JPH08205378A - 負荷制御装置 - Google Patents

負荷制御装置

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Publication number
JPH08205378A
JPH08205378A JP1282095A JP1282095A JPH08205378A JP H08205378 A JPH08205378 A JP H08205378A JP 1282095 A JP1282095 A JP 1282095A JP 1282095 A JP1282095 A JP 1282095A JP H08205378 A JPH08205378 A JP H08205378A
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JP
Japan
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current value
current
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load
main breaker
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Application number
JP1282095A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Inoue
浩道 井上
Eiji Iwami
英司 岩見
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定の負荷機器への通電のオフを最小限にす
ることにより、負荷機器を有効に利用することができる
ようにした負荷制御装置の提供。 【構成】 所定の遮断特性を有する主幹ブレーカC の負
荷側に、負荷機器A が分岐ブレーカB と開動作の優先順
位が決められたスイッチ8 を介して接続され、主幹ブレ
ーカに所定レベルの電流が流れたとき、優先順位の早い
順にスイッチを開成するものであって、主幹ブレーカに
流れる電流を検出する電流検出手段3 と、スイッチから
なる開閉手段7 と、検出電流値に基づき優先順位の早い
順にスイッチに開成信号を出力するものであって、主幹
ブレーカに流れる電流値とその電流値における遮断に至
るまでの通電時間の対応関係を複数個有する動作設定が
可能な動作設定記憶部11と動作設定と検出電流値に基づ
いて開成信号を出力するオフ制御部15とを有する制御手
段10と、を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主幹ブレーカに流れる
電流値が許容レベル以上になったときに、特定の負荷機
器への通電をオフすることにより、全停電になることを
抑制する負荷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅やビル等において、主幹ブレ
ーカに流れる電流値が許容レベル以上になったときに、
特定の負荷機器への通電をオフすることにより、主幹ブ
レーカが遮断することを防止して全停電となることを抑
制する負荷制御装置がある。この負荷制御装置は、特開
平3−243120号に開示されるように、主幹ブレー
カC に流れる電流を検出する電流検出手段3 と、分岐ブ
レーカB,B,…と負荷機器との間にあって優先順位が決め
られたスイッチを有する開閉手段7 と、電流検出手段3
で検出した検出電流値に基づき開閉手段7 を制御する制
御手段10と、を有している(図8及び図9)。そして、
予め主幹ブレーカC の定格遮断電流値より小さい所定レ
ベルであるところの設定値を制御手段10に記憶しておく
ことにより、主幹ブレーカC にその設定値より大きな電
流が流れたことを電流検出手段3 で検出したときには、
制御手段10で制御することにより優先順位の早いスイッ
チに接続された負荷機器への通電を開閉手段7 でオフす
るよう形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この負荷制御装置は、
主幹ブレーカにその定格遮断電流値より大きな電流が流
れる前に優先順位の早いスイッチに接続された負荷機器
への通電をオフしているため、主幹ブレーカが遮断され
ず、全停電になることが抑制される。しかし、制御手段
に記憶される設定値は、主幹ブレーカの定格遮断電流値
より余裕をみてかなり小さい値にすることがあるため、
主幹ブレーカの定格遮断電流値によっては、多くの負荷
機器を利用する時間帯や設備において、全停電を抑制す
るために、全ての負荷機器への通電が得られないことが
ある。
【0004】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、特定の負荷機器への通電
のオフを最小限にすることにより、負荷機器を有効に利
用することができるようにした負荷制御装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の負荷制御装置は、所定の遮断特性
を有する主幹ブレーカの負荷側に、複数の負荷機器が分
岐ブレーカと開動作の優先順位が決められたスイッチを
介して並列的に接続され、主幹ブレーカに所定レベルの
電流が流れたとき、優先順位の早い順にスイッチを開成
するものであって、主幹ブレーカに流れる電流を検出す
る電流検出手段と、開動作の優先順位が決められたスイ
ッチからなる開閉手段と、電流検出手段の検出電流値に
基づき優先順位の早い順にスイッチに開成信号を出力す
る制御手段と、を有する負荷制御装置において、前記制
御手段に、主幹ブレーカの遮断特性に対応した動作設定
が可能な動作設定記憶部と、該動作設定記憶部の動作設
定と電流検出手段の検出電流値に基づいて開成信号を出
力するオフ制御部と、を設けた構成としている。
【0006】また、請求項2記載の負荷制御装置は、請
求項1記載の動作設定記憶部に、主幹ブレーカに流れる
電流値とその電流値における遮断に至るまでの通電時間
の対応関係を複数個有する動作設定をする領域分割部を
設けた構成としている。
【0007】また、請求項3記載の負荷制御装置は、請
求項1または2記載の制御手段に、負荷機器の最大使用
電流値を記憶する最大電流値記憶部と、主幹ブレーカが
遮断動作をしない不動作最大電流値より最大使用電流値
を減算した復帰レベル電流値以下に電流検出手段の検出
電流値がなったときに、開成したスイッチのうち最後に
開成したスイッチから閉成するよう開閉手段に閉成信号
を出力するオン制御部と、を設けた構成としている。
【0008】また、請求項4記載の負荷制御装置は、請
求項3記載の制御手段に、電流検出手段の検出電流値が
復帰レベル電流値以下になってから所定時間を計測する
とともに、該所定時間の経過後に、最後に開成したスイ
ッチから閉成するよう開閉手段に閉成信号を出力するよ
う、出力信号をオン制御部に出力するオンタイマを設け
た構成としている。
【0009】また、請求項5記載の負荷制御装置は、請
求項1乃至4記載の動作設定記憶部に、主幹ブレーカと
直列に配設される電流制限器の遮断特性に対応した動作
設定を記憶する電流制限器記憶部を設けるとともに、制
御手段に、主幹ブレーカの動作設定または電流制限器の
動作設定のうち1種類を選択するとともに、該動作設定
をオフ制御部に出力する選択部を設けた構成としてい
る。
【0010】
【作用】請求項1記載の構成によれば、主幹ブレーカの
動作設定と電流検出手段の検出電流値に基づき優先順位
の早いスイッチから開成させるため、主幹ブレーカの遮
断動作に対して余裕を取りすぎてスイッチを開成させる
ことがなくなり、主幹ブレーカが遮断する限界に近い状
態まで負荷機器を有効に利用することができる。
【0011】また、請求項2記載の構成によれば、請求
項1の作用に加えて、複数の主幹ブレーカに流れる電流
値と通電時間からなる動作設定に基づきスイッチを開成
させることができるため、オフ制御部での制御が容易と
なる。
【0012】また、請求項3記載の構成によれば、請求
項1または2の作用に加えて、主幹ブレーカの不動作最
大電流値より最大使用電流値を減算した復帰レベル電流
値以下に検出電流値が低下したときに、開成したスイッ
チを閉成することにより、検出電流値が主幹ブレーカの
不動作最大電流値以上になることがなく、その結果、短
時間の間に再度負荷機器への通電が開閉手段によりオフ
することがない。
【0013】また、請求項4記載の構成によれば、請求
項3の作用に加えて、検出電流値が復帰レベル電流値以
下になっても、所定時間経過しないと開成したスイッチ
を閉成することがないため、負荷機器への通電のオンオ
フが頻繁に行われることがない。
【0014】また、請求項5記載の構成によれば、請求
項1乃至4のいずれかの作用に加えて、主幹ブレーカと
電流制限器のうち1種類の動作設定を選択して、その動
作設定に基づき、特定のスイッチを開成することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図7に基
づいて説明する。本発明の負荷制御装置は、負荷機器A,
A,…と連結される複数の分岐ブレーカB,B,…に接続され
た主幹ブレーカC に流れる電流値が許容レベル以上にな
ったときに、特定の負荷機器A への通電をオフするもの
で、電流検出手段3 と、開閉手段7 と、制御手段10と、
を主要構成部材としている。この主幹ブレーカC は、電
気安全の点より過電流が流れたときに電路を遮断してそ
の負荷側への通電をオフとするもので、漏電を検知して
遮断する機能を有するものもある。また、主幹ブレーカ
C の1次側には、電流制限器1 が配設される、この電流
制限器1 は、電力会社との契約により取り付けられるも
ので、契約により定められた電流が流れると電路を遮断
してその2次側への通電がオフとなる。なお、従来例と
同じ機能を有する部材には、同じ符号を付している。
【0016】電流検出手段3 は、電流制限器1 及び主幹
ブレーカC に流れる電流を検出するもので、主幹ブレー
カC の負荷側の配線D に接続されてその配線D に流れる
電流に比例した出力信号を出力する変流器(CT)4
と、変流器4 の出力信号を入力する入力部5 と、その入
力部5 に入力した出力信号を検出電流値に変換する電流
検出部6 と、を有する。この電流検出部6 の検出電流値
は、後述する制御手段10に入力される。また、この電流
の検出は例えば1秒ごとに行われる。
【0017】開閉手段7 は、分岐ブレーカB と負荷機器
A との間の配線E にあって負荷機器A への通電のオンオ
フをするもので、リレーからなる常閉型スイッチ8,8,…
を有する。この常閉型スイッチ8,8,…は、後述する制御
手段により制御されて、開動作及び閉動作をする。な
お、この負荷制御装置の使用開始時には、常閉型スイッ
チ8,8,…は全て閉状態になっている。
【0018】制御手段10は、電流検出手段3 で検出した
検出電流値に基づき開閉手段7 を制御するもので、動作
設定記憶部11と、最大電流記憶部13と、選択部14と、オ
フ制御部15と、オン制御部16と、タイマ部17と、中央制
御部20とを有している。
【0019】動作設定記憶部11は、定格遮断電流値以上
の電流値とその電流値における遮断に至るまでの通電時
間とからなる主幹ブレーカC 及び電流制限器1 の遮断特
性に対応した動作設定を記憶するもので、主幹ブレーカ
C の動作設定を記憶する主幹ブレーカ記憶部11a と、電
流制限器1 の動作設定を記憶する電流制限器記憶部11b
と、領域分割部12とを有する。図2は、遮断特性、動作
設定を示すもので、遮断特性は、主幹ブレーカC 及び電
流制限器1 を流れる電流値が大きくなれば主幹ブレーカ
C 及び電流制限器1 の遮断に至るまでの通電時間が短く
なるというものである。この図において、横軸は主幹ブ
レーカC 及び電流制限器1 の定格遮断電流値を100%
とした場合の電流値を、縦軸は各電流値における遮断ま
での通電時間を表示してある。従って、各通電値におい
て、その通電時間が経過したときに、主幹ブレーカC 及
び電流制限器1 が遮断の動作をする。そして、この10
0%以上の電流値が、いわゆる過電流である。
【0020】動作設定は、動作設定記憶部11の領域分割
部12で行われる。領域分割部12は、主幹ブレーカC 及び
電流制限器1 に流れる定格遮断電流値以上の電流値を、
複数の領域に分割して特定の負荷機器への通電をオフす
るために開閉手段7 の常閉型スイッチ8 が開成するオフ
通電時間を定めるもので、例えば、図2に示すように、
検出電流値が100%以上110%未満ではオフ通電時
間が無限大となって開閉手段7 の常閉型スイッチ8 が開
成しない領域、検出電流値が110%以上120%未
満ではオフ通電時間が60秒(T1)となる領域、検
出電流値が120%以上140%未満ではオフ通電時間
が20秒(T2)となる領域をそれぞれ記憶してい
る。この各領域のオフ通電時間は、遮断特性で示される
その電流値における実際に主幹ブレーカC 及び電流制限
器1 が遮断の動作をする通電時間より必ず短いものであ
る。なお、この動作設定は、負荷制御装置の製造時に複
数の動作設定を予め記憶させておいても、また負荷制御
装置の設置場所で外部より入力するようにしてもよい。
また、この動作設定は、後述する中央制御部20の指示に
基づき、オフ制御部15に入力される。
【0021】最大電流記憶部13は、負荷機器A の内、最
大使用電流値を記憶するもので、例えば、負荷機器A の
中でエアコンの使用電流値(12A)が最大使用電流値
であるとすれば、その値を最大使用電流値として記憶す
る。なお、この最大使用電流値も、負荷制御装置の設置
場所で外部より入力する。また、この最大使用電流値
は、後述する中央制御部の指示に基づき、中央制御部を
介してオン制御部に入力される。
【0022】選択部14は、動作設定記憶部11に記憶され
る主幹ブレーカC 及び電流制限器1の動作設定のうち1
種類を選択するもので、外部より選択する動作設定を入
力するか、遮断が起こりやすい方を自動的に選択するよ
うにする。そして、その動作設定を中央制御部を介して
オフ制御部に出力する。
【0023】オフ制御部15は、電流検出手段3 から入力
される検出電流値と動作設定記憶部11から入力される動
作設定に基づき、優先順位の早い常閉型スイッチ8 が開
成するよう開閉手段7 を制御する。この優先順位の早い
常閉型スイッチ8 は、予め開成しても負荷機器A に対し
て問題の少ないものから優先順位を決めておき、それに
従い開閉手段7 の常閉型スイッチ8,8,…の開動作の優先
順位を決める。具体的には、検出電流値が、領域分割部
12に記憶した110%以上の電流値になったときに、後
述するタイマ部のオフタイマで計測するオフ通電時間が
経過したとき、優先順位の早い常閉型スイッチ8 を開成
し、それでもなお、検出電流値が領域分割部12に記憶し
た110%以上の電流値になるときには、次に優先順位
の早い常閉型スイッチ8 を開成する。なお、この実施例
では、2個の常閉型スイッチ8 に優先順位を付けたもの
について、その動作を後述する。
【0024】オン制御部16は、オフ制御部15の指示によ
り開成した常閉型スイッチ8 を再度閉成するよう開閉手
段7 を制御する。具体的には、動作設定記憶部11に記憶
されるところの主幹ブレーカC または電流制限器1 が遮
断の動作をしない不動作最大電流値(図2では110
%)から、最大電流記憶部13より入力される最大使用電
流値を減算した電流値(復帰レベル電流値)以下に電流
検出部6 で検出される検出電流値がなるとともに、その
なったときから後述するオンタイマで計測される所定時
間が経過したときに、開成した常閉型スイッチ8 を再度
閉成するようよう開閉手段7 に閉成信号を出力する。複
数の常閉型スイッチ8 を開成しているときには、後に開
成した優先順位の遅い常閉型スイッチ8 より開成する。
【0025】タイマ部17は、時間を計測するとともに、
所定時間経過後に出力信号を出力するもので、電流検出
部6 で検出した検出電流値が、動作設定記憶部11で記憶
される110%以上の電流値になってからの所定時間
(20秒または60秒)を計測するとともに、その所定
時間の経過後に出力信号をオフ制御部15に出力するオフ
タイマ(TM1)18と、開閉手段7 の常閉型スイッチ8
を開成して、負荷機器Aへの通電をオフすることによ
り、検出電流値が復帰レベル電流値以下になってから所
定時間(5分:T3)を計測するとともに、その所定時
間の経過後に出力信号をオン制御部16に出力するオンタ
イマ(TM2)19を有する。また、中央制御部20は、制
御手段10の各部材の動作を統括制御する。
【0026】次に、このものの動作を、図3のフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、主幹ブレーカC の投
入時には、開閉手段7 の常閉型スイッチ8 の全てが閉状
態になっている。電流検出部6 は、中央制御部20の指示
に基づき、例えば1秒間隔で主幹ブレーカC に流れる電
流値を検出するとともに、オフ制御部15にその検出電流
値を入力する。オフ制御部15は、その検出電流値と、動
作設定記憶部11の領域分割部12により設定された主幹ブ
レーカC または電流制限器1 の動作設定に基づき開閉手
段7 を制御する。すなわち、検出電流値が110%未満
の場合は、開閉手段7 の全ての常閉型スイッチ8 は閉動
作のままである。検出電流値が110%以上の場合は、
タイマ部17のオフタイマ18を動作させて時間を計測し、
検出電流値が110%以上120%未満のときは60秒
(T1)、検出電流値が120%以上のときは20秒
(T2)経過したときに開閉制御部7 に開閉信号を与え
て、優先順位の早い常閉型スイッチ8 を開成する。そし
て、再度電流検出手段3 から検出電流値を入力し、その
検出電流値が110%未満の場合は、それ以上別の常閉
型スイッチ8 を開成しないが、検出電流値が110%以
上の場合は、さらに優先順位が2番目の常閉型スイッチ
8 を開成する。図4は領域、領域、領域毎の常閉
型スイッチ8 のオフ通電時間を示す。
【0027】そして、図5に示すように、2個の常閉型
スイッチ8 を開成した場合に検出電流値が復帰レベル電
流値以下になったときには、オンタイマ19を動作させて
時間を計測する。この時間が5分(T3)になったとき
には、最後、すなわち2番目に開成した常閉型スイッチ
8 を閉成するとともに、再度検出電流値を検出して復帰
レベル電流値以下であれば、最後から2番目、すなわち
1番最初に開成した常閉型スイッチ8 を閉成する。
【0028】また、図6に示すように常閉型スイッチ8
を2個開成しても復帰レベル電流値にならず、さらに、
開成するよう優先順位を指定している常閉型スイッチ8
がないので、オフタイマ18を動作して常閉型スイッチ8
を開成にする制御はしない。また、図7は、2個の常閉
型スイッチ8 を開成した後に、手動で特定の負荷機器を
オフした場合を示すものであり、この場合は、その負荷
機器をオフして検出電流値が復帰レベル電流値以下にな
ったときからオンタイマ19が動作し、その所定時間経過
後に最後に開成したものから常閉型スイッチ8 を閉成す
る制御が行われる。なお、電流値が140%以上のとき
は、開閉手段7 が動作するまえに、主幹ブレーカC また
は電流制限器1 が動作して、電流を遮断する。
【0029】このものは、主幹ブレーカまたは電流制限
器に流れる電流値とその電流値における遮断に至るまで
の通電時間からなる遮断特性に対応した動作設定に基づ
いて、常閉型スイッチ、すなわち、負荷機器の遮断が行
われるので、主幹ブレーカまたは電流制限器の遮断する
限界に近い状態まで負荷機器への通電が可能となり、負
荷機器を有効に利用することができる。また、最大電流
記憶部で最大使用電流値を記憶しておくことにより、1
個の常閉型スイッチを閉成しても不動作最大電流値以上
の電流値とならない復帰レベル電流値を定めることがで
きるので、復帰後すぐに過電流となって負荷機器の性能
に影響を与えるようなことが抑制される。
【0030】なお、動作設定記憶部は、電流値を3個に
分割してそれぞれにオフ通電時間を決めたが、このもの
に限定されるものではなく、主幹ブレーカまたは電流制
限器遮断の動作をしない範囲において、電流値とオフ通
電時間の関係を定め、それに基づいて開閉手段を制御す
るようにすればよい。また、この実施例では、主幹ブレ
ーカ及び電流制限器の動作設定の双方に基づいて制御す
るようにしたが、もちろん主幹ブレーカだけの動作設定
に基づいて制御するようにしてもよい。さらに、タイマ
部の所定時間や領域分割部の電流値の範囲は、本実施例
にもちろん限定されるものではない。また、優先順位を
つけた常閉型スイッチは、2個としたが、1個であって
も、全ての常閉型スイッチに優先順位をつけてもよい。
さらに、スイッチを常閉型としたが、常開型を用いても
よい。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の負荷制御装置は、主幹ブ
レーカの動作設定と電流検出手段の検出電流値に基づき
優先順位の早いスイッチから開成させるため、主幹ブレ
ーカの遮断動作に対して余裕を取りすぎてスイッチを開
成させることがなくなり、主幹ブレーカが遮断する限界
に近い状態まで負荷機器を有効に利用することができる
ので、使い勝手が向上する。
【0032】また、請求項2記載の負荷制御装置は、請
求項1の効果に加えて、複数の主幹ブレーカに流れる電
流値と通電時間からなる動作設定に基づきスイッチを開
成させることができるため、オフ制御部での制御が容易
となるので、低コストとなる。
【0033】また、請求項3記載の負荷制御装置は、請
求項1または2の効果に加えて、主幹ブレーカの不動作
最大電流値より最大使用電流値を減算した復帰レベル電
流値以下に検出電流値が低下したときに、開成したスイ
ッチを閉成することにより、検出電流値が主幹ブレーカ
の不動作最大電流値以上になることがなく、その結果、
短時間の間に再度負荷機器への通電が開閉手段によりオ
フすることがないので、さらに使い勝手が向上する。
【0034】また、請求項4記載の負荷制御装置は、請
求項3の効果に加えて、検出電流値が復帰レベル電流値
以下になっても、所定時間経過しないと開成したスイッ
チを閉成することがないため、負荷機器への通電のオン
オフが頻繁に行われることがないので、負荷機器の寿命
が低下しにくい。
【0035】また、請求項5記載の負荷制御装置は、請
求項1乃至4のいずれかの効果に加えて、主幹ブレーカ
と電流制限器のうち1種類の動作設定を選択して、その
動作設定に基づき、特定のスイッチを開成することがで
きるので、より一層使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す負荷制御装置のブロッ
ク図である。
【図2】その主幹ブレーカの遮断特性及び動作設定を示
す図である。
【図3】その負荷制御装置の動作のフローチャートであ
る。
【図4】その主幹ブレーカの通電時間と電流値を示す図
である。
【図5】その主幹ブレーカの通電時間と電流値を示す図
である。
【図6】その主幹ブレーカの通電時間と電流値を示す図
である。
【図7】その主幹ブレーカの通電時間と電流値を示す図
である。
【図8】本発明の従来例を示す負荷制御装置の正面図で
ある。
【図9】その負荷制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
A 負荷機器 B 分岐ブレーカ C 主幹ブレーカ 1 電流制限器 3 電流検出手段 6 電流検出部 7 開閉手段 8 常閉型スイッチ 10 制御手段 11 動作設定記憶部 12 領域分割部 13 最大電流記憶部 14 選択部 15 オフ制御部 16 オン制御部 17 タイマ部 18 オフタイマ 19 オンタイマ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の遮断特性を有する主幹ブレーカ
    の負荷側に、複数の負荷機器が分岐ブレーカと開動作の
    優先順位が決められたスイッチを介して並列的に接続さ
    れ、主幹ブレーカに所定レベルの電流が流れたとき、優
    先順位の早い順にスイッチを開成するものであって、主
    幹ブレーカに流れる電流を検出する電流検出手段と、開
    動作の優先順位が決められたスイッチからなる開閉手段
    と、電流検出手段の検出電流値に基づき優先順位の早い
    順にスイッチに開成信号を出力する制御手段と、を有す
    る負荷制御装置において、 前記制御手段に、主幹ブレーカの遮断特性に対応した動
    作設定が可能な動作設定記憶部と、該動作設定記憶部の
    動作設定と電流検出手段の検出電流値に基づいて開成信
    号を出力するオフ制御部と、を設けたことを特徴とする
    負荷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記動作設定記憶部に、主幹ブレーカ
    に流れる電流値とその電流値における遮断に至るまでの
    通電時間の対応関係を複数個有する動作設定をする領域
    分割部を設けたことを特徴とする請求項1記載の負荷制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段に、負荷機器の最大使用
    電流値を記憶する最大電流値記憶部と、主幹ブレーカが
    遮断動作をしない不動作最大電流値より最大使用電流値
    を減算した復帰レベル電流値以下に電流検出手段の検出
    電流値がなったときに、開成したスイッチのうち最後に
    開成したスイッチから閉成するよう開閉手段に閉成信号
    を出力するオン制御部と、を設けたことを特徴とする請
    求項1または2記載の負荷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段に、電流検出手段の検出
    電流値が復帰レベル電流値以下になってから所定時間を
    計測するとともに、該所定時間の経過後に、最後に開成
    したスイッチから閉成するよう開閉手段に閉成信号を出
    力するよう、出力信号をオン制御部に出力するオンタイ
    マを設けたことを特徴とする請求項3記載の負荷制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記動作設定記憶部に、主幹ブレーカ
    と直列に配設される電流制限器の遮断特性に対応した動
    作設定を記憶する電流制限器記憶部を設けるとともに、
    制御手段に、主幹ブレーカの動作設定または電流制限器
    の動作設定のうち1種類を選択するとともに、該動作設
    定をオフ制御部に出力する選択部を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至4記載の負荷制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008178275A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅幹線電流制御システム
JP2012110172A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Sony Corp Acアダプター装置
JP2016010273A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 希吉 北川 負荷の運転制御装置

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