JPH08205724A - 誤学習報知機構付き魚釣リールおよび釣糸巻取量学習方法 - Google Patents

誤学習報知機構付き魚釣リールおよび釣糸巻取量学習方法

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JPH08205724A
JPH08205724A JP1606295A JP1606295A JPH08205724A JP H08205724 A JPH08205724 A JP H08205724A JP 1606295 A JP1606295 A JP 1606295A JP 1606295 A JP1606295 A JP 1606295A JP H08205724 A JPH08205724 A JP H08205724A
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JP
Japan
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fishing line
spool
amount
calculation data
error
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Application number
JP1606295A
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English (en)
Inventor
Sei Nishimura
聖 西村
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08205724A publication Critical patent/JPH08205724A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤った学習情報の記憶を排除する。 【構成】 学習情報作成手段9は、釣糸量演算データ検
出手段7から釣糸量演算データおよびスプール回転量検
出手段5からスプール回転量が与えられると、検出され
た釣糸量演算データと検出されたスプール回転量との関
係を表す学習情報を作成する。関係許容範囲記憶手段1
3は、釣糸量演算データ検出手段7で検出される釣糸量
演算データとスプール回転量検出手段5で検出されるス
プール回転量との関係許容範囲を記憶する。エラー処理
手段11は、釣糸量演算データ検出手段7で検出される
釣糸量演算データとスプール回転量検出手段5で検出さ
れるスプール回転量との関係が、前記関係許容範囲外で
ある場合は、エラー表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚釣用リールにおける学
習機構に関し、特に学習情報の記憶方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の学習機能付きリール80の概略を
図11に示す。スプール3の側端面には円周上等間隔に
磁石64が固着されている。該側端面と対向する場所に
は、一対の第1センサ65、65が設けられている。一
対の第1センサ65、65それぞれの検出信号の位相の
偏位方向からスプール3の回転方向と回転量が把握され
る。
【0003】コントロールボックス44の側面には、測
定器72が設けられている。測定器72の腕部73は、
軸78を中心として揺動自在に、コントロールボックス
44に取付けられている。腕部73の自由端部には、ス
プール3に捲回された釣糸に接触して回転するカウンタ
ローラ74が、軸79によって回転可能に取付けられて
いる。コントロールボックス44内には、カウンタロー
ラ74の回転数を検出する第2センサが設けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記学
習機能付きリールにおいては、つぎのような問題点があ
った。前記腕部73の揺動中心となる軸78に、塩水等
がかかることにより、軸78が錆びたりまたは揺動が滑
らかに行われないおそれがある。この様な場合、ローラ
74がスプール3に巻取られている釣糸に当接しない。
また、ローラ74の軸79に塩水等がかかることによ
り、同様にローラ74の回転が滑らかに行われず、ロー
ラ74がスプール3に巻取られる釣糸と当接していて
も、スリップをおこすことがある。
【0005】上記の様な非当接状態またはスリップ状態
で前記学習動作が行われると、誤った学習情報が記憶さ
れる。このように記憶された学習情報は、繰り出し量の
演算に用いられるので、誤った学習情報が記憶されてい
ると、繰り出し量の表示が狂ったり、さらには、巻きす
ぎによる竿、リールの破損等が生じる場合もある。
【0006】このような誤った状態における学習情報の
記憶は、ローラを用いない学習機構、例えば、超音波を
用いた学習機構付きリールについても生ずる場合があ
る。
【0007】この発明は上記問題を解決し、誤った学習
情報を記憶するおそれがない誤学習報知機構付き魚釣リ
ール可能な釣糸巻取制御装置または釣糸巻取量学習方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の誤学習報知機
構付き魚釣リールにおいては、リール本体に回転自在に
支持されたスプール、前記スプールが回転されると、ス
プールの回転量を検出するスプール回転量検出手段、前
記スプールが回転されると、前記スプールに巻取られる
釣糸量を演算する為の釣糸量演算データを検出する釣糸
量演算データ検出手段、前記釣糸量演算データ検出手段
から釣糸量演算データおよび前記スプール回転量検出手
段からスプール回転量が与えられると、検出された釣糸
量演算データと検出されたスプール回転量との関係を表
す学習情報を作成する学習情報作成手段、を備え、さら
に、前記釣糸量演算データ検出手段で検出される釣糸量
演算データと前記スプール回転量検出手段で検出される
スプール回転量との関係許容範囲を記憶する関係許容範
囲記憶手段、前記釣糸量演算データ検出手段で検出され
る釣糸量演算データと前記スプール回転量検出手段で検
出されるスプール回転量との関係が、前記関係許容範囲
外である場合は、エラー処理を行うエラー処理手段、を
備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2の誤学習報知機構付き魚釣リール
においては、前記釣糸量演算データ検出手段は、 1)前記スプールに巻取られている釣糸に対して、超音波
を発する超音波発信手段、 2)前記スプールに巻取られている釣糸で反射された超音
波を検出する超音波検出手段、 3)前記超音波を発してから、反射された超音波を検出す
るまでの時間差を計測する計時手段、を備え、 4)前記時間差または前記時間差に基づき得られる釣糸巻
取状態を表す釣糸巻取状態特定データを、前記釣糸量演
算データとして検出すること、を特徴とする。
【0010】請求項3の誤学習報知機構付き魚釣リール
においては、前記釣糸量演算データ検出手段は、 1)前記スプールに巻取られる釣糸に当接するローラ、 2)前記リール本体に揺動自在に取付けられ、前記ローラ
を回転自在に保持するアーム、 3)前記ローラの回転量を検出する回転量検出部、を備
え、 4)前記ローラの回転量を前記釣糸量演算データとして検
出すること、を特徴とする。
【0011】請求項4の誤学習報知機構付き魚釣リール
においては、前記エラー処理手段は、前記釣糸量演算デ
ータ検出手段から与えられる釣糸量演算データが単位釣
糸量となると、前記関係許容範囲内か否かの判断を行う
とともに、前記スプール回転量検出手段によって検出さ
れたスプールの回転量が所定の回転量となると、前記関
係許容範囲内か否かの判断を行うことを特徴とする。
【0012】請求項5の誤学習報知機構付き魚釣リール
においては、前記エラー処理手段は、前記関係許容範囲
よりも緩い条件の予備的許容範囲で、かつ前記関係許容
範囲のエラー検出より短時間で、予備的にエラー検出を
行ない、この予備的エラーを検出した場合には、前記関
係許容範囲内か否かの判断を行うことなく、前記エラー
処理を行うことを特徴とする。
【0013】請求項6の釣糸巻取量学習方法において
は、前記スプールの回転と巻取られる釣糸量との関係を
記憶する際に、両者の関係が予め設定した関係許容範囲
外となる場合には、エラー処理を行うことを特徴とす
る。
【0014】実施例においては、前記スプール回転量検
出手段は、磁石64、第1センサ65、65(図3参
照)によって構成される。前記釣糸長演算データ検出手
段は、磁石75と第2センサ71(図4参照)によって
構成される。前記関係許容範囲記憶手段はRAM27に
よって構成される。前記エラー処理手段は、CPU23
の図8ステップST15、ステップST19およびステ
ップST33の処理に対応する。
【0015】また、釣糸量演算データは、カウンタロー
ラの回転数に該当する。前記エラー処理には、エラーが
発生したことを液晶ディスプレイ等に表示すること、ス
ピーカにてエラーが発生したことを報知すること、およ
び学習情報記憶処理を中断すること等の全てのエラー処
理を含む。
【0016】
【作用】請求項1の誤学習報知機構付き魚釣リールにお
いては、関係許容範囲記憶手段は、前記釣糸量演算デー
タ検出手段で検出される釣糸量演算データと前記スプー
ル回転量検出手段で検出されるスプール回転量との関係
許容範囲を記憶する。エラー処理手段は、前記釣糸量演
算データ検出手段で検出される釣糸量演算データと前記
スプール回転量検出手段で検出されるスプール回転量と
の関係が、前記関係許容範囲外である場合は、エラー処
理を行う。したがって、前記関係許容範囲外の学習情報
を作成することを防止することができる。
【0017】請求項2の誤学習報知機構付き魚釣リール
においては、前記釣糸量演算データ検出手段は、前記時
間差または前記時間差に基づき得られる釣糸巻取状態を
表す釣糸巻取状態特定データを、前記釣糸量演算データ
として検出する。前記エラー処理手段は、前記時間差ま
たは前記時間差に基づき得られる釣糸巻取状態を表す釣
糸巻取状態特定データとの関係が、前記関係許容範囲外
である場合は、エラー処理を行う。したがって、前記時
間差または前記時間差に基づき得られる釣糸巻取状態を
表す釣糸巻取状態特定データが原因の前記関係許容範囲
外の学習情報を作成することを防止することができる。
【0018】請求項3の誤学習報知機構付き魚釣リール
においては、前記釣糸量演算データ検出手段は、前記ロ
ーラの回転量を前記釣糸量演算データとして検出する。
前記エラー処理手段は、前記ローラの回転量と前記スプ
ール回転量検出手段で検出されるスプール回転量との関
係が、前記関係許容範囲外である場合は、エラー処理を
行う。したがって、ローラの非当接、またはスリップが
原因の前記関係許容範囲外の学習情報を作成することを
防止することができる。
【0019】請求項4の誤学習報知機構付き魚釣リール
においては、前記エラー処理手段は、前記釣糸量演算デ
ータ検出手段から与えられる釣糸量演算データが単位釣
糸量となると、前記関係許容範囲内か否かの判断を行
う。したがって、単位釣糸量巻取る毎に、前記関係許容
範囲内か否かの判断を行うことができる。さらに、前記
スプール回転量検出手段によって検出されたスプールの
回転量が所定の回転量となると、前記関係許容範囲内か
否かの判断を行う。これにより、スプールの回転量が所
定の回転量となると、前記関係許容範囲内か否かの判断
を行うことができる。すなわち、前記スプール回転量検
出手段に原因がある場合、および前記釣糸量演算データ
検出手段に原因がある場合、いずれの場合も、誤学習情
報の記憶を防止することができる。
【0020】請求項5の誤学習報知機構付き魚釣リール
においては、前記エラー処理手段は、前記関係許容範囲
よりも緩い条件の予備的許容範囲で、かつ前記関係許容
範囲のエラー検出より短時間で、予備的にエラー検出を
行ない、この予備的エラーを検出した場合には、前記関
係許容範囲内か否かの判断を行うことなく、前記エラー
処理を行う。したがって、前記関係許容範囲に到底含ま
れない程度のデータについては、予め短時間でエラー処
理することができる。
【0021】請求項6の釣糸巻取量学習方法において
は、前記スプールの回転と巻取られる釣糸量との関係を
記憶する際に、両者の関係が予め設定した関係許容範囲
外となる場合には、エラー処理を行う。したがって、前
記関係許容範囲外の学習情報を作成することを防止する
ことができる。
【0022】
【実施例】
(1)魚釣リール1の機能について 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1に示
す魚釣リール1は、スプール3、スプール回転量検出手
段5、釣糸長演算データ検出手段7、学習情報作成手段
9、関係許容範囲記憶手段13およびエラー処理手段1
1を備えている。スプール3は、リール本体に回転自在
に支持されている。スプール回転量検出手段5は、スプ
ール3が回転されると、スプールの回転量を検出する。
釣糸量演算データ検出手段5は、スプール3が回転され
ると、スプール3に巻取られる釣糸量を演算する為の釣
糸量演算データを検出する。学習情報作成手段9は、釣
糸量演算データ検出手段7から釣糸量演算データおよび
スプール回転量検出手段5からスプール回転量が与えら
れると、検出された釣糸量演算データと検出されたスプ
ール回転量との関係を表す学習情報を作成する。関係許
容範囲記憶手段13は、釣糸量演算データ検出手段7で
検出される釣糸量演算データとスプール回転量検出手段
5で検出されるスプール回転量との関係許容範囲を記憶
する。エラー処理手段11は、釣糸量演算データ検出手
段7で検出される釣糸量演算データとスプール回転量検
出手段5で検出されるスプール回転量との関係が、前記
関係許容範囲外である場合は、エラー処理を行う。
【0023】本実施例においては、エラー処理手段11
は、釣糸量演算データ検出手段7から与えられる釣糸量
演算データが単位釣糸量となると、前記関係許容範囲内
か否かの判断を行うとともに、スプール回転量検出手段
5によって検出されたスプールの回転量が所定の回転量
となると、前記関係許容範囲内か否かの判断を行う。こ
のように、釣糸量演算データ検出手段7およびスプール
回転量検出手段5双方からのデータに基づいて、エラー
判断を行うことにより、より適切なエラー判断を行うこ
とができる。
【0024】(2)魚釣リール1の構造について 魚釣リール1の外観を図2〜図4に示す。図2は、魚釣
リール1の外観を示す平面図である。図2において、一
対のサイドフレーム51間には、モータ(図示せず)が
内蔵されたスプール3が、回転可能に支承されている。
そして、釣糸をスプール3に均一に捲回するために、ス
プール3の軸方向に往復動可能なレベルワインド53が
設けられている。またハンドル43とスプール3との接
続を遮断するクラッチノブ65および公知のスタードラ
グ63が、一方のサイドフレーム51側に設けられてい
る。
【0025】サイドフレーム51上には、コントロール
ボックス44が設けられている。コントロールボックス
44には、釣糸繰り出し量や後述するエラー表示等を表
示する液晶ディスプレイ32、および後述する各種スイ
ッチが設けられている。またコントロールボックス44
内には、後述する制御ユニット66(図3参照)が配置
されている。
【0026】図3に示すように、スプール3の側端面に
は円周上等間隔に複数(本実施例では3個)の磁石64
が固着されている。該側端面と対向する場所には、リー
ドスイッチ等により構成される一対の第1センサ65、
65が設けられている。第1センサ65、65は、スプ
ールが回転するとオンオフ動作を繰返す。このようにし
て検出された一対の第1センサ65、65それぞれの検
出信号の位相の偏位方向に基づいて、スプール3の回転
方向と回転量が把握される。
【0027】コントロールボックス44の側面には、測
定器72が設けられている。測定器72は、腕部73お
よびカウンタローラ74を有している。腕部73は、軸
78を中心としてコントロールボックス44に、揺動自
在に取付けられている。腕部73の軸78とは逆側の端
部には、スプール3に捲回された釣糸に接触して回転す
るカウンタローラ74が、軸79によって回転可能に取
付けられている。腕部73は、ばね等の付勢手段(図示
せず)によって、矢印α方向に付勢される。
【0028】コントロールボックス44内の空間には、
図4に示すように、磁石75が取付けられたディスク7
6が回転可能に設けられている。ディスク76の回転を
検出するために、磁石75に対向するコントロールボッ
クス側位置には、第2センサ71が設けられている。カ
ウンタローラ74の回転をディスク76に伝達するため
に、軸78と、腕部73内の空間には、回転可能に支持
されたギヤ77a〜77fが設けられている。従って、
釣糸巻取り時には、釣糸と接触するカウンタローラ74
が回転し、前記ギヤ77a〜77fを介してディスク7
6に伝達され、磁石75の回転量が第2センサ71によ
り検出される。
【0029】図5にコントロールボックス44の操作部
分の詳細を示す。コントロールボックス44の操作部分
には、巻取スイッチ46、停止スイッチ48、ライン設
定スイッチ52、棚/底切換えスイッチ54および棚/
底設定スイッチ56が設けられている。
【0030】巻取スイッチ46及び停止スイッチ48は
電動巻取りを開始・停止するためのモータの駆動・停止
スイッチである。ライン設定スイッチ52は学習モード
の際に使用されるスイッチである。ライン設定スイッチ
52が押されると、後述するように、単位釣糸長毎に、
スプール回転量の記憶が開始される。棚/底切換えスイ
ッチ54は、棚表示(自動棚停止を使用する場合の機
能)と底表示(底からの巻取り量を表示する機能)の切
換えスイッチである。なお、サイドフレーム51には、
外部電源と接続するためコネクタ(図示せず)が設けら
れている。
【0031】図6に、制御ユニット66のハードウェア
構成を示す。制御ユニット66は、CPU23、ROM
25、RAM27、インターフェイス30およびバスラ
イン29を備えている。また、インターフェイス30に
は、既に説明した第1センサ65、第2センサ71、モ
ータコントローラ35、巻取スイッチ46、停止スイッ
チ48、ライン設定スイッチ52、棚/底切換えスイッ
チ54および棚/底設定スイッチ56が接続されてい
る。
【0032】ROM25には、CPU23の制御プログ
ラム等が記憶されており、CPU23は、この制御プロ
グラムに従いバスライン29を介して、各部を制御す
る。RAM27には、後述する学習情報等の各種のデー
タが記憶される。巻取スイッチ46、停止スイッチ4
8、ライン設定スイッチ52、棚/底切換えスイッチ5
4および棚/底設定スイッチ56は、各種の命令が入力
される命令入力手段を構成する。液晶ディスプレイ32
は、釣糸の繰り出し量等が報知される報知手段である。
インターフェイス30を介して、第1センサ65、第2
センサ71からのカウント値がRAM27に記憶され、
モータコントローラ35に回転制御信号が与えられるこ
とにより、モータ36が駆動され、スプール3の巻取制
御がなされる。
【0033】(3)フローチャートについて つぎに、図7、図8を用いて、ROM25に記憶された
プログラムについて説明する。
【0034】操作者は、スプール3に釣糸が未捲回の状
態で、かつカウンタローラ74がスプール3の捲回底面
に接している状態において、ライン設定スイッチ52を
押す。これにより、学習モードがスタートする。初期設
定がなされ、RAM27の記憶内容や液晶ディスプレイ
32の表示がクリアされる(ステップST1)。なお、
RAM27には、予め単位釣糸長が記憶されている。本
実施例では、単位釣糸長を5メートルとした。
【0035】つぎに、CPU23は、液晶ディスプレイ
32にエラー表示がなされているか否か判断する(ステ
ップST2)。エラー表示がなされていない場合は、ス
テップST7に進む。
【0036】ステップST7において、CPU23は、
スプール3が回転しているか否か判断する。スプールの
回転は、巻取スイッチ46が押されてモータ36を作動
させるか、又はハンドル43を回転させてスプール3を
巻取り方向に回転させることにより行われる。スプール
3の回転は、第1センサ65、65からのパルス信号
(スプール回転信号)の発生の有無によって、判断され
る。
【0037】ステップST7において、スプールが回転
していると判断した場合は、ステップST9に進み、C
PU23は、第1センサ65、65の位相の偏位方向を
判別する。なお、CPU23は、スプールが回転しない
と判断した場合は、後述するステップST27に進む。
【0038】CPU23は、カウンタローラ74の回転
に伴う第2センサ71からの信号の計数を開始する(ス
テップST11)。つぎに、CPU23は、第1センサ
65、65のパルス信号によって、スプール3の回転量
の計数を開始する(ステップST13)。
【0039】CPU23は、スプールパルス10パルス
検出する間に、ローラパルス1パルス以上検出するか否
か判断する(ステップST15)。スプールパルス10
パルス検出する間に、ローラパルス1パルス以上検出し
た場合は、図8ステップST17に進み、カウンタロー
ラ24の回転量が設定値と一致したか否かを判断する。
例えば、カウンタローラ24の外周長が5cmと仮定す
ると、設定値である「5m」の単位釣糸長をスプールに
巻回するのに、カウンタローラは100パルス分回転す
る。
【0040】カウンタローラ24の回転量が設定値と一
致しない場合、すなわち、第2センサ71からの出力信
号が100個計数されない場合は、以下のステップST
19〜ステップST25の処理は行わず、後述するステ
ップST27に進み、学習処理が終了命令が与えられな
い場合には、ステップST2〜ステップST16の処理
を繰返す。
【0041】ステップST2〜ステップST16の処理
を繰返し、ステップST17において、第2センサ71
からの出力信号が100個計数されると、一致信号が出
力され、ステップST19に進む。
【0042】CPU23は、第2センサ71からの出力
信号が100個計数される間に、検出されたスプールパ
ルスが55以上で、かつ240以下か否か判断する(ス
テップST19)。
【0043】計数されたスプールパルスが55以上で、
かつ240以下である場合は、RAM27の所定の位置
にアドレスを設定する。CPU23は、セットされたア
ドレスに、ステップST9において単位釣糸の信号間で
計数されたスプール回転量を記憶する(ステップST2
3)。つぎに、ステップST11、ST13において計
数された値をクリアし(ステップST25)、つぎのア
ドレスに、単位釣糸長巻回に要するスプール回転量を記
憶する処理に備える。
【0044】CPU23は、液晶ディスプレー46に、
現在の巻取量を表示する(ステップST27)。この場
合は、現在の巻取量は「5m」であるので、「5m」が
表示される。
【0045】CPU23は、ライン設定スイッチ52が
押されたか(ライン設定終了か)否か判断し(ステップ
ST29)、終了していないと判断した場合は(ステッ
プST29:No)ステップST2に戻ってST2〜S
T27の処理を繰返す。これにより、単位釣糸長巻回毎
のスプール回転量が、学習情報して、図8に示されるよ
うに順次アドレスを異ならせて記憶される。
【0046】一方、図8ステップST19にて、ローラ
パルス100に対して、スプールパルスが55未満、ま
たは241以上である場合は、液晶ディスプレイ32に
エラー表示を行う(ステップST33)。このような判
断を行うことにより、カウンタローラ24がスリップま
たは非当接状態で学習情報が記憶されることを防止する
ことができる。
【0047】このような誤学習情報が記憶されることを
防止することができる理由について説明する。本実施例
においては、単位釣糸長5メートル毎に後述する学習情
報を記憶するようにしている。最小スプール径(釣糸の
巻取量がゼロの場合の直径)を48ミリとすると、最小
スプール径の円周長は約150.8ミリとなる。スプー
ル3には3つのマグネット64が設けられているので、
スプールパルス1パルス当たり、約50.3ミリ巻取る
こととなる。したがって、ローラパルス100計数する
間に、スプールパルスを99パルス計数すると、釣糸を
5メートル巻取ったこととなる。同様に考えると、最大
スプール径(釣糸を最大巻取った場合の直径)を65ミ
リとすると、ローラパルス100計数する間に、スプー
ルパルスを73パルス計数すると、5メートル巻取った
こととなる。このように、このリールにおいては、5メ
ートル単位の学習情報としては、ローラパルス100計
数する間に、73パルスから99パルスの間となる筈で
ある。これに、誤差を見込んで、ローラパルス100計
数する間に、スプールパルスが55以上で、かつ240
以下か否か判断するようにしたものである。本実施例に
おいては、この「ローラパルス100計数する間に、計
数するスプールパルスが55以上で、かつ240以下」
の範囲を、関係許容範囲という。
【0048】さらに、本実施例においては、図7ステッ
プST15にて、スプールパルス10パルス検出する間
に、ローラパルス1パルス以上検出しないか否か判断
し、検出できない場合にも、エラー表示を行う(ステッ
プST33)。このような処理により、より迅速にエラ
ー状態を検出することができる。なぜなら、このような
判断を行わない場合は、カウンタローラ24が100パ
ルス検出しなければ、エラー表示処理が行なわれない
(ステップST17〜ステップST19)。しかしなが
ら、カウンタローラ24がスリップを起こしているよう
な場合は、ローラパルス100パルスも検出するまで、
スプールは釣糸何メートル分も回転する。さらに、カウ
ンタローラ24が釣糸と非当接状態であるような場合
は、最後まで、ローラパルス100パルス検出できない
おそれもある。したがって、カウンタローラのパルス数
が予め記憶されている単位釣糸長に達する前に、「スプ
ールパルス10パルス検出する間に、ローラパルス1パ
ルス以上検出したか」という条件判断を行うことによ
り、より迅速にエラー状態が発生しているか否か判断す
ることができる。
【0049】このように、スプールの回転量からみたカ
ウンタローラの値が誤っていないかを判断した後、カウ
ンタローラの値からみたスプールの回転量が誤っていな
いかを判断している。これにより、スプールの回転量に
エラー原因がある場合、カウンタローラの値にエラー原
因がある場合、いずれの場合にもエラー表示することが
できる。
【0050】また、前記スプールの回転量からみたカウ
ンタローラの値が誤っていないかの判断においては、カ
ウンタローラの値からみたスプールの回転量が誤ってい
ないかの判断よりも緩やかな条件で行っている。これに
より、メモリ容量を小さくする為に、たとえ単位釣糸長
を大きく設定していたとしても、エラー状態が発生して
いることを早く検出することができる。
【0051】この本実施例におけるステップST15の
処理については、以下のような技術思想としてとらえる
ことができる。前記関係許容範囲よりも緩い条件の予備
的許容範囲で、かつ前記関係許容範囲のエラー検出より
短時間で、予備的にエラー検出を行なう。そして、この
予備的エラーを検出した場合には、前記関係許容範囲内
か否かの判断を行うことなく、前記エラー処理を行う。
このように、あらかじめ、設定された予備的許容範囲
で、前記予備的エラーを判断し、予備的エラーを検出し
た場合には、前記関係許容範囲内か否かの判断を行うこ
となく、前記エラー表示を行うことにより、迅速にエラ
ー検出を行うことができる。
【0052】つぎに、上記エラー表示が行われている場
合の、CPU23の処理について説明する。図8ステッ
プST33におけるエラー表示が行われていると、図8
ステップST29を経由して図7ステップST2に処理
が移行した時、ステップST3に処理が進む。ステップ
ST3では、CPU23は、エラー表示の原因となった
スプール回転量分だけスプールが逆転した否か判断す
る。スプールが逆転していない場合は、図8ステップS
T33に進み、エラー表示を続ける。一方、スプールが
逆転した場合は、図7ステップST5に進み、エラー表
示がクリアされる。そして、既に説明したステップST
7以下の処理が行われる。したがって、エラー表示がな
された場合は、操作者は図2に示すハンドル43をエラ
ー表示が消えるまで逆転させればよい。エラー表示が消
えたら、再び巻取スイッチ46を押すか、またはハンド
ル43を巻取方向に回転させることにより、学習処理を
続行することができる。このように、エラー表示が行わ
れた場合は、その分だけスプール3が逆転しない限り、
エラー表示を続けることにより、正確な学習情報を記憶
させることができる。
【0053】図8ステップST29にて、ライン設定ス
イッチ52が押されていた場合には、ステップST31
に進み、液晶ディスプレー32に繰り出し量ゼロを意味
する「0」を出力するとともに、最終アドレス設定を行
ない、学習動作が終了する。
【0054】(4)他の実施例 本発明は、学習機能付き魚釣リールであれば、どのよう
なものにも用いることができる。例えば、本実施例にお
いては、学習情報として、単位釣糸長当たりのスプール
回転数を採用したが、これに限られることなく、釣糸を
スプールに巻取ることによって得られた釣糸長とスプー
ル回転数との関係を示すデータであればどのようなもの
であってもよく、例えば、単位スプール回転数当たりの
釣糸長であってもよい。単位スプール回転数当たりの釣
糸長を記憶した場合の、区分学習データを図9に示す。
この場合も、繰り出し量の演算は同様にして行うことが
できる。例えば、単位スプール回転数を40カウントと
すると、スプールカウンタが40となると、繰り出し量
は「120ミリメートル」となり、スプールカウンタが
80となると、繰り出し量は「120+119=239
ミリメートル」となる。そして、この場合は、関係許容
範囲として、繰り出し量が何メートル以上でかつ何メー
トル以下というように、記憶しておけばよい。
【0055】また、スプール回転量を検出するために、
スプール3上に磁石14を固着し、それに対抗する位置
にセンサ65を設けているが、スプールに連動回転する
ホイールに磁石を設け、その回転を磁気センサにより検
出するようにしてもよい。また磁石に代えて光反射板を
設けると共に磁気センサに変えて投光および受光器から
なる光センサを設けてもよい。
【0056】また、単位釣糸長を測定するために、カウ
ンタアームに連動したディスク76の回転を検出し、所
定量回転(単位釣糸長を巻取るに必要な回転量)の都度
信号を出すようにしたが、別の方法としてレベルワイン
ド53の釣糸案内用ガイド内、またはその前後に回転ロ
ーラを配置してその回転量を計測するようにしてもよ
い。また、リールと離間した位置に別途測定器を設け、
測定器内に釣糸と接触する回転ローラを設けてその回転
量を計測するようにしてもよい。またリールと離間した
位置又はリールの釣糸通過位置に磁気センサあるいは光
センサを配置し、このセンサにて釣糸に所定間隔毎に設
けた磁気又は色彩的なマークを読み取ることにより糸長
計測をしてもよい。
【0057】また、直接釣糸長を計測するのではなく、
超音波センサ等でスプールの直径を計測することによ
り、間接的に釣糸長を演算できるようにしてもよい。こ
の場合は、以下の様に構成すればよい。
【0058】1)スプールに巻取られている釣糸に対し
て、超音波を発する超音波発信手段、 2)前記スプールに巻取られている釣糸で反射された超音
波を検出する超音波検出手段、 3)前記超音波を発してから、反射された超音波を検出す
るまでの時間差を計測する計時手段、を備え、前記時間
差または前記時間差に基づき得られる釣糸巻取状態を表
す釣糸巻取状態特定データを、前記釣糸量演算データと
して検出する。
【0059】例えば、超音波発信手段として超音波発信
器、超音波検出手段として超音波センサを用いればよ
い。また、釣糸巻取状態特定データは、例えば、超音波
発信器または超音波センサと、巻取られた釣糸との距
離、釣糸が巻取られた直径等の釣糸巻取状態を表すデー
タであればどのようなものであってもよい。
【0060】この場合、関係許容範囲としては、前記釣
糸巻取状態特定データが、最小スプール径におけるデー
タに誤差を加えた値と、最大スプール径におけるデータ
に誤差を加えた値との間の値となるように設定すればよ
い。例えば、最大スプール径における超音波発信器と巻
取られた釣糸との距離が、15ミリメートルで、最小ス
プール径における距離が29ミリメートルであれば、検
出された釣糸巻取状態特定データである距離がこの範囲
に誤差1ミリメートルを含めた14以上30以下とすれ
ばよい。
【0061】この種の超音波を利用した学習処理におい
ても、例えば、釣糸への異物の付着、超音波受信回路の
誤動作や外部ノイズ等の原因により、誤った学習情報が
記憶される場合がある。
【0062】したがって、前記釣糸巻取状態特定データ
について、関係許容範囲を設定しておくことにより、誤
った学習情報を記憶することを防止することができる。
【0063】なお、上記実施例においては、単位釣糸長
を5メートルとしたが、これに限られることなく、任意
の値としてもよい。
【0064】なお、本実施例においては、エラー表示と
して、エラーであることを表示するだけとしたが、例え
ば、点滅表示等させるようにしてもよい。さらに、エラ
ー表示だけでなく、エラー処理を行うようにしてもよ
い。例えば、電動で巻上げている場合に、モータの回転
を停止させるようにしてもよい。
【0065】なお、本実施例においては、エラー検出が
表示が行われた場合は、操作者がその分だけスプール3
を逆転させるようにしている。しかし、これに限られる
ことなく、逆転命令が与えられるとまたは自動的に、モ
ータを逆回転させ、エラーが生じなかった状態まで、復
帰できるようにしてもよい。
【0066】本実施例においては、スプールの回転量が
予め設定された値(10パルス)となると、カウンタロ
ーラから1パルス以上検出しているか否か判断し、その
後、カウンタローラのカウント(スプールへの巻取量)
が単位釣糸量となると、学習情報のエラー判定を行って
いる。すなわち、スプールの回転量からみたカウンタロ
ーラの値が誤っていないかを判断した後、カウンタロー
ラの値からみたスプールの回転量が誤っていないかを判
断している。しかし、これは、本実施例においては、単
位釣糸長当たりのスプール回転量を記憶するようにした
ことによるものであり、この順序については特に限定さ
れるわけではない。
【0067】また、前記スプールの回転量からみたカウ
ンタローラの値が誤っていないかの判断においては、カ
ウンタローラの値からみたスプールの回転量が誤ってい
ないかの判断よりも緩やかな条件で行っている。しかし
ながら、このように両者のエラー判断条件に差異を設け
ることなく、ほぼ同程度の判断条件で行うようにしても
よい。
【0068】なお、上記実施例においては、制御ユニッ
ト66をCPU23を用いて、ソフトウェアによってこ
れを実現している。しかし、その一部もしくは全てを、
ロジック回路等のハードウェアによって実現してもよ
い。
【0069】
【発明の効果】請求項1の誤学習報知機構付き魚釣リー
ルにおいては、エラー処理手段は、前記釣糸量演算デー
タ検出手段で検出される釣糸量演算データと前記スプー
ル回転量検出手段で検出されるスプール回転量との関係
が、前記関係許容範囲記憶手段に記憶された前記関係許
容範囲外である場合は、エラー処理を行う。したがっ
て、前記関係許容範囲外の学習情報を作成することを防
止することができる。
【0070】これにより誤った学習情報を記憶するおそ
れがない誤学習報知機構付き魚釣リールを提供すること
ができる。
【0071】請求項2の誤学習報知機構付き魚釣リール
においては、前記エラー処理手段は、前記時間差または
前記時間差に基づき得られる釣糸巻取状態を表す釣糸巻
取状態特定データとの関係が、前記関係許容範囲外であ
る場合は、エラー処理を行う。したがって、前記時間差
または前記時間差に基づき得られる釣糸巻取状態を表す
釣糸巻取状態特定データが原因の前記関係許容範囲外の
学習情報を作成することを防止することができる。これ
により超音波を利用した学習機構を有する魚釣リールに
おいても、誤った学習情報を記憶するおそれがない誤学
習報知機構付き魚釣リールを提供することができる。
【0072】請求項3の誤学習報知機構付き魚釣リール
においては、前記エラー処理手段は、前記ローラの回転
量と前記スプール回転量検出手段で検出されるスプール
回転量との関係が、前記関係許容範囲外である場合は、
エラー処理を行う。したがって、ローラの非当接、また
はスリップが原因の前記関係許容範囲外の学習情報を作
成することを防止することができる。これによりローラ
を用いた学習機構を有する魚釣リールにおいても、誤っ
た学習情報を記憶するおそれがない誤学習報知機構付き
魚釣リールを提供することができる。
【0073】請求項4の誤学習報知機構付き魚釣リール
においては、前記エラー処理手段は、前記釣糸量演算デ
ータ検出手段から与えられる釣糸量演算データが単位釣
糸量となると、前記関係許容範囲内か否かの判断を行う
とともに、前記スプール回転量検出手段によって検出さ
れたスプールの回転量が所定の回転量となると、前記関
係許容範囲内か否かの判断を行う。したがって、前記ス
プール回転量検出手段に原因がある場合、および前記釣
糸量演算データ検出手段に原因がある場合、いずれの場
合も、誤学習情報の記憶を防止することができる。これ
により誤った学習情報を記憶するおそれがない誤学習報
知機構付き魚釣リールを提供することができる。
【0074】請求項5の誤学習報知機構付き魚釣リール
においては、前記エラー処理手段は、前記関係許容範囲
よりも緩い条件の予備的許容範囲で、かつ前記関係許容
範囲のエラー検出より短時間で、予備的にエラー検出を
行ない、この予備的エラーを検出した場合には、前記関
係許容範囲内か否かの判断を行うことなく、前記エラー
処理を行う。したがって、前記関係許容範囲に到底含ま
れない程度のデータについては、予め短時間でエラー処
理することができる。これにより、エラー状態が発生し
た場合に、早期にそれを発見することができる誤学習報
知機構付き魚釣リールを提供することができる。
【0075】請求項6の釣糸巻取量学習方法において
は、前記スプールの回転と巻取られる釣糸量との関係を
記憶する際に、両者の関係が予め設定した関係許容範囲
外となる場合には、エラー処理を行う。したがって、前
記関係許容範囲外の学習情報を作成することを防止する
ことができる。これにより誤った学習情報を記憶するお
それがない釣糸巻取量学習方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる魚釣リール1の機能ブロック図
である。
【図2】魚釣リール1の平面図である。
【図3】魚釣リール1の側面図である。
【図4】測定器72の詳細を示す図である。
【図5】操作パネル44を示す図である。
【図6】制御ユニット66のハードウェア構成を示す図
である。
【図7】学習モードにおける処理を示すフローチャート
である。
【図8】学習モードにおける処理を示すフローチャート
である。
【図9】RAM27に記憶される学習情報の一例を示す
図である。
【図10】RAM27に記憶される学習情報の他の例を
示す図である。
【図11】従来の魚釣リールの側面図である。
【符号の説明】
3・・・・・スプール 5・・・・・スプール回転量検出手段 7・・・・・釣糸長演算データ検出手段 9・・・・・学習情報記憶手段 11・・・・エラー処理手段 13・・・・関係許容範囲記憶手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体に回転自在に支持されたスプー
    ル、 前記スプールが回転されると、スプールの回転量を検出
    するスプール回転量検出手段、 前記スプールが回転されると、前記スプールに巻取られ
    る釣糸量を演算する為の釣糸量演算データを検出する釣
    糸量演算データ検出手段、 前記釣糸量演算データ検出手段から釣糸量演算データお
    よび前記スプール回転量検出手段からスプール回転量が
    与えられると、検出された釣糸量演算データと検出され
    たスプール回転量との関係を表す学習情報を作成する学
    習情報作成手段、 を備え、さらに、 前記釣糸量演算データ検出手段で検出される釣糸量演算
    データと前記スプール回転量検出手段で検出されるスプ
    ール回転量との関係許容範囲を記憶する関係許容範囲記
    憶手段、 前記釣糸量演算データ検出手段で検出される釣糸量演算
    データと前記スプール回転量検出手段で検出されるスプ
    ール回転量との関係が、前記関係許容範囲外である場合
    は、エラー処理を行うエラー処理手段、 を備えたことを特徴とする誤学習報知機構付き魚釣リー
    ル。
  2. 【請求項2】請求項1の誤学習報知機構付き魚釣リール
    において、 前記釣糸量演算データ検出手段は、 1)前記スプールに巻取られている釣糸に対して、超音波
    を発する超音波発信手段、 2)前記スプールに巻取られている釣糸で反射された超音
    波を検出する超音波検出手段、 3)前記超音波を発してから、反射された超音波を検出す
    るまでの時間差を計測する計時手段、 を備え、 4)前記時間差または前記時間差に基づき得られる釣糸巻
    取状態を表す釣糸巻取状態特定データを、前記釣糸量演
    算データとして検出すること、 を特徴とする誤学習報知機構付き魚釣リール。
  3. 【請求項3】請求項1の誤学習報知機構付き魚釣リール
    において、 前記釣糸量演算データ検出手段は、 1)前記スプールに巻取られる釣糸に当接するローラ、 2)前記リール本体に揺動自在に取付けられ、前記ローラ
    を回転自在に保持するアーム、 3)前記ローラの回転量を検出する回転量検出部、 を備え、 4)前記ローラの回転量を前記釣糸量演算データとして検
    出すること、 を特徴とする誤学習報知機構付き魚釣リール。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかの誤学
    習報知機構付き魚釣リールにおいて、 前記エラー処理手段は、 1)前記釣糸量演算データ検出手段から与えられる釣糸量
    演算データが単位釣糸量となると、前記関係許容範囲内
    か否かの判断を行うとともに、 2)前記スプール回転量検出手段によって検出されたスプ
    ールの回転量が所定の回転量となると、前記関係許容範
    囲内か否かの判断を行うこと、 を特徴とする誤学習報知機構付き魚釣リール。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかの誤学
    習報知機構付き魚釣リールにおいて、 前記エラー処理手段は、前記関係許容範囲よりも緩い条
    件の予備的許容範囲で、かつ前記関係許容範囲のエラー
    検出より短時間で、予備的にエラー検出を行ない、この
    予備的エラーを検出した場合には、前記関係許容範囲内
    か否かの判断を行うことなく、前記エラー処理を行うこ
    と、 を特徴とする誤学習報知機構付き魚釣リール。
  6. 【請求項6】スプールの回転量に基づいて繰り出される
    釣糸量を演算するために、予めスプールの回転と巻取ら
    れる釣糸量との関係を記憶する釣糸巻取量学習方法にお
    いて、 前記スプールの回転と巻取られる釣糸量との関係を記憶
    する際に、両者の関係が予め設定した関係許容範囲外と
    なる場合には、エラー処理を行うこと、 を特徴とする釣糸巻取量学習方法。
JP1606295A 1995-02-02 1995-02-02 誤学習報知機構付き魚釣リールおよび釣糸巻取量学習方法 Pending JPH08205724A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111007273A (zh) * 2018-10-05 2020-04-14 株式会社岛野 握把操作支援装置及握把操作支援程序

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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