JPH08207784A - 操縦ハンドルの防振支持装置 - Google Patents

操縦ハンドルの防振支持装置

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Publication number
JPH08207784A
JPH08207784A JP7020127A JP2012795A JPH08207784A JP H08207784 A JPH08207784 A JP H08207784A JP 7020127 A JP7020127 A JP 7020127A JP 2012795 A JP2012795 A JP 2012795A JP H08207784 A JPH08207784 A JP H08207784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering wheel
shaft
vibration
supporting
handle
Prior art date
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Pending
Application number
JP7020127A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Aoyama
斉 青山
Shiyuunosuke Iwata
州之助 岩田
Kenzo Ushiro
健蔵 後
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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  • Steering Controls (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 上端に操縦ハンドル5を備えたハンドル軸1
1を、上下の防振支承部a,bを介して回動自在にハン
ドルポスト15に防振支持するとともに、上側防振支承
部aを、ハンドルポスト15内上部の筒ゴム16にハン
ドル軸11を挿通する。その筒ゴム16におけるハンド
ル軸11支承用の内周面16Aに、周方向の凸条17を
複数形成してことで構成してある操縦ハンドルの防振支
持装置。内周面16Aにおける凸条17の上下間にグリ
ースを充填する。 【効果】 弾性部材内面の形状変更だけの簡単な改造に
より、機体の振動を操縦ハンドルに伝えにくい十分な防
振が行えながら、強い力が作用した場合には操縦ハンド
ルがある程度変位したら急に踏ん張って耐えるという、
節度感のある状態を現出させることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタや芝刈機とい
った作業機に好適な操縦ハンドルの防振支持装置に係
り、詳しくは、操縦ハンドルを防振しながらも節度感の
ある回動操作感覚が得られるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、先に出願した特願平6−289
379号において、ハンドル軸の下側を支承するベアリ
ングをゴムマウントし、かつ、ハンドル軸上部はゴム塊
で直接支承することによってハンドルポストに防振支持
する装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造で防振支持さ
れたことにより、操縦ハンドルの振動が軽減されて良好
な操向操作性が得られるようになったが、その反面、操
縦ハンドルに体重を掛けて体を支えるような場合には、
ハンドルが「グニャー」として、あたかも限界なく変位
するような節度感に欠ける傾向があり、改善の余地があ
った。本発明の目的は、ハンドル軸を防振支持しながら
も、極力、操縦ハンドルを握っての支持状態で節度感が
出るように工夫する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、上端に操縦ハンドルを備えたハンドル軸を、
上下の防振支承部を介して回動自在にハンドルポストに
防振支持するとともに、上側防振支承部を、ハンドルポ
スト内に支持された弾性部材にハンドル軸を挿通すると
ともに、その弾性部材におけるハンドル軸支承用の内周
面に、周方向の凸条を複数形成することで構成してある
ことを特徴とする。又、弾性部材の内周面における凸条
どうしの間に潤滑油を充填してあると好都合である。
【0005】
【作用】操縦ハンドルに横向きの力が加わると、その殆
どが上側の防振支承部で受け止められることになるが、
請求項1の構成によれば、上側防振支承部においては、
普通の状態ではハンドル軸と弾性部材の凸条とが接触し
ており、大きな横方向力が作用すると、その凸条が圧縮
変形して弾性部材と大面積で接触するようになる。すな
わち、通常では凸条部分のみとの略線接触による低いバ
ネ定数状態となって振動を十分に減衰できるとともに、
大なる力が操縦ハンドルに作用すると略面接触による高
いバネ定数状態となってそれ以上のハンドル軸の変位が
顕著に抑制され、あたかもそこで操縦ハンドルが固定さ
れたかのように、節度感を持って踏ん張る状態が現出さ
れるのである。
【0006】請求項2の構成では、隣合う凸条間の凹み
空間部分に潤滑油を充填してあるから、上側防振支承部
でのハンドル軸の回動抵抗を減らす手段を、そのための
特別な配置スペースを確保することや、専用の潤滑手段
を装備することなく配備することができる。
【0007】
【発明の効果】その結果、請求項1に記載の防振支持装
置では、弾性部材内面の形状変更だけの簡単な改造によ
り、機体の振動を操縦ハンドルに伝え難い十分な防振が
行えながら、強い力が作用した場合には操縦ハンドルが
ある程度変位してから急に踏ん張って耐えるという、節
度感のある状態を現出させることができた。請求項2に
記載の防振支持装置では、弾性部材の形状を利用するこ
とにより、その他一切の改造なく上側防振支承部の潤滑
が行えて耐久性が向上する利点が付加される。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例をトラクタに適用し
た場合について、図面に基づいて説明する。図1にトラ
クタが、図4にその操向系が夫々示され、1はエンジン
ボンネット、2はエンジン、3はハンドアクセルレバ
ー、4はフートアクセルペダル、5は操縦ハンドル、6
は前輪、7は後輪、8は燃料タンクである。このトラク
タでは、インテグラル型のパワーステアリング構造を採
っており、機体前部下方に斜め配置されたコントロール
ユニット9と、操縦ハンドル5とを、3個のユニバーサ
ルジョイント10,10,10と4個の連動軸11,1
2,13,14とを介してエンジン類を迂回させた状態
で連動連結してある。
【0009】図2に示すように、操縦ハンドル5を上端
に備えた第1連動軸(ハンドル軸に相当)11を、上下
の防振支承部a,bを介して回動自在にハンドルポスト
15(下端が拡径加工されたパイプ)に防振支持してあ
る。先ず、下側防振支承部bは、第1連動軸11にスナ
ップリンング止めされたベアリング18を上下2個のリ
ング状ゴムブッシュ19,20を介してハンドルポスト
15下端部に内装することで構成されている。そして、
図3に示すように、上ゴムブッシュ19の上面、及び側
面夫々に環状突起19a,19bが、下ゴムブッシュ2
0の側面、及び下面夫々に環状突起20a,20bが一
体形成されるとともに、ハンドルポスト15下端部内面
には、上下の側面環状突起19b,20aが嵌合する周
溝21,21が形成され、それら環状突起19b,20
aと各周溝21との嵌合による節度感でもって所定の位
置に圧入できたことが判断できるようにしてある。又、
上下の環状突起19a,20bにより、上下のワッシャ
ー22,22との癒着を防止して分解し易いとか、多少
の寸法誤差があっても上下のガタ付き無く装着できると
いった利点がある。
【0010】次に、上側防振支承部aは、ハンドルポス
ト15内の上端部に支持された筒ゴム(弾性部材に相
当)16に第1連動軸11を挿通するとともに、筒ゴム
16における第1連動軸11支承用の内周面16Aに、
周方向の凸条17を上下に複数並設形成することで構成
されている。最上部と最下部の凸条は上下幅の薄いリッ
プ形状としてオイルシール23,23に形成され、上か
ら2番目の凸条17は第1連動軸11に圧接気味に密着
嵌合されるとともに、その他の凸条17は、操縦ハンド
ル5に外力の作用しない自由状態では半径で約0.5mm の
隙間を持たせた遊嵌合状態に設定されている。又、内周
面16Aにおける凸条17,23どうしの間には潤滑油
であるグリースが充填されており、第1連動軸11と筒
ゴム16との摺接抵抗の軽減に寄与させてある。
【0011】つまり、通常の操向操作時では上側1個の
凸条17のみによって、又はその上側1個の凸条17が
圧縮変形して2ヶ所〜5ヶ所の凸条17によって第1連
動軸11が支承されており、その柔らかなバネ定数によ
って機体振動を顕著に減衰させ、操縦ハンドル5に殆ど
振動が伝わらないようにできるとともに、操縦ハンドル
5に強い横方向外力が加わると、複数の凸条17が圧縮
変形して内周面16A全体の広い面積でもって第1連動
軸11を受止め、それ以後は殆ど弾性変形が生じない節
度感のある状態で支持できるのである。前述した従来技
術(無垢の筒ゴムで軸支持する手段)では、防振性能を
出すためにはゴム硬度をある程度柔らかいものに設定せ
ざるを得ないものであったが、本願の手段によれば、ゴ
ム硬度を相当硬くしても同様の防振性能を出せるので、
凸条17が圧縮変形した場合の節度感を出すことができ
るのである。
【0012】図1、図4に示すように、4個の連動軸1
1,12,13,14のうち、コンントロールユニット
9にカップリング連結された第4連動軸14と第1連動
軸11とは位置決めされているので、第2軸12又は第
3軸13の何方かの軸を支承する必要がある。そこで、
クラッチハウジング24との接続部位であるエンジン2
のリヤーエンドプレート2Rに、第3軸13を支承する
ブラケット25をボルト止めしてあり、各連動軸11〜
14を位置決め支持してある。
【0013】図1、図5、図6に示すように、クラッチ
ハウジング24の右側面に、ボルト32とピン26とで
略下向きコ字状の支持ブラケット27を取付け、この支
持ブラケット27に貫通支承されたボス28にフートア
クセルペダル4を固定してある。エンジン2の右側面に
配設されたガバナ29のアーム29aとフートアクセル
ペダル4とを、各装置類との干渉を避けるべく迂回形状
に形成された連結ロッド30で連動連結されている。
又、略上下向きで支承されたハンドアクセルレバー3下
端の操作アーム3aの後側にフートアクセルペダル4の
ボス28からの突出端4aが配置されており、ハンドア
クセルレバー3の操作で操作アーム3aが突出端4aを
後方に押し操作する接当連動構造が採用されている。
【0014】そして、ボス28の右端にはポテンショメ
ータ31が一体回動状態で嵌合連結され、その基板31
aを支持ブラケット27前部の折り曲げ部にビス止めす
ることで位置決めされている。つまり、位置保持できる
ハンドアクセルレバー3はエンジン回転数の下限を設定
するものであり、その状態においてもフートアクセルペ
ダル4を踏み込んでエンジ回転数を上昇方向には操作で
きるようになっている。加えて、ポテンショメータ31
を設けたことにより、操作位置が設定されたハンドアク
セルレバー3を一時的に異なる操作位置に移動しても、
確実に元の設定回転数の状態に再セットできるようにさ
れている。
【0015】〔別実施例〕凸条17による内径を、最上
部の凸条17から下方に行くに連れて徐々に大きくなる
テーパ状に形成するとか、第1連動軸11に接触する凸
条17を2個以上にした構造でも良い。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図
【図2】ハンドル軸の支持構造を示す断面側面図
【図3】下側防振支承部の構造を示す分解図
【図4】前輪の操向系を示す平面図
【図5】アクセル操作系の要部を示す背面図
【図6】アクセル操作系の構造を示す平面図
【符号の説明】
5 操縦ハンドル 11 ハンドル軸 15 ハンドルポスト 16 弾性部材 16A 内周面 17 凸条 a 上側防振支承部 b 下側防振支承部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端に操縦ハンドル(5)を備えたハン
    ドル軸(11)を、上下の防振支承部(a),(b)を
    介して回動自在にハンドルポスト(15)に防振支持す
    るとともに、上側防振支承部(a)を、前記ハンドルポ
    スト(15)内に支持された弾性部材(16)に前記ハ
    ンドル軸(11)を挿通するとともに、その弾性部材
    (16)における前記ハンドル軸(11)支承用の内周
    面(16A)に、周方向の凸条(17)を複数形成する
    ことで構成してある操縦ハンドルの防振支持装置。
  2. 【請求項2】 前記内周面(16A)における前記凸条
    (17)どうしの間に潤滑油を充填してある請求項1に
    記載の操縦ハンドルの防振支持装置。
JP7020127A 1995-02-08 1995-02-08 操縦ハンドルの防振支持装置 Pending JPH08207784A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7020127A JPH08207784A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 操縦ハンドルの防振支持装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7020127A JPH08207784A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 操縦ハンドルの防振支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08207784A true JPH08207784A (ja) 1996-08-13

Family

ID=12018467

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7020127A Pending JPH08207784A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 操縦ハンドルの防振支持装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH08207784A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7922204B2 (en) 2007-12-13 2011-04-12 Kubota Corporation Vibration-isolating device for steering wheel of traveling working vehicle with wheel steering mechanism
JP2020100379A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社クボタ 作業車

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US7922204B2 (en) 2007-12-13 2011-04-12 Kubota Corporation Vibration-isolating device for steering wheel of traveling working vehicle with wheel steering mechanism
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