JPH08211216A - 反射回折格子及びその製造方法 - Google Patents

反射回折格子及びその製造方法

Info

Publication number
JPH08211216A
JPH08211216A JP7311571A JP31157195A JPH08211216A JP H08211216 A JPH08211216 A JP H08211216A JP 7311571 A JP7311571 A JP 7311571A JP 31157195 A JP31157195 A JP 31157195A JP H08211216 A JPH08211216 A JP H08211216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grating
sub
gratings
plane
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7311571A
Other languages
English (en)
Inventor
Bernard Sermage
セルマージュ ベルナール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orange SA
France Telecom R&D SA
Original Assignee
France Telecom SA
Centre National dEtudes des Telecommunications CNET
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by France Telecom SA, Centre National dEtudes des Telecommunications CNET filed Critical France Telecom SA
Publication of JPH08211216A publication Critical patent/JPH08211216A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/18Diffraction gratings
    • G02B5/1847Manufacturing methods
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/18Diffraction gratings
    • G02B5/1861Reflection gratings characterised by their structure, e.g. step profile, contours of substrate or grooves, pitch variations, materials

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、最小の瞬間分散を提供し、
同時に、高い明度(luminosity)および適切なスペクト
ル解像度を保持する格子を提供することにある。 【解決手段】 光線の光学的回折用反射格子は、k個の
並置された溝付き平面副格子を有し、副格子の面は、そ
れらの高さにおいて、溝の反射表面が構成する平面の法
線方向に沿って相互にオフセットされ、格子の光路にお
ける差を副格子の2つの端部の間の光路の差まで減少さ
せることを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光線の光学回折用
反射格子、及び、この種の格子の製造方法に関する。
【0002】格子とは、透過または反射によって光を分
散する周期的な擾乱部分を有する光学的平面である。こ
の場合の擾乱部分は、スリット(透過の場合)、線又は
溝(反射の場合)とすることができ、或いは、写真用乾
板に正弦波の縞(fringe)を印刷することによって作製
することも可能である(正弦波格子)。
【0003】格子の幅に沿って平行かつ等間隔を保って
配置された直線状の溝を備えた平面格子の場合には、コ
リメータレンズの焦点にピンポイント光源を置くことに
よって、光は、規則的な反射方向(光源からの全ての放
射光線を含む中心干渉最大値)及び、所定の干渉最大値
の方向に反射される。この場合の最大干渉位置は波長に
依存する。
【0004】この分散現象は、スペクトロスコピー(分
光学)において、得られる光学スペクトルに基づいて原
子および分子の電子構造に関する知識を得るために用い
られる。即ち、実際には、スペクトログラフ(分光写真
機)、スペクトロメータ(分光計)、及び、その他の機
器は、レシーバ(受光機)と組み合わされたプリズム又
は格子を備えたモノクロメータを使用する。レシーバ
(受光機)は、乾板に記録するための装置(分光写真機
の場合)、或いは、光電検出器、例えば光電子増倍管
(分光計の場合)であっても差し支えない。
【0005】
【従来の技術】最近の用途として、モノクロメータは、
1ピコ秒の範囲の超短光パルスを研究するために使われ
ている。これらの研究の目的は、特に、モノクロメータ
の出力におけるスペクトルの時間的変化に基づいて半導
体材料のルミネセンスを分析することである。
【0006】この目的のために、周波数が約 100MHz
で、発光時間が1ピコ秒の超短パルスを生成する生成す
るレーザ1(図1)が使用され、ルミネセンスが研究対
象とされる半導体サンプル2の方に向かって超短パルス
を放射する。
【0007】入射光は、モノクロメータ3(垂直入力ス
リット、レンズ)の入力コリメータC1に到達し、反射
されて分散され(ミラーM1、M4、M3、回折格子
R)、出力コリメータC2(水平出力スリット、レン
ズ)において出力スペクトルを与える。
【0008】モノクロメータの出力にはストリークカメ
ラが配置される。このストリークカメラは時間的解像度
が高いので、範囲が1ピコ秒の現象の分析が可能であ
る。簡単に言えば、カメラ(図示せず)は、光電陰極を
備える走査電子管及び格子電極を備え、両者の間に強度
の電界を生成する。更に、カメラは、偏向回路、光電子
増倍管及び燐光スクリーンを備える。
【0009】前記カメラの機能の一般的な作動原理を次
に示す。即ち、入射光は、光力スリット及びレンズによ
って、電子管の光電陰極上に焦点を結ぶ。電子に変換さ
れた光子は、加速され、そして、偏向電界の方向に導か
れ、ここで、入力スリットに垂直な方向(この例では、
入力スリットは水平なので、垂直方向)に高速度で走査
される。次に、これらの電子は、光電子増倍管に入り、
燐光スクリーンを衝撃して光学像を形成する。
【0010】電子が光電陰極から解放される時点は、電
子の与えられた偏向角度、この例では、燐光スクリーン
上における電子垂直位置によって決定可能である。従っ
て、時間軸は、カメラの燐光スクリーン上において入力
スリットに垂直な軸と一致する。モノクロメータの垂直
出力スリット上のモノクロメータの出力スペクトルを入
射光として用いることにより、時間軸に垂直な軸に沿っ
た燐光スクリーン上の2次元を構成する波長の軸が求め
られる。
【0011】従って、この例の場合には、燐光性スクリ
ーン上の水平軸である時間軸及び燐光性スクリーン上の
垂直軸である波長軸が存在する。
【0012】この装置が作動するためには、ストリーク
クカメラの走査(又は偏向)電圧を偏向電界内における
電子の到着と同期させることがさらに必要である。例え
ば、フォトダイオードをベースとする検出器5を用い
る。入射光の一部(プレート6)はこの検出器の方向に
偏向され、カメラの偏向回路の走査電圧を同期させるた
めにカメラ4に活性化信号(7)を与える。
【0013】このようにして、ストリークカメラの出力
スクリーン上に縞が観察される。これらの縞は、レーザ
によって励起されたサンプルが放出したルミネセンスに
起因する変化を示し、この変化は波長(水平軸)及び時
間(垂直軸)の関数である。従って、ルミネセンスは、
出力読取り回路によって分析してもよく、この回路は例
えば、ストリークカメラの出力に配置された例えばビジ
コンカメラ8を備え、ビデオモニタ9、時間分析器10等
のような周辺回路にビデオ信号を供給する。
【0014】上記の装置は、時間分解分光器として機能
することが可能である。
【0015】このようにして得られた像の分析に際して
は、モノクロメータの格子に関係する問題が起きる。
【0016】実際、光のパルスをスペクトル的に分散さ
せる格子は、同時に、光路差のためパルス幅を時間的に
広くする。この現象は、図2において、それぞれが格子
の両端部の1つに到着する2つの光線として示される。
【0017】この例において、格子は、ピッチdの間隔
を持つ溝を備える。格子の幅Dには、等間隔(ピッチ
d)で平行な溝が配置されている。1ミリメートル当た
りの溝の密度は、N=1/dで表される。
【0018】溝は、単にエッチングされた線であっても
差し支えなく、この例の場合には、溝の横断面は三角形
である。光線は、例えば、格子の面Pに対して角度iだ
け傾斜した表面ABに到達する。
【0019】溝の形状は、干渉次数の差として光エネル
ギの分布に影響する。三角形断面を持つ形状は、一次の
干渉に光エネルギを集中させることができるので、特
に、モノクロメータ用に使われる。
【0020】格子の面Pの法線に対して入射角度αで格
子に同時に到着する波長λの2つの光線L1及びL2に
ついて考察する。光線L1は端部Aに到達し、光線L2
はもう一方の端部Bに到達する。これらの光線は回折角
β(格子の面Pの法線に対して)で回折される。
【0021】この場合の格子の方程式を次に示す: (1) mλ=d(sinα+sinβ)=1/N(sinα+sin
β) mは、干渉の次数である(mは正または負の整数である
ものとする)。
【0022】この例においては、L1が通る光路はL2
の通る光路よりも長い。図2の場合における差Δγは次
式で表される: (2) Δγ=γ2+γ1=D(sinα+sinβ) 即ち、方程式(1)を用いると次式が得られる: Δγ=DmNλ
【0023】1次の干渉(m=1)に関する時間差は次
式で表される: (3) Δt=Δγ/C=DNλ/C
【0024】所定の波長λ及び所定の干渉次数mに対す
る時間的分散Δtは、格子の幅D及び線(溝)の密度N
にのみ依存する。超短パルス(ピコ秒)の研究のための
数値例において、次に示す値: D=60mm、 N=1200 lines/mm を用いると、d=1/N=0.83μmが得られる。
【0025】波長λ=0.76μmの単色光源において、m
=1の場合に次の値が得られる: Δt=DNλ/C=60・1200・0.76×10-6/3×108 Δt=182 ピコ秒
【0026】
【発明が解決しようとする課題】観察しようとする現象
の大きさの程度(オーダ)が決定された場合(1ピコ秒
程度のパルス)、この時間的分散は非常に不都合であ
る。
【0027】ここで、格子の特性値N及びDを小さくし
てみよう。
【0028】例えば、格子の幅Dを4ミリメートルに減
少すると、時間的分散Δtは12ピコ秒となる。
【0029】線の密度を半分にすれば(N=600 lines
/mm)、Δtは6ピコ秒となる。
【0030】しかしながら、出力像における明度(lumi
nosity)はできる限り大きくすることが必要である。こ
のために、既に述べたように、格子の溝の好ましい特定
の形状(三角形の横断面)が決められている。
【0031】この場合、格子の幅を狭くすれば出力の明
度も低下する。これは、許容できない。
【0032】最も大きいスペクトル解像度を得ることも
必要である。格子のスペクトル解像度Rは、互いに近い
差Δλの2つの波長を区別することのできる能力を表わ
す数値であり、次式で表される: (4) R=λ/Δλ=m・D・N
【0033】従って、1次の干渉(m=1)については
次式が得られる: (5) R=λ/Δλ=D・N
【0034】更に、次の関係式が成立する: (6) Δt・Δλ=λ2/C この式は、所定の時間的分散Δtに関するスペクトル解
像度を制限する。
【0035】従って、時間的分散が最小になるようにN
及びLを選定すれば、格子のスペクトルの解像度は低下
する。
【0036】上記の数値例において、λ=0.76μm、N
=1200 lines/mm、D=60mmとすれば、λt=182 ピコ
秒となる。従って、Δλ=λ2/Δt・C=0.01nmであ
る。
【0037】ただし、N=600 lines/mm及びD=4mm
であれば、Δt=6ピコ秒であり、Δλ=λ2/Δt・
C=0.32nmとなり、スペクトル解像度R=λ/Δλは著
しく低下する。従って、スペクトル解像度と時間的分散
との間には不可避の妥協が存在する。ただし、スペクト
ル解像度は入力スリットの幅及びストリークカメラとビ
ジコンチューブ(図1)とによって形成される検出シス
テムのスペクトル解像度のためにモノクロメータ自体が
スペクトル解像度を制限する。従って、モノクロメータ
のスペクトル解像度、または、より一般的には所要のス
ペクトル解像度に適用するように、格子のスペクトル解
像度を小さくすることが必要である。同時に、時間的な
分散が減少する。
【0038】本発明の目的は、最小の瞬間分散を提供
し、同時に、高い明度(ルミノシティ)および適切なス
ペクトル解像度を保持する格子を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明は、光線を回折す
るための反射格子に関する。
【0040】本発明に従う格子は、k個の並置された溝
付き平面副格子を有し、前記副格子の面は溝の反射表面
の法線方向に沿って相互にその高さがずらされ、前記反
射格子の光路差が、1個の副格子の2つの端部の間の光
路差に減少されることが可能である。
【発明の実施の形態】
【0041】副格子は等しい幅および等しい溝密度を有
し、各副格子に関してそれぞれ等しい位置の溝が、格子
の面に平行な同一平面上に配置されていることが好まし
い。
【0042】特に、溝の反射表面が、対応する副格子の
面に対して傾斜角度iを形成し、各副格子の面が、格子
の面に対して傾斜角度iを形成する。
【0043】本発明は、光線を回折させる反射格子の製
造方法にも関する。
【0044】第1の方法は次に示す、ガラス又はシリカ
製のk個の等しい直角三角形シムを作製する工程と、前
記シムの斜辺が同一傾斜角度を有するk個の並置された
平面を形成するようにガラス又はシリカ製プレート上に
k個のシムを組み立てる工程と、溝付き副格子を前記の
各々のシムの斜辺に配置する工程と、を含む。
【0045】別の方法は、次に示す、研磨により、ガラ
ス又はシリカ製の平行六面体ブロックに傾斜角iのk個
の連続して並置された平面を作製し、k個の溝付き副格
子を形成するためにこれらの平面をエッチングする工程
を含む。
【実施例】本発明に基づく格子の横断面概略図を図3に
示す。
【0046】格子は3つの平面副格子sr1、sr2及びsr
3を有する。格子に対応する各面P1、P2、及び、P
3は平行であり、等間隔に配置されることが好ましい。
【0047】溝11の横断面は三角形である(この例にお
いては、直角三角形である)。溝の反射表面12は、副格
子の面P1、P2、P3に対して傾斜角iを持つ平面P
sと同方向に配置される。
【0048】本発明によれば、副格子は平行配置され、
そして、溝の反射表面の法線方向に沿って、即ち、傾斜
角iの平面Psの法線方向に沿って、高さを相互にずら
して配置される。
【0049】平面P1に配置された溝付き平面格子と比
較して類似的に説明すれば、この格子はk個の部分(こ
の場合には、k=3)に分割され、そして、各部分は、
平面Psの法線方向に、直前の部分とこの部分との間の
分割線に沿ってずらされている。
【0050】最終的に、得られる格子は、溝の反射表面
に平行な平面に沿ったベースPBを有し、そして、格子
のベースPBに対して角度iだけ傾斜したk個の連続し
て並置された平面P1、P2、P3を有する。これらの
各平面上には、それぞれの副格子sr1、sr2、sr3が配
置される。
【0051】溝による周期的な擾乱(disturbance)に
加えて、副格子の平面のオフセットに起因する擾乱が存
在する。
【0052】従って、k個の等しい副格子を使用するこ
と、即ち、幅l、溝の形状、線(溝)密度Nの等しい格
子を使うことが有利である。
【0053】簡単に説明すれば、最初の格子幅をDと
し、幅lのk個の部分(k個の副格子)に分割すれば、
D=klが成立する。
【0054】本発明に基づく格子によって認識できる波
長Δλの最小差は、それは、副格子の線(溝)の数の関
数である。従って、幅D=kl、及び、同じ特性(密度
N、形状)を持つ平面格子に応じて変化し、次式で表さ
れる: Δλ=λ/lN=λk/DN
【0055】本発明に従う格子の最大光路差は、副格子
の光路差になる。図3の例において、3個の副格子は、
溝の幅l、密度N及び溝の形状が同じであり、格子の高
さzだけずれていることが好ましい。例えば溝12、13及
び14のような各副格子についてそれぞれ同じ位置にある
溝は、同じ平面Psに所在し、従って、副格子のオフセ
ット(ずれ)によって、直前の副格子の光路差を補償す
ることができる。
【0056】この現象を図5に示す、即ち、同じ位置の
の溝に到達する光線L3及びL4は同じ光路に沿って伝
播する。この図の場合、最大光路差は次式で表される: Δγ=lNλ=DNλ/k また、時間的分散は次式で表される: Δt=DNλ/kC
【0057】幅Dの平面格子と比較すると、本発明に基
づく格子は、時間的分散を比率kだけ低下させることを
可能にする。
【0058】副格子のピッチの値は同じであるが、オフ
セット(ずれ)は副格子の高さに正確に等しくない(こ
の高さより小さいか、或いは、大きい)場合には、副格
子の最大時間的分散は、副格子の時間的分散値のなかの
最大値に等しい。しかしながら、格子は連続して正確に
作動し、そして、実際のスペクトル解像度は、常に、副
格子のスペクトル解像度である。更に、本発明に従う格
子は、幅Dの平面格子と同じ明度(luminosity)を維持
する。
【0059】本発明に従う格子の製造方法を図4に示
す。この格子はk個の等しい副格子を有する。
【0060】この方法は、k個の等しい直角三角形のガ
ラス又はシリカ製シム(15)を作製し、これらk個のシ
ムをガラスまたはシリカ製プレート16上に、シムの斜辺
17がプレート16の面に対して等しい角度iで傾斜して並
置されたk個の平面を形成するよう、組み立てる工程を
含む。組み立ては、例えば、接着により行うこともでき
る。
【0061】それぞれの副格子18は、これら各々のシム
の斜辺に配置される。
【0062】第1の方法において、副格子は、ガラスま
たはシリカ製プレートにエッチングされた溝付き平面格
子を切削することによって作製される。次に、これらの
副格子は、シムの斜辺上に組み立てられる。このガラス
製プレートは薄く、厚さが約1ミリメートルであること
が好ましい。組み立ては、例えば、接着により行う。
【0063】第2の方法において、副格子は、シムの斜
辺に直接エッチングされる。この方法によって作成され
た副格子19を図4に鎖線で示す。
【0064】図5に示す本発明に基づく格子を作製する
別の方法は、ガラス又はシリカ製の平行六面体ブロック
に、研磨によって、傾斜角iの連続したk個の平面20を
作製し、エッチングにより、これらの平面にk個の溝付
き副格子22を形成する工程を含む。
【0065】エッチング工程は、いずれの場合も、ダイ
ヤモンドを用いる周知の機械的方法によるか、または、
ホログラフィー的方法によって、薄い金属層(数マイク
ロメートル程度の厚さのアルミニウム層)または感光性
樹脂を堆積した光学的研磨された表面に行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】超短光パルス研究用装置である。
【図2】反射溝付き平面格子に適用された光路差現象の
概略図である。
【図3】本発明に基づく反射格子の横断面の概略図であ
る。
【図4】本発明に基づく製造方法によって得られる格子
の横断面図である。
【図5】本発明に基づく別の製造方法によって得られる
格子の横断面図である。
【符号の説明】
1 レーザ 2 サンプル 3 単色光源 C2 コリメータ 5 検出器 9 ビデオモニタ 10 時間アナライザ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線の光学的回折のための反射格子にお
    いて、k個の並置された溝付き平面副格子を有し、前記
    副格子の面は溝の反射表面の法線方向に沿って相互にそ
    の高さがずらされ、前記反射格子の光路差が、1個の副
    格子の2つの端部の間の光路差に減少されることが可能
    であることを特徴とする反射格子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の反射格子において、副
    格子が等しい幅および等しい溝密度を有し、各副格子に
    関してそれぞれ等しい位置の溝が、格子の面に平行な同
    一平面上に配置されていることを特徴とする反射格子。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の反射格子におい
    て、溝の反射表面が、対応する副格子の面に対して傾斜
    角度iを形成し、各副格子の面が、格子の面に対して傾
    斜角度iを形成することを特徴とする反射格子。
  4. 【請求項4】 光線の光学的回折のための反射格子を製
    作する方法において、 ガラス又はシリカ製のk個の等しい直角三角形シムを作
    製する工程と、 前記シムの斜辺が同一傾斜角度を有するk個の並置され
    た平面を形成するようにガラス又はシリカ製プレート上
    にk個のシムを組み立てる工程と、 溝付き副格子を前記の各々のシムの斜辺に配置する工程
    と、を含むことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の製造方法において、ガ
    ラス又はシリカ製プレートをエッチングすることにより
    溝付き格子を作製する工程と、作製された格子を、前記
    シム上に組み立てるためのk個の副格子に切断する工程
    と、を有することを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の製造方法において、プ
    レートの厚さが約1ミリメートルであることを特徴とす
    る方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の製
    造方法において、エッチングが機械的またはホログラフ
    ィによって行われることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載の方法において、前記の
    溝付き副格子を形成するように各々のシムの斜辺がエッ
    チングされることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 光線の光学的回折のための反射格子を製
    作する方法において、研磨により、ガラス又はシリカ製
    の平行六面体ブロックに傾斜角iのk個の連続して並置
    された平面を作製し、k個の溝付き副格子を形成するた
    めにこれらの平面をエッチングする工程を含むことを特
    徴とする方法。
JP7311571A 1994-11-03 1995-11-06 反射回折格子及びその製造方法 Withdrawn JPH08211216A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9413134 1994-11-03
FR9413134A FR2726660B1 (fr) 1994-11-03 1994-11-03 Reseau reflechissant de diffraction optique et procedes de fabrication

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08211216A true JPH08211216A (ja) 1996-08-20

Family

ID=9468464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7311571A Withdrawn JPH08211216A (ja) 1994-11-03 1995-11-06 反射回折格子及びその製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5949578A (ja)
EP (1) EP0715189B1 (ja)
JP (1) JPH08211216A (ja)
DE (1) DE69502915T2 (ja)
FR (1) FR2726660B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008533314A (ja) * 2005-03-09 2008-08-21 エム−リアル オイユ 新規なマーキング及びそのマーキングを製造する方法
CN100434944C (zh) * 2006-05-25 2008-11-19 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种光栅刻划机的载物滑座减重同步移动机构

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9524862D0 (en) * 1995-12-06 1996-02-07 The Technology Partnership Plc Colour diffractive structure
DE10216562C1 (de) * 2002-04-05 2003-12-11 Ovd Kinegram Ag Zug Sicherheitselement mit Mikro- und Makrostrukturen
WO2014018140A2 (en) * 2012-04-23 2014-01-30 Wayne State University Static interferometer with step-style reflective element

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3213839A1 (de) * 1982-04-15 1983-10-27 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Optische wellenlaengen-multiplex- bzw. -demultiplexanordnung
EP0240776A1 (de) * 1986-03-26 1987-10-14 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung eines Oberflächengitters mit einer bestimmten Gitterkonstanten auf einem tieferliegenden Oberflächenbereich einer Mesastruktur
US4961195A (en) * 1988-08-03 1990-10-02 The University Of Rochester Systems for controlling the intensity variations in a laser beam and for frequency conversion thereof
JPH03226067A (ja) * 1990-01-30 1991-10-07 Canon Inc カラー画像読取り装置
US5285254A (en) * 1991-03-25 1994-02-08 Richard J De Sa Rapid-scanning monochromator with moving intermediate slit
US5221835A (en) * 1991-06-07 1993-06-22 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus having a reflective blazed diffraction grating with varied pitch
JP3396890B2 (ja) * 1992-02-21 2003-04-14 松下電器産業株式会社 ホログラム、これを用いた光ヘッド装置及び光学系
JPH0691302A (ja) * 1992-09-14 1994-04-05 Kobe Steel Ltd 異径棒鋼圧延機の貼付き検出方法
US5528364A (en) * 1994-07-19 1996-06-18 The Regents, University Of California High resolution EUV monochromator/spectrometer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008533314A (ja) * 2005-03-09 2008-08-21 エム−リアル オイユ 新規なマーキング及びそのマーキングを製造する方法
CN100434944C (zh) * 2006-05-25 2008-11-19 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种光栅刻划机的载物滑座减重同步移动机构

Also Published As

Publication number Publication date
EP0715189B1 (fr) 1998-06-10
DE69502915T2 (de) 1998-10-08
FR2726660B1 (fr) 1997-01-10
DE69502915D1 (de) 1998-07-16
US5949578A (en) 1999-09-07
FR2726660A1 (fr) 1996-05-10
EP0715189A1 (fr) 1996-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5731874A (en) Discrete wavelength spectrometer
CN102656431B (zh) 光谱仪装置
Kwa et al. Integrated grating/detector array fabricated in silicon using micromachining techniques
US20050046850A1 (en) Film mapping system
US7292337B2 (en) Optical processor using detecting assembly and method using same
US3791737A (en) Spectrometer in which a desired number of spectral lines are focused at one fixed output slit
JP2779102B2 (ja) 多重波長干渉計装置
US20070177145A1 (en) Optical spectrum analyzer
Vaughan Jr Astronomical fabry-perot interference spectroscopy
JP2010506154A (ja) 高感度スペクトル分析ユニット
JP2006138734A (ja) 光スペクトラムアナライザ
JPH08211216A (ja) 反射回折格子及びその製造方法
Voronov et al. Glow discharge imaging spectroscopy with a novel acousto-optical imaging spectrometer
KR101401491B1 (ko) 분광 소자, 분광 장치 및 분광 방법
JP2002365592A (ja) 偏光解消板及び偏光解消板を用いた光学装置
JP2007515689A (ja) 交互の多層スタックを持つ2次元回折格子ネットワーク、その製法そしてそれらのネットワークを備える分光器
Kawata Instrumentation for near-infrared spectroscopy
JP2001188023A (ja) 分光装置
US4983041A (en) Spectroscopic apparatus for extremely faint light
JPH11190695A (ja) 半導体応力測定用ラマン分光光度計
White A Photoelectric Observation of the Mean Solar Ha-LINE Profile.
JP2001221688A (ja) 分光器
US20120091550A1 (en) Spectroscopy and spectral imaging methods and apparatus
Novák et al. Fizeau interferometer system for fast high resolution studies of spectral line shapes
CN115267959B (zh) 光调整部件及其制造方法、光谱仪

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107