JPH08210142A - 2サイクルエンジンのリードバルブ装置 - Google Patents

2サイクルエンジンのリードバルブ装置

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JPH08210142A
JPH08210142A JP7019196A JP1919695A JPH08210142A JP H08210142 A JPH08210142 A JP H08210142A JP 7019196 A JP7019196 A JP 7019196A JP 1919695 A JP1919695 A JP 1919695A JP H08210142 A JPH08210142 A JP H08210142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reed valve
valve device
stopper
scavenging
cycle engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP7019196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Kanehara
行雄 金原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】リードバルブの汚損・焼損を防止する2サイク
ルエンジンのリードバルブ装置を提供するにある。 【構成】掃気通路42のクランクケース21側開口部4
6下方にリードバルブ装置48が配置された2サイクル
エンジン20において、上記リードバルブ装置48はリ
ードバルブ50およびこのリードバルブ50の開度を調
節する板状のストッパ51aを有し、上記ストッパ51
aの自由端部53を上記掃気通路42のクランクケース
21側開口部46の直下まで延長すると共に、上記スト
ッパ51aに従来形成されていた軽量化のための窓を廃
止したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2サイクルエンジンのリ
ードバルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、2サイクルエンジン
1のシリンダ2内周面にはピストン3の往復ストローク
によって開閉される掃気ポート4と排気ポート5とが形
成され、爆発行程時にピストン3が下死点側へ下降した
際、掃気ポート4と排気ポート5とが開き、シリンダ2
内の排気ガスが排気ポート5から排気通路6を経て排出
されると同時に掃気ポート4から一次圧縮された混合気
が掃気通路7を経てシリンダ2内に充填されるようにな
っている(実線の矢印)。
【0003】一方、2サイクルエンジン1のバルブ機構
として、リードバルブ式のものがある。リードバルブ式
のバルブ機構は、クランクケース8壁に設けられている
吸気通路9に図5に示すようなリードバルブ装置10を
配し、薄鋼板等から形成されて弾性変形可能なリードバ
ルブ11の開閉によって吸気作用を行う方式である。な
お、軽量化のための窓12が形成された板状のストッパ
13がリードバルブ11に近接して設けられ、このスト
ッパ13はリードバルブ11の開度を調節するようにな
っている。
【0004】ところで、エンジン1には一般に掃気ポー
ト4および掃気通路7が複数個形成されており、排気ポ
ート5に対向する掃気通路7aのクランクケース8側開
口部14がリードバルブ装置10の上方に配置される場
合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2サイ
クルエンジンは、低負荷時の燃焼効率が悪く、燃焼ガス
が掃気通路を経てクランクケース内に逆流する「吹返
し」が発生することがある。そして、この「吹返し」が
排気ポートに対向する掃気通路を経てリードバルブ装置
に直接当たる可能性がある(図4中、破線の矢印)。高
温高圧のガスである「吹返し」がリードバルブ装置に当
たると、ストッパには窓が形成されていることもあり、
リードバルブを汚損したり焼損する虞がある。
【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、リードバルブの汚損・焼損を防止する2サイク
ルエンジンのリードバルブ装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る2サイクル
エンジンのリードバルブ装置は、上述した課題を解決す
るために、請求項1に記載したように、掃気通路のクラ
ンクケース側開口部下方にリードバルブ装置が配置され
た2サイクルエンジンにおいて、上記リードバルブ装置
はリードバルブおよびこのリードバルブの開度を調節す
る板状のストッパを有し、上記ストッパの自由端部を上
記掃気通路のクランクケース側開口部の直下まで延長す
ると共に、上記ストッパに従来形成されていた軽量化の
ための窓を廃止したものである。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、掃気通
路のクランクケース側開口部下方にリードバルブ装置が
配置された2サイクルエンジンの上記リードバルブ装置
はリードバルブおよびこのリードバルブの開度を調節す
る板状のストッパを有し、上記ストッパの自由端部を上
記掃気通路のクランクケース側開口部の直下まで延長す
ると共に、上記ストッパに従来形成されていた軽量化の
ための窓を廃止したため、燃焼ガスの「吹返し」が阻止
され、リードバルブを汚損したり焼損することがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は、この発明を適用した自動二輪車用
の水冷2サイクル単気筒エンジンの一例を示す縦断面図
であり、図2は、図1のII−II線に沿う断面図であ
る。
【0011】図1に示すように、このエンジン20は、
クランクケース21と、その上方に載置されたシリンダ
ブロック22およびシリンダヘッド23とからその外形
が構成される。
【0012】シリンダブロック22内にはシリンダ24
が形成され、このシリンダ24内にピストン25が摺動
自在に挿入される。また、クランクケース21内にはク
ランクシャフト26が回転自在に軸支される。そして、
クランクシャフト26のクランクピン27とピストン2
5とがコンロッド28によって連結され、ピストン25
の往復ストロークがクランクシャフト26の回転運動に
変換されるようになっている。
【0013】シリンダヘッド23には、シリンダ24に
整合する燃焼室29が形成され、その中央部には外方か
ら点火プラグ30がネジ結合される。また、シリンダ2
4および燃焼室29の周囲にはエンジン冷却水のウォー
タジャケット31が形成される。なお、符号32はピス
トンリングであり、このピストンリング32は燃焼室2
9の気密を保持し、圧縮漏れを防止すると共にピストン
25の受ける熱の大部分をシリンダ24を介して逃がす
役目をしている。
【0014】図1および図2に示すように、シリンダブ
ロック22の中央下部には排気通路33が形成され、こ
の排気通路33の一端はシリンダ24内壁に開口して排
気ポート34を形成し、排気通路33の他端は図示しな
いエキゾーストパイプ等の排気装置に連結される。
【0015】また、シリンダ24内壁には複数個の掃気
ポート35〜39が形成される。これらの掃気ポート3
5〜39は、掃気通路40〜44によってクランクケー
ス21内と連通される。なお、本実施例に適用された2
サイクルエンジン20は五箇所の掃気ポート35〜39
および掃気通路40〜44を有する構造であり、図2に
おいて、便宜上排気ポート34の右側に配置される掃気
ポート35および掃気通路40をそれぞれ第1掃気ポー
ト35および第1掃気通路40とし、以下、時計回りに
第2〜第5掃気ポート36〜39および第2〜第5掃気
通路41〜44とする。そのうち第3掃気ポート37
は、排気ポート34の対向面に形成される。
【0016】一方、図2における排気ポート34と第3
掃気ポート37とを結ぶ軸線45の軸上で、第3掃気通
路42のクランクケース21側開口部46下方に位置す
るクランクケース21壁には吸気通路47が上記軸線4
5の軸方向に形成され、その内部にリードバルブ装置4
8が設けられる。この吸気通路47の外側開口部には図
示しないキャブレタが接続され、内側開口部はクランク
ケース21の内部とシリンダブロック22に形成された
各掃気通路40〜44とに繋がっている。
【0017】図3は、リードバルブ装置48の斜視図で
あり、このリードバルブ装置48は、クランクケース2
1内の負圧によって開口する一方向自動弁であると共
に、混合気のキャブレタへの逆流を防止するものであ
る。リードバルブ装置48は例えば樹脂製で楔形状のバ
ルブベース49と、薄鋼板や樹脂板等から形成されて弾
性変形可能な複数枚のリードバルブ50と、リードバル
ブ50の開度を調節する上下一対の板状のストッパ51
a,51bとから構成される。
【0018】バルブベース49の上下面には図示しない
開口部が形成され、この開口部はリードバルブ50によ
り塞がれる。リードバルブ50は、その基端部がストッ
パ51a,51bの基端部と共にビス52等でバルブベ
ース49に固定される。上下のストッパ51a,51b
のうち、上側のストッパ51aはその自由端部53が図
1および図2にも示すように第3掃気通路42のクラン
クケース21側開口部46の直下まで延長される。ま
た、本発明の上側ストッパ51aには、従来形成されて
いた軽量化のための窓が廃止されている。
【0019】次に、本実施例の作用について説明する。
【0020】リードバルブ50の開度を調節する上下の
ストッパ51a,51bのうち、上側ストッパ51aの
自由端部53を第3掃気通路42のクランクケース21
側開口部46の直下まで延長されるとともに、従来形成
されていた軽量化のための窓を上側ストッパ51aにお
いて廃止することにより、「吹返し」が第3掃気通路4
2を経てクランクケース21内に逆流しても延長された
上側ストッパ51aの自由端部53が燃焼ガスを阻止
し、燃焼ガスが直接リードバルブ装置48に当たること
がなく、リードバルブ50を汚損したり焼損することが
ない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る2サ
イクルエンジンのリードバルブ装置によれば、掃気通路
のクランクケース側開口部下方にリードバルブ装置が配
置された2サイクルエンジンにおいて、上記リードバル
ブ装置はリードバルブおよびこのリードバルブの開度を
調節する板状のストッパを有し、上記ストッパの自由端
部を上記掃気通路のクランクケース側開口部の直下まで
延長すると共に、上記ストッパに従来形成されていた軽
量化のための窓を廃止したため、燃焼ガスの「吹返し」
が阻止され、リードバルブを汚損したり焼損することが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2サイクルエンジンのリードバル
ブ装置の一実施例を示す自動二輪車用水冷2サイクル単
気筒エンジンの縦断面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】リードバルブ装置の斜視図。
【図4】従来のリードバルブ装置を備えた2サイクルエ
ンジンの縦断面図。
【図5】従来のリードバルブ装置の斜視図。
【符号の説明】
20 エンジン 21 クランクケース 24 シリンダ 33 排気通路 34 排気ポート 35〜39 第1〜第5掃気ポート 40〜44 第1〜第5掃気通路 46 第3掃気通路のクランクケース側開口部 47 吸気通路 48 リードバルブ装置 50 リードバルブ 51a,51b ストッパ 53 上側ストッパの自由端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掃気通路のクランクケース側開口部下方
    にリードバルブ装置が配置された2サイクルエンジンに
    おいて、上記リードバルブ装置はリードバルブおよびこ
    のリードバルブの開度を調節する板状のストッパを有
    し、上記ストッパの自由端部を上記掃気通路のクランク
    ケース側開口部の直下まで延長すると共に、上記ストッ
    パに従来形成されていた軽量化のための窓を廃止したこ
    とを特徴とする2サイクルエンジンのリードバルブ装
    置。
JP7019196A 1995-02-07 1995-02-07 2サイクルエンジンのリードバルブ装置 Pending JPH08210142A (ja)

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JP7019196A JPH08210142A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 2サイクルエンジンのリードバルブ装置

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JP7019196A JPH08210142A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 2サイクルエンジンのリードバルブ装置

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JPH08210142A true JPH08210142A (ja) 1996-08-20

Family

ID=11992605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7019196A Pending JPH08210142A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 2サイクルエンジンのリードバルブ装置

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JP (1) JPH08210142A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6899066B2 (en) 2002-12-30 2005-05-31 S & S Cycle, Inc. Valve assembly
US7395790B2 (en) 2004-11-18 2008-07-08 S&S Cycle, Inc. Reed valve breather for evolution engine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6899066B2 (en) 2002-12-30 2005-05-31 S & S Cycle, Inc. Valve assembly
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