JPH08212089A - オペレーティングシステムの制御方式 - Google Patents

オペレーティングシステムの制御方式

Info

Publication number
JPH08212089A
JPH08212089A JP1529895A JP1529895A JPH08212089A JP H08212089 A JPH08212089 A JP H08212089A JP 1529895 A JP1529895 A JP 1529895A JP 1529895 A JP1529895 A JP 1529895A JP H08212089 A JPH08212089 A JP H08212089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
device driver
interrupt
mouse
data
operating system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1529895A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Egami
卓 江上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1529895A priority Critical patent/JPH08212089A/ja
Publication of JPH08212089A publication Critical patent/JPH08212089A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチタスクOS上に1つのジョブとして別
のOSが起動している場合に、両方のOSでハードウェ
アリソースを共有するようにする。 【構成】 マルチタスクオペレーティングシステム(O
S1)上で別のオペレーティングシステム(OS2)を
動作させるオペレーティングシステムの制御方式におい
て、OS1側のデバイスドライバでデバイス管理を行
い、OS2側デバイスドライバにデータを渡すときに
は、OS2のデバイスドライバに対してソフトウェア割
り込みを発生させてデータを渡すようなデバイスドライ
バ構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パーソナルコンピュ
ータのオペレーティングシステム(OS)の制御方式、
特にそのデバイスドライバに関するもので、パーソナル
コンピュータ上で2つのOSが起動している場合に、ハ
ードウェアリソースを共有することができるようにした
ものである。
【0002】
【従来の技術】マルチタスクOSの中には、別のOSを
1つのジョブとして起動することで、2つのOSを利用
できるマルチOS環境となるものがある。図5に示すよ
うに、通常そのようなシステムでは、マルチタスクOS
(以下OS1と呼ぶ)1上にジョブとして起動された第
2のOS(以下OS2と呼ぶ)2は、閉じた独自のメモ
リ空間を持っており、ハードウェア等のリソースを共有
して使用することが困難である。また、OS1のデバイ
スドライバとOS2のデバイスドライバとではそれぞれ
独自の構造を持っているため、後に起動するOS2のデ
バイスドライバが、キーボードやマウス等のハードウェ
アデバイス管理を行っている。
【0003】通常のマウス、キーボード等のデバイスド
ライバの構造は、ハードウェア割り込みで駆動する常駐
プログラムである。マウス、キーボードによる入力が発
生すると、ハードウェア割り込みが発生し、その割り込
みにおける割り込みハンドラが入力に対する処理を行っ
ている。割り込みハンドラ内ではI/Oポートよりデー
タを読みだし、それに対する処理を行う。
【0004】図6に従来のオペレーティングシステムの
制御方式におけるデバイスドライバ構成を示す。ここで
はマウスに対する例を示している。図6に示すように、
従来方式ではマウス3からの入力が発生すると、OS1
のデバイスドライバ4が処理を行うことはなく、OS2
のデバイスドライバ5が割り込みに対する処理を行う。
従って、OS1に対してマウス入力を行うことができな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のマルチOS環境
では、基本となるOS1上で他のOS2の起動を行った
際、OS2のデバイスドライバ5がデバイス管理を行
う。そのため、前に起動しているOS1に対してキーボ
ード、マウスの入力を行いたい場合は、上で起動したO
S2を終了しなければならない。OS2が起動した後も
OS1のデバイスドライバ4でキーボード、マウスのハ
ードウェアデバイスの管理を行うと、上で起動したOS
2で、キーボード、マウスのデータを受け取ることがで
きなくなる。つまり、上記に示した従来のマルチOS環
境では、両方のOSでキーボード、マウス等のハードウ
ェアリソースを共有することが困難である。両方のOS
に対してキーボード、マウスの入力を行うためには、デ
バイスドライバを切り換えるか、ハードウェア的に別々
に接続された2台のキーボード、マウスを接続し、それ
ぞれのOSで別々のキーボード、マウスを使用する方法
をとる。
【0006】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたもので、OS1、OS2の両方が起動した状態
でキーボード、マウス等のハードウェアデバイスを共有
することが可能なデバイスドライバ構成を備えたオペレ
ーティングシステムの制御方式を得ようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るオペレー
ティングシステムの制御方式は、マルチタスクオペレー
ティングシステム(OS1)上で別のオペレーティング
システム(OS2)を動作させるようなオペレーティン
グシステムの制御方式において、OS1側のデバイスド
ライバでデバイス管理を行い、OS2側デバイスドライ
バにデータを渡すときには、OS2のデバイスドライバ
に対してソフトウェア割り込みを発生させてデータを渡
すようなデバイスドライバ構成を有するものである。
【0008】また、上記方式において、OS2のデバイ
スドライバに対するソフトウェア割り込みは、少なくと
も2つのデバイスドライバを1つの割り込みハンドラで
処理するようにしたものである。
【0009】また、上記方式において、OS2のデバイ
スドライバに対する割り込みは、少なくとも2つの同種
デバイスに対するデバイスドライバの1つをハードウェ
ア割り込み、他の1つをソフトウェア割り込みとして1
つの割り込みハンドラで処理するようにしたものであ
る。
【0010】また、上記方式において、OS2のデバイ
スドライバへのデータは、OS1のアプリケーションソ
フトウェアから与えられるようなされている。
【0011】
【作用】この発明におけるオペレーティングシステムの
制御方式は、OS2が起動したままの状態でOS1でも
キーボード入力、マウス入力を行えるようにするため
に、OS1のデバイスドライバでキーボード、マウスの
デバイス管理を行い、OS2に対する入力もOS1のデ
バイスドライバで一旦受け取ってOS2のデバイスドラ
イバに渡す。OS2に対してデータを渡すときは、OS
1のデバイスドライバがOS2のデバイスドライバに対
してソフトウェア割り込みを発生させてデータを渡す。
【0012】これにより、デバイスドライバを切り換え
たり、2台のキーボード、マウスを接続することなし
に、OS1、OS2の2つのOSに対するキーボード入
力、マウス入力が可能となる。OS2のデバイスドライ
バはハードウェアにはいっさい依存しないため簡潔に構
成できる。OS2のデバイスドライバはハードウェアや
割り込みの番号にも依存しないため、ハードウェアが変
わっても、OS1のデバイスドライバのみを作成し直せ
ばOS2のデバイスドライバを作成し直す必要がなくな
る。但し、本方式を実現するためには、OS1からOS
2に対する割り込みの発生とレジスタを用いたデータ交
換が可能でなければならない。
【0013】
【実施例】
実施例1.図1にマウスドライバを例にしたこの発明の
実施例1を示す。図1に示すシステムでは、マルチタス
クOS1上に別のOS2が1つのジョブとして起動して
いる。OS1のデバイスドライバ4がマウスデバイスの
管理を行っており、OS2のデバイスドライバはハード
ウェアにいっさい依存しない構成となっている。マウス
3からの入力は全てOS1のデバイスドライバ4が受け
取る。OS2がデータを必要とするときは、OS1、O
S2の両方のデバイスドライバで共有しているメモリ空
間6にOS2のデバイスドライバ5がフラグを立て、デ
ータ要求を出す。OS1のデバイスドライバ4は、共有
しているメモリ空間6を、マウス入力がある度に監視し
ており、フラグが立っているときはOS2のデバイスド
ライバ5にデータを渡す。OS1のデバイスドライバ4
がOS2のデバイスドライバ5に対してデータを渡す際
は、OS1のデバイスドライバ4がOS2の管理するソ
フトウェア割り込みを発生させてデータを渡す。OS1
のデバイスドライバ4が割り込みを発生させる際は、O
S2のデバイスドライバ5に渡したい値をレジスタにセ
ットして発生させる。OS2のデバイスドライバ5の割
り込みハンドラは、データをレジスタより受け取り、そ
れをマウス3のデータとして処理する。OS2でデータ
が不要となったときは、共有しているメモリ空間6のフ
ラグを落とす。
【0014】実施例2.図2に実施例2を示す。実施例
2は実施例1を拡張したものであり、OS2のデバイス
ドライバ5の1つの割り込みハンドラ内で複数のデバイ
スドライバの割り込みを処理し、デバイスドライバ5で
複数の機能を兼ねさせた実施例である。本実施例では、
OS2の1つのデバイスドライバ5は、ソフトウェア割
り込みによりデータ通知を受けるので、ハードウェアや
割り込みの番号に依存しない。そのため、OS1のデバ
イスドライバ4a、4bより通知されるデータの受け口
である割り込み番号をマウス3とタッチパネル7で同一
とし、同じ割り込みハンドラ内でマウス3とタッチパネ
ル7に対して別々の処理を行い、複数のデバイスドライ
バの機能を実現している。OS1のデバイスドライバ4
a、4bがデータをOS1に渡すかOS2に渡すかの判
断を行う際は、実施例1と同様にフラグで管理を行う。
OS2のデバイスドライバ5の割り込みハンドラは、割
り込みでデータを受け取ると、そのデータが、マウス3
のものかタッチパネル7のものかレジスタ内の値で判断
し、ハンドラ内でそれぞれに対応した処理を行う。
【0015】実施例3.図3に実施例3を示す。実施例
3は実施例2を拡張したものであり、ハードウェア割り
込みと同じ番号をソフトウェア割り込みとして発生さ
せ、複数の同一デバイスを利用可能とする実施例であ
る。図ではマウスドライバについて説明する。OS2に
ついてのみ2つのマウス3a、3bを使用する必要があ
るとき、OS2のマウスドライバ5は、マウス1からは
ハードウェアより直接割り込みを受ける通常のデバイス
ドライバとして動作する。しかし、マウス2からは実施
例1と同様の方法でOS1のデバイスドライバ4よりソ
フトウェア割り込みを発生させる。これにより、実施例
2と同様にマウス3aに対する割り込みとマウス3bに
対する割り込みを同一の割り込みハンドラ内で処理する
ことが可能となり、同じマウスに対する処理である場合
は重複したコードがメモリ上に常駐するのを避けること
ができる。OS2のデバイスドライバ5はハードからの
割り込みとソフトからの割り込みを区別する必要があ
る。それは、割り込みが発生した際のレジスタの値を確
認することで判断する。
【0016】実施例4.図4に実施例4を示す。実施例
4は実施例1を応用したものであり、OS2のデバイス
ドライバ5の構成は実施例1のものより共有メモリ空間
6の管理を省いただけである。OS1上のアプリケーシ
ョンソフトウェア8よりデータを送って、いかにもマウ
ス入力が発生したようにOS2に見せかける方法を示し
たものである。OS2のデバイスドライバ5がハードウ
ェアに依存しない構造になっているため、OS1上のア
プリケーションソフトウェア8よりOS2のデバイスド
ライバ5にソフトウェア割り込みを発生させてデータを
渡すことが可能である。OS2ではマウスからの入力が
発生したときと同様の動作を行う。この実施例4はキー
ボードドライバに適用すると有効である。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によるパーソナル
コンピュータのマルチタスクOS上で他のOSが1つの
ジョブとして起動している際、両方のOSでハードウェ
アデバイスが簡単に共用できるようになる。
【0018】また、複数のデバイスドライバを1つの割
り込みハンドラで処理することにより1つのデバイスド
ライバで複数のデバイスドライバ機能を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係るオペレーティング
システムの制御方式に使用されるデバイスドライバ構成
を示す図である。
【図2】 この発明の実施例2に係るオペレーティング
システムの制御方式に使用されるデバイスドライバ構成
を示す図である。
【図3】 この発明の実施例3に係るオペレーティング
システムの制御方式に使用されるデバイスドライバ構成
を示す図である。
【図4】 この発明の実施例4に係るオペレーティング
システムの制御方式に使用されるデバイスドライバ構成
を示す図である。
【図5】 マルチタスクOS上に1つのジョブとして別
のOSを起動することができるシステムを示す図であ
る。
【図6】 従来のオペレーティングシステムの制御方式
におけるデバイスドライバ構成を示す図である。
【符号の説明】
1 マルチタスクOS(OS1)、2 マルチタスクO
S上で動作するOS(OS2)、3 マウス、4 OS
1のデバイスドライバ、5 OS2のデバイスドライバ
、6 OS1とOS2が共有できるメモリ空間、7
タッチパネル、8 ハードウェアデータを発生するアプ
リケーションソフトウェア。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチタスクオペレーティングシステム
    (OS1)上で別のオペレーティングシステム(OS
    2)を動作させるようなオペレーティングシステムの制
    御方式において、OS1側のデバイスドライバでデバイ
    ス管理を行い、OS2側デバイスドライバにデータを渡
    すときには、OS2のデバイスドライバに対してソフト
    ウェア割り込みを発生させてデータを渡すようなデバイ
    スドライバ構成を有することを特徴とするオペレーティ
    ングシステムの制御方式。
  2. 【請求項2】 OS2のデバイスドライバに対するソフ
    トウェア割り込みは、少なくとも2つのデバイスドライ
    バを1つの割り込みハンドラで処理するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のオペレーティングシステム
    の制御方式。
  3. 【請求項3】 OS2のデバイスドライバに対する割り
    込みは、少なくとも2つの同種デバイスに対するデバイ
    スドライバの1つをハードウェア割り込み、他の1つを
    ソフトウェア割り込みとして1つの割り込みハンドラで
    処理するようにしたことを特徴とする請求項1記載のオ
    ペレーティングシステムの制御方式。
  4. 【請求項4】 OS2のデバイスドライバへのデータ
    は、OS1のアプリケーションソフトウェアから与えら
    れるようなされていることを特徴とする請求項1〜請求
    項3のいずれか一項記載のオペレーティングシステムの
    制御方式。
JP1529895A 1995-02-01 1995-02-01 オペレーティングシステムの制御方式 Pending JPH08212089A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1529895A JPH08212089A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 オペレーティングシステムの制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1529895A JPH08212089A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 オペレーティングシステムの制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08212089A true JPH08212089A (ja) 1996-08-20

Family

ID=11884924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1529895A Pending JPH08212089A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 オペレーティングシステムの制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08212089A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100822389B1 (ko) * 2000-03-02 2008-04-16 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 정보처리장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100822389B1 (ko) * 2000-03-02 2008-04-16 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 정보처리장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8201170B2 (en) Operating systems are executed on common program and interrupt service routine of low priority OS is modified to response to interrupts from common program only
KR101019937B1 (ko) 보안 운영 시스템 스위칭
CN1037984A (zh) 在中央处理机间有同等关系的数据处理系统
JPH0430053B2 (ja)
JPH06100956B2 (ja) ポインタ制御を行うための装置
JP2655615B2 (ja) 情報処理装置
CN1325511A (zh) 处理设备
US4851992A (en) Register/saving/restoring system for saving and restoring data in a register of a slave processor
US20080010517A1 (en) Apparatus and methods for improved computer system error reporting and management
JPH05216693A (ja) 仮想記憶間連絡機能を与える方法および装置
JPH08212089A (ja) オペレーティングシステムの制御方式
EP1616257B1 (en) Operating systems
Maekawa et al. Experimental polyprocessor system (EPOS)—Architecture
Springer PVM support for clusters
CN114020342B (zh) 嵌入式设备的启动方法、装置、嵌入式设备及存储介质
JPH0744276A (ja) 情報処理装置
JPH01300364A (ja) マルチプロセッサ方式
KR100477138B1 (ko) 퍼스널컴퓨터시스템
AU2000256911A1 (en) Multi-user computer
JP3394834B2 (ja) マルチプロセッサシステムを構成する装置のデバッグ方式
JP2601359B2 (ja) 並行処理マイクロプロセッサ
KR920003181B1 (ko) 하드웨어 상태 전환 제어방식
JPH05108374A (ja) マルチタスク実行装置
JPH07120343B2 (ja) マルチプロセッサシステム
JPH09204313A (ja) 高性能マルチプロセッサ・システム用割り込みシステムを選択するシステムおよび方法