JPH08207457A - 熱転写印刷において用いるための受像要素 - Google Patents

熱転写印刷において用いるための受像要素

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JPH08207457A
JPH08207457A JP7289214A JP28921495A JPH08207457A JP H08207457 A JPH08207457 A JP H08207457A JP 7289214 A JP7289214 A JP 7289214A JP 28921495 A JP28921495 A JP 28921495A JP H08207457 A JPH08207457 A JP H08207457A
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Jean-Marie Dewanckele
ジヤン−マリー・デワンケレ
Geert Defieuw
ゲールト・デフイーウ
Marcel Monbaliu
マルセル・モンバリウ
Wilhelmus Janssens
ウイルヘルムス・ジヤンセンス
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Agfa Gevaert NV
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温において及び/又は光に露出した際に優
れた安定性と共に高い光学濃度を有する画像を与える熱
画像形成法を提供すること。 【解決手段】 還元剤の存在下で熱を用いることにより
還元されうる銀源、結合剤、ならびにベンゾトリアゾー
ル類、ヘテロ環状メルカプタン類、スルフィン酸類、
1,3,4−トリアゾ−インドリジン類、1,3−ジニ
トロアリール化合物、1,2,3−トリアゾール類、フ
タル酸類及びフタル酸誘導体から成る群より選ばれる安
定剤を含む受像層を支持体上に含む、転写印刷に従って
用いるための受像要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は熱画像形成法、さらに特定的に
はドナー要素の熱転写可能な還元剤が還元可能な銀源及
び安定剤を含む受像層に画像通りに転写される方法に関
する。
【0002】
【発明の背景】熱画像形成又はサーモグラフィは、画像
通りに調節された熱エネルギーを用いることにより画像
が形成される記録法である。
【0003】サーモグラフィにおいて、2つの方法が既
知である: 1.化学的又は物理的過程により色又は光学濃度を変化
させるものを含む記録材料を画像通りに加熱することに
よる可視画像パターンの直接熱形成。
【0004】2.画像通りに加熱されるドナー要素から
受像要素上への着色化学種の転写による可視画像パター
ンの形成。
【0005】“直接熱”画像形成法の概要は“Imag
ing Systems” byKurt I.Jac
obson−Ralph E.Jaconson,Th
eFocal Press−London and N
ew York(1976),Chapter VII
に“7.1 Thermography”の標題の下に
示されている。サーモグラフィは感光性ではないが感熱
性である材料に関連している。画像通りに加えられる熱
は感熱性画像形成材料における可視変化をもたらすのに
十分である。
【0006】物理的変化による直接熱による実施態様の
操作に従うと、着色支持体又は着色層がコーティングさ
れた支持体を含む記録材料が用いられ、支持体自身は、
不透明白色で融解して透明な状態となり、それにより着
色支持体が露出されることができる光反射層を上塗りさ
れている。そのような種類の記録材料を用いて働く物理
的サーモグラフィ系はKurt I.Jaconson
et al.の上記の本の136〜137頁に記載さ
れている。
【0007】ヨーロッパ特許出願番号94200612
及びヨーロッパ特許出願94201382に記載されて
いる熱画像形成法は、(i)結合剤及び加熱すると銀源
を金属銀に還元することができる熱転写可能な還元剤を
含むドナー層を支持体上に含むドナー要素、ならびに
(ii)還元剤の存在下で熱を用いて還元されることが
できる銀源を含む受像層を支持体上に含む受像要素を用
いており、該熱画像形成法は −該ドナー要素の該ドナー層を該受像要素の該受像層と
向かい合った関係とし、 −かくして得られる集合体をサーマルヘッド又はレーザ
ーを用いて画像通りに加熱し、それにより該サーマルヘ
ッドにより加えられた熱の量に従う量の該熱転写可能な
還元剤を該受像要素に画像通りに転写させ、 −該ドナー要素を該受像要素から分離する段階を含む。
【0008】上記の両画像形成法を用いて得られる印刷
は2.5より高い濃度を得る。受像要素の受像層に調色
剤が用いられると、無彩グレー色調(neutral
gray tones)を得ることができる。熱転写可
能な色素をドナー要素のドナー層に加えることにより、
無彩グレー色調をさらに向上させることができる。しか
し画像のグレー色調は高温(40〜60℃)における画
像の保存により、及び/又は光への露出により劣化す
る。
【0009】
【本発明の目的】本発明の目的は、高温における、及び
/又は光への露出における優れた安定性と共に高い光学
濃度を有する画像が得られる熱画像形成法の提供であ
る。
【0010】さらに別の目的は後文の説明から明らかに
なるであろう。
【0011】本発明に従い、(i)結合剤及び銀源を金
属銀に還元することができる熱転写可能な還元剤を含む
ドナー層を支持体上に含むドナー要素、ならびに(i
i)還元剤の存在下で熱を用いて還元されることができ
る銀源、結合剤ならびにベンゾトリアゾール類、ヘテロ
環状メルカプタン類、スルフィン酸類、1,3,4−ト
リアゾ−インドリジン類、1,3−ジニトロアリール化
合物、1,2,3−トリアゾール類、フタル酸類及びフ
タル酸誘導体から成る群より選ばれる安定剤を含む受像
層を支持体上に含む受像要素を含む熱画像形成系を提供
する。本発明に従い、上記の系を用いる画像形成のため
の方法も提供する。
【0012】
【発明の詳細な記述】本発明の受像要素は支持体上に設
けられた受像層を含み、該受像層は還元剤の存在下で熱
を用いて還元されることができる銀源、結合剤及び安定
剤を含む。
【0013】還元可能な銀源は、還元可能な銀イオンの
供給源を含むいずれの材料を含むこともできる。有機及
びヘテロ−有機酸、特に長鎖脂肪族カルボン酸(炭素数
が10〜30、好ましくは15〜25)の銀塩が好まし
い。リガンドの銀イオンに関する総安定性定数(gro
ss stability constant)が4.
0〜10.0である有機又は無機銀塩の錯体も有用であ
る。適した銀塩の例はResearch Disclo
sure Nos.17029及び29963に開示さ
れており、有機酸、例えば没食子酸、蓚酸、ベヘン酸、
ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸などの塩;銀
カルボキシアルキルチオウレア塩、例えば1−(3−カ
ルボキシプロピル)チオウレア、1−(3−カルボキシ
プロピル)−3,3−ジメチルチオウレアなど;アルデ
ヒドとヒドロキシ−置換芳香族カルボン酸、例えばホル
ムアルデヒド、アセトアルデヒド及びブチルアルデヒド
などのアルデヒド類、サリチル酸、ベンジル酸、3,5
−ジヒドロキシベンジル酸及び5,5−チオジサリチル
酸などのヒドロキシ−置換酸類の重合反応生成物と銀の
錯体;チオン類、例えば3−(2−カルボキシエチル)
−4−ヒドロキシメチル−4−チアゾリン−2−チオン
及び3−カルボキシメチル−4−メチル−4−チアゾリ
ン−2−チオンの銀塩又は錯体;銀と、イミダゾール、
ピラゾール、ウラゾール、1,2,4−トリアゾール及
び1H−テトラゾール、3−アミノ−5−ベンジルチオ
−1,2,4−トリアゾール及びベンゾトリアゾールか
ら選ばれる窒素酸の塩の錯体;サッカリン、5−クロロ
サリチルアルドキシムなどの銀塩;ならびにメルカプチ
ドの銀塩が含まれる。
【0014】好ましい銀源はベヘン酸銀である。
【0015】銀源は受像層のコーティング液に分散液と
して加えるのが好ましい。
【0016】感熱層のための結合剤として熱可塑性水不
溶性樹脂が用いられるのが好ましく、その場合成分は均
一に分散するか、又はその上に固溶体を形成することが
できる。その目的のためにすべての種類の天然、修飾天
然又は合成樹脂、例えばエチルセルロース、セルロース
エステル類、カルボキシメチルセルロースなどのセルロ
ース誘導体、澱粉エーテル類、α,β−エレチン性不飽
和化合物から誘導されるポリマー類、例えばポリビニル
クロリド、後塩素化ポリビニルクロリド、ビニルクロリ
ドとビニリデンクロリドのコポリマー類、ビニルクロリ
ドと酢酸ビニルのコポリマー類、ポリビニルアセテート
及び部分的加水分解ポリビニルアセテート、ポリビニル
アルコール、ポリビニルアセタール類、例えばポリビニ
ルブチラール、アクリロニトリルとアクリルアミドのコ
ポリマー類、ポリアクリル酸エステル類、ポリメタクリ
ル酸エステル類及びポリエチレン又はそれらの混合物を
用いることができる。特に適した生態学的に興味深い
(ハロゲン−非含有)結合剤はポリビニルブチラールで
ある。いくらかのビニルアルコール単位を含むポリビニ
ルブチラールはMonsanto USAのBUTVA
Rの商品名で市販されている。他の有用なポリビニルブ
チラール樹脂はS LEC BXL(Sekisui)
である。他の興味深い結合剤はセルロースアセテートブ
チレートである。
【0017】結合剤対有機銀塩の重量比は0.2〜6の
範囲が好ましく、画像形成層の厚さは5〜16μmの範
囲が好ましい。
【0018】本発明において有用な安定剤はベンゾトリ
アゾール類、ヘテロ環状メルカプタン類、例えば1−ア
ルキル−又は1−アリール−5−メルカプトテトラゾー
ル類、2−アルキル−5−メルカプト−1,3,4−ト
リアゾール類、スルフィン酸類、1,3,4−トリアゾ
−インドリジン類、1,3−ジニトロアリール化合物、
1,2,3−トリアゾール類、フタル酸類及びフタル酸
誘導体から成る群より選ばれる。
【0019】好ましいベンゾトリアゾール類は以下の一
般式(A)又は(B)に対応する:
【0020】
【化1】
【0021】式中、R1は水素、アルキル基、アルケニ
ル基、アリール基、アルキルカルボニル基、アルケニル
カルボキシル基又はアリールカルボニル基を示し、R2
〜R5はそれぞれ独立して水素又は例えばアルキル基、
アリール基、ハロゲン、アルコキシ基、アリールオキシ
基、ヒドロキシル基、アルコキシカルボニル基、アリー
ルオキシカルボニル基などの置換基を示す。
【0022】適したベンゾトリアゾール類の例は
【0023】
【化2】
【0024】
【化3】
【0025】である。
【0026】化合物VIII及びIXなどの3,4−ジ
アルコキシ置換ベンズトリアゾール類の使用が特に好ま
しい。
【0027】好ましいヘテロ環状メルカプタン類は以下
の一般式(C)に対応するメルカプトテトラゾール類で
ある。
【0028】
【化4】
【0029】式中、Aはアルキル基、アルケニル基又は
アリール基を示す。
【0030】メルカプトテトラゾール類の例は
【0031】
【化5】
【0032】
【化6】
【0033】である。
【0034】本発明と関連して用いるためのスルフィン
酸類は次式(D)に対応するのが好ましい。
【0035】
【化7】
【0036】式中、R6〜R10のそれぞれは独立して水
素又は例えばアルキル基、アリール基、ハロゲン、アル
コキシ基、アリールオキシ基、ヒドロキシ基、アルコキ
シカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ヒドロ
キシアルキル、アシルアミドなどの置換基を示す。
【0037】スルフィン酸の例は
【0038】
【化8】
【0039】である。
【0040】本発明で用いるために好ましい1,3,4
トリアゾインドリジン類は次式(E)に対応するのが好
ましい:
【0041】
【化9】
【0042】式中、R11〜R13のそれぞれは独立して水
素又は例えばアルキル基、アルケニル基、アリール基、
ハロゲン、アルコキシ基、アリールオキシ基、ヒドロキ
シ、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、ヒドロキシアルキル基、アルキルチオ基などの置
換基を示す。
【0043】本発明で用いるための1,3,4トリアゾ
インドリジンの例は:
【0044】
【化10】
【0045】である。
【0046】本発明で用いるための1,3−ジニトロア
リール化合物は次式(F)に対応するのが好ましい:
【0047】
【化11】
【0048】式中、XはN又はCRを示し、ここでRは
水素、アルキル又はアリール基を示し;Yは5−又は6
−員ヘテロ環を完結するのに必要な原子を示し、R14
15はそれぞれ独立して水素又は例えばアルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、ハロゲン、アルコキシ基、ア
リールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオ
キシカルボニル基、ヒドロキシアルキル基などの置換基
を示す。
【0049】本発明で用いるための1,3−ジニトロア
リール化合物の例は:
【0050】
【化12】
【0051】である。
【0052】本発明で用いるための1,2,3−トリア
ゾール類は次式(G)に対応するのが好ましい:
【0053】
【化13】
【0054】式中、R16及びR17はそれぞれ独立して水
素又は例えばアルキル基、アルケニル基、アリール基、
ハロゲン、アルコキシ基、アリールオキシ基、ヒドロキ
シ、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、ヒドロキシアルキル基、アルキルチオ基などの置
換基を示す。
【0055】本発明と関連して用いるのに適した1,
2,3−トリアゾール類の例は
【0056】
【化14】
【0057】である。
【0058】フタル酸及びフタル酸誘導体は以下の構造
式(H)及び(I)に対応するのが好ましい。
【0059】
【化15】
【0060】式中、芳香環はさらに、アリール基、アル
キル基、ハロゲン、アルコキシ基、アリールオキシ基、
ヒドロキシ、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ
カルボニル基などの1つ又はそれ以上の置換基により置
換されていることができる。
【0061】本発明で用いるためのフタル酸誘導体の例
は:
【0062】
【化16】
【0063】である。
【0064】上記の安定剤の中でもベンゾトリアゾール
類、さらに特定的には3,4−ジアルコキシ置換ベンゾ
トリアゾール類の使用が最も好ましい。
【0065】安定剤の混合物も用いることができる。安
定剤は印刷前の受像要素の安定性も向上させる。
【0066】受像層又は該受像層に隣接する層でいわゆ
る調色剤を用いるのが好ましい。この調色剤は銀画像の
色調を褐色から黒又はグレーに変えるように働く。適し
た調色剤は例えばフタラジノン、フタラジン、フタルイ
ミド、スクシンイミド、フタル酸、ベンズイミダゾール
又は化合物TI、あるいはそれらの誘導体である。
【0067】
【化17】
【0068】フタラジノン又は化合物T1、あるいはフ
タラジノンと化合物T1の混合物の使用が非常に好まし
い。
【0069】受像要素の受像層に弱い還元剤を加えるの
が有利である。弱い還元剤は、金属銀の核が存在する場
合に熱を加えることにより銀イオンを金属銀に還元する
ことができるだけの還元剤である。
【0070】適した弱い還元剤はいわゆるゴム又はポリ
マー酸化防止剤、例えば立体障害のある置換2,2’−
又は4,4’−メチレンビスフェノール化合物の種類の
中にも見いだすことができる。
【0071】好ましい弱い還元剤は立体障害のあるフェ
ノール類及び立体障害のあるビスフェノール類の群から
選ばれる。
【0072】有用な弱い還元剤は例えば
【0073】
【化18】
【0074】
【化19】
【0075】
【化20】
【0076】である。
【0077】化合物R3、R6及びR11が特に好まし
い。受像層における弱い還元剤の混合物は、保存の間の
結晶化を避けることに関して特に有利である。
【0078】受像要素において受像層の側に剥離剤を用
いるのが非常に好ましい。この剥離剤は受像層のコーテ
ィング溶液に加えることができ、あるいは場合により他
の成分と混合物して剥離層と呼ばれる別の層として、又
は該受像層の上部に適用することができる。剥離層を用
いると剥離剤が受像要素の上部に存在するので、剥離層
を用いるのが好ましい。
【0079】本発明において有用な還元剤はドナー要素
及び受像要素の間の粘着性接触を生じ得るので、本発明
の印刷法においては剥離剤が好ましい。
【0080】剥離剤として無機及び有機剥離剤を用いる
ことができる。それらの中で、有機剥離剤が好ましい。
【0081】固体ワックス類、フッ素−又はホスフェー
ト−含有界面活性剤及びシリコン油を剥離剤として用い
ることができる。適した剥離剤は例えばEP 1330
12、JP 85/19138及びEP 227092
に記載されている。
【0082】上記の通り、剥離剤が挿入された別の剥離
層が該受像層の上部に設けられる場合、還元可能な銀源
を含む受像層への還元剤の転写が起こることができれ
ば、結合剤、可塑剤又は粒子状充填剤、例えばタルク、
シリカもしくはコロイド粒子などの他の成分を該剥離層
に加えることができる。
【0083】剥離層のための結合剤の例はゼラチン、デ
キストラン類、ポリビニルブチラール、エチルセルロー
ス、セルロースアセテートプロピオネート、セルロース
アセテートブチレート、ポリビニルクロリド、ビニルク
ロリド、ビニルアセテート及びビニルアルコールのコポ
リマー類、芳香族又は脂肪族コポリエステル類、ポリメ
チルメタクリレート、ビスフェノールAから誘導される
ポリカーボネート類、式(II)に従うビスフェノール
類を含むポリカーボネート類などである。剥離層は画像
のための保護層としても働くことができる。特に好まし
い剥離層はポリビニルブチラールと、例えばTegog
lideTM 410などのシリコン化合物の混合物、あ
るいはエチルセルロースとシリコン化合物の混合物、あ
るいはポリ(ビニルクロリド−ビニルアセテート−ビニ
ルアルコール)のコポリマー、2官能基性ポリジメチル
シロキサン、例えばTegomerTM HSI 211
1及び2−もしくは多官能基性イソシアナート、例えば
DesmodurTM VLもしくはDesmodurTM
N75の混合物である。
【0084】印刷前又は印刷後(下記の全体的熱処理の
前又は後)に光化学的に硬膜される剥離層の使用も可能
である。そのような硬膜可能な剥離層の例はJayli
nkTM 105c(Bomar Specilitie
sにより生産される硬膜可能なセルロース誘導体)、D
arocureTM 1173(Merckにより生産さ
れる光開始剤)、TegoglideTM 410(Go
ldschmidtにより生産されるシリコンに基づく
剥離剤)及びEbecrylTM 624(UCB)の混
合物に基づく。
【0085】支持体及び受像層に間には通常、例えばU
S 4,748,150、US 4,954,241、
US 4,965,239及びUS 4,965,23
8ならびにEP 574055に挙げられているような
接着剤層が設けられる。
【0086】下塗り層はさらに他のポリマー、粒子又は
低分子量添加剤を含むことができる。無機粒子、例えば
シリカ、コロイドシリカ、水溶性ポリマー類、例えばゼ
ラチン、ポリマーラテックス類、ポリスチレンスルホン
酸及びポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩、ポリビニ
ルピロリドン、界面活性剤、例えばカチオン性、アニオ
ン性、両性及び非イオン性界面活性剤、ポリマー分散
剤、ならびに帯電防止剤、例えばEP 440957に
挙げられているようなものの添加が好ましい。
【0087】特に好ましい添加剤はコロイドシリカ、上
記の界面活性剤、ブタジエン含有ラテックス類、例えば
ポリ(ブタジエン−コ−メチルメタクリレート−コ−イ
タコン酸)、ポリスチレンスルホン酸及びポリスチレン
スルホン酸ナトリウム塩である。下塗り層へのシリカの
添加は下塗り層のコーティング後のコーティングロール
上への粘着を減少させる。下塗り層へのポリスチレンス
ルホン酸又はポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩の添
加は再循環過程を加速する。
【0088】本発明の下塗り層は受像要素の支持体に直
接適用される。下塗り層は共押し出しにより適用するこ
とができ、あるいは支持体上にコーティングすることが
できる。水溶液からのコーティングは、簡単であり、他
の成分を添加できることから好ましい。
【0089】受像層は通常、受像要素中への還元剤の吸
着を強化するために疎水性である。しかしポリエステル
再循環法はクリーニング段階を用い、その段階に使用済
みフィルムがアルカリ又は酸せっけん水溶液に浸漬され
る。このクリーニング法の目的は、ポリマー基質上に設
けられるすべての層を除去することである。
【0090】疎水性受像層の除去のために、下塗り層及
び色素受像層の間に親水性ポリマーの中間層を設けるの
が非常に好ましい。この中間層は再循環法におけるクリ
ーニング段階を促進する。そのような中間層で用いるこ
とができる親水性ポリマーの典型的例はポリビニルアル
コール、ポリアクリルアミド、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ゼラチン、ポリスチレンスルホン酸、ポリエチレ
ングリコール、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)
アクリル酸、ポリアクリル酸のアルカリ金属塩、(メ
タ)アクリル酸又は(メタ)アクリル酸のアルカリ金属
塩を含む架橋コポリマー類、ポリスチレンスルホン酸の
アルカリ金属塩、デキストラン、カラゲーンなどであ
る。EP 440,957に記載されているような帯電
防止コーティングを中間層に挿入することができる。こ
れは高い親水性及び優れた帯電防止性の両方を生ずる。
【0091】中間層はさらにポリマー分散液又はラテッ
クス類、界面活性剤、無機粒子、例えばシリカ及びコロ
イドシリカなどを含むことができる。界面活性剤、コロ
イドシリカ及び/又はラテックス類の添加が好ましい。
シリカを中間層に添加すると、コーティング後のコーテ
ィングロールへの粘着が減少する。中間層にラテックス
類を添加すると、アクリル酸又はメタクリル酸型ラテッ
クス類の場合、再循環過程における添加及び除去段階が
改善される。
【0092】中間層はUS 4,734,397に挙げ
られているようなクッション性を有することもできる。
【0093】非常に好ましい中間層はポリスチレンスル
ホン酸、ヒドロキシエチルセルロース及びアニオン性界
面活性剤に基づく。
【0094】受像要素のための支持体は、例えばポリエ
チレンテレフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリイ
ミド、セルロースエステル又はポリビニルアルコール−
コ−アセタールの透明なフィルムであることができる。
支持体はバライタ−コート紙、ポリエチレン−コート紙
又は白色ポリエステル、すなわち白着色ポリエステルな
どの反射性のものであることもできる。青着色ポリエチ
レンテレフタレートフィルムも支持体として用いること
ができる。
【0095】下塗り層はポリエチレン−コート紙に適用
するために有用であるが、透明又は反射性のポリエステ
ルに基づく基質が好ましい。この場合、下塗り層は2軸
延伸法の前、その間又はその後に適用することができ
る。
【0096】受像要素の反対側(受像層の反対側)に、
場合によりバックコートと支持体の間の接着を向上させ
るための適した下塗り層と組み合わされたバックコート
を設けることができる。
【0097】親水性ならびに疎水性バックコートを用い
ることができる。親水性バックコートは水から容易に適
用することができるが、疎水性バックコートは、バック
コートがすべての湿度レベルにおいて性能が良いという
利点を有する。
【0098】親水性バックコート層の例は、ポリビニル
アルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリルア
ミド、ヒドロキシエチルセルロース、デキストラン及び
ゼラチンを含む層である。ゼラチンの使用が非常に好ま
しい。
【0099】これらの親水性バックコート層はさらに疎
水性ポリマーの分散液又はラテックス類、無機粒子、界
面活性剤などを含むことができる。これらの粒子の添加
はEP−A−543441に挙げられているような特殊
な表面光沢を得るために用いることができる。特に好ま
しい粒子は0.5〜10μmのシリカ及びポリメチルメ
タクリレートビーズである。帯電防止処理も該バックコ
ート層に与えることができる。
【0100】疎水性バックコート層の例はポリメチルメ
タクリレート、ポリビニルクロリドなどの付加ポリマー
類、ならびにポリエステル類、ポリカーボネート類など
の重縮合物を上記の親水性バックコート層のための粒子
と組み合わせて含むバックコート層である。
【0101】疎水性バックコート層の場合、下塗り層及
びバックコート層の間に、受像要素の受像側において用
いるために挙げられているような中間親水性層を設け、
再循環法におけるバックコート層の除去を促進するのが
有用である。
【0102】本発明の受像要素と組み合わせて用いられ
るドナー要素は、結合剤及び加熱すると銀源を金属銀に
還元することができる熱転写可能な還元剤を含むドナー
層を支持体上に含む。
【0103】適した還元剤の例はアミノヒドロキシシク
ロアルケノン化合物、アミノレダクトン(amino
reductones)のエステル類、N−ヒドロキシ
ウレア誘導体、アルデヒド類及びケトン類のヒドラゾン
類、ホスホルアミドフェノール類、ホスホルアミドアニ
リン類、ポリヒドロキシベンゼン類、例えばヒドロキノ
ン、t−ブチルヒドロキノン、イソプロピルヒドロキノ
ン、及び(2,5−ジヒドロキシフェニル)メチルスル
ホン、ピロカテコール、4−フェニルピロカテコール、
t−ブチルカテコール、ピロガロール、又はピロガロー
ル誘導体、例えばピロガロールエーテル類もしくはエス
テル類、3,4−ジヒドロキシ安息香酸、3,4−ジヒ
ドロキシ安息香酸エステル類、例えばジヒドロキシ安息
香酸、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエス
テル、ブチルエステルなど、没食子酸、没食子酸エステ
ル、例えばメチルガレート、エチルガレート、プロピル
ガレートなど、没食子酸アミド類、スルフヒドロキサム
酸類、スルホンアミドアニリン類、2−テトラゾリルチ
オヒドロキノン類、例えば2−メチル−5−(1−フェ
ニル−5−テトラゾリルチオ)ヒドロキノン、テトラヒ
ドロキノキサリン類、例えば1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノキサリン、アミドキシム類、アジン類、ヒドロ
キサム酸類、5−ピラゾロン類、スルホンアミドフェノ
ール還元剤、2−フェニルインダン−1,3−ジオンな
ど、1,4−ジヒドロピリジン類、例えば2,6−ジメ
トキシ−3,5−ジカルベトキシ−1,4−ジヒドロピ
リジン、ビスフェノール類、例えばビス(2−ヒドロキ
シ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)メタン、ビ
ス(6−ヒドロキシ−m−トリル)メシトール、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパ
ン、4,4−エチリデン−ビス(2−t−ブチル−6−
メチルフェノール)及び2,2−ビス(3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、アスコルビン
酸誘導体及び3−ピラゾリドン類である。
【0104】着色酸化生成物を有する、又は酸化生成物
が色を生成することができる還元剤も用いることができ
る。例は4−メトキシナフトール及び、例えばヨーロッ
パ特許出願番号94200613に挙げられているよう
なロイコアゾメチン類である。
【0105】ピロカテコール、ピロカテコール誘導体、
ガロール及びガロール誘導体、ならびにロイコアゾメチ
ン類の群から選ばれる還元剤が好ましい。特に好ましい
強い還元剤は4−フェニルピロカテコール及びその誘導
体、アルキルガレート、ならびに3,4−ジヒドロベン
ゾエート類である。
【0106】2種又はそれ以上の還元剤をドナー層で用
いることもできる。熱転写可能な色素を該強い還元剤と
組み合わせて用いるのが有利であり得る。これは、無彩
グレー色調を有する黒い画像が望ましい場合、例えば医
学的用途において特に有用である。熱転写可能な色素の
使用の原理はヨーロッパ特許出願番号94200796
にさらに詳細に説明されている。
【0107】ドナー層のための結合剤として親水性又は
疎水性結合剤を用いることができるが、疎水性結合剤の
使用が好ましい。
【0108】用いることができる親水性結合剤はポリビ
ニルアルコール、ゼラチン、ポリアクリルアミド及び親
水性セルロース性結合剤、例えばヒドロキシエチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどである。
【0109】疎水性結合剤は例えば水中の分散液とし
て、又は有機溶媒中の溶液として用いることができる。
【0110】ドナー層のための適した結合剤はセルロー
ス誘導体、例えばエチルセルロース、メチルセルロー
ス、セルロースナイトレート、セルロースアセテートホ
ルメート、セルロースアセテート水素フタレート、セル
ロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネー
ト、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセ
テートペンタノエート、セルロースアセテートベンゾエ
ート、セルローストリアセテート;ビニル−型樹脂類及
び誘導体、例えばポリビニルアセテート、ポリビニルブ
チラール、コポリビニルブチラール−ビニルアセタール
−ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルアセトアセタール、ポリアクリルアミド;アクリレー
ト及びアクリレート誘導体から誘導されるポリマー類及
びコポリマー類、例えばポリメチルメタクリレート及び
スチレン−アクリレートコポリマー類;ポリエステル樹
脂類;ポリカーボネート類;コポリ(スチレン−コ−ア
クリロニトリル);ポリスルホン類;ポリフェニレンオ
キシド;有機シリコン類、例えばポリシロキサン類;エ
ポキシ樹脂類及び天然樹脂類、例えばアラビアゴムであ
る。本発明のドナー層のための結合剤はポリ(スチレン
−コ−アクリロニトリル)を含むのが好ましい。
【0111】ドナー層のための結合剤はスチレン単位及
びアクリロニトリル単位を含むコポリマー、優先的に少
なくとも60重量%のスチレン単位及び少なくとも25
重量%のアクリロニトリル単位結合剤を含むのが好まし
い。結合剤コポリマーはもちろんスチレン単位及びアク
リロニトリル単位以外の他のコモノマーを含むことがで
きる。適した他のコモノマーは例えばブタジエン、ブチ
ルアクリレート及びメチルメタクリレートである。結合
剤コポリマーはガラス転移温度が少なくとも50℃であ
るのが好ましい。
【0112】もちろんスチレン単位及び少なくとも15
重量%のアクリロニトリル単位を含むコポリマーと当該
技術分野において既知の他の結合剤の混合物を用いるこ
とができるが、アクリロニトリルコポリマーが結合剤の
合計量の少なくとも50重量%の量で存在するのが好ま
しい。
【0113】ドナー層は一般に厚さが約0.2〜5.0
μm、好ましくは0.4〜2.0μmであり、還元剤対
結合剤の量比は一般に重量により9:1〜1:10、好
ましくは重量により3:1〜1:5の範囲である。
【0114】ドナー層は他の添加剤、例えば中でもサー
マルソルベント(thermalsolvents)、
安定剤、硬膜剤、防腐剤、分散剤、帯電防止剤、脱泡
剤、及び粘度調節剤も含むことができる。
【0115】本発明に従って用いられる安定剤は、それ
らが画像通りの加熱の間、又はドナー要素の別の領域と
共に全体的に加熱される間に少なくとも部分的に受像要
素に転写されれば、ドナー層に挿入することができる。
【0116】ドナー層は、ヨーロッパ特許出願番号94
200788に記載されているような、ドナー要素の表
面から突出する粒子を含むこともできる。
【0117】本発明に従って用いるのに非常に好ましい
粒子はポリメチルシリルセスキオキサン粒子、例えばT
ospearlTM 120、TospearlTM 13
0及びTospearlTM 145(Toshiba
Silocone)である。ドナー要素のドナー層の加
熱にレーザーが用いられる場合、ドナー要素の層の1
つ、好ましくはドナー層に赤外吸収物質を添加するのが
有利である。
【0118】いずれの材料も、それが寸法的に安定であ
り、含まれる温度に耐えることができればドナー要素の
ための支持体として用いることができる。そのような材
料にはポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
類、ポリアミド類、ポリアクリレート類、ポリカーボネ
ート類、セルロースエステル類、フッ素化ポリマー類、
ポリエーテル類、ポリアセタール類、ポリオレフィン
類、ポリイミド類、グラシン紙及びコンデンサー紙(c
ondenser paper)が含まれる。ポリエチ
レンテレフタレートを含む支持体が好ましい。一般にサ
ーマルヘッドと組み合わせて用いるために適した支持体
は厚さが2〜30μmであることができ、好ましくは4
〜10μmの厚さが用いられる。レーザーを用いて画像
通りに加熱するための支持体の厚さはあまり重要ではな
い。通常30〜300μmの比較的厚い支持体が用いら
れる。支持体に、必要なら下塗り層の接着剤をコーティ
ングすることもできる。
【0119】芳香族コポリエステル類、ビニリデンクロ
リドコポリマー類、有機チタネート類、ジルコネート類
及びシラン類、ポリエステルウレタン類などを含む下塗
り層を用いることができる。
【0120】ドナー要素のドナー層は支持体上にコーテ
ィングすることができ、又はグラビア法などの印刷法に
よりその上に印刷することができる。
【0121】親水性ポリマーを含む障壁層をドナー要素
の支持体及びドナー層の間に用い、支持体に逆に向かう
還元剤の間違った転写を防ぐことにより還元剤の転写を
強化することもできる。障壁層は、意図される目的に有
用ないずれの親水性材料も含むことができる。一般にゼ
ラチン、ポリアクリルアミド、ポリイソプロピルアクリ
ルアミド、ブチルメタクリレート−グラフトゼラチン、
エチルメタクリレート−グラフトゼラチン、エチルアク
リレート−グラフトゼラチン、セルロースモノアセテー
ト、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエ
チレンイミン、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール
とポリビニルアセテートの混合物、ポリビニルアルコー
ルとポリアクリル酸の混合物、あるいはセルロースモノ
アセテートとポリアクリル酸の混合物を用いて優れた結
果を得ることができる。
【0122】ある種の親水性ポリマー類、例えばEP
227,091に記載されているようなものは支持体及
び層への適した接着性も有し、別の接着層又は下塗り層
の必要を避けることができる。かくしてドナー要素の単
一の層で用いられるこれらの特定の親水性ポリマー類は
二重の機能を果し、従って障壁/下塗り層と呼ばれる。
レーザーを用いた画像通りの加熱のためのドナー要素の
裏側は重要ではない。典型的に透明のコーティングが用
いられ、輸送性を増すための粒子が挿入される。
【0123】薄い支持体は、印刷作業の間にサーマルヘ
ッドにより加熱されると軟化し、次いでサーマルプリン
トヘッドに粘着し、それにより印刷装置の機能障害及び
画質の低下を起こすという事実の故に、支持体の裏(ド
ナー層を有する側の反対側)に耐熱層を設け、ドナー要
素がサーマルプリントヘッドを通過するのを容易にする
のが好ましい。支持体及び耐熱層の間に接着剤層を設け
ることができる。
【0124】熱昇華印刷又はワックス印刷の分野で既知
のいずれの耐熱層も本発明で用いることができる。
【0125】耐熱層は一般に滑沢剤及び結合剤を含む。
従来の耐熱層の場合、結合剤は例えばEP 153,8
80、EP 194,106、EP 314,348、
EP329,117、JP 60/151,096、J
P 60/229,787、JP 60/229,79
2、JP 60/229,795、JP 62/48,
589、JP 62/212,192、JP 62/2
59,889、JP01/5884、JP 01/5
6,587及びJP 92/128,899に記載のよ
うな硬膜結合剤、あるいは例えばEP 267,46
9、JP 58/187,396、JP 63/19
1,678、JP 63/191,679、JP 01
/234,292及びJP 02/70,485に記載
のようなポリマー熱可塑性樹脂である。
【0126】印刷の間に、印刷全体に優れた濃度の均一
性を得るために、ドナーリボン及び受像要素の滑らかな
輸送が必要である。
【0127】種々の種類の滑沢剤を用いてサーマルヘッ
ドに対するドナーリボンの連続的輸送を可能にするのが
好ましい。
【0128】周知の滑沢剤はEP 267,469、U
S 4,738,950、US 4,866,028、
US 4,753,920及びUS 4,782,04
1に記載のもののようなポリシロキサン類である。特に
有用な滑り剤はポリシロキサン−ポリエーテルブロック
又はグラフトポリマー類である。
【0129】ドナー要素の耐熱性滑り層のための他の滑
沢剤はEP 153,880及びEP 194,106
に挙げられているようなリン酸誘導体、長鎖脂肪酸の金
属塩(EP 458,538、EP 458,522、
EP 314,348、JP01/241,491及び
JN 01/222,993に挙げられているよう
な)、ワックス化合物、例えばポリエチレン又はポリプ
ロピレンワックスなどのポリオレフィンワックス類、カ
ルナバワックス、ビスワックス、グリセリンモノステア
レート、アミドワックス、例えばエチレンビスステアラ
ミドなどである。ヨーロッパ特許出願番号93 202
050.6に挙げられているような耐熱層が特に好ま
しい。
【0130】シリカから誘導される塩などの無機粒子、
例えばタルク、クレー、チャイナクレー、マイカ、クロ
ライト、シリカ、あるいはカーボネート類、例えば炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム又はカルシウムマグネシ
ウムカーボネート(ドロマイト)をさらに耐熱層に加え
ることができる。
【0131】EP−A−93201642.1に挙げら
れているようなモース硬度が2.7以下の粒子とモース
硬度が2.7以上の粒子の混合物を耐熱層に加えるのが
非常に好ましい。
【0132】タルクとドロマイト粒子の混合物が非常に
好ましい。
【0133】本発明のための特定の耐熱層は結合剤とし
て一般式(II):
【0134】
【化21】
【0135】[式中、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ
独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル基、置換C
1−C8アルキル基、C5−C6シクロアルキル基、置換C
5−C6シクロアルキル基、C6−C10アリール基、置換
6−C10アリール基、C7−C12アラルキル基又は置換
7−C12アラルキル基を示し、Xは場合によりC1−C
6アルキル基、5−もしくは6−員シクロアルキル基又
は縮合5−もしくは6−員シクロアルキル基で置換され
た5−〜8−員脂環式環を完結するのに必要な原子を示
す]に対応するビス(ヒドロキシフェニル)−シクロア
ルカンから誘導されるポリカーボネート、滑沢剤として
ポリエーテル修飾ポリシロキサンブロックコポリマー及
びステアリン酸亜鉛、ならびに粒子として平均粒径が
4.5μmのタルク粒子を含む。
【0136】滑沢剤及び結合剤は一層としてコーティン
グすることができ、あるいは別の層としてコーティング
することができる。脂肪酸の塩を耐熱層において(例え
ば分散液として)流延し、ポリシロキサンに基づく滑沢
剤を別のトップコートとして流延するのが非常に好まし
い。この別のトップコートは耐熱層に関する非溶剤から
流延するのが好ましい。
【0137】ドナー要素の耐熱層は支持体上にコーティ
ングすることができ、又はグラビア印刷などの印刷法に
よりその上に印刷することができる。
【0138】かくして形成される耐熱層の厚さは約0.
1〜3μm、好ましくは0.3〜1.5μmである。
【0139】支持体と耐熱層の間に下塗り層を設け、支
持体と耐熱層の間の接着を促進するのが好ましい。下塗
り層として、色素−ドナー要素のための当該技術分野で
既知のいずれの下塗り層も用いることができる。下塗り
層として用いることができる適した結合剤は、ポリエス
テル樹脂類、ポリウレタン樹脂類、ポリエステルウレタ
ン樹脂類、修飾デキストラン類、修飾セルロース、なら
びに中でもビニルクロリド、ビニリデンクロリド、ビニ
ルアセテート、アクリロニトリル、メタクリレートアク
リレート、ブタジエン及びスチレンなどの繰り返し単位
を含むコポリマー類(例えばポリ(ビニリデンクロリド
−コ−アクリロニトリル)の種類から選ばれることがで
きる。適した下塗り層は例えばEP 138,483、
EP 227,090、EP−A−564010、US
4,567,113、US 4,572,860、U
S 4,717,711、US 4,559,273、
US 4,695,288、US 4,727,05
7、US 4,737,486 US 4,965,2
39、US 4,753,921、US 4,895,
830、US 4,929,592、US 4,74
8,150、US 4,965,238及びUS 4,
965,241に記載されている。
【0140】本発明の最も好ましい実施態様に従うと安
定剤は受像要素に加えられるが、代わりに、又はさらに
安定剤はドナー要素の層、例えば還元剤を含む層に含ま
れることができる。安定剤はこの場合は熱転写可能でな
ければならなず、かくして還元剤と共に画像通りに受像
要素に転写される。この実施態様の欠点は、画像の低濃
度部分においては少量の安定剤しか転写されないという
点である。従って安定剤がドナー要素のみに加えられる
場合、少なくとも2つの枠を含むドナー層を有するドナ
ー要素を用い、枠の1つは安定剤を含み、他は還元剤を
含むのが好ましい。後者の種類のドナー要素の場合、ド
ナー及び受像要素の集合体の別々の(画像通りの)加熱
経路において安定剤を受像要素に転写することができ
る。
【0141】本発明の受像要素はドナー要素と接触し
て、受像要素と接触したドナー要素の特定の部分を選択
的に加熱するサーマルヘッドを用いて加熱されるのが好
ましい。サーマルヘッドは厚、又は薄フィルムサーマル
ヘッドであることができるが、薄フィルムサーマルヘッ
ドの使用は適した階調を得る機会をより多く与えるので
好ましい。サーマルヘッドに加えられる圧力はヒーター
ライン1cm当たり120〜400gが好ましい。15
0dpiか又はそれ以上の空間解像度が好ましい。平均
印刷力は1ライン時間(line time)の間に加
えられるエネルギーの合計量をライン時間及び発熱要素
の表面積で割った値として算出される。
【0142】より高い印刷力は、最終的画像のより高い
光学濃度を生ずるが、10W/mm2より低い平均印刷
力を用いるのが好ましい。高い印刷エネルギーにおいて
は受像層及び/又は受像シートの変形が起こる。
【0143】サーマルヘッドを用いて1本のラインを印
刷するのに要する時間は、ライン時間とも呼ばれ、45
msより低いのが好ましい。より長いライン時間はより
長い印刷時間、ならびに受像シート及び/又は受像層の
より大きな変形を生ずる。
【0144】サーマルヘッドを用いたライン毎の印刷の
後に最終的画像の濃度を増すために、受像要素の全体的
熱処理を行うことができる。この熱処理は、例えば赤外
源、加熱空気流又は熱プレートを用いて行うことができ
るが、加熱ローラーを用いて行うのが好ましい。
【0145】全体的熱処理の間に、転写された還元剤が
さらに還元可能な銀源と反応することができると思われ
る。
【0146】加熱ローラーの適した直径及び速度を選択
することにより、全体的加熱のための熱処理時間を調節
することができる。さらに印刷後の受像シートのカール
防止のために加熱ローラーを用いることができる。
【0147】以下の実施例は本発明をさらに詳細に説明
するものであるが、その範囲を制限するものではない。
【0148】
【実施例】
ドナー要素の製造 *ドナー要素A 厚さが5.7μmのポリエチレンテレフタレート支持体
の両側に、エチレングリコール、アジピン酸、ネオペン
チルグリコール、テレフタル酸、イソフタル酸及びグリ
セロールを含むコポリエステルの下塗り層をコーティン
グする。
【0149】得られる下塗り層を、メチルエチルケトン
中の13%の以下の構造式(X)
【0150】
【化22】
【0151】[式中、nはジクロロメタン中の0.5%
溶液として測定される相対粘度が1.30のポリカーボ
ネートを得るための単位の数を示す]を有するポリカー
ボネート、0.5%のタルク(Nippon Talc
TM P3,Interorgana)及び1.5%のス
テアリン酸亜鉛、0.2%のドロマイト(Microd
ol SuperTM,Norwegian Talc)
ならびに0.5%のTegoglideTM 410(G
oldschmidt)の溶液で覆った。
【0152】ドナー要素の他の側にドナー層を設けた。
【0153】10重量%の結合剤(LuranTM 38
8S,BASF)、8重量%の4−フェニルピロカテコ
ール、5重量%のプロピルガレート、2%の構造式X
I:
【0154】
【化23】
【0155】を有するシアン色素及び0.5%のTos
pearlTM 145(Toshiba Silico
ne)の混合物を10μmの湿潤厚さでワイアバーを用
いて適用した。得られた層を溶媒の蒸発により乾燥し
た。
【0156】*ドナー要素B 3.5重量%の4−フェニルピロカテコール、2.5%
のTospearlTM145の混合物をドナー層のため
のコーティング液として用いる以外はドナー要素Aに関
して上記で言及した製造を繰り返した。
【0157】受像要素の製造 厚さが175μmの、下塗りされたポリエチレンテレフ
タレート支持体にコーティングし、以下の受像層を得
た: ベヘン酸銀 4.5g/m2 上記の化合物 0.34g/m2 ポリビニルブチラール 4.5g/m2 (ButvarTM B79,Monsanto) 弱い還元剤(表Iにおける種類及び量) 安定剤(表Iにおける種類及び量) 受像層に0.5g/m2のポリビニルブチラール(Bu
tvarTM B79)及び0.05g/m2のTego
glideTM 410(Goldschmidt)を含
む剥離層をコーティングした。
【0158】これらの受像要素を以下の印刷実施例で用
いた。表Iの量はg/m2である。
【0159】ドナー及び受像要素の組み合わせの印刷 ドナー要素のドナー層を受像要素の受像層と接触させ、
続いてサーマルヘッドを用いて加熱することにより印刷
を行った。サーマルヘッドは5Watt/mm2の平均
印刷力及び18msのライン時間において加熱され、解
像度が300dpiの薄フィルムサーマルヘッドであっ
た。サーマルヘッド、ならびに受像及びドナー要素を運
ぶ回転ドラムの間に加えられる圧力は1ヒーターライン
当たり160gであった。印刷後、受像要素をドナー要
素から分離した。
【0160】印刷された画像はデータレベル0〜255
(8ビット)の間の16−段階グレースケールであっ
た。本来のセンシトメトリーを得るために、種々の段階
のデータレベルをインプットデータレベルに関して等間
隔で選んだ。
【0161】全体的熱処理 すべての受像要素を118℃の熱プレート上で5秒間、
再加熱した。
【0162】安定性 最終的画像の高温における安定性を、45℃/70%相
対湿度及び/又は57℃/34%相対湿度において7日
間保存した後に評価した。
【0163】光に露出した場合の安定性をSuntes
t装置Hereausを用いて24時間照明した後に評
価した。
【0164】変色(褐色化)の程度を視覚により評価し
た。
【0165】以下の基準を用いた: (E)優:画像は無彩グレー色調を保存 (G)良:画像はわずかな褐色がかった色相を有するの
み (M)中:画像は明確に見える褐色の色調を有する (B)悪:画像は完全に褐色になった
【0166】
【表1】
【0167】*化合物はボールミル法においてベヘン酸
銀と一緒に共分散された。
【0168】表Iから、安定剤を含む受像要素がそのよ
うな安定剤を含まない受像要素より性能が良いことが明
らかである。高温における安定性、及び光に露出した場
合の安定性は、本発明の受像要素において特定の安定剤
の使用の故に優れている。
【0169】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0170】1.(i)結合剤及び銀源を金属銀に還元
することができる熱転写可能な還元剤を含むドナー層を
支持体上に含むドナー要素、ならびに(ii)還元剤の
存在下で熱を用いて還元されうる銀源、結合剤、ならび
にベンゾトリアゾール類、ヘテロ環状メルカプタン類、
スルフィン酸類、1,3,4−トリアゾ−インジノリン
類、1,3−ジニトロアリール化合物、1,2,3−ト
リアゾール類、フタル酸類及びフタル酸誘導体から成る
群より選ばれる安定剤を含む受像層を支持体上に含む受
像要素を含む熱画像形成系。
【0171】2.該安定剤が1平方メートル当たり0.
05〜2gの被覆率(coverage)で存在する上
記1項に記載の熱画像形成系。
【0172】3.受像層がさらに調色剤(toning
agent)を含む上記1項に記載の熱画像形成系。
【0173】4.受像層がさらに弱い還元剤を含む上記
1項に記載の熱画像形成系。
【0174】5.該安定剤が3,4ジアルコキシ置換ベ
ンゾトリアゾールである上記1項に記載の熱画像形成
系。
【0175】6.(i)結合剤及び銀源を金属銀に還元
することができる熱転写可能な還元剤を含むドナー層を
支持体上に含むドナー要素、ならびに(ii)還元剤の
存在下で熱を用いて還元されうる銀源、結合剤、ならび
にベンゾトリアゾール類、ヘテロ環状メルカプタン類、
スルフィン酸類、1,3,4−トリアゾ−インドリジン
類、1,3−ジニトロアリール化合物、1,2,3−ト
リアゾール類、フタル酸類及びフタル酸誘導体から成る
群より選ばれる安定剤を含む受像層を支持体上に含む受
像要素を用い、 −該ドナー要素の該ドナー層を該受像要素の該受像層と
向かい合った関係とし、 −かくして得られる集合体を画像通りに加熱し、それに
より加えられた熱の量に従う量の該熱転写可能な還元剤
をドナー要素から該受像要素に画像通りに転写させ、 −該ドナー要素を該受像要素から分離する段階を含むこ
とを特徴とする熱画像形成法。
【0176】7.受像層がさらに調色剤を含む上記6項
に記載の熱画像形成法。
【0177】8.受像層がさらに弱い還元剤を含む上記
6又は7項に記載の熱画像形成法。
【0178】9.該受像要素が該画像通りの加熱の後に
全体的に加熱される上記6項に記載の熱画像形成法。
【0179】10.該全体的加熱が加熱ローラーを用い
て行われる上記9項に記載の熱画像形成法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲールト・デフイーウ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 マルセル・モンバリウ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ウイルヘルムス・ジヤンセンス ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)結合剤及び銀源を金属銀に還元す
    ることができる熱転写可能な還元剤を含むドナー層を支
    持体上に含むドナー要素、ならびに(ii)還元剤の存
    在下で熱を用いて還元されうる銀源、結合剤ならびにベ
    ンゾトリアゾール類、ヘテロ環状メルカプタン類、スル
    フィン酸類、1,3,4−トリアゾ−インドリジン類、
    1,3−ジニトロアリール化合物、1,2,3−トリア
    ゾール類、フタル酸類及びフタル酸誘導体から成る群よ
    り選ばれる安定剤を含む受像層を支持体上に含む受像要
    素を含む熱画像形成系。
  2. 【請求項2】 (i)結合剤及び銀源を金属銀に還元す
    ることができる熱転写可能な還元剤を含むドナー層を支
    持体上に含むドナー要素、ならびに(ii)還元剤の存
    在下で熱を用いて還元されうる銀源、結合剤ならびにベ
    ンゾトリアゾール類、ヘテロ環状メルカプタン類、スル
    フィン酸類、1,3,4−トリアゾ−インドリジン類、
    1,3−ジニトロアリール化合物、1,2,3−トリア
    ゾール類、フタル酸類及びフタル酸誘導体から成る群よ
    り選ばれる安定剤を含む受像層を支持体上に含む受像要
    素を用い、 −該ドナー要素の該ドナー層を該受像要素の該受像層と
    向かい合った関係とし、 −かくして得られる集合体を画像通りに加熱し、それに
    より加えられた熱の量に従う量の該熱転写可能な還元剤
    をドナー要素から該受像要素に画像通りに転写させ、 −該ドナー要素を該受像要素から分離する段階を含むこ
    とを特徴とする熱画像形成法。
JP7289214A 1994-10-14 1995-10-12 熱転写印刷において用いるための受像要素 Pending JPH08207457A (ja)

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Also Published As

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DE69520927T2 (de) 2001-11-15
US5858913A (en) 1999-01-12
DE69520927D1 (de) 2001-06-21

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