JPH08213262A - 単相形分路リアクトル - Google Patents

単相形分路リアクトル

Info

Publication number
JPH08213262A
JPH08213262A JP1483495A JP1483495A JPH08213262A JP H08213262 A JPH08213262 A JP H08213262A JP 1483495 A JP1483495 A JP 1483495A JP 1483495 A JP1483495 A JP 1483495A JP H08213262 A JPH08213262 A JP H08213262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
iron core
shunt reactor
phase shunt
reactor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1483495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Otake
一美 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP1483495A priority Critical patent/JPH08213262A/ja
Publication of JPH08213262A publication Critical patent/JPH08213262A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で耐振動性に優れ、重量が少なく
製缶コストが低減できる単相形分路リアクトルを提供す
る。 【構成】 タンク1のコイル2と対向するタンク側面部
1Aは曲げ加工による湾曲面とし、鉄心3と対向するタ
ンク側面部1Bは鉄心3の側面3aと略平行な平面とし
た形状のタンク1の内部に鉄心3とコイル2を収納して
単相形分路リアクトルを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単相形分路リアクトル
に関し、特に耐振動性に優れたタンクの構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の分路リアクトルの有する
問題として、各コアブロック間に膨大な電磁吸収力が働
き、それを起振力とした振動騒音メカニズムがある。こ
れは公害問題として、また、機器各部の疲労破損の問題
として表面化し、社会的にも大きな問題となる可能性が
ある。
【0003】振動、騒音を極力防止するため、従来のリ
アクトルタンクは縦方向および横方向に相当量の補強を
配置し、剛性を上げることで対処してきた。特に単相形
分路リアクトルは中身の断面が長方形に近いため、剛性
の高い円筒形タンクでは、油量が増え、据付面積上も大
きくなるので、長方形タンクを採用せざるを得なかっ
た。
【0004】図2は従来の長方形タンクの分路リアクト
ルの一例を示す平面図、図3はその側面図で、図2およ
び図3において、タンク11は油量を節減するため長方
形の四隅(コイル2と鉄心3とに離れた部分)を絞った
12辺形とし、タンク11のコイル2と対向するタンク
側面部11Aには剛性を高めるため、横方向補強部材1
2および縦方向補強部材13を取り付けてある。
【0005】図4は従来の円筒形タンクのリアクトルの
一例を示す平面図で、図4において、剛性の高い円筒形
タンク21にリアクトルの中身を収納している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた長
方形タンクでは、次の点が問題となっている。
【0007】(1)剛性を上げるための補強部材の溶接
部が増え、製缶コストが上がる。
【0008】(2)複雑な補強部材の配置となるため、
設計に時間がかかる。
【0009】(3)溶接箇所が増えるため、油漏れに対
する信頼性が低下する。
【0010】(4)補強部材が増えるため、機器の質量
が増える。
【0011】(5)中身が長方形に近い形状であるが、
コイルと対向するタンク側面部は、コイルと側板との絶
縁距離を基準とし、油量を減らすため、タンクの四隅を
絞り込んだ図2の形状を採用しているので、上記の
(1)〜(3)の問題に拍車がかかる。
【0012】一方、従来の技術で述べた円筒形タンクで
は、次の点が問題となっている。
【0013】(1)単相形分路リアクトルは中身の断面
が長方形に近いため、円筒形のタンクではタンクの側板
との間に間隙があり、油量が増大する、(2)円筒形で
円形断面のタンクを据え付けた場合に、直径と同じ縦と
横の寸法を占めるので、据付面積上も大きくなる、とい
う問題点を有していた。
【0014】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたもので、構造が簡単で耐振動性
に優れ、重量が少なく製缶コストが低減できる分路リア
クトルを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の単相形分路リアクトルは、ギャップを形
成するスペーサとコアブロックを交互に積み重ねて鉄心
脚とし、この鉄心脚の上下を継鉄部により連絡して磁路
を形成した鉄心の鉄心脚に巻線を巻装したリアクトル中
身を、絶縁冷却媒体とともにタンクの内部に収納してな
る単相形分路リアクトルにおいて、このタンクを、コイ
ルと対向するタンク側面部は曲げ加工による湾曲面と
し、鉄心と対向するタンク側面部は、鉄心の側面と略平
行な平面に形成したものである。
【0016】
【作用】上述のように構成することにより、曲げ構造に
より剛性が高くなって、補強部材が減らすことができ、
溶接部が少なくなって製缶コストが下がり、油漏れに対
する信頼性が上がり、構造が簡単なため設計時間が短縮
でき、機器の質量が軽くなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0018】図1は本発明の単相形分路リアクトルの実
施例を示す平面図で、ギャップを形成するスペーサとコ
アブロックを交互に積み重ねて鉄心脚とし、この鉄心脚
の上下を継鉄部により連絡して磁路を形成した鉄心の鉄
心脚に巻線を巻装したリアクトル中身を、絶縁冷却媒体
とともにタンクの内部に収納した単相形分路リアクトル
のタンク1のコイル2と対向するタンク側面部1Aは曲
げ加工による湾曲面とし、鉄心3と対向するタンク側面
部1Bは鉄心3の側面3aと略平行な平面とした形状の
タンク1の内部に鉄心3とコイル2を収納している。
【0019】タンク1のコイル2と対向するタンク側面
部1Aを曲げ加工による曲面構造としたことにより剛性
が高くなるので、補強部材を減らすことができる。補強
部材が少なくなるので、溶接部が少なくなって製缶コス
トが下がり、油漏れに対する信頼性が下がる。このよう
に構造が簡単になるため設計時間が短縮でき、機器の質
量が軽くなる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0021】(1)溶接部が減り、製缶コストが下がる
とともに、油漏れに対する信頼性が上がる。
【0022】(2)構造が簡単なため、設計時間が短縮
できる。
【0023】(3)曲げ構造により剛性が高くなるた
め、長方形と同一性能(振動が同じ)のタンクで比較す
れば、補強部材が減り、機器の質量が軽くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単相形分路リアクトルのタンクの実施
例を示す平面図である。
【図2】従来の長方形タンクの分路リアクトルの一例を
示す平面図である。
【図3】図2の従来の長方形タンクの分路リアクトルの
正面図である。
【図4】従来の円筒形タンクの分路リアクトルの一例を
示す平面図である。
【符号の説明】
1…タンク 1A、1B…タンク側面部 2…コイル 3…鉄心 3a…鉄心の側面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギャップを形成するスペーサとコアブロ
    ックを交互に積み重ねて鉄心脚とし、この鉄心脚の上下
    を継鉄部により連絡して磁路を形成した鉄心の鉄心脚に
    巻線を巻装したリアクトル中身を、絶縁冷却媒体ととも
    にタンクの内部に収納してなる単相形分路リアクトルに
    おいて、前記タンクを、コイルと対向するタンク側面部
    は曲げ加工による湾曲面とし、鉄心の側面と対向するタ
    ンク側面部は鉄心の側面と略平行な平面に形成したこと
    を特徴とする単相形分路リアクトル。
JP1483495A 1995-02-01 1995-02-01 単相形分路リアクトル Pending JPH08213262A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1483495A JPH08213262A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 単相形分路リアクトル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1483495A JPH08213262A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 単相形分路リアクトル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08213262A true JPH08213262A (ja) 1996-08-20

Family

ID=11872067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1483495A Pending JPH08213262A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 単相形分路リアクトル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08213262A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112131763A (zh) * 2020-08-20 2020-12-25 国网河北省电力有限公司电力科学研究院 一种三维有限元多物场高压并联电抗器振动计算方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112131763A (zh) * 2020-08-20 2020-12-25 国网河北省电力有限公司电力科学研究院 一种三维有限元多物场高压并联电抗器振动计算方法
CN112131763B (zh) * 2020-08-20 2023-08-15 国网河北省电力有限公司电力科学研究院 一种三维有限元多物场高压并联电抗器振动计算方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6750749B2 (en) Amorphous metal core transformer
US20170103843A1 (en) Wound iron core for static apparatus, amorphous transformer and coil winding frame for transformer
JP6453120B2 (ja) 変圧器
EP0706192B1 (en) Choke coil
TWI595517B (zh) Static induction electrical appliances
JP2007067109A (ja) ギャップ付鉄心形リアクトル
CA2697053C (en) Leading-out device of reactor coil and iron core reactor comprising it
CA2697047C (en) Iron core reactor
JPH08213262A (ja) 単相形分路リアクトル
JP3317877B2 (ja) アモルファス巻鉄心変圧器
US4257025A (en) Laminated metallic plates for supporting core leg in inductive electrical devices to determine magnetic circuit
JP4998381B2 (ja) リアクトル、およびコンバータ
KR970705157A (ko) 리액터 및 그 제조방법(reactor and method of making the same)
JP5050709B2 (ja) リアクトル装置
JPH05190362A (ja) ギャップ付鉄心形リアクトル
JP3492148B2 (ja) 外鉄形変圧器
JP2564354B2 (ja) ギヤツプ付鉄心形リアクトル
JP5516923B2 (ja) リアクトル、およびコンバータ
SU1198577A1 (ru) Активна часть трансформатора
JP2001230134A (ja) 外鉄型リアクトル及び外鉄型リアクトル用鉄心の組立方法
JP2001035726A (ja) アモルファス巻鉄心変圧器
JPS59178712A (ja) 積層鉄心組立て体
JP2023176086A (ja) 静止電磁機器用鉄心
JP5322041B2 (ja) リアクトル、およびコンバータ
JP2012004345A (ja) 静止誘導機器およびその製造方法