JPH08211558A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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Publication number
JPH08211558A
JPH08211558A JP1784995A JP1784995A JPH08211558A JP H08211558 A JPH08211558 A JP H08211558A JP 1784995 A JP1784995 A JP 1784995A JP 1784995 A JP1784995 A JP 1784995A JP H08211558 A JPH08211558 A JP H08211558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
film
lens
locking
operating shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP1784995A
Other languages
English (en)
Inventor
Fuminori Kawamura
文詔 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP1784995A priority Critical patent/JPH08211558A/ja
Publication of JPH08211558A publication Critical patent/JPH08211558A/ja
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ付きフイルムユニットから写真フイル
ムパトローネを取り出す際に蓋部材を確実に閉じる。 【構成】 底蓋開放金具8の挿入経路にスライド板35
の下端部を位置させる。上板6aに操作軸20を回動自
在に取り付ける。操作軸20にキー26を形成して、写
真フイルムパトローネ10の蓋部材14のキー穴15に
連結させる。操作軸20に係止突起27を形成する。こ
の係止突起27に係止するロックレバー33を上板6a
に取り付ける。トグルバネ30によりロックレバー33
の一端部33aをスライド板35の上端部側縁に係止さ
せて、ロックレバー33をロック位置に保持する。トグ
ルバネ30により操作軸20を蓋部材14の閉じ方向に
回転するように付勢する。スライド板35に切欠き40
を設ける。 【効果】 底蓋開放金具8で底板5を開けると、スライ
ド板35,ロックレバー33,トグルバネ30を介して
操作軸20が回転し、蓋部材14を閉じ位置にセットす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フイルム通路を開閉す
る蓋部材を備えた写真フイルムパトローネを装填するレ
ンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズやシャッタ機構,フイルム巻
上げ機構等の簡単な撮影機構を備え、予め写真フイルム
パトローネが装填されたレンズ付きフイルムユニットが
本出願人より製造販売されている。このレンズ付きフイ
ルムユニットは、気軽に購入して写真撮影が楽しめるよ
うに、構成部品のほとんどをプラスチック部品にして、
その製造コストを安価にしている。また、写真フイルム
パトローネも従来はパトローネに金属板を用いていた
が、コストや省資源等の環境問題の面からリサイクルの
容易なプラスチック製のものが多数提案されている。こ
のような写真フイルムパトローネとしては、パトローネ
をプラスチックで形成し、フイルム通路の遮光には、フ
イルム通路を開放する開き位置とフイルム通路を遮断す
る閉じ位置との間で回動自在とされたプラスチック製の
蓋部材を組み込んだものがある。
【0003】また、このようなプラスチック製の写真フ
イルムパトローネをレンズ付きフイルムユニットに使用
して、レンズ付きフイルムユニットに更なるリサイクル
適正の向上を図るための提案も多数なされている。この
ような提案のうち、特開平6−130558号公報記載
のレンズ付きフイルムユニットでは、パトローネを取り
出す際に開放される底蓋にパトローネの蓋部材とも係合
されるロック部材を設け、このロック部材が底蓋をロッ
クしているときには蓋部材は開き位置にあり、ロック部
材を解除したときには蓋部材が閉じ位置に回転するよう
にしている。これにより、写真フイルムパトローネを取
り出す際には必ず蓋部材が閉じ位置にあるので、写真フ
イルムに光もれによるカブリが発生することはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蓋部材
の回転も行うロック部材を底蓋に設けると、底蓋の厚み
が増すことになりレンズ付きフイルムユニットが高さ方
向で大型化してしまうという問題がある。また、底蓋を
開放する際にはロック部材を解除するという作業が増え
るため、大量にレンズ付きフイルムユニットの現像処理
を行う際には、煩わしさと作業効率の悪化とを招いてし
まうという問題がある。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであり、
大型化することなく、しかも簡単な操作により写真フイ
ルムパトローネの蓋部材を閉じることができるようにし
たレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットは、蓋
部材の軸端部に連係され、蓋部材とともに回転する操作
軸と、操作軸を蓋部材の閉じ方向に付勢する付勢部材
と、この付勢部材に抗して操作軸に係止し、操作軸を蓋
部材開き位置に保持する係止部材と、この係止部材の係
止を解除する係止解除部材とを備えたものである。
【0007】また、請求項2記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、蓋部材の軸端部に連係され、蓋部材ととも
に回転する操作軸と、操作軸を蓋部材の閉じ方向に付勢
する付勢部材と、この付勢部材に抗して操作軸に係止
し、操作軸を蓋部材開き位置に保持する係止部材と、底
蓋開放部材の挿入時にこの部材に押されて、操作軸と係
止部材と係止を解除する係止解除部材とを備えたもので
ある。
【0008】また、請求項3記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、操作軸に係止部を形成し、係止部材をレバ
ーから構成し、このレバーを前記係止部に係止する位置
とこの位置から退避した位置との間で変位自在にし、係
止解除部材をスライド板から構成し、このスライド板の
一部を底蓋開放部材の挿入経路に突出させて底蓋開放部
材の挿入によりスライド変位させたものである。
【0009】また、請求項4記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、蓋部材の軸端部に連係され、蓋部材ととも
に回転する操作軸と、操作軸を蓋部材の閉じ方向に付勢
する付勢部材と、この付勢部材に抗して操作軸に係止
し、操作軸を蓋部材開き位置に保持する係止部材と、底
蓋の開放に連動して開放初期に変位し、この変位により
係止部材を係止解除位置に変位させる係止解除部材とを
備えたものである。
【0010】また、請求項5記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、操作軸に係止部を形成し、係止部材をレバ
ーから構成し、このレバーを前記係止部に係止する位置
とこの位置から退避した位置との間で変位自在にし、係
止解除部材をスライド板から構成し、このスライド板を
底蓋の開放に連動させてスライド変位させたものであ
る。
【0011】
【作用】撮影済みのレンズ付きフイルムユニットからパ
トローネを取り出す場合には、底蓋開放部材が底蓋とパ
トローネ収納部との間に挿入される。この挿入により係
止解除部材が変位して、係止部材と操作軸との係止を解
除する。操作軸の係止が解除されると、付勢部材により
操作軸は蓋部材の閉じ方向に回転する。この回転により
蓋部材も閉じ方向に回転して、閉じ位置にセットされ
る。また、係止解除部材を底蓋開放部材の挿入により変
位させる代わりに、底蓋の開放操作に連動させることに
より、底蓋が少し開けられると係止解除部材が変位し
て、操作軸と係止部材との係止が解除され、蓋部材が閉
じ位置に確実にセットされる。
【0012】
【実施例】本発明を用いたレンズ付きフイルムユニット
のユニット本体及びこれに装填して用いられる写真フイ
ルムパトローネの一部を示す図2において、ユニット本
体2は、周知のように樹脂成形された本体基部と、その
前面,背面に被せられる前カバー,後カバーとから構成
されており、更に、本体基部にはシャッタ羽根を含むシ
ャッタ機構やフイルム巻き上げ機構のほか、ストロボユ
ニット等が組み込まれている。前カバーは本体基部に組
み付けられたシャッタ機構等を覆い、また後カバーは本
体基部の背面側を光密に覆う。
【0013】ユニット本体2には、装飾を兼ねた紙製の
保護カバー3が被せられている。保護カバー3には図示
しないミシン目が形成されており、撮影済みのパトロー
ネを取り出す際に、このミシン目に沿って保護カバー3
が破られるとともに、底蓋5が開けられる。底蓋5は、
ユニット本体2に設けられたパトローネ収納部6を光密
に塞ぐもので、ヒンジ部7を介してユニット本体2の後
カバーに取り付けられている。なお、底蓋5には遮光リ
ブや係止爪などが形成されているが、図面の煩雑化をさ
ける意味でこれらは図示を省略している。
【0014】底蓋5を開ける場合には底蓋開放金具8が
用いられる。底蓋開放金具8はU字状の底板挟持部8a
を備えている。この底板挟持部8aの先端は楔状に形成
されており、これが底蓋5とユニット本体2との隙間に
挿入される。この挿入後に底蓋開放金具8が底蓋5の開
放方向に操作され底蓋5が開けられる。なお、このよう
な底蓋開放金具8を用いる代わりに、ドライバー等を用
いて底蓋5をこじ開けるようにしてもよい。
【0015】図1及び図3に示すように、フイルムパト
ローネ10は、樹脂の成形品からなるケース11a,1
1bと、その中に回転自在に収納され写真フイルム12
が巻きつけられたスプール13と、フイルムパトローネ
10内を遮光する蓋部材14とを主要部品として構成さ
れており、この他に図示しない蓋部材のロック装置や表
示装置,バーコード板17等を備えている。このフイル
ムパトローネ10は、スプール13をフイルム12の送
り出し方向に回転することにより写真フイルム12の先
端がフイルムパトローネ10のフイルム通路16から出
るように構成されている。
【0016】前記ロック装置は、蓋部材14の上部軸端
に形成したキー穴15の係合切欠き15aに係止して、
蓋部材14を閉じ位置に保持する。また、表示装置は、
未使用,撮影済み,現像済み等の写真フイルムの使用状
態を表示窓18a(図2参照)に表示する。図1に示す
ように、バーコード板17は写真フイルム12のフイル
ム感度,撮影可能枚数,フイルム種類等を表すバーコー
ドを円盤に記録して構成されており、ケース11aの窓
18bからバーコードが現れるようになっている。
【0017】蓋部材14は、ケース11a,11bの合
わせ目に形成されたフイルム通路16内に回動自在に組
み込まれており、軸端部には蓋部材14をフイルムパト
ローネ10の外部から回動させるためにキー穴15が形
成されている。このキー穴15はケース11a,11b
の両端部の軸孔11cから外部に露出するようにされて
いる。このキー穴15に操作軸20を嵌め込んで回動す
ることにより、蓋部材14は、図3に示すようにフイル
ム通路16を開放した開き位置と、図4に示すようにフ
イルム通路16を光密に遮断した閉じ位置との間で変位
する。この開き位置と閉じ位置との間の回動角度は約7
0°に設定されている。
【0018】図1に示すように、パトローネ収納部6の
上板6aには、巻き上げノブ取付ボス21と操作軸取付
孔22とロックレバー取付ピン23とが設けられてい
る。巻き上げノブ取付ボス21には巻き上げノブ24が
回動自在に取り付けられ、巻き上げノブ24の係合軸2
4aがフイルムパトローネ10のスプール係合部13a
に嵌まるようになっている。
【0019】操作軸取付孔22には操作軸20が回動自
在に取り付けられる。操作軸20はキー26が一体的に
形成されており、このキー26は蓋部材14のキー穴1
5の係合切欠き15aに嵌まるようになっている。操作
軸20には係止突起27が一体的に形成されている。係
止突起27は操作軸20の軸心に交差する方向でその上
端部から突出するように設けられている。また、操作軸
20の上端部の外周にはトグルバネ30の取付ブラケッ
ト31が延設されている。取付ブラケット31には取付
ピン32が操作軸20の軸心に平行に設けられており、
この取付ピン32にトグルバネ30の取付リング30a
が入れられる。
【0020】ロックレバー取付ピン23にはロックレバ
ー33が回動自在に取り付けられる。ロックレバー33
にはバネ取付ピン34が形成されており、これにトグル
バネ30の取付リング30bが入れられる。トグルバネ
30は、操作軸20を蓋部材14の閉じ方向(反時計方
向)に付勢するとともに、ロックレバー33をロック解
除方向(反時計方向)に回転するように付勢する。
【0021】ロックレバー33の一方の端部はスライド
板係合部33aとなっており、スライド板35の上端部
側縁に当接している。この状態では、図5及び図6に示
すように他方の端部の係止突起係合部33bが係止突起
27に係止している。この係止により操作軸20は蓋部
材14を開き位置にセットした状態になっている。
【0022】図1に示すように、スライド板35には長
孔36,37が形成されている。ユニット本体2には、
その前側にガイドピン38及び取付ピン39が突出して
形成されており、これらピン38,39が長孔36,3
7に入り込むことで、スライド板35はユニット本体2
に上下方向で移動自在に取り付けられる。取付ピン39
はスライド板35を取り付けた後にその上端部がかしめ
られ、スライド板35の脱落が阻止されている。更に、
スライド板35は図示しないコイルバネによって下方に
付勢されており、この状態ではスライド板35の上端部
側縁35aにスライド板係合部33aが当接している。
この状態ではロックレバー33によって、図6に示すよ
うに操作軸20を介して蓋部材14を開き位置にロック
している。
【0023】スライド板35の上端部側縁35aには切
欠き40が形成されている。図7に示すように、スライ
ド板35が上方に変位したときに、この切欠き40にロ
ックレバー33のスライド板係合部33aが入り込む。
これにより、ロックレバー33の係止突起係合部33b
と係止突起27との係止が解除される。そして、図8に
示すように、操作軸20は反時計方向に回転して蓋部材
14を閉じ位置にセットする。
【0024】図1に示すように、未使用の写真フイルム
パトローネ10をパトローネ収納部6にセットする場合
には、蓋部材14のキー穴15と操作軸20のキー26
とを一致させる必要がある。操作軸20はロックレバー
33によるロック状態では、そのキー26の位置が蓋部
材14の開き位置となっているため、暗室内で写真フイ
ルムパトローネ10の蓋部材14を開き位置にした状態
でパトローネ収納部6に装填する。
【0025】次に、本実施例の作用を説明する。図1に
示すように、底蓋開放金具8の先端8aが挿入される
と、この先端8aでスライド板35の下端部が上方に押
される。これにより、図7に示すように、切欠き40に
スライド板係合部33aが入り込んで、ロックレバー3
3が反時計方向に回転する。そして、係止突起27とロ
ックレバー33との係止が解除され、操作軸20はトグ
ルバネ30の付勢によって反時計方向に回転する。この
操作軸20の回転により、図8に示すように、蓋部材1
4が閉じ位置にセットされ、フイルム通路16が光密に
閉じられる。この後、図2に示すように、底蓋5が完全
に開けられて、写真フイルムパトローネ10が取り出さ
れる。
【0026】次に、図9に示すように、底蓋5の開放に
連動させて、スライド板50を変位させるようにした実
施例について説明する。操作軸51には、ねじりバネ5
2が取り付けられている。このねじりバネ52は、操作
軸51を反時計方向に回転するように付勢する。これに
より、操作軸51に連係される蓋部材も閉じ位置側に回
転するように付勢される。また、スライド板50は前記
実施例と同じようにガイドピン38,取付ピン39を介
して、ユニット本体53の前側に上下方向で移動自在に
取り付けられている。このスライド板50は図示しない
コイルバネで下方に付勢されている。スライド板50の
下端部50aは底板54に当接しており、底板54が閉
じられた状態ではスライド板50の上端部50bが上板
55から少し突出している。
【0027】ロックレバー56は上板55に取付ピン5
7を介して回動自在に取り付けられている。ロックレバ
ー56の一端部56aはスライド板50の上端部50b
に係止しており、この状態では、他端部56bが操作軸
51の係止突起60に係止して、操作軸51を蓋部材の
開き位置に保持している。
【0028】図9(B)に示すように、底蓋54を開け
ると、この開放初期にスライド板50が下方に突出す
る。これによりロックレバー56が変位して、操作軸5
1の係止が解除される。操作軸51はコイルバネ52の
付勢で反時計方向に回転し、これにより蓋部材が閉じ位
置にセットされる。これらの一連の動作は底蓋54を開
放する開放初期に行われるため、この状態では底蓋54
によるパトローネ収納部の遮光性は確保されている。し
たがって、写真フイルムに光もれによるカブリが発生す
ることがない。
【0029】なお、図1に示す実施例において、底蓋開
放金具8の挿入によりスライド板35を変位させる代わ
りに、図9に示す実施例のように、底蓋54の開放に連
動させてスライド板を変位させるようにしてもよい。ま
た、図9に示す実施例において、底蓋54の開放に連動
させる代わりに、図1に示す実施例のように底蓋開放金
具8の挿入に連動させてスライド板を変位させるように
してもよい。
【0030】また、上記実施例では、トグルバネ30や
ねじりバネ52を用いたが、この他に操作軸20,51
を蓋部材14の閉じ方向に付勢することができるもので
あれば、コイルバネや板バネ等を用いてもよい。また、
スライド板35,50とロックレバー33,56との連
動を円滑にするために、ロックレバー33,56にロッ
ク解除方向に付勢するコイルバネやねじりバネ等の付勢
手段を設けてもよい。
【0031】また、上記実施例では、底蓋開放金具8の
挿入や底蓋54の開放によりスライド板35,50を変
位させてロックレバー33,56の係止を解除するよう
にしたが、この他に、図示は省略したが揺動レバーや押
圧ピン等によってロックレバーのロックを解除するよう
にしてもよい。この場合には、これらレバーやピンの操
作端部をユニット本体の外部から操作できるように構成
する。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、蓋部材の軸端部に連係
されて蓋部材とともに回転する操作軸を蓋部材の閉じ方
向に付勢しておき、係止部材により操作軸を蓋部材開き
位置に保持させておき、係止解除部材により係止部材の
ロックを解除するようにしたから、簡単な構成で蓋部材
を確実に閉じ位置にセットすることができる。
【0033】また、係止解除部材を底蓋開放金具の挿入
や底蓋の開放に連動させたから、底蓋を開ける操作を行
うことにより蓋部材を確実に閉じることができ、別に蓋
部材を閉じる操作を行う必要もない。
【0034】前記係止部材をレバーから構成し、このレ
バーを前記係止部に係止する位置とこの位置から退避し
た位置との間で変位自在にしたから、操作軸の係止と係
止解除とを確実に行うことができる。また、係止解除部
材をスライド板から構成し、このスライド板を底蓋開放
部材の挿入経路に突出させて底蓋開放部材の挿入により
スライド変位させたから、底蓋開放金具の挿入により蓋
部材を閉じ位置に確実にセットすることができる。
【0035】また、スライド板を底蓋の開放に連動させ
てスライド変位させたから、底蓋を開けると、これに連
動して蓋部材を閉じ位置にセットすることができる。し
かも、スライド板を底蓋の先端部で当接させることによ
り、底蓋の僅かな開放変位でスライド板を変位させるこ
とができ、写真フイルムに光もれによるカブリが発生す
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の要部を示す分解斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの底蓋を開けた状
態を示す斜視図である。
【図3】蓋部材が開き位置にある写真フイルムパトロー
ネを示す断面図である。
【図4】蓋部材が閉じ位置のときのフイルム通路を示す
要部断面図である。
【図5】ロックレバーが操作軸に係止した状態を示す斜
視図である。
【図6】ロックレバーが操作軸に係止した状態を示す平
面図である。
【図7】ロックレバーが操作軸の係止を解除した状態を
示す斜視図である。
【図8】ロックレバーが操作軸の係止を解除した状態を
示す平面図である。
【図9】他の実施例を示す斜視図であり、(A)は係止
状態を、(B)は係止解除状態を示している。
【符号の説明】
2 ユニット本体 5,54 底蓋 6 パトローネ収納部 10 写真フイルムパトローネ 14 蓋部材 15 キー穴 16 フイルム通路 20,51 操作軸 27,60 係止突起 30 トグルバネ 33,56 ロックレバー 40,50 スライド板 52 ねじりバネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム通路を遮断する閉じ位置と開放
    する開き位置との間で回動自在な蓋部材を有する写真フ
    イルムパトローネを収納したレンズ付きフイルムユニッ
    トにおいて、 前記蓋部材の軸端部に連係され、蓋部材とともに回転す
    る操作軸と、操作軸を蓋部材の閉じ方向に付勢する付勢
    部材と、この付勢部材に抗して操作軸に係止し、操作軸
    を蓋部材開き位置に保持する係止部材と、この係止部材
    の係止を解除する係止解除部材とを備えたことを特徴と
    するレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 フイルム通路を遮断する閉じ位置と開放
    する開き位置との間で回動自在な蓋部材を組み込んだパ
    トローネを収納するパトローネ収納部と、このパトロー
    ネ収納部を塞ぐ底蓋とを備え、底蓋とパトローネ収納部
    との間に底蓋開放部材を挿入して底蓋を開き、撮影済み
    のパトローネを取り出すようにしたレンズ付きフイルム
    ユニットにおいて、 前記蓋部材の軸端部に連係され、蓋部材とともに回転す
    る操作軸と、操作軸を蓋部材の閉じ方向に付勢する付勢
    部材と、この付勢部材に抗して操作軸に係止し、操作軸
    を蓋部材開き位置に保持する係止部材と、前記底蓋開放
    部材の挿入時にこの部材に押されて、操作軸と係止部材
    との係止を解除する係止解除部材とを備えたことを特徴
    とするレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のレンズ付きフイルムユニ
    ットにおいて、 前記操作軸に係止部を形成し、前記係止部材をレバーか
    ら構成し、このレバーを前記係止部に係止する位置とこ
    の位置から退避した位置との間で変位自在にし、係止解
    除部材をスライド板から構成し、このスライド板の一部
    を前記底蓋開放部材の挿入経路に突出させて底蓋開放部
    材の挿入によりスライド変位させたことを特徴とするレ
    ンズ付きフイルムユニット。
  4. 【請求項4】 フイルム通路を遮断する閉じ位置と開放
    する開き位置との間で回動自在な蓋部材を組み込んだパ
    トローネを収納するパトローネ収納部と、このパトロー
    ネ収納部を塞ぐ底蓋とを備え、この底蓋を開いて撮影済
    みのパトローネを取り出すようにしたレンズ付きフイル
    ムユニットにおいて、 前記蓋部材の軸端部に連係され、蓋部材とともに回転す
    る操作軸と、操作軸を蓋部材の閉じ方向に付勢する付勢
    部材と、この付勢部材に抗して操作軸に係止し、操作軸
    を蓋部材開き位置に保持する係止部材と、前記底蓋の開
    放に連動して開放初期に変位し、この変位により係止部
    材を係止解除位置に変位させる係止解除部材とを備えた
    ことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のレンズ付きフイルムユニ
    ットにおいて、 前記操作軸に係止部を形成し、前記係止部材をレバーか
    ら構成し、このレバーを前記係止部に係止する位置とこ
    の位置から退避した位置との間で変位自在にし、係止解
    除部材をスライド板から構成し、このスライド板を前記
    底蓋の開放に連動させてスライド変位させたことを特徴
    とするレンズ付きフイルムユニット。
JP1784995A 1995-02-06 1995-02-06 レンズ付きフイルムユニット Pending JPH08211558A (ja)

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JP1784995A JPH08211558A (ja) 1995-02-06 1995-02-06 レンズ付きフイルムユニット

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JP1784995A JPH08211558A (ja) 1995-02-06 1995-02-06 レンズ付きフイルムユニット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5748989A (en) * 1997-04-08 1998-05-05 Eastman Kodak Company One-time-use camera with manual control lever and bi-directional overcenter spring for closing movable light shield of film cassette

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5748989A (en) * 1997-04-08 1998-05-05 Eastman Kodak Company One-time-use camera with manual control lever and bi-directional overcenter spring for closing movable light shield of film cassette

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