JPH08213687A - レーザ過電流警報発生回路 - Google Patents

レーザ過電流警報発生回路

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JPH08213687A
JPH08213687A JP1702695A JP1702695A JPH08213687A JP H08213687 A JPH08213687 A JP H08213687A JP 1702695 A JP1702695 A JP 1702695A JP 1702695 A JP1702695 A JP 1702695A JP H08213687 A JPH08213687 A JP H08213687A
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alarm
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JP1702695A
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Masatoshi Nakao
雅俊 中尾
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レーザの設定温度を変更しても、レーザの劣化
による過電流を正確に検知して警報を発生することを可
能とする。 【構成】過電流警報発生回路700は、レーザの検出温
度信号とレーザ駆動電流値信号を入力し、検出温度信号
を重み付け器701にて重み付けし、加算器702にて
予め設定しておいたレーザの基準温度に対する警報用閾
値と加算して、検出温度に応じた警報用閾値として過電
流検出回路703に出力する。この過電流検出回路70
3はレーザ駆動電流値信号を警報用閾値と比較し、レー
ザ駆動電流値信号が警報用閾値以上になったとき過電流
警報信号を出力する。これにより、レーザの劣化を正確
に検知するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温度制御によりレー
ザ光の波長を可変する波長可変レーザ駆動制御装置に用
いられ、レーザ過電流状態を検出して警報信号を発生す
るレーザ過電流警報発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光通信システム等の光源に用
いられるレーザ駆動制御装置にあっては、レーザ光の波
長や出力レベルが温度によって変化するため、レーザ温
度を一定に維持するようになされている。またレーザの
使用期間が長くなると発光に最低必要なレーザ駆動電流
値(以下、発光閾値と称する)が上昇したり、レーザ駆
動電流に対する光出力レベル(量子効率)の特性が劣化
したりするため、レーザ光の光量モニタ出力に応じてレ
ーザ駆動電流を制御することで、光出力レベルを一定に
維持している。
【0003】このような制御を行なうレーザ駆動制御装
置では、レーザの劣化が進むにつれてレーザ駆動電流が
増加し続け、ついにはレーザが破損し、光を発しなくな
ってしまう虞がある。このため、レーザ駆動電流をモニ
タして、ある一定の閾値(以下、警報用閾値と称する)
を超えた時に、レーザ駆動電流が過電流状態になったと
判断し、警報信号を発生するレーザ過電流警報発生回路
を備えている。一般に、警報用閾値は定格出力時のレー
ザ駆動電流の数倍程度に設定される。
【0004】ところで、近時、通信需要の拡大に伴い、
伝送量を増大するために光波長多重方式が実用化されつ
つある。この光波長多重を行う場合には、複数の信号波
長のクロストークを最小にするためにレーザ光の波長調
整が不可欠となる。この波長調整の簡便な方法として、
従来よりレーザの温度可変制御によって実現することが
考えられている。
【0005】しかしながら、このような温度制御による
光波長調整法を用いると、温度変化によりレーザの駆動
電流に対する光出力レベル特性が変化してしまうため、
レーザ過電流警報発生回路が誤動作したり、適切に動作
しなかったりという問題が生じる。この問題について、
図9を参照して具体的に説明する。なお、ここでは、レ
ーザの発振波長を変えるためにレーザの温度を20°C
から70°Cに、またその逆に可変制御し、一定の光出
力レベルP0 を得るために駆動電流を可変制御する場合
を例にして説明する。
【0006】図9はレーザの駆動電流に対する光出力レ
ベル特性を示すもので、図9中AおよびBは、それぞれ
レーザが20°Cおよび70°Cにおける量子効率を示
し、A´およびB´は、それぞれレーザが劣化した時の
20°Cおよび70°Cにおける量子効率を示すもので
ある。この図から明らかなように、レーザは温度が上昇
すると、発光閾値が上昇する(20°Cから70°Cに
変化するとき、I01からI02に上昇する)と共に量子効
率が低下するという性質がある。また、レーザは劣化が
進むにつれて発光閾値が上昇し(I01からI01´、I02
からI02´)、量子効率が劣化する(AからA´、Bか
らB´)という性質がある。
【0007】まず、レーザの温度を20°Cに合わせ、
警報用閾値をI1 に設定した場合については、レーザの
温度を20°C、光出力レベルP0 (点a)の状態か
ら、レーザの温度を70°Cに設定し、光出力レベルが
P0 (点b)となるようにレーザ駆動電流を制御する
と、レーザ駆動電流が警報用閾値I1 を超えてしまい、
誤警報が発生されてしまう。
【0008】一方、レーザの温度を70°Cに合わせ、
警報用閾値をI2 に設定した場合については、レーザが
劣化してくると、レーザの温度を70°C、光出力レベ
ルP0 (点b´)の状態から、レーザの温度を20°C
に設定し、光出力レベルがP0 (点a´)となるよう
に、レーザ駆動電流を制御すると、本来20°Cで使用
した場合に警報を発生する警報用閾値I1 を超えている
にもかかわらず、警報が発生されないため、レーザを損
傷する虞がある。
【0009】このように従来のレーザ過電流警報発生回
路では、一定の温度に対する警報用閾値しか設定してい
なかったため、レーザが劣化していないにもかかわらず
警報を発生したり、レーザの劣化により過電流を生じて
も警報が発生されず、レーザを破損してしまう虞がある
という問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のレーザ過電流警報発生回路では、誤警報を発生した
り、レーザが劣化して過電流が生じても警報が発生され
ず、レーザを破損してしまう虞があるという問題があっ
た。
【0011】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、レーザの設定温度を変更しても、レーザの劣
化による過電流を正確に検知して警報を発生することの
できるレーザ過電流警報発生回路を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係るレーザ過電流警報発生回路では、
レーザの温度を変化させることによりレーザ光の波長の
設定行う波長可変レーザ駆動装置に用いられ、レーザの
駆動電流の過電流を検出して警報を発生するレーザ過電
流警報発生回路において、レーザの検出温度信号が供給
され、検出温度に応じたレーザ駆動電流の警報用閾値を
設定する警報用閾値設定手段と、レーザの駆動電流値を
示すレーザ駆動電流値信号が供給され、レーザ駆動電流
値信号が警報用閾値以上になったとき過電流警報信号を
出力する警報発生手段とを具備して構成するようにし
た。
【0013】
【作用】上記構成によるレーザ過電流警報発生回路で
は、レーザの検出温度信号とレーザ駆動電流値信号が供
給され、検出温度信号に応じたレーザ駆動電流の警報用
閾値を設定し、レーザ駆動電流値信号が警報用閾値以上
になったとき過電流警報信号を出力することにより、レ
ーザの劣化を正確に検知して警報を発生可能としてい
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を詳
細に説明する。まず、図1乃至図2を参照してこの発明
に係る第1の実施例を説明する。図1は、この発明に係
るレーザ過電流警報発生回路を用いた波長可変レーザ駆
動装置の構成を示すものである。
【0015】レーザ100は駆動電流に応じて任意の光
強度のレーザ光を発生するもので、温度に応じてその光
波長を制御することができる。レーザ駆動回路200
は、後述する電流測定器600を介し、レーザ100に
レーザ駆動電流を供給し、レーザ光の強度が一定になる
ように制御する。
【0016】温度可変器300は、例えばペルチエ素子
等のような印加電圧を変化させることで任意の温度に設
定可能な素子からなり、レーザ100を実装して制御電
圧に応じてレーザ100の温度を可変し、レーザ光の波
長を可変させる。
【0017】温度検出器400は、レーザ100の温度
を検出し、検出温度信号を温度制御回路500と後述す
る過電流警報発生回路700に出力する。温度制御回路
500は、上記検出温度信号に応じた制御電圧を温度可
変器300に印加し、温度可変器300の温度が所望す
る温度になるよう制御する。
【0018】すなわち上記のような構成により、波長可
変レーザ駆動装置はレーザ駆動電流およびレーザの温度
を制御することで、レーザ光の強度と波長が一定となる
ように制御している。
【0019】電流測定器600は、上記レーザ駆動電流
値信号が供給され、レーザ駆動電流の電流値を測定し、
この測定値に応じた電圧を有するレーザ駆動電流値信号
を過電流警報発生回路700に出力する。この過電流警
報発生回路700は、上記レーザ駆動電流値信号と上記
検出温度信号が供給され、検出温度信号に応じてレーザ
駆動電流の警報用閾値を設定し、レーザ駆動電流値信号
が警報用閾値以上になると過電流警報信号を出力する。
【0020】図2は過電流警報発生回路700の構成を
示すもので、重み付け器701は例えば可変抵抗器等か
らなり、上記検出温度信号に対して重み付けを行い、加
算器702に出力する。加算器702は、重み付け器7
01の出力とレーザ100の基準温度に対する警報用閾
値が供給され両信号を加算し、上記検出温度信号に応じ
た警報用閾値として過電流検出回路703に出力する。
すなわち、上記重み付け器701の重み付けにより、加
算器702の加算出力はレーザ100の温度に応じた警
報用閾値となる。
【0021】過電流検出回路703は、レーザ駆動電流
値信号を加算器702から供給される警報用閾値と比較
し、レーザ駆動電流値信号が検出温度信号に対する警報
用閾値以上になったとき過電流警報信号を出力する。
【0022】すなわち、上記構成による過電流警報発生
回路700において、レーザ駆動電流値信号と検出温度
信号が供給されると、検出温度信号は重み付け器701
によって重み付けが行われた後、加算器702において
予め設定しておいたレーザの基準温度の警報用閾値と加
算され、レーザの温度に応じた警報用閾値として過電流
検出回路703に供給される。
【0023】そして、この過電流検出回路703におい
て、レーザ駆動電流値信号は警報用閾値と比較され、レ
ーザ駆動電流値信号が警報用閾値以上になると、過電流
警報信号が出力される。
【0024】したがって、上記構成による過電流警報発
生回路700を波長可変レーザ駆動装置に用いれば、レ
ーザ光の波長を変えるためにレーザ100の温度を変化
させた場合においても、レーザ100の温度に応じた警
報用閾値が設定されるため、レーザの劣化を正確に検出
することが可能となり、誤警報の発生やレーザの破損を
防止することができる。
【0025】次に、図3を参照してこの発明に係る第2
の実施例を説明する。図3は、この実施例に係る過電流
警報発生回路710の構成を示すもので、上記過電流警
報発生回路700と同様に波長可変レーザ駆動装置に適
用可能である。
【0026】図3において、アナログ/ディジタル変換
器(以下、A/D変換器と略称する)711は、検出温
度信号をディジタル信号に変換し、ディジタル閾値設定
用プロセッサ712に出力する。このプロセッサ712
は、ディジタル化された検出温度に対応する警報用閾値
を温度−閾値テーブル記憶用メモリ713から読み出
し、ディジタル/アナログ変換器(以下、D/A変換器
と略称する)714に出力する。
【0027】上記メモリ713は、予めレーザの温度に
応じた警報用閾値を数値テーブルとして記憶しておくた
めのもので、プロセッサ712から要求される検出温度
に対応した警報用閾値をプロセッサ712に出力する。
D/A変換器714は、このようにして得られた警報用
閾値をアナログ信号に変換し、過電流検出回路715に
出力する。
【0028】過電流検出回路715はレーザ駆動電流値
信号をD/A変換器714から供給される警報用閾値と
比較し、レーザ駆動電流値信号が検出温度信号に対する
警報用閾値以上になったとき過電流警報信号を出力す
る。
【0029】すなわち、上記構成による過電流警報発生
回路710において、レーザ駆動電流値信号と検出温度
信号が供給されると、検出温度信号はA/D変換器71
1によってA/D変換された後、プロセッサ712に供
給され、検出温度信号に基づき、検出温度に応じた警報
用閾値がメモリ713から読み出され、D/A変換器7
14にてD/A変換された後、過電流検出回路715に
供給される。そして、この過電流検出回路715におい
て、レーザ駆動電流値信号は警報用閾値と比較され、レ
ーザ駆動電流値信号が警報用閾値以上になると、過電流
警報信号が出力されるようになる。
【0030】したがって、上記構成による過電流警報発
生回路710を波長可変レーザ駆動装置に用いれば、第
1の実施例と同様に、レーザ100の温度に応じた警報
用閾値が設定されるため、レーザの劣化を正確に検出す
ることが可能となり、誤警報の発生やレーザの破損を防
止することができる。
【0031】次に、図4を参照してこの発明に係る第3
の実施例を説明する。図4は、この実施例に係る過電流
警報発生回路720の構成を示すもので、前述の過電流
警報発生回路700と同様に波長可変レーザ駆動装置に
適用可能である。
【0032】A/D変換器721および722は、それ
ぞれレーザ駆動電流値信号および検出温度信号をディジ
タル信号に変換し、ディジタル過電流検出処理用プロセ
ッサ723に出力する。このプロセッサ723は、ディ
ジタル化された検出温度信号に対応する警報用閾値を温
度−閾値テーブル記憶用メモリ724から読み出し、デ
ィジタル化されたレーザ駆動電流値信号と比較し、レー
ザ駆動電流値信号が検出温度信号に対する警報用閾値以
上になったとき過電流警報信号を出力する。
【0033】上記メモリ724は、予めレーザの温度に
応じた警報用閾値を数値テーブルとして記憶しておくた
めのもので、プロセッサ723から要求される検出温度
に対応した警報用閾値をプロセッサ723に出力する。
【0034】すなわち、上記構成による過電流警報発生
回路720において、レーザ駆動電流値信号と検出温度
信号が供給されると、レーザ駆動電流値信号および検出
温度信号は、それぞれA/D変換器721および722
によってA/D変換された後、プロセッサ723に供給
され、検出温度信号に基づき、検出温度に応じた警報用
閾値がメモリ724から読み出されて、ディジタル化さ
れたレーザ駆動電流値信号との比較に供され、レーザ駆
動電流値信号が警報用閾値以上になると、過電流警報信
号が出力されるようになる。
【0035】したがって、上記構成による過電流警報発
生回路720を波長可変レーザ駆動装置に用いれば、前
述の実施例と同様に、レーザ100の温度に応じた警報
用閾値が設定されるため、レーザの劣化を正確に検出す
ることが可能となり、誤警報の発生やレーザの破損を防
止することができる。
【0036】次に、図5および図6を参照してこの発明
に係る第4の実施例を説明する。この実施例は警報用閾
値の設定が、劣化のない初期のレーザの駆動電流の数十
パーセント増しから数倍までと、設定に余裕があること
を利用したものである。
【0037】図5は、複数の温度条件下でのレーザの駆
動電流に対する光出力レベル特性を示すものである。通
常、市販されているレーザには複数の温度に対する特性
データが添付されるため、このようなデータに基づき警
報用閾値の設定を行う。
【0038】ここで、警報用閾値はある程度の幅をもっ
て設定することが可能である。そこで、例えば温度の可
変範囲を10〜30°C,30〜50°C,50〜70
°Cのように複数の温度範囲に区分し、各区分の中心温
度20°C,40°C,60°Cを代表温度とし、これ
らの温度に対するの警報用閾値を各区分に対する警報用
閾値として設定する。
【0039】図6は、上記のような警報用閾値の設定に
よる過電流警報発生回路730の構成を示すもので、前
述の過電流警報発生回路700と同様に波長可変レーザ
駆動装置に適用可能である。
【0040】区分閾値設定器731〜733は、例えば
可変電圧電源等からなり、それぞれ上記の各温度区分の
警報用閾値を示す電圧信号を区分警報用閾値として閾値
選択回路734に供給するものである。この各区分の区
分警報用閾値は、例えば各温度区分の中心温度に対する
閾値に設定する。
【0041】閾値選択回路734は、各温度区分の区分
警報用閾値と温度検出信号とが供給され、検出温度を含
む区分の区分警報用閾値を警報用閾値として過電流検出
回路735に選択出力する。この過電流検出回路735
は警報用閾値およびレーザ駆動電流値信号が供給され、
両者を比較してレーザ駆動電流値信号が警報用閾値以上
になったとき過電流警報信号を出力する。
【0042】すなわち、上記構成による過電流警報発生
回路730において、レーザ駆動電流値信号と検出温度
信号が供給されると、検出温度信号は閾値選択回路73
4に供給される。閾値選択回路734はこの検出温度を
含む区分の区分警報用閾値を警報用閾値として過電流検
出回路735に選択出力する。この警報用閾値は過電流
検出回路735において、レーザ駆動電流値信号との比
較に供され、レーザ駆動電流値信号が警報用閾値以上に
なると、過電流警報信号が出力されるようになる。
【0043】したがって、上記構成による過電流警報発
生回路730を波長可変レーザ駆動装置に用いれば、前
述の実施例と同様に、レーザ100の温度に応じた警報
用閾値が設定されるため、レーザの劣化を正確に検出す
ることが可能となり、誤警報の発生やレーザの破損を防
止することができる。
【0044】次に、図7を参照してこの発明に係る第5
の実施例を説明する。図7は、この実施例に係る過電流
警報発生回路740の構成を示すもので、前述の過電流
警報発生回路700と同様に波長可変レーザ駆動装置に
適用可能である。
【0045】区分閾値設定器741〜743は、上記区
分閾値設定器731〜733と同様に、例えば可変電圧
電源等からなり、それぞれ上記の各温度区分の警報用閾
値を電圧信号で区分警報用閾値としてA/D変換器74
5〜747に供給するものである。この各区分の区分警
報用閾値は、例えば各温度区分の中心温度に対する閾値
に設定する。
【0046】A/D変換器744、A/D変換器745
〜747、およびA/D変換器748は、それぞれレー
ザ駆動電流値信号、各区分の区分警報用閾値および検出
温度信号をディジタル信号に変換し、ディジタル過電流
検出用プロセッサ749に出力する。
【0047】プロセッサ749は、検出温度を含む区分
の区分警報用閾値を警報用閾値として選択して、レーザ
駆動電流値信号との比較値とし、レーザ駆動電流値信号
が警報用閾値以上になったとき過電流警報信号を出力す
る。
【0048】すなわち、上記構成による過電流警報発生
回路740において、レーザ駆動電流値信号と検出温度
信号が供給されると、検出温度信号はA/D変換器74
8で、ディジタル信号に変換された後、プロセッサ74
9に供給される。プロセッサ749はこの検出温度を含
む区分の区分警報用閾値を警報用閾値として選択し、レ
ーザ駆動電流値信号と比較する。このため、レーザ駆動
電流値信号が警報用閾値以上になると、過電流警報信号
が出力されるようになる。
【0049】したがって、上記構成による過電流警報発
生回路740を波長可変レーザ駆動装置に用いれば、前
述の実施例と同様に、レーザ100の温度に応じた警報
用閾値が設定されるため、レーザの劣化を正確に検出す
ることが可能となり、誤警報の発生やレーザの破損を防
止することができる。
【0050】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではない。上記では、区分警報用閾値を可変電圧電源
で設定し、A/D変換してプロセッサ749に供給して
いるが、図8の第6の実施例に示すように、区分閾値設
定器741〜743およびA/D変換器745〜747
に代わり、例えばDIPスイッチ等のディジタル区分閾
値設定器751〜753等によりディジタル値を直接プ
ロセッサ749に入力するようにしても同様に実施可能
である。また、可変電圧電源とDIPスイッチを組み合
わせて区分警報用閾値を設定するようにしてもよい。そ
の他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を
しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、レーザの設定温度を
変更しても、レーザの劣化による過電流を正確に検知し
て警報を発生することのできるレーザ過電流警報発生回
路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る過電流警報発生回路を用いた波
長可変レーザ駆動装置の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図2】この発明に係る第1の実施例の過電流警報発生
回路の構成を示すブロック回路図である。
【図3】この発明に係る第2の実施例の過電流警報発生
回路の構成を示すブロック回路図である。
【図4】この発明に係る第3の実施例の過電流警報発生
回路の構成を示すブロック回路図である。
【図5】複数の温度条件下でのレーザの駆動電流に対す
る光出力レベルの特性を示す特性図である。
【図6】この発明に係る第4の実施例の過電流警報発生
回路の構成を示すブロック回路図である。
【図7】この発明に係る第5の実施例の過電流警報発生
回路の構成を示すブロック回路図である。
【図8】この発明に係る第6の実施例の過電流警報発生
回路の構成を示すブロック回路図である。
【図9】従来のレーザ過電流警報発生回路の警報発生動
作を説明するためのレーザの駆動電流に対する光出力レ
ベルの特性を示す特性図である。
【符号の説明】
100…レーザ、200…レーザ駆動回路、300…温
度可変器、400…温度検出器、500…温度制御回
路、600…電流測定器、700,710,720,7
30,740…過電流警報発生回路、701…重み付け
器、702…加算器、703…過電流検出回路、711
…アナログ/ディジタル(A/D)変換器、712…デ
ィジタル閾値設定用プロセッサ、713…温度−閾値テ
ーブル記憶用メモリ、714…ディジタル/アナログ
(D/A)変換器、715…過電流検出回路、721,
722…アナログ/ディジタル(A/D)変換器、72
3…ディジタル過電流検出用プロセッサ、724…温度
−閾値テーブル記憶用メモリ、731〜733…区分閾
値設定器、734…閾値選択回路、735…過電流検出
回路、741〜743…区分閾値設定器、744〜74
8…アナログ/ディジタル(A/D)変換器、749…
ディジタル過電流検出用プロセッサ、751〜753…
ディジタル区分閾値設定器。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザの温度を変化させることによりレ
    ーザ光の波長の設定行う波長可変レーザ駆動装置に用い
    られ、レーザの駆動電流の過電流を検出して警報を発生
    するレーザ過電流警報発生回路において、 前記レーザの検出温度信号が供給され、前記検出温度に
    応じた前記レーザ駆動電流の警報用閾値を設定する警報
    用閾値設定手段と、 前記レーザの駆動電流値を示すレーザ駆動電流値信号が
    供給され、このレーザ駆動電流値信号が前記警報用閾値
    以上になったとき過電流警報信号を出力する警報発生手
    段とを具備することを特徴とするレーザ過電流警報発生
    回路。
  2. 【請求項2】 前記警報用閾値設定手段は、前記レーザ
    の温度の可変範囲を予め複数の区分に分け、各区分に対
    する前記警報用閾値を区分警報用閾値として設定し、 前記警報発生手段は、前記レーザ駆動電流値信号が前記
    検出温度を含む区分の前記区分警報用閾値以上になった
    とき過電流警報信号を出力することを特徴とする請求項
    1記載のレーザ過電流警報発生回路。
  3. 【請求項3】 前記警報用閾値設定手段は、前記検出温
    度信号に対して重み付けを行う重み付け手段と、基準温
    度に対する前記警報用閾値と前記重み付け手段の出力を
    加算して前記検出温度に応じた前記警報用閾値を設定す
    る加算手段とを備え、 前記警報発生手段は、前記レーザ駆動電流値信号と前記
    加算手段出力とが供給され、前記レーザ駆動電流値信号
    が前記加算手段出力以上になったとき過電流警報信号を
    出力することを特徴とする請求項1記載のレーザ過電流
    警報発生回路。
  4. 【請求項4】 前記警報用閾値設定手段は、前記検出温
    度信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタ
    ル変換手段と、前記レーザの温度に応じた前記警報用閾
    値を記憶しておく閾値記憶手段と、ディジタル化された
    前記検出温度信号が供給され、前記閾値記憶手段から前
    記検出温度に対応する前記警報用閾値を読み出す閾値設
    定手段と、前記閾値設定手段にて読み出した前記警報用
    閾値をアナログ信号に変換するディジタル/アナログ変
    換手段とを備え、 前記警報発生手段は、前記レーザ駆動電流値信号と前記
    ディジタル/アナログ変換手段出力とが供給され、前記
    レーザ駆動電流値信号が前記ディジタル/アナログ変換
    手段出力以上になったとき過電流警報信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項1記載のレーザ過電流警報発生回
    路。
  5. 【請求項5】 前記警報用閾値設定手段は、前記検出温
    度信号をディジタル信号に変換する第1のアナログ/デ
    ィジタル変換手段と、前記レーザの温度に応じた前記警
    報用閾値を記憶しておく閾値記憶手段とを備え、 前記警報発生手段は、前記レーザ駆動電流値信号をディ
    ジタル信号に変換する第2のアナログ/ディジタル変換
    手段と、ディジタル化された、前記検出温度信号および
    前記レーザ駆動電流値信号が供給され、前記閾値記憶手
    段から前記検出温度に対応する前記警報用閾値を読み出
    して、前記レーザ駆動電流値信号と比較し、前記レーザ
    駆動電流値信号が前記警報用閾値以上になったとき過電
    流警報信号を出力するディジタル過電流検出手段とを備
    えることを特徴とする請求項1記載のレーザ過電流警報
    発生回路。
  6. 【請求項6】 前記警報用閾値設定手段は、各区分の前
    記区分警報用閾値をそれぞれ電圧信号で供給する複数の
    区分閾値設定手段と、前記電圧信号と前記検出温度信号
    とが供給され、前記検出温度を含む区分の前記電圧信号
    を前記区分警報用閾値として選択出力する閾値選択手段
    とを備え、 前記警報発生手段は、前記レーザ駆動電流値信号と前記
    区分警報用閾値とが供給され、前記レーザ駆動電流値信
    号が前記区分警報用閾値以上になったとき過電流警報信
    号を出力することを特徴とする請求項2記載のレーザ過
    電流警報発生回路。
  7. 【請求項7】 前記警報用閾値設定手段は、各区分の前
    記区分警報用閾値をそれぞれ電圧信号で供給する複数の
    区分閾値設定手段と、前記電圧信号、前記検出温度信号
    をそれぞれディジタル信号に変換する第1、第2のアナ
    ログ/ディジタル変換手段とを備え、 前記警報発生手段は、前記レーザ駆動電流値信号をディ
    ジタル信号に変換する第3のアナログ/ディジタル変換
    手段と、ディジタル化された、前記電圧信号、前記検出
    温度信号および前記レーザ駆動電流値信号が供給され、
    前記レーザ駆動電流値信号が前記検出温度を含む区分の
    前記電圧信号以上になったとき過電流警報信号を出力す
    るディジタル過電流検出手段とを備えることを特徴とす
    る請求項2記載のレーザ過電流警報発生回路。
  8. 【請求項8】 前記警報用閾値設定手段は、各区分の前
    記区分警報用閾値をそれぞれディジタル信号で供給する
    複数のディジタル区分閾値設定手段と、前記検出温度信
    号をディジタル信号に変換する第1のアナログ/ディジ
    タル変換手段とを備え、 前記警報発生手段は、前記レーザ駆動電流値信号をディ
    ジタル信号に変換する第2のアナログ/ディジタル変換
    手段と、前記ディジタル区分閾値設定手段の出力信号、
    ディジタル化された前記検出温度信号および前記レーザ
    駆動電流値信号が供給され、前記レーザ駆動電流値信号
    が前記検出温度を含む区分の前記ディジタル区分閾値設
    定手段出力信号以上になったとき過電流警報信号を出力
    するディジタル過電流検出手段とを備えることを特徴と
    する請求項2記載のレーザ過電流警報発生回路。
  9. 【請求項9】 前記警報用閾値設定手段は、前記レーザ
    の温度の可変範囲区分の内、一部の区分に対する前記区
    分警報用閾値をそれぞれ電圧信号で供給する複数の区分
    閾値設定手段と、この区分閾値設定手段で設定しない前
    記レーザの温度の可変範囲の各区分に対する前記区分警
    報用閾値をそれぞれディジタル信号で供給する複数のデ
    ィジタル区分閾値設定手段とを備え、 前記警報発生手段は、前記電圧信号、前記検出温度信号
    および前記レーザ駆動電流値信号をそれぞれディジタル
    信号に変換するアナログ/ディジタル変換手段と、前記
    ディジタル区分閾値設定手段の出力信号、ディジタル化
    された、前記電圧信号、前記検出温度信号および前記レ
    ーザ駆動電流値信号が供給され、前記レーザ駆動電流値
    信号が前記検出温度を含む区分の前記区分警報用閾値以
    上になったとき過電流警報信号を出力するディジタル過
    電流検出手段とを備えることを特徴とする請求項2記載
    のレーザ過電流警報発生回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100240281B1 (ko) * 1997-05-20 2000-03-02 서평원 자동광출력 조정장치 및 경보장치

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