JPH08211446A - 暗箱の構造 - Google Patents

暗箱の構造

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Publication number
JPH08211446A
JPH08211446A JP7036005A JP3600595A JPH08211446A JP H08211446 A JPH08211446 A JP H08211446A JP 7036005 A JP7036005 A JP 7036005A JP 3600595 A JP3600595 A JP 3600595A JP H08211446 A JPH08211446 A JP H08211446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
attached
traveling state
light shielding
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7036005A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kanbayashi
秀樹 神林
Masanori Hasuda
雅徳 蓮田
Naoki Kitaoka
直樹 北岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP7036005A priority Critical patent/JPH08211446A/ja
Publication of JPH08211446A publication Critical patent/JPH08211446A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッター羽根走行状態検出部における撮影
光の反射を防止し、撮影された写真の質の低下を防止す
る。 【構成】 露出開口部を開閉することにより記録媒体へ
の露光時間を制限するシャッター羽根と、露出開口部以
外から記録媒体へ漏光する光を遮光する遮光壁と、遮光
壁の一部に形成された切欠部に取り付けられ、シャッタ
ー羽根の走行状態を検出するシャッター羽根走行状態検
出部と、切欠部の少なくとも一部を塞ぐ遮光部材とを具
備し、シャッター羽根走行状態検出部の少なくとも一部
をカバーするように遮光部材を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッター羽根の走行
状態を検出する機能を有するフォーカルプレーンシャッ
ターに最適な暗箱の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、1/8000秒などシャッターの
高速化が重要な仕様になりつつあると共に、ストロボの
使用が多くなり、明るい環境での作画が可能なように、
ストロボ同調速度の高速化が必要となっている。この目
的のためには、バネ力を高めて各幕の走行速度を飛躍的
に速くせざるを得ず、かつ先幕および後幕の形成するス
リット幅も狭くなるように制御しなくてはならない。そ
のために、1/8000秒を超える高速秒時の場合に
は、正確に制御しても所望のシャッター秒時が得られな
い可能性がある。また、この様な現象は、フィルムを現
像して初めて発見できる現象である。この欠点を改善す
るために、シャッターにシャッター羽根の走行状態検出
部(以下モニター部と称する)を設けて、シャッター秒
時の検査ができるように構成したカメラが、たとえば実
願平5−46218号に提案されている。以下、シャッ
ター羽根の走行状態を検出することをモニターと称す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の暗箱の構造で
は、モニター部を実際にカメラの中に物理的に組み込む
方法については特に考慮されておらず、次に記すような
課題が発生していた。
【0004】シャッター羽根のモニター用としてフォト
リフレクターをシャッターに取り付ける。シャッター羽
根は、駆動エネルギーの軽減や機構振れの軽減のため
に、なるべく軽量化した方が有利である。そのためには
シャッター羽根の長さをなるべく短くした方が良く、よ
ってフォトリフレクターも露出開口部のなるべく近傍に
設置されることが望ましい。
【0005】しかし、シャッターユニットがカメラに組
み込まれた状態においては、ミラーを収めたミラーボッ
クスの壁が、シャッターの露出開口部端面付近の直前に
位置し、フォトリフレクターと干渉する。これを避ける
ためには、ミラーボックスの壁に切り欠きを設ければ良
いが、このときに次のような問題が生じる。
【0006】フォトリフレクターには、金属光沢を持っ
た電圧出力用の接続ピンが数本付いており、ここにハン
ダ付けによってリード線あるいはフレキシブルプリント
基板が取り付けられる。撮影光が通るミラーボックスの
壁は反射防止のための塗装や加工が通常は施されるが、
フォトリフレクターの所だけは金属光沢を持ったものが
露出しているために光が反射したり、漏光を起こしたり
する可能性がある。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、シャッター羽根走行状態検出部における撮影光
の反射を防止し、撮影された写真の質の低下を防止する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の暗箱の構造は、露出開口部を開閉すること
により記録媒体への露光時間を制限するシャッター羽根
と、露出開口部以外から記録媒体へ漏光する光を遮光す
る遮光壁と、遮光壁の一部に形成された切欠部に取り付
けられ、シャッター羽根の走行状態を検出するシャッタ
ー羽根走行状態検出部と、切欠部の少なくとも一部を塞
ぐ遮光部材とを具備し、シャッター羽根走行状態検出部
の少なくとも一部をカバーするように、遮光部材を設け
るように構成されている。
【0009】
【作用】上記構成の暗箱の構造においては、シャッター
羽根走行状態検出部の少なくとも一部をカバーするよう
に、遮光部材を設けたので、シャッター羽根走行状態検
出部における撮影光の反射を防止し、撮影された写真の
質の低下を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
するが、その前に本発明の技術的背景について説明す
る。
【0011】シャッターがカメラに組み込まれるときに
は、図2に示すようにミラー2が収められているミラー
ボックス1の壁1aの位置と、露出開口部8aの近傍に
設けられたフォトリフレクター3の位置とが干渉する。
なお、露出開口部8aは、シャッターユニット8の一部
に形成された長方形の貫通口であり、記録媒体への撮影
光を通過させる。
【0012】この問題を避けるためには、まずミラーボ
ックス1の壁1aを露出開口部8aぎりぎりの位置にま
で寄せる方法が考えられるが、フィルム面直前の露出開
口部8aのすぐ近くに壁1aを配置することは、光の乱
反射等による画質の低下が考えられることと、ミラー2
を保持している枠およびミラー2の駆動機構系のための
スペースが確保できなくなる等の理由により好ましくな
い。
【0013】次に、ミラーボックス1の壁1aは、シャ
ッターユニット8の露出開口部8aよりやや離して配置
し、この壁1aにモニター部設置用の切り欠きを設ける
ことが考えられる。しかし、このようにするとモニター
部のフォトリフレクター3の足(接続ピン)や、ハンダ
6などの金属光沢を持つ部材に光が反射したり、切り欠
きから漏光したりすることにより撮影画像の画質を低下
させる可能性がある。
【0014】よって、この切り欠きを何らかの方法によ
りふさぐことが必要となる。その方法として、一つに
は、ミラーボックス1の内側から接着によって黒い薄板
や遮光紙を貼り付ける方法が考えられるが、次のような
欠点がある。一般にカメラのボディは、ミラーボックス
1が組み込まれる前ボディと、シャッターユニット8が
組み込まれる後ボディに別れて組み立てられ、最後に前
ボディと後ボディを組む方法が取られるが、前ボディと
後ボディの組み付け後にミラーボックス1の中の奥まっ
た部分に貼り付け作業を行うことは、作業性が悪い。ま
た、前後ボディの組み付け前にこの貼り付け作業を行う
と、フォトリフレクター3にハンダ付けされたリード線
5を、組み付け時にかみ込んだりする可能性があり、や
はり作業性が悪い。
【0015】以下、第1実施例について説明する。図1
および図2は、本発明による暗箱の構造の一実施例を示
す斜視図である。図1はシャッターモニター部の構成を
示している。図2は図1のシャッターモニター部、シャ
ッターユニット、およびミラーボックスの組み立て状態
を示している。
【0016】図1において、シャッター羽根をモニター
するためのフォトリフレクター3が、接着等の方法によ
り取付部材4に取り付けられる。フォトリフレクター取
付部材4の片側側面に、接着やネジ止めなどの方法によ
りカバー7が取り付けられる。カバー7には、フォトリ
フレクター3の足(接続ピン)が通せる溝(または穴)
7aが設けられている。なお、フォトリフレクター取付
部材4とカバー7は、一体的に作られたものであっても
良い。また、カバー7のうち、撮影光が反射する可能性
のある面については、反射防止のために艶消し塗装や、
断面に凹凸のある溝(または穴)を付けるのが好まし
い。フォトリフレクター3の足(接続ピン)には、不図
示のシャッター羽根検出用の検出回路につながるリード
線5をハンダ付けする。
【0017】以上のように組まれたシャッターモニター
部をシャッターユニット8の基板のモニター窓の上にネ
ジ止めにより取り付ける。ミラーボックス1にはあらか
じめ上記のように組まれたモニター部が、ミラーボック
ス1の壁1aと干渉しないように、切り欠き1bを設け
ておく。さらに、シャッターユニット8を不図示の後ボ
ディに取り付け、前ボディ(不図示)と後ボディを組み
付ける。
【0018】以上で説明したように、第1実施例では、
フォトリフレクター取付部材4に遮光のためのカバー7
を取り付け、さらに、図2のようにシャッターユニット
8にこのモニター部を取り付けた後に前ボディと後ボデ
ィを組み付けるようにしたので、撮影画質低下の防止と
組立作業性の両面において有利である。
【0019】次に、第2実施例について図3と共に説明
する。図中、図1または図2と同じ構成部分には同じ参
照番号を付して重複した説明を省略する。
【0020】第1実施例では、取付部材4の片側側面
に、接着やネジ止めなどの方法によりカバー7が取り付
けられたが、第2実施例では、図3に示すように、カバ
ー7は接着等の方法によりシャッターユニット8に取り
付けられる。カバー7とシャッターユニット8の基板は
一体的に作られたものであっても良い。フォトリフレク
ター3を取付部材4に取り付けた後に、シャッターユニ
ット8に取り付けられる。その他の組み立て方法は、第
1実施例と同様である。
【0021】なお、カバー7が切り欠き1bを覆う大き
さは、図4に示すように、切り欠き1bの全体を覆う大
きさであっても良いし、また図5に示すように、カバー
7の遮光部分のz方向長さは、図2の切り欠き1bのz
方向長さに対して短く、隙間ができるような形状であっ
ても良い。更に、図6に示すように、カバー7の遮光部
分のx方向長さは、図2の切り欠き1bのx方向長さに
対して短く、隙間ができるような形状であっても良い。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の暗箱の構造によ
れば、シャッター羽根走行状態検出部の少なくとも一部
をカバーするように、遮光部材を設けたので、シャッタ
ー羽根走行状態検出部における撮影光の反射を防止し、
撮影された写真の質の低下を防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による暗箱の構造の第1実施例を示す斜
視図である。
【図2】本発明による暗箱の構造の第1実施例を示す斜
視図である。
【図3】本発明による暗箱の構造の第2実施例を示す斜
視図である。
【図4】本発明による暗箱の構造の変形例を示す斜視図
である。
【図5】本発明による暗箱の構造の変形例を示す斜視図
である。
【図6】本発明による暗箱の構造の変形例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 ミラーボックス 1a 壁 2 ミラー 3 フォトリフレクター 4 フォトリフレクター取付部材 5 リード線 6 ハンダ 7 カバー 8 シャッターユニット 8a 露出開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露出開口部を開閉することにより記録媒体
    への露光時間を制限するシャッター羽根と、 前記露出開口部以外から前記記録媒体へ漏光する光を遮
    光する遮光壁と、 前記遮光壁の一部に形成された切欠部に取り付けられ、
    前記シャッター羽根の走行状態を検出するシャッター羽
    根走行状態検出部と、 前記切欠部の少なくとも一部を塞ぐ遮光部材とを具備
    し、 前記シャッター羽根走行状態検出部の少なくとも一部を
    カバーするように、前記遮光部材を設けたことを特徴と
    する暗箱の構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記遮光部材の表面の少なくとも一部に、反射防止加工
    を施したことを特徴とする暗箱の構造。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記遮光部材を前記シャッター羽根走行状態検出部に設
    けることを特徴とする暗箱の構造。
  4. 【請求項4】請求項1において、シャッター機構を構成
    するシャッターユニットに前記遮光部材を設けることを
    特徴とする暗箱の構造。
JP7036005A 1995-02-01 1995-02-01 暗箱の構造 Pending JPH08211446A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7036005A JPH08211446A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 暗箱の構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP7036005A JPH08211446A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 暗箱の構造

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Publication Number Publication Date
JPH08211446A true JPH08211446A (ja) 1996-08-20

Family

ID=12457663

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7036005A Pending JPH08211446A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 暗箱の構造

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JP (1) JPH08211446A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111531341A (zh) * 2020-04-27 2020-08-14 中山市飞速智能装备有限公司 一种用于香水泵自动组装机的弹簧检测换向机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20040603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050510