JPH08207698A - 車両用乗員保護装置の誤作動防止装置 - Google Patents

車両用乗員保護装置の誤作動防止装置

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JPH08207698A
JPH08207698A JP7039075A JP3907595A JPH08207698A JP H08207698 A JPH08207698 A JP H08207698A JP 7039075 A JP7039075 A JP 7039075A JP 3907595 A JP3907595 A JP 3907595A JP H08207698 A JPH08207698 A JP H08207698A
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JP
Japan
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vehicle
power supply
backup
backup capacitor
occupant protection
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Pending
Application number
JP7039075A
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English (en)
Inventor
Koji Otaka
孝治 大高
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易かつコンパクトな構造で車両用乗員保護
装置の誤作動を確実に防止する。 【構成】 車載バッテリ3に並列に接続されたバックア
ップコンデンサ11と、車両衝突を検出する加速度セン
サ12と、衝突検出時に車載バッテリ3ないしバックア
ップコンデンサ11からの電源供給により作動してエア
バッグを展開するスクイブ2と、車載バッテリ3からの
給電停止を検出する給電停止回路13と、給電停止が検
出された時に計時を開始する制御部14と、計時値が設
定値を越えた時にバックアップコンデンサ11を放電さ
せる放電回路15とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用乗員保護装置の誤
作動防止装置に関し、特にバックアップコンデンサを内
蔵した乗員保護装置の誤作動を防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両衝突時の乗員保護装置として、エア
バッグを展開して乗員身体への衝撃を緩和するエアバッ
グ装置や、シートベルトを引き締めて乗員身体の飛び出
し防止を図るベルトテンショナ装置等が使用されてお
り、これら保護装置の多くは点火栓(スクイブ)を有し
て衝突時に該スクイブに車載バッテリから通電すること
によりエアバック展開用ガスの発生あるいはシートベル
ト巻き取り機構の駆動等を行っている。
【0003】ところで、衝突時の衝撃によってスクイブ
への給電線が断線し、あるいはコネクタが脱落する等の
おそれがあり、この場合には乗員保護装置が作動しない
ことになる。そこで、これを避けるために、車載バッテ
リにより常時充電されるバックアップコンデンサを内設
して、衝突時に給電線の断線等を生じてもバックアップ
コンデンサからスクイブへ電源を供給して乗員保護装置
の確実な作動を保証するものが知られている。
【0004】一方、特にステアリングホイールに設けら
れるエアバッグ装置において、点検時の取り外しを容易
にするために、エアバッグ本体、衝突センサ、スクイ
ブ、および上記バックアップコンデンサを含む点火制御
回路等を一体のモジュールとしたものが使用されつつあ
る。しかし、かかるエアバッグ装置を点検のために取り
外す場合、コネクタを切り離しても内部のバックアップ
コンデンサは充電状態にあるため、装置を取り外す際の
振動で衝突センサが作動してスクイブに給電がなされ、
誤作動するおそれがある。
【0005】そこで例えば特開平5−270354号公
報では、エアバッグモジュールの固定ボルトの取り外し
に連動してバックアップコンデンサの放電路を導通させ
る切換スイッチを設けて、エアバッグ装置の取り外し時
にスクイブへの給電がなされないようにした誤作動防止
装置が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載の誤作動防止装置では、固定ボルトの取り外しと連動
する切換スイッチが比較的大型で複雑な構造となるた
め、製造組付け工数が増大するとともに、装置全体の体
格が大きくなるという問題がある。
【0007】本発明はかかる課題を解決するもので、簡
易かつコンパクトな構造で確実に誤作動を防止できる車
両用乗員保護装置の誤作動防止装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】衝突時の乗員保護手段の
作動は極く短時間の間になされる必要があり、したがっ
て、上記バックアップコンデンサによる起動手段への電
源供給は、衝突に伴う給電線の断線等の後、比較的短い
時間(0.1秒程度)行われれば良い。本発明はかかる
知見に基づいてなされたもので、その第1の構成では、
車載バッテリ3に並列に接続されたバックアップコンデ
ンサ11と、車両衝突を検出する衝突検出手段12と、
衝突検出時に上記車載バッテリ3ないしバックアップコ
ンデンサ11からの電源供給により作動して乗員保護手
段を起動させる起動手段2とをモジュールとして一体に
具備する車両用乗員保護装置1において、上記車載バッ
テリ3からの給電停止を検出する給電停止検出手段13
と、給電停止が検出された時に計時を開始する計時手段
14と、該計時手段14による計時値が設定値を越えた
時に上記バックアップコンデンサ11を放電させる放電
手段15とを具備している。
【0009】本発明の第2の構成では、上記放電手段1
5を、バックアップコンデンサ11の正極側とアースの
間に介設したスイッチングトランジスタ151で構成す
る。
【0010】
【作用】上記第1の構成において、車両衝突時に車載バ
ッテリから乗員保護装置1への給電が断たれると、車載
バッテリ3に代えてバックアップコンデンサ11から起
動手段2へ給電がなされる。この時、同時に計時手段1
4により計時が開始されるが、計時値が設定値になるま
ではバックアップコンデンサ11からの起動手段2への
給電が継続されて乗員保護手段は確実に起動する。点検
時にコネクタ6を切り離す等により車載バッテリ3から
の給電が停止すると、この場合にもバックアップコンデ
ンサ11から起動手段2への給電はなされるが、計時手
段における計時設定値を上述の如く、乗員保護手段の起
動に最小限必要な極く短時間とすれば、モジュール全体
を取り外す時には既に計時手段14における計時値が設
定値を越えており、放電手段15によって上記バックア
ップコンデンサ11は放電させられている。したがっ
て、取り外し時の振動等を衝突検出手段12が検出して
も起動手段2が誤って作動することはない。
【0011】また、本構成における計時手段14と放電
手段15は電気回路によって、コンパクトかつ簡易に実
現することができる。
【0012】上記第2の構成においては、放電手段15
が簡易に構成される。
【0013】
【実施例】図1には本発明になる誤作動防止装置を備え
た車両用乗員保護装置1の全体回路図を示す。図におい
て、乗員保護装置1は誤作動防止装置を含んで一体のモ
ジュールとなっており、全体が図略のステアリングホイ
ール等に設置されてコネクタ6により車体側回路と接続
されている。すなわち、車体側に設けた車載バッテリ3
からイグニションスイッチ4、ヒューズ5を介し、上記
コネクタ6を経て給電線L1が至るとともに、車載バッ
テリ3から上記コネクタ6を経てアース線L2が至って
いる。
【0014】上記給電線L1とアース線L2との間には
給電停止検出回路13が設けてあり、該回路13は分圧
抵抗とこれの両端電圧をデジタル信号に変換するA/D
変換器とを内蔵している。そして、このA/D変換器の
出力信号がCPUを含んだ制御部14に入力している。
上記給電線L1には並列に一対のダイオード16A,1
6Bが設けられて、その一方と直列に昇圧回路18が配
設されている。昇圧回路18の出力側には上記制御部1
4への電源回路19が接続されるとともに、並列接続さ
れたダイオード16Cと抵抗17を介在させてアース線
L2との間にバックアップコンデンサ11が設けられて
いる。バックアップコンデンサ11の正極は詳細を後述
する放電回路15に接続されており、該放電回路15は
上記制御部14からの出力信号を受けて作動する。
【0015】給電線L1とアース線L2との間にはま
た、乗員保護手段たるエアバッグを展開させるスクイブ
2が設けてあり、該スクイブ2には正負側にそれぞれセ
ーフィングセンサの接点21とトランジスタ22とが直
列接続されている。トランジスタ22は制御部14から
の出力信号により作動する。制御部14には衝突検出手
段としての加速度センサ12が入力接続されるととも
に、スクイブ断線等の回路故障を検出した時に点灯され
る警報表示灯23が接続されている。
【0016】放電回路15の詳細を図2に示す。図にお
いて、放電回路15はエミータがアースされたスイッチ
ングトランジスタ151を有し、そのコレクタは保護抵
抗152を介して上記バックアップコンデンサ11の正
極に接続されている。上記トランジスタ151のベース
にはベース抵抗153を介して上記制御部14からの作
動信号14aが入力し、また、ベースとアース間にはベ
ースリーク抵抗154が設けてある。しかして、制御部
14からの「H」レベルの作動信号14aが入力すると
上記トランジスタ151が導通作動し、抵抗152を介
してバックアップコンデンサ11が放電する。
【0017】かかる構成において、イグニションスイッ
チ4を投入するとバックアップコンデンサ11にはダイ
オード16Aおよび抵抗17を経て充電電流が流れる。
バッテリ電圧が低下している場合にはダイオード16B
に続く昇圧回路18でバッテリ電圧を所定電圧に昇圧し
てバックアップコンデンサ11へ供給する。したがっ
て、車両の通常走行中には上記コンデンサ11は常に充
電状態にある。車両が衝突すると加速度センサ12が作
動し、その出力信号を受けた制御部14がトランジスタ
22を導通作動させる。この衝突時にはセーフィングセ
ンサの接点21も導通するから、車載バッテリ3よりス
クイブ2に通電がなされて図略のエアバッグが展開す
る。この衝突時に例えばコネクタ6が脱落する等により
車載バッテリ3からの電源供給が絶たれても、ダイオー
ド16Cを経てバックアップコンデンサ11よりスクイ
ブ2に通電がなされてエアバッグの展開作動が保証され
る。
【0018】ところで、点検等により一体モジュールの
乗員保護装置1を取り外す場合、コネクタ6を切り離し
てもバックアップコンデンサ11からスクイブ2に電源
が供給されるため、取り外し時の振動で加速度センサ1
2が作動してエアバッグが誤って展開作動するおそれが
ある。そこで、本発明では制御部14で図3に示す手順
で上記放電回路15を作動させることによりスクイブ2
への電源供給を防止している。
【0019】すなわち、図3に示すプログラムは3ms
毎のタイマ割り込みで起動し、そのステップ101では
上記給電停止検出回路13からの検出信号により電源が
遮断されているか否かを判定して、電源が遮断されてい
なければ内部タイマをリセットする(ステップ10
2)。上記ステップ101で電源が遮断されている場合
には、ステップ103でバックアップ時間が経過したか
判断する。このバックアップ時間はスクイブ2の作動を
保証するに必要な最小限の時間に設定されており、例え
ば0.1秒である。バックアップ時間が経過していなけ
ればステップ104で内部タイマのカウントアップを行
い(ステップ104)、バックアップ時間が経過してい
れば上記放電回路15を作動させてバックアップコンデ
ンサ11を放電させる(ステップ105)。バックアッ
プ時間は上述のように極く短いから、コネクタ6を切り
離して乗員保護装置1を取り外す際には既にバックアッ
プコンデンサ11は放電しており、取り外し時の振動で
加速度センサ12が作動してもスクイブ2に給電がなさ
れることはない。
【0020】
【発明の効果】以上の如く、本発明の誤作動防止装置
は、衝突時の乗員保護装置の作動を確実に保証しつつ、
点検作業時の乗員保護装置の誤作動を確実に防止するこ
とができる。また、電気回路のみで簡易かつ安価に実現
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】誤作動防止装置を組み込んだ乗員保護装置の全
体回路図である。
【図2】放電回路の回路図である。
【図3】制御部の作動フローチャートである。
【符号の説明】 1 乗員保護装置 11 バックアップコンデンサ 12 加速度センサ(衝突検出手段) 13 給電停止検出回路(給電停止検出手段) 14 制御部(計時手段) 15 放電回路(放電手段) 151 スイッチングトランジスタ 2 スクイブ(起動手段) 3 車載バッテリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載バッテリに並列に接続されたバック
    アップコンデンサと、車両衝突を検出する衝突検出手段
    と、衝突検出時に上記車載バッテリないしバックアップ
    コンデンサからの電源供給により作動して乗員保護手段
    を起動させる起動手段とをモジュールとして一体に具備
    する車両用乗員保護装置において、上記車載バッテリか
    らの給電停止を検出する給電停止検出手段と、給電停止
    が検出された時に計時を開始する計時手段と、該計時手
    段による計時値が設定値を越えた時に上記バックアップ
    コンデンサを放電させる放電手段とを具備する車両用乗
    員保護装置の誤作動防止装置。
  2. 【請求項2】 上記放電手段を、バックアップコンデン
    サの正極側とアースの間に介設したスイッチングトラン
    ジスタで構成した請求項1記載の車両用乗員保護装置の
    誤作動防止装置。
JP7039075A 1995-02-03 1995-02-03 車両用乗員保護装置の誤作動防止装置 Pending JPH08207698A (ja)

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JP7039075A JPH08207698A (ja) 1995-02-03 1995-02-03 車両用乗員保護装置の誤作動防止装置

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JP7039075A JPH08207698A (ja) 1995-02-03 1995-02-03 車両用乗員保護装置の誤作動防止装置

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JPH08207698A true JPH08207698A (ja) 1996-08-13

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ID=12543005

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JP7039075A Pending JPH08207698A (ja) 1995-02-03 1995-02-03 車両用乗員保護装置の誤作動防止装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8180520B2 (en) 2008-11-11 2012-05-15 Denso Corporation Electronic safing system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040113