JPH08212697A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JPH08212697A JPH08212697A JP1935095A JP1935095A JPH08212697A JP H08212697 A JPH08212697 A JP H08212697A JP 1935095 A JP1935095 A JP 1935095A JP 1935095 A JP1935095 A JP 1935095A JP H08212697 A JPH08212697 A JP H08212697A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気テープに記録された信号の高速転送可能
な磁気記録再生装置の提供を目的とする。 【構成】 記録ヘッド（Ｒ１〜Ｒ４）の偶数倍の再生ヘ
ッド（Ｐ１〜Ｐ８）と、その再生ヘッド（Ｐ１〜Ｐ８）
をトラック幅方向に駆動する駆動手段と、デジタル信号
処理回路と、磁気テープを標準速度以上で走行させる手
段とからなる。
な磁気記録再生装置の提供を目的とする。 【構成】 記録ヘッド（Ｒ１〜Ｒ４）の偶数倍の再生ヘ
ッド（Ｐ１〜Ｐ８）と、その再生ヘッド（Ｐ１〜Ｐ８）
をトラック幅方向に駆動する駆動手段と、デジタル信号
処理回路と、磁気テープを標準速度以上で走行させる手
段とからなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、再生信号を複数倍で転
送可能な磁気記録再生装置に関するものである。
送可能な磁気記録再生装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、磁気記録を利用した記録再生装置
はＶＴＲ等に幅広く使用され、トレンドとして、ディジ
タル化等による信号量の増加のため、ヘッドドラム装置
は、従来と比較して高速回転化、短波長記録、狭トラッ
ク化、磁気テープの薄手化が進みつつある。さらには、
コンピュータとディスクを用いたノンリニア編集が盛ん
になりつつある。このような状況下において、課題の一
つとして、高速に信号を読みだし、伝達することが挙げ
られる。
はＶＴＲ等に幅広く使用され、トレンドとして、ディジ
タル化等による信号量の増加のため、ヘッドドラム装置
は、従来と比較して高速回転化、短波長記録、狭トラッ
ク化、磁気テープの薄手化が進みつつある。さらには、
コンピュータとディスクを用いたノンリニア編集が盛ん
になりつつある。このような状況下において、課題の一
つとして、高速に信号を読みだし、伝達することが挙げ
られる。
【０００３】従来、この種の装置においては、以下のよ
うな構造を有していた。図１１は、従来の磁気記録再生
装置ドラム部の概略平面図である。図１１において、１
は回転ドラム、２は磁気テープ、３は出口ポスト、４は
入り口ポスト、Ｒ５は第１の磁気記録ヘッド、Ｒ６は第
２の磁気記録ヘッド、Ｐ９は第１の磁気再生ヘッド、Ｐ
１０は第２の磁気再生ヘッド、Ｆ１は第１のフライング
イレースヘッド、Ｆ２は第２のフライングイレースヘッ
ド、Ａ３は第１の磁気再生ヘッドＰ９を移動させるバイ
モルフ、Ａ４は第２の磁気再生ヘッドを移動させるバイ
モルフである。
うな構造を有していた。図１１は、従来の磁気記録再生
装置ドラム部の概略平面図である。図１１において、１
は回転ドラム、２は磁気テープ、３は出口ポスト、４は
入り口ポスト、Ｒ５は第１の磁気記録ヘッド、Ｒ６は第
２の磁気記録ヘッド、Ｐ９は第１の磁気再生ヘッド、Ｐ
１０は第２の磁気再生ヘッド、Ｆ１は第１のフライング
イレースヘッド、Ｆ２は第２のフライングイレースヘッ
ド、Ａ３は第１の磁気再生ヘッドＰ９を移動させるバイ
モルフ、Ａ４は第２の磁気再生ヘッドを移動させるバイ
モルフである。
【０００４】磁気ヘッドＲ５，Ｒ６，Ｐ９，Ｐ１０，Ｆ
１，Ｆ２は、回転ドラム１と共に回転し、回転ドラムに
１８０度近傍の巻き付け角度で巻き付けられた磁気テー
プ２にヘリカルに信号を記録する。バイモルフＡ３，Ａ
４は、磁気再生ヘッドＰ９，Ｐ１０をヘリカルトラック
幅方向に振幅させて、ヘリカルトラックに正しく追従さ
せるものである。
１，Ｆ２は、回転ドラム１と共に回転し、回転ドラムに
１８０度近傍の巻き付け角度で巻き付けられた磁気テー
プ２にヘリカルに信号を記録する。バイモルフＡ３，Ａ
４は、磁気再生ヘッドＰ９，Ｐ１０をヘリカルトラック
幅方向に振幅させて、ヘリカルトラックに正しく追従さ
せるものである。
【０００５】図１２は２倍速で磁気テープ２が走行して
いる時の、磁気ヘッドと記録トラックの位置関係を示す
概略パターン図である。図１２において、Ｏｓはスチル
の軌跡、ＯR は１倍速の軌跡、Ｏ2Rは２倍速の軌跡、Ｔ
１，Ｔ３，Ｔ５，Ｔ７は磁気記録ヘッドＲ５で記録され
る記録トラック、Ｔ２，Ｔ４，Ｔ６，Ｔ８は磁気記録ヘ
ッドＲ６で記録される記録トラックである。
いる時の、磁気ヘッドと記録トラックの位置関係を示す
概略パターン図である。図１２において、Ｏｓはスチル
の軌跡、ＯR は１倍速の軌跡、Ｏ2Rは２倍速の軌跡、Ｔ
１，Ｔ３，Ｔ５，Ｔ７は磁気記録ヘッドＲ５で記録され
る記録トラック、Ｔ２，Ｔ４，Ｔ６，Ｔ８は磁気記録ヘ
ッドＲ６で記録される記録トラックである。
【０００６】記録トラックＴ１〜Ｔ８は、１倍速の軌跡
ＯR に傾きは一致するが、スチルの軌跡Ｏｓや２倍速の
軌跡Ｏ2Rはトラック１本分だけ軌跡がずれる。したがっ
て、２倍速時にはある瞬間を捕らえると、磁気記録ヘッ
ドＲ５，Ｒ６はそれぞれ一本おきのヘリカルトラックに
オントラックし、第２の磁気記録ヘッドＲ６はこの瞬間
にはヘリカルトラックＴ３にオントラックしているが、
逆アジマスである。これらを磁気再生ヘッドＰ９，Ｐ１
０がオントラックするためには、１倍速の軌跡Ｏｓと２
倍速の軌跡Ｏ2Rの角度差をとるためにバイモルフＡ３，
Ａ４でトラック幅方向に磁気再生ヘッドＰ９，Ｐ１０を
移動させるのである。その時に、磁気再生ヘッドＰ９，
Ｐ１０がオントラックして、信号を取り出せるヘリカル
トラックは、ヘリカルトラックＴ１，Ｔ２，Ｔ５，Ｔ６
であり、ヘリカルトラックＴ３，Ｔ４は欠落する。しか
し、ヘリカルトラックＴ３，Ｔ４は欠落しても、映像信
号としては、信号方式によって必要とされる信号量は決
まっているために、多くある必要はない。図１３はこの
時の磁気記録ヘッドＲ５，Ｒ６と磁気再生ヘッドＰ９，
１０のエンベロープＥＲ５，ＥＲ６およびエンベロープ
ＥＰ９，ＥＰ１０を示すものである。この様にエンベロ
ープはヘリカルトラック全部に対応できるものではな
い。
ＯR に傾きは一致するが、スチルの軌跡Ｏｓや２倍速の
軌跡Ｏ2Rはトラック１本分だけ軌跡がずれる。したがっ
て、２倍速時にはある瞬間を捕らえると、磁気記録ヘッ
ドＲ５，Ｒ６はそれぞれ一本おきのヘリカルトラックに
オントラックし、第２の磁気記録ヘッドＲ６はこの瞬間
にはヘリカルトラックＴ３にオントラックしているが、
逆アジマスである。これらを磁気再生ヘッドＰ９，Ｐ１
０がオントラックするためには、１倍速の軌跡Ｏｓと２
倍速の軌跡Ｏ2Rの角度差をとるためにバイモルフＡ３，
Ａ４でトラック幅方向に磁気再生ヘッドＰ９，Ｐ１０を
移動させるのである。その時に、磁気再生ヘッドＰ９，
Ｐ１０がオントラックして、信号を取り出せるヘリカル
トラックは、ヘリカルトラックＴ１，Ｔ２，Ｔ５，Ｔ６
であり、ヘリカルトラックＴ３，Ｔ４は欠落する。しか
し、ヘリカルトラックＴ３，Ｔ４は欠落しても、映像信
号としては、信号方式によって必要とされる信号量は決
まっているために、多くある必要はない。図１３はこの
時の磁気記録ヘッドＲ５，Ｒ６と磁気再生ヘッドＰ９，
１０のエンベロープＥＲ５，ＥＲ６およびエンベロープ
ＥＰ９，ＥＰ１０を示すものである。この様にエンベロ
ープはヘリカルトラック全部に対応できるものではな
い。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記の従
来の構成では、信号方式によって規定された必要信号量
以上の信号を送れないという問題点を有していた。
来の構成では、信号方式によって規定された必要信号量
以上の信号を送れないという問題点を有していた。
【０００８】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、映像信号方式で決まっている信号量以上を取り出
して、信号を送出できる磁気記録再生装置の提供を目的
とする。
ので、映像信号方式で決まっている信号量以上を取り出
して、信号を送出できる磁気記録再生装置の提供を目的
とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気記録再生装置は、磁気記録ヘッドの複数
倍の磁気再生ヘッドと、その複数の磁気再生ヘッドヘリ
カルトラック幅方向に移動させる手段と、磁気記録テー
プを複数倍速度で走行させる手段と、ヘッドドラムを複
数倍で回転させる手段と、信号処理手段とを具備してい
る。
に本発明の磁気記録再生装置は、磁気記録ヘッドの複数
倍の磁気再生ヘッドと、その複数の磁気再生ヘッドヘリ
カルトラック幅方向に移動させる手段と、磁気記録テー
プを複数倍速度で走行させる手段と、ヘッドドラムを複
数倍で回転させる手段と、信号処理手段とを具備してい
る。
【００１０】
【作用】本発明は上記の構成により、複数倍の速度で磁
気テープを走行させ、磁気テープに記録した記録トラッ
クの内容を全て、読み出し、磁気記録再生装置外に取り
出すことができる。
気テープを走行させ、磁気テープに記録した記録トラッ
クの内容を全て、読み出し、磁気記録再生装置外に取り
出すことができる。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を図面を基に説明する。図１
は本発明の実施例の概略平面図である。図１において、
Ｒ１は第１の磁気記録ヘッド、Ｒ２は第２の磁気記録ヘ
ッド、Ｒ３は第３の磁気記録ヘッド、Ｒ４は第４の磁気
記録ヘッド、Ｐ１は第１の磁気再生ヘッド、Ｐ２は第２
の磁気再生ヘッド、Ｐ３は第３の磁気再生ヘッド、Ｐ４
は第４の磁気再生ヘッド、Ｐ５は第５の磁気再生ヘッ
ド、Ｐ６は第６の磁気再生ヘッド、Ｐ７は第７の磁気再
生ヘッド、Ｐ８は第８の磁気再生ヘッド、Ａ１は磁気再
生ヘッド群Ｐ１〜Ｐ４を移動させるバイモルフ、Ａ２は
磁気再生ヘッド群Ｐ５〜Ｐ８を移動させるバイモルフで
ある。磁気テープ２は回転ドラム１に９０度近傍の巻き
付け角度で巻き付けている。
は本発明の実施例の概略平面図である。図１において、
Ｒ１は第１の磁気記録ヘッド、Ｒ２は第２の磁気記録ヘ
ッド、Ｒ３は第３の磁気記録ヘッド、Ｒ４は第４の磁気
記録ヘッド、Ｐ１は第１の磁気再生ヘッド、Ｐ２は第２
の磁気再生ヘッド、Ｐ３は第３の磁気再生ヘッド、Ｐ４
は第４の磁気再生ヘッド、Ｐ５は第５の磁気再生ヘッ
ド、Ｐ６は第６の磁気再生ヘッド、Ｐ７は第７の磁気再
生ヘッド、Ｐ８は第８の磁気再生ヘッド、Ａ１は磁気再
生ヘッド群Ｐ１〜Ｐ４を移動させるバイモルフ、Ａ２は
磁気再生ヘッド群Ｐ５〜Ｐ８を移動させるバイモルフで
ある。磁気テープ２は回転ドラム１に９０度近傍の巻き
付け角度で巻き付けている。
【００１２】本構成においては、磁気テープ２が回転ド
ラム１に巻き付けている範囲内で、記録するために、第
１及び第２の磁気記録ヘッドＲ１，Ｒ２と第３及び第４
の磁気記録ヘッドＲ３，Ｒ４がそれぞれペア−になりペ
ア−の磁気記録ヘッドがそれぞれほぼ同時に記録する。
通常の再生は第１及び第２の磁気再生ヘッドＰ１，Ｐ２
と第５及び第６の磁気再生ヘッドＰ５，Ｐ６により行わ
れる。
ラム１に巻き付けている範囲内で、記録するために、第
１及び第２の磁気記録ヘッドＲ１，Ｒ２と第３及び第４
の磁気記録ヘッドＲ３，Ｒ４がそれぞれペア−になりペ
ア−の磁気記録ヘッドがそれぞれほぼ同時に記録する。
通常の再生は第１及び第２の磁気再生ヘッドＰ１，Ｐ２
と第５及び第６の磁気再生ヘッドＰ５，Ｐ６により行わ
れる。
【００１３】図２は、２倍速で信号を取り出し時の、記
録ヘッド、再生ヘッドおよびヘリカルトラックの位置関
係を示す概略パターン図である。磁気テープ２は２倍速
で走行するので磁気ヘッドとヘリカルトラックの位置関
係は、第１および第２の磁気記録ヘッドＲ１，Ｒ２と第
３および第４の磁気記録ヘッドは軌跡Ｏ2Rを通ることに
なる。したがって、磁気記録ヘッドＲ１，Ｒ２，Ｒ３，
Ｒ４は図２の瞬間にはヘリカルトラックＴ３，Ｔ４，Ｔ
７，Ｔ８でオントラックしない部分が発生するが、磁気
再生ヘッドＰ１，Ｐ２，Ｐ３，Ｐ４，Ｐ５，Ｐ６，Ｐ
７，Ｐ８は全てのトラックにオンしている。したがって
磁気記録ヘッドＲ１〜Ｒ４は軌跡Ｏ2Rを通るが、再生ヘ
ッドＰ１〜Ｐ８はバイモルフ素子の上に構成させてお
り、磁気ヘッド幅方向に可動し、制御として軌跡ＯR を
通過するバイモルフＡ１およびＡ２を磁気ヘッド幅方向
に揺動させればこれらのヘリカルトラックＴ１〜Ｔ８に
追従し全信号を磁気テープから取り出している。
録ヘッド、再生ヘッドおよびヘリカルトラックの位置関
係を示す概略パターン図である。磁気テープ２は２倍速
で走行するので磁気ヘッドとヘリカルトラックの位置関
係は、第１および第２の磁気記録ヘッドＲ１，Ｒ２と第
３および第４の磁気記録ヘッドは軌跡Ｏ2Rを通ることに
なる。したがって、磁気記録ヘッドＲ１，Ｒ２，Ｒ３，
Ｒ４は図２の瞬間にはヘリカルトラックＴ３，Ｔ４，Ｔ
７，Ｔ８でオントラックしない部分が発生するが、磁気
再生ヘッドＰ１，Ｐ２，Ｐ３，Ｐ４，Ｐ５，Ｐ６，Ｐ
７，Ｐ８は全てのトラックにオンしている。したがって
磁気記録ヘッドＲ１〜Ｒ４は軌跡Ｏ2Rを通るが、再生ヘ
ッドＰ１〜Ｐ８はバイモルフ素子の上に構成させてお
り、磁気ヘッド幅方向に可動し、制御として軌跡ＯR を
通過するバイモルフＡ１およびＡ２を磁気ヘッド幅方向
に揺動させればこれらのヘリカルトラックＴ１〜Ｔ８に
追従し全信号を磁気テープから取り出している。
【００１４】図３は本発明の実施例における信号系の概
略ブロック図である。これらの磁気再生ヘッドＰ１〜Ｐ
８にはそれぞれにヘッドアンプｈ１〜ｈ８が接続され、
ヘリカルトラックＴ１〜Ｔ８の信号は磁気再生ヘッドに
より読み出され、ヘッドアンプｈ１〜ｈ８で増幅されデ
ィジタル信号処理回路によってパラレル信号あるいはシ
リアル信号として処理され、取り出す形態に応じて信号
を出すのである。
略ブロック図である。これらの磁気再生ヘッドＰ１〜Ｐ
８にはそれぞれにヘッドアンプｈ１〜ｈ８が接続され、
ヘリカルトラックＴ１〜Ｔ８の信号は磁気再生ヘッドに
より読み出され、ヘッドアンプｈ１〜ｈ８で増幅されデ
ィジタル信号処理回路によってパラレル信号あるいはシ
リアル信号として処理され、取り出す形態に応じて信号
を出すのである。
【００１５】この時に、磁気テープ速度を２倍にして通
常のドラム回転数で再生すると２倍の信号量が取り出さ
れ、ドラム回転数を２倍にし、磁気テープ走行速度を４
倍にすると４倍の信号量が取り出されるのである。
常のドラム回転数で再生すると２倍の信号量が取り出さ
れ、ドラム回転数を２倍にし、磁気テープ走行速度を４
倍にすると４倍の信号量が取り出されるのである。
【００１６】図４は本発明の実施例における制御系の概
略ブロック図を示すものである。制御信号発生器４９は
少なくとも、 １）通常の再生モードで、ドラムの回転数を１倍、キャ
プスタンの回転数１倍、ＡＴ（オートマチックトラッキ
ング）を通常モード ２）２倍速再生でドラムの回転数を１倍、キャプスタン
の回転数を２倍、ＡＴを２倍モード ３）４倍速再生でドラムの回転数を２倍、キャプスタン
の回転数を４倍、ＡＴを４倍モード に切り替える。
略ブロック図を示すものである。制御信号発生器４９は
少なくとも、 １）通常の再生モードで、ドラムの回転数を１倍、キャ
プスタンの回転数１倍、ＡＴ（オートマチックトラッキ
ング）を通常モード ２）２倍速再生でドラムの回転数を１倍、キャプスタン
の回転数を２倍、ＡＴを２倍モード ３）４倍速再生でドラムの回転数を２倍、キャプスタン
の回転数を４倍、ＡＴを４倍モード に切り替える。
【００１７】図５は本発明の実施例のタイミングを示す
図である。本実施例においては、巻き付け角度を９０度
近傍とした時の記録ヘッドと再生ヘッドの信号と再生ヘ
ッドのタイミングを示すものである。トラックを記録す
るために９０度以下とし、記録と再生のタイミングを重
ならなくするために、巻き付け角度と記録トラック記録
長さと２個の磁気記録ヘッド間の距離とは以下の関係に
しておけば良い。
図である。本実施例においては、巻き付け角度を９０度
近傍とした時の記録ヘッドと再生ヘッドの信号と再生ヘ
ッドのタイミングを示すものである。トラックを記録す
るために９０度以下とし、記録と再生のタイミングを重
ならなくするために、巻き付け角度と記録トラック記録
長さと２個の磁気記録ヘッド間の距離とは以下の関係に
しておけば良い。
【００１８】９０゜ ＞θｈ＋θｓ−θα ここに、θｈ：隣接する磁気記録ヘッドあるいは磁気再
生ヘッド間の角度 θｓ：隣接する磁気記録ヘッドと同時再生に使用する磁
気再生ヘッド間の最小角度 θα：隣接するトラック間の相対的なズレ角度 である。この配置にすれば、磁気記録ヘッド群と磁気再
生ヘッド群がそれぞれお互いに同時にヘリカルトラック
にオントラックする事がないのである。この配置を図６
の部分平面図に示す。
生ヘッド間の角度 θｓ：隣接する磁気記録ヘッドと同時再生に使用する磁
気再生ヘッド間の最小角度 θα：隣接するトラック間の相対的なズレ角度 である。この配置にすれば、磁気記録ヘッド群と磁気再
生ヘッド群がそれぞれお互いに同時にヘリカルトラック
にオントラックする事がないのである。この配置を図６
の部分平面図に示す。
【００１９】一方、磁気ヘッドの相対高さは図７に示す
図となる。図７において、Ｈｔは隣接するヘッド間の相
対高さ、Ｈｒｐは磁気記録ヘッドと磁気再生ヘッドの同
時再生におけるヘッド間高さである。これらを幾何学的
に求めると、 Ｈｔ＝ｒ＊π＊θｓ／１８０＊ｔａｎ（θｒ−θ0）＋
Ｐ ここに、ｒはドラム半径、Ｐはトラックピッチ、θｒは
トラック角度、θ0 はスチル角度である。
図となる。図７において、Ｈｔは隣接するヘッド間の相
対高さ、Ｈｒｐは磁気記録ヘッドと磁気再生ヘッドの同
時再生におけるヘッド間高さである。これらを幾何学的
に求めると、 Ｈｔ＝ｒ＊π＊θｓ／１８０＊ｔａｎ（θｒ−θ0）＋
Ｐ ここに、ｒはドラム半径、Ｐはトラックピッチ、θｒは
トラック角度、θ0 はスチル角度である。
【００２０】一方、Ｈｒｐは、 Ｈｒｐ＝ｒ＊π＊θｈ／１８０＊ｔａｎ（θｒ−θ0） に選ぶとヘリカルトラックにオントラックする。
【００２１】図８は２倍および４倍モード時の磁気再生
ヘッド出力の関係である。図８においてＥＰ１〜ＥＰ８
は磁気再生ヘッドＰ１〜Ｐ８がヘリカルトラックＴ１〜
Ｔ８を再生するときのエンベロープで、ＥＲ１〜ＥＲ４
は記録ヘッドＲ１〜Ｒ４の再生エンベロープである。再
生エンベロ−プＥＰ１〜ＥＰ４は、それぞれ、磁気再生
ヘッド取付角度θｓとトラックのずれ角θαの差の時間
だけそれぞれずれている。一方、磁気再生ヘッド群の略
々１８０゜位相をずらしているためにエンベロープのな
い期間が生じる。その後、磁気再生ヘッドＰ５〜Ｐ８の
エンベロープＥＰ５〜ＥＰ８を出力する。記録ヘッドの
エンベロープはヘリカルトラックを横切るために、１個
の山が生じることとなる。それの繰り返しである。この
様にして、４個の磁気再生ヘッドによりヘリカルトラッ
クを全て走査し、エンベロープとして全ての信号を読み
出すのである。
ヘッド出力の関係である。図８においてＥＰ１〜ＥＰ８
は磁気再生ヘッドＰ１〜Ｐ８がヘリカルトラックＴ１〜
Ｔ８を再生するときのエンベロープで、ＥＲ１〜ＥＲ４
は記録ヘッドＲ１〜Ｒ４の再生エンベロープである。再
生エンベロ−プＥＰ１〜ＥＰ４は、それぞれ、磁気再生
ヘッド取付角度θｓとトラックのずれ角θαの差の時間
だけそれぞれずれている。一方、磁気再生ヘッド群の略
々１８０゜位相をずらしているためにエンベロープのな
い期間が生じる。その後、磁気再生ヘッドＰ５〜Ｐ８の
エンベロープＥＰ５〜ＥＰ８を出力する。記録ヘッドの
エンベロープはヘリカルトラックを横切るために、１個
の山が生じることとなる。それの繰り返しである。この
様にして、４個の磁気再生ヘッドによりヘリカルトラッ
クを全て走査し、エンベロープとして全ての信号を読み
出すのである。
【００２２】一方、ＡＴを動作させ、記録されたヘリカ
ルトラックをひらう時には、トラックの軌跡からヘッド
が徐々にヘリカルトラック走行方向下側にＡＴとして振
る必要がある。一方、通常再生の状態では、最も下側に
振るのが同時再生である。特殊再生等においては通常ヘ
リカルトラックに記録されたディジタル信号を早く読む
ために、上流側へ磁気再生ヘッドを振り、信号の早読み
をする。したがって、磁気再生ヘッドがヘリカルトラッ
クから抜ける位置において、同時再生位置かあるいはそ
れよりも高い位置とするようトラッキング制御を掛ける
のである。その概略設定位置関係を図９に示す。すなわ
ち、記録ヘッドの抜ける位置でエンベロープが最小にな
るようトラッキングを掛けるのである。そうすると再生
ヘッド位置としては最大振幅時に同時再生位置に一致す
る。したがって、最小の振幅とする事ができる。
ルトラックをひらう時には、トラックの軌跡からヘッド
が徐々にヘリカルトラック走行方向下側にＡＴとして振
る必要がある。一方、通常再生の状態では、最も下側に
振るのが同時再生である。特殊再生等においては通常ヘ
リカルトラックに記録されたディジタル信号を早く読む
ために、上流側へ磁気再生ヘッドを振り、信号の早読み
をする。したがって、磁気再生ヘッドがヘリカルトラッ
クから抜ける位置において、同時再生位置かあるいはそ
れよりも高い位置とするようトラッキング制御を掛ける
のである。その概略設定位置関係を図９に示す。すなわ
ち、記録ヘッドの抜ける位置でエンベロープが最小にな
るようトラッキングを掛けるのである。そうすると再生
ヘッド位置としては最大振幅時に同時再生位置に一致す
る。したがって、最小の振幅とする事ができる。
【００２３】図１０は本発明の実施例における伝送信号
のやり取りを示す概略ブロック図である。回転する部分
に信号切り換え器１０１を設けることにより、９０゜ず
つ位相のずれた記録ヘッドＲ１、再生ヘッドＰ１、記録
ヘッドＲ３、再生ヘッドＰ５および記録ヘッドＲ２、再
生ヘッドＰ２、記録ヘッドＲ４、再生ヘッドＰ６は重な
らないために、回転するドラムの中の信号切り換え器１
０１により切り換えそれぞれ一本の信号線でやり取りが
できるのである。信号切り換え器１０１には切り換え信
号発生器１００からの信号により、切り換えるのであ
る。
のやり取りを示す概略ブロック図である。回転する部分
に信号切り換え器１０１を設けることにより、９０゜ず
つ位相のずれた記録ヘッドＲ１、再生ヘッドＰ１、記録
ヘッドＲ３、再生ヘッドＰ５および記録ヘッドＲ２、再
生ヘッドＰ２、記録ヘッドＲ４、再生ヘッドＰ６は重な
らないために、回転するドラムの中の信号切り換え器１
０１により切り換えそれぞれ一本の信号線でやり取りが
できるのである。信号切り換え器１０１には切り換え信
号発生器１００からの信号により、切り換えるのであ
る。
【００２４】ドラムの回転数の変化により、信号の周波
数が変化するために、ヘッドアンプ１０３に周波数によ
って、周波数特性を変化させる手段を有することは言う
までもない。本実施例では、ドラムの回転数が通常の回
転数の時、磁気再生ヘッドを２倍にして、通常再生で２
倍および４倍の速度で信号を取り出す例を示したが、磁
気再生ヘッドの数を４倍にすると通常のドラム回転数で
４倍の速度で信号が取り出せるのは言うまでもない。
数が変化するために、ヘッドアンプ１０３に周波数によ
って、周波数特性を変化させる手段を有することは言う
までもない。本実施例では、ドラムの回転数が通常の回
転数の時、磁気再生ヘッドを２倍にして、通常再生で２
倍および４倍の速度で信号を取り出す例を示したが、磁
気再生ヘッドの数を４倍にすると通常のドラム回転数で
４倍の速度で信号が取り出せるのは言うまでもない。
【００２５】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気記録再生装
置の磁気テープ情報を所定の数倍の速度で読み出すこと
ができ、その実用的効果は非常に大きい。
置の磁気テープ情報を所定の数倍の速度で読み出すこと
ができ、その実用的効果は非常に大きい。
【図１】本発明の実施例を示すドラム概略平面図
【図２】本発明の実施例のヘッドとヘリカルトラック関
係図
係図
【図３】本発明の実施例の概略信号処理ブロック図
【図４】本発明の実施例の概略制御部ブロック図
【図５】本発明の実施例のエンベロープ図
【図６】本発明の実施例のヘッド間相対位置説明図
【図７】本発明の実施例のヘッド高さ位置説明図
【図８】本発明の実施例における２倍、４倍速時のエン
ベロープ波形図
ベロープ波形図
【図９】本発明の実施例における２倍、４倍速時の磁気
ヘッド相対高さ説明図
ヘッド相対高さ説明図
【図１０】本発明の実施例における信号伝達経路概略図
【図１１】従来の磁気記録再生装置ドラムの概略平面図
【図１２】従来の磁気記録再生装置での２倍速時の磁気
ヘッドとヘリカルトラック位置関係説明図
ヘッドとヘリカルトラック位置関係説明図
【図１３】従来の磁気記録再生装置での２倍速時のエン
ベロープ説明図
ベロープ説明図
１ 回転ドラム ２ 磁気テープ ３ ドラム出口ポスト ４ ドラム入口ポスト Ａ１，Ａ２ バイモルフ Ｒ１〜Ｒ４ 磁気記録ヘッド Ｐ１〜Ｐ８ 磁気再生ヘッド Ｆ１，Ｆ２ フライングヘッド Ｏｓ スチル時の磁気ヘッド軌跡 ＯR 通常再生時の磁気ヘッド軌跡 Ｏ2R ２倍速再生時の磁気ヘッド軌跡 Ｔ１〜Ｔ８ ヘリカルトラック
Claims (5)
- 【請求項１】 ヘリカルなトラックを所定の速度で記録
再生するよう定めた磁気テープフォ−マットで記録され
た磁気テープ再生時に、所定の磁気テープ速度以上で再
生しかつ、前記磁気テープに記録された全信号の取り出
し可能な手段を有することを特徴とする磁気記録再生装
置。 - 【請求項２】 ２個の磁気記録ヘッドを一組とする磁気
記録ヘッド群と、記録トラック幅方向に可動可能に配置
した４個の磁気再生ヘッドを一組とする磁気再生ヘッド
群をそれぞれ交互に略々９０゜位相をずらして配置させ
ると共に、前記ヘッド群を回転させる手段とを少なくと
も有するヘッドドラム装置と、前記回転ドラムを所定の
回転速度で回転させるドラム駆動装置と、磁気テープを
複数の速度モードで走行させる走行装置とからなる特許
請求の範囲第１項記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項３】 磁気記録ヘッドと磁気再生ヘッドの内少
なくとも磁気記録ヘッドと同数の磁気再生ヘッドの動作
タイミングが重ならないことを特徴とする特許請求の範
囲第２項記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項４】 複数の磁気再生ヘッドの可動範囲内の一
端が同時再生位置とするようトラッキング制御すること
を特徴とする特許請求の範囲第２項記載の磁気記録再生
装置。 - 【請求項５】 少なくとも２個の磁気記録ヘッドと２個
の磁気再生ヘッドから得られる信号を１チャンネルで伝
送する手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第
２項記載の磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1935095A JPH08212697A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1935095A JPH08212697A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 磁気記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08212697A true JPH08212697A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11996948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1935095A Pending JPH08212697A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08212697A (ja) |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP1935095A patent/JPH08212697A/ja active Pending
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