JPH0820935B2 - アレイ・ディスク制御装置 - Google Patents

アレイ・ディスク制御装置

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JPH0820935B2
JPH0820935B2 JP1232976A JP23297689A JPH0820935B2 JP H0820935 B2 JPH0820935 B2 JP H0820935B2 JP 1232976 A JP1232976 A JP 1232976A JP 23297689 A JP23297689 A JP 23297689A JP H0820935 B2 JPH0820935 B2 JP H0820935B2
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正一 村野
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Description

【発明の詳細な説明】 [概 要] 複数のディスク装置を並列に同時動作させるアレイ・
ディスク制御装置に関し、 従来、アレイ・ディスク制御装置では、一連のデータ
を複数のディスク装置に分割して記録するため、これら
分割されたデータの正常性を保証することが困難であっ
た問題の解決を目的とし、 書込みデータを所定のバイト数ごとに区分し、該区分
されたデータごとにCRCコードを付加する手段と、上記C
RCコードが付加された所定のバイト数のデータを1つの
ブロックとし、該ブロックを複数のディスク装置に分割
して書き込む手段と、データの読み出しの際は、分割さ
れたデータを1つのブロックに組み上げる手段と、該組
み上げられたブロックごとにCRCチェックを行う手段と
を設けて構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、複数のディスク(disk)装置を並列に同時
動作させるアレイ・ディスク(array disk)制御装置に
関し、特に、上位の計算機システムから転送されるデー
タを複数のディスク装置に分割して書き込み、該分割さ
れたデータを読み出し組み上げを行う際のデータの正常
性を保証するアレイ・ディスク制御装置に関する。
[従来の技術] 近年、コンピュータの性能は大幅に向上し、処理され
るデータ量は増加の一途をたどり、I/O(入出力)装置
においても、これに対応できるよう高速データ転送を可
能にし、大量のデータを一度に転送できる装置の開発が
望まれている。しかし、現在の単一のディスク技術の向
上だけでは限界があり、複数のディスク装置を並列に同
時動作させるアレイ・ディスク装置が開発され、上記の
要望を満足しようとしている。
第4図はアレイ・ディスク装置について説明する図を
示しており、1はアレイ・ディスク制御装置(ADC)、
3はディストリビュータ/セレクタ(distributer/sele
cter)、6〜9はデバイス・コントローラ(DC)、10〜
13はディスク装置、14はホストの計算機システム、15は
ホストのチャネルを表わしており、本例は4台のディス
ク装置を用いた例である。
すなわち、ホストの計算機システム14からチャネル15
を介して送られるデータはアレイ・ディスク制御装置
(ADC)1中のディストリビュータ/セレクタ3によ
り、4系列のデータに分割され、各々デバイス・コント
ローラ(DC)6〜9を介してディスク装置10〜13に同期
を取って書き込まれる。
読み出しの場合は、各ディスク装置10〜13からデバイ
スコントローラ(DC)6〜9を介して読み出されたデー
タ列を、ディストリビュータ/セレクタ3により1つの
系列のデータに組み上げて上位のチャネル装置15に送出
する。
以上の如き動作により、複数のディスク装置を用い
て、大量のデータの読み書きが高速に行われる。
[発明が解決しようとする課題] 以上説明したように、アレイ・ディスク装置では、従
来の単一のディスク装置とは異なり、一例のデータを多
数のディスク装置に分割し記録する為、これら分割され
たデータの信頼性の保証が重要な問題となる。
例えば、データの読み出しの場合、第5図の分割され
たデータの組上げについて説明する図に示すごとく、各
デバイス・コントローラ(DC)6〜9から送られるデー
タ(9 bitのパラレルデータ)を、マルチプレクサ16で
順次選択して、1つのデータに組み上げるのであるが、
もし、マルチプレクサ16の入力信号の選択動作を制御す
るDCセレクト信号制御回路17に故障が生じた場合には、
マルチプレクサ16でのデータの選択動作が異常となり、
組み上げられたデータの正常性が失なわれることにな
る。このような問題は従来の単一のディスク装置では有
り得なかったものである。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、ア
レイ・ディスク装置に対して、分割して読み書きされる
データの正常性を保証するアレイ・ディスク制御装置を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、上述の目的は、前記特許請求の範囲
に記載した手段により達成される。
すなわち、本発明は、上位の計算機システムから転送
されるデータを、並列に動作する複数のディスク装置に
分割して書き込むと共に、該分割されたデータの読み出
し及び組み上げを行うアレイ・ディスク制御装置におい
て、上位の制御装置から転送されるデータを、所定のバ
イト数ごとに区分し、該区分されたデータごとにCRCコ
ードを付加する手段と、上記CRCコードが付加された所
定のバイト数のデータを1つのブロックとし、該ブロッ
クを各ディスク装置に分割して書き込む手段と、データ
を読み出す場合には、各ディスク装置から読み出した上
記分割されたデータを、1つのブロックのデータに組み
上げる手段と、上記組み上げられたブロックごとにCRC
チェックを行う手段とを設け、分割されたデータの正常
性を保証するアレイ・ディスク制御装置である。
[作 用] 本発明のアレイ・ディスク制御装置では、上位装置か
ら転送されるデータを、各ディスク装置に対して分割す
る前に、所定のデータ個数毎にCRCコードを作成し、該C
RCコードを転送データに付加した後にデータの分割を行
い、各ディスク装置へ記録する。
また、データの読み出しを行う場合、各ディスク装置
から転送されるデータを、1つのデータに組み上げ、該
組み上げられたデータに対してCRCチェックを行い、該
データが正常かどうかを検証する。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例のブロック構成図を示して
おり、2はCRC作成/チェック部、2aはCRC作成回路、2b
はCRCチェック回路、3はディストリビュータ/セレク
タ、3aはディストリビュータ、3bはセレクタ、4はデバ
イスコントローラに対してのディストリビュータ/セレ
クタ、4aはディストリビュータ、4bはセレクタ、5はCR
C制御回路を表わしており、他の符号については第4図
の場合と同様である。
本実施例は、アレイ・ディスク制御装置(ADC)1に
ディスク装置が4台接続された場合の例を示しており、
その動作は、以下、データの書き込みの場合と、読み出
しの場合に分けて説明される。
第2図は本発明の実施例のデータ書込み動作を説明す
る図を示しており、上位のホストより順次送られる、番
号20で示す“0"〜“n"のバイトデータに対して、CRC作
成回路2aでは、2048バイト毎にCRCコードを作成する。
CRC制御回路5は、2048バイト毎にCRCコードをディス
トリビュータ4aに送出するようセレクタ3bを制御すると
共に、CRCコードを送出した後、CRC作成回路2aをイニシ
ャルリセット(初期リセット)する。
番号21で示す、CRCコードを付加されたデータは、デ
ィストリビュータ4aで各デバイスコントローラ(DC)6
〜9に4分割されて送出される。
分割の方法は、図に示すように、n個のバイトデータ
のうち、0番目の物をデバイスコントローラ(DC)6
に、1番目の物をデバイスコントローラ(DC)7に、2
番目の物をデバイスコントローラ(DC)8に、3番目の
物をデバイスコントローラ(DC)9に、4番目の物を再
びデバイスコントローラ(DC)6に送出するごとく、各
デバイスに対して巡環的に1バイトずつデータを分割し
て行く。
CRCコードは各デバイスコントローラ(DC)に分割で
きないので、デバイスコントローラ(DC)6に送出し、
他のデバイスコントローラ(DC)7〜9に対してはダミ
ーコードなる“PAD"を送出することにより、各ディスク
装置10〜13に書き込まれるデータのバイト数を揃える。
分割されたデータ22〜25の各々は、デバイスコントロ
ーラ(DC)6〜9で、ECC(error checking and correc
tion)コードが付加され、各ディスク装置10〜13に記録
される。
第3図は本発明の実施例のデータ読み出し動作を説明
する図であり、4台のディスク装置10〜13に分割して書
き込まれたデータを読み出す場合の動作を説明する図で
ある。
各ディスク装置10〜13から読み出されたデータは、デ
バイスコントローラ(DC)6〜9にてECCチェック(err
or checking and correction)され、データエラーがあ
る場合は修正後、セレクタ4bに送出される。
各デバイスコントローラ(DC)6〜9からの送出デー
タは、番号32〜35で示す形態のデータとなっており、セ
レクタ4bでは、各データを順次選択し、番号31で示す一
連のデータへ組み上げ、ディストリビュータ3aへ送出す
る。ディストリビュータ3aでは上位の装置へ転送するデ
ータと、2048バイトごとのCRCコードを分離し、上位装
置へ番号30で示す形態のデータを送出する。
また、CRCチェック回路2bは上位装置に転送するデー
タとCRCコードから、読み出しデータの正常性を検討
し、CRC制御回路5は、2048バイト毎のCRCチェックを行
うと、CRCチェック回路の2bのCRCチェック動作をイニシ
ャル(初期)状態に戻す。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のアレイ・ディスク制御
装置では、複数のディスク装置に対してデータを分割し
て書き込み、該分割されたデータを読み出す場合のデー
タの正常性の保証が可能となり、システムの信頼性の向
上に寄与する所が大きい。更に、本発明においては、転
送されるデータにCRCコードが含まれてデータブロック
となり、このデータブロックが分割されて複数のディス
ク装置に格納されるようになっており、CRCコードを格
納するための専用のディスク装置を設ける必要がない。
従って、アレイ・ディスク装置を安価に製造することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック構成図、第2図は
本発明の実施例のデータ書込み動作を説明する図、第3
図は本発明の実施例のデータ読出し動作説明する図、第
4図はアレイ・ディスク装置について説明する図、第5
図は分割されたデータの組上げについて説明する図であ
る。 1……アレイ・ディスク制御装置(ADC)、2……CRC作
成/チェック部、2a……CRC作成回路、2b……CRCチェッ
ク回路、3……ディストリビュータ/セレクタ、3a……
ディストリビュータ、3b……セレクタ、4……ディスト
リビュータ/セレクタ、4a……ディストリビュータ、4b
……セレクタ、5……CRC制御回路、6〜9……デバイ
スコントローラ(DC)、10〜13……ディスク装置、14…
…ホストの計算機システム、15……チャネル、16……マ
ルチプレクサ、17……DCセレクト信号制御回路、20〜25
……書き込みデータ、30〜35……読み出しデータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位の計算機システムから転送されるデー
    タを、並列に動作する複数のディスク装置に分割して書
    き込むと共に、該分割されたデータの読み出し及び組み
    上げを行うアレイ・ディスク制御装置において、 上位の制御装置から転送されるデータを、所定のバイト
    数ごとに区分し、該区分されたデータごとにCRCコード
    を付加する手段と、 上記CRCコードが付加された所定のバイト数のデータを
    1つのブロックとし、該ブロックを各ディスク装置に分
    割して書き込む手段と、 データを読み出す場合には、各ディスク装置から読み出
    した上記分割されたデータを、1つのブロックのデータ
    に組み上げる手段と、 上記組み上げられたブロックごとにCRCチェックを行う
    手段とを設け、 分割されたデータの正常性を保証することを特徴とする
    アレイ・ディスク制御装置。
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