JP2001221688A - 分光器 - Google Patents

分光器

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JP2001221688A
JP2001221688A JP2000383230A JP2000383230A JP2001221688A JP 2001221688 A JP2001221688 A JP 2001221688A JP 2000383230 A JP2000383230 A JP 2000383230A JP 2000383230 A JP2000383230 A JP 2000383230A JP 2001221688 A JP2001221688 A JP 2001221688A
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JP
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carrier
spectroscope
segment
light
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JP2000383230A
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English (en)
Inventor
Joerg Dreistein
イエルグ・ドライシュタイン
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Carl Zeiss SMT GmbH
Carl Zeiss AG
Original Assignee
Carl Zeiss SMT GmbH
Carl Zeiss AG
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Publication date
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    • GPHYSICS
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    • G02B27/1086Beam splitting or combining systems operating by diffraction only
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    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸線方向の寸法を最小化した分光器を創成
し、併せて、所定の放射割合のデータを高い精度で選定
できるよう分光器を改良する。 【解決手段】 入射光の所定の割合を放射するための複
数の反射面セグメントを含む分光器であって、反射面セ
グメントを入射光に対して角度をなして配置した形式の
ものにおいて、入射光(3)に垂直に配置された平面
(4)に相互に且つ側方へ相互にずらして配置され部分
反射を行う面セグメント(5)を反射面セグメントとし
て設け、併せて、透明な担体の階段構造(23)に対し
て逆方向へ構成された階段構造(24)をガラス担体
(21)に向く側に備えた透明なカバー担体(22)に
透明な担体(21)を結合し、階段構造(24)には、
同じく、部分反射面セグメント(5)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射光の所定部分
を放射する複数の反射面セグメントを含み、その反射面
セグメントを入射光に対して角度をなして配置する分光
器に関する。
【0002】
【従来の技術】Hansa出版社から刊行されたNau
mannらの専門書“Bauelement der
Optik”、第6版、第58章、p182−184に
は、分光器が記載されている。分光器は、幾何学的分光
器と物理的分光器とに分類される。幾何学的分光器の場
合、入射光は、分光器への入射点に依存して異なる光束
に分割される。幾何学的分光器として、例えば、縞状ミ
ラーを被覆した平面プレートを挙げる。この平面プレー
トは、入射光に対して45°の角度で配置される。ミラ
ー範囲に入射して反射された光は、入射光に垂直に伝播
し、非ミラー範囲に入射した光は、前面および背面にお
ける反射にもとづき、平面プレートの光学密度に依存し
て入射光に関して側方へシフトして平面プレート、即
ち、分光器から出る。
【0003】更に、ジグザグの表面を形成する対向勾配
を有する反射面セグメントを入射光束に向く側に有する
条溝形ミラーが、幾何学的分光器として知られている。
その表面に入射する光は、2つの異なる空間方向へ反射
される。この場合、第1表面勾配を有する第1ミラーセ
グメントに入射する光は、第1空間方向へ反射され、逆
の勾配を有する第2ミラー面に入射する光は、面セグメ
ントによって与えられる第2空間方向へ反射される。反
射光から形成される上記光束の間の角度は、配置された
第1,第2面セグメントが相互になす角度に対応する。
【0004】更に、対向する空間配列を有する2つの偏
菱形プリズムから形成され対称的なアパーチャ分布を与
える分光器が、幾何学的分光器として知られている。
【0005】これらの幾何学的分光器の場合、光度の加
重平均値を表す上記幾何学的分光器によっては、入射光
を釣合い状態で分配することはできないという欠点があ
る。
【0006】物理的分光器は、入射光の所定の部分を反
射する部分反射面を有し、残存部分は、吸収ロスは除い
て、上記部分反射層を妨害されずに通過する。これらの
物理的分光器は、入射光の部分を入射光に垂直に放射す
るため、入射光に対して45°の角度で配置されてい
る。
【0007】入射光に対して45°の角度で部分反射層
を配置したことによって、分光器は、大きい軸線方向構
造スペースを必要とする。
【0008】分光器は、多くの場合、放射光の放射強度
から透過光の放射強度を定め、かくして、当該ウエファ
またはフィルムの露光度を定めるため、特に、半導体リ
トグラフィーのための対物レンズに使用される。
【0009】しかしながら、対物レンズはますますコン
パクトになりつつあり、上記対物レンズ、特に、半導体
リトグラフィー用対物レンズに対する要求が増大してい
るので、軸線方向構造スペースは、特に、まさに不要で
ある。他方、半導体リトグラフィーの場合、照明量を絶
対的に1%まで正確に定める必要がある。
【0010】ヨーロッパ特許EP484801A2に
は、映像を部分セグメントに分割し、標準構成部材とし
て得られるCCDアレーによって上記セグメントを記録
する形式の幾何学的分光器が記載されている。記録され
た上記映像セグメントは、全体像に統合される。映像の
記録が、映像の寸法にもとづき、標準構成部材として得
られるCCDアレーまたは標準構成部材として得られる
他の記録ユニットによっては不可能である場合に特に、
この種の幾何学的分光器が使用される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、軸線
方向の寸法を最小化した分光器を創成することにある。
本発明の更なる課題は、所定の放射部分のデータを高い
精度で選定できるよう分光器を改良することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、請求項
1または9に開示の特徴によって解決される。すなわ
ち、複数の反射面セグメントを有する分光器に部分反射
面セグメントを設け、入射光に垂直に配置された平面に
対して上記部分反射面セグメントを相互にずらして相互
に平行に配置する方策によって、分光器に入射する光の
所定の部分を入射光に垂直に放射するための軸線方向構
造の極めて短い分光器が得られる。垂直な放射の場合、
光路に平行に設けた検知器によって放射光の強度を検知
できる。
【0013】部分反射面セグメントをゼロではない一定
の間隔をおいて相互に平行に配置するのが有利であるこ
とが判明している。分光器に入射する全光束が、各部分
反射面を通過するか、上記面で反射され、部分反射面セ
グメントが、極く僅かに重畳するか全く重畳しないよ
う、上記間隔を選択するのが好ましい。
【0014】入射光に対して45°の角度に配置された
透明な平面担体セグメントによって部分反射面セグメン
トを担持するのが有利であることが判明している。透明
な担体セグメントのうち入射光に対して45°の角度で
配置されてない境界面は、入射光に対して垂直に配置す
るのが好ましい。かくして、分光器に入射する光は、分
光器の部分反射面を透過する際、真っすぐ通過する。入
射光が、分光器に小さい角度で入射した場合、この状態
に起因する直線推移に対する偏差は、大半の用例におい
て許容できる。
【0015】部分反射面セグメントを備えた透明な平面
担体セグメントは、特に、透明な担体(例えば、ガラス
担体)の蒸着および次の切断操作によって妥当な価格で
製造できる。
【0016】透明な担体上に、例えば、エッチング操作
によって、部分反射面を加工または設置すれば有利であ
ることが判明している。公知のエッチング法によって、
透明な担体に設けたこのような部分反射層を妥当な価格
で形成できる。
【0017】若干の用例の場合、透明な担体(好ましく
は、平面担体)上に部分反射面セグメントを沈析させれ
ば有利であることが判明している。特に、露光によって
部分的に硬化されるラッカ被覆層によって、この種の部
分反射面セグメントを構成できる。ラッカを対応して選
択すれば、構成された部分反射面セグメントを特定の波
長のみに対して部分反射性とし、残余の波長において透
過性に構成することができる。
【0018】他の有利な実施態様の場合、透明な担体の
入射光に向く側に、階段構造を設ける。この階段構造
は、入射光に対して45°の角度で配置した第1面セグ
メントを有する。上記の第1面セグメントは、入射光に
平行に配置された第2面セグメントを介して相互に結合
されており、この場合、少なくとも第1面セグメントは
部分反射性である。階段構造を備えた担体には、入射光
とは反対側に逆方向に構成された階段構造を備えたカバ
ー担体が配してある。このような構成の場合、部分反射
面セグメントは、カバー担体上にもガラス担体上にも配
置できる。カバー担体は、透明な担体と形状結合させる
のが好ましく、かくして、これら双方の要素から形成さ
れた分光器は、入射光に向く側および入射光とは反対側
に、好ましくは入射光に垂直に配置された表面を有し、
従って、入射光は、上記表面において回折されない。
【0019】分光器の表面が平面である場合、特に、組
込前に、上記表面を容易にクリーニングできる。更に、
このような分光器は、より安定であり、その幾何学的形
状にもとづき、容易に包装できる。
【0020】入射光に垂直に配置した面に反射防止層を
設ければ有利であることが判明している。かくして、上
記面に入射する光の不測な反射は、阻止されるか、少な
くとも減少され、従って、放射ロスが減少される。
【0021】入射光の光束外に分光器の半径方向延長線
上に設けた焦点に同軸に部分反射面セグメントを配置す
れば有利であることが判明している。この構成は、光度
測定のために入射光の極めて僅かな部分のみを放射する
場合に特に、有利である。かくして、測定精度の向上を
達成できる。なぜならば、フォーカシングにもとづき、
放射光を検知器によって完全に把握できるからである。
即ち、焦点における光度は、まさに大きく、従って、妨
害(例えば、外部光)は、ほぼ重大ではない。検知器の
測定精度は、ほぼ重大ではない。入射光の入力強度の僅
かな部分のみが光強度測定に必要である場合は、対応し
て、得られる所要光強度のための入力強度も僅かでよ
く、従って、エネルギ収支に有利である。更に、検知面
積の小さい検知器を使用できる。更に、放射光の集束の
ために別個の光学系を設ける必要はなく、従って、コス
トに関して有利である。
【0022】周期的インターバルを有する微小構造を担
体に設ける方策によって、更に軸線方向構造が短い分光
器が得られる。微小構造の選択した構造寸法と照明に使
用される波長の比に依存して、分光器に入射する光の所
定の部分の放射のため回折現象を適切に利用でき、透過
光強度の測定に利用できる。表面を入射光に垂直に向
け、微小構造をプレート前面に配置したプレートを担体
として設ければ有利であることが判明している。
【0023】微小構造の周期的インターバルにもとづき
生ずる回折像が、高次の回折ピークを有し、その回折光
が、全反射が起きる角度でプレートの入射光とは反対側
の表面に入射し、即ち、第1回折ピークの光が、全反射
でプレートの側部境界エッジに導かれて上記エッジに入
射するよう、上記周期的インターバルを選択するのが有
利であることが判明している。即ち、プレートは光伝送
体として機能する。できる限り小さい回折次数が予定さ
れる。なぜならば、この場合、透過光度を正確に測定で
きる比較的大きい強度が得られるからである。しかしな
がら、より高い回折次数の光を放射することもできる
が、この場合、光ロスが大きくなる。
【0024】上記プレートエッジから出る光度を検知す
ることによって、入射光または分光器を通過する光の強
度を求めることができる。
【0025】他の有利に方策を他の従属請求項に記載し
た。
【0026】
【発明の実施の形態】若干の実施形態を参照して、以下
に、本発明を詳細に説明する。
【0027】図1に示した分光器1は、入射光3に対し
て45°の角度に配置した部分反射面セグメント5を有
する。上記部分反射面セグメント5は、入射光3に対し
て垂直な平面4に対して相互にずらして設けてあり、こ
の場合、部分反射面セグメント5は、一定の間隔(7)
を置いて相互に平行に配置されている。上記の部分反射
面セグメント5は、透明な平面担体セグメント9によっ
て担持されている。上記の透明な担体セグメント9は、
入射光3に向く側10および入射光3とは反対側12
に、それぞれ、入射光3に垂直に延びる境界面11,1
3を有する。散乱による光ロスを減少するため、上記境
界面11,13に反射防止層を設けることができる。
【0028】この種の分光器1を製造する場合、予め平
行四辺形に構成した透明な担体セグメント9に、例え
ば、蒸着によって、部分反射面セグメント5を形成する
ための部分反射層19を設ける。この部分反射層19
は、透明な担体21(例えば、ガラス板)に被覆し、次
いで、担体セグメント9に截断することもできる。更
に、透明な担体セグメント9の前面および背面に部分反
射層19を設けることもできる。上記の透明な担体セグ
メント9は、部分反射層19を備えた面で(場合によっ
ては、1つの面にのみ部分反射層19を設けるが)次の
透明な担体セグメント9の上記表面に平行な表面15に
接合される。この場合、入射光3に向く境界面11およ
び入射光とは反対側の境界面13によって、平坦な表面
が形成される。
【0029】図2を参照して、部分反射面セグメント5
に依拠する光強度分布を詳細に説明する。光度Poの光
3が、i番目の部分反射面セグメント5に入射する。こ
の場合、入射光3の部分Rは上記面セグメントで反射さ
れ、部分Tは透過する。部分反射面セグメント5は、間
隔17を置いて相互にずらして配置されているので、分
光器1内に残存する光R*Poは、次のi+1番目の部
分反射層5の背面に入射する。この光の強度のうち、部
分Rは、反射され、上記部分反射面セグメント5を透過
する光強度T*Poとともに、分光器1から出る。残余
の部分T*Piは、透過し、i+1番目の上記部分反射
面セグメント5で反射された入射光3の部分R*Poに
加えられる。部分反射面セグメントの数1〜Nにわたる
積算によって、透過光の部分が得られる。更に、部分反
射面セグメント5の数Nにわたる積算によって、入射光
に垂直に分光器内を伝播し、入射光に垂直に側方へ分光
器から出る入射光部分が得られる。放射光の部分をPΔ
(図3参照)で示した。校正測定によって、部分反射面
セグメント5の数Nに依存する散乱ロスの部分°を求め
ることができる。
【0030】図3に示した分光器1は、部分反射面セグ
メント5を設置した担体構造の構成においてのみ異な
る。この場合、部分反射面5は、入射光3に関して同様
に配置されている。しかしながら、上記の部分反射面セ
グメント5は、2つの配位を有する表面セグメント25
を有する階段構造23を入射光3に向く側に有するガラ
ス担体21に担持される。第1面セグメント27は、入
射光3に対して45°の角度に配置され、第1面セグメ
ント27を介して相互に結合された第2面セグメント2
9は、階段構造23を形成し、入射光3に平行に配列さ
れている。部分反射面セグメント5は、第1面セグメン
ト27によって担持される。
【0031】図示の実施形態の場合、透明な担体21の
階段構造23に対向して構成された階段構造24を入射
光3とは反対側に有するカバー担体22が、透明な担体
21に配してあり、この場合、同じく、第1面セグメン
ト27に、部分反射層19を設けることができる。この
ような層は、蒸着によって被覆できる。透明なカバー担
体22および担体21を統合することによって、平行な
表面を有し、部分反射面セグメント5を含む層を組込ん
だプレート43が形成される。カバー担体22およびガ
ラス担体21は、接合化合物によって統合される。一体
化されたこの種の部分反射層は、エッチング法によって
透明な担体に構成できる。
【0032】この実施形態の場合も、入射光3に垂直な
表面45に反射防止層を設けることによって散乱ロスを
減少できる。
【0033】図4に示した実施形態は、入射光3の方向
から見た状態に示してある。入射光3に対して45°の
角度に配置した部分反射面セグメント5は、放射される
部分PΔのフォーカシングのため、入射光3の光路外に
設けた焦点31に同軸に配置されている。焦点31に
は、入射光3の放射部分PΔの強度を検知するための検
知器33が設けてある。上記光は、最小の散乱ロスを除
いて、検知器によって完全に把握される。上記強度の検
知には、小寸法の検知面積(34)を有する検知器33
で十分である。
【0034】図5,6を参照して、周期的構造37とし
て微小構造39を備えた表面45を有する分光器1の実
施形態を説明する。微小構造39の周期的インターバル
41は、分光器において形成すべき波長に依存して、微
小構造39の設置にもとづき回折像が生ずるよう選択さ
れている。この微小構造39は、プレート43上に、例
えば、ラッカ塗布またはエッチング法によって形成され
る。この微小構造は、相互に平行に且つ入射光3に垂直
に配位された表面46,47を有し、この場合、より高
次の回折ピークは、入射光3とは反対側の表面46に浅
い角度で入射し、従って、上記光は、全反射でプレート
43内にとどまり、即ち、上記プレートは、光伝送体4
9として作用する。端面54、特に、その寸法は、使用
した検知器に適合されており、従って、フォーカシング
光学系は不要である。
【0035】図6に、可能な微小構造39,即ち、相互
に間隔41を置いて相互に平行に配置された直線51を
拡大して示した。この間隔41は、同時に、周期的構造
37の周期的インターバル41である。回折現象が現れ
るよう、微小構造39の周期性は、ほぼ、入射光の波長
の範囲に選択しなければならない。
【0036】垂直入射について下式が成立する: g=(λ/n)・cosα ここで、g=格子定数 n=ガラスの屈折率 cosα=格子担体の回折角
【0037】波長193nmの光を使用し、1000本
/mmの格子を使用した場合、関連の回折次数について
表1に示した角度が得られる。 表:1 回折次数 角度(°) 1 6,9 2 13,9 3 21,2 4 28,8 5 37,1 6 46,3 放射出力は下式で与えられる: Pn=R・Po・(1−Th)/(1−T)
【0038】全反射の限界角Egは、下式で与えられ
る: Eg=arcsin(n/n’) ここで、n=1 Eg=arcsin(1/n’) この場合、nは、空気の屈折率であり、n’は、使用し
た担体の屈折率であり、石英ガラスの場合、n’=1,
6である。
【0039】従って、上記実施形態において、ガラスに
おける回折の場合、限界角Egは38,68°である。
即ち、微小構造にもとづく6次の回折が、全反射によっ
て放射される。
【0040】更に、各格子線の特殊な形状(例えば、三
角形条溝)によって優先方向を回折次数に与えることも
でき、従って、より低次の回折が、既に、全反射によっ
て放射される。
【0041】更に、プレートの部分範囲にのみ微小構造
を設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平行四辺形分光セグメントを有する分光器の図
面である。
【図2】光伝播の略図である。
【図3】階段構造を含む分光器の図面である。
【図4】焦点に同軸に配置した部分反射面を含む分光器
の図面である。
【図5】微小構造を含む分光器の前面図である。
【図6】微小構造の拡大図である。
【図7】ガラスから空気に移行する際の限界角を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 分光器 3 入射光 4 平面 5 部分反射セグメント 7 間隔 9 透明な担体セグメント 10 向く側 11 光束に向く境界面 12 反対側 13 光とは反対側の境界面 15 平面平行表面 17 間隔 19 部分反射層 21 透明な担体 22 カバー担体 23 階段構造 24 対向側の階段構造 25 表面セグメント 27 第1面セグメント 29 第2面セグメント 31 焦点 33 検知器 34 検知面 35 担体 37 周期的構造 39 微小構造 41 周期的インターバル 43 プレート 45 垂直表面 46 表面(背面) 47 前面 49 光伝送体 51 直線 53 角度 54 端面

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光の所定部分を放射するための複数
    の反射面セグメントを含む分光器であって、反射面セグ
    メントを入射光に対して角度をなして配置した形式のも
    のにおいて、相互に平行に配列し、入射光(3)に垂直
    に配置された平面(4)に相互にずらして配置されて部
    分反射を行う面セグメント(5)が、反射面セグメント
    として設けてあることを特徴とする分光器。
  2. 【請求項2】 部分反射面セグメント(5)が、ゼロで
    はない一定の間隔(7)を置いて相互に平行に配置され
    ていることを特徴とする請求項1の分光器。
  3. 【請求項3】 部分反射面セグメント(5)が、入射光
    (3)に対して45°の角度で配置されていることを特
    徴とする請求項1の分光器。
  4. 【請求項4】 部分反射面セグメント(9)が、透明な
    担体(21)にエッチングによって形成されていること
    を特徴とする請求項1−3の1つに記載の分光器。
  5. 【請求項5】 部分反射面セグメント(9)が、透明な
    平面担体(21)に、沈析または被覆されていることを
    特徴とする請求項1−3のいずれか1つに記載の分光
    器。
  6. 【請求項6】 入射光(3)に対して45°の角度に配
    置された部分反射面セグメント(5)が、入射光(3)
    に向く側(10)および反対側(12)に入射光(3)
    に対して垂直に延びる境界エッジ(11,13)を有す
    る透明な平面担体セグメント(9)によって担持される
    ことを特徴とする請求項1または3の分光器。
  7. 【請求項7】 透明な担体セグメント(9)が、間隔
    (17)を置いた2つの平行な表面(15)を有し、上
    記表面(15)の少なくとも1つが、部分反射面セグメ
    ント(5)を形成する部分反射層(19)を備えてお
    り、透明な担体セグメント(9)が、上記表面(15)
    の全範囲にわたって相互に結合されていることを特徴と
    する請求項1または6の分光器。
  8. 【請求項8】 部分反射面セグメント(5)が、入射光
    (3)に対して45°の角度に配置された第1面セグメ
    ント(27)と、その第1面セグメント(27)にそれ
    ぞれ結合され、入射光(3)に平行に配置され第2面セ
    グメント(29)とを有する階段構造(23)を備えた
    透明な担体(21)に担持されていることを特徴とする
    請求項1の分光器。
  9. 【請求項9】 透明な担体(21)が、透明な担体の階
    段構造(23)に対して逆方向に構成された階段構造
    (24)をガラス担体(21)に向く側に備えた透明な
    カバー担体(22)に結合されており、階段構造(2
    4)には、同じく、部分反射面セグメント(5)を設け
    ることができることを特徴とする請求項6の分光器。
  10. 【請求項10】 部分反射面セグメント(5)が、入射
    光(3)の光束外に配置された焦点(31)に同軸に配
    置されていることを特徴とする先行請求項の少なくとも
    1つに記載の分光器。
  11. 【請求項11】 先行請求項の少なくとも1つに記載の
    分光器であって、周期的構造を備えた担体を有する形式
    のものにおいて、周期的構造(37)が、周期的インタ
    ーバル(41)を有する微小構造(39)を有すること
    を特徴とする分光器。
  12. 【請求項12】 微小構造(39)が、入射光(3)に
    垂直に配置された表面(45)を有するプレート(4
    3)の形の担体(35)によって担持されており、微小
    構造が、入射光(3)に向く側(47)に設けてあるこ
    とを特徴とする請求項11の分光器。
  13. 【請求項13】 より高い次数の回折ピークの光が、入
    射光(3)とは反対側のプレート(43)の表面(4
    6)に、全反射が起きる角度で入射し、かくして、プレ
    ート(43)が、光伝送体(49)として機能すること
    を特徴とする請求項11の分光器。
  14. 【請求項14】 担体(35)が、入射光(3)に垂直
    に配置された表面(45)を有し、入射光(3)とは反
    対側の表面(46)に微小構造(39)を備えたプレー
    ト(43)であることを特徴とする請求項11の分光
    器。
  15. 【請求項15】 微小構造(39)が、検知面(34)
    に平行に配列され相互に平行に配置された直線(51)
    を有することを特徴とする請求項11の分光器。
  16. 【請求項16】 周期的インターバル(41)が、直線
    (51)の間隔によって定められていることを特徴とす
    る請求項11の分光器。
  17. 【請求項17】 入射光(3)に垂直に延びる面(1
    1,13,45)の少なくとも1つの面(11,13,
    45)が、反射防止層を備えていることを特徴とする請
    求項4または6,7,11または12の分光器。
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