回路と、それを用いて周波数追尾を行うPLL(Phase
Locked Loop )回路に関するものである。
回路と、それを用いて周波数追尾を行うPLL(Phase
Locked Loop )回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のPLL(Phase Locked Loop )等
に用いられるデジタル的な位相比較回路には、排他的論
理和ゲート(以下、EX-OR ゲートという)を用いたEX-O
R 型や、リセットセットフリップフロップ(以下、RS-F
F という)を用いたRS-FF 型等がある。また、アナログ
的なものとしては、遅延回路を用いた位相比較回路があ
る。図2は、従来のEX-OR 型位相比較回路を示す回路図
である。この位相比較回路は、基準信号P1と比較信号
P2とが入力される2入力のEX-OR ゲート1を備え、そ
のEX-OR ゲート1の出力端子から位相差検出信号out
1が出力される構成である。即ち、EX-OR 1ゲートは、
信号P1と信号P2の位相差を検出し、その位相差を表
すパルス幅を位相差検出信号out1として出力する。
2つの信号P1,P2の位相差が零のとき、位相差検出
信号out1は最小の“L”となり、位相差がπのとき
位相差検出信号out1のレベルは最大の“H”とな
る。また、各信号P1,P2の位相差がπ/2のとき、
それら信号P1,P2のうちの一方の入力が断たれる
と、出力される位相差検出信号out1には、パルス占
有率50%のパルスが形成される。
に用いられるデジタル的な位相比較回路には、排他的論
理和ゲート(以下、EX-OR ゲートという)を用いたEX-O
R 型や、リセットセットフリップフロップ(以下、RS-F
F という)を用いたRS-FF 型等がある。また、アナログ
的なものとしては、遅延回路を用いた位相比較回路があ
る。図2は、従来のEX-OR 型位相比較回路を示す回路図
である。この位相比較回路は、基準信号P1と比較信号
P2とが入力される2入力のEX-OR ゲート1を備え、そ
のEX-OR ゲート1の出力端子から位相差検出信号out
1が出力される構成である。即ち、EX-OR 1ゲートは、
信号P1と信号P2の位相差を検出し、その位相差を表
すパルス幅を位相差検出信号out1として出力する。
2つの信号P1,P2の位相差が零のとき、位相差検出
信号out1は最小の“L”となり、位相差がπのとき
位相差検出信号out1のレベルは最大の“H”とな
る。また、各信号P1,P2の位相差がπ/2のとき、
それら信号P1,P2のうちの一方の入力が断たれる
と、出力される位相差検出信号out1には、パルス占
有率50%のパルスが形成される。
【0003】図3は、従来のRS-FF 型位相比較回路を示
す回路図である。このRS-FF 型位相比較回路は、2つの
2入力ANDゲート2,3と、RS-FF 4とを備えてい
る。ANDゲート2の一方の入力端子に基準信号P1が
入力され、他方の入力端子にはRS-FF 4の正相出力端子
Qが接続されている。ANDゲート3の一方の入力端子
には比較信号P2が入力され、他方の入力端子がRS-FF
4の逆相出力端子Q/に接続されている。各ANDゲー
ト2,3の出力端子は、RS-FF 4のセット端子S及びリ
セット端子Rにそれぞれ接続され、例えばRS-FF 4の正
相出力端子Qから、位相差検出信号out2が出力され
る構成となっている。各信号P1,P2のレベル変化に
よってRS-FF 4がリセットとセットを繰り返し、位相差
検出信号out2にはその各信号P1,P2の位相差に
対応したパルスが形成される。信号P1,P2の位相差
がπのとき、位相差検出信号out2には、パルス占有
率50%のパルスが形成される。
す回路図である。このRS-FF 型位相比較回路は、2つの
2入力ANDゲート2,3と、RS-FF 4とを備えてい
る。ANDゲート2の一方の入力端子に基準信号P1が
入力され、他方の入力端子にはRS-FF 4の正相出力端子
Qが接続されている。ANDゲート3の一方の入力端子
には比較信号P2が入力され、他方の入力端子がRS-FF
4の逆相出力端子Q/に接続されている。各ANDゲー
ト2,3の出力端子は、RS-FF 4のセット端子S及びリ
セット端子Rにそれぞれ接続され、例えばRS-FF 4の正
相出力端子Qから、位相差検出信号out2が出力され
る構成となっている。各信号P1,P2のレベル変化に
よってRS-FF 4がリセットとセットを繰り返し、位相差
検出信号out2にはその各信号P1,P2の位相差に
対応したパルスが形成される。信号P1,P2の位相差
がπのとき、位相差検出信号out2には、パルス占有
率50%のパルスが形成される。
【0004】図4は、従来の遅延回路を用いた位相比較
回路を示す回路図である。この位相比較回路は、入力さ
れた基準信号P1のレベルを反転するインバータ5と、
該インバータ5の出力側に接続された遅延素子6と、信
号P1と遅延素子6の出力の論理を求めるNANDゲー
ト7と、該NANDゲート7の出力をプリセット端子P
Rに入力すると共に、比較信号P2をクロック端子CK
に入力する遅延型フリップフロップ(以下、D-FFとい
う)8とを、備えている。D-FF8の逆相出力端子Q/
が、該D-FF8のデータ端子Dに接続され、正相出力端子
Qから位相差検出信号out3が出力される構成となっ
ている。NANDゲート7は、信号P1と、インバータ
5及び遅延素子6を介した信号との否定論理積を求め
る。D-FF8はNANDゲート7の出力によってプリセッ
トされる。このプリセットによって、強制的に出力端子
Qのレベル、即ち、位相差検出信号out3のレベルが
“H”となる。プリセットの後の信号P2の立ち上がり
で、D-FF8は出力端子Q/のレベルをラッチし、位相差
検出信号out3のレベルが“L”となる。このように
して、位相差検出信号out3が形成され、各信号P
1,P2の位相差がπのとき、該位相差検出信号out
3にはパルス占有率50%のパルスが形成される。
回路を示す回路図である。この位相比較回路は、入力さ
れた基準信号P1のレベルを反転するインバータ5と、
該インバータ5の出力側に接続された遅延素子6と、信
号P1と遅延素子6の出力の論理を求めるNANDゲー
ト7と、該NANDゲート7の出力をプリセット端子P
Rに入力すると共に、比較信号P2をクロック端子CK
に入力する遅延型フリップフロップ(以下、D-FFとい
う)8とを、備えている。D-FF8の逆相出力端子Q/
が、該D-FF8のデータ端子Dに接続され、正相出力端子
Qから位相差検出信号out3が出力される構成となっ
ている。NANDゲート7は、信号P1と、インバータ
5及び遅延素子6を介した信号との否定論理積を求め
る。D-FF8はNANDゲート7の出力によってプリセッ
トされる。このプリセットによって、強制的に出力端子
Qのレベル、即ち、位相差検出信号out3のレベルが
“H”となる。プリセットの後の信号P2の立ち上がり
で、D-FF8は出力端子Q/のレベルをラッチし、位相差
検出信号out3のレベルが“L”となる。このように
して、位相差検出信号out3が形成され、各信号P
1,P2の位相差がπのとき、該位相差検出信号out
3にはパルス占有率50%のパルスが形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位相比較回路おいては、次のような課題があった。即
ち、EX-OR 型位相比較回路における位相差検出信号ou
t1は、基準信号P1及び比較信号P2のパルス占有率
にそれぞれ依存する。そのため、各信号P1,P2のパ
ルス幅をそれぞれ管理する必要がある。また、信号P1
の周波数が信号P2の2の整数倍或いはその逆数倍にな
った際、位相差検出信号out1からは正確な位相比較
出力が得られないという課題がある。そのため、PLL
回路にEX-OR 型位相比較回路を用いるときに、信号P1
の周波数が信号P2の2の整数倍或いはその逆数倍であ
ることを検出する必要がある。図5は、従来の位相比較
回路を用いたPLL回路を示す構成ブロック図である。
PLL回路は、位相比較回路10と、基準信号P1と比
較信号P2を入力とする位相比較回路10と、低域通過
フィルタ20と、電圧制御発振器30と、分周回路40
とを備えている。位相比較回路10の出力側が低域通過
フィルタ20にの入力側接続され、その低域通過フィル
タ20の出力側が電圧制御発振器30の入力側に接続さ
れている。電圧制御発振器30の出力側は、分周回路4
0の入力側に接続され、その分周回路40から出力され
る比較信号P2が位相比較回路10に帰還入力されてい
る。
位相比較回路おいては、次のような課題があった。即
ち、EX-OR 型位相比較回路における位相差検出信号ou
t1は、基準信号P1及び比較信号P2のパルス占有率
にそれぞれ依存する。そのため、各信号P1,P2のパ
ルス幅をそれぞれ管理する必要がある。また、信号P1
の周波数が信号P2の2の整数倍或いはその逆数倍にな
った際、位相差検出信号out1からは正確な位相比較
出力が得られないという課題がある。そのため、PLL
回路にEX-OR 型位相比較回路を用いるときに、信号P1
の周波数が信号P2の2の整数倍或いはその逆数倍であ
ることを検出する必要がある。図5は、従来の位相比較
回路を用いたPLL回路を示す構成ブロック図である。
PLL回路は、位相比較回路10と、基準信号P1と比
較信号P2を入力とする位相比較回路10と、低域通過
フィルタ20と、電圧制御発振器30と、分周回路40
とを備えている。位相比較回路10の出力側が低域通過
フィルタ20にの入力側接続され、その低域通過フィル
タ20の出力側が電圧制御発振器30の入力側に接続さ
れている。電圧制御発振器30の出力側は、分周回路4
0の入力側に接続され、その分周回路40から出力され
る比較信号P2が位相比較回路10に帰還入力されてい
る。
【0006】位相比較回路10に信号P1が入力される
と、その位相比較回路10では、2つの信号P1,P2
の位相差を検出し、該位相差に応じた位相差検出信号o
ut10を低域通過フィルタ20に与える。低域通過フ
ィルタ20が位相差検出信号out10を平滑化した直
流電圧信号Vを生成すると、電圧制御発振器30がその
信号Vに対応する周波数fで発振する。分周回路40
は、電圧制御発振器40の発振周波数fを分周して信号
P2を生成し、その信号P2を位相比較回路10へ帰還
する。このPLL回路を自走周波数、即ち基準信号P1
が断たれたときの電圧制御発振器40における発振周波
数fを中心周波数f0 にしたい場合がある。RS-FF 型位
相比較回路では、2つの信号P1,P2のうちの一方が
断たれると、位相差検出信号out2が、“H”または
“L”レベルに固定される。そのため、PLL回路に図
3のRS-FF 型位相比較回路を用いた場合、自走周波数が
中心周波数f0と異なってしまう。また、図4のような
遅延回路を用いた位相比較回路では、信号P1に対する
遅延量をアナログ的に生成するため、遅延素子6の調整
を行う必要があり、効率的ではなかった。
と、その位相比較回路10では、2つの信号P1,P2
の位相差を検出し、該位相差に応じた位相差検出信号o
ut10を低域通過フィルタ20に与える。低域通過フ
ィルタ20が位相差検出信号out10を平滑化した直
流電圧信号Vを生成すると、電圧制御発振器30がその
信号Vに対応する周波数fで発振する。分周回路40
は、電圧制御発振器40の発振周波数fを分周して信号
P2を生成し、その信号P2を位相比較回路10へ帰還
する。このPLL回路を自走周波数、即ち基準信号P1
が断たれたときの電圧制御発振器40における発振周波
数fを中心周波数f0 にしたい場合がある。RS-FF 型位
相比較回路では、2つの信号P1,P2のうちの一方が
断たれると、位相差検出信号out2が、“H”または
“L”レベルに固定される。そのため、PLL回路に図
3のRS-FF 型位相比較回路を用いた場合、自走周波数が
中心周波数f0と異なってしまう。また、図4のような
遅延回路を用いた位相比較回路では、信号P1に対する
遅延量をアナログ的に生成するため、遅延素子6の調整
を行う必要があり、効率的ではなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、上記課題
を解決するために、基準信号と比較信号間との位相差を
検出する位相比較回路において、次のようなトグル手
段、ラッチ手段、及びゲート手段を備えている。トグル
手段は、前記比較信号をクロックとして入力し“H”レ
ベルと“L”レベルが交互に繰り返される信号を出力す
るものである。ラッチ手段は、前記基準信号をクロック
として入力し前記トグル手段の第1出力信号として前記
トグル手段の反転した信号の“H”レベルまたは“L”
レベルをラッチするものである。さらに、ゲート手段
は、前記トグル手段の第1出力信号とは逆相の第2出力
信号と前記ラッチ手段の出力信号とを比較して前記位相
差を検出するものである。第2の発明では、第1の発明
のトグル手段及びラッチ手段を、フリップフロップ(以
下、FFという)でそれぞれ構成し、ゲート手段を、EX
-OR ゲートまたは排他的否定論理和ゲート(以下、EX-N
ORゲートという)で構成している。第3の発明は、PL
L回路において、比較信号と外部から入力される基準信
号とを比較する第1または第2の発明の位相比較回路
と、前記位相比較回路の出力信号を平滑化した直流信号
を生成する低域通過フィルタと、前記直流信号に基づい
た発振周波数で発振し、該発振周波数に対応した前記比
較信号を前記位相比較器に帰還する制御発振手段とを、
備えている。第4の発明では、第3の発明の制御発振手
段を、電圧制御型発振器または電流制御型発振器で構成
している。
を解決するために、基準信号と比較信号間との位相差を
検出する位相比較回路において、次のようなトグル手
段、ラッチ手段、及びゲート手段を備えている。トグル
手段は、前記比較信号をクロックとして入力し“H”レ
ベルと“L”レベルが交互に繰り返される信号を出力す
るものである。ラッチ手段は、前記基準信号をクロック
として入力し前記トグル手段の第1出力信号として前記
トグル手段の反転した信号の“H”レベルまたは“L”
レベルをラッチするものである。さらに、ゲート手段
は、前記トグル手段の第1出力信号とは逆相の第2出力
信号と前記ラッチ手段の出力信号とを比較して前記位相
差を検出するものである。第2の発明では、第1の発明
のトグル手段及びラッチ手段を、フリップフロップ(以
下、FFという)でそれぞれ構成し、ゲート手段を、EX
-OR ゲートまたは排他的否定論理和ゲート(以下、EX-N
ORゲートという)で構成している。第3の発明は、PL
L回路において、比較信号と外部から入力される基準信
号とを比較する第1または第2の発明の位相比較回路
と、前記位相比較回路の出力信号を平滑化した直流信号
を生成する低域通過フィルタと、前記直流信号に基づい
た発振周波数で発振し、該発振周波数に対応した前記比
較信号を前記位相比較器に帰還する制御発振手段とを、
備えている。第4の発明では、第3の発明の制御発振手
段を、電圧制御型発振器または電流制御型発振器で構成
している。
【0008】
【作用】第1及び第2の発明によれば、以上のように位
相比較回路を構成したので、比較信号のレベル変化に同
期して“H”レベルと“L”レベルが交互に繰り返され
た信号が、トグル手段で生成される。このトグル手段で
生成された信号は、比較信号の位相に対応するものであ
り、パルス占有率とは関係のないものとなる。トグル手
段の第1出力信号の“H”レベルまたはそれを反転した
“L”レベルが、基準信号に同期してラッチ手段によっ
てラッチされる。ラッチ手段の出力信号も、基準電圧の
パルス占有率とは、関係のないものとなる。トグル手段
の第1出力信号とは逆相の第2出力信号とラッチ手段の
出力信号がゲート手段で比較され、基準信号と比較信号
の位相差が検出される。ここで、例えば基準信号が断た
れた場合、ラッチ手段の出力信号は“H”または“L”
レベルに固定される。トグル手段の出力信号とラッチ手
段の固定された出力信号とが、ゲート手段で比較され
る。この比較によって、トグル手段の出力信号における
“H”レベルと“L”レベルに対応した位相比較出力が
得られる。第3及び第4の発明によれば、制御発振手段
から帰還された比較信号と入力信号である基準信号との
間の位相差が、第1または第2の位相比較回路によって
検出される。位相比較回路の検出結果に基づいた直流信
号が、低域通過フィルタによって生成され、その直流信
号に応じた周波数で制御発振手段が発振する。この発振
周波数に対応した比較信号は、位相比較回路に帰還され
る。この一連の動作が繰り返されることにより、基準信
号の周波数及び位相と、制御発振手段の発振周波数及び
その位相とが一致する。従って、前記課題を解決できる
のである。
相比較回路を構成したので、比較信号のレベル変化に同
期して“H”レベルと“L”レベルが交互に繰り返され
た信号が、トグル手段で生成される。このトグル手段で
生成された信号は、比較信号の位相に対応するものであ
り、パルス占有率とは関係のないものとなる。トグル手
段の第1出力信号の“H”レベルまたはそれを反転した
“L”レベルが、基準信号に同期してラッチ手段によっ
てラッチされる。ラッチ手段の出力信号も、基準電圧の
パルス占有率とは、関係のないものとなる。トグル手段
の第1出力信号とは逆相の第2出力信号とラッチ手段の
出力信号がゲート手段で比較され、基準信号と比較信号
の位相差が検出される。ここで、例えば基準信号が断た
れた場合、ラッチ手段の出力信号は“H”または“L”
レベルに固定される。トグル手段の出力信号とラッチ手
段の固定された出力信号とが、ゲート手段で比較され
る。この比較によって、トグル手段の出力信号における
“H”レベルと“L”レベルに対応した位相比較出力が
得られる。第3及び第4の発明によれば、制御発振手段
から帰還された比較信号と入力信号である基準信号との
間の位相差が、第1または第2の位相比較回路によって
検出される。位相比較回路の検出結果に基づいた直流信
号が、低域通過フィルタによって生成され、その直流信
号に応じた周波数で制御発振手段が発振する。この発振
周波数に対応した比較信号は、位相比較回路に帰還され
る。この一連の動作が繰り返されることにより、基準信
号の周波数及び位相と、制御発振手段の発振周波数及び
その位相とが一致する。従って、前記課題を解決できる
のである。
【0009】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す位相比較回路の回
路図である。この位相比較回路50は、基準信号P1と
比較信号P2との間の位相差を検出する回路であり、ト
グル手段であるD-FF51と、ラッチ手段あるD-FF52
と、ゲート手段である2入力EX-OR ゲート53とを備え
ている。例えば、D-FF51のクロック端子CKには信号
P2が入力され、D-FF52のクロック端子CKには信号
P1が入力される構成になっている。D-FF51の逆相出
力端子Q/は、該D-FF51のデータ入力端子Dに接続さ
れている。そのため、D-FF51は信号P2の例えば立ち
上がりエッジに同期してラッチ動作を行い、正相出力端
子Qからは“H”レベルと“L”レベルを繰り返した信
号が出力される構成となっている。D-FF51の逆相出力
端子Q/は、D-FF52のデータ入力端子Dに接続されて
いる。D-FF51及びD-FF52の各正相出力端子Qが、EX
-OR ゲート53の2つの入力端子にそれぞれ接続されて
いる。
路図である。この位相比較回路50は、基準信号P1と
比較信号P2との間の位相差を検出する回路であり、ト
グル手段であるD-FF51と、ラッチ手段あるD-FF52
と、ゲート手段である2入力EX-OR ゲート53とを備え
ている。例えば、D-FF51のクロック端子CKには信号
P2が入力され、D-FF52のクロック端子CKには信号
P1が入力される構成になっている。D-FF51の逆相出
力端子Q/は、該D-FF51のデータ入力端子Dに接続さ
れている。そのため、D-FF51は信号P2の例えば立ち
上がりエッジに同期してラッチ動作を行い、正相出力端
子Qからは“H”レベルと“L”レベルを繰り返した信
号が出力される構成となっている。D-FF51の逆相出力
端子Q/は、D-FF52のデータ入力端子Dに接続されて
いる。D-FF51及びD-FF52の各正相出力端子Qが、EX
-OR ゲート53の2つの入力端子にそれぞれ接続されて
いる。
【0010】図6は、図1の動作を示すタイムチャート
であり、この図を参照しつつ、図1の位相比較回路の動
作を説明する。信号P2をクロックとしているので、D-
FF51はその信号P2の立ち上がりに同期して該D-FF5
1の逆相出力端子Q/のレベルを取り込み、図6のよう
に、該D-FF51の正相出力端子Qから、“H”レベルと
“L”レベルが交互に繰り返される第2出力信号が出力
される。D-FF51の逆相出力端子Q/からは、その正相
出力端子Qの“H”レベルまたは“L”レベルを反転し
た第1出力信号が得られる。これら“H”レベルと
“L”レベルの繰り返し周期は信号P2の周期であり、
その信号P2のパルス占有率とは関係のないものとな
る。D-FF52は、D-FF51の逆相出力端子Q/から出力
される“H”レベルまたは“L”レベルを、信号P1の
立ち上がりエッジに同期してラッチする。EX-OR ゲート
53は、D-FF51及びD-FF52の正相出力端子Qからそ
れぞれ出力される“H”レベルまたは“L”レベルの排
他的論理和を求めて位相差を検出する。排他的論理和を
求めた結果が、位相差検出信号out5として出力され
る。
であり、この図を参照しつつ、図1の位相比較回路の動
作を説明する。信号P2をクロックとしているので、D-
FF51はその信号P2の立ち上がりに同期して該D-FF5
1の逆相出力端子Q/のレベルを取り込み、図6のよう
に、該D-FF51の正相出力端子Qから、“H”レベルと
“L”レベルが交互に繰り返される第2出力信号が出力
される。D-FF51の逆相出力端子Q/からは、その正相
出力端子Qの“H”レベルまたは“L”レベルを反転し
た第1出力信号が得られる。これら“H”レベルと
“L”レベルの繰り返し周期は信号P2の周期であり、
その信号P2のパルス占有率とは関係のないものとな
る。D-FF52は、D-FF51の逆相出力端子Q/から出力
される“H”レベルまたは“L”レベルを、信号P1の
立ち上がりエッジに同期してラッチする。EX-OR ゲート
53は、D-FF51及びD-FF52の正相出力端子Qからそ
れぞれ出力される“H”レベルまたは“L”レベルの排
他的論理和を求めて位相差を検出する。排他的論理和を
求めた結果が、位相差検出信号out5として出力され
る。
【0011】図7は、図1において信号P1と信号P2
の位相差がπのときのタイムチャートである。例えば、
信号P1の立ち上がりエッジから位相がπずれた点に、
信号P2の立ち上がりエッジの位相が一致している場
合、図7のように、D-FF51とD-FF52の各正相出力信
号は互いに位相がπずれた状態となる。そのため、EX-O
R 53から出力される位相差検出信号out5は、パル
ス占有率50%のパルス信号となる。信号P1の立ち上
がりエッジから位相がπずれた点に対して、信号P2の
立ち上がりエッジの位相が遅れた場合、位相差検出信号
out5における“H”レベルの期間が増加する。ま
た、信号P2の立ち上がりエッジの位相が進んだ場合、
“L”レベルの期間が増加する。図8は、図1において
信号P1の周波数が信号P2の2倍のときのタイムチャ
ートである。例えば、図2のEX-OR 型位相比較回路にお
いては、信号P1の周波数が信号P2の周波数の2倍
で、それらが図8のようなタイミングで入力された場
合、EX-OR 1の出力信号は、パルス占有率が50%とな
ってしまう。即ち、周波数がずれているにもかかわら
ず、同期を示す信号がEX-OR 1から出力されてしまう。
PLL回路に位相比較回路を用いた場合、希望する周波
数以外でも、同期する可能性がある。これに対し、本実
施例では、図8に示すようにD-FF52の出力信号が不定
となるタイミングが発生するため、トータル的な位相差
検出信号out5のパルス占有率は50%とはならな
い。
の位相差がπのときのタイムチャートである。例えば、
信号P1の立ち上がりエッジから位相がπずれた点に、
信号P2の立ち上がりエッジの位相が一致している場
合、図7のように、D-FF51とD-FF52の各正相出力信
号は互いに位相がπずれた状態となる。そのため、EX-O
R 53から出力される位相差検出信号out5は、パル
ス占有率50%のパルス信号となる。信号P1の立ち上
がりエッジから位相がπずれた点に対して、信号P2の
立ち上がりエッジの位相が遅れた場合、位相差検出信号
out5における“H”レベルの期間が増加する。ま
た、信号P2の立ち上がりエッジの位相が進んだ場合、
“L”レベルの期間が増加する。図8は、図1において
信号P1の周波数が信号P2の2倍のときのタイムチャ
ートである。例えば、図2のEX-OR 型位相比較回路にお
いては、信号P1の周波数が信号P2の周波数の2倍
で、それらが図8のようなタイミングで入力された場
合、EX-OR 1の出力信号は、パルス占有率が50%とな
ってしまう。即ち、周波数がずれているにもかかわら
ず、同期を示す信号がEX-OR 1から出力されてしまう。
PLL回路に位相比較回路を用いた場合、希望する周波
数以外でも、同期する可能性がある。これに対し、本実
施例では、図8に示すようにD-FF52の出力信号が不定
となるタイミングが発生するため、トータル的な位相差
検出信号out5のパルス占有率は50%とはならな
い。
【0012】以上のように、本実施例では、各信号P
1,P2をそれぞれクロックとするD-FF51,52を介
して、EX-OR 53で位相差検出信号out5を求める構
成にしているので、各信号P1,P2におけるパルス占
有率に依存しない位相差検出信号out53が得られ
る。その上、信号P1の周波数が信号P2の周波数の2
の整数倍またはその逆数倍の時に、位相差検出信号Ou
t53がパルス占有率50%にならないようにすること
ができる。さらに、例えば信号P1が断たれた場合に
は、位相差検出信号Out53のパルス占有率を50%
とすることができる。第2の実施例 図9は、本発明の第2の実施例を示すもので、第1の実
施例の位相比較回路50を用いたPLL回路の構成ブロ
ック図である。このPLL回路は、基準信号P1と比較
信号P2を入力とする図1の位相比較回路50と、低域
通過フィルタ60と、制御発振手段である電圧制御型発
振器70と、分周回路80とを備えている。位相比較回
路50の出力側は低域通過フィルタ60の入力側に接続
され、その低域通過フィルタ60の出力側が電圧制御型
発振器70の入力側に接続されている。電圧制御型発振
器70の出力側は分周回路80の入力側に接続され、該
分周回路80の出力側が、位相比較回路50の入力側に
帰還接続されている。
1,P2をそれぞれクロックとするD-FF51,52を介
して、EX-OR 53で位相差検出信号out5を求める構
成にしているので、各信号P1,P2におけるパルス占
有率に依存しない位相差検出信号out53が得られ
る。その上、信号P1の周波数が信号P2の周波数の2
の整数倍またはその逆数倍の時に、位相差検出信号Ou
t53がパルス占有率50%にならないようにすること
ができる。さらに、例えば信号P1が断たれた場合に
は、位相差検出信号Out53のパルス占有率を50%
とすることができる。第2の実施例 図9は、本発明の第2の実施例を示すもので、第1の実
施例の位相比較回路50を用いたPLL回路の構成ブロ
ック図である。このPLL回路は、基準信号P1と比較
信号P2を入力とする図1の位相比較回路50と、低域
通過フィルタ60と、制御発振手段である電圧制御型発
振器70と、分周回路80とを備えている。位相比較回
路50の出力側は低域通過フィルタ60の入力側に接続
され、その低域通過フィルタ60の出力側が電圧制御型
発振器70の入力側に接続されている。電圧制御型発振
器70の出力側は分周回路80の入力側に接続され、該
分周回路80の出力側が、位相比較回路50の入力側に
帰還接続されている。
【0013】このようなPLL回路の動作について、そ
の概略を説明する。外部の装置から位相比較回路50に
基準信号P1が入力されると、第1の実施例に示した動
作で、位相比較回路50はその信号P1と分周回路80
から帰還された比較信号P2との位相差を検出する。位
相差に対応する位相差検出信号Out5が低域通過フィ
ルタ60に与えられる。低域通過フィルタ60は位相差
検出信号out5を平滑化した直流電圧Vを生成し、電
圧制御型発振器70がその直流電圧Vに対応する周波数
fで発振する。分周回路80は、電圧制御型発振器70
の出力信号を分周することによって発振周波数fに対応
した信号P2を生成し、祖の信号P2を位相比較回路5
0に帰還する。これら一連の動作が繰り返され、信号P
1の周波数及び位相が追尾される。そのため、電圧制御
型発振器70における発振周波数f及び位相は、信号P
1の周波数及び位相にロックされる。
の概略を説明する。外部の装置から位相比較回路50に
基準信号P1が入力されると、第1の実施例に示した動
作で、位相比較回路50はその信号P1と分周回路80
から帰還された比較信号P2との位相差を検出する。位
相差に対応する位相差検出信号Out5が低域通過フィ
ルタ60に与えられる。低域通過フィルタ60は位相差
検出信号out5を平滑化した直流電圧Vを生成し、電
圧制御型発振器70がその直流電圧Vに対応する周波数
fで発振する。分周回路80は、電圧制御型発振器70
の出力信号を分周することによって発振周波数fに対応
した信号P2を生成し、祖の信号P2を位相比較回路5
0に帰還する。これら一連の動作が繰り返され、信号P
1の周波数及び位相が追尾される。そのため、電圧制御
型発振器70における発振周波数f及び位相は、信号P
1の周波数及び位相にロックされる。
【0014】以上のように、本実施例では、第1の実施
例の位相比較回路50を用いてPLL回路を構成してい
る。そのため、例えば信号P1の入力が断たれた場合、
位相比較回路50から出力される位相差検出信号out
5におけるパルス占有率が50%となり、電圧制御型発
振器70の発振周波数fは、中心周波数f0 となる。よ
って、信号P1の入力が再開されたときに、電圧制御型
発振器70の発振周波数fがロックされるまでの時間が
短縮される。また、電圧制御型発振器70に接続された
外部の装置において、信号P1の入力が断たれた場合で
も、この電圧制御型発振器70が一定の中心周波数f0
で発振することが望ましい場合がある。本実施例では、
こういった要求のあるPLL回路に対応することができ
る。
例の位相比較回路50を用いてPLL回路を構成してい
る。そのため、例えば信号P1の入力が断たれた場合、
位相比較回路50から出力される位相差検出信号out
5におけるパルス占有率が50%となり、電圧制御型発
振器70の発振周波数fは、中心周波数f0 となる。よ
って、信号P1の入力が再開されたときに、電圧制御型
発振器70の発振周波数fがロックされるまでの時間が
短縮される。また、電圧制御型発振器70に接続された
外部の装置において、信号P1の入力が断たれた場合で
も、この電圧制御型発振器70が一定の中心周波数f0
で発振することが望ましい場合がある。本実施例では、
こういった要求のあるPLL回路に対応することができ
る。
【0015】なお、本発明は、上記実施例に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次のようなものがある。 (1) 第1の実施例では、トグル手段をD-FF51で、
ラッチ手段をD-FF52でそれぞれ構成しているが、それ
らの手段を、トグル型FF、JK型FF等の他のFF、
あるいはそれ以外の回路で構成することも可能である。 (2) 第1の実施例では、ゲート手段をEX-OR 53で
構成しているが、それをEX-NOR等の他の回路で構成して
もよく、それによって位相差に対応した位相比較結果が
得られる。 (3) 第2の実施例では、分周回路80を介して電圧
制御型発振器70から位相比較回路50に帰還する構成
にしているが、用途によっては分周回路80の省略が可
能であり、電圧制御型発振器70から直接、位相比較回
路に比較信号P2を帰還する構成にしてもよい。 (4) 第2の実施例では、制御発振手段を電圧制御型
発振器70で構成しているが、低域通過フィルタ60で
直流電流を生成する構成にすれば、電流制御型発振器を
用いてもよく、それによって所望の発振周波数fが得ら
れる。
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次のようなものがある。 (1) 第1の実施例では、トグル手段をD-FF51で、
ラッチ手段をD-FF52でそれぞれ構成しているが、それ
らの手段を、トグル型FF、JK型FF等の他のFF、
あるいはそれ以外の回路で構成することも可能である。 (2) 第1の実施例では、ゲート手段をEX-OR 53で
構成しているが、それをEX-NOR等の他の回路で構成して
もよく、それによって位相差に対応した位相比較結果が
得られる。 (3) 第2の実施例では、分周回路80を介して電圧
制御型発振器70から位相比較回路50に帰還する構成
にしているが、用途によっては分周回路80の省略が可
能であり、電圧制御型発振器70から直接、位相比較回
路に比較信号P2を帰還する構成にしてもよい。 (4) 第2の実施例では、制御発振手段を電圧制御型
発振器70で構成しているが、低域通過フィルタ60で
直流電流を生成する構成にすれば、電流制御型発振器を
用いてもよく、それによって所望の発振周波数fが得ら
れる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、トグル手段、ラッチ手段、及びゲー
ト手段を備えているので、トグル手段に入力される基準
信号及び比較信号のパルス占有率に依存しない位相差比
較結果が、ゲート手段から得られる。その上、基準信号
の周波数が比較信号の周波数の2の整数倍またはその逆
数倍の時に、位相差比較結果のパルス信号は、パルス占
有率が50%にならない。さらに、例えば基準信号が断
たれた場合には、そのパルス信号のパルス占有率を50
%とすることができる。第3及び第4の発明によれば、
第1または第2の発明の位相比較回路を用いて、PLL
回路を構成しているので、基準信号の入力が断たれた場
合、位相比較回路の出力信号がパルス占有率50%とな
り、制御発振手段が中心周波数で発振する。よって、基
準信号の入力が再開されたときに、制御発振手段の発振
周波数がロックされるまでの時間が短縮される。その
上、制御発振手段に接続された外部の装置において、基
準信号の入力が断たれた場合でも、その中心周波数を必
要とする場合にも、対応することができる。
2の発明によれば、トグル手段、ラッチ手段、及びゲー
ト手段を備えているので、トグル手段に入力される基準
信号及び比較信号のパルス占有率に依存しない位相差比
較結果が、ゲート手段から得られる。その上、基準信号
の周波数が比較信号の周波数の2の整数倍またはその逆
数倍の時に、位相差比較結果のパルス信号は、パルス占
有率が50%にならない。さらに、例えば基準信号が断
たれた場合には、そのパルス信号のパルス占有率を50
%とすることができる。第3及び第4の発明によれば、
第1または第2の発明の位相比較回路を用いて、PLL
回路を構成しているので、基準信号の入力が断たれた場
合、位相比較回路の出力信号がパルス占有率50%とな
り、制御発振手段が中心周波数で発振する。よって、基
準信号の入力が再開されたときに、制御発振手段の発振
周波数がロックされるまでの時間が短縮される。その
上、制御発振手段に接続された外部の装置において、基
準信号の入力が断たれた場合でも、その中心周波数を必
要とする場合にも、対応することができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す位相比較回路の回
路図である。
路図である。
【図2】従来のEX-OR 型位相比較回路を示す回路図であ
る。
る。
【図3】従来のRS-FF 型位相比較回路を示す回路図であ
る。
る。
【図4】従来の遅延回路を用いた位相比較回路を示す回
路図である。
路図である。
【図5】従来のPLL回路を示す構成ブロック図であ
る。
る。
【図6】図1の動作を示すタイムチャートである。
【図7】図1の信号P1と信号P2の位相差がπの時の
タイムチャートである。
タイムチャートである。
【図8】図1の信号P1の周波数が信号P2の2倍の時
のタイムチャートである。
のタイムチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例を示すPLL回路の構成
ブロック図である。
ブロック図である。
50 位相比較回路 51 D-FF(トグル手段) 52 D-FF(ラッチ手段) 53 EX-OR (ゲート手段) 60 低域通過フィルタ 70 電圧制御型発振器 P1 基準信号 P2 比較信号
Claims (4)
- 【請求項1】 基準信号と比較信号との間の位相差を検
出する位相比較回路において、 前記比較信号をクロックとして入力し“H”レベルと
“L”レベルが交互に繰り返される信号を出力するトグ
ル手段と、 前記基準信号をクロックとして入力し前記トグル手段の
第1出力信号の“H”レベルまたは“L”レベルをラッ
チするラッチ手段と、 前記トグル手段の前記第1出力信号とは逆相の第2出力
信号と前記ラッチ手段の出力信号とを比較して前記位相
差を検出するゲート手段とを、 備えたことを特徴とする位相比較回路。 - 【請求項2】 前記トグル手段及び前記ラッチ手段は、
フリップフロップでそれぞれ構成し、 前記ゲート手段は、排他的論理和ゲートまたは排他的否
定論理和ゲートで構成したことを特徴とする請求項1記
載の位相比較回路。 - 【請求項3】 比較信号と外部から入力される基準信号
とを比較する請求項1または2記載の位相比較回路と、 前記位相比較回路の出力信号を平滑化した直流信号を生
成する低域通過フィルタと、 前記直流信号に基づいた発振周波数で発振し、該発振周
波数に対応した前記比較信号を前記位相比較器に帰還す
る制御発振手段とを、 備えたことを特徴とするPLL回路。 - 【請求項4】 前記制御発振手段は、電圧制御型発振器
または電流制御型発振器で構成したことを特徴する請求
項3記載のPLL回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7019053A JPH08213900A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 位相比較回路とそれを用いたpll回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7019053A JPH08213900A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 位相比較回路とそれを用いたpll回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08213900A true JPH08213900A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11988695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7019053A Pending JPH08213900A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 位相比較回路とそれを用いたpll回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08213900A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003526239A (ja) * | 2000-02-29 | 2003-09-02 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | 改良型フラクショナル−n位相同期ループ |
US8248104B2 (en) | 2007-09-14 | 2012-08-21 | Nec Corporation | Phase comparator and phase-locked loop |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP7019053A patent/JPH08213900A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003526239A (ja) * | 2000-02-29 | 2003-09-02 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | 改良型フラクショナル−n位相同期ループ |
US8248104B2 (en) | 2007-09-14 | 2012-08-21 | Nec Corporation | Phase comparator and phase-locked loop |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010529 |