JPH08207027A - 押出成形役物の製造方法 - Google Patents

押出成形役物の製造方法

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JPH08207027A
JPH08207027A JP1417495A JP1417495A JPH08207027A JP H08207027 A JPH08207027 A JP H08207027A JP 1417495 A JP1417495 A JP 1417495A JP 1417495 A JP1417495 A JP 1417495A JP H08207027 A JPH08207027 A JP H08207027A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セメントなどの水硬性材料を用いて、建築物
の出隅や、入隅や、円弧型コーナーなどの役物を連続的
に押出成形する製造方法を提供すること。 【構成】 押出バレルの先端に、中心軸のなす角が50
°から90°の範囲に湾曲させ、かつ絞管内部の押出材
料通路を先端部に行くに従い、次第にくの字型または円
弧型の形状の通路に変形させた絞管と絞管の内部通路の
先端形状にマッチした開口を有する金型とを取付け、金
型から水硬性材料を押出して成形する出隅や、入隅や、
円弧型コーナーなどの役物を連続的に押出成形する製造
方法。好ましくは、押出成形機の絞管の湾曲部の外径側
から絞管の下部に沿って押出成形役物の形状にマッチし
た形状の受板を導入し、受板は金型の下部から押出成形
物の押出速度と同調して移動し、押出成形物を受取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメントなどの水硬性
材料を用いて、外壁材、間仕切壁などの建築材料、詳し
くは出隅や、入隅や、円弧型コーナーなどのコーナー役
物を連続的に製造する方法に関し、特にビルなどの大型
建築物に用いられる大型コーナー役物を連続的に製造す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、セメント、石膏などの水硬性
材料を断面くの字型または円弧型に連続押出成形し、建
築物の出隅や、入隅や、円弧型コーナーなどのコーナー
役物を連続的に製造することが行われている。従来の連
続押出成形法では、金型から押出された成形物を、金型
の前方で平板状受板など押出された成形物の形状と合わ
ない受板に直接受取るため、受板の上面にエアー吹出し
用の無数の小孔を設け、受板にエアーブロー機能を持た
せて、押出された成形物を受板のエアーブロー面で受取
る方法が多く用いられている。しかしながら、この受取
り方法では成形物のエアーが当たる面にエアー吹出し跡
がつくことの他、受板の製作が高価につくため多くは作
れないこと、金型の前で一枚づつ受取るため連続生産が
できないことや通常のフラットな成形物を生産するライ
ンと兼用して製造できないなどの問題があった。また、
ローラーコンベアを利用する方法とした場合には、ライ
ンに沿って生の押出成形物を移動する際に成形物が変形
するなどの問題がある。さらに、ローラーコンベアで受
取る面は、ローラーコンベアの跡がつき、生の押出成形
物の表面精度(平滑性)が悪くなるため、コーナー役物
の表面側となる面で生板を受取ることができないなどの
問題点もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
前記問題点を解決し、現在使用している押出成形機を変
えることなく、また、大きな設備投資をすることなく、
他の製品と製造ラインを兼用することができる建築物の
出隅や、入隅や、Rの字型コーナーなどのコーナー役物
連続生産方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】セメント系の水硬性材料
は、材料間の圧力伝達が悪い性質を持っているので、そ
れら材料を押出す押出成形機に配備する、先端に金型を
付けた絞管を曲げる場合には、 絞管を曲げるのは一か所のみとする。 絞管内部はよどみが発生しないように曲部は緩やか
に、曲がりは90°までとする。 絞管の湾曲部の内径側の吐出面積を小さく外径側の吐
出面積を大きくする。 以上3条件を配慮して曲げる必要がある。前記および
の条件は、水硬性材料の前記特性によりその流路が二
か所以上曲がると、材料の押出しを続けていくに従い流
れによどみが発生し、その部分が硬化するため押出不能
となるのでこれを避けるための条件である。また本発明
においては、金型から押出された生の押出成形物は、金
型から出たところで、その金型の下部を押出成形物と同
調する速度で移動する受板で受取ることを条件とする。
【0005】本発明では前記条件を配慮して、下記に示
す製造方法、すなわち、(1)押出バレルの先端に絞管
と金型を順次取付けた押出成形機により、水硬性材料を
押出して押出成形板を製造する製造方法において、前記
絞管は湾曲しており、その入口と出口で絞管の中心軸の
なす角は50°から90°の範囲であり、かつ前記絞管
内部の押出材料通路は先端部に行くに従い、次第にくの
字型または円弧型の形状の通路に変形され、前記絞管の
先端に取り付けられた前記絞管の内部通路の先端形状に
マッチした開口を有する金型から水硬性材料を押出して
成形することを特徴とする押出成形大型役物の製造方
法、および下記に示す製造方法、すなわち、(2)前記
押出成形機の絞管の湾曲部の外径側から、該絞管の下部
に沿って前記押出成形大型役物の形状にマッチした形状
の受板を導入し、前記絞管と金型の下部を押出成形物が
金型から押出される速度と同調して移動させ、前記絞管
の内部を経て前記金型から押出される押出成形物が金型
を出たところで、前記受板により押出成形物を受取るこ
とを特徴とする前記(1)に記載の押出成形大型役物の
製造方法により従来の問題点を解決した。セメント系の
水硬性材料は、圧力がかかった場合は押出し方向と逆の
穴(導入管)には逆流しにくい性質をもっている。これ
は逆流しようとする材料を押出し方向に進む材料が引っ
張っていくためである。もちろん逆流は全くないわけで
はないが、逆流する原料を受板が掃除していく。
【0006】
【作用】以下に本発明の作用を図1に示す実施例により
説明する。押出機6と第1絞管5は、従来のものと同じ
である。この第1絞管5に湾曲絞管3(以下L型絞管と
する。)が接続され、さらにその先に金型2が接続され
ている。L型絞管3と金型2は製造する役物の形状に合
わせて製作する。L型絞管3の下部からは、押出された
前記役物を受取るための該役物の形状にマッチした、図
4に示したような受板10が、金型2からの生の役物の
押出速度に同調させて導入され、L型絞管3と金型2の
下部をして移動する。また、図示されていないが、金型
2には製造する役物に中空部を設ける場合には中玉を設
ける。
【0007】押出機より押出された水硬性材料は、第1
絞管5を通りL型絞管3に流れていく。L型絞管3は湾
曲部の内径側から外径側にいくに従って吐出面積が大き
くなっており、図6に水硬性材料の流れが示されている
ように、内径側の材料の流れは少なく、材料の流路が短
く、早くでるが吐出量は少ない。しかし、外径側では材
料の流れは多く、材料の流路が長く、遅くでるが吐出量
は多い。また、L型絞管3は出口になるに従い徐々に断
面が金型2の形状に近づいていき、出口で金型形状とな
る。さらにL型絞管3内部には流れ調整金具8が、その
先端には流れ調整ボルト9が設けられており材料の吐出
量を調整することができる。例えば、外径側の吐出量が
多ければその部分の流れ調整ボルト9を入れることによ
り吐出量を調整する。これによりL型絞管3出口での内
径側と外径側の吐出量が一定となり、金型2への吐出量
が一定となり、図6に示されるように先端金型2より安
定した生の役物が押出される。
【0008】押出された生の役物の断面形状は、L型絞
管3内部の通路、金型2の形状、および必要により設け
られた中玉により、図7に示されたくの字型の直角コー
ナー役物1あるいは図9に示された円弧型の曲面コーナ
ー役物13に成形される。さらに、必要に応じて、図8
に示される逆直角コーナー役物12または図10に示さ
れる逆曲面コーナー役物14として成形することもでき
る。押出された生の役物は、その押出し速度に同調して
移動する受板に受取られ、切断、一次養生、オートクレ
ーブ養生などの従来の工程を経て製造される。本発明で
は、生の役物は押出されて直ぐ受板に受取られるので、
ラインを移動することにより役物が変形することが防が
れる。さらに、必要がある場合には、図2に示すよう
に、L型絞管3は湾曲部の外径側に補強材を導入する導
入管4を設け、導入管4はL型絞管3の内部通路の形が
変化するに従って変形させ、L型絞管3の材料の流れが
変化し切り、流れが安定するまで延長して設け、材料と
共に補強材7を金型2より押出すことにより本発明の役
物に補強材7を入れることもできる。補強材には鉄筋、
鉄筋メッシュ、金網、鋼管など種々の補強材を入れるこ
とができる。製造できる役物としては、出隅や、入隅な
どのコーナー、円弧型を形成する曲面コーナーなどが製
造できる。
【0009】
【発明の効果】本発明では、特別の設備を用いずに、従
来の押出機で従来の製品ラインと兼用で役物を製造する
ことができ、さらに押出された役物は、それに同調して
移動し役物の形状にマッチした形状の受板に直接受取ら
れて製品ラインを移動するので、変形が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押出部の(絞管に補強材を導入しな
い)例の平面図である。
【図2】本発明の押出部の(絞管に補強材を導入した)
例の平面図である。
【図3】本発明の押出部の(絞管に別の補強材を導入し
た)例の平面図である。
【図4】本発明の受板の一例を示した斜視図である。
【図5】本発明の受板の別の例を示した斜視図である。
【図6】L型絞管と先端金型における原料の流れを示し
た斜視図である。
【図7】本発明の直角コーナー役物の一例を示した断面
図である。
【図8】本発明の逆直角コーナー役物の一例を示した断
面図である。
【図9】本発明の曲面コーナー役物の一例を示した断面
図である。
【図10】本発明の逆曲面コーナー役物の一例を示した
断面図である。
【符号の説明】
1 生の役物(直角コーナー用役物) 2 金型 3 L型絞管 4 (補強材)導入管 5 第1絞管 6 押出成形機 7 鉄筋メッシュ補強材 8 流れ調整金具 9 流れ調整ボルト 10 受板(直角コーナー用) 11 受板(逆直角コーナー用) 12 逆直角コーナー役物 13 曲面コーナー役物 14 逆曲面コーナー役物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出バレルの先端に絞管と金型を順次取
    付けた押出成形機により、水硬性材料を押出して押出成
    形板を製造する製造方法において、前記絞管は湾曲して
    おり、その入口と出口で絞管の中心軸のなす角は50°
    から90°の範囲であり、かつ前記絞管内部の押出材料
    通路は先端部に行くに従い、次第にくの字型または円弧
    型の形状に変形され、前記絞管の先端に取り付けられた
    前記絞管の内部通路の先端形状にマッチした開口を有す
    る金型から水硬性材料を押出して成形することを特徴と
    する押出成形役物の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記押出成形機の絞管の湾曲部の外径側
    から、該絞管の下部に沿って前記押出成形役物の形状に
    マッチした形状の受板を導入し、前記絞管と金型の下部
    を押出成形物が金型から押出される速度と同調して移動
    させ、前記絞管の内部を経て前記金型から押出される押
    出成形物が金型を出たところで、前記受板により押出成
    形物を受取ることを特徴とする請求項1に記載の押出成
    形役物の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103262A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Fukuvi Chem Ind Co Ltd 湾曲押出品の製造方法、およびその成形装置
JP2008260301A (ja) * 2008-06-20 2008-10-30 Nozawa Corp 凹凸模様付押出コーナー材の製造装置

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