JPH08205308A - 車両用集電装置 - Google Patents

車両用集電装置

Info

Publication number
JPH08205308A
JPH08205308A JP1127095A JP1127095A JPH08205308A JP H08205308 A JPH08205308 A JP H08205308A JP 1127095 A JP1127095 A JP 1127095A JP 1127095 A JP1127095 A JP 1127095A JP H08205308 A JPH08205308 A JP H08205308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current collector
arc
plate
sliding plate
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1127095A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuya Hagiwara
修哉 萩原
Ryozo Takeuchi
良三 武内
Yuzuru Kamata
譲 鎌田
Yutaka Kakehi
豊 掛樋
Kuniyoshi Hara
邦芳 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1127095A priority Critical patent/JPH08205308A/ja
Publication of JPH08205308A publication Critical patent/JPH08205308A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、軽量で制御性,応答性に優
れ、かつ耐アーク性の良好な高速鉄道車両に好適な低騒
音の車両用集電装置を提供する。 【構成】集電装置20は、架線1と接触して集電する摺
り板21を保持する集電体22,これを支持する支持碍
子30,ケーブルヘッド50をはじめとする導電機構を
主構造物とし、格納ドーム4等から構成される。架線1
と摺り板21の接触力が常に適正値になるようにアクチ
ュエータで、集電体22を支持碍子30と共に上下制御
する。摺り板21の周囲に耐アーク保護板24を配置
し、さらに架線1の伸長方向端部に耐熱,高抵抗のアー
ク移動障壁板25a,25bを設けることで、軽量化に
よる制御性向上と、架線,摺り板間のアークの移動、お
よびアークに伴う高温溶融飛散物による集電体の損傷防
止を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用集電装置に係わ
り、特に、高速鉄道車両に好適な低騒音な車両用集電装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両の高速化に伴う空力騒音は速度
の8乗程度に比例して増加するため、車両速度の増加に
伴い急激に増加する。一方、環境の保全に対する関心は
今後ますます高まるものと考えられる。このため、高速
で走行する車両では低騒音の集電装置が求められてい
る。
【0003】高速車両用の低騒音集電装置の一例とし
て、日経メカニカル1992年5月4日号第22頁から
第40頁「速くなる新幹線」の中で、第27頁図4,図
5に示されているようなT型構成の集電装置が提案され
ている。これは架線と接触して集電するための摺り板を
保持する部材を流線型として一本の碍子で支える構成
で、集電装置周囲の空気の流れの乱れを抑えて騒音を低
減するものである。また、同様な考えに基づく集電装置
が特開平5−49103号公報や特開平5−49104号公報に示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したT型の集電装
置においては、騒音低減には有効な流線型の摺り板保持
部材(以下、集電体と呼ぶ)であるが、高速走行時に揚
力が作用することに伴う架線への過剰な押付け力や、逆
に離線が問題となる。従来、パンタグラフと呼ばれてい
る構造の集電装置においては集電体の支持機構に組み込
んだばねの動作により摺り板を架線に追従させていた。
【0005】これに対して上記したT型の集電装置で
は、架線への押付け力や離線を検出して、集電装置の支
持機構に組み込んだ駆動装置で摺り板を架線に追従制御
する必要がある。この場合、十分な高速追従制御を行う
ためには集電体の重量を少しでも軽くする必要がある。
【0006】一方、いかに高精度で制御してもある程度
の離線,アーク発生は避け難く、摺り板や集電体、およ
び架線に損傷を与えるといった問題は残る。このアーク
は流れる電流による電磁力により、またアークを形成す
る課電粒子が高速気流で吹き流されることにより、摺り
板や集電体上を移動し、損傷範囲を拡大する。この対策
として集電体をアークによる損傷の小さい金属板で覆う
といった方策が考えられるが、軽量化の要求に相違する
ことになる。従来技術ではこれらの点について十分配慮
されていなかった。
【0007】本発明の目的は、軽量化することで高速走
行中の架線への適正押付け力保持のための制御性,応答
性に優れて、かつ、アークや高温の溶融飛散物に対して
損傷が小さい集電体を構成し、信頼性の高い低騒音の高
速鉄道に優れている車両用集電装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、架線へ
の追従制御機構を有する支持機構で保持されて、列車走
行時の気流の流れを整えるために流線形断面に成型され
た集電体に搭載した摺り板の周囲に、集電体に着脱可能
に取り付けられた金属性の耐アーク保護板を配置し、さ
らに耐アーク保護板の架線伸長方向端部に耐熱,高抵抗
材料によるアーク移動障壁板を設けているところにあ
る。
【0009】
【作用】摺り板を囲んで配置した耐アーク保護板は、ア
ークにより集電体が損傷するのを防ぐ。この保護板は集
電体に着脱可能に取り付けられているので、アークによ
る損傷が繰り返えされて耐アーク保護性能や機械的強度
が低下した場合には、この保護板だけを交換できる。そ
してこの耐アーク保護板の端部に設けたアーク移動障壁
板はアークの移動を保護板に留め、集電体の本体にまで
移動して損傷するのを防ぐ。耐熱性や機械的強度の関係
で金属材料を用いなければならない耐アーク保護板の取
り付け範囲を縮小できるので集電体の軽量化が図れる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図を用いて説明す
る。
【0011】まず、図1に本発明の集電装置を搭載した
高速車両の外観図を示す。列車はA方向に進行してい
る。低騒音化のため車体2の外面はなめらかに形成され
ており、台車や床下機器類もカバー2cで覆われてい
る。集電装置20の下半分は格納ドーム4に囲まれた位
置にあり、絶縁用支持碍子30,導電用ケーブルヘッド
50,集電体22などの集電主要部材が集電時には格納
ドーム4のほぼ中央部から突出し、架線1に接触してい
る。格納ドーム4は外表面が空気抵抗の少ない流線型で
あり、その内部には、台座3,可撓性高圧ケーブル5
a,高圧コネクター6,固定高圧ケーブル5b,集電装
置起伏用のシリンダー7等が配設されている。
【0012】図2に集電装置20を拡大して示す。集電
状態にあり、集電体22を支える支持碍子30や導電用
ケーブルヘッド50が格納ドーム4のほぼ中央に立ち上
がった状態の斜視図を示している。デルタ翼型をした集
電体22の上面には架線接触集電用の摺り板21が取り
付けられている。そして摺り板21の周囲は金属製の耐
アーク保護板24で囲まれ、さらに架線伸長方向端部に
は本発明によるアーク移動障壁板25a,25bを取り
付けている。集電状態においては集電装置20と格納ド
ーム4の間の隙間及び格納用開口部は、シャッター機構
9により完全に塞がれて、空気の巻き込みによる騒音を
低減している。
【0013】図3に本集電装置20の断面図を示し、以
下に構成と動作を説明する。高速走行時の空気抵抗や空
力騒音を低減する目的で、断面を流線型に形成した集電
体22には架線1と接触する摺り板21を、ばね23を
介して取り付けてある。この集電体22は支持碍子30
で支えられ、荷重検出器33を介して駆動用アクチュエ
ータ32の操作力を伝える駆動ロッド31に接続されて
いる。この構成において摺り板21が架線1を押付ける
力を荷重検出器33で検出し、この押付け力が適正な値
(架線の損傷が小さく、かつ摺り板が架線から離線しな
い値)を保ちつつ架線に追従するように駆動用アクチュ
エータ32の操作力を制御する。列車が高速化するほど
架線追従の制御速度を上げなければならず、大きな加速
度で制御する必要が生じる。
【0014】このときアクチュエータ32で駆動される
部材の質量が大きいと、加速度と質量の積で支配される
必要駆動力は大きな値となり、装置が大がかりとなる。
このため集電体22の質量をできるだけ小さくして必要
な制御力を低減することが望まれる。
【0015】摺り板21で集電した電力は、摺り板と電
気的に接続された可撓導体51を介してケーブルヘッド
50に導かれ、可撓性高圧ケーブル5a,図1に示す高
圧コネクター6を経て固定高圧ケーブル5bにより車両
床下に引き込まれる。
【0016】本実施例の集電装置において、デルタ翼型
の集電体22は方向性をもつのに対して、列車は逆方向
にも走行しなければならない。そこで、一編成の列車に
は正逆の対となる集電装置を装備しておき、進行方向に
正となる集電装置を使用することになる。この時、逆方
向の集電装置の集電体や碍子は高速走行時に走行抵抗や
騒音源となる。そこで、逆方向走行時には集電装置20
を格納ドーム4内に収納する。
【0017】このために図3に示すように集電装置20
は、回転軸40Aと軸受41で構成される旋回機構40
を介して車体屋根(図3には図示せず)に設けた台座3
に取り付けてある。すなわち集電体22,支持碍子3
0,ケーブルヘッド50等を取付座55でまとめて回転
軸40Aを中心にして旋回し、図2に示すドーム4の内
部に収納する。そして、格納後はシャッター機構9によ
り収納口を閉鎖し、ドーム表面を平滑にして、騒音発生
を防いでいる。ここで集電装置20の格納や装架のため
の旋回動作は図1に示すシリンダー7や操作ロッド8に
より行う。またこの旋回動作の都度、可撓性高圧ケーブ
ル5aは屈伸が繰り返されるので、絶縁性能確保の点か
ら定期的に交換する必要があり、高圧コネクター6で脱
着することになる。
【0018】本集電装置において、摺り板21が常に架
線1に追従,接触していればよいが、外乱の条件によっ
ては制御が追い付かずに離線する場合があり、また集電
装置収納に伴う離線もある。これらの場合には架線,摺
り板間にアークが生じる。さらに架線への給電系統の変
更等の無電区間突入時には離線がなくてもアークが発生
する。このように集電に伴うアーク発生は避け難いもの
であるが、このアークは常に架線と摺り板の間に留まる
とは限らず、架線に対向した集電体の上面を移動する。
【0019】アークが集電体の上面を移動する原因の一
つはアークに働く電磁力であり、図4により動作を説明
する。ただし説明の都合上、架線1と摺り板21の距離
は実態より大幅に拡大して描いている。
【0020】架線1からアーク60を形成しながら摺り
板21に電流i2が流れ込んでいる状況を考える。架線
の電流がi1とi3の方向に流れている時にはそれぞれ
の電流による磁界はφ1,φ2,φ3のようになる。こ
のときアーク60にはF方向の電磁力が生じるため、ア
ークは時間の経過とともに図5に示すように60,6
0′,60″のように移動する。なお、ここでは摺り板
21は周囲を金属製の耐アーク保護板24a,24bで
囲まれ、さらに架線1の伸長方向端部には本発明による
アーク移動障壁板25a,25bが配置されている状況
を示している。ここで架線1に流れる電流i1とi3は
架線に給電する地上の変電所の位置と列車の位置との関
係や、付近に電力回生状態にある車両の有無等で方向が
決まる。また、図示した車両自体が回生状態にある時に
はアークの電流i2は図示とは逆の方向となる。このた
めアークに働く電磁力、すなわちアーク移動方向はこれ
らの条件により変化する。
【0021】アークが集電体の上面を移動する他の原因
はアークが高速気流中に曝されることにより課電粒子が
吹き流されることにある。この場合にはアークは列車の
進行方向の後ろ側に移動する。実運転時には二つの原因
が複合することになり、アークは複雑に動くことにな
る。
【0022】図2,図3に示す集電装置において、高速
走行時の架線追従性を向上するためにはアクチュエータ
32で駆動される部材の質量はできるだけ小さいことが
望まれる。そこで集電体22は軽量,高剛性,高耐熱性
の点から炭素繊維を基材としたエポキシ樹脂複合材の成
型体で構成するのが適当である。しかし離線時に生じる
アークの温度は数千℃になるので、耐熱性の良い炭素繊
維強化複合材でも損傷してしまう。そこで摺り板21は
周囲を金属製の耐アーク保護板24で囲んでいる。この
耐アーク保護板24は一例として厚さ2〜3mm程度のア
ルミ板が適当である。そして軽量化のためには耐アーク
保護板24の設置領域を摺り板21の周囲にできるだけ
限定するのがよい。
【0023】ところが先に記載したようにアークは摺り
板から離れて複雑に移動するために、耐アーク保護板2
4を越えて集電体22を構成する樹脂複合材22に至る
可能性は十分ある。そこで移動領域を耐アーク保護板2
4に留める方策として、本発明によるアーク移動障壁板
25a,25bを設けている。このアーク移動障壁板に
は数千℃のアーク温度に耐える耐熱性と、数十Vのアー
ク電圧を遮断する性能が必要であり、例えば窒化ボロン
の焼結体等が適当である。
【0024】本実施例により、図6に示すように架線1
と摺り板21の間で生じたアーク60は、耐アーク保護
板24aまたは24b上を移動するが、アーク移動障壁
板25aまたは25bで止まり、例えば60aや60b
のような形態となる。このようにアークの移動範囲を耐
アーク保護板に限定することができるので、軽量化する
ために樹脂複合材で構成した集電体を損傷するのを防ぐ
ことができる。また例えば融点が660℃のアルミ板で
構成した耐アーク保護板は数千℃のアークに曝されたと
きに局部的に溶融し、これが繰り返されると、強度が低
下する等の問題が生じる。そこで損傷の進展状況に応じ
て交換することが必要であるが、アーク移動障壁板で限
定された小面積の耐アーク保護板のみを交換すればよい
ため、作業は容易であり、材料を節約できる効果もあ
る。
【0025】図7に本実施例の集電体22の架線1側か
ら見た平面図を示す。列車進行方向Aに対して鋭角状の
デルタ翼の集電体22に搭載された摺り板21の周囲を
アーク保護板24で囲み、さらに架線1の伸長方向両端
にアーク移動障壁板25a,25bを配している。
【0026】この実施例のVIII方向から見た態様を図8
に示し、アークの挙動を説明する。架線1と摺り板21
間のアーク60は電磁力で60′あるいは60″のよう
に移動するが、集電体の幅方向(W方向)については架
線1のW方向の偏位が限定されているめ、アーク60の
移動量は架線伸長方向に比べて小さく、摺り板21から
はずれて集電体22まで至り、損傷する可能性は小さ
い。このため摺り板21のW方向端部にはアーク移動障
壁板を省略して構造を簡略化,軽量化している。ただし
図示は省略するが、アークが摺り板21のW方向端部か
ら耐アーク保護板24を越えて集電体22にかけて移動
する可能性が大きい場合には耐アーク保護板24のW方
向端部にもアーク移動障壁板を設けることで、アークの
移動を制約する効果があるのは明白である。
【0027】高速運転列車に搭載される集電装置におい
て、アークの移動原因が主に高速気流で吹き流される課
電粒子にあり、電磁力の寄与が小さい場合には、アーク
の移動方向は列車走行方向の後ろ側となる。この場合に
は図7において摺り板21の列車走行前方にあるアーク
移動障壁板25aを省略することもできる。
【0028】これまでは集電体が列車の片方の走行方向
に対してのみ空気抵抗や騒音を低減する効果がある単方
向性集電体の実施例を示したが、以下に列車の両方向の
走行に対応できる双方向集電体の実施例を説明する。図
9に架線側から見た平面図を、図10に図9のX−X′
断面図を示す。集電体22は列車の前後両方の走行に対
して空力的に対称の形状となっており、支持碍子30で
支えられている。摺り板21を囲んで耐アーク保護板2
4を配し、その架線伸長方向端部にアーク移動障壁板2
5a,25bを設けている。この実施例は一つの集電装
置を列車の正,逆両方向の走行に使用するもので、図3
に実施例を示した単方向性集電装置で必要だった旋回機
構(図3の40)は不要となる。
【0029】以上の実施例において耐アーク保護板24
は、アークそのものの他に、アークにより架線1や摺り
板21から生じる高温の溶融飛散物から集電体を保護す
る機能も有している。溶融飛散物はアークのように複雑
に移動することはないが、周囲に飛散するために、これ
による損傷から集電体22を保護できるように摺り板2
1の周囲をある程度広く覆う必要がある。
【0030】図11に本発明の変形例として、耐アーク
保護板を省略した集電体22の平面図を示す。摺り板2
1の両側に耐熱高抵抗材料によるアーク移動障壁板25
a,25bを配置している。本実施例のアーク移動障壁
板25a,25bはアークの移動を制約すると同時に、
高温の溶融飛散物から集電体22を保護する機能を果た
している。本実施例によれば耐アーク保護板を用いてい
ないので、集電体を簡略化,軽量化することができる。
【0031】図11には単方向性集電体の例を図示した
が、双方向性集電体についても同様な構成を採用して簡
略化,軽量化することができるのはもちろんである。ま
た摺り板21全体をアーク移動障壁板で囲うことで、架
線伸長方向に直角に移動するアークに対しても集電体保
護機能が作用することも明らかである。
【0032】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、架線への
追従制御機構を有する支持機構で保持されて、軽量の繊
維強化複合材で構成された集電体に搭載した摺り板の周
囲に、集電体に着脱可能に取り付けられた金属性の耐ア
ーク保護板を配置し、さらに架線伸長方向端部に耐熱,
高抵抗材料によるアーク移動障壁板を設けているので、
軽量で高速走行中の架線への適正押付け力保持のための
制御性,応答性に優れて、かつアークや、高温の溶融飛
散物に対して損傷が小さい集電体を実現でき、信頼性の
高い低騒音の高速鉄道の好適な車両用集電装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の集電装置を搭載した高速鉄
道車両を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の集電装置を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の集電装置を示す断面図であ
る。
【図4】架線−摺り板間のアークに加わる電磁力発生状
況の一例を示す概念図である。
【図5】架線−摺り板間のアークの移動状況の一例を示
す概念図である。
【図6】本発明の一実施例によりアークの移動がアーク
移動障壁板で阻止されている状況を示す概念図である。
【図7】本発明の一実施例を示す単方向性集電体の平面
図である。
【図8】架線伸長方向から見た架線−摺り板間のアーク
発生状況の一例を示す概念図である。
【図9】本発明の一実施例を示す双方向性集電体の平面
図である。
【図10】図9に示す本発明の一実施例の双方向性集電
体のX−X′断面図である。
【図11】本発明の一実施例の、耐アーク保護板を省略
した集電体の平面図である。
【符号の説明】
1…架線、2…車体、2c…カバー、3…集電装置台
座、4…格納ドーム、5a…可撓性高圧ケーブル、5b
…固定高圧ケーブル、6…高圧コネクター、7…シリン
ダー、8…操作ロッド、9…シャッター機構、20…集
電装置、21…摺り板、22…集電体、23…ばね、2
4,24a,24b…耐アーク保護板、25a,25b
…アーク移動障壁板、30…支持碍子、31…駆動ロッ
ド、32…アクチュエータ、33…荷重検出器、40…
旋回機構、40A…回転軸、41…軸受、50…ケーブ
ルヘツド、51…可撓導体、55…取付座、60,6
0′,60″…アーク、A…列車進行方向、F…電磁
力、i1,i2,i3…電流、φ1,φ2,φ3…磁
界。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 掛樋 豊 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 原 邦芳 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁支持部材を介してアクチュエータで架
    線に追従制御される集電体と,該集電体に搭載されて架
    線と接触して電力を集電する摺り板とを構成要素に含む
    集電装置において、 前記摺り板の架線伸長方向の少なくとも片方の端部に、
    耐熱,高抵抗板を配設した集電体を用いたことを特徴と
    する車両用集電装置。
  2. 【請求項2】絶縁支持部材を介してアクチュエータで架
    線に追従制御される集電体と,該集電体に搭載されて架
    線と接触して電力を集電する摺り板とを構成要素に含む
    集電装置において、 前記摺り板の周囲に耐熱,高抵抗板を配設した集電体を
    用いたことを特徴とする車両用集電装置。
  3. 【請求項3】絶縁支持部材を介してアクチュエータで架
    線に追従制御される集電体と,該集電体に搭載されて架
    線と接触して電力を集電する摺り板とを構成要素に含む
    集電装置において、 前記摺り板の周囲に高熱伝導率材料による保護板を設
    け、該保護板の架線伸長方向の少なくとも片方の端部に
    耐熱,高抵抗板を配設した集電体を用いたことを特徴と
    する車両用集電装置。
  4. 【請求項4】絶縁支持部材を介してアクチュエータで架
    線に追従制御される集電体と,該集電体に搭載されて架
    線と接触して電力を集電する摺り板とを構成要素に含む
    集電装置において、 前記摺り板の周囲に高熱伝導率材料による保護板を設
    け、さらにその周囲に耐熱,高抵抗板を配設した集電体
    を用いたことを特徴とする車両用集電装置。
  5. 【請求項5】請求項1、又は3に記載した集電装置の集
    電体が列車の進行方向に関して方向性を有し、且つ耐
    熱,高抵抗板が、摺り板の列車進行方向後部にのみ配設
    された集電体を用いたことを特徴とする車両用集電装
    置。
JP1127095A 1995-01-27 1995-01-27 車両用集電装置 Pending JPH08205308A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1127095A JPH08205308A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 車両用集電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1127095A JPH08205308A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 車両用集電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08205308A true JPH08205308A (ja) 1996-08-09

Family

ID=11773289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1127095A Pending JPH08205308A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 車両用集電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08205308A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10119774A (ja) * 1996-10-15 1998-05-12 Railway Technical Res Inst 走行体の空気取入口
WO2000032437A1 (de) * 1998-12-03 2000-06-08 Daimlerchrysler Rail Systems Gmbh Stromabnehmer für elektrisch betriebene schienenfahrzeuge
CN102910078A (zh) * 2012-10-31 2013-02-06 中国北车集团大连机车车辆有限公司 受电弓安装平台及地铁车辆
JP2014003816A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Railway Technical Research Institute パンタグラフおよび車両運行方法
CN105329106A (zh) * 2015-12-09 2016-02-17 上海洲跃生物科技有限公司 一种刚柔结合的受电弓滑板装置
CN110001406A (zh) * 2017-12-20 2019-07-12 申克碳素技术有限责任公司 接触单元和方法
JP2023086655A (ja) * 2021-12-10 2023-06-22 中南大学 高速列車のパンタグラフ領域における完全密閉型ガイド装置
CN117863888A (zh) * 2024-03-12 2024-04-12 西南交通大学 一种受电弓装置及其调控方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10119774A (ja) * 1996-10-15 1998-05-12 Railway Technical Res Inst 走行体の空気取入口
WO2000032437A1 (de) * 1998-12-03 2000-06-08 Daimlerchrysler Rail Systems Gmbh Stromabnehmer für elektrisch betriebene schienenfahrzeuge
JP2014003816A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Railway Technical Research Institute パンタグラフおよび車両運行方法
CN102910078A (zh) * 2012-10-31 2013-02-06 中国北车集团大连机车车辆有限公司 受电弓安装平台及地铁车辆
CN102910078B (zh) * 2012-10-31 2014-10-22 中国北车集团大连机车车辆有限公司 受电弓安装平台及地铁车辆
CN105329106A (zh) * 2015-12-09 2016-02-17 上海洲跃生物科技有限公司 一种刚柔结合的受电弓滑板装置
CN110001406A (zh) * 2017-12-20 2019-07-12 申克碳素技术有限责任公司 接触单元和方法
JP2019146473A (ja) * 2017-12-20 2019-08-29 シュンク カーボン テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 接触ユニット及び方法
US11532444B2 (en) 2017-12-20 2022-12-20 Schunk Carbon Technology Gmbh Contact unit for supplying vehicles with power and related method
JP2023086655A (ja) * 2021-12-10 2023-06-22 中南大学 高速列車のパンタグラフ領域における完全密閉型ガイド装置
CN117863888A (zh) * 2024-03-12 2024-04-12 西南交通大学 一种受电弓装置及其调控方法
CN117863888B (zh) * 2024-03-12 2024-05-07 西南交通大学 一种受电弓装置及其调控方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5531301A (en) High speed low noise current collecting equipment and method on collecting current
US20130106349A1 (en) Energy recharging device for a vehicle
JPH08205308A (ja) 車両用集電装置
EP3515748B1 (en) A current collector device for a vehicle
JPH07123507A (ja) 車両用集電装置
JP3104199B2 (ja) 鉄道車両用集電装置の集電舟
CN1329549A (zh) 电动铁路机车车辆的受电器
JPH0231561B2 (ja)
JP3401860B2 (ja) 姿勢制御付集電装置
CN110816278B (zh) 一种用于电力机车的自适应可变倾角多滚筒受流装置
KR20220150315A (ko) 플라즈마기반의 고속출력 변속시스템
JP6317179B2 (ja) 鉄道車両用の集電システム
JP2004274986A (ja) パンタグラフ装置
JPH07123508A (ja) 架空線用集電装置
JP3807764B2 (ja) 移動体アーク集電方法及び移動体側のアーク集電装置
JPH06245309A (ja) 集電装置及びそれを搭載した車両
JPH07147703A (ja) 高速低騒音集電装置及び集電方法
JP7323348B2 (ja) 鉄道車両用集電装置
JPH07264703A (ja) 集電装置
CN217682948U (zh) 一种汽车制动卡钳的排水机构
JPH07255101A (ja) 集電装置
JPH0336163Y2 (ja)
JPH08172703A (ja) 集電装置
JP4004172B2 (ja) 直動式パンタグラフ装置のアッパーキャップ
JP3400884B2 (ja) 覆いを備えるパンタグラフ