JPH08207547A - 自動車用冷房装置 - Google Patents

自動車用冷房装置

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JPH08207547A
JPH08207547A JP1375595A JP1375595A JPH08207547A JP H08207547 A JPH08207547 A JP H08207547A JP 1375595 A JP1375595 A JP 1375595A JP 1375595 A JP1375595 A JP 1375595A JP H08207547 A JPH08207547 A JP H08207547A
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JP
Japan
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evaporator
refrigerant
condenser
car
fan
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1375595A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Mitsui
正俊 三井
Futoshi Furuta
太 古田
Hideto Noyama
英人 野山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は炎天下に駐車中でも、コンプレッサ
を用いることなく、車室内の昇温を防止できる自動車用
冷房装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明はコンプレッサ、コンデンサ、レシー
バ、膨張弁、車室内に設置されるエバポレータを冷媒管
路で連通してなる自動車用冷房装置において、車室外上
部に配設されたコンデンサと、コンプレッサをバイパス
し、エバポレータ出口とコンデンサ入口とを電磁弁を介
して連通する往路冷媒配管と、レシーバと膨張弁をバイ
パスし、コンデンサ出口とエバポレータ入口とを電磁弁
を介して連通する復路冷媒配管とよりなる冷媒の自然循
環回路を形成すると共にこの自然循環回路と圧縮機吐出
管、吸入管、及びレシーバ入口に電磁弁を設けた通常の
冷凍サイクルとを電磁弁の開閉により切り換え可能に構
成してなることを特徴とする自動車用冷房装置、を構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用冷房装置、詳
しくは駐車中の自動車内の温度をコンプレッサを用いる
ことなく下げることのできる自動車用冷房装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用エアコンは、図2の冷媒
回路図に示されるようにコンプレッサ3、コンデンサ
2、レシーバ4、膨張弁5、エバポレータ1から構成さ
れる。
【0003】コンプレッサ3は図示を省略した走行用エ
ンジンで駆動され、それにより回路を冷媒が循環して空
調を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動車用エ
アコンには解決すべき次の課題があった。
【0005】即ち、従来の装置ではコンプレッサが走行
用エンジンで駆動されるため、自動車が駐車して運転手
がその場を離れる等の場合には、走行用エンジンは停止
させるためエアコンは運転を停止し、冷房することがで
きない。このため、炎天下では駐車中、室内が極めて高
温になり、自動車の室内に乗り込んだ時に暑いばかりで
なく、エアコンの運転をスタートしてから室内が冷える
までに長時間を要するという欠点があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するため、駐車中
でも走行用エンジンを用いることなく冷房を行なえる自
動車用冷房装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として次の(1),(2)に記載の自動車用冷房装
置を提供しようとするものである。
【0008】(1)コンプレッサ、コンデンサ、レシー
バ、膨張弁、車室内に設置されるエバポレータを冷媒管
路で連通してなる自動車用冷房装置において、車室外上
部に配設されたコンデンサと、コンプレッサをバイパス
し、エバポレータ出口とコンデンサ入口とを電磁弁を介
して連通する往路冷媒配管と、レシーバと膨張弁をバイ
パスし、コンデンサ出口とエバポレータ入口とを電磁弁
を介して連通する復路冷媒配管とよりなる冷媒の自然循
環回路を形成すると共にこの自然循環回路と圧縮機吐出
管、吸入管、及びレシーバ入口に電磁弁を設けた通常の
冷凍サイクルとを電磁弁の開閉により切り換え可能に構
成してなることを特徴とする自動車用冷房装置。
【0009】(2)上記(1)記載の自動車用冷房装置
において、太陽電池により、コンデンサ用のファン及び
エバポレータ用のファンの少なくとも一つのファンを駆
動可能に構成してなることを特徴とする自動車用冷房装
置。
【0010】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
【0011】(1)上記(1)の構成にあっては車室外
上部に配設されたコンデンサと、コンプレッサをバイパ
スし、エバポレータ出口とコンデンサ入口とを電磁弁を
介して連通する往路冷媒配管と、レシーバと膨張弁をバ
イパスし、コンデンサ出口とエバポレータ入口とを電磁
弁を介して連通する復路冷媒配管とよりなる冷媒の自然
循環回路を形成すると共に、この自然循環回路と圧縮機
吐出管、吸入管及びレシーバ入口に電磁弁を設けた通常
の冷凍サイクルとを電磁弁の開閉により切り換え可能に
構成してなるため、駐車時は電磁弁を切換えて冷媒の自
然循環回路を形成しておけば、車室内が車外より昇温す
ると車室内のエバポレータ内で、冷媒が加熱されて蒸発
し、往路冷媒配管を経て上昇、車室外上のコンデンサに
入る。コンデンサは車室内より低温のため、ガス冷媒は
冷却されて液化し、復路冷媒配管を経て流下、車室内の
エバポレータに戻り、再び蒸発して気化熱を車室内から
奪い、コンデンサへと上昇することを繰返すため、車室
内は低温となり、駐車中、昇温することがない。
【0012】(2)上記(2)の構成にあっては、上記
(1)の構成に用いられているコンデンサ用のファン及
びエバポレータ用のファンの少なくとも一つのファン
(従って両方同時であってもよい)を太陽電池により駆
動可能に構成されるので、上記冷媒の気化、液化効率が
高まり、駐車中の車内低温化効率が高まる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。な
お、従来例と同様の構成部材には同符号を付し、必要あ
る場合を除き、説明を省略する。
【0014】図1は本実施例の自動車用冷房装置の模式
的構成図である。
【0015】図において1はエバポレータ、2はコンデ
ンサ、3はコンプレッサ、4はレシーバ、5は膨張弁、
6はエバポレータ1のファン、7はコンデンサ2又は、
及びエバポレータ1のファンを駆動する太陽電池、8は
コンデンサ2のファンである。コンデンサ2は凝縮した
液が重力でバイパス通路14へ流下しやすいよう傾斜さ
せるか垂直に配設する。9は、コンプレッサ3への冷媒
通路に設けた電磁弁、10はコンプレッサ3をバイパス
するバイパス通路11に設けた電磁弁、12は、レシー
バ4と膨張弁5への冷媒通路に設けた電磁弁、13は、
レシーバ4と膨張弁5をバイパスするバイパス通路14
に設けた電磁弁、15は、電磁弁10が開いている時、
冷媒蒸気がコンプレッサ3へ流れ込むことを防止するた
めに閉止する電磁弁である。
【0016】次に上記構成の作用について説明する。
【0017】自動車が炎天下に駐車しており、車室内が
高温になっている時、太陽電池7により、コンデンサの
ファン8及び、又はエバポレータ1のファン6が運転さ
れる。エバポレータ1の冷媒は、高温の室内空気により
加熱されて蒸発する。この時、電磁弁9と電磁弁15を
閉、電磁弁10を開とするので、エバポレータ1で蒸発
した冷媒蒸気は、バイパス通路11を上昇して、コンデ
ンサ2の上部に流入する。
【0018】冷媒蒸気は、コンデンサ2で外気により冷
却されて、凝縮液化する。
【0019】この時、電磁弁12を閉、電磁弁13を開
とするので、コンデンサ2で液化した冷媒はコンデンサ
2の下部よりバイパス通路14を流下し、エバポレータ
1に流れ込み、再び、蒸発し、自然循環回路を形成す
る。これにより、車室内の昇温が防止される。
【0020】一方、自動車が走行中は、コンプレッサ3
が、走行用エンジンで駆動されるので、電磁弁9、電磁
弁15、電磁弁12を開、電磁弁10、電磁弁13を閉
とし、コンプレッサ3、コンデンサ2、レシーバ4、膨
張弁5、エバポレータ1を冷媒が循環する通常の蒸気圧
縮式冷凍サイクルが形成され、通常の車室内冷房が果た
される。
【0021】なお、本実施例ではファン6,8等の作動
に太陽電池を用いたが、これに限定されるものではな
く、通常の電池、その他の適切な手段が用いられてもよ
く、また、状況によっては全く用いられなくてもよい。
【0022】以上の通り、本実施例によれば駐車中で
も、バイパス通路11,14によってエバポレータ1、
コンデンサ2間を冷媒が気化、液化しながら循環するの
で、車室内が適度に冷え、昇温しないという利点があ
る。
【0023】また、自動車を駐車から再運転にした場
合、コンプレッサによる通常の冷房の効きがきわめて早
いという利点がある。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
【0025】即ち、自動車が炎天下に駐車し、エンジン
が停止している場合でも、室内空気を冷却することがで
きるので、室内が高温になることを防止できる。
【0026】また、これにより再び自動車に乗り込んだ
時の熱気感がなく、快適であるのみかエアコンの運転ス
タート後、短時間で室内温度が低下し、快適冷房を迅速
に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動車用冷房装置の模
式的構成図、
【図2】従来の自動車用冷房装置を示す冷媒回路図であ
る。
【符号の説明】
1 エバポレータ 2 コンデンサ 3 コンプレッサ 4 レシーバ 5 膨張弁 6 ファン(エバポレータ
の) 7 太陽電池 8 ファン(コンデンサの) 9,10,12,13,15 電磁弁 11,14 バイパス通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ、コンデンサ、レシーバ、
    膨張弁、車室内に設置されるエバポレータを冷媒管路で
    連通してなる自動車用冷房装置において、車室外上部に
    配設されたコンデンサと、コンプレッサをバイパスし、
    エバポレータ出口とコンデンサ入口とを電磁弁を介して
    連通する往路冷媒配管と、レシーバと膨張弁をバイパス
    し、コンデンサ出口とエバポレータ入口とを電磁弁を介
    して連通する復路冷媒配管とよりなる冷媒の自然循環回
    路を形成すると共にこの自然循環回路と圧縮機吐出管、
    吸入管、及びレシーバ入口に電磁弁を設けた通常の冷凍
    サイクルとを電磁弁の開閉により切り換え可能に構成し
    てなることを特徴とする自動車用冷房装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用冷房装置におい
    て、太陽電池により、コンデンサ用のファン及びエバポ
    レータ用のファンの少なくとも一つのファンを駆動可能
    に構成してなることを特徴とする自動車用冷房装置。
JP1375595A 1995-01-31 1995-01-31 自動車用冷房装置 Withdrawn JPH08207547A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20020402