JPH08211067A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPH08211067A
JPH08211067A JP1567595A JP1567595A JPH08211067A JP H08211067 A JPH08211067 A JP H08211067A JP 1567595 A JP1567595 A JP 1567595A JP 1567595 A JP1567595 A JP 1567595A JP H08211067 A JPH08211067 A JP H08211067A
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JP
Japan
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analysis
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JP1567595A
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English (en)
Inventor
Kenichi Takahashi
賢一 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】優先順位決定部101は、各項目の分析開始可
能な確率を求め、確率の低い順に、分析開始の優先順位
を決定し、優先順位記憶部102に優先順位を提供す
る。分析開始判定部103は、優先順位の高い項目から
順に分析開始可否の判定を行い、分析開始可能な項目が
あればその項目から分析開始するように、また、分析開
始可能な項目が全くなければ分析開始しないように、機
構制御部104に指示する。 【効果】分析を待つ項目の中から、分析開始可能な確率
の低い項目が優先的に分析されるため、分析開始可能な
確率の高い項目が、分析を待つ項目として残り、処理効
率は向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多項目自動分析装置の
分析順序を決定するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動分析装置では、分析結果の報
告時間を短くするため分析順序の変更が行われてきた。
特開平5−2024 号公報では、複数項目を分析する際に、
データ処理タイミングが遅い順に項目を並びかえて分析
している。これにより、操作者はより短い時間に1検体
に対し依頼された項目の結果を得ることができる。しか
し、分析開始可能確率といった点についての考慮はな
く、処理効率の改善をはかるものではない。なお、ここ
でいう処理効率とは、単位時間あたりの項目処理数を最
大項目処理数で割ったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、試薬
の干渉や装置の動作上の制約から分析開始できないある
いは開始しない方がよい項目が存在し、分析開始を次の
動作サイクル以降に見送らねばならず装置の処理効率が
低下してしまう際、これを回避することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、分析開始判定
部は、優先順位をもとに、分析開始可能確率が低い順に
分析開始の判定ができる。これにより、分析開始可能で
分析開始可能確率のより低い項目を先に分析開始するよ
う機構制御部に指示可能な、分析順序決定部を有する多
項目自動分析装置を提供することができる。なお、本発
明で記述している分析開始可能確率とは、単位動作サイ
クルあたりどれだけの確率で、分析開始を次の動作サイ
クル以降に持ち越す必要なく実現できるかをあらわした
ものである。これは、平均待ち動作サイクルの逆数に一
致する。
【0005】本発明は、項目依頼情報,項目パラメー
タ,装置情報の全てまたは一部をもとに、各項目の分析
開始可能な確率を求め、確率の低い順に分析開始優先順
位を決定する優先順位決定部を実現できる。これによ
り、任意のタイミングで優先順位が更新可能となり、常
に分析装置のユーザの装置使用条件に適した、分析順序
決定部を有する多項目自動分析装置を提供することがで
きる。
【0006】
【作用】図1(a)に多項目自動分析装置の装置制御部を
示す。優先順位決定部101は、項目依頼記憶部11
1,項目パラメータ記憶部112,装置情報記憶部11
3より、各情報を参照し、各項目の分析開始可能な確率
を求め、確率の低い順に、分析開始の優先順位を決定
し、優先順位記憶部102に優先順位を提供する。提供
のタイミングは任意である。分析開始判定部103は、
優先順位の高い項目から順に分析開始可否の判定を行
い、分析開始可能な項目があればその項目から分析開始
するように、また、分析開始可能な項目が全くなければ
分析開始しないように指示する。機構制御部104は、
この指示にしたがい、分析装置の各機構を動作させる。
【0007】分析順序決定部の優先順位記憶部102と
分析開始判定部103により実現される、分析順序決定
方法のフローチャートを図2に示す。分析開始可能確率
の低い項目ほど優先順位が高いので、はじめに、1番分
析開始可能確率の低い項目について、分析開始の可否が
判定される。分析開始可能な場合には、分析が開始され
る。分析開始不可能な場合には、2番目に分析開始可能
確率の低い項目について、分析開始の可否が判定され、
分析開始可能な場合には、分析が開始される。分析開始
を待つ項目がn個あるとすると、n番目に分析開始可能
確率の低い項目まで、同様に繰り返される。すべての項
目で分析開始が不可能な場合には、現在の動作サイクル
での分析開始は行わず、次の動作サイクルまで分析開始
は見送られる。以上のように、次の動作サイクルに、分
析開始可能な確率のより高い項目をまわし、処理効率の
改善をはかっている。
【0008】
【実施例】実施例の全体図を図3に示す。分析部321
はインタフェイス322を介して入出力部323、装置
制御部324へと接続されている。試料はサンプルディ
スク301の上のサンプルカップ302の中に収容され
設置されている。試料はサンプリング機構303より吸
引され、反応ディスク304上の反応容器305に注入
される。反応容器305は装置のサイクル時間毎に一定
の角度ずつ回転を続け、2動作サイクル後には第一試薬
の添加位置306へ、3動作サイクル後には、そのかく
はん位置307へ、40動作サイクル後には第二試薬の
添加位置308へ、41動作サイクル後にはそのかくはん
位置309へ、63動作サイクル後には第三試薬の添加
位置308へ、64動作サイクル後にはそのかくはん位
置309へと移動し、分析パラメータにしたがって試薬の
添加およびかくはんがほどこされる。なお、第一試薬3
11は第一試薬ディスク310に保管されており第一試
薬分注機構306により、第二試薬313と第三試薬3
14はともに第二試薬ディスク312に格納されており
第二試薬分注機構308により添加される。また、反応
容器5が光軸を横切る際、分光光度計315は反応容器
内の吸光度を測定し、データ処理の後、結果が入出力部
323より出力される。反応終了後は、反応容器洗浄機
構316が反応容器305を洗浄および乾燥させる。
【0009】図1(b)に装置制御部324の詳細を示
す。分析開始判定部103は、分析開始確率の低い順に
分析開始優先順位を記憶する優先順位記憶部102の情
報にしたがい、優先順位の高い項目から順に分析開始可
否の判定を行い、分析開始可能な項目があればその項目
から分析開始するように、また、分析開始可能な項目が
全くなければ分析開始しないように指示する。機構制御
部104は、この指示にしたがい、図3の分析部321
を動作させる。
【0010】ここで、分析装置に、表1のような分析開
始可能確率の三つの項目依頼がなされたとする。
【0011】
【表1】
【0012】現在の動作サイクルで、項目Aが分析され
た場合、次の動作サイクルで項目Bまたは項目Cのどち
らか一方でも、分析可能である確率は、{1.00−(1.
00−0.20)×(1.00−0.80)}×100%=
84%であり、項目Bが分析された場合、次の動作サイ
クルで項目Aまたは項目Cのどちらか一方でも、分析可
能である確率は、{1.00−(1.00−0.90)×
(1.00−0.80)}×100%=98%であり、項
目Cが分析された場合、次の動作サイクルで項目Aまた
は項目Bのどちらか一方でも、分析可能である確率は、
{1.00−(1.00−0.90)×(1.00−0.2
0)}×100%=92%であり、次の動作サイクル
で、何かの項目が分析可能である確率は、現在の動作サ
イクルで項目Aが分析開始された場合が最も低く、項目
Bが分析開始された場合が最も高くなる。図1(b)の
装置制御部を備えた装置では、現在の動作サイクルで項
目A,項目B何れも分析可能であった場合、分析開始可
能確率の低い項目Bから分析が開始される。しかし、分
析開始確率に応じて分析順序を変更しない従来の装置で
は、項目Aが分析されてしまい、図1(b)の構成の分
析装置に比べて、次動作サイクルにおける何かの項目が
分析可能である確率は14%低下し、装置の処理効率は
低下する。
【0013】つぎに、図1(a)のような装置制御部を備
えた、実施例を記す。先の実施例との違いは、優先順位
決定部101を備えている点にある。優先順位決定部1
01は、項目依頼記憶部111,項目パラメータ記憶部
112,装置情報記憶部113より、各情報を参照し、各
項目の分析開始可能な確率を求め、確率の低い順に、分
析開始の優先順位を決定し、優先順位記憶部102に優
先順位を提供する。提供のタイミングは任意であるが、
項目依頼記憶部111,項目パラメータ記憶部112,
装置情報記憶部113の何れかに変更があったときや、
一定周期で提供することにより、優先順位を常に最適な
状態に保つことができる。分析開始判定部103は、優
先順位の高い項目から順に分析開始可否の判定を行い、
分析開始可能な項目があればその項目から分析開始する
ように、また、分析開始可能な項目が全くなければ分析
開始しないように指示する。機構制御部104は、この
指示にしたがい、分析装置を動作させる。
【0014】分析開始判定部103は、優先順位記憶部
102を介して、優先順位情報を受け取っているが、代
案として、情報が必要となった時点で、優先順位決定部
101に優先順位を求めさせ、直接受け取ることも可能で
ある。
【0015】ここで、分析装置に、表2のような三つの
項目依頼がなされ、分析開始可能確率が、これら三つの
項目が分析される直前に変化した場合を考える。
【0016】
【表2】
【0017】変化後である現在の動作サイクルにおい
て、項目Aが分析された場合、次の動作サイクルで項目
Bまたは項目Cのどちらか一方でも、分析可能である確
率は、{1.00−(1.00−0.80)×(1.00−
0.20)}×100%=84%であり、項目Bが分析さ
れた場合、次の動作サイクルで項目Aまたは項目Cのど
ちらか一方でも、分析可能である確率は、{1.00−
(1.00−0.60)×(1.00−0.20)}×10
0%=68%であり、項目Cが分析された場合、次の動
作サイクルで項目Aまたは項目Bのどちらか一方でも、
分析可能である確率は、{1.00−(1.00−0.6
0)×(1.00−0.80)}×100%=92%であ
り、次の動作サイクルで、何かの項目が分析可能である
確率は、現在の動作サイクルで項目Bを分析開始する場
合が、項目Cを分析開始する場合より低くなる。
【0018】項目B,項目Cのどちらも分析可能である
場合、図1(b)のような優先順位決定部を備えていな
い装置では、優先順位記憶部102に記憶されている優
先順位が、項目B,項目C,項目Aの順であるため、現
在の動作サイクルでは、項目Bが分析されてしまう一
方、図1(a)のような優先順位決定部を備えた装置で
は、分析開始可能確率の変化にあわせて、優先順位記憶
部102に記憶されている優先順位が、項目C,項目
B,項目Aの順に変化するため、現在の動作サイクルで
は、項目Cが分析される。したがって、図1(b)の優
先順位決定部を備えていない装置よりも図1(a)の優
先順位決定部を備えている装置の方が、次動作サイクル
における何かの項目が分析可能である確率は24%高く
なり、装置の処理効率は向上する。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、分析開始可能な確率の
低い項目が優先的に分析され、次動作サイクルにはより
分析開始可能な確率の高い項目がまわされるため、結果
的に各動作サイクルにおいて、何れかの項目が分析開始
可能となる確率が向上する。つまり、すべての項目が分
析開始不能で次の動作サイクルまで分析開始を見合わせ
なければならなくなる確率が低下し、装置の分析処理能
力は向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】優先順位決定部を有する多項目自動分析装置の
装置制御部のブロック図。
【図2】多項目自動分析装置の分析順序決定部による分
析順序決定方法のフローチャート。
【図3】多項目自動分析装置の説明図。
【符号の説明】
101…優先順位決定部、102…優先順位記憶部、1
03…分析開始判定部、104…機構制御部、105…
分析順序決定部、111…項目依頼記憶部、112…項
目パラメータ記憶部、113…装置情報記憶部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分析開始優先順位記憶部,分析開始判定
    部,機構制御部により構成される多項目自動分析装置に
    おいて、分析開始可能な確率が項目によって異なる場
    合、分析開始の順序決定に利用する分析優先順位に、分
    析開始可能確率の低い順を使用していることを特徴とす
    る自動分析装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記自動分析装置の持
    つ情報をもとに、各項目の分析開始可能な確率を求め、
    優先順位を自動的に決める優先順位決定部を有する自動
    分析装置。
JP1567595A 1995-02-02 1995-02-02 自動分析装置 Pending JPH08211067A (ja)

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JP1567595A JPH08211067A (ja) 1995-02-02 1995-02-02 自動分析装置

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JP1567595A JPH08211067A (ja) 1995-02-02 1995-02-02 自動分析装置

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JP (1) JPH08211067A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011185821A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Sysmex Corp 検体分析装置及び検体搬送方法
JP2015075442A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011185821A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Sysmex Corp 検体分析装置及び検体搬送方法
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