JPH0820759B2 - 電子写真用トナ− - Google Patents

電子写真用トナ−

Info

Publication number
JPH0820759B2
JPH0820759B2 JP62140923A JP14092387A JPH0820759B2 JP H0820759 B2 JPH0820759 B2 JP H0820759B2 JP 62140923 A JP62140923 A JP 62140923A JP 14092387 A JP14092387 A JP 14092387A JP H0820759 B2 JPH0820759 B2 JP H0820759B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
average particle
particle size
parts
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62140923A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63305366A (ja
Inventor
行雄 川島
益行 高田
善康 伊藤
晃夫 風間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink SC Holdings Co Ltd filed Critical Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Priority to JP62140923A priority Critical patent/JPH0820759B2/ja
Publication of JPS63305366A publication Critical patent/JPS63305366A/ja
Publication of JPH0820759B2 publication Critical patent/JPH0820759B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0825Developers with toner particles characterised by their structure; characterised by non-homogenuous distribution of components
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0819Developers with toner particles characterised by the dimensions of the particles

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は電子写真などの静電潜像を乾式現像するため
のトナーに関する。
(従来の技術) 従来,乾式現像法としては,トナー粒子にキャリア粒
子,すなわち,ガラスビーズもしくは磁性粉を混合した
二成分系の現像剤を使用する方法,およびトナー粒子自
体に磁性を付与した一成分系トナーを用いる方法があ
り,さらには最近では耐環境性に優れた非磁性一成分系
トナーを用いる方法などが提案されている。
これらのトナーを製造する従来の方法としては,熱可
塑性樹脂,顔料・染料などの着色剤,ワックス,可塑
剤,電荷制御剤などの添加剤を混合・加熱・溶融し,二
次凝集している顔料あるいは電荷制御剤を強い剪断力を
かけて練肉し,必要に応じて磁性粉を前記混合物に均一
に分散して均一な組成物とし,これを冷却後,粉砕し,
分級する方法がほとんどであった。
しかしながら,従来法による製造では顔料あるいは電
荷制御剤を練肉する工程に多大のエネルギーを要するこ
と,および分級工程において微粉末トナーをカット(除
去)する際収率が85%程度となること,カットされた微
粉末トナーは次の生産において一部は使用されるものの
生産性の低下は否めないことなどの問題がある。また,
従来法では品種,特に色相の異なるトナーの生産におい
ては,練肉機,粉砕機,分散機などのそれぞれの装置を
完全に掃除しなければならない。従来法で用いられてい
るこれらの装置はかなり大きいものであるために,この
作業は大変な負担である。
また,この粉砕方法より得られるトナーは品質の面に
おいては,電荷制御剤の分散が不十分であること,およ
びトナー粒子の粒径の粒度分布が広く,形状がまちまち
であり,一般に不定形であるために,トナー粒子の摩擦
帯電特性がそれぞれ異なり,地汚れ,あるいは機内飛散
の原因となり,また,トナーの流動性が悪く補給が困難
となってトラブルの原因となるほどの欠点があり改良が
望まれている。
このために,スプレー乾燥方式,および懸濁重合によ
って,球状トナーを得ようとする試みが提案されてい
る。しかし,前者においては溶液への溶解性の良い樹脂
の選択が必要であり,定着ドラムへのオフセット現象に
おいて問題が残っており、また,後者においてはブロッ
キング,オフセット現象が解決されていないため工業化
がされていない。
また,結着樹脂粉末と着色剤粉末を熱気流中で処理す
る方法(特開昭59−37553号),並びに球状樹脂表面に
バインダー樹脂および着色剤を付着せしめる方法(特開
昭61−210368号)などが提案されている。しかしなが
ら、これらの熱処理による方法では運転条件の設定がむ
ずかしく,融着して粗大粒子となり易いという欠点があ
り,やはり工業化されていない。
また,従来のトナーは,本来トナー表面において特性
を示し,かつトナーの原料としては比較的高価な電荷調
整剤が,トナーの深部にも同様に含有されておりコスト
的にも不利である。
本件発明者等は,この問題を解決するため,熱可塑性
樹脂コア粒子に電荷制御剤を表面に担持する担持体粉末
を機械的歪力をかけて混合することにより,コア粒子表
面に担持体粉末を埋め込んでなるトナーを発明した(特
願昭62−7618号)。しかしながら,かかる改良法により
得られたトナーであっても処方,製造条件によっては解
像力において未だ改良すべき余地のあることが判明し
た。すなわち,コア粒子(A)の粒度分布が大きい場合
には極細部に僅かなトナーの飛び散りが確認される。こ
れは,得られたトナー中の粗粒が分極力により画像周辺
部へ付着すること,あるいは細粒の影像力による地汚れ
などによるものと考えられる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記のような問題点を解決し,特に生産性に
優れ,かつ鮮明でカブリのない画像を得ることのできる
トナーを提供することを目的とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は,平均粒径1〜15μmであり,個数平均粒径
と体積平均粒径との比が0.60以上,好ましくは0.75以上
の熱可塑性樹脂コア粒子(A)と,電荷制御剤を表面に
担持した平均粒径0.05〜2.0μmの担持体粉末(B)と
を平均粒径が1〜20μmの範囲となる条件において機械
的歪力をかけて混合し,担持体粉末(B)をコア粒子
(A)の表面付近に埋め込んでなる電子写真用トナーを
提供するものである。
本発明において,担持体粉末(B)を平均粒径がコア
粒子(A)の表面付近に埋め込んだ状態とは,担持体粉
末(B)がコア粒子(A)の表面に埋没することなく,
少なくともその一部がコア粒子(A)の表面から露出し
ている状態を示す。
なお,本明細書においては,粒径および帯電量分布の
測定はE−スパートアナライザー(ホソカワミクロン
(株)製)を用いた。また,特に明記しない場合には粒
径は体積基準によるものとする。なお,体積基準の粒径
の測定はコールターカウンターTAII型(コールターエレ
クトロニクス社製)を用いた。
本発明において用いられるコア粒子(A)としては,
従来法により得たもの,すなわち,熱可塑性樹脂と着色
剤,必要に応じてワックスなどの添加剤を混合・溶融・
放冷・粗砕・粉砕・分級して得られたものをそのまま使
用することもできるし,後述するように樹脂粒子に本発
明と同様の操作によって樹脂表面に着色剤を埋め込む方
法によったものでもよい。
コア粒子用熱可塑性樹脂としては,ポリスチレン系,
スチレンとアクリル酸エステル,メタクリル酸エステ
ル,アクリルニトリルあるいはマイレン酸エステルなど
とのスチレンを含む共重合体系,ポリアクリル酸エステ
ル系,ポリメタクリル酸エステル系,ポリエステル系,
ポリアミド系,ポリ酢酸ビニル系,エポキシ系樹脂,フ
ェノール系樹脂,炭化水素系樹脂,石油系樹脂,塩素化
パラフィンなど自体公知の結着剤樹脂を例示することが
でき,これらは単独もしくは混合して使用することがで
きる。さらに,ポリスチレン系,スチレンと(メタ)ア
クリル酸エステル,アクリロニトリルあるいはマレイン
酸とのスチレンを含み共重合体,ポリ(メタ)アクリル
酸エステルなどの重合体においてはシード重合,パール
重合と呼ばれる手法により,重合条件を選択することに
より,個数平均粒径と体積平均粒径との比が0.60以上,
平均粒径が1〜15μmのものを得ることが可能であり,
この樹脂粒子をそのままコア粒子として用いることがで
きる。いずれにしても,個数平均粒径と体積平均粒径と
の比が0.60以上となるように適宜の手段で合成もしくは
分級することが必要であり,0.75以下の場合には,地汚
れなどが発生する。
その他の添加剤としては,顔料・染料などの着色剤,
磁性粉の他にワックスなどの滑剤,コロイダルシリカな
どの流動性付与剤,低分子量ポリオレフィンなどを目的
に応じて併用することができるし,また,これらが微細
な粒子であれば担持体粉末(B)と同様な操作で埋め込
むこともできる。
着色剤としては,亜鉛黄,黄色酸化鉄,ハンザエロ
ー,ジスアゾエロー,キノリンエロー,パーマネントエ
ロー,ベンガラ,パーマネントレッド,リソールレッ
ド,ピラゾロンレッド,ウオッチャンレッドCa塩,ウオ
ッチャンレッドMn塩,レーキレッドC,レーキレッドD,ブ
リリアントカーミン6B,ブリリアントカーミン3B,紺青,
フタロシアニンブルー,無金属フタロシアニン,酸化チ
タン,カーボンブラックのような白色,黒色の顔料もし
くは染料を使用することができる。
担持体用粉末としては,アルミナ,二酸化チタン,チ
タン酸バリウム,チタン酸マグネシウム,チタン酸スト
ロンチウム,酸化亜鉛,酸化鉄,硫酸バリウム,炭化ケ
イ素,酸化セリウム,シリカ,カーボン粉などの無機微
粉末,ポリフッ化ビニリデン,フッ化ビニリデンとビニ
ルフルオライド,トリフルオルエチレン,エチレン,プ
ロピレンあるいはブテンなどとの共重合体,ポリスチレ
ン,スチレン−メタクリル酸メチル共重合体,キシレン
樹脂,ポリアミド,クマロン−インデン樹脂などの石油
樹脂,ベンゾグアナミン樹脂,フェノール樹脂,メラミ
ン樹脂,エポキシ樹脂,不飽和ポリエステル樹脂などの
樹脂微粒子,並びにポリエチレンワックス,アマイドワ
ックスなどのワックス類,ステアリン酸カルシウム,ス
テアリン酸アルミニウム,ステアリン酸亜鉛などの脂肪
酸の金属塩などの有機微粒子などを挙げることができ
る。これらの微粒子は0.05〜2.0μmの粒径を持つもの
が好ましい。粒子径が大きいとコア粒子(A)に均一に
埋め込まれず,また粒子径が小さいとコア粒子(A)に
担持体粉末(B)が埋没してしまい所期の目的が達成さ
れない。また,これらの担持体粉末(B)は常温で固体
であり,熱軟化温度が50℃以上のものが好ましい。
本発明において,電荷制御剤を担持体粉末(B)の表
面に担持せしめる方法は特に制限がないが,十分な強度
で付着していることが好ましい。このような目的のため
には両者を湿式混合し,乾燥後必要に応じて粉砕する方
法がよい。具体的には,電荷制御剤1部に対して,担持
体粉末(B)1〜10部を,ボールミル,サンドミル,ア
トライタなどを用い,水,有機溶剤など適当な媒体の存
在下で練肉し,乾燥,粉砕したものが有利に用いられ
る。
本発明において使用される電荷制御剤は自体公知のも
のであり,例えば,フエットシュバルツーHBN,ニグロシ
ンベース,ブリリアントスピリット,ザボンシュバルツ
X,セレスシュバルツRG,銅フタロシアニン染料などの染
料,含金染料があり,その他C.I.ソルベントブラック1,
2,3,5,7,C.I.アシッドブラック123,22,23,28,42,43,オ
イルブラック(C.I.26150),スピロンブラックなどの
染料,第4級アンモニウム塩,ナフテン酸金属塩,脂肪
酸もしくは樹脂酸の金属石ケンなどがある。
本発明において,上記のコア粒子(A)に電荷制御剤
を表面に担持した担持体粉末(B)を得られる平均粒径
が1〜20μmの範囲となる条件において機械的歪力をか
けて混合する方法としては,コア粒子(A)が融着して
大きい塊となったり,逆に歪力が大き過ぎて微細に粉砕
されたりすることがない条件であり,かつ,コア粒子
(A)表面付近に電荷制御剤を表面に有する担持体粉末
(B)の少なくとも一部が埋め込まれているような条件
である。この両条件を満たす具体的な方法としては,工
業的には,ボールミル,サンドミルなどの分散機などの
運転条件,処理量,分散媒体などの条件を上記の目的が
達成されるように変更すればよい。
しかしながら,ボールミル,サンドミルでは長時間を
要するため,工業的には,粉体が流動床状態で,気流と
共に高速で運動するような混合機,または衝撃を与える
羽根,ハンマーなどが取り付けられているような混合機
であり,このような混合機の例としては,SIミル(東洋
インキ製造(株)製,その概要は特公昭57−43051号参
照),アトマイザー,自由粉砕機((株)奈良機械製作
所),川崎重工業(株)製粉砕機(KTM−1),ハイブ
リタイザー((株)奈良機械製作所)などを例示するこ
とができ,これらの装置はそのまま,もしくは適宜本発
明の目的に合わせて改良して使用することができる。で
きれば循環式であり,密閉系の装置,たとえばハイブリ
タイザーが望ましい。
また,コア粒子(A)と,電荷制御剤を表面に担持し
た担持体粉末(B)およびその他の微粒子とは,上記の
混合処理よりも弱い攪拌条件,例えばヘンシェルミキサ
ーで予備混合することが好ましい。このような予備混合
によりコア粒子(A)に担持体粉末(B)などの微粒子
を均一に静電的に付着せしめておくとコア粒子(A)に
微粒子が均一に埋め込まれる。
このような混合処理によってコア粒子(A)表面に,
電荷制御剤を表面に担持した担持体粉末(C)が埋め込
まれるという効果が生ずるのは,これらの粒子が粉体同
士あるいは,壁,羽根,ビーズなどの分散媒体などと衝
突して,瞬間的,かつ,部分的にかなり高温となり無機
化学の分野でいうメカノケミカル反応と同様な現象が惹
起されているものと考えられる。系内の気流温度が樹脂
のTg近くまで上昇すると粒子同士が融着しやすくなるた
め,系を冷却することも場合によっては必要となる。
上記現象は,予備混合しただけの処理前および混合処
理後の電子顕微鏡写真の観察によって理解される。すな
わち,混合処理前においては比較的粒度分布の大きいコ
ア粒子(A)と,電荷制御剤を表面に担持した担持体粉
末(B)が一部凝集した状態であり,処理後はコア粒子
(A)の角がとれては滑らかとなっており,担持体粉末
(B)が表面付近に埋め込まれていることが観察され,
複写機内でのランニングテストによっても壊れ難い粒子
となっいる。また,電荷制御剤がトナー表面に存在する
ために,少量の電荷制御剤で効果的な帯電量の制御を行
うことができる。さらに,電荷制御剤は,トナーの単位
表面積あたりほぼ均一に存在するため,個々の粒子が均
一に帯電するトナーが得られる。
上記のような効果を得るためのファクターとしては,
種々考えられるが,本発明者等の研究によると,前記気
流を利用した混合機を用いる場合では気流の速度が最も
大きく,数十m/秒〜数百m/秒とすることが好ましい。
本発明において,トナーの粒度としては,平均粒径が
1〜20μm,好ましくは5〜15μmの範囲であり,0.5μm
以下および25μm以上のトナーを実質的に含まないこと
が好ましい。0.5μm以下の粒径のトナーが多くなる
と,流動性が悪化し,地汚れが生ずる。また,25μm以
上のトナーが多くなると,画像がアレて商業上の価値を
減ずるが,本発明のトナーのおいては0.5μm以下の粒
子が整粒されるため,格別の分級を必要としない。
本発明において,磁性トナーを得る場合には磁性粉を
含有する自体公知の,所望の粒度分布となるよう調製し
た熱可塑性樹脂コア粒子を使用すればよく,また,場合
によっては本発明と同様な混合操作によって磁性粉を埋
め込んだコア粒子(A)を使用することができる。磁性
粉として用いられるものは特に制限はないが,後者の方
法によるときは1μ以下,好ましくは0.5μ以下の平均
粒径をもつ微細な磁性粉を用いることが好ましく,各種
のフェライト,マグネタイト,ヘマタイトなどの鉄,亜
鉛,コバルト,ニッケル,マンガンなどの合金もしくは
化合物などの自体公知のものを使用することかでき,こ
れら磁性粉は目的によっては分級したものであってもよ
いし,自体公知の表面処理,例えば疎水処理あるいはシ
ランカップリング剤処理などを施したものであってもよ
い。
さらに,本発明と同様な操作によって磁性粉を埋め込
む場合には,表面に電荷制御剤を担持させて担持体粉末
(B)としての機能を持たせてもよい。
以下具体例によって本発明を説明する。例中部は重量
部を示す。
参考例1 カーボン粉(セバカルボMT−CI,コロンビアカーボン
(株)製商品名,平均粒径0.35μm)100部,電荷制御
剤(PNR−BE,オリエント化学(株)製商標名)20部およ
び水200部をボールミルで24時間混合し,ろ過し,100℃
で24時間乾燥して電荷調整剤を表面に有する担持体粉末
(1)を得た。
参考例2 参考例1において,カーボン粉100部に代えてランプ
ブラック101(デグッサ社製商品名,平均粒径0.095μ
m)20部を用いた以外は同様の操作により,担持体粉末
(2)を得た。
参考例3 参考例1において,カーボン粉に代えてポリメチルメ
タクリレート(MP−1000,綜研化学(株)製商標名,平
均粒径0.4μm)を用いた以外は同様の操作により,担
持体粉末(3)を得た。
参考例4 参考例3において,ポリメチルメタクリレートとし
て,MP4951(綜研化学(株)製商標名,平均粒径0.15μ
m)を,またその使用量を60部用いた以外は同様の操作
により担持体粉末(4)を得た。
参考例5 参考例1において,カーボン粉に代えて磁性粉(MAT3
05戸田工業(株)製商品名,平均粒径0.2μm)を用い
た以外は同様の操作により担持体粉末(5)を得た。
参考例6 参考例1において,電荷制御剤としてオイルブラック
1010(中央合成(株)製商標名)を用いた以外は同様の
操作により担持体粉末(6)を得た。
参考例7 硫酸バリウム(平均粒径0.3μm)100部,電荷制御剤
(E−84,オリエント化学(株)製商標名)20部および
水140部をボールミルで24時間混合し,ろ過し,100℃で2
4時間乾燥して電荷調整剤を表面に有する担持体粉末
(7)を得た。
実施例1 スチレン−アクリル樹脂(日本カーバイド工業(株)
製ニカライトNC−6100,商品名)96部および低分子量ポ
リプロピレン(三洋化成(株)製ビスコール550P,商品
名)4部をヘンシェルミキサーで混合し,これを二軸の
エクストルーダで溶融・混練・放冷し,この混練物を粗
砕し,さらにI式ジェットミルにて粉砕し,空気分級機
(ターボクラシファイァ,日清エンジニアリング(株)
製商品名)にて分級し個数平均粒径6μm,体積平均粒径
7μmの樹脂粒子を得た。
この樹脂粒子100部とカーボンブラック(キャボット
(株)製モナーク880,商品名,粒径16mμ)4部とをヘ
ンシェルミキサーにて周速10m/秒で10分間予備混合し,
樹脂粒子表面にカーボンブラックを付着せしめ,次いで
この100gをハイブリタイザー(タイプNHS−1)に導入
し,8,000rpmで2分間運転させてカーボンブラックを埋
め込んだコア粒子を得た。この際ハイブリタイザーは20
℃の水により冷却した。
このコア粒子100部と担持体粉末(1)6部とを上記
と同様に予備混合およびハイブリタイザーによる混合処
理をして体積平均粒径約8μmであり,3μm以下および
20μm以上の粒子が実質的にないトナーを得た。
このトナーのブローオフ帯電量は−26μc/gであり,
粒子帯電量測定装置(ホソカワミクロン(株)製)で測
定したところ逆極性トナーはまったく見られず,帯電量
分布は非常にシャープであった。
このトナー100部にシリカ微粉末(日本アエロジル
(株)製R−972,商品名)0.3部を添加・混合し,さら
に鉄粉キャリア900部を混合して二成分現像剤を調製し
た。この現像剤を(株)東芝製の複写機(商品名BD−84
11)内にセットし,テストチャートを用いて普通紙に連
続運転で複写した。
この複写試験において,トナーの帯電安定性,定着
性,耐ブロッキング性および耐オフセット性は極めて良
好であり,地汚れ,カブリが非常に少なく,極細部での
解像力に優れた画像が得られた。また,トナーを複写機
の補給ホッパーに補給しながらのランニングテストにお
いても6万枚にわたり所期画像が維持されており,トナ
ーの補給性も良好であった。
実施例2 実施例1において,担持体粉末(1)に代えて担持体
粉末(2)を用いた以外は同様の操作によりトナーを得
た。このトナーのブローオフ帯電量は−21μc/gであ
り,実施例1と同様逆極性トナーはまったく見られず,
帯電量分布は非常にシャープであった。
また,このトナーを実施例1と同様に複写試験をし同
様に良好な結果を得た。
比較例1 実施例1において,担持体粉末(1)に代えて電荷制
御剤(PNR−BE)を1μmに粉砕・分級したもの1部を
用いた以外は同様にしてトナーを得た。このトナーのブ
ローオフ帯電量は−9μc/gであり,実施例1と同様に
試験すると,実施例1および実施例2のトナーと比較し
て地汚れ,カブリが目立った。
比較例2 実施例1と同じ原料を用いて従来法によって製造した
トナーを所望の分級し,実施例1とほぼ同様の粒度分布
を持たせた。
すなわち,スチレン−アクリル樹脂)96部,低分子量
ポリプロピレン4部,カーボンブラック4部および電荷
制御剤3部(練り込みのため増量してある。)をヘンシ
ェルミキサーで予備混合した後,これを二軸エクストル
ーダで溶融・混練し・放冷し,粗砕したものをI式ジェ
ットミル粉砕機で粉砕後分級して個数平均粒径約6μm,
体積平均粒径約7μmのトナーを得た。これを実施例1
と同様に試験すると,実施例1および実施例2のトナー
と比較して地汚れ,カブリが観察された。
比較例3 実施例1において,空気分級機での分級を行わず,個
数平均粒径4μm,体積平均粒径10μmの樹脂粒子を用い
た以外は同様の操作によってトナーを得た。このトナー
について同様の複写試験をすると解像力においては比較
例2より優れているものの,実施例1との比較では極細
部での飛び散りが目立った。
実施例3 精製水600部およびポリビニルアルコール10部を添加
し80℃に保った窒素ガス気流中のフラスコに,攪拌しな
がらブチルアクリレート40部とベンゾイルパーオキサイ
ド1部とを,約30分かけて添加し,30分間攪拌をしなが
らその温度を保持した後,スチレン400部,ブチルアク
リレート60部およびベンゾイルパーオキサイド4部を,
約4時間かけて添加し,さらに80℃で4時間攪拌を続け
た後,低温で乾燥して得た個数平均粒径約9μm,体積平
均粒径約11.5μのパール重合樹脂粒子を用いたことおよ
び担持体粉末(3)を用いたこと以外は実施例1と同様
にしてトナーを得た。このトナーの平均粒径は約12.5μ
mであり,ブローオフ帯電量は−18μc/gであり,実施
例1のトナーと同様の優れたものであった。
実施例4 実施例3において,担持体粉末(3)に代えて担持体
粉末(4)を用いた以外は同様にしてトナーを得た。
このトナーについて実施例1と同様に試験した結果は
実施例1と同様に良好なものであった。
実施例5 スチレン−アクリル樹脂(三洋化成(株)製ハイマー
SBM73,商品名)53部,磁性粉(戸田工業(株)製MAT−3
05HD,商品名粒径0.2μm)32部および低分子量ポリプロ
ピレン(三洋化成(株)製ビスコール550P)3部を用い
て実施例1と同様にして上限粒径25μ以下,個数平均粒
径8μm体積平均粒径約10μmの樹脂粒子を得た。
この樹脂粒子98部とカーボンブラック(キャボット
(株)製モナーク880,商品名,粒径16mμ)2部とを実
施例1と同様の予備混合・ハイブリタイザーによる混合
処理をして表面にカーボンブラックを埋め込んだコア粒
子を得た。
このコア粒子100部と担持体粉末(5)10部とを実施
例1と同様に予備混合およびハイブリタイザーによる混
合処理をして体積平均粒径約12μであり,5μ以下および
25μ以上の粒子が実質的にないトナーを得た。
このトナーのブローオフ帯電量は−26μc/gであり,
かつ帯電量分布は良好であった。このトナー100部にシ
リカ微粉末(日本アエロジル(株)製R−972)0.3部を
添加・混合し,これをキャノン(株)製の複写機(商品
名NP300Z)内にセットし,テストチャートを用いて普通
紙に連続運転で複写した。
この複写試験において,トナーの帯電安定性,定着
性,耐ブロッキング性および耐オフセット性は極めて良
好であり,極細部の解像力にすぐれ,地汚れ,カブリの
非常に少ない画像が得られた。また,ランニングテスト
においても5万枚にわたり初期画像が維持されており,
トナーの補給性も良好であった。
実施例6 実施例1において,担持体粉末(1)にかえて担持体
粉末(6)を用いた以外は同様の操作によりトナーを得
た。
このトナーのブローオフ帯電量は+21μc/gであり,
逆極性トナーはほとんど見られず,粒子帯電量分布は非
常にシャープであった。
このトナー100部にシリカ微粉末(日本アエロジル
(株)製R−972,商品名)0.1部を添加・混合し,さら
に鉄粉キャリア900部を混合して二次分現像剤を調製し
た。この現像剤をシャープ(株)の複写機(商品名SS81
00)内にセットし,テストチャートを用いて普通紙に連
続運転で複写した。
この複写試験において,トナーの帯電安定性,定着
性,耐ブロッキング性および耐オフセット性は極めて良
好であり,地汚れ,カブリが非常に少なく,極細部での
解像力に優れた画像が得られた。また,トナーを複写機
の補給ホッパーに補給しながらのランニングテストにお
いても6万枚にわたり初期画像が維持されており,トナ
ーの補給性も良好であった。
実施例7 実施例1における樹脂粒子100部と赤色アゾ顔料4部
とを実施例1と同様の予備混合・ハイブリタイザーによ
る混合処理をして表面に赤色アゾ顔料を埋め込んだコア
粒子を得た。
この着色コア粒子100部に担持体粉末(7)6部とを
実施例1と同様の予備混合・ハイブリタイザーによる混
合処理をしてトナーを得た。
このトナーのブローオフ帯電量は−24μc/gであり,
帯電量分布は良好であった。
このトナー100部にシリカ微粉末(日本アエロジル
(株)製R−972)0.3部さらに鉄粉キャリア900部を添
加・混合し,これを三田工業(株)製の複写機(商品名
DC−232)内にセットし,テストチャートを用いて普通
紙に連続運転で複写し,実施例1と同様の良好な結果を
得た。
実施例8 実施例7において,担持体粉末(7)に代えて,担持
体粉末(3)6部を用いた以外は同様にしてトナーを得
た。このトナーを用いて同様に試験した結果同様に良好
な結果を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−2075(JP,A) 特公 平5−56502(JP,B2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均粒径1〜15μmであり,個数平均粒径
    と体積平均粒径との比が0.60以上の熱可塑性樹脂コア粒
    子(A)と,電荷制御剤を表面に担持した平均粒径0.05
    〜2.0μmの担持体粉末(B)とを平均粒径が1〜20μ
    mの範囲となる条件において機械的歪力をかけて混合
    し,担持体粉末(B)を平均粒径がコア粒子(A)の表
    面付近に埋め込んでなる電子写真用トナー。
  2. 【請求項2】個数平均粒径と体積平均粒径との比が0.75
    以上の熱可塑性樹脂コア粒子(A)を用いることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の電子写真用トナー。
  3. 【請求項3】平均粒径1〜15μmの熱可塑性樹脂コア粒
    子(A)に,担持体粉末(B)を、緩やかな機械的歪力
    をかけて予備混合することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項もしくは第2項記載の電子写真用トナー。
JP62140923A 1987-06-05 1987-06-05 電子写真用トナ− Expired - Fee Related JPH0820759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62140923A JPH0820759B2 (ja) 1987-06-05 1987-06-05 電子写真用トナ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62140923A JPH0820759B2 (ja) 1987-06-05 1987-06-05 電子写真用トナ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63305366A JPS63305366A (ja) 1988-12-13
JPH0820759B2 true JPH0820759B2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=15279957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62140923A Expired - Fee Related JPH0820759B2 (ja) 1987-06-05 1987-06-05 電子写真用トナ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0820759B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63305366A (ja) 1988-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900009112B1 (ko) 전자사진용 토우너
US6268103B1 (en) Toner processes
JP2011507049A (ja) 電子写真用トナー及びこれを使用した電子写真用画像形成装置
JPH04204664A (ja) 電子写真用磁性現像剤
JP2005134738A (ja) 電子写真用トナー
US4902596A (en) Toner for electrophotography with the change controlling agent dispersed therein
JP3131740B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JPH0695229B2 (ja) 絶縁性磁性トナ−
KR100779883B1 (ko) 토너 및 그 제조방법
JP3273286B2 (ja) 静電荷像現像用トナー及びその製造方法
JPS62209542A (ja) 電子写眞用トナーの製造方法
JPH0820759B2 (ja) 電子写真用トナ−
JPS62209541A (ja) 電子写眞用トナーの製造方法
JP2568195B2 (ja) 粉体トナ−
JP2766540B2 (ja) 着色微粒子およびこれを用いてなる静電荷像現像用トナー
JP3058827B2 (ja) 電子写真用トナーの製造方法
JPS6330862A (ja) 粉体トナ−の製造方法
JP2765937B2 (ja) 着色微粒子およびこれを用いてなる静電荷像現像用トナー
JPS63305368A (ja) 電子写真用トナ−
JP2636234B2 (ja) 静電荷像現像用粉体トナーおよびその製造方法
JPH09204074A (ja) 静電荷像現像用トナー
JPH04145449A (ja) 静電荷像現像用トナーの製造方法
JPS63311264A (ja) 低温定着性電子写真用トナ−
JPH0774915B2 (ja) 静電トナ−
JPH03209267A (ja) 着色微粒子およびこれを用いた静電荷像現像用トナー

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees