JPH08207190A - プラスチック複合パネル - Google Patents
プラスチック複合パネルInfo
- Publication number
- JPH08207190A JPH08207190A JP7018210A JP1821095A JPH08207190A JP H08207190 A JPH08207190 A JP H08207190A JP 7018210 A JP7018210 A JP 7018210A JP 1821095 A JP1821095 A JP 1821095A JP H08207190 A JPH08207190 A JP H08207190A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composite panel
- hollow substrate
- molding
- extrusion molding
- rear surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンクリート型枠、床材、壁材、天井材等の
土木材料や建築材料として好適なプラスチック複合パネ
ルを提供する。 【構成】 ポリプロピレンを主体とするポリオレフィン
系プラスチックに、５〜５０ｗｔ％の無機質材料を含む
成形材料を用いて押出成形した中空基板の上面板と下面
板間に亘り、相隣る補強リブ同士が４５゜≦θ＜９０゜
範囲の角度で互いに反対方向に傾斜形成されていると共
に、上記中空基板の内側には発泡倍率３〜２０倍の発泡
プラスチック層が、上下面板の内面と補強リブ面に融着
して一体に成形されてなるプラスチック複合パネル。 【効果】 本発明は押出成形法による生産性や釘打ち加
工性に優れ、また軽量であって断熱性が大きく、且つ所
要の機械的強度を具備しているので、土木材料や建築材
料として好適なものである。
土木材料や建築材料として好適なプラスチック複合パネ
ルを提供する。 【構成】 ポリプロピレンを主体とするポリオレフィン
系プラスチックに、５〜５０ｗｔ％の無機質材料を含む
成形材料を用いて押出成形した中空基板の上面板と下面
板間に亘り、相隣る補強リブ同士が４５゜≦θ＜９０゜
範囲の角度で互いに反対方向に傾斜形成されていると共
に、上記中空基板の内側には発泡倍率３〜２０倍の発泡
プラスチック層が、上下面板の内面と補強リブ面に融着
して一体に成形されてなるプラスチック複合パネル。 【効果】 本発明は押出成形法による生産性や釘打ち加
工性に優れ、また軽量であって断熱性が大きく、且つ所
要の機械的強度を具備しているので、土木材料や建築材
料として好適なものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック複合パネ
ルに係り、特に、コンクリート型枠、床材、壁材、天井
材等の土木材料や建築材料として好適なプラスチック複
合パネルに関する。
ルに係り、特に、コンクリート型枠、床材、壁材、天井
材等の土木材料や建築材料として好適なプラスチック複
合パネルに関する。
【０００２】
【従来技術とその課題】従来、プラスチックを原料とす
るコンクリート型枠、床材、壁材、天井材等には、中空
状の構造材、発泡材、プレス加工品及びガラス繊維強化
プラスチック（ＦＲＰ）等が主として使用されている。
これらを製品化するには、充分な機械的強度を保持
し、軽量であって加工性、再利用性と共に生産性の優れ
ていることが必要である。
るコンクリート型枠、床材、壁材、天井材等には、中空
状の構造材、発泡材、プレス加工品及びガラス繊維強化
プラスチック（ＦＲＰ）等が主として使用されている。
これらを製品化するには、充分な機械的強度を保持
し、軽量であって加工性、再利用性と共に生産性の優れ
ていることが必要である。
【０００３】しかしながら、上記中空状の構造材は軽量
化され、緩衝作用及び断熱効果はあるものの機械的強度
を保持させることが困難であり、これを解決するために
プラスチック中に無機質充填材を混入して剛性を上げた
り、仕切り隔壁の肉厚を厚くする方法が採られている
が、冷却工程において目的とする寸法や強度を付与させ
ることが出来難く、生産性が著しく損なわれ、また機械
的強度を上げるために後工程でソリッドシートを積層す
る方法も採られているが、接着強度の問題や接着のため
の追加工程によるコストアップを来たし、更に中空部の
内側に他の材料が入り込み再使用時に支障を来たすなど
数々の問題がある。
化され、緩衝作用及び断熱効果はあるものの機械的強度
を保持させることが困難であり、これを解決するために
プラスチック中に無機質充填材を混入して剛性を上げた
り、仕切り隔壁の肉厚を厚くする方法が採られている
が、冷却工程において目的とする寸法や強度を付与させ
ることが出来難く、生産性が著しく損なわれ、また機械
的強度を上げるために後工程でソリッドシートを積層す
る方法も採られているが、接着強度の問題や接着のため
の追加工程によるコストアップを来たし、更に中空部の
内側に他の材料が入り込み再使用時に支障を来たすなど
数々の問題がある。
【０００４】また、上記発泡材からなるものは、押出製
法で発泡倍率が２倍程度が限界であって、この程度の発
泡倍率では断熱、緩衝作用は期待されるものの軽量化さ
れたとは云えなく、更に、上記プレス加工品は製法上生
産性に劣ると共に、得られる製品には反りや歪みが生じ
易く品質上の問題を抱えている。そして上記ＦＲＰ製品
は、熱硬化性プラスチックを使用するため機械的強度は
大きいものの、重量物となると共に緩衝作用などはな
く、また製法上生産コストも高くなると云う問題があ
る。
法で発泡倍率が２倍程度が限界であって、この程度の発
泡倍率では断熱、緩衝作用は期待されるものの軽量化さ
れたとは云えなく、更に、上記プレス加工品は製法上生
産性に劣ると共に、得られる製品には反りや歪みが生じ
易く品質上の問題を抱えている。そして上記ＦＲＰ製品
は、熱硬化性プラスチックを使用するため機械的強度は
大きいものの、重量物となると共に緩衝作用などはな
く、また製法上生産コストも高くなると云う問題があ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、その要旨は、ポリプロピレンを主体
とするポリオレフィン系プラスチックに、５〜５０ｗｔ
％の無機質材料を含む成形材料を用いて押出成形した中
空基板の上面板と下面板間に亘り、相隣る隔壁リブ同士
が４５゜≦θ＜９０゜範囲の角度で互いに反対方向に傾
斜形成されていると共に、上記中空基板の内側には発泡
倍率３〜２０倍の発泡プラスチック層が、上下面板の内
面と隔壁リブ面に融着して一体に成形されてなるプラス
チック複合パネルである。
するものであって、その要旨は、ポリプロピレンを主体
とするポリオレフィン系プラスチックに、５〜５０ｗｔ
％の無機質材料を含む成形材料を用いて押出成形した中
空基板の上面板と下面板間に亘り、相隣る隔壁リブ同士
が４５゜≦θ＜９０゜範囲の角度で互いに反対方向に傾
斜形成されていると共に、上記中空基板の内側には発泡
倍率３〜２０倍の発泡プラスチック層が、上下面板の内
面と隔壁リブ面に融着して一体に成形されてなるプラス
チック複合パネルである。
【０００６】本発明で中空基板の上下面板及び隔壁リブ
を形成する成形材料は、メルトインデックス（ＭＩ）が
０．５〜２．０範囲のポリプロピレンを主としたポリオ
レフィン系樹脂に、タルクやマイカ等の無機質材料を５
〜５０ｗｔ％相当量混合したものである。上記無機質材
料の混合比が上記範囲を下回って５ｗｔ％未満では、製
造時及び製造後に製品に経時的変形を生じ易くなると共
に、建築材料等としての強度不足を来たし、且つ切断加
工時に切断面にヒゲ（糸引き現象）を生じ易い等の問題
があり、また、上記範囲を上回って５０ｗｔ％以上で
は、製品の強度は上がるが衝撃荷重により破損し易くな
ると共に、比重増によって軽量化に逆行することにな
り、且つ押出成形性が困難になると云う問題を生ずる。
を形成する成形材料は、メルトインデックス（ＭＩ）が
０．５〜２．０範囲のポリプロピレンを主としたポリオ
レフィン系樹脂に、タルクやマイカ等の無機質材料を５
〜５０ｗｔ％相当量混合したものである。上記無機質材
料の混合比が上記範囲を下回って５ｗｔ％未満では、製
造時及び製造後に製品に経時的変形を生じ易くなると共
に、建築材料等としての強度不足を来たし、且つ切断加
工時に切断面にヒゲ（糸引き現象）を生じ易い等の問題
があり、また、上記範囲を上回って５０ｗｔ％以上で
は、製品の強度は上がるが衝撃荷重により破損し易くな
ると共に、比重増によって軽量化に逆行することにな
り、且つ押出成形性が困難になると云う問題を生ずる。
【０００７】また、本発明の押出成形中に中空基板の内
側で発泡して充填されるプラスチック層の発泡倍率は３
〜２０倍であって、この範囲を下回って３倍以下では、
軽量化効果が少なく、また、建築用板材として釘打ち作
業性に劣り、また上記範囲を上回って２０倍以上では、
発泡セルが大きくなり過ぎて緩衝効果や歪み削減効果が
少なくなり、また応力集中を防止する効果等も劣ると共
に、釘打ち保持力に欠ける等の問題を生ずるものであ
る。
側で発泡して充填されるプラスチック層の発泡倍率は３
〜２０倍であって、この範囲を下回って３倍以下では、
軽量化効果が少なく、また、建築用板材として釘打ち作
業性に劣り、また上記範囲を上回って２０倍以上では、
発泡セルが大きくなり過ぎて緩衝効果や歪み削減効果が
少なくなり、また応力集中を防止する効果等も劣ると共
に、釘打ち保持力に欠ける等の問題を生ずるものであ
る。
【０００８】本発明の中空基板において、中空基板の上
面板又は下面板に面圧が加わった時の歪量と応力の減少
効果を図るため、相隣る隔壁リブが４５゜≦θ＜９０゜
範囲の角度で互いに反対方向に傾斜させて形成し、これ
により内部の隔壁リブは曲げと引っ張り荷重とが交互に
発生することになり、局所的応力が発生し難くなるもの
である。上記中空基板内の隔壁リブの傾斜角度θが、上
記範囲を下回って４５゜以下であっても、或いは上記範
囲を上回って９０゜以上であっても、中空基板の上面板
又は下面板に面圧がかかった時の歪量と応力の減少効果
は期待できない。
面板又は下面板に面圧が加わった時の歪量と応力の減少
効果を図るため、相隣る隔壁リブが４５゜≦θ＜９０゜
範囲の角度で互いに反対方向に傾斜させて形成し、これ
により内部の隔壁リブは曲げと引っ張り荷重とが交互に
発生することになり、局所的応力が発生し難くなるもの
である。上記中空基板内の隔壁リブの傾斜角度θが、上
記範囲を下回って４５゜以下であっても、或いは上記範
囲を上回って９０゜以上であっても、中空基板の上面板
又は下面板に面圧がかかった時の歪量と応力の減少効果
は期待できない。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により具体的に
説明する。 図１は本発明の一実施例を斜視図で示し、
図２は、図１の円内部分を拡大側断面図で示し、図３は
本発明の押出成形時の状態を一部省略斜視図で示す。
説明する。 図１は本発明の一実施例を斜視図で示し、
図２は、図１の円内部分を拡大側断面図で示し、図３は
本発明の押出成形時の状態を一部省略斜視図で示す。
【００１０】図３に斜視図で示す如く、ポリプロピレン
を主材とし、これに粒径９μｍのタルクを４０ｗｔ％混
合した材料を上下面板１−１、側面板１２及び隔壁リブ
１１からなる中空板１を構成する原材料として用い、ま
た、ポリプロピレンとポリエチレンの混合物に発泡剤を
添加した材料を、上記中空基板１の内側で発泡して発泡
プラスチック層を構成する原材料として用い、共押出機
を使用して、前者を口金ＡのスリットＡ−１より、相隣
る隔壁リブ１１，１１同士が６０゜の角度で互いに反対
方向に傾斜形成した中空基板１を加熱押出しつつ、同時
に後者を流路Ａ−２より加熱押出しつつ拡開する発泡ゾ
ーンＢにて発泡倍率約１２倍に発泡させ、両者を押出し
合流させたのち冷却ゾーンで冷却して、発泡プラスチッ
ク層２が中空基板１の内側に充填されると共に、上下面
板１−１，１−２、側面板１２の内面と隔壁リブ１１面
に融着一体化された本発明品が得られた。
を主材とし、これに粒径９μｍのタルクを４０ｗｔ％混
合した材料を上下面板１−１、側面板１２及び隔壁リブ
１１からなる中空板１を構成する原材料として用い、ま
た、ポリプロピレンとポリエチレンの混合物に発泡剤を
添加した材料を、上記中空基板１の内側で発泡して発泡
プラスチック層を構成する原材料として用い、共押出機
を使用して、前者を口金ＡのスリットＡ−１より、相隣
る隔壁リブ１１，１１同士が６０゜の角度で互いに反対
方向に傾斜形成した中空基板１を加熱押出しつつ、同時
に後者を流路Ａ−２より加熱押出しつつ拡開する発泡ゾ
ーンＢにて発泡倍率約１２倍に発泡させ、両者を押出し
合流させたのち冷却ゾーンで冷却して、発泡プラスチッ
ク層２が中空基板１の内側に充填されると共に、上下面
板１−１，１−２、側面板１２の内面と隔壁リブ１１面
に融着一体化された本発明品が得られた。
【００１１】
【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち、本発明は押出成形法による生産性や釘
打ち加工性に優れ、また軽量であって断熱性が大きく、
且つ所要の機械的強度を具備しているので、土木材料や
建築材料として好適なプラスチック複合パネルである。
を奏する。即ち、本発明は押出成形法による生産性や釘
打ち加工性に優れ、また軽量であって断熱性が大きく、
且つ所要の機械的強度を具備しているので、土木材料や
建築材料として好適なプラスチック複合パネルである。
【図１】本発明の一実施例を斜視図で示す。
【図２】図１の円内部分を拡大側断面図で示す。
【図３】本発明の押出成形時の状態を一部省略斜視図で
示す。
示す。
１ 中空基板 １−１ 上面板 １−２ 下面板 １１ 隔壁リブ １２ 側面板 ２ 発泡プラスチック層 Ａ 押出口金 Ｂ 発泡ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０４Ｃ 2/20 Ｍ Ｅ０４Ｇ 9/05 // Ｂ２９Ｋ 23:00 103:04 105:04 Ｂ２９Ｌ 9:00
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリプロピレンを主体とするポリオレフ
ィン系プラスチックに、５〜５０ｗｔ％の無機質材料を
含む成形材料を用いて押出成形した中空基板の上面板と
下面板間に亘り、相隣る隔壁リブ同士が４５゜≦θ＜９
０゜範囲の角度で互いに反対方向に傾斜形成されている
と共に、上記中空基板の内側には発泡倍率３〜２０倍の
発泡プラスチック層が、上下面板の内面と隔壁リブ面に
融着して一体に成形されてなるプラスチック複合パネ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7018210A JPH08207190A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | プラスチック複合パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7018210A JPH08207190A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | プラスチック複合パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08207190A true JPH08207190A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=11965297
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7018210A Pending JPH08207190A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | プラスチック複合パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08207190A (ja) |
Cited By (23)
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1995
- 1995-02-06 JP JP7018210A patent/JPH08207190A/ja active Pending
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